| 【発明の名称】 |
照明装置付き手袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】蘭 静秀
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| 【要約】 |
【課題】ライトを、手袋本体に容易に着脱することができるとともに、位置決めが容易であり、しかもライトの投光方向を容易に変更することができ、さらに、付加価値を高めることができるようにした照明装置付き手袋を提供する。
【構成】手を覆う手袋本体1における甲部2に、一部に小孔11、12、13と取出し口9とを設けた袋状のライト収容部10を設け、このライト収容部10に、投光部20を有するライト17を、投光部20がいずれかの小孔11、12、13に臨むようにして、着脱自在に収容する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手を覆う手袋本体における甲部に、一部に小孔と取出し口とを設けた袋状のライト収容部を設け、このライト収容部に、投光部を有するライトを、前記投光部が前記小孔に臨むようにして、着脱自在に収容したことを特徴とする照明装置付き手袋。 【請求項2】 ライト収容部の取出し口に、閉塞手段を設けた請求項1記載の照明装置付き手袋。 【請求項3】 閉塞手段を、取出し口の対向面に設けられ、かつ互いに結合および分離可能な面ファスナーとした請求項2記載の照明装置付き手袋。 【請求項4】 ライト収容部に複数の小孔を設け、投光部を、複数の小孔の中から選択したものに臨ませて、ライトをライト収容部に収容することにより、投光方向を変更可能とした請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置付き手袋。 【請求項5】 袋状のライト収容部を、手袋本体に着脱自在に設けた請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置付き手袋。 【請求項6】 ライト収容部に収容したライトの投光部の投光方向における手袋本体の外周面に、蓄光素材を配設した請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置付き手袋。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、照明用のライトを装着した照明装置付き手袋に関する。 【背景技術】 【0002】 照明設備のない建築現場や屋外において、夜間に作業を行ったり、または狭い空間に手を挿入して作業を行ったりするときに用いる手袋として、照明用のライトを装着したものが知られている。 【0003】 従来のこの種の手袋としては、指被包部に、指先方向に投光するライトを装着し、かつ甲部またはその他の部位に、このライトに給電する電池を設けたものが多い(例えば特許文献1〜3参照)。 【0004】 また、外科用手袋の指部に、遠位部に設けた光源に接続した光ファイバーの先端部を取り付け、そこから指先方向に向かって投光するようにしたものも知られている(例えば特許文献4参照)。 【特許文献1】特開2004−316050号公報 【特許文献2】実開昭57−119401号公報 【特許文献3】実公昭34−10982号公報 【特許文献4】特許第3135575号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、上述のような従来の照明装置付き手袋は、ライトを手袋本体に固着したものが多く、ライトの不使用時に、ライトが作業の妨げとなったり、電池の交換が面倒であったり、または手袋本体の洗滌時に、ライトが妨げとなる等の問題がある。 また、ライトを手袋本体に着脱可能としたものもあるが、その着脱作業が煩雑であったり、取付け時の位置決めが面倒である等の問題がある。 【0006】 本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ライトを、手袋本体に容易に着脱することができるとともに、位置決めが容易であり、しかもライトの投光方向を容易に変更することができ、さらに、付加価値を高めることができるようにした照明装置付き手袋を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 手を覆う手袋本体における甲部に、一部に小孔と取出し口とを設けた袋状のライト収容部を設け、このライト収容部に、投光部を有するライトを、前記投光部が前記小孔に臨むようにして、着脱自在に収容する。 【0008】 (2) 上記(1)項において、ライト収容部の取出し口に、閉塞手段を設ける。 