| 【発明の名称】 |
ピアス用キャッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】饗場 康裕
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| 【要約】 |
【課題】この発明は金属製のキャッチとシリコンゴム製キャッチの各々の欠点を改善したものであり、新規なピアス用キャッチを提供することを目的とする。
【構成】ピアス用ピンの挿通孔を設けた基板と、該基板から外向きに延長され、上記挿通孔に挿通されるピアス用ピンを挟着する少なくとも一対の金属製弾性片と、該一対の金属製弾性片を収納保持するシリコン弾性体とで構成されたピアス用キャッチであって、シリコン弾性体の内部において上記一対の金属製弾性片が、ピアス用ピンの軸心に向かって円弧状に折り曲げられて、一旦接近した上で離れる方向に延長され、その後先端部分において反転した上、上記軸心部分を通過した位置において円弧状断面に形成されて、上記軸心部分に挿通されるピアス用ピンを挟着するようにしたことを特徴とするピアス用キャッチ。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ピアス用ピンの挿通孔を設けた基板と、該基板から外向きに延長され、上記挿通孔に挿通されるピアス用ピンを挟着する少なくとも一対の金属製弾性片と、該一対の金属製弾性片を収納保持するシリコン弾性体とで構成されたピアス用キャッチであって、シリコン弾性体の内部において上記一対の金属製弾性片が、ピアス用ピンの軸心に向かって円弧状に折り曲げられて、一旦接近した上で離れる方向に延長され、その後先端部分において反転した上、上記軸心部分を通過した位置において円弧状断面に形成されて、上記軸心部分に挿通されるピアス用ピンを挟着するようにしたことを特徴とするピアス用キャッチ。 【請求項2】 シリコン弾性体は、容器状外延フレーム内に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のピアス用キャッチ。 【請求項3】 上記一対の金属製弾性片が、ピアス用ピンの軸心の長さ方向にずれた位置において平行に、かつ軸心に向かって円弧状に折り曲げられて、一旦接近した上で離れる方向に延長されていることを特徴とする請求項1または2に記載のピアス用キャッチ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明はピアス用キャッチに関するものである。 【背景技術】 【0002】 ピアス用キャッチの一般的なものとして、貴金属製で正面基板とこの両端部からのびる湾曲片とからなる形状のものがあり、正面基板の中心にピン孔が形成され、挿入されるピアス用ピンは湾曲片によって挟持される構造となっている。 このキャッチはピアス用ピンの挟持力は強いが、ピアス用ピンに形成した凹部と湾曲片との位置関係がずれると挟着力はごく弱いものとなってしまう。また、ピアス用ピンとキャッチはいずれも貴金属製であるため着用者によっては接触感に違和感がある場合がある。 【0003】 この欠点を解消するため、シリコンゴム製のピアス用キャッチが各種提案されている。このシリコンゴム製のキャッチは全体が柔らかで、ピアス用ピンの外周全体にシリコンゴムが接触するため、その挟持力もあるが前記の金属製のキャッチほど強力なものではない。 【特許文献1】特にありません 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この発明は金属製のキャッチとシリコンゴム製キャッチの各々の欠点を改善したものであり、新規なピアス用キャッチを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 そのためこの発明のピアス用キャッチは、ピアス用ピンの挿通孔を設けた基板と、該基板から外向きに延長され、上記挿通孔に挿通されるピアス用ピンを挟着する少なくとも一対の金属製弾性片と、該一対の金属製弾性片を収納保持するシリコン弾性体とで構成されたピアス用キャッチであって、シリコン弾性体の内部において上記一対の金属製弾性片が、ピアス用ピンの軸心に向かって円弧状に折り曲げられて、一旦接近した上で離れる方向に延長され、その後先端部分において反転した上、上記軸心部分を通過した位置において円弧状断面に形成されて、上記軸心部分に挿通されるピアス用ピンを挟着するようにしたことを特徴とするものである。 【0006】 この発明のピアス用キャッチは、シリコン弾性体は、容器状外延フレーム内に収納されていることをも特徴とするものである。 【0007】 この発明のピアス用キャッチは、上記一対の金属製弾性片が、ピアス用ピンの軸心の長さ方向にずれた位置において平行に、かつ軸心に向かって円弧状に折り曲げられて、一旦接近した上で離れる方向に延長されていることをも特徴とするものである。 【発明の効果】 【0008】 この発明は、金属製キャッチとシリコンゴム製キャッチの特徴を生かしつつ、更に違和感の少ない優れたキャッチを提供できたものである。 すなわち、ピアス用ピンを挟着する一対の金属製弾性片が、少なくとも2か所においてピアス用ピンを挟着するとともに、ピアス用ピンが最初の挟着部分に挿通されることによって次の挟着部分の挟着力がより強くなるようにし、しかも一対の金属製弾性片に対してシリコン弾性体が常にピアス用ピンを挟着する方向に付勢するため、ピアス用ピンをより確実に挟着することができるようになった。 