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【発明の名称】 荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄
【発明者】 【氏名】呉増榮

【要約】 【課題】荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄であって、さまざまな使用形態が可能な便利な握り柄を提供する。

【構成】湾曲又は屈曲した握り柄本体(1)と、これに取り付けられた荷物吊下げ紐(21〜24)とから成り;握り柄本体(1)の一端(1a)は洋傘本体(B)の傘軸(b1)若しくは補間握り柄(10)の端部又はステッキ本体(C)の上端に着脱自在に取り付けられ、他端(1b)は荷物吊下げ紐(21〜24)の自由端を係止する紐止め部(1d,1g)として形成され;荷物吊下げ紐(21〜24)の一端(21a〜24a)は握り柄本体(1)の洋傘又はステッキへの取付け端部(1a)近くに取り付けられ、自由端(21b〜24b)は握り柄本体(1)の上記紐止め部(1d,1g)に係止可能なように構成されたこと;を特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲又は屈曲した握り柄本体(1)と、これに取り付けられた荷物吊下げ紐(21〜24)とから成り、
握り柄本体(1)の一端(1a)は洋傘本体(B)の傘軸(b1)若しくは補間握り柄(10)の端部又はステッキ本体(C)の上端に着脱自在に取り付けられ、他端(1b)は荷物吊下げ紐(21〜24)の自由端を係止する紐止め部(1d,1g)として形成され、
荷物吊下げ紐(21〜24)の一端(21a〜24a)は握り柄本体(1)の洋傘又はステッキへの取付け端部(1a)近くに取り付けられ、自由端(21b〜24b)は握り柄本体(1)の上記紐止め部(1d,1g)に係止可能なように構成されたこと、
を特徴とする荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄(A)。
【請求項2】
上記荷物吊下げ紐(21)の全体がループ状に形成され、当該ループ部分の自由端(21b)を握り柄本体(1)のフック状に形成された上記紐止め部(1d)に係止可能なように構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項3】
上記荷物吊下げ紐(22)の自由端にリング部材(22b)が取り付けられ、当該リング部材(22b)を握り柄本体(1)のフック状に形成された上記紐止め部(1d)に係止可能なように構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項4】
上記荷物吊下げ紐(23)の自由端に係止片(23b)が取り付けられ、当該係止片(23b)を握り柄本体(1)のフック状に形成された上記紐止め部(1d)に係止可能なように構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項5】
上記荷物吊下げ紐(24)の自由端にフック部材(24b)が取り付けられ、当該フック部材(24b)を握り柄本体(1)の孔状又はフック状に形成された上記紐止め部(1g)に係止可能なように構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項6】
握り柄本体(1)に形成される上記フック状の紐止め部(1d)の当該フックの開口部(1e)が、握り柄本体の外周面上に開口するよう形成されたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項7】
握り柄本体(1)に形成される上記フック状の紐止め部(1d)の当該フックの開口部(1f)が、握り柄本体の内周面上に開口するよう形成されたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項8】
荷物吊下げ紐(21〜24)が、天然素材又は軟質合成樹脂から成るロープである請求項1ないし7のいずれか一項に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【請求項9】
荷物吊下げ紐(21〜24)が、金属又は硬質合成樹脂から成るチェーンである請求項1ないし7のいずれか一項に記載の荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、洋傘又はステッキの握り柄の構造に関し、特に、ショッピング等をしたときの荷物キャリヤとして便利に使用できる洋傘又はステッキの握り柄の構造の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
傘やステッキの握り柄に一時的に荷物を引っ掛けることができるようにする工夫は、これまでにも多数提案され、特許もしくは実用新案登録の出願も数多くなされている。
例えば、下記特許文献1〜5には、傘の握り柄の湾曲した頂部の外周面に、荷物を引っ掛けて吊り下げるための凹部を形成したものが開示されている。
また、下記特許文献6及び7には、傘の握り柄の先端を、荷物を吊り下げるためのフック状に形成したものが開示されている。
また、下記特許文献8及び9には、傘の握り柄をその中心軸に沿って縦に2分割し、その一方を回動可能なように構成して、これに荷物を吊り下げることができるようにしたものが開示されている。