【0009】 (3) 上記(2)項において、閉塞手段を、取出し口の対向面に設けられ、かつ互いに結合および分離可能な面ファスナーとする。 【0010】 (4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、ライト収容部に複数の小孔を設け、投光部を、複数の小孔の中から選択したものに臨ませて、ライトをライト収容部に収容することにより、投光方向を変更可能とする。 【0011】 (5) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、袋状のライト収容部を、手袋本体に着脱自在に設ける。 【0012】 (6) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、ライト収容部に収容したライトの投光部の投光方向における手袋本体の外周面に、蓄光素材を配設する。 【発明の効果】 【0013】 本発明によると、次のような効果を奏することができる。 請求項1記載の発明によると、投光部が小孔に臨むようにして、ライトを、取出し口より、袋状のライト収容部に挿入するだけで、ライトを、手袋本体に簡単に装着することができるとともに、投光部が小孔に臨むようにするだけで、ライトを簡単に位置決めすることができ、しかも、ライトを、取出し口より抜き出すだけで、簡単にライト収容部から取り出すことができ、使い勝手がよい。 したがって、ライトの不使用時、電池の交換時、または手袋本体の洗滌時等に、ライトをライト収容部から取り外しておくことにより、ライトが作業の妨げとなることがなく、また電池の交換や、手袋本体の洗滌を楽に行うことができる。 【0014】 請求項2記載の発明によると、ライト収容部の取出し口に、閉塞手段を設けてあるので、手袋を激しく動かしても、ライトがライト収容部から脱落することはなく、安全である。 【0015】 請求項3記載の発明によると、閉塞手段を、取出し口の対向面に設けられ、かつ互いに結合および分離可能な面ファスナーとしてあるので、閉塞手段の構成を簡素化することができるとともに、閉塞手段が外部に露呈しないので、体裁がよい。 【0016】 請求項4記載の発明によると、ライト収容部に複数の小孔を設けてあるので、投光部を、複数の小孔の中から選択したものに臨ませて、ライトをライト収容部に収容することにより、投光方向を、小孔の数に応じた複数段階に変更することができる。 【0017】 請求項5記載の発明によると、袋状のライト収容部を、手袋本体に着脱自在に設けてあるので、手袋本体のみで使用することができるとともに、既存の手袋にも、この袋状のライト収容部を取り付けることにより、簡単に照明装置付き手袋とすることができる。 【0018】 請求項6記載の発明によると、ライト収容部に収容したライトの投光部の投光方向における手袋本体の外周面に、蓄光素材を配設してあるので、ライトの点灯時に、この蓄光素材が輝光し、夜間に人の存在を知らせたり、手信号の効果を高めたりすることができるとともに、電池切れ等によるライトの消灯後にも、蓄光素材が輝光し、上記効果を継続させることができる。したがって、夜間の歩行時の安全対策として、有意義である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。 図1〜図3は、本発明の照明装置付き手袋の第1の実施形態(請求項1〜4および6記載の発明の実施形態)を示す。 この手袋における、手を覆う手袋本体(1)は、布、合成樹脂材料、合成皮革、皮革等により形成され、掌を覆う掌被包部(図示略)と、その背面側の手の甲を覆う甲部(2)と、それらの手先側に連設されて、五指を覆う親指被包部(3)、人差し指被包部(4)、中指被包部(5)、薬指被包部(6)、および小指被包部(7)とを有している。 なお、五指を覆う各指被包部(3)〜(7)の一部または全部を切除して実施したり、または親指を除く四指をまとめて被包することもある。 【0020】 手袋本体(1)の甲部(2)における親指被包部(3)と人差し指被包部(4)との付根部には、ほぼ円形の布製のパッチ(8)の外周縁における指側の半部を逢着することにより、手首側に取出し口(9)を有する袋状のライト収容部(10)が形成されている。 【0021】 ライト収容部(10)の指側の縁には、3個の小孔(11)(12)(13)が、円周方向に適宜の間隔をもって設けられている。 ライト収容部(10)の取出し口(9)における手袋本体(1)の甲部(2)とパッチ(8)との対向面には、閉塞手段である面ファスナー(14)を形成する、互いに結合および分離可能な接合片(15)(16)が設けられている。 