| 【発明の名称】 |
毛髪用塗布具 |
| 【発明者】 |
【氏名】松林 潤
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| 【要約】 |
【課題】毛髪化粧料の部分的な塗布を容易に行うことができる毛髪用塗布具を提供する。
【構成】毛髪用塗布具10は、回転可能に設けられた2つのローラ部材15,15を備え、毛髪化粧料としての染毛剤が収容された容器からローラ部材15,15間へ染毛剤を供給するように構成されている。また、ローラ部材15,15は、供給された染毛剤の回転軸方向両側への広がりを妨げる側壁を形成している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転可能に設けられた塗布ローラを備え、毛髪化粧料が収容された容器から前記塗布ローラへ毛髪化粧料を供給するように構成された毛髪用塗布具であって、 前記塗布ローラは、供給された毛髪化粧料の回転軸方向両側への広がりを妨げる側壁を形成していること を特徴とする毛髪用塗布具。 【請求項2】 内部に流入した毛髪化粧料を外部に流出させるための流出穴が形成された中空状の軸部材と、 前記容器から前記軸部材の内部へ毛髪化粧料を供給するための流路を形成する流路部材と、 を備えており、 前記塗布ローラは、前記軸部材により回転可能な状態で軸支され前記流出穴から流出した毛髪化粧料の回転軸方向一方側への広がりを妨げる側壁を形成する第1ローラ部材及び回転軸方向他方側への広がりを妨げる側壁を形成する第2ローラ部材から構成されていること を特徴とする請求項1に記載の毛髪用塗布具。 【請求項3】 前記第1ローラ部材及び前記第2ローラ部材のうち少なくとも一方は、前記軸部材に対する回転軸方向の位置を調整可能に構成されていること を特徴とする請求項2に記載の毛髪用塗布具。 【請求項4】 前記塗布ローラに加わる回転力を利用して前記容器を圧迫する圧迫手段を備えたこと を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の毛髪用塗布具。 【請求項5】 前記圧迫手段は、 前記塗布ローラの回転に伴い巻き取られる線状部材と、 前記線状部材に固定され、前記線状部材が巻き取られることに伴う移動により前記容器を圧迫する圧迫部材と、 を備えていること を特徴とする請求項4に記載の毛髪用塗布具。 【請求項6】 前記圧迫手段は、 前記塗布ローラの回転に伴いその回転軸方向と直交する方向に移動する線状部材又は無限軌道部材と、 前記線状部材又は前記無限軌道部材に固定され、前記線状部材又は前記無限軌道部材の移動に伴う移動により前記容器を圧迫する圧迫部材と、 を備えていること を特徴とする請求項4に記載の毛髪用塗布具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、毛髪化粧料の部分的な塗布を容易に行うための毛髪用塗布具に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、毛髪を部分的に染め分けてアクセントをつけるカラーリング手法(いわゆるメッシュ)が知られており、こうした部分的な染毛を容易に行うための塗布具が種々検討されている。 【0003】 例えば、染毛しようとする部分の毛束のみを分離した状態で、その毛束に対して毛髪化粧料を塗布する塗布具が提案されている。特許文献1には、カラー剤(毛髪化粧料)の流通路となる筒形状のノズル本体の先端に一対の開口溝を形成した変色用ノズルが開示されている。この変色用ノズルは、カラー剤の充填容器に接続した状態で用いられる。具体的には、まず、染毛しようとする部分の毛束のみを分離してその根元を開口溝に通すことにより、毛束をノズル本体の先端内部に挿入する。そして、充填容器中のカラー剤をノズル本体の先端から適量ずつ吐出しながら変色用ノズルを毛束の根元から末端に向かって移動させる。これにより、毛束の根元から末端までカラー剤を塗布することができる。 【特許文献1】特開平10−290712号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、まず毛束を分離する作業を行わなければならないという点で利便性に欠けるという問題がある。 本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、毛髪化粧料の部分的な塗布を容易に行うことができる毛髪用塗布具を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の毛髪用塗布具は、回転可能に設けられた塗布ローラを備え、毛髪化粧料(例えば染毛剤や脱色剤)が収容された容器から塗布ローラへ毛髪化粧料を供給するように構成されたものである。