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【発明の名称】 可動要素を備えた宝飾品
【発明者】 【氏名】カロリーヌ グルオジ ショイフェル

【要約】 【課題】可動装飾要素を含むことにより、独創的且つ意匠を凝らした宝飾品、特に、リング、ブレスレット、ペンダント、イヤリングを実現する。

【構成】ほぼ環状体形状の宝飾品は、自身で囲まれた、環状の囲まれた空間(18)を有し、空間の外壁(1)及び/又は内壁(2)は、少なくとも部分的に透明である。この囲まれた空間(18)は、内部で自由に移動する装飾要素(13)を保持する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外壁(1,20)及び/又は内壁(2,21)の少なくとも一部分が透明な、自身で閉じられた環状の囲まれた空間(18,24)を有し、この囲まれた空間(18,24)は、中で自由に移動できる少なくとも一つの装飾要素(13)を保持する、
ことを特徴とする宝飾品。
【請求項2】
囲まれた空間の外周壁(1,20)は、完全に透明である、
請求項1に記載の宝飾品。
【請求項3】
囲まれた空間の内周壁(2,21)は、透明である、
請求項1又は2に記載の宝飾品。
【請求項4】
囲まれた空間の外周壁(1,20)及び内周壁(2,21)は、同心の、円筒または多角形であり、上リング(14)及び下リング(15)の二つのリングの間で、ねじ(8)によって固定される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の宝飾品。
【請求項5】
リング(14,15)は、内壁(2,21)と外壁(1,20)の間に延びる内リブを有する、
請求項4に記載の宝飾品。
【請求項6】
上リング(14)及び下リング(15)は、外側に、宝飾品の軸端を形成するカバー(16,17)を留めることができる、係合構造を有する、
請求項4または5に記載の宝飾品。
【請求項7】
囲まれた空間の内壁(21)及び外壁(20)の縁部に接着されまたは溶接された終端部品(22)を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の宝飾品。
【請求項8】
一つまたはそれ以上の装飾要素(13)は、台座に取り付けられた貴石または準貴石で構成される、
請求項1から7のいずれか1項に記載の宝飾品。
【請求項9】
囲まれた空間は、スタッド(7)によっていくつかのセグメントまたは区画に分割される、
請求項4に記載の宝飾品。
【請求項10】
ねじ(8)は、スタット(7)を貫通する、
請求項4及び請求項9に記載の宝飾品。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、リング、ブレスレット、ペンダント、ブローチ、またはイヤリングのような宝飾品に関し、特に、一つまたはそれ以上の可動装飾要素を含む宝飾品に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、可動装飾要素を含むことにより、独創的且つ意匠を凝らした宝飾品、特に、リング、ブレスレット、ペンダント、及びイヤリングを実現することを目的とする。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明による宝飾品は、請求項1に記載される特色によって特徴付けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0004】
本発明は、リング、ブレスレット、ペンダント、ブローチ、イヤリング、またはこれに類するもののような宝飾品に関し、特に、ほぼ円環体またはリングの形状の宝飾品に関する。以下でわかるように、宝飾品は、環状の囲まれた空間を表し、外周壁及び/又は内周壁の少なくとも一部分が透明で、少なくとも一つの可動装飾要素が、この囲まれた空間に保持される。
【0005】
図1及び図2に示す、本発明による宝飾品の第1実施形態では、宝飾品は、ほぼ円環体の形状を有する。宝飾品、ここではリングまたはブレスレットの中央部は、円筒または多角形の、サファイヤのような透明材料で作られた外周壁1と、円筒または多角形の、サファイヤのような透明材料で作られてもよいが、必ずしも透明でなくてもよい、内周壁2と、を有する環状の囲まれた空間で構成される。囲まれた空間の内周壁は、実際には、不透明、または半透明であってもよく、あるいは鏡を形成してもよい。
【0006】
好ましくは、外壁1および内壁2は、それらが相互に同心の関係で配置されたとき、環状空間が、それらを分離するように、同じ高さを有するが、直径が異なる。
【0007】
これらの壁、即ち外壁1及び内壁2は、外壁1と内壁2との間に位置する中央リブ5と、外壁1及び内壁2の上縁部及び下縁部に押し付ける支持面6と、を有する上リング3及び下リング4によって共に保持される。図1及び図2に示す例では、スタッド、例えば規則正しく配置された三つのスタッド7が、内壁2と外壁1の間で、且つ上リング3と下リング4の間に位置し、スタッド7には貫通チャンネルが横切っている。
【0008】
