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【発明の名称】 爪つき手袋
【発明者】 【氏名】秋山 藤三朗

【氏名】秋山 佐和子

【氏名】秋山 真理

【要約】 【課題】人が手袋または指袋をはめて作業をするとき、持ちにくいとか、掻きにくいとか、滑りやすく、力の伝達がわるくなる。そして、疲れやすいとか、細かい仕事ができなくて苛立つ。その上、何時も指先が早く破損するなど、色々な不便がある。

【構成】手袋または指袋の指先部分に人の爪と反対側(てのひら側)に人工の爪を装着して作業効率を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端に爪先突起部を持つスリッパー状の人工爪を、指先に、上向き(人工爪がてのひら側)または下向き(人工爪が手の甲側)にはめ、それを指の末節部に圧着する指ケース(手袋本体の指先部分)に固着するか、または前記人工爪と一体化した指ケースを有する爪つき手袋または指袋
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、一般社会汎用の手袋及び指袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、手袋に爪のついたものはなかった。人の手に用いられる人工の爪としては、音楽の分野で弦を弾く爪、ぬいぐるみの爪などがあるが、目的、機能、用途は本発明と異なる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
指の働きは複雑多様である。つかむ、分ける、押し込む、掻く、掛ける、集めるなどの作業が正巧に行われる。しかし現行の手袋をはめたままでは、前記の作業などにも不便であり、細いものや小物を採り上げるのも困難である。かき寄せる作業にも指先は滑りやすく力の伝達効率が悪く疲れやすい。荷物の紐に手を掛けるのに手袋を外さなければならないし、手かぎを使うことも必要となる。筆記具さえもつかみみにくい。
【0004】
手袋は、指先から損耗し、指先の耐用時間は短い。
【0005】
本発明は、手袋をはめたとき、前記の作業性能が低下するという問題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
人の手の働きを支えている重要な要素は爪ではないかと考える。爪は、手の甲側に固着しているが、手袋の甲側に爪をつけても作業性は十分ではない。しかし、この場合は、軽作業に適し、衣装としての効果も期待できる。
【0007】
本発明の爪(爪キャップ)はスリッパー型で、主として、手の爪とは反対位置につけるものである。すなわち、指先から指の内側(てのひら側)に延びた人工の爪を装着させることで解決を計っている。
【0008】
人の指自体は一方向(てのひらに向かって働く力)にしか動かないから、爪つき手袋をはめたとき、爪の平面に平行か直角の方向、または、それらの合力による圧力が指先と指先の内側に作用する。内側からの圧力であるから、人の手の爪とは反対に、人工の(手袋の)爪は内側(てのひら側)にあるほうが理に叶っている。
【0009】
人工の爪には偏加重も作用するから、爪がぐらつかないためにも、爪を保持する手袋の先端の部分(指ケース)は、指に圧着させるために弾力性または伸縮性部材とする。
【0010】
さらに、指ケースは、回転(捩じりモーメント)に抵抗させるため、その断面はゆるやかな(角の取れた)四角形、三角形または楕円形で設計することになる。
【発明の効果】
【0011】
爪つき手袋で、作業性が向上する。すなわち、小さいもの細かいものも爪キャップの間ではさみ、採り上げることができる。また指の差し入れも容易になる(粒体、砂、砂利、建築土木資材の取り扱い、物体の集散、選別、潮干狩りなどのような作業にも)。指先が掛かり易く、滑らないので、指の力が有効に働き、疲れも軽くなる。
【0012】
本発明の爪つき手袋の耐用時間は、従来品に比べて長くなる。現在汎用されているものは、指先から損耗し破損している。本発明は、最も損耗の激しい指先をカバーするので、長時間の使用が可能となる。
【0013】
本発明の爪キャップと、それを固持する弾性(伸縮)体(手袋の指先部分)の指ケースは、作業の内容に合わせて、かなり強靱に製造できるので、指の保護、安全性は向上する。
【0014】
本発明は、爪の形状を、大小角丸と目的によりデザイン出来るので、将来の発展に期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の一般的な形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【実施例】
【0016】
図1は、指先にはめるスリッパー状の爪キャップ1の全体の斜視図で、爪先2の突起は人の爪先と同形とした。
【0017】
本発明の目的から、爪キャップは、摩擦係数の大きい材質で滑りにくい表面で構成し、先端を滑りにくいフックの形状とすることは重要な条件である。
【0018】
図2は、本発明の全体を含む指先側面図である。図1の爪キャップ1は、とりあえず全体を硬質ゴムとし、これを、手袋本体4の指先部分にあたる指ケース3のてのひら側にはめて接着したもので、手袋の指先部分の指ケース3はゴム入り繊維製品を採用した。
【0019】
図2の爪キャップ1と指ケース3は、図6の指の末節部をカバーする長さとした。
【0020】
爪先2の形状、材質は自由に選べる。例えばセラミックとか、アルミ合金とか、強化プラスチックなど、目的に応じて選択する。爪キャップ1も同様である。
【0021】
図3は、図2の平面図である。
【0022】
図4は図2を指先から見た正面図である。
【0023】
図5は図4のA−A断面図で、指ケース3をソリッドなゴムなどで製作した場合で、図6の末節骨6の中央部分は細いから、指先にフィットし脱落しにくいよう、突起部5を設けている。
【0024】
爪つき手袋の先端部を強固にする場合は、人の指は、図6のごとく、関節で曲がっているのが自然態であるから、指ケース3を、曲がりに沿って、第2節骨8にかかるまで延ばすことになる。腱9は、第2節骨の内と外にある。
【産業上の利用の可能性】
【0025】
手袋は、数多くの産業分野に需要と供給が見られる。そこで、本発明の視点から、実用性能を更に上げることは重要であり、そのためには、市販の靴と同様、爪つき手袋のサイズに階級を設けることは有効であり、需要は拡大すると考える。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】 爪キャップの斜視図
【図2】 本発明の全体を含む側面図
【図3】 図2の平面図
【図4】 図2の正面図
【図5】 図4のA−A断面図の一例
【図6】 指の内部構造
【符号の説明】
【0027】
1 爪キャップ
2 爪先
3 指ケース
4 手袋本体
【出願人】 【識別番号】506272080
【氏名又は名称】秋山 藤三朗
【出願日】 平成18年7月13日(2006.7.13)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−19542(P2008−19542A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2006−217515(P2006−217515)