そして、この毛髪用塗布具において、塗布ローラは、供給された毛髪化粧料の回転軸方向両側への広がりを妨げる側壁を形成している。 【0006】 このような構成の毛髪用塗布具では、容器から塗布ローラへ毛髪化粧料を供給し、塗布ローラを毛髪上で転がすことにより、毛髪化粧料が毛髪に塗布される。このとき、塗布ローラに供給された毛髪化粧料は、塗布ローラにより形成された側壁により回転軸方向両側への広がりが妨げられるため、ローラの転がる方向に沿ってほぼ一定の幅で塗布される。したがって、毛束を分離する作業を行うことなく毛髪化粧料の部分的な塗布を行うことができる。また、毛髪化粧料を直接毛髪へ供給するのではなく、いったん塗布ローラへ供給する構成のため、毛髪化粧料の塗布量にムラを生じにくくすることができる。 【0007】 ところで、容器から塗布ローラへの毛髪化粧料の供給は、例えば塗布ローラの外方から塗布ローラへ向けて毛髪化粧料を吐出することにより行うことが考えられる。ただし、このような構成では、塗布ローラに対して離れた位置から毛髪化粧料を吐出すると、毛髪化粧料を所望の位置に供給することが難しくなる。逆に、塗布ローラに近接した位置から毛髪化粧料を吐出すると、その吐出を行う部材により、塗布ローラに供給された毛髪化粧料の塗布ローラに伴う回転移動が妨げられてしまうことが考えられる。 【0008】 そこで、請求項2に記載の毛髪用塗布具は、内部に流入した毛髪化粧料を外部に流出させるための流出穴が形成された中空状の軸部材と、容器から軸部材の内部へ毛髪化粧料を供給するための流路を形成する流路部材と、を備えている。また、この毛髪用塗布具において、塗布ローラは、軸部材により回転可能な状態で軸支され流出穴から流出した毛髪化粧料の回転軸方向一方側及び他方側への広がりを妨げる側壁を形成する第1ローラ部材及び第2ローラ部材から構成されている。 【0009】 このような構成の毛髪用塗布具では、容器に収容されている毛髪化粧料が、第1ローラ部材及び第2ローラ部材を軸支する軸部材に形成された流出穴から流出する。このため、毛髪化粧料の塗布ローラに伴う回転移動を妨げることなく、毛髪化粧料を第1ローラ部材と第2ローラ部材との間の位置に確実に供給することができる。なお、このような構成はローラ部材が2つである構成に限定されるものではなく、3つ以上のローラ部材を備えた構成であっても本請求項に記載の構成を備えていれば本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。 【0010】 さらに、請求項3に記載のように、第1ローラ部材及び第2ローラ部材のうち少なくとも一方が、軸部材に対する回転軸方向の位置を調整可能に構成されていれば、毛髪化粧料の塗布幅を簡単に調整することができる。 【0011】 一方、請求項4に記載の毛髪用塗布具は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪用塗布具において、塗布ローラに加わる回転力を利用して容器を圧迫する圧迫手段を備えている。このため、圧迫することにより毛髪化粧料が外部へ吐出する容器(例えばチューブ容器)を用いれば、塗布ローラを毛髪上で転がす操作を行うだけで容器から塗布ローラへの毛髪化粧料の供給を同時に行うことができる。 【0012】 具体的には、例えば請求項5に記載のように、圧迫手段は、塗布ローラの回転に伴い巻き取られる線状部材と、線状部材に固定され、線状部材が巻き取られることに伴う移動により容器を圧迫する圧迫部材と、を備えた構成とすることができる。このような構成によれば、塗布ローラの回転量に応じて安定した供給量で毛髪化粧料を供給することができる。 【0013】 また、例えば請求項6に記載のように、圧迫手段は、塗布ローラの回転に伴いその回転軸方向と直交する方向に移動する線状部材又は無限軌道部材と、線状部材又は無限軌道部材に固定され、線状部材又は無限軌道部材の移動に伴う移動により容器を圧迫する圧迫部材と、を備えた構成とすることもできる。このような構成によっても、塗布ローラの回転量に応じて安定した供給量で毛髪化粧料を供給することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。 図1は、第1実施形態の毛髪用塗布具10の外観図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 【0015】 同図に示すように、この毛髪用塗布具10は、使用者によって把持される装置本体11を主要部として構成されており、装置本体11の他に、固定軸部材12と、挿入部材13と、チューブ14と、2つのローラ部材15,15とを備えている。 【0016】 装置本体11は、長手方向中央部の幅が狭い板状であって、側面視で円弧状にカーブした形状の樹脂製部材である。