| 【発明の名称】 |
重ね着用巻きスカート |
| 【発明者】 |
【氏名】千畑 博信
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| 【要約】 |
【課題】妊娠などによって体型の変化が生じても、通常のパンツ、スラックスやスカート等の下衣を無理なく着用できるようにした重ね着用巻きスカートの提供を図る。
【構成】巻きスカートの一端側に、下衣aのファスナbを挟んだ一方側身頃cのボタンホールeに対する第1係止部21と、他方側身頃dに対する第2係止部22とを、間隔を隔てて設ける。下衣aのファスナbを開いた状態で、第1係止部21と第2係止部22とをそれぞれ係止し、巻きスカートを下衣aの外側に巻き付けて着用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スラックスやスカート等の下衣の上に重ねて着用する巻きスカートにおいて、 下衣の着用ファスナを開いた状態でファスナを挟んだ下衣身頃の一方側と他方側との少なくとも何れか一方に対する係止部が、巻きスカートの一端側に設けられ、 巻きスカートの他端側に、当該他端側を巻きスカートの一端側若しくは下衣に対して固定する固定部が設けられ、 着用ファスナを開いた状態で下衣を着用し、巻きスカートの一端側の係止部を下衣身頃に係止し、巻きスカートを下衣の外側に巻き付けて、他端側の固定部を固定して着用するようにしたことを特徴とする重ね着用巻きスカート。 【請求項2】 巻きスカートの上記の一端側に、上記の下衣の着用ファスナを開いた状態でファスナを挟んだ下衣身頃の一方側の内側に挿入される延設部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の重ね着用巻きスカート。 【請求項3】 巻きスカートの上記の一端側に、上記の下衣身頃の一方側に対する第1係止部と、上記の下衣身頃の他方側に対する第2係止部とが、間隔を隔てて設けられ、 当該第1係止部がボタンにより構成され、当該第2係止部がボタンホールにより構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の重ね着用巻きスカート。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本願発明は、重ね着用巻きスカート、特に、妊娠初期の女性が着用するのに最適な重ね着用巻きスカートに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、妊婦用の衣服については、変化する体型に対応できるよう、ウエストに十分な余裕を持たせた所謂妊婦服が使用されている。また、特許文献1のように、腹部に対応する位置に、ウエストライン上の上辺が開放された切欠部を設け、この切欠部の底部に一端が縫着された調節帯の先端部に、ウエストベルトに着脱し得る係着手段を設け、調節帯の長さを調節することによって、妊婦の変化する体型に合うように調節でき、妊娠中の長期にわたって着用できるスカートも提案されている。また最近にあっては、従来のスカート形状の妊婦服に代わって、ジーンズ素材などによるパンツやスラックスの形状の妊婦服も提供されており、一般服に近い形状の妊娠服も市販されている。このようにファッション重視の影響から、妊娠初期の女性にあっては、いつも着用しているパンツやスラックスを窮屈な思いをしながら無理に着用している場合もあり、このような無理な着用は母子の健康に悪影響を及ぼすことは明らかである。 【0003】 【特許文献1】特開平11−124706号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本願発明は、若干の体型の変化が生じても、通常のパンツ、スラックスやスカート等の下衣(下半身に着用する衣服)を無理なく着用できるようにした重ね着用巻きスカートを提供することを目的とするものであり、これにより、妊娠によって或いはそれ以外の理由によって、体型が変化した女性にあっても、普段愛用している下衣を、無理なく着用することができるようにせんとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本願の請求項1に係る発明は、スラックスやスカート等の下衣の上に重ねて着用する巻きスカートにおいて、下衣の着用ファスナを開いた状態でファスナを挟んだ下衣身頃の一方側と他方側との少なくとも何れか一方に対する係止部が、巻きスカートの一端側に設けられ、巻きスカートの他端側に、当該他端側を巻きスカートの一端側若しくは下衣に対して固定する固定部が設けられ、着用ファスナを開いた状態で下衣を着用し、巻きスカートの一端側の係止部を下衣身頃に係止し、巻きスカートを下衣の外側に巻き付けて、他端側の固定部を固定して着用するようにしたことを特徴とする重ね着用巻きスカートを提供する。 本願の請求項2に係る発明は、巻きスカートの上記の一端側に、上記の下衣の着用ファスナを開いた状態でファスナを挟んだ下衣身頃の一方側の内側に挿入される延設部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の重ね着用巻きスカートを提供する。 