更にまた、下記特許文献10〜15には、傘の握り柄に、荷物を吊り下げるためのフック部材を着脱可能なように構成したものや、握り柄の一部をフック状に形成したもの、或いはまた、握り柄の一部分から必要時にフック部材を引き起し可能なように構成したものなどが開示されている。
【0003】
しかしながら、従来公知のこれらの握り柄のフック部や凹部は、いずれも傘を使用しないときに荷物を吊り下げるのに利用することを前提としており、握り柄と傘本体とは不可分であるため、利用場面も限定されるという問題があった。
また、あくまでも便宜的な荷物引っ掛け手段に過ぎないため、重い荷物を持ち運ぶための本格的なキャリヤとしては適していないという問題もあった。
【0004】
【特許文献1】実開昭55−72422号公報
【特許文献2】実開昭61−156511号公報
【特許文献3】実開平7−9122号公報
【特許文献4】特開2000−350608号公報
【特許文献5】特開2003−210224号公報
【特許文献6】実開平7−36723号公報
【特許文献7】特開2004−255150号公報
【特許文献8】実開平6−52526号公報
【特許文献9】実開平6−52527号公報
【特許文献10】実開平6−61116号公報
【特許文献11】特開平9−28431号公報
【特許文献12】特開平10−304915号公報
【特許文献13】特開2000−296012号公報
【特許文献14】実用新案登録第3063657号
【特許文献15】実用新案登録第3066439号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、本格的な荷物キャリヤとして使用でき、傘の不使用時のみならず、使用時にも荷物キャリヤとして使用可能で、荷物が外れて落ちることもない、等々、これまでにない多くの利点を備えた洋傘又はステッキの握り柄を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は;
湾曲又は屈曲した握り柄本体と、これに取り付けられた荷物吊下げ紐とから成り、
握り柄本体の一端は洋傘本体の傘軸若しくは補間握り柄の端部又はステッキ本体の上端に着脱自在に取り付けられ、他端は荷物吊下げ紐の自由端を係止する紐止め部として形成され、
荷物吊下げ紐の一端は握り柄本体の洋傘又はステッキへの取付け端部近くに取り付けられ、自由端は握り柄本体の上記紐止め部に係止可能なように構成されたこと、
を特徴とする荷物キャリヤとして使用できる洋傘又はステッキの握り柄によって達成できる。
【0007】
上記荷物吊下げ紐としては、さまざまな形態のものが可能であり、例えば、荷物吊下げ紐の全体がループ状に形成され、当該ループ部分の自由端を握り柄本体のフック状に形成された紐止め部に係止可能なように構成したものや、或いはまた、荷物吊下げ紐の自由端に、金属製、木製若しくは硬質プラスチック製等のリング部材や、球状、棒状等の係止片が取り付けられ、当該リング部材や係止片を握り柄本体のフック状に形成された紐止め部に係止可能なように構成したり、更にはまた、荷物吊下げ紐の自由端に、金属製、木製若しくは硬質プラスチック製等のフック部材が取り付けられ、当該フック部材を握り柄本体の孔状又はフック状に形成された紐止め部に係止可能なように構成したりすることが可能である。
【0008】
また、握り柄本体に形成される上記フック状の紐止め部の当該フックの開口部は、握り柄本体の外周面上に開口するよう形成したり、或いはまた、握り柄本体の内周面上に開口するよう形成することが可能である。
【0009】
荷物吊下げ紐としては、植物繊維、動物繊維、合成繊維、皮革、等々の天然素材から成るロープ又は軟質合成樹脂から成るロープを用いたり、或いはまた、金属又は硬質合成樹脂から成るチェーンを用いることも可能である。
【発明の効果】
【0010】
上記の如き構成であると、荷物自体の吊下げ可能部分(ショッピングバッグの下げ紐や、荷物の梱包ロープ若しくは梱包バンド、カバンの把手、等々)に、本発明の握り柄本体に取り付けられている荷物吊下げ紐を通し、当該荷物吊下げ紐の自由端を握り柄本体の紐止め部に係止することによって、握り柄を持って荷物を吊り下げることができる。この場合、従来品の如く握り柄のフック等に荷物を引っ掛けただけではないので、荷物が外れて落下することがない。複数の荷物をまとめて握り柄に吊り下げ、持ち歩くことができる。また、本発明の握り柄は、傘本体やステッキ本体から取り外して使用することができる。
【0011】
そのため、次のようなさまざまな使い方が可能となる。
(1)傘本体は開いて使用し、握り柄は傘軸から取り外して、これに荷物を吊り下げて持ち歩く。
(2)傘を閉じ、傘本体に取り付けたままの握り柄の荷物吊下げ紐に荷物を吊り下げた状態で、握り柄本体に腕を通して持ち歩く。
(3)傘を閉じ、傘本体に取り付けたままの握り柄の荷物吊下げ紐に荷物を吊り下げた状態で、握り柄本体を手で握って持ち歩いたり、電車内等で傘を立てた状態で立ち続けたりする。
(4)握り柄を傘軸から取り外し、これを荷物キャリヤとしてだけ使用する。即ち、傘本体は持ち歩くことなく、握り柄の荷物吊下げ紐に荷物を吊り下げた状態で、握り柄本体を手で握って持ち歩いたり、握り柄本体に腕を通して持ち歩く。
