| 【発明の名称】 |
二輪車用バッグ |
| 【発明者】 |
【氏名】福丸 等
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| 【要約】 |
【課題】従来の収納容器は自動二輪車のキャリアに固定されており、着脱不能なものとして使用されるのが通常であるので、運転者が自動二輪車から降りて移動する場合、収納容器を持って移動することができない。また、収納容器内に収納された品物を持って移動する場合は、所望の品を収納容器から取り出したうえ、それを収納するための袋等を別途用意する必要があり煩雑であるという問題を解決する。
【構成】先端にハンドルを有する伸縮ロッドと、地面を走行する一対のキャスター40を備えると共に、二輪車の後部座席の後方に設けたれたキャリアAに固定されるベースBに対して着脱自在とするため係止凹部を備え、係止凹部はベースBに形成された係止凸部と係止する二輪車用バッグである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端にハンドルを有する伸縮ロッドと、地面を走行するキャスターを備えると共に、二輪車の後部座席の後方に設けられたキャリアに固定されるベースに対して着脱自在にする連結部を備えることを特徴とする二輪車用バッグ。 【請求項2】 先端にハンドルを有する伸縮ロッドと、地面を走行する一対のキャスターを備えると共に、二輪車の後部座席の後方に設けたれたキャリアに固定されるベースに対して着脱自在にする係止凹部を備え、係止凹部はベースに形成された係止凸部と係止することを特徴とする二輪車用バッグ。 【請求項3】 背もたれ部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の二輪車用バッグ。 【請求項4】 ケースの背面に連結部を取り付け、連結部をケースよりも硬質の素材で構成したことを特 徴とする請求項1、2又は3記載の二輪車用バッグ。 【請求項5】 ベースに対してケースを装着した際に機能するハンドル飛び出し防止機構を備えることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の二輪車用バッグ。 【請求項6】 飛び出し防止機構が、スライドブロックと、スライドブロックと連動するスライドバーとからなることを特徴とする請求項5記載の二輪車用バッグ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はバイク等のキャリアに取り付ける二輪車用のバッグに関する。 【背景技術】 【0002】 自動二輪車における収納スペースは皆無であるか非常に限られている。そこで、後部座席の後方のキャリア(網状の荷台)に収納容器を取り付けることが一般に行われている。 これはプラスチック等で構成された矩形状の容器であり、トップ・ケースないしリア・ケースと呼ばれるものである。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、この収納容器は自動二輪車のキャリアに固定されており、着脱不能なものとして使用されるのが通常であるので、運転者が自動二輪車から降りて移動する場合、収納容器を持って移動することができない。収納容器内に収納された品物を持って移動する場合は、所望の収納品を収納容器から取り出したうえ、それを収納するための袋等を別途用意する必要があり煩雑である。また、収納容器をキャリアから取り外すとしても、ネジを緩めるなどしなければならず、取り外し作業が煩雑である。そのうえ、取り外した収納容器は比較的大きな矩形状の容器であって、手で握って持つことができる箇所もなく、両手で抱えて持ち運ぶ他ないので、持ち運びに適するものではない。しかも、収納容器に重量のある荷物を入れる場合には、両手で抱えて持ち運ぶことも困難である。 【課題を解決するための手段】 【0004】 そこで、本発明は上記問題点を解決すべく次の構成を採用した。 【0005】 本発明は、先端にハンドルを有する伸縮ロッドと、地面を走行するキャスターを備えると共に、二輪車の後部座席の後方に設けられたキャリアに固定されるベースに対して着脱自在にする連結部を備えることを特徴とする二輪車用バッグである(請求項1)。 【0006】 このようなものであると、運転者が自動二輪車から離れて移動するとき、キャリアから二輪車用バッグを容易に離脱させることができ、しかも、ハンドルを引いてキャスターで走行させることができる。また、伸縮ロッドに連接するハンドルのほかに固定ハンドルを備える場合は、伸縮ロッドのハンドルを引いてキャスターで走行させることに加えて、固定ハンドルを握って持ち運ぶこともできる。 