本願の請求項3に係る発明は、巻きスカートの上記の一端側に、上記の下衣身頃の一方側に対する第1係止部と、上記の下衣身頃の他方側に対する第2係止部とが、間隔を隔てて設けられ、当該第1係止部がボタンにより構成され、当該第2係止部がボタンホールにより構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の重ね着用巻きスカートを提供するものである。 【発明の効果】 【0006】 本願の請求項1に係る発明は、着用ファスナを開いた状態で下衣を着用し、巻きスカートの一端側の係止部を下衣身頃に係止し、巻きスカートを下衣の外側に巻き付けて、他端側の固定部を固定して着用することができるものであり、ファスナを開いた下衣の上から本願の重ね着用巻きスカートを着用することによって、妊娠などによって体型に変化が生じた女性にあっても、体に悪影響を及ぼすことなく、無理なく普段愛用している下衣を着用することができるものである。 本願の請求項2に係る発明は、上記の作用効果に加えて、ファスナを挟んだ下衣身頃の一方側の内側に挿入される延設部が設けられたものであるため、万が一、巻きスカートが捲れることがあっても、その内側の下着が見えず、安心して着用できるものとなる。 本願の請求項3に係る発明は、上記の作用効果に加えて、ジーンズパンツに最適な重ね着用巻きスカートを提供することができたものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。 図1は本願発明の実施の形態に係る重ね着用巻きスカートの着用状態の斜視図であり、図2は同着用過程を示す斜視図であり、図3は同展開図である。 【0008】 この巻きスカートは、スラックスやスカート等の下衣aの上に重ねて着用する巻きスカートであり、身頃を構成する横一連の生地(素材は、木綿、合成繊維など通常のスカートと同様のものを適宜選択して用いることができる)によって構成されたスカート身頃11を有する。このスカート身頃11は、一枚の生地によって構成されたものであってもよく、複数枚の生地を縫着したものであってもよい。このスカート身頃11は、図3に示すように、中央に後身頃12を配位し、その左右何れか一方の側(この例では左側)に前身頃13を連設し、他方の側(右側)に重なり代14を連設したものであり、重なり代14の端部には延設部15が形成されたものであり、着用時には、重なり代14を内側(体に近い側)に配位して巻回し、重なり代14の外側に前身頃13を重ねるようにして着用される。 【0009】 この巻きスカートは、図1、図2に示すように、下衣aの上に重ねて着用されるが、その際、下衣aの着用ファスナbを開いた状態で着用される。そのため、着用ファスナbを挟んだ第1身頃cと第2身頃dとの少なくとも何れか一方に対する係止部(この例では第1身頃c、第2身頃dそれぞれに対する第1係止部21、第2係止部22)が設けられている。この係止部は、下衣aのウエスト部分を係止するもので、係止巻きスカートのウエスト部分に設けられるのが適当であり、この例ではスカート身頃11の上端寄りに設けられている。第1係止部21と第2係止部22とは横方向(ウエストの周方向)に間隔を隔てて設けられている。この間隔は、着用ファスナbを開いた時における第1身頃cと第2身頃dとの間隔に合わせて設定されるもので、具体的には、2〜25cmが適当である。特に、妊婦の腹部の大きさの変化に対応できるように、複数位置で係止できるようにしておくことが望ましい。 【0010】 より具体的に説明すると、下衣aがジーンズパンツの場合には、通常、着用ファスナbを挟んだ第1身頃cにはボタンホールeが設けられ、第2身頃dにはボタンfが設けられている。これに対して、巻きスカートの第1係止部21としては、ボタンホールeに対応するボタンが設けられ、第2係止部22としては、ボタンfに対応するボタンホールが設けられる。これにより、第1係止部21とボタンホールe、第2係止部22とボタンfとを各々係止することによって、着用ファスナbを開いた第1身頃cと第2身頃dとの間隔を、一定の間隔とすることができるものである。第2係止部22を横方向に複数箇所設けることによって、腹部の大きさに対応して、当該間隔を所望の間隔に設定して着用することができる。勿論、第1係止部21を複数箇所設けることもでき、また、長さ調整可能な金具によって、係止位置を調整可能に変更するようにしてもよい。さらに、この例では、ボタンとボタンホールの例を挙げたが、スラックスやスカートの場合には止め金具によって第1身頃cと第2身頃dとを固定するようにしたものがあるが、その場合には、それぞれに係止し得る金具を第1係止部21、第2係止部22として用いればよい。この他、クリップや針状のピンなどを採用することにより、第1身頃c、第2身頃dの生地に対して係止するものとして実施することもできる。 【0011】 次に、この例では、重なり代14の周方向の端部に、延設部15が延設されている。