さらに、使用者がシリコン弾性体に対するアレルギーを持っていたしても、この発明のピアス用キャッチは耳たぶに接する部位が金属製基板となっているため、そのような使用にも何らの問題もない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、この発明のピアス用キャッチの実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。 図1はこの発明のピアス用キャッチの1実施例を示す正面図、図2は使用状態における正面図、図3はその概略断面図、図4は基板および一対の金属製弾性片からなる挟着具の展開図、図5は挟着部分の詳細を示す拡大図である。 また図6はこの発明のピアス用キャッチの他の実施例を示す正面図、図7は使用状態における正面図、図8はその概略断面図である。 図9は第1実施例のシリコン弾性体を外延フレームに収納した実施例を示す断面図、図10は第2実施例のシリコン弾性体を外延フレームに収納した実施例を示す断面図である。 【0010】 図1ないし図3に示す実施例において、11はシリコン弾性体であり、図では半球状の断面を備え、該シリコン弾性体11の軸心部分にはピアス用ピン21を挿通するピン孔12が形成されている。またシリコン弾性体11の平面部分には、ピアス用ピン21の挿通孔22を中央に形成した基板13が露出した状態で取り付けられ、基板13外周の相対向する位置にその端部を固着されて、ピアス用ピン21を挟着する一対の金属製弾性片14が取付けられている。 【0011】 そして、上記一対の金属製弾性片14は、ピアス用ピン21の軸心15に向かって円弧状に折り曲げられて第1の挟着部16が形成されている。またこのように一旦接近した上で離れる方向に延長され、その後先端部分において反転する切返し部17が形成してある。 その後、上記軸心15部分を通過した位置において円弧状断面に形成し、これを、軸心15部分に挿通されるピアス用ピン21を挟着する第2の挟着部18としたものである。このように、この実施例においてはピアス用ピン21を少なくとも2箇所で挟着するようになっている。 【0012】 したがって、ピアス用ピン21が第1の挟着部16を通過して外向きの力が作用すると、第2の挟着部18には内向きの力が作用するので、ピアス用ピン21は第1の挟着部16のみならず第2の挟着部18によってより確実に保持されるのである。 21−2はピアス用ピン21の先端に形成した周溝で、第2の挟着部18はこの周溝21−2にはまり合うようになっている。 また、上記一対の金属製弾性片14はシリコン弾性体11内に収納保持され、該シリコン弾性体11によって常にピアス用ピン21を挟着する方向に付勢されており、一対の金属製弾性片14のいわゆるへたりが防止されて、ピアス用キャッチの耐久性が大幅に向上する。 【0013】 また、シリコン弾性体11に孔開けされたピン孔12はシリコン弾性体11の全体を貫通しており、上記第1および第2の挟着部16,18はこのピン孔12の壁面から突き出た位置でピアス用のピン21を保持するように構成されている。したがって、使用時にシリコン弾性体11がピアス用ピン21との接触で磨耗したり、削れて粉塵等が発生したりすることがない。 【0014】 図4はこの実施例に示したピアス用キャッチの基板11および一対の金属製弾性片14の構成をしめすもので、板状素材のほぼ中央に円形の基板11部分が採寸され、基板13外周の相対向する位置を端部として、ピアス用ピン21を挟着するための一対の金属製弾性片14部分が外向きに延長されている。 そして一対の金属製弾性片14部分の先端部分にはそれぞれ異なる側面を所定の長さだけ切欠き、切欠き部分の端部には内向きに自由端を備えた折返し片19が形成されている。 上記一対の金属製弾性片14は、図5のように、その先端の互いの切欠き部分が向き合うように組み付け、そしてその間に挿通されたピアス用ピン21を、上記折返し片19で構成される第2の挟着部18によって保持するようにしたものである。 20は、一対の金属製弾性片14部分の適所に形成したピアス用ピン21を導く、リブ状の挿通ガイドである。 【0015】 この実施例に示したピアス用キャッチの使用に際しては、上記基板13の挿通孔22に、ピアス用ピン21を差し込む。この時、ピアス用ピン21は一対の金属製弾性片14に形成された第1の挟着部16により先ず挟着される。 その後さらに押し込まれたピアス用ピン21は、一対の金属製弾性片14の先端に形成された第2の挟着部18によって再度挟着され、シリコン弾性体11のピン孔12から突き出るのである。このように、この実施例においてはピアス用ピン21の長さ方向に沿って少なくとも2箇所で挟着するようになっている。 【0016】 図6ないし図8に示す実施例において、31はシリコン弾性体であり、図では半球状の断面を備え、該シリコン弾性体31の軸心部分にはピアス用ピン21を挿通するピン孔32が形成されている。またシリコン弾性体31の平面部分には、ピアス用ピン21の挿通孔23を中央に形成した基板33が露出した状態で取り付けられ、基板33外周の相対向する位置にその端部を固着されて、ピアス用ピン21を挟着する一対の金属製弾性片34が取付けられている。 【0017】 そして、上記一対の金属製弾性片34は、ピアス用ピン21の軸心35に向かって円弧状に折り曲げられて第1の挟着部36が形成されている。またこのように一旦接近した上で離れる方向に延長され、その後先端部分において反転する切返し部37が形成してある。 