【0022】 ライト(17)は、所要厚さの円盤状のケース(18)の上面中央に、押しボタン式のスイッチ(19)を備え、このスイッチ(19)を押す毎に、ケース(18)の外周面より突出するように設けられた発光ダイオードからなる投光部(20)が、点灯、点滅、消灯を順次繰り返すようにした、電池内蔵の公知のものである。 【0023】 このライト(17)は、面ファスナー(14)の両接合片(15)(16)を互いに引き離して、ライト収容部(10)の取出し口(9)を開き、次いで、投光部(20)が、複数の小孔(11)〜(13)の中から選択したものより外部に突出するようにして、取出し口(9)よりライト収容部(10)内に挿入し、その後、面ファスナー(14)の両接合片(15)(16)を互いに結合させることにより、手袋本体(1)に簡単に装着される。 【0024】 また、投光部(20)が、複数の小孔(11)〜(13)のうちの他のものより外部に突出するように、ライト(17)を入れ直すことにより、投光方向を、小孔(11)〜(13)の数に応じた複数段階に変更することができる。 【0025】 図1に示すように、ライト収容部(10)に収容したライト(17)の投光部(20)の投光方向における親指被包部(3)と人差し指被包部(4)との背面側には、星形その他の任意の形状とした複数の蓄光素材(21)が貼着されている。 【0026】 消灯状態において、パッチ(8)の外側から、スイッチ(19)を、一度押すと、ライト(17)の投光部(20)が点灯して、親指被包部(3)と人差し指被包部(4)との間に向かって投光し、親指被包部(3)と人差し指被包部(4)との間に挟んだ物品(図示略)を的確に、かつ安定して照射することができ、例えば、工具によるねじ止め作業等の細かな作業を、他に照明手段のない建築現場等においても、明確に視認しつつ行うことができるとともに、ライト(17)を甲部(2)に設けてあるので、指先を動かしても、照射光線が無暗に振られることはなく、しかも、他方の手で、スイッチ(19)を簡単に操作することができ、使い勝手がよい。 【0027】 再度スイッチ(19)を押すと、ライト(17)の投光部(20)が点滅するので、夜間の歩行時等に、車を運転している運転手に視認し易く、交通安全に寄与することができる。 【0028】 第1の実施形態は、上記のような構成としてあるので、次のような効果を奏することができる。 (1)投光部(20)が小孔(11)〜(13)のいずれかを通して外部に突出するようにして、ライト(17)を、取出し口(9)より、袋状のライト収容部(10)に挿入するだけで、ライト(17)を、手袋本体(1)に簡単に装着することができるとともに、投光部(20)をいずれかの小孔(11)〜(13)に嵌合させるだけで、ライト(17)を簡単に位置決めすることができ、しかも、ライト(17)を、取出し口(9)より抜き出すだけで、簡単にライト収容部(10)から取り出すことができ、使い勝手がよい。 したがって、ライト(17)の不使用時、電池の交換時、または手袋本体(1)の洗滌時等に、ライト(17)をライト収容部(10)から取り外しておくことにより、ライト(17)が作業の妨げとなることがなく、また電池の交換や、手袋本体(1)の洗滌を楽に行うことができる。 【0029】 (2)ライト収容部(10)の取出し口(9)に、閉塞手段である面ファスナー(14)を設けてあるので、手袋を激しく動かしても、ライト(17)がライト収容部(10)から脱落することはなく、安全であり、しかも、面ファスナー(14)は、外部に露呈しないので、体裁がよく、さらに、閉塞手段の構成を簡素化することができる。 【0030】 (3)ライト収容部(17)に複数の小孔(11)〜(13)を設けてあるので、投光部(20)を、複数の小孔(11)〜(13)の中から選択したものに臨ませて、ライト(17)をライト収容部(10)に収容することにより、投光方向を、小孔(11)〜(13)の数に応じた複数段階に変更することができる。 【0031】 (4)ライト収容部(10)に収容したライト(17)の投光部(20)の投光方向における手袋本体(1)の外周面に、蓄光素材(21)を配設してあるので、ライト(17)の点灯時に、この蓄光素材(21)が輝光し、夜間に人の存在を知らせたり、手信号の効果を高めたりすることができるとともに、電池切れ等によるライト(17)の消灯後にも、蓄光素材(21)が輝光し、上記効果を継続させることができる。したがって、夜間の安全対策として、有意義である。 【0032】 なお、ライト収容部(10)は、甲部(2)における人差し指被包部(4)または中指被包部(5)の付根部に設けてもよい。 