【0007】 また、本発明は、先端にハンドルを有する伸縮ロッドと、地面を走行する一対のキャスターを備えると共に、二輪車の後部座席の後方に設けたれたキャリアに固定されるベースに対して着脱自在にする係止凹部を備え、係止凹部はベースに形成された係止凸部と係止することを特徴とする二輪車用バッグである(請求項2)。 【0008】 また、本発明は、背もたれ部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の二輪車用バッグである(請求項3)。 【0009】 また、本発明は、ケースの背面に連結部を取り付け、連結部をケースよりも硬質な素材で構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の二輪車用バッグである(請求項4)。 【0010】 また、本発明は、ベースに対してケースを装着した際に機能するハンドル飛び出し防止機構を備えることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の二輪車用バッグである(請求項5)。 【0011】 また、本発明は、飛び出し防止機構が、スライドブロックと、スライドブロックと連動するスライドバーとからなることを特徴とする請求項5記載の二輪車用バッグである(請求項6)。 【発明の効果】 【0012】 本発明は、先端にハンドルを有する伸縮ロッドと、地面を走行するキャスターを備えると共に、二輪車の後部座席の後方に設けられたキャリアに固定されるベースに対して着脱自在にする連結部を備えることを特徴とする二輪車用バッグであるから、運転者が自動二輪車から離れて移動するとき、キャリアから二輪車用バッグを容易に離脱させることができ、しかも、ハンドルを引いてキャスターで走行させることができる。 【0013】 また、着脱自在にする係止凹部を備え、係止凹部はベースに形成された係止凸部と係止することを特徴とするので、着脱が容易である。 【0014】 また、背もたれ部を形成したことを特徴とするので、同乗者は楽な姿勢で乗車することができる。 【0015】 また、ケースの背面に連結部を取り付け、連結部をケースよりも硬質の素材で構成したことを特徴とするので、衝撃に対する耐性を効果的に向上できる。 【0016】 また、ベースBに対してケースCを装着した際に機能するハンドル飛び出し防止機構を備えるので、不用意にハンドルが飛び出す危険性を軽減できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明の実施例を図1〜図11を参照しながら説明する。 【0018】 本実施例に係る二輪車用バッグは、自動二輪車の後部座席の後側に設けられたキャリアAに固定されるベースBに対して着脱自在であって、一対のキャスター40、40´とハンドル50を有するケースCを備える。 【0019】 ケースCはヘルメット等を収納するものであり、下側ケース10とこれに対向する上側ケース20とで構成される。下側ケース10には一対のキャスター40、40´と、上下に移動可能であって上方に引き出して使用するハンドル50が形成される。またケースCの上面には、固定ハンドル60が形成される。なお、キャスター40、40´の数に制限はなく、1つのキャスターや4つのキャスターを用いても良い。 【0020】 このケースCはベースBに対して着脱自在である。すなわち、ケースCの背面(下側ケース10側)には、ベースBに対して着脱自在に連結するための連結部11が形成されており、自動二輪車の走行中はケースCをベースBに装着することができる一方、例えばツーリングの目的地等における停車中には任意且つ容易にケースCをベースBから離脱して使用することができる。しかも、ケースCは、地面を走行するためのキャスター40、40´及び握って引くためのハンドル50を備えているので、キャスター40、40´を地面に設置させた状態でハンドル50を引いて走行させることができる。 【0021】 連結部11はケースCの背面の中央部に設けられている。具体的にはケースCの背面の中央部に縦長の凹所を形成し、この凹所に対して箱状の連結部11を嵌め込むように取り付けている。 【0022】 連結部11によってベースBとケースCは連結する。具体的には、連結部11には、図2等のとおり、ベースBに対向する面側に第1係止凹部12及び第2係止凹部13が形成される。かかる第1係止凹部12及び第2係止凹部13はベースBの第1係止凸部31及び第2係止凸部32と係止するものであり、これらが係止することによってケースCとベースBとが連結する。 【0023】 まず、ベースBの第1係止凸部31は連結部11の第1係止凹部12に係止する。具体的には、第1係止凸部31は断面略L字状に形成されて先端31aを有し、この先端31aの下面31bが第1係止凹部12の開口周縁に形成された段部12aの上面12bに当接して係止する。 