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【発明の名称】 帽子サイズ調節補助具
【発明者】 【氏名】村田 利典

【要約】 【課題】本発明は、帽子を着用する人の頭囲に応じて、自由に帽子のサイズを調節することができる帽子サイズ調節補助具を提供する。

【構成】帽子内縁下部ビン皮13に近似した巾の可撓性の帯状に形成された部材で構成され、外側に帽子内縁下部より帽子の形態を維持する形態維持板2と、中間部に複数のアーチを有する揚力部材3と、内側に一対の調節具を雄と雌に分けて一方を取り付けたサイズ調節具5aを有する調節部材4を重ね合わせ端部を固定し、保護カバー7に格納し、帽子内縁下部17に取り付ける。ビン皮13裏面に取り付けた他方のサイズ調節具5bとサイズ調節具5aによるサイズ調節時に調節部材4から発生した圧力により前記揚力部材3の複数のアーチが変形し、形状維持板2を内側より湾曲し帽子内縁下部17を内側より支持する帽子サイズ調節補助具である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
各部材は、帽子内縁下部ビン皮に近似した巾で可撓性の素材からなり、外側に帯状の形態維持板と、該形態維持板の内側の左右端部に連結された複数のアーチを有する揚力部材と、該複数のアーチのそれぞれのアーチ連結部とサイズ調節部側端部に各々設けられたガイド部と、前記揚力部材の内側にはサイズ調節具が連結されている調節部材と、帽子内縁下部へ取り付けるための取付機構により構成され、前記調節部材は揚力部材のガイド部に各々通過し、該揚力部材は連結部ガイド部間でアーチ状が変形し、該各頂点部で形態維持板を内側から湾曲させ支持するものであることを特徴とする帽子サイズ調節補助具。
【請求項2】
一対のサイズ調節具の雄と雌の一方を前記調節部材の端部に、該サイズ調節具の他方を帽子内縁下部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の帽子サイズ調節補助具。
【請求項3】
保護用カバーは、伸縮性の織布からなり前記サイズ調節機構部を覆う帯状のカバー状に形成され、前記調節部が露出可能な切開部と、前記サイズ調節機構部が収納され前記保護用カバーと供に帽子内縁下部に取り付けられることを特徴とする請求項2記載の帽子サイズ調節補助具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、帽子を着用する人の頭部の大きさに応じて、自由に帽子のサイズを調節することができる帽子サイズ調節補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ハット型の帽子は、いくつかのサイズの帽子が用意され愛用者は、自分に合ったサイズの帽子を探していた。また後部に切欠部を設けて調節具によりサイズの調節をおこなう帽子がある。愛用者は不便を感じていた、従ってこの課題に応じて今までも、いくつかの帽子のサイズの調節方法が提案されている。
【0003】
なお、本発明に関連する公知技術として、帽子本体内部に伸縮性ベルトや紐等を設けてサイズを調節するものがある。次の特許文献2を挙げることができる。
【0004】
【特許文献1】特開2003−221722号広報
【特許文献2】特開平10−310927号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の如く、従来技術では愛用者が自分のサイズに合った帽子を探すのが不便であり、帽子を作製するには、いくつもの型を必要とするため同じ帽子でも細かくサイズの異なった種類を用意するのは、コストを高くする要因でもあった。また売り場においても、各サイズの帽子を用意しなくてはならず、品切れや陳列スペースに問題をかかえている。
【0006】
特許文献の構成にあっては、伸縮性ベルトを使用することにより自分に合ったサイズに調節ができず圧迫感を感じてしまい、伸縮性ベルトや紐等を使用することにより庇部分に皺が生じてしまい、帽子のシルエットを維持しながらサイズの調節をするのが難しいものであった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成する本発明の帽子サイズ調節補助具は、各部材は、帽子内縁下部ビン皮に近似した巾で可撓性の素材からなり、外側に帯状の形態維持板と、該形態維持板の内側の左右端部に連結された複数のアーチを有する揚力部材と、該複数のアーチのそれぞれのアーチ連結部とサイズ調節部側端部に各々設けられたガイド部と、前記揚力部材の内側にはサイズ調節具が連結されている調節部材と、帽子内縁下部へ取り付けるための取付機構により構成され、前記調節部材は揚力部材のガイド部に各々通過し、該揚力部材は連結部ガイド部間でアーチ状が変形し、該各頂点部で形態維持板を内側から湾曲させ支持するものであることを特徴とする。
【0008】
一対のサイズ調節具の雄と雌の一方を前記調節部材の端部に、該サイズ調節具の他方を帽子内縁下部に取り付けられる。また保護カバーは、伸縮性の織布からなり前記サイズ調節機構部を覆う帯状のカバー状に形成され、前記調節部が露出可能な切開部と、前記サイズ調節機構部が収納され前記保護用カバーと供に帽子内縁下部に取り付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明によれば、帽子本体の内径を変化させるものではなく、着用時以外でも帽子のシルエットを維持でき、一対の調節具を雄と雌に分けて一方をビン皮裏面に取り付けることによりサイズ調節具が直接目に触れなくなり供に調節具が直接頭部に接することもなくサイズの調節が可能である。また複数の揚力部材のアーチが形態維持板を内側よりしっかりと支えるため外観を自然に維持し、構造体も軽く、着用時にも違和感がなく帽子サイズを調節でき、カバーを設けることで構造体に頭髪が巻き込まれることなく、装着感も向上する。また構造が簡単なため安価且つ容易に装着でき、調節機能と蒸れ防止の機能を持った極めて有効な調整補助具である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0011】