その後、上記軸心35部分を通過した位置において円弧状断面に形成し、これを、軸心35部分に挿通されるピアス用ピン21を挟着する第2の挟着部38としたものである。 その際、一対の金属製弾性片34は第2の挟着部38においてそれぞれ相手方と競合しないよう、軸心35に沿って当接する位置をずらしてあるので、この実施例においてはピアス用ピン21を少なくとも3箇所で挟着するようになっている。 【0018】 したがって、ピアス用ピン21が第1の挟着部36を通過して外向きの力が作用すると、第2の挟着部38には内向きの力が作用するので、ピアス用ピン21は第1の挟着部36のみならず第2の挟着部38によってより確実に保持されるのである。 すなわち、第2の挟着部38はピアス用ピン21の周溝21−2に2段階にはまり合うようになっている。 また、上記一対の金属製弾性片34はシリコン弾性体31内に収納保持され、該シリコン弾性体31によって常にピアス用ピン21を挟着する方向に付勢されており、一対の金属製弾性片34のいわゆるへたりが防止されて、ピアス用キャッチの耐久性が大幅に向上する。 【0019】 また、シリコン弾性体31に孔開けされたピン孔32はシリコン弾性体31の全体を貫通しており、上記第1および第2の挟着部36,38はこのピン孔32の壁面から突き出た位置でピアス用のピン21を保持するように構成されている。したがって、使用時にシリコン弾性体31がピアス用ピン21との接触で磨耗したり、削れて粉塵等が発生したりすることがない。 【0020】 この実施例に示したピアス用キャッチの使用に際しては、上記基板33の挿通孔23に、ピアス用ピン21を差し込む。この時、ピアス用ピン21は一対の金属製弾性片34に形成された第1の挟着部36により先ず挟着される。 その後さらに押し込まれたピアス用ピン21は、一対の金属製弾性片34の先端に形成された第2の挟着部38によって再度挟着され、シリコン弾性体31のピン孔12から突き出るのである。 その際、一対の金属製弾性片34は第2の挟着部38においてそれぞれ相手方と競合しないよう軸心34に沿って当接位置をずらしてあるので、この実施例においてはピアス用ピン21の長さ方向に沿って少なくとも3箇所で挟着するようになっている。 【0021】 図9および図10はそれぞれ、第1および第2実施例のシリコン弾性体を外延フレームに収納した実施例を示すものである。 すなわち、シリコン弾性体11,31は容器状の外延フレーム41に収納されている。したがって、使用時に一対の金属製弾性片14,34がピアス用ピン21に押されて変形しても、外延フレーム41に収納されたシリコン弾性体11,31が一対の金属製弾性片14,34を元の状態に復帰するよう付勢するので、ピアス用ピン21は一対の金属製弾性片14,34によってより強固に保持されることとなる。 【産業上の利用可能性】 【0022】 この発明は、金属製キャッチとゴム製キャッチの特徴を生かしつつ更に違和感の少ない優れたピアス用キャッチを提供するものである。 したがって、実施の形態において説明したピアス用キャッチとしてのみならず、ピン類を使用する装身具の止金具として、ピアスのみならず他の装身具にも応用できることはいうまでもない。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】この発明のピアス用キャッチの1実施例を示す正面図である。 【図2】使用状態における正面図である。 【図3】その概略断面図である。 【図4】基板および一対の金属製弾性片からなる挟着具の展開図である。 【図5】挟着部分の詳細を示す拡大図である。 【図6】この発明のピアス用キャッチの他の実施例を示す正面図である。 【図7】使用状態における正面図である。 【図8】その概略断面図である。 【図9】第1実施例のシリコン弾性体を外延フレームに収納した実施例を示す断面図である。 【図10】第2実施例のシリコン弾性体を外延フレームに収納した実施例を示す断面図である。 【符号の説明】 【0024】 11 シリコン弾性体 12 ピン孔 13 基板 14 一対の金属製弾性片 15 軸心 16 第1の挟着部 17 切返し部 18 第2の挟着部 19 折返し片 20 挿通ガイド 21 ピアス用ピン 21−2 周溝 22 挿通孔 23 挿通孔 31 シリコン弾性体 32 ピン孔 33 基板 34 一対の金属製弾性片 35 軸心 36 第1の挟着部 37 切返し部 38 第2の挟着部 41 外延フレーム
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| 【出願人】 |
【識別番号】506236691 【氏名又は名称】饗場 康裕
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| 【出願日】 |
平成18年7月10日(2006.7.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080654 【弁理士】 【氏名又は名称】土橋 博司
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| 【公開番号】 |
特開2008−17882(P2008−17882A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−189770(P2006−189770) |
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