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【発明の名称】 雨傘
【発明者】 【氏名】高松 浅則

【要約】 【課題】雨の降る日、濡れた雨傘をもって自動車に乗り込む際、水滴が外部に漏れたり、シートに座ってドアを開いたまま雨傘をたたんだりすると衣服や腕が濡れる。又デパートやスーパ等に濡れた雨傘を持ち込む場合、ビニール袋のカバーを用意して床などが濡れないようにしたりする必要がある。このような濡れた雨傘の不具合を解消する。

【構成】傘シート6を保持する親骨4を石突1の方向に折り曲げて、前記傘シート6を前記親骨4とともに反転させて折りたたむ雨傘であって、内部に吸水体73が収容された筒状のキャップ7に親骨4の先端、傘シート6の一部および石突1を束ねて着脱自在とし、前記キャップ7は石突1方向に折り曲げた親骨8の先端、傘シート6の一部および石突1を共に被冠する雨傘である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端に石突を下端にグリップを設けたシャフトに副骨を介して親骨を連結し、前記親骨にて傘シートを保持し前記親骨の中間位置を石突方向に折り曲げて、前記傘シートを前記親骨とともに反転させて折りたたむ雨傘であって、親骨を傘シートと共に石突方向に折り曲げて、内部に吸水体が収容された筒状のキャップに前記親骨の先端と傘シートの一部と石突きとを共に束ねられるように着脱自在としたことを特徴とする雨傘。
【請求項2】
前記キャップを前記グリップに着脱自在としたことを特徴とする請求項1記載の雨傘。
【請求項3】
前記キャップを弾性材で形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の雨傘。
【請求項4】
前記石突きに発光体を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか一つの雨傘。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、雨のしずく対策を施した雨傘に関するものである。
【背景技術】
【0002】
雨の降る日、濡れた雨傘を持って自動車に乗り込む際、シートに座ってドアを開いたまま雨傘をたたんだりすると衣服や腕が濡れる。又、デパートやスーパー等に濡れた雨傘を持ち込む場合、ビニール袋のカバーを用意して床などが濡れないようにする必要がある。このような濡れた雨傘の不具合を解消する雨傘は種々提案されている。
【0003】
特許文献1の反転する洋傘では、石突側方向に傘のシート部分が骨と共に反転して、雨でぬれたシート部分を内側にして畳むものである。しかしながら、この洋傘は使用後、傘布の雨水に濡れた面が内側になるように畳まれるようにする事で、電車、バス等の車内で他人に迷惑が掛からない傘を提供することは可能であるが、傘を横にしたり石突側を逆さにすると溜まった水滴が外へ流れ出るという不具合が残る。
【0004】
特許文献2の改良傘では、リブを軸棒に対してハンドルと反対方向に折畳み可能とし、ハンドルと反対側の軸棒の端部をして折畳み状のリブの末端を越えて延在させ、軸棒のハンドルと反対側の端部に円錐台状のキャップをハンドル側に向けて開口して取り付けて傘から滴下する水滴の受け部を形成させている。傘が折り畳まれた状態においてリブの端部がキャップにより形成される受け部の内側に突出するようにしており、折り畳んだ状態で、覆布から滴下する水滴はキャップにより受けるので、石突側を逆さにしても溜まった水滴が外へ流れ出ないようにして水滴が床上に滴下せず濡らさないようにしている。しかし、傘を横にすると溜まった水滴が外へ流れ出る不具合が解消されておらず、また、接触する衣服の濡れがなくなるようにするために、上記のリブを保護すべく第1の覆布と反対側において第2の覆布をリブに張設しているので、複雑な覆布の構成をしており、リブと軸棒との取り付けも複雑な構成となっている。また、傘を開いて使用時、固定リングからキャップ迄が突出していて長過ぎるため使用しにくく、実用性に欠ける点がある。
【0005】
【特許文献1】特公平8−8882号公報
【特許文献2】特開2000−166629号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献の何れも使用後、傘布の雨水に濡れた面が内側になるように畳まれるようにする事で、濡れた雨傘の不具合を解消しているが、各特許文献1および特許文献2は上述のような不具合が残っている。
【0007】
本発明は、上記問題点を解消し傘シート内に溜まった水滴が外に流れ出ないようにする雨傘を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、上端に石突を下端にグリップを設けたシャフトに副骨を介して親骨を連結し、前記親骨にて傘シートを保持し前記親骨の中間位置を石突方向に折り曲げて、前記傘シートを前記親骨とともに反転させて折りたたむ雨傘であって、内部に吸水体が収容された筒状のキャップに前記親骨の先端と傘シートの一部と石突きとを共に束ねられるように着脱自在とし、前記キャップを石突方向に折り曲げた親骨の先端、傘シートの一部および石突を共に被冠したことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、前記キャップを前記グリップに着脱自在としたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記キャップを弾性材で形成したことを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、前記石突きに発光体を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
以上のように本発明の雨傘は、上端に石突を下端にグリップを設けたシャフトに副骨を介して親骨を連結し、前記親骨にて傘シートを保持し前記親骨の中間位置を石突方向に折り曲げて、前記傘シートを前記親骨とともに反転させて折りたたむ雨傘であって、親骨を傘シートとともに石突方向に折り曲げて、グリップに装着されていた吸水体の収容された筒状のキャップに前記親骨の先端と傘シートの一部と石突きとを共に束ねられるように着脱自在とし、傘シート内に溜まった水滴が外に流れ出にくくすることができる。さらに、傘シートを縛る細い布紐が濡れていないので手が濡れずに済み不快感がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1乃至図5において、シャフト3の上端および下端にそれぞれ石突1およびグリップ2が設けられている。親骨4は前記石突1の近傍であるシャフト3の根元位置4Aで軸支されており、下方に傾斜した位置(図2)からシャフト3に並行した位置(図4)へ開閉自在となっている。支え桟5は一端がシャフト3に軸支され、他端は中間位置4Bで副骨8に支持されている。
