| 【発明の名称】 |
保温具 |
| 【発明者】 |
【氏名】上井 啓栄
【氏名】分田 武志
【氏名】専称 司
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| 【要約】 |
【課題】身体への負担を小さくしてかつ違和感なく保持でき、身動きしやすくまた軽快に使用できる保温具を提供する。
【構成】柔軟性のある材料で構成され、両端が開口した筒状の外皮材11と、弾力的に拡径可能な材料で構成され、外皮材よりも小径の筒状の内皮材12とを有し、内皮材12の上下端が外皮材11の上下端と環状に結合されている保温具10。外皮材11は内筒14と外筒13を備えており、内筒14と外筒13の間に形成される収納袋15に、竹炭粉末を担持させた不織布からなる温熱シート16が収容されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 柔軟性のある材料で構成され、少なくとも一端が開口した略筒状の外皮材と、 弾力的に伸縮可能な材料で構成され、かつ前記外皮材よりも小径の略筒状の内皮材とを有し、 その内皮材の両端が前記外皮材の両端と環状に結合されている保温具。 【請求項2】 前記外皮材が内筒と外筒を備えており、内筒と外筒の間に形成される収納袋に、炭微粒子を担持させた繊維素材からなる温熱シートが挿入されている請求項1記載の保温具。 【請求項3】 前記温熱シートが、前記収納袋の内面に着脱自由に取り付けられている請求項2記載の保温具。 【請求項4】 前記外皮材の内面に、炭微粒子を担持させた繊維素材からなる温熱シートが着脱自在に取り付けられている請求項1記載の保温具。 【請求項5】 脚部を挿入できる寸法に形成されている請求項1、2、3または4記載の保温具。 【請求項6】 腕部を挿入できる寸法に形成されている請求項1、2、3または4記載の保温具。 【請求項7】 胴部を挿入できる寸法に形成されている請求項1、2、3または4記載の保温具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、身体を保温する保温具に関する。 【背景技術】 【0002】 【特許文献1】登録実用新案第3017528号 【0003】 身体を保温するのに、例えば重ね着、重ね布団、また重ね履きする方法がある。しかし、これらの方法では着膨れになったり、また嵩ばんで身動きが取り辛くなったりする。特に高齢者および要介護者にとっては、身動きが鈍るので、問題がある。 【0004】 特許文献1には、図14に示すような下腿を保温するための保温用脚絆100が開示されている。この保温用脚絆100は、両端が開口する略筒状となっているものであり、下腿101を覆い、保温することができる。また、保温用脚絆100の両端部は径方向に弾性的に拡径可能な止め部102、103とされており、下腿101の膝下部および足首104に圧接して保持される。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、特許文献1の保温用脚絆100は、前記止め部102、103で圧接して保持するため、全体が長くなり、身体に接する面が小さい。そのため、ずれないように強く締め付ける必要があり、血行を害する。したがって血行障害を起こしやすい老人や寝たきりの要介護者には好ましくない。 【0006】 本発明は、身体への負担を小さくしてかつ違和感なく保持でき、身動きしやすくまた軽快に使用できる保温具を提供することを課題としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明の保温具は、柔軟性のある材料で構成され、少なくとも一端が開口した略筒状の外皮材と、弾力的に伸縮可能な材料で構成され、かつ前記外皮材よりも小径の略筒状の内皮材とを有し、その内皮材の両端が前記外皮材の両端と環状に結合されていることを特徴としている(請求項1)。 【0008】 さらに前記外皮材が内筒と外筒を備えており、内筒と外筒の間に形成される収納袋に、炭微粒子を担持させた繊維素材からなる温熱シートが挿入されているものが好ましい(請求項2)。 【0009】 その場合、前記温熱シートが、前記収納袋の内面に着脱自由に取り付けられているものが好ましい(請求項3)。また、前記外皮材の内面に、炭微粒子を担持させた繊維素材からなる温熱シートが着脱自在に取り付けられているものであってもよい(請求項4)。 【0010】 前記いずれの保温具も、脚部を挿入できる寸法に形成することもでき(請求項5)、腕部を挿入できる寸法に形成することもでき(請求項6)、さらに胴部を挿入できる寸法にすることもできる(請求項7)。 【発明の効果】 【0011】 本発明の保温具(請求項1)は、弾性がある内皮材の径が外皮材の径より小さいため、内皮材の両端は弾力的に拡げられた状態で外皮体に結合され、中央部は収縮しようとする。