(5)重い荷物や、持ちにくい荷物を、本発明の握り柄に吊り下げて、手が痛くなるのを防止したり、持ち易くしたりする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面に示す実施例を参照しつつ、本発明について具体的に説明する。
図1は、本発明に係る握り柄の一実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図、
図2は、図1に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図、
図3は、図1に示した握り柄を、洋傘本体に取り付ける状態を示す側面図、
図4は、本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図、
図5は、図4に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図、
図6は、本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図、
図7は、図6に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図、
図8は、本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図、
図9は、図8に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図、
図10は、本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図、
図11は、図10に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図、
図12は、本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図、
図13は、図12に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図、
図14は、図1に示した握り柄を取り付けた洋傘全体の側面図、
図15は、図1に示した握り柄を取り付けたステッキ全体の側面図、
図16は、図4に示した握り柄を取り付けた洋傘全体の側面図、
図17は、図4に示した握り柄を取り付けたステッキ全体の側面図、
図18は、図1及び図2に示す握り柄に荷物を吊り下げた状態を示す側面図、
図19は、本発明に係る握り柄の使用態様の一例を示す説明図、
図20は、本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図、
図21は、本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図、
図22は、本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図、
図23は、本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図である。
【0013】
先ず、図1〜図3に示す実施例について説明する。
図1〜図3に示す如く、本発明に係る握り柄Aは、握り柄本体1と荷物吊下げ紐21とから構成される。
握り柄本体1は、握り易く、かつ、荷物吊下げ紐21を紐止め部1dに引っ掛け易くするために、図示する如く円弧状に湾曲せしめられている。或いはまた、コの字状に屈曲した形状、その他、握り易く、かつ、荷物吊下げ紐21を紐止め部1dに引っ掛け易い形状であれば、握り柄本体1は任意の形状を採用できる。
握り柄本体1の一端1aは、洋傘本体Bの傘軸b1若しくは補間握り柄10の端部(又は図15に示すようなステッキCの上端)に、使用者自身によって着脱可能なように構成されている。具体的には、例えば図示した実施例の如く、握り柄本体1の一端1aに雄ねじ状のねじ部1cを設け、これを、図3に示す如く、洋傘本体Bの傘軸に取り付けられた補間握り柄10の端部に形成された雌ねじにねじ込んで固定し、使用者が必要に応じてこのねじを緩めて握り柄Aを洋傘本体Bから取り外すことができるようになっている。
握り柄本体1の他端1bには、荷物吊下げ紐21の自由端を係止する紐止め部1dが形成されている。
【0014】
一方、荷物吊下げ紐21は、その一端21aが、握り柄本体1の洋傘又はステッキへの取付け端部1a近くに取り付けられ、その自由端21bは握り柄本体1の上記紐止め部1dに係止可能なように構成されている。
図1〜5、図13〜18に示した実施例における荷物吊下げ紐21は、その全体がループ状に形成され、当該ループ部分の自由端21bを握り柄本体1のフック状に形成された上記紐止め部1dに係止可能なように構成されている。
即ち、図2に示すように、荷物吊下げ紐21の自由端21bを握り柄本体1のフック状に形成された上記紐止め部1dに係止することによって、この荷物吊下げ紐21に所望の荷物を吊り下げることが可能なようになっている。
例えば図18に示すように、ショッピングバッグD,Dの下げ紐に握り柄Aの荷物吊下げ紐21を通した後、その自由端21bを握り柄本体1のフック状の紐止め部1dに係止することによって、ショッピングバッグD,Dを吊り下げて持ち歩くことができる。
そうすることにより、複数のショッピングバッグD,Dをまとめて持つことが容易になり、また、例えばショッピングバッグD,Dに重い品物が入っている場合に、ショッピングバッグD,Dの下げ紐だけで持つと指が痛くなるのを、握り柄Aを使って持つことにより防止できる。