この延設部15は、開かれた着用ファスナbから、第1身頃cの内側に挿入されるものである。この延設部15は、その縦長さが、着用ファスナbの長さと等しいかこれより短いものであることが望ましく、具体的には10〜25cm程度が適当であり、その上端の位置は、重なり代14等のスカート身頃11の他の部分の上端と実質的に同じ位置として、巻きスカートのウエストラインと一致させておくことが望ましい。そして、この延設部15の上端寄りに第1係止部21を設けて、第1身頃cのボタンホールeと係合させることによって、下衣aの中に履いている下着などが容易に見えないようすることができる。なお、下衣aの第1身頃cの係止具がボタンホールeではなくボタンの場合には、第1係止部21としてボタンホールを形成し、延設部15を第1身頃cの表面側に配位するように着用すればよく、延設部15を設けずに重なり代14の端部に第1係止部21を設けてもよい。 【0012】 次に、この巻きスカートの他端側について説明する。この他端側は、通常の巻きスカートと同様の方法で固定するようにすればよく、巻きスカートの他端側(即ち、この例では前身頃13)を、巻きスカートの重なり代14と着脱可能に固定すればよい。この例では、前身頃13の上端寄りの端部にホックからなる固定部23を設け、着用時に前身頃13の内側に位置する重なり代14にホックやドットボタンからなる固定部24を設ける。このとき、固定部24を横方向に複数設けることによって、腹部の大きさに対応して、前述の第1係止部21、第2係止部22間の間隔調整に合わせて、ウエストの長さを調整して着用することができる。勿論、固定部23を複数箇所設けることもでき、また、長さ調整可能な金具や起毛面ファスナを用いることによって、固定位置を調整可能に変更するようにしてもよい。さらに、紐部材によって固定するようにしてもよく、たとえば、後身頃12と前身頃13との上端間に渡って紐挿通部を設け、この紐挿通部に紐部材25を通して固定するようにしてもよい。また、前身頃13を下衣aに対して固定するようにしてもよい。 【0013】 着用に際しては、図2に示すように、着用ファスナbを開いた状態で、巻きスカートの第1係止部21と下衣aのボタンホールeを係止し、第2係止部22とボタンホールeとを係止し、巻きスカートを胴に巻く。そして、固定部23と固定部24とを固定し、紐部材25の両端同士を結ぶことによって、着用が完了する。 【0014】 図4は、延設部15の変更例を示すもので、延設部15の下端を、着用ファスナbよりも下方の低い位置にまで伸ばすようにしたものである(以下、この低い位置にまで伸ばした部分を下方延設部16という)。このように、延設部15の基部17よりも、下方に伸びる下方延設部16を設けることによって、延設部15(下方延設部16を含む)が、開いた着用ファスナbからはみ出して内側に着用する下着が露出してしまうことを、より確実に防止することができ、着用者の安心感を高めることができるものである。 【0015】 本願の巻きスカートの着丈は、膝より短いミニスカートとしてもよく、ロングスカートとしてもよいが、図5に示すように、ミニスカートして、下衣aと上衣gとのバランスが取れるような着用方法とすれば、極めて自然な感じのファッションを楽しむことができる。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本願発明の実施の形態に係る重ね着用巻きスカートの着用状態の斜視図である。 【図2】同着用過程を示す斜視図である。 【図3】同展開図である。 【図4】本願発明の実施の形態に係る重ね着用巻きスカートの着用状態を示す斜視図である。 【図5】同巻きスカートの着用例を示す正面図である。 【符号の説明】 【0017】 11スカート本体 12後身頃 13前身頃 14重なり代 15延設部 21第1係止部 22第2係止部 23固定部 24固定部 a下衣 b着用ファスナ c一方側身頃 d他方側身頃 eボタンホール fボタン g上衣
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| 【出願人】 |
【識別番号】504274929 【氏名又は名称】有限会社シーエスピー
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| 【出願日】 |
平成18年8月21日(2006.8.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086346 【弁理士】 【氏名又は名称】鮫島 武信
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| 【公開番号】 |
特開2008−45251(P2008−45251A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−224072(P2006−224072) |
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