また、装置本体11は、液状の染毛剤が収容されたスクイズ容器(この例では、可撓性のある胴部16aが圧迫されることにより吐出ノズル16bから内容物(染毛剤)を吐出する構成の樹脂製スクイズ容器)16を装着固定可能に構成されている。なお、スクイズ容器16を装着固定する具体的な構成については図示していないが、特定の構成に限定されるものではなく、周知の構成(面ファスナーやベルト等)を利用することが可能である。 【0017】 固定軸部材12は、円筒形状の樹脂製部材であり、装置本体11の先端に固定されている。具体的には、装置本体11の先端は二股に分かれた形状となっており、固定軸部材12の両端部が装置本体11の各先端部11a,11aに固定されている。また、固定軸部材12には、軸方向中央位置において内外を連通する流出穴12aと、軸方向一方(図面上、右側)の端部位置において内外を連通する流入穴(挿入部材13により隠れている。)とが形成されている。なお、流出穴12aは、本毛髪用塗布具10の使用時(図3参照)に上方を向く位置(装置本体11の先端側に向いた位置)に形成されている。 【0018】 挿入部材13は、管状の樹脂製部材であって、チューブ14の一端に挿入されることによりチューブ14が液密に接続固定される外周形状を有している。また、挿入部材13は、固定軸部材12に形成された流入穴と連通した状態で一端が固定軸部材12に固定されており、他端から流入した染毛剤が固定軸部材12の流出穴12aを通ってローラ部材15,15間へ供給されるように構成されている(図2参照)。 【0019】 チューブ14は、可撓性のある長尺管状の樹脂製部材であり、装置本体11に形成された貫通穴11bを通した状態で、一端が挿入部材13と液密に接続され、他端がスクイズ容器16の吐出ノズル16bと液密に接続される。チューブ14は、このように接続された状態で、スクイズ容器16から固定軸部材12の内部へ染毛剤を供給するための流路を挿入部材13とともに形成する。 【0020】 各ローラ部材15は、円の中心部へ向かって厚みが増加する円板状の樹脂製部材であり、中心位置に形成された円形の貫通穴に固定軸部材12が貫通されており、回転可能かつ回転軸方向の位置を調整可能な状態で軸支されている。なお、各ローラ部材15は、固定軸部材12に形成された流出穴12aをその両側から挟むように配置された状態(図1(b)の状態)で用いられる。 【0021】 以上のような構成により、スクイズ容器16の胴部16aを押圧すると、スクイズ容器16に収容されている染毛剤が吐出ノズル16bから吐出し、チューブ14及び挿入部材13により形成された流路を通って固定軸部材12の内部へ流入する。そして、固定軸部材12の流出穴12aからローラ部材15,15間へ供給される。この状態で、図3に示すようにローラ部材15,15を毛髪上で転がすことにより、その回転に伴いローラ部材15,15間の染毛剤が固定軸部材12の外周面に沿って移動し、毛髪に接触して塗布される。このとき、ローラ部材15,15は、染毛剤が回転軸方向両側へ広がることを妨げる側壁としても機能するため、ローラ部材15,15間の間隔に応じたほぼ一定の幅で染毛剤が塗布される。したがって、本第1実施形態の毛髪用塗布具10によれば、毛束を分離する作業を行うことなく部分的な染毛を行うことができる。また、染毛剤を直接毛髪へ供給する構成ではなく、いったんローラ部材15,15間へ供給する構成のため、染毛剤の塗布量にムラを生じにくくすることができる。特に、本第1実施形態の毛髪用塗布具10は、各ローラ部材15が、固定軸部材12に対する回転軸方向の位置を調整可能に構成されているため、染毛剤の塗布幅を簡単に調整することができる。 【0022】 なお、上記第1実施形態の毛髪用塗布具10では、スクイズ容器16から固定軸部材12の内部への染毛剤供給路をチューブ14及び挿入部材13で形成するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、装置本体11の内部に染毛剤供給路を形成した構成とすることも可能である。 【0023】 次に、第2実施形態の毛髪用塗布具20について説明する。 図4は、第2実施形態の毛髪用塗布具20の外観図(正面図)である。 同図に示すように、この毛髪用塗布具20は、使用者によって把持される樹脂製の装置本体21を主要部として構成されており、装置本体21の他に、回転軸部材22と、2つのローラ部材23,23と、チューブ絞り器24とを備えている。 【0024】 装置本体21は、長手方向中央部の幅が狭い板状であって、側面視で円弧状にカーブした形状の樹脂製部材である。また、装置本体21は、クリーム状の染毛剤が収容されたチューブ容器25を、その吐出部25aをローラ部材23,23間に向けた状態(吐出部25aから吐出される染毛剤がローラ部材23,23間に供給される状態)で装着固定可能に構成されている。