以上が、本発明に係る握り柄の基本的な構成と使用方法である。
【0015】
以下、他の実施例及び使用方法について説明する。
図4及び図5に示す実施例のものは、握り柄本体1に形成される上記フック状の紐止め部1dの当該フックの開口部1fの向きを、図1及び図2の実施例のものとは反対向きにしたものである。
即ち、図1及び図2の実施例においては、紐止め部1dのフックの開口部1eが、握り柄本体の外周面上に開口するよう形成されていたが、図4及び図5の実施例においては、フックの開口部1fが、握り柄本体の内周面上に開口するよう形成されている。
どちらを採用するかは、握り柄本体や傘全体のデザインとの調和、使い勝手、使用者の好み、等々の観点から選択、決定される。
【0016】
図6及び図7に示す実施例のものは、荷物吊下げ紐22の自由端にリング部材22bを取り付け(図6)、このリング部材22bを握り柄本体1のフック状の紐止め部1dに係止可能(図7)なように構成したものである。
【0017】
図8及び図9に示す実施例のものは、荷物吊下げ紐23の自由端に球状、ラグビーボール状、棒状等の係止片23bを取り付け(図8)、この係止片23bを握り柄本体1のフック状の紐止め部1dに係止可能(図9)なように構成したものである。
【0018】
図10及び図11に示す実施例のものは、荷物吊下げ紐22の自由端にフック部材24bを取り付け(図10)、このフック部材24bを握り柄本体1の孔状又はフック状に形成された紐止め部1gに係止可能(図11)なように構成したものである。
【0019】
これらの実施例におけるリング部材22bや、球体23b、フック部材24bの材質は、金属、硬質プラスチック、木材、等々の材料のうちから、デザイン、強度等の観点に立って選択、決定される。
【0020】
図12及び図13に示す実施例のものは、図1及び図2に示す実施例のものの荷物吊下げ紐21の握り柄本体1への取付け手段を、握り柄本体1の洋傘等への取付け端部1a近くに明けた孔1hに荷物吊下げ紐21を挿通して取り付けるように変更したものである。
【0021】
なお、上記実施例における荷物吊下げ紐21〜24としては、植物繊維、動物繊維、合成繊維、皮革、等々の天然素材から成るロープ、又は、軟質合成樹脂から成るロープを用いることも、或いはまた、金属又は硬質合成樹脂から成るチェーンを用いることも可能であり、デザイン、装飾性、強度等の観点に立って選択、決定される。
また、握り柄本体1の材質も、合成樹脂、金属、木や竹等の天然素材、等々のうちから、デザイン、強度等の観点に立って選択、決定される。
【0022】
図14は、洋傘本体Bに、図1及び図2に示す握り柄Aを取り付けた洋傘全体の外観を側面図で示している。
図15は、ステッキ本体Bに、図1及び図2に示す握り柄Aを取り付けたステッキ全体の外観を側面図で示している。
図16は、洋傘本体Bに、図4及び図5に示す握り柄Aを取り付けた洋傘全体の外観を側面図で示している。
図17は、ステッキ本体Bに、図4及び図5に示す握り柄Aを取り付けたステッキ全体の外観を側面図で示している。
図18は、前記の通り、図1及び図2に示す握り柄Aに荷物D,Dを吊り下げた状態を示している。
【0023】
図19〜図23は、本発明に係る握り柄のそれぞれ異なった使用態様を示している。
まず、図19には、雨天時に傘本体Bは開いて使用し、握り柄Aは傘軸b1から取り外し、これに荷物Dを吊り下げて持ち歩く使用態様が示されている。
このような使用態様は、従来品では不可能であった。即ち、握り柄に荷物引っ掛け部を有する従来の傘では、傘本体と握り柄が自由に取り外し可能にはなっておらず、仮に取り外したとしても、その握り柄には本発明の荷物吊下げ紐のようなものは設けられていないため、図19に示すような使用形態は従来品によっては全く不可能であるからである。
【0024】
図20には、傘本体Bは閉じ、握り柄Aは傘本体Bに取り付けたまま、握り柄Aの荷物吊下げ紐に荷物Dを吊り下げた状態で、握り柄本体に腕を通して持ち歩く使用態様が示されている。
こうすることにより、空いたもう一方の手で、携帯電話を操作したり、犬の鎖を持ったり、別の重い荷物を持ったりすることが可能となる。
【0025】
図21には、電車やバスに乗ったとき、傘本体Bは閉じ、握り柄Aは傘本体Bに取り付けたまま、握り柄Aの荷物吊下げ紐に荷物Dを吊り下げた状態で、握り柄本体を片手で持って、もう一方の手で吊り革を握って立っている使用態様が示されている。
【0026】
図22には、握り柄Aを洋傘本体又はステッキ本体から取り外し、これを荷物キャリヤとしてだけ使用する使用態様が示されている。
即ち、傘本体は持ち歩くことなく、握り柄Aの荷物吊下げ紐に荷物Dを吊り下げた状態で、握り柄本体を手で握って持ち歩く状態が示されている。
複数の荷物をまとめて持ち歩いたり、重い荷物を持つときに手が痛くなるのを防止したりする場合に有利である。
傘本体が多段式折畳み傘である場合には、握り柄Aを取り外し、折り畳んだ傘本体を、荷物Dのバッグ等に他の品物と一緒に入れて持ち歩くようにしてもよい。
【0027】
図23には、握り柄Aを洋傘本体又はステッキ本体から取り外し、これを荷物キャリヤとしてだけ使用する場合において、握り柄本体に腕を通して持ち歩く使用態様が示されている。
【0028】