下リング4は、孔9を有し、上リング3は、ねじ孔10を有する。組み立てられた宝飾品では、下リング4の孔9は、上リング3のねじ孔10と整列し、スタッド7のチャンネルの各々は、孔9及びねじ孔10と整列する。ねじ8が、二つのリング3,4を、外壁1及び内壁2の縁部に向かって保持する。
【0009】
ガスケット12が、壁1,2とリング3,4との間の環状スペースを水密にするために、上リング3と下リング4の間、及び内壁2と外壁1の間に設けられてもよい。
【0010】
かくして実現された、外壁1または内壁2の少なくとも一部分が透明な囲まれた空間内には、切断され台座に取り付けられた金属ディスク、ハードストーンディスク、または貴石または準貴石で構成された一つまたはそれ以上の装飾要素13が、配置されている。これらの装飾要素13の寸法は、壁1,2及びリング3,4によって形成される囲まれた空間内で、嵌り込むことなく、自由に動くことができるようになっている。
【0011】
上リング3及び下リング4の外面は、図示された例では、それぞれ切頭円錐リブ14及び15で構成される係合構造を表す。これらの係合構造14,15は、リング形状カバー16,17を上リング3及び下リング4に留めるのに役に立つ。これらのカバー16,17は、典型的に、金属、例えば金で作られる。これらのカバー16,17の外側は、任意の形状を有していてよく、光沢があってもよく、彫刻されまたは任意の他の方法で付加された模様を持っていてもよい。
【0012】
この実施形態では、装飾要素13を保持する環状の囲まれた空間は、スタッド7によって三つのセグメントに分割され、その中で、これらの装飾要素13は、宝飾品に与えられた重力び運動の作用の下で自由に動くことができる。
【0013】
これらの装飾要素13の、外壁1及び/又は内壁2の少なくとも一部分が透明な前述の囲まれた空間内での可動性は、新しい魅力的なまたは意匠を凝らした審美的な効果を作り出す。
【0014】
図1及び図2に示された例では、宝飾品はリングまたはブレスレットである。宝飾品が、ペンダント、イヤリング、またはブローチであるとき、図1及び図2を参照して記載された宝飾品は、チェーンを通すことができるリング、布に留めることができるピン、または耳たぶに固定することができるクリップのような、締結装置を備える。
【0015】
図3に示す変形例では、宝飾品は、再び、少なくとも部分的に透明な外壁20と、不透明または半透明な内壁21と、壁20,21の間にリブ23を有する二つの終端部品22と、によって形成される、円形または多角形の、環状の囲まれた空間を有する。これらの終端部品22は、壁20,21の縁部に接着され、または溶接され、かくして、図1及び図2を参照して述べたもののような装飾要素を保持する囲まれた空間24の範囲を定めている。変形例として、スタッドが、壁20,21に終端部品22を留めるのに使用されないので、装飾要素は、全ての囲まれた空間24内で移動してもよい。
【0016】
変形例では、終端部品22のカバー16,17の形状は、変更してもよく、所望の審美的効果に応じて装飾を表してもよい。
【0017】
内壁2,21及び外壁1,20は、宝飾品の軸線方向に必ずしも真っ直ぐである必要はなく、円筒または多角形であってもよい。
【0018】
ほぼ環状体形状の宝飾品は、いくつかの区画に分割され、または分割されない囲まれた空間を有し、好ましくは台座に取り付けられた貴石または準貴石で構成される、少なくとも一つの装飾要素を保持し、装飾要素は、囲まれた空間内で、または相互に分離された囲まれた空間の一部分の中で自由に移動可能であることは、重要である。記載された例から分かるように、この囲まれた空間は、好ましくは、自身で閉じられ、ほぼリング形状をなしている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明によるリングの斜視図である。
【図2】図1に示したリングの対称軸線を通る面に沿った断面図である。
【図3】本発明による宝飾品の変形例を示す、図2と同様の断面図である。
【符号の説明】
【0020】
1,20 外壁
2,21 内壁
7 スタッド
13 装飾要素
14 上リング
15 下リング
16,17 カバー
18,24 囲まれた空間
【出願人】 【識別番号】507276450
【氏名又は名称】ショパール アンテルナショナル ソシエテ アノニム
【出願日】 平成19年8月16日(2007.8.16)
【代理人】 【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男

【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭

【識別番号】100065189
【弁理士】
【氏名又は名称】宍戸 嘉一

【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健

【識別番号】100103609
【弁理士】
【氏名又は名称】井野 砂里


【公開番号】 特開2008−43768(P2008−43768A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2007−212263(P2007−212263)