【0024】 次に、第2係止凸部32はバネ等の弾性力によって出退可能な先端32aを有しており、図7、8等のとおり、先端32aは第2係止凸部ハウジング本体32cから突出しており、連結する過程において、先端32aは第2係止凹部13の開口周縁に当接して第2係止凸部ハウジング本体32cの内方へ退き、図9のように連結した状態においては、前記当接が解除され、先端32aは第2係止凸部ハウジング本体32cの外方へと突出し、先端32aの下面32bと第2係止凹部13の開口周縁に形成された段部13aの上面13bに当接して係止する。 【0025】 また、ベースBは対向する連結部11の方向に突出した円柱状の突起33を有しており、突起33はベースBに内蔵されたバネ等の弾性体によって常に上方(ベースBからみて連結部11方向)に付勢されている。つまり、ケースCがベースBに係止して連結した状態においては、ベースBの突起33がこの係止状態を補助する。具体的には、図9のようにケースCとベースBとが連結すると、突起33は第2係止凹部13の開口付近の部位(開口を除く面)に押圧された状態となるが、このとき、突起33は弾性力によって連結部11(ひいては段部13a付近)を図8上方に押し上げるように作用するので、段部13 aの上面13bが、第2係止凸部32の下面32bに押し付けられ、もって第2係止凸部32と第2係止凹部13との係止状態を補助する役割を果している。 【0026】 さらに、ベースBの突起33は上方(連結部11方向)に付勢されているので、走行中の振動による衝撃(振動によって生じるベースBとケースCの衝突による衝撃)を吸収する作用も果している。 【0027】 また、本実施例はハンドル50の飛び出し防止機構を有する。第2係止凹部13に対して第2係止凸部32が係止した状態において、ハンドル50の飛び出し防止機構が作用する。すなわち、連結部11の内部構造を示す図11等のとおり、連結部11の内方には、スライド自在なスライドブロック14と、弾性体(バネ)15a、15a´の弾性力によって常に内方に付勢され、スライドブロック14の左右側面とそれぞれ当接するスライドバー15、15´が設けて有り、第2係止凹部13に対して第2係止凸部32が係止する過程において、スライドブロック14と第2係止凸部ハウジング本体32cが当接すると 、スライドブロック14が(図9、10のハンドル50の方向へ)スライド移動する。スライドブロック14のスライド移動に連動してスライドバー15、15´がスライド移動し、スライドバー15、15´の先端がハンドル50の基端付近に形成された孔51、51´にそれぞれ挿入される。このようにしてハンドル50の位置は固定され、その飛び出しが防止される。 【0028】 また、ベースBは、第2係止凸部32の先端32aが突出した状態を維持する維持機構を備えている。これは、ケースCとベースBとが連結した状態における自動二輪車の走行中、先端32aが、弾性体(バネ)の弾性力に抗する何らかの衝撃等によって、第2係止凸部ハウジング本体32cの内方に退き、係止が解除されるのを防止するものである。具体的には、先端32aの下端に先端32aと一体的に連なるレバー32dを形成しており、このレバー32dを(図2の手前方向へ)引くとバネの弾性力に抗して先端32aがハウジング本体32c内方に退き、逆に、引く力を解除するとバネの弾性力によって先端3 2aがハウジング本体32cの外方へ突出した状態になる。そして、図示しないが、レバー32dに突部を形成すると共にハウジング本体32c内に回動突部を形成しており、回動突部は鍵穴32eから鍵を差し込んで回動させることによって回動自在である。かかる回動に応じて回動突部は、レバー32dの突部と係合する位置と、レバー32dの突部と係合しない位置とに可変に構成される。つまり、通常はバネの弾性力によって先端32aがハウジング本体32cの外方へ突出した状態であるところ、鍵穴32eに鍵を差し込んで回動させると、回動突部がレバー32dの突部と係合し、レバー32dを動かないように固定するのである。このように、レバー32dの突部とハウジング本体32c内の回動突部とが係合することによって、レバー32d及び先端32aの移動を妨げ、第2係止凸部32の先端32aが突出した状態を維持する。 【0029】 なお、ケースCをベースBから離脱するには、前述のレバー32dの突部とハウジング本体32c内の回動突部との係合が解除されている状態において、レバー32dを引くとバネの弾性力に抗して先端32aがハウジング本体32c内方に退くのでケースCを容易に離脱できる。 【0030】 また、連結部11の内方には、一対の伸縮ロッド52、52´が格納されており、伸縮ロッド52、52´の上端にハンドル50が形成される。ハンドル50は押しボタン50aを有しており、公知の伸縮ロッドと同様に、押しボタン50aを押圧するとロック状態(伸縮不能な状態)から伸縮自在な状態になる。