なお、図示はしないが、梱包ロープや梱包バンドで梱包した荷物のように、それらのロープやバンドを直接手に持ったのでは手が痛くなるような場合でも、当該ロープ等に本発明の握り柄の荷物吊下げ紐を通してその荷物を吊り下げ、握り柄本体を手で持つようにすれば、手が痛くならず、重い荷物も楽に運ぶことができる。
【0029】
なお、本発明は、上記の説明及び添付図面に示した実施例に限定されるものではない。
例えば、荷物吊下げ紐の自由端の係止手段は、図1〜図17に示したもの以外にも種々の形態のものが可能である。また、握り柄本体や荷物吊下げ紐自体についても、種々の装飾的要素を付加することが可能である。また、前記の如く、洋傘本体Bは折畳み傘であってもよく、その場合には、図3に示した補間握り柄10は設けず、握り柄本体1を傘軸b1に直接取り付けるようにしてもよい。
従って、本発明は、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内において、当業者が上記説明及び添付図面に示した実施例から容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は上記の如く構成されるので、本発明によるときは、洋傘又はステッキの握り柄であって、本格的な荷物キャリヤとして使用でき、傘の不使用時のみならず、使用時にも荷物キャリヤとして使用可能で、荷物が外れて落ちることもなく、重い荷物も手が痛くなることなく持ち運ぶことができ、これまでにない多くの使用形態が可能な握り柄を提供し得るものであるから、産業上多大の利用可能性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る握り柄の一実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図である。
【図2】図1に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図である。
【図3】図1に示した握り柄を、洋傘本体に取り付ける状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図である。
【図5】図4に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図である。
【図6】本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図である。
【図7】図6に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図である。
【図8】本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図である。
【図9】図8に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図である。
【図10】本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図である。
【図11】図10に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図である。
【図12】本発明に係る握り柄のもう一つの実施例を、これに荷物を吊り下げないときの状態において示す側面図である。
【図13】図12に示した握り柄を、これに荷物を吊り下げるときの状態において示す側面図である。
【図14】図1に示した握り柄を取り付けた洋傘全体の側面図である。
【図15】図1に示した握り柄を取り付けたステッキ全体の側面図である。
【図16】図4に示した握り柄を取り付けた洋傘全体の側面図である。
【図17】図4に示した握り柄を取り付けたステッキ全体の側面図である。
【図18】図1及び図2に示す握り柄に荷物を吊り下げた状態を示す側面図である。
【図19】本発明に係る握り柄の使用態様の一例を示す説明図である。
【図20】本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図である。
【図21】本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図である。
【図22】本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図である。
【図23】本発明に係る握り柄の使用態様のもう一つの例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0032】
A 握り柄
1 握り柄本体
10 補間握り柄
1a,1b 握り柄本体の端部
1c ねじ部
1d 紐止め部
1e,1f フックの開口部
1g 紐止め部
21〜24 荷物吊下げ紐
21a〜24a 荷物吊下げ紐の固定端
21b ループ状の荷物吊下げ紐の自由端
22b リング部材
23b 係止片
24b フック部材
B 洋傘本体
b1 傘軸
C ステッキ本体
D 荷物
【出願人】 【識別番号】597005691
【氏名又は名称】呉 増榮
【出願日】 平成18年8月25日(2006.8.25)
【代理人】 【識別番号】100075247
【弁理士】
【氏名又は名称】最上 正太郎


【公開番号】 特開2008−48947(P2008−48947A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−229036(P2006−229036)