なお、チューブ容器25を装着固定する具体的な構成については図示していないが、特定の構成に限定されるものではなく、周知の構成(面ファスナーやベルト等)を利用することが可能である。 【0025】 回転軸部材22は、円筒形状の樹脂製部材であり、装置本体21の先端において回転可能な状態で支持されている。具体的には、装置本体21の先端部は二股に分かれた形状となっており、回転軸部材22の両端部が装置本体21の各先端部21a,21aにより回転可能な状態で軸支されている。 【0026】 各ローラ部材23は、円の中心部へ向かって厚みが増加する円板状の樹脂製部材であり、中心位置を貫通する回転軸部材22に固定されており、回転軸部材22と一体で回転する。 【0027】 チューブ絞り器24は、絞り部材24aと、2本のワイヤ24b,24bとから構成されている。 絞り部材24aは、チューブ容器25の後端部を挿入可能なスリットが形成された樹脂製部材であり、チューブ容器25の後端部から先端部(吐出部25a側)への移動によりチューブ容器25を圧迫し、収容されている染毛剤を絞り出すためのものである。 【0028】 各ワイヤ24bは、一端が絞り部材24aの両端部にそれぞれ固定されており、他端が回転軸部材22の両端部にそれぞれ固定されている。このため、各ワイヤ24bは、回転軸部材22の回転に伴い回転軸部材22に巻き取られる。 【0029】 以上のような構成により、ローラ部材23,23を毛髪上で転がすと、ローラ部材23,23とともに回転軸部材22が回転し、チューブ絞り器24の各ワイヤ24bが回転軸部材22に巻き取られる。これにより、チューブ絞り器24の絞り部材24aがチューブ容器25の後端部から先端部へ向かって移動し、チューブ容器25に収容されている染毛剤が絞り出される。この結果、チューブ容器25の吐出部25aからローラ部材23,23間へ染毛剤が供給され、供給された染毛剤はローラ部材23,23及び回転軸部材22の回転に伴い移動し、毛髪に接触して塗布される。このとき、ローラ部材23,23は、染毛剤が回転軸方向両側へ広がることを妨げる側壁としても機能するため、ローラ部材23,23間の間隔に応じたほぼ一定の幅で染毛剤が塗布される。したがって、本第2実施形態の毛髪用塗布具20によっても、毛束を分離する作業を行うことなく部分的な染毛を行うことができる。また、染毛剤を直接毛髪へ供給するのではなく、いったんローラ部材23,23間へ供給する構成のため、染毛剤の塗布量にムラを生じにくくすることができる。特に、本第2実施形態の毛髪用塗布具20によれば、ローラ部材23,23を毛髪上で転がす操作を行うだけでチューブ容器25からローラ部材23,23間への毛髪化粧料の供給を同時に行うことができるため、利便性が高い。しかも、ローラ部材23,23の回転量に応じて安定した供給量で染毛剤を供給することができる。 【0030】 なお、上記第2実施形態の毛髪用塗布具20では、チューブ容器25からローラ部材23,23間に直接染毛剤を供給するようにしているが、これに限ったものではなく、上記第1実施形態の毛髪用塗布具10と同様、チューブを介して供給する構成としてもよい。 【0031】 また、上記第2実施形態の毛髪用塗布具20では、チューブ容器25から染毛剤を供給する構成を例示したが、染毛剤を収容する容器はチューブ容器に限定されるものではない。例えば、チューブ容器25に替えて、図5に示すようにシリンジ26(本体部分を断面図で示している。)を用いることも可能である。すなわち、装置本体21は、クリーム状の染毛剤が収容されたシリンジ26を、その吐出部26aをローラ部材23,23間に向けた状態(吐出部26aから吐出される染毛剤がローラ部材23,23間に供給される状態)で装着固定可能に構成されている。そして、上述したような2本のワイヤ24b,24bを、絞り部材24aに替えて、シリンジ26のピストン26bに固定する。 【0032】 以上のような構成により、ローラ部材23,23を毛髪上で転がすと、ローラ部材23,23とともに回転軸部材22が回転し、チューブ絞り器24の各ワイヤ24bが回転軸部材22に巻き取られる。これにより、シリンジ26のピストン26bがシリンジ26の後端部から先端部へ向かって移動し、シリンジ26に収容されている染毛剤が絞り出される。この結果、シリンジ26の吐出部26aからローラ部材23,23間へ染毛剤が供給され、供給された染毛剤はローラ部材23,23及び回転軸部材22の回転に伴い移動し、毛髪に接触して塗布される。したがって、上記第2実施形態の毛髪用塗布具20と同様の効果を得ることができる。 【0033】 一方、図4及び図5に例示した毛髪用塗布具20では、回転軸部材22の回転に伴いワイヤ24b,24bが回転軸部材22に巻き取られる構成を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、回転軸部材22の回転に伴い、ワイヤを巻き取ることなく、回転軸部材22の回転軸方向と直交する方向にワイヤを移動させる構成とすることも可能である。