【0015】
前記親骨4には上面に傘シート6が所定箇所、例えば根元位置4A、中間位置4Bおよび先端位置4Cやそれぞれの間の部位にて保持されている。このようにして親骨4を傘シート6共に石突方向に折り曲げて、前記傘シート6を前記親骨4とともに反転させて折りたたむことができる。
【0016】
7は筒状のキャップであり、シャフト3の上端および下端に着脱できるようになっている。シャフト3の上端では図8に示すように親骨4の先端位置4Cと傘シート6の一部と石突1とを共に束ねて着脱できるようになっており、また、シャフト3の下端では図9に示すようにグリップ2に着脱できるようになっている。前記キャップ7は図6および図7に示すように、円筒もしくは角筒状の本体72の一端726にはスポンジで出来た吸水体73が収容されている。他端721は吸水体73方向に突出した環状の爪725を有する開口部727が形成されており、前記開口部727は大空間室722を介して一端726側の前記吸水体73に連通している。前記他端721の開口部727は図9のようにグリップ2が収まる大きさでかつ図8のように親骨4の先端位置4Cと傘シート6の一部と石突1とを共に束ねて収まる大きさである。前記開口部727と吸水体73との間には空間室730が設けられており、空間室730には吸水体73の方向に先細りの円錐状となった水滴案内室724が設けられている。前記水滴案内室724と大空間室722との間には小空間室723が設けられており、小空間室723は石突1が収まる形状となっている。また、前記一端723には螺子が形成されており、筒状の栓71を螺着している。
【0017】
このように筒状のキャップ7をシャフト3の上端すなわち、親骨4の先端位置4C、傘シート6の一部および石突1に着脱自在とすることにより前記キャップ7は石突1の方向に折り曲げた親骨4の先端と傘シート6の一部と石突1とを共に束ねて被冠する構成で、キャップ7の本体72の材料は合成樹脂材や金属材でも良いが、シリコンゴム材等で構成すれば、本体72を収縮させることにより吸水体73の水を外に排出することができる。
【0018】
更に、石突き1に蛍光材などの発光体(図示せず)を設けておけば、夜間などに見やすく交通安全の表示にも利用できる。
【0019】
傘シート6は複数本の親骨4に留められており、その材料は布材やビニール材などであるが、傘シートの構成としては、図10のように別の傘シート61が親骨4の中間位置4Bと先端位置4Cとの間で石突1と反対側で親骨4に保持されて傘シート6と二重に構成されている。このように親骨4を傘シート6および別の網目状の傘シート61と共に石突方向に折り曲げて、前記傘シート6および別の傘シート61を前記親骨4と共に反転させることにより、傘シート61が傘シート6から浸透してきた水を網目状の傘シート61の厚みにて雨傘を手に持ったときに肌にふれても濡れにくくすることができる。
【0020】
次に、本発明雨傘の折りたたみ手順について図1乃至図5を参照して説明する。
【0021】
図2において、キャップ7はグリップ2に取付けてあり、雨天時に傘シート6を開いて使用し、その使用後、図3のように支え桟5の一端をグリップ2の方向に押し下げると、支え桟5の他端は根元位置4Aと中間位置4Bとの間で副骨8に支持されているから、傘シート6を保持する親骨4が石突1の方向に折り曲がり、更に、図4のように支え桟5を押し下げて傘シート6を前記親骨4と共に反転させて折りたたみ、続いて、図5のように、キャップ7をグリップ2から取り外して、図1のように、雨傘を折りたたんで閉じた状態にして、親骨4の先端位置4Cである先端と傘シート6の一部と石突1とを共に束ねてキャップ7に被冠することにより、傘シート6の外側は雨で濡れておらず、しかも、傘シート6とシャフト3との間に留まった水滴はキャップ7の爪725にてキャップ722よりスポンジ73と空間室730に流出され、雨傘を横にしても水滴がキャップ7の吸水体73に吸収される。また、水滴案内室724は円錐状もしくはじょうご状になっているので、傘を上下逆転、あるいは、横に倒しても外へ流れ出にくくすることができる。
【0022】
このようにして使用したキャップ7をシャフト3の上端すなわち、親骨4の先端位置4C、傘シート6の一部を石突1に束ねた状態から取り外して、キャップ7に留まった水滴を除去して、シャフト3の下端すなわちグリップ2に取付けする。(図2および図9参照)
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の雨傘を折りたたんで閉じた状態を示す正面図である。
【図2】本発明の雨傘を開いた状態を示す断面図である。
【図3】本発明の雨傘を折りたたみ始めた状態を示す断面図である。
【図4】本発明の雨傘を更に折りたたんだ状態を示す断面図である。
【図5】本発明の雨傘を折りたたんでキャップをシャフトの上端に着脱させる状態を示す正面図である。
【図6】本発明のキャップを栓と螺着させる状態を示す断面図である。
【図7】本発明のキャップの断面図である。
【図8】本発明のキャップに親骨の先端位置・傘シートの一部・石突を共に収めた状態を示す断面図である。
【図9】本発明のキャップにグリップを取着した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の傘シートの異なる実施例を示すグリップ側からみた底面図である。
【符号の説明】
【0024】
1 石突
2 グリップ
3 シャフト
4 親骨
5 支え桟
6 傘シート
7 キャップ
8 副骨
73 吸水体
【出願人】 【識別番号】594087975
【氏名又は名称】高松 浅則
【識別番号】306022904
【氏名又は名称】高松 秀徳
【出願日】 平成18年6月28日(2006.6.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−6255(P2008−6255A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−203918(P2006−203918)