したがって端部近辺では端部にいくほど拡がるテーパ状ないしラッパ状を呈する。そのため、開口している端部から身体を挿通しやすい。また、中央部では収縮しようとする弾力性が働くので、内皮材にしわや弛みがない。さらに内皮体と外皮体との間に空間が形成されるので、内皮体の中央部は身体に沿って密着し、強く締め付けずに優しく覆うことができ、ずれにくく、身体を保温することができる。 【0012】 また、前記外皮材が内筒と外筒を備えており、内筒と外筒の間に形成される収納袋に、炭微粒子を担持させた繊維素材からなる温熱シートが挿入されているもの(請求項2)では、外皮材が2層構造になっており、部分的には温熱シートを含めて3層になっている。そのため、保温作用が高く、より暖かい。また、身体から放出される汗、においなどは、温熱シートの炭微粒子の分解、吸着作用によって消臭されるので、爽快感を得ることができる。また、温熱シートの遠赤外線作用による温熱効果が奏され、血液循環作用を促進させる。 【0013】 前記温熱シートが前記収納袋の内面に着脱可能に取り付けられている場合(請求項3)は、温熱シートを収納袋から取り外してから保温具を洗濯することができる。他方、取り出した温熱シートは別個に水洗いすることができるので、炭微粒子の脱落や効能低下を防止することができる。さらに取り出した温熱シートは、外気に晒したり、太陽に当てたりすることにより、吸着した湿気や臭いを放出させて再活性化をはかることができる。 【0014】 前記外皮材の内面に、炭微粒子を担持させた繊維素材からなる温熱シートが着脱自在に取り付けられている場合(請求項4)は、外皮材の内面と内皮材との間には空間があるので、温熱シートの取り出し、挿入が容易である。さらに、この場合も温熱シートによる消臭・除湿効果、遠赤外線効果、血行促進効果が得られる。なお、温熱シートと身体の間に内皮材が介在されるので、温熱シートが直接身体に触れることがなく、違和感はほとんどない。 【0015】 また、前記保温具が脚部を挿入できる寸法に形成されている場合(請求項5)は、保温具は温熱、消臭作用を有するレッグウォーマとして使用することができる。すなわち、このレッグウォーマを脚や膝の周囲に着用することによって、身体から放出される汗、においなどは、温熱シートの炭微粒子の分解、吸着作用によって消臭されるので、爽快感を得ることができる。また、脚や膝が温熱シートの遠赤外線作用によって温まるので、血行促進作用も奏する。 【0016】 前記保温具が腕を挿入できる寸法に形成されている場合(請求項6)は、保温具は温熱、消臭作用を有するアームウォーマとして使用できる。具体的な効果は前記レッグウォーマとして使用した場合と同じである。 【0017】 前記保温具が胴部用に形成されている場合、すなわち胴部を挿入できる寸法に形成されている場合(請求項7)は、保温具は温熱、消臭作用を有する腹巻きとして使用できる。また、セータやコートなどの衣類の胴部に使用することもできる。具体的な効果は、前記レッグウォーマとして使用した場合と同じである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 次に図面を参照しながら本発明の保温具の実施形態を説明する。図1は本発明の保温具の一実施形態を示す一部断面側面図、図2はその保温具の一部切り欠き斜視図、図3および図4はそれぞれ本発明に関わる温熱シートの実施形態を示す一部切り欠き斜視図および断面図、図5は温熱シートと外皮材の内面に設けた連結具の一実施形態を示す断面図、図6は図2の保温具における外皮材と内皮材の結合前の斜視図、図7は図1の保温具の一部断面斜視図、図8は図1の保温具を身体に装着したときの断面図、図9a〜eはそれぞれ本発明の保温具の他の使用例を示す概略正面図、図10は本発明の保温具の層構造の他の実施形態を示す断面図、図11は本発明の保温具のさらに他の実施例を示す断面図、図12および図13はそれぞれ本発明の保温具のさらに他の実施例を示す一部断面斜視図である。 【0019】 図1に示す保温具10は、両端が開口した略筒状の外皮材11と、その内部に設けられた、外皮材11より小径の弾力的に拡径可能な内皮材12とからなる。外皮材11と内皮材12とはそれぞれの開口部同士が環状に縫い合わされている。この実施形態では、外皮材11は、さらに両端同士が縫い合わされた外筒13および内筒14と、それらの隙間に形成される収納袋15内に収納される温熱シート16とからなる。 【0020】 外筒13は、図2に示すように1枚の長方形の布地を、その両端同士を合わせて筒状に形成し、それらの両端をスライドファスナー17で開閉自在に連結した構成である。また内筒14は1枚の長方形の布地を、その両端同士を縫い合わせて筒状にしたものである。