すなわち、押しボタン50aを押圧するとロック状態が解除されて伸縮ロッド52、52´が伸縮自在となり、ハンドル50の位置を低位置から高位置へと移動することができる。 【0031】 なお、自動二輪車の走行中に何らかの衝撃によって押しボタン50aが押圧され、意図せずに伸縮ロッド自体によるロック状態が解除されたとしても、上述のとおり、本実施例はハンドル50の飛び出し防止機構を備えているので、伸縮ロッド52、52´は伸長せず、自動二輪車の走行の安全性が確保できる。 【0032】 また、ケースCには背もたれ部21が形成される。すなわち、ケースCはベースBに取り付けると図1の状態になるが、搭乗者(同乗者)の腰と対向する部位に背もたれ部21を形成している。具体的には、背もたれ部21はケースCの上側ケース20の底面に形成されており、背もたれ部21は中央部21aと左右の側端部21b、21b´とを有し、中央部21aが左右の側端部21b、21b´よりも後方に凹んでいることから、人体のわき腹付近から腰中央部までをサポートするようになる。また、背もたれ部21の表面は人体に接触する際に過度な刺激を与えないように曲面で構成されている。 【0033】 また、ケースCの上面(ハンドル50を形成した面)には、ケースCの開閉を制御するロック部70、70´が形成されており、ケースCをベースBに連結した状態において、自動二輪車の後方に突出するようになっている。これは、ロック部をケースCの側面に形成すると、車幅方向にロック部が形成されるので走行中に障害物と接触する危険性があり、これを防止するためである。 【0034】 また、ベースBは複数の横長の貫通孔34を有する。すなわち、ベースBは自動二輪車のキャリアAに固定される部材であり、その上面にケースCが着脱自在に載置されるものであるところ、キャリアAの形状(網目の形状や大きさ)は車種によって様々であるので、ベースBは複数の横長の貫通孔34を配列しており、様々なキャリアに任意に対応できるようにしている。 【0035】 また、連結部11はケースCよりも硬質な素材で形成される。すなわち、連結部11はキャリアAと直接的に連結するものであり、自動二輪車の走行中に生じるショックが直接的に作用することから、より衝撃に高い素材、強度のある素材(硬質な素材)を用いるのが好ましい。たとえば連結部11にポリプロピレンを用い、ケースCにABS樹脂を用いる。また、ケースCとベースBを同じ素材(例えばいずれもポリプロピレン)で形成することができる。 【0036】 なお、二輪車用とは自動二輪車であっても自転車であっても良い。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明の実施例を示す側面図 【図2】本発明の実施例を示す斜視図 【図3】本発明の実施例を示す斜視図 【図4】本発明の実施例を示す斜視図 【図5】本発明の実施例を示す斜視図 【図6】本発明の実施例を示す一部拡大斜視図 【図7】本発明の実施例の連結部による連結を示す一部断面図 【図8】本発明の実施例の連結部による連結を示す一部断面図 【図9】本発明の実施例の連結部による連結を示す一部断面図 【図10】本発明の実施例の連結部の内部構造を示す一部断面図 【図11】本発明の実施例の連結部の内部構造を示す一部断面図 【符号の説明】 【0038】 A キャリア B ベース C ケース 11 連結部 12 係止凹部 13 係止凹部 31 係止凸部 32 係止凸部 40 キャスター 50 ハンドル
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| 【出願人】 |
【識別番号】392020406 【氏名又は名称】衣川産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年2月9日(2007.2.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072213 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 一義
【識別番号】100119725 【弁理士】 【氏名又は名称】辻本 希世士
【識別番号】100121577 【弁理士】 【氏名又は名称】窪田 雅也
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| 【公開番号】 |
特開2008−585(P2008−585A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2007−30588(P2007−30588) |
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