図1〜図7に示すように本体サイズ調節構造体1は、全体が円弧状に形成された可撓性の合成樹脂で形成された構造部と、伸縮性織布で形成されている保護カバー7により構成され、構造部を保護カバー7に格納し帽子内縁下部17に取り付けられる。
【0012】
図1〜図3が示すように、各部材の長さについては、サイズ調節部5a、5bの調節巾0のとき、調節部材4の両端部の縫着部8とサイズ調節具5aの露出部を除いた長さに等しい。但し揚力部材3は、若干のアーチを残した状態の長さで固定部19,22に固定するのが好ましい。
【0013】
図1〜図3に示すように、最も外側に位置する形態維持板2は、下端部に縫着部10を有している。また前記形態維持板2の端部固定部19は、揚力部材3と、調節部材4と供に固定され、他端部の固定部22は、形状維持板2と揚力部材3が固定されている。
【0014】
図2が示すように、揚力部材3は、前記形状維持板2の内側に位置し中心部のアーチを最大とする複数のアーチと調節部材4を摺動可能にするコの字型のガイド部6を各アーチ連結部とサイズ調節具5a側に有している。また前記アーチ部の各頂点部9、9a、9bは、形態維持板2の内側に固定されている。
【0015】
図2、図3が示すように、調節部材4は、最も内側に位置し端部に既製のサイズ調節具の一方である雌側の係止孔11を有するサイズ調節具5aが連結され、前記ガイド部6を通過するようにサイズ調節具5aの他端部の固定部19で固定されている。また固定部19の端部に縫着部8を有し、縫着部8は縫着を容易にするため薄く形成されている。
【0016】
図4が示すように、保護カバー7は、弾性の織布により形成され上部に揚力部材3の変形を補助するための遊間部を有し、端部には、サイズ調節具5aを露出する開口部20を有している。
【0017】
図3、図5が示すように、サイズ調節構造体1は、構造部を保護カバー7に格納され縫着部8に保護カバー7と供に帽子内縁下部ビン皮13裏面に縫着位置14で縫着されている。また他端部ビン皮13には、一対のサイズ調節具の一方で雄側の係止凸部12を有するサイズ調節具5bがビン皮13の裏面に縫着され、サイズ調節構造体1より露出していて他方の雌側係止孔11を有するサイズ調節具5aによりサイズの調節を可能にしている。
【0018】
図3、図6、図7が示すように、サイズ調節構造体1は、帽子本体18の内縁下部に縫着位置15に形態維持板2の縫着部10と保護カバー7と供に縫着されている。またサイズ調節具5bは、ビン皮13の裏面に縫着位置16,21に縫着され取り付けられている。
【0019】
図7が示すように、サイズ調節構造体1は、帽子本体18の内縁下部17に取り付けられている。またサイズ調節具5a、5bは、ビン皮13の裏面に位置するためサイズ調節具が直接頭髪に触れることを防いでいる。
【0020】
一例として図9、図10が示すように、調節部材4aの両端部にサイズ調節具5c、5dを設けることにより調節幅の増大と一方を1cm単位、他方を5mm単位にすることにより細かな調節が可能となる。また図10が示すように、調節部材4aの両端部にガイド部6aより前記調節部材4aが、ガイド部より抜け落ちることを防止する幅広部のスットッパー23を設けている。
【0021】
本発明の使用方法については、図7、図8が示すように、帽子本体18の内縁下部17に取り付けられたサイズ調節構造体1は、サイズ調節具5a、5bによりサイズの調節をおこなうことで揚力部材3がガイド部6を摺動しアーチを形成することにより内側より形態維持板2を支持し帽子本体18の外周のシルエットを保持することができる。また保護カバー7を装着することにより着用時の頭髪の巻き込みを防止するとともに着用感の向上おも達成することが可能であり、調節具をビン皮13裏面に分割して取り付けいるため保護カバーを必要とせず見た目にも違和感を軽減させている。
【実施例】
【0022】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、これに限定されるものではない。例えば、取り付け位置などはハット型には後方部、野球帽においては、切欠部を不要にすることができ着用時の自然観をだすためみも前方部などが好ましく、また構造体の大きさや取り付け位置、構造体の材質や厚さなど、サイズ調節具の数も状況に応じて適宜選択される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】 本発明の本体構造部の斜視図である。
【図2】 本発明のサイズ調節具調整巾0のときの本体構造部上面図である。
【図3】 本発明の本体構造部の正面図である。
【図4】 本発明の保護カバーの正面図である。
【図5】 本発明の取り付け部の上面参考図である。
【図6】 本発明の取り付け部の正面参考図である。
【図7】 本発明の本体を帽子に取り付けたときの参考図である。
【図8】 本発明の本体構造部の上面図である。
【図9】 本発明の上面参考図である。
【図10】 本発明の本体構造部の正面参考図である。
【符号の説明】
【0024】
1、1A サイズ調節構造体
2,2a 形態維持板
3 揚力部材
4,4a 調節部材
5a、5b サイズ調節具
5c、5d サイズ調節具
6,6a ガイド部
7 保護カバー
8、10,10a 縫着部
9、9a,9b アーチ部の各頂点部
11,11a、11b 係止孔
12 係止凸部
13,13a ビン皮
14、15、16、21 縫着位置
17 帽子内縁下部
18 帽子本体
19、22 固定部
20 開口部
23 ストッパー
【出願人】 【識別番号】506217058
【氏名又は名称】村田 利典
【出願日】 平成18年8月25日(2006.8.25)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−50737(P2008−50737A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−256443(P2006−256443)