外筒13と内筒14とは、軸方向の端部(上下端)同士が縫い合わされて二重にされ、その内部が温熱シート16を収納するための収納袋15とされている。なお、外筒13のスライドファスナー17に沿った片側部分18を内筒13に縫い合わせてもよい。その場合は、縫い合わせた部分18が収納袋15の底になる。縫い合わせない場合は、環状の収納袋15となる。スライドファスナー17により開閉する部位は、温熱シート16を出し入れする収納口である。 【0021】 外筒13および内筒14を構成する布地としては、柔軟性かつ、適度な張り性を有する繊維素材が好ましく、特にポリエステル繊維の起毛織物地であるフリースが保温作用があるので好ましい。ただしナイロンなど、他の合成樹脂繊維の織物地、あるいは綿、麻などの植物性繊維、羊毛などの動物性繊維の織布を用いてもよい。 【0022】 温熱シート16は、炭微粒子を担持させた不織布によって構成されている。このような温熱シート16は、たとえば図3および図4に示すように、基材21と、その上に散布された竹炭粉末22と、その上を覆っている覆い層23とから構成されている。この温熱シート16は、全体としては、カレンダー加工などにより、覆い層23が竹炭粉末22を挟んで基材21上に熱接合されている。そして周辺部24では、加圧加熱により扁平に圧着されており、実質的に接着剤が使用されていない。このように周辺部24を圧着することにより、竹炭粉末22が脱落しにくくなる。 【0023】 前記基材21および覆い層23としては、坪量10〜100g/m2、より好ましくは20〜50g/m2の不織布が用いられる。不織布を構成する繊維は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂の繊維で、長さ当たり重量が1〜6デシテックス程度の繊維が用いられる。 【0024】 基材21や覆い層23は上記の熱可塑性樹脂から前述の絡合ないし抄造など、通常の製造方法で製造され、さらに加圧し、あるいは加熱加圧して形成する。とくに、熱可塑性樹脂の短繊維ないし繊維粉末をベルトコンベア上に吹き出して重ねながら絡合させ、熱ロールを用いたカレンダー加工で厚さ0.5〜2mm程度に成形したものが好ましい。ただし熱可塑性樹脂をノズルから噴出させながら板状部材の表面に重ねて絡合させた乾式不織布や、水などの媒体内で絡合させ、乾燥させた湿式不織布でもよい。それにより比較的強度が高い強靱な不織布が得られる。そして坪量10〜100g/m2程度であるので、充分に柔軟である。 【0025】 前記竹炭粉末22としては、竹炭を製造して粉砕機ないし微粉砕機で粉砕し、さらにふるいにかけて、平均径0.1〜1mm程度、平均長さ0.1〜10mm程度に揃えたものを用いる。すなわち平均径が1mmより大きい場合、あるいは平均長さが10mmを超える場合は、竹炭粉末22が基材21や覆い層23に付着しにくい。そのため、全体の付着量が少なくなりがちである。逆に平均径や平均長さが0.1mmより小さい場合は、基材21などの表面に充分に付着するが、薄く付着することになり、竹炭粉末22の付着量が全体として少なくなりがちである。 【0026】 なお、竹炭粉末の粒子を細かく見ると、竹の繊維の細長い形状が残っているものがある。このような細長い粉末は、さらに細かく粉砕してもよいが、むしろ細長いほうが不織布の繊維の目に絡まりやすく、不織布を通過して脱落するのを防ぐことができる。そのため、これらの細長い竹炭粒子を排除したり細かく粉砕したりせず、そのまま利用するのが好ましい。上記のように、平均径が0.1〜1mm、平均長さが0.1〜10mmと、径と長さの範囲を代えているのは上記の理由による。なお、竹炭粒子の平均長さを平均径の2〜10倍程度、あるいは3〜10倍程度の細長い粒子のみを選別するようにしてもよい。 【0027】 上記の竹炭粉末を選別するには、目の粗いふるいを通過し、目の細かなふるいを通過しないものを選別するなどによる。その場合、たとえば径1mm以上の竹短繊維を通すスリット状のふるいと、粒子径が0.1mmより小さい竹炭粒子を通過させるふるいとを組み合わせるなどの方法が用いられる。細長いものだけを選別する場合は、たとえば長さ0.2mm未満、あるいは0.3mm未満の竹炭粉末を通過させるふるいを用いる。ただしふるいで選別しても、厳密には所定の範囲のものだけにするのは困難であるが、ある程度は選別することにより、不織布の繊維に絡合させやすくなる。 【0028】 竹炭の材料の生竹としては、孟宗竹、真竹、淡竹など、微小な孔を多数有するものが好ましく、生育年数が3〜5年の竹がとくに好ましい。このような生竹は乾燥させ、炭焼き用の焼成炉中で、500〜750℃あるいはそれ以上で蒸し焼きにして竹炭とする。