| 【発明の名称】 |
保温地下たび |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 道郎
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| 【要約】 |
【課題】
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アッパーに柔軟な保温材料を用いてなる地下たびであって、この掛け糸部の少なくとも裾部箇所の表布内面側に、適度な腰のある当て材を配設したことを特徴とする保温地下たび。 【請求項2】 保温材料として、キルティング材を用いたことを特徴とする請求項1記載の保温地下たび。 【請求項3】 当て材として、屈曲性のある合成樹脂製薄片を用いたことを特徴とする請求項1又は2記載の保温地下たび。 【請求項4】 当て材を、縫合によって表布内面側に固着したことを特徴とする請求項1ないし3記載の保温地下たび。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、保温性があり、かつコハゼの掛け止めを容易かつ確実にできるようにしたことを特徴とする保温地下たびに関するものである。 【背景技術】 【0002】 地下たびは、土木建築、屋根葺き或いは農園芸の作業者等に広く愛用されている。 一般に地下たびは、軽快性、接地感覚、足の返りの良さが要求されるため、アッパーを綿布で構成し、これに比較的薄手で柔軟性を備えたゴム底等の接地底を取付けると共に、コハゼと掛け糸を取付けたものとなっている。 【0003】 このような地下たびを、冬季や寒冷地で履用するときは、アッパー或いは接地底から周囲又は地面の冷たさが伝わって足底や脚部が冷たくなる憾みがあった。このため保温地下たびの一つとして、特許文献1に示すような地下たびが知られている 【0004】 【特許文献1】実公平4−6564号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 ところで上記のような保温地下たびは、アッパーとして裏布に起毛布等の柔軟で嵩のある保温材料を用いているため、掛け糸にコハゼを掛け止める際にコハゼが掛け糸に掛けにくく、また一旦止めたコハゼが外れ易いことがあった。 【0006】 コハゼを掛け糸に止めるときには、たび内側から足の膨らみによってアッパーに張りを与え、腰をもたせた状態にすると、コハゼは掛かり易くまた確実に止まるが、逆にこのような張りがないと上手く掛け止めできないことがあり、これは特に掛け糸部の接地底に近い裾部に集中して起こる傾向にあった。 【0007】 一般の地下たびにおいて、コハゼの掛け止めを確実にするために、さらに面ファスナーを併用する提案もなされているが、これではコハゼ、掛け糸以外に、面ファスナーを取付けるという煩雑さ及びコストアップが生じ、またこの部分の外観を損ねてしまう問題点も残されていた。 【0008】 本発明は上記の状況に鑑み、アッパーとして柔軟な保温材料を用いてなる地下たびであっても、掛け糸に対してコハゼを簡単でかつ確実に掛け止めすることができ、しかも簡単に製作できかつ外観を損ねることのない保温地下たびを提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 すなわち本発明の要旨とするところは、アッパーに柔軟な保温材料を用いてなる地下たびであって、この掛け糸部の少なくとも裾部箇所の表布内面側に、適度な腰のある当て材を配設したことを特徴とする保温地下たびにある。 また本発明は、上記の保温材料としてキルティング材を用いることができ、また当て材としては屈曲性のある合成樹脂製薄片を用いることができる。さらに本発明は、上記当て材を、縫合によって表布内面側に固着したことも特徴とするものである。 【発明の効果】 【0010】 本発明は上記の構成にすることにより、アッパーとして柔軟な保温材料を用いてなる地下たびであっても、掛け糸に対してコハゼを簡単でか つ確実に掛け止めすることができると共に、煩雑な工程を要さず簡単かつ低コストに製作でき、しかも外観を損ねることのない保温地下たびを提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、本発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。 図1は本発明保温地下たびの概観を示しており、図中1はアッパー、2は接地底、3はコハゼ、4は掛け糸をそれぞれ示している。 このうちアッパー1は、綿布からなる表布1Aと裏布1Bとからなり、図示の例においてはこの間にキルティング材1Cが狭着されており(図3参照)、アッパー全体が保温材料で構成されている。なお図中1Dは、爪先部の補強片、1Eは踵部の補強片である。 なお図示は省略したが,アッパー1の底部と接地底2との間には、例えばアルミ箔等の熱線反射金属層を設けている。 【0012】 このように構成された地下たびにあって、コハゼ3はアッパー1の開閉部分のマチ部M端縁に縫着されていて、この部分が対峙する掛け糸部Kに重なり合う際に、選択された掛け糸4にコハゼ3が掛け止めされるようになり、これによって地下たびは足に合った状態で履くことができるようになる。このときの掛け糸4は、アッパー表布1Aに縫合糸4Aによって一定間隔に縫合されるが、図示のようにコハゼ3が8枚用いられたときは、これに対応して8段の間隔ができるように間をおいて縫合されている。 【0013】 そして図示の例では、掛け糸部Kの裾部Sに相当する2段分の箇所の表布1A内側面に、適度な腰のある例えばポリウレタン等の合成樹脂製薄片からなる当て材5を配設してこの部分に張りをもたせるように構成している このようにすると、裾部分Sにコハゼ3を掛け止めようとする場合、アッパー1が柔軟なキルティング材1Cを有していても、当て材5の存在によって表布1Aに腰をもたせることができてコハゼ3をスムースに掛け糸4に挿入して掛け止めることができ、しかも掛け止めたコハゼ3は履用中にみだりに掛け糸4から外れることがなくなる。 【0014】 以上実施例の図面に基づいて説明したが、本発明の実施態様はこの例に限定されるものではない。 すなわち本発明において当て材5を設ける箇所は、最もコハゼ3が外れ易い掛け糸部Kの裾部Sに設けることが必要であるが、この箇所は使用するコハゼ3の枚数にもよるが、下端から2ないし数段の掛け糸4の部分でよい。しかし必要に応じ、これよりさらに上方に広げたり、或いは全ての掛け糸部に設けるようにすることもできる。なお当て材5の表布1Aに対する固着は、縫合が簡易かつ確実でかつ表布1Aの通気性を損ねたりすることがなく好ましいが、これ以外に接着剤を用いるようにしても構わない。 なお当て材5としては、表布1Aに張りをもたせ得る適度の腰がありしかも屈曲性を備えた材料であれば、上述した合成樹脂製薄片以外に合成樹脂を含滲させた布や厚手の布或いはこの部分に合成樹脂液を塗布硬化させて腰をもたせて当て材とすることも可能である。 【0015】 また、保温材料として上述の実施例ではキルティング1C材を用いているが、柔軟で保温性のある起毛布、薄いスポンジシート或いは不織布等を用いることもできる。この際、キルティング材1Cがみだりに移動しないように例えば裏布1Bに対して粗く縫合して止めることが望ましく、スポンジシートを用いるときには、裏布1Bに縫合させたり、点状に接着させてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明の一実施例の概観を示す斜視図である。 【図2】図1の掛け糸部裾部を示す部分的な拡大側面図である。 【図3】図2の主要部の断面図である。 【符号の説明】 【0017】 K 掛け糸部 M マチ部 S 裾部 1 アッパー 1A 表布 1B 裏布 1C キルティング材 2 接地底 3 コハゼ 4 掛け糸 5 当て材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000155861 【氏名又は名称】株式会社力王
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| 【出願日】 |
平成18年8月21日(2006.8.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−43624(P2008−43624A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−223726(P2006−223726) |
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