例えば、図5の構成において、ワイヤ24b,24bが巻き取られる構成に替えて、リング状(無限軌道)のワイヤを回転させる構成とする。 【0034】 具体的には、図6に示す毛髪用塗布具20は、装置本体21の先端においてローラ部材23と一体で回転するように支持されている回転軸部材22に加え、装置本体21の末端(回転軸部材22が支持されている側の端部とは反対側の端部)において回転自在に支持されている円柱状の従動部材27を備えている。なお、従動部材27は、回転軸部材22と平行な回転軸を中心に回転する。 【0035】 そして、この毛髪用塗布具20においては、回転軸部材22と従動部材27との間に無端状のワイヤ28が架け渡されている。ワイヤ28は、回転軸部材22の回転に伴い回転し、その回転軸方向と直交する方向に移動する。一方、従動部材27は、ワイヤ28の回転に伴い回転する。また、ワイヤ28は、シリンジ26を貫通して設けられており、その一部がシリンジ26のピストン26bに固定されている。したがって、ワイヤ28の移動に伴いピストン26bが移動する。 【0036】 以上のような構成により、ローラ部材23を毛髪上で転がすと、ローラ部材23とともに回転軸部材22が回転し、ワイヤ28が回転して移動する。これにより、シリンジ26のピストン26bがシリンジ26の後端部から先端部へ向かって移動し、シリンジ26に収容されている染毛剤が絞り出される。この結果、シリンジ26の吐出部26aからローラ部材23へ染毛剤が供給され、供給された染毛剤はローラ部材23及び回転軸部材22の回転に伴い移動し、毛髪に接触して塗布される。したがって、上記第2実施形態の毛髪用塗布具20と同様の効果を得ることができる。 【0037】 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。 例えば、上記各実施形態では、2つのローラ部材15,15(23,23)を備えた構成を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、供給された毛髪化粧料(上記各実施形態では染毛剤)の回転軸方向両側への広がりを妨げる側壁を形成する形状であれば種々の形状のものを用いることができる。具体的には、1つのローラ部材であって、回転軸方向中央位置に回転方向に沿って溝が形成されたものであってもよい。また、3つ以上のローラ部材を備えた構成(例えば、ローラ部材を左右に2つずつ備えた構成)とすることも可能である。 【0038】 一方、上記各実施形態では、使用者によって把持される装置本体11(21)を備えた構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、把持部を除いた構成(ローラ部材やローラ部材を回転可能な状態で軸支するための部材等)を染毛剤の容器に直接装着し、容器を把持部として利用する構成とすることも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】第1実施形態の毛髪用塗布具の外観図である。 【図2】第1実施形態の毛髪用塗布具の部分拡大図である。 【図3】毛髪用塗布具の使用時の状態を表す説明図である。 【図4】第2実施形態の毛髪用塗布具の外観図である。 【図5】第2実施形態の変形例としてのシリンジを用いた構成の毛髪用塗布具の外観図である。 【図6】第2実施形態の変形例としての無限軌道のワイヤを用いた構成の毛髪用塗布具の外観図である。 【符号の説明】 【0040】 10,20…毛髪用塗布具、11,21…装置本体、12…固定軸部材、12a…流出穴、13…挿入部材、14…チューブ、15,23…ローラ部材、16…スクイズ容器、22…回転軸部材、24…チューブ絞り器、24a…絞り部材、24b…ワイヤ、25…チューブ容器、26…シリンジ、27…従動部材、28…ワイヤ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000113274 【氏名又は名称】ホーユー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月23日(2006.6.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
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| 【公開番号】 |
特開2008−432(P2008−432A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−173872(P2006−173872) |
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