【0033】 図4は、本発明の照明装置付き手袋の第2の実施形態(請求項1〜3および5記載の発明の実施形態)を示す。なお、第1の実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての詳細な説明は省略する。 【0034】 この手袋においては、ライト収容部(30)を、手袋本体(1)と完全に別体として、袋状に形成し、その底面に、面ファスナー(31)における一方の接合片(図示略)を貼着し、その接合片を、面ファスナー(31)における他方の接合片により形成した手袋本体(1)の甲部(2)の表面に分離可能として結合させることにより、ライト収容部(30)を、手袋本体(1)の甲部(2)の表面に、任意の位置と任意の向きで、取り付けることができるようにしてある。 【0035】 ライト収容部(30)の取出し口(9)の対向面には、第1の実施形態におけるのと同様の閉塞手段である面ファスナー(14)を形成する、互いに結合および分離可能な接合片(15)(16)が設けられている。 【0036】 ライト収容部(30)における取出し口(9)と反対側の先端部には、1個の小孔(12)のみが設けられており、これにライト(17)の投光部(20)を嵌合することにより、ライト(17)はライト収容部(30)に対して簡単に位置決めされる。 【0037】 第2の実施形態においては、袋状のライト収容部(30)を、手袋本体(1)に着脱自在に設けてあるので、手袋本体(1)のみで使用することができるとともに、既存の手袋にも、この袋状のライト収容部(30)を取り付けることにより、簡単に照明装置付き手袋とすることができる。 また、自転車のハンドルを握った手に装着した手袋本体(1)の甲部(2)に、ライト(17)およびライト収容部(30)を、投光部(20)が自転車の前方を向くようにして貼着することにより、ライト(17)を、自転車の前照灯として用いることもできる。 【0038】 以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、この実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、設計変更等が可能である。 例えば、投光部(20)が、ケース(18)から突出していないライト(17)を用いるときは、投光部(20)を、いずれかの小孔(11)(12)(13)に臨ませるだけでよく、そこから突出させる必要はない。 また、閉塞手段を、面ファスナー(14)に代えて、例えば、ホックやジッパー等としてもよい。 さらに、パッチ(8)を、手袋本体(1)の甲部(2)の内面に設け、小孔(11)(12)(13)と取出し口(9)とを、手袋本体(1)の甲部(2)に設けてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】本発明の第1の実施形態の使用状態の斜視図である。 【図2】図1のII−II線断面図である。 【図3】ライトの斜視図である。 【図4】本発明の第2の実施形態の分解斜視図である。 【符号の説明】 【0040】 (1)手袋本体 (2)甲部 (3)親指被包部 (4)人差し指被包部 (5)中指被包部 (6)薬指被包部 (7)小指被包部 (8)パッチ (9)取出し口 (10)ライト収容部 (11)(12)(13)小孔 (14)面ファスナー(閉塞手段) (15)(16)接合片 (17)ライト (18)ケース (19)スイッチ (20)投光部 (21)蓄光素材 (30)ライト収容部 (31)面ファスナー
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| 【出願人】 |
【識別番号】506065172 【氏名又は名称】株式会社蘭華
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| 【出願日】 |
平成18年7月13日(2006.7.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一
【識別番号】100087893 【弁理士】 【氏名又は名称】中馬 典嗣
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| 【公開番号】 |
特開2008−19532(P2008−19532A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−192822(P2006−192822) |
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