そして焼成炉の下部に入れた廃竹をガスバーナーで着火させ、敷石などからなる緩衝材を温め、その緩衝材の上に積み込んだ釜内の生竹を蒸し焼きにして炭化させていく。 【0029】 炭化処理が完了すると、得られた竹炭にブラシをかけて洗浄するなどにより灰などの炭化処理工程でできる不純物を取り除き、微粉砕機などで粉砕し、所定の平均粒径、あるいは所定の平均径および平均長さのものを選別する。なお、温熱シート16に用いる炭微粒子としては、竹炭粉末のほか、木炭、ヤシ殻炭など、吸着作用あるいは遠赤外線作用を発揮する他の炭微粒子を採用することもできる。 【0030】 図4に示す温熱シート16は、前述のように周辺部24では圧着されているが、その周辺部24の幅は1〜15mm、とくに5〜10mmが好ましい。この範囲であれば、シートを切断するときに、同時に熱接合することも容易であり、たとえば、熱ローラを備えた切断ローラによって、熱圧着と切断を同時に行うと効率的である。温熱シート16の厚さはたとえば0.5〜2mm程度のものが好ましい。その場合、周辺部24は厚さ0.2〜2mm程度、とくに0.3〜0.5mm程度に加熱加圧するのが好ましい。 【0031】 上記のように構成される温熱シート16は、たとえば図4に示すように、周辺部24を加熱加圧することにより、覆い層23が扁平に圧着され、竹炭粉末22を挟んで基材21に対して密に接合される。それにより周縁からほとんど竹炭粉末が脱落しない。この場合も接着剤を用いない。中央部25は、覆い層23が加圧されていないので、前述のふんわりした触感が維持される。黒色の竹炭粉末22の色もそれほど目立たない。 【0032】 上記の温熱シート16は、接着剤を用いていないため、竹炭粉末による有害ガス吸着効果が高く、接着剤やバインダーを用いる場合のような揮発成分の発生がほとんどない。また、接着剤を用いていないため、一定期間使用した後、水で付着物を洗い流すことにより、繰り返し使用することができる。また、外気に晒したり、太陽光に当てることにより、竹炭粉末が吸着した湿気や臭いを放出させ、再活性化することができる。 【0033】 温熱シート16は収容袋15にそのまま入れることもできるが、図5に示すように、外筒あるいは内筒の内面に対し、面ファスナー26で着脱自在に固定するのが好ましい。それにより温熱シート16が収容袋15内で動いたり、折れ込んだりすることがない。 【0034】 つぎに図1および図6を参照して内皮材12を説明する。図6に示すように、内皮材12は1枚の伸縮性を備えた布地の両端を縫い合わせ、通常の状態では外皮材11の1/3〜2/3程度の直径となるように筒状にしたものである。内皮材12の材質としては、スパンデックスとして知られているエラスタンポリマー繊維、伸縮性を有する綿、綿とゴムの混紡ないし縫い合わせ、ニットなど、あるいはそれらと他の合成繊維とを混紡した1.2〜3倍程度の伸縮性を備えた布地が好ましい。このような伸縮性を有する内皮材12は、上下の環状端部をそれぞれ外皮材11の上下の環状端部に縫いつける。そのとき、外皮材11の円周方向の長さと内皮材12の円周方向の長さを一致させるため、円周方向に引き伸ばしながら縫いつける。 【0035】 それにより図1あるいは図7に示すように、内皮材12は上下端では周方向に引き伸ばされ、中央部が収縮した略鼓状の形態になる。なお、外皮材11は二重にされており、さらに内部に温熱シート16が収容されているので、内皮材12の収縮力に充分耐えることができ、略円筒状の形態を維持する。 【0036】 このような保温具10は、たとえば図8に示すように、脚29を挿入できる寸法に形成することにより、レッグウォーマとして使用することができる。この場合、保温具10の上端および下端の開口部30では、内皮材12が拡がっているので、足を挿入しやすい。そして内皮材12の上下方向における中央部31が脚29を緩くフィットし、広い面積で脚29の表面に沿うことができる。そのため、ずり落ちたりしない。また締め付けない状態で脚29に安定することができる。そして内皮材12と外皮材11の間に空気層が形成され、さらに外皮材11が外筒と内筒の二重構造(部分的には三重構造)であるので、保温性が高い。しかも温熱シート16の竹炭粉末による吸湿、悪臭吸着効果が奏されることにより、快適な使用感が得られる。さらに竹炭粉末により遠赤外線効果が奏され、温熱効果が一層高くなる。 【0037】 図8の実施形態では保温具10をレッグウォーマとして用いたが、図9aに示すように、腕を挿入できる寸法に形成することにより、アームウォーマ32として使用したり、胴部に挿入できる寸法に形成することにより、腹巻き33として使用することもできる。さらに両端開口の筒状の形態を利用して、図9bに示すように、セータ34や上着などの胴部分35や袖部分36に適用することもでき、図9cに示すように、ズボン37の胴部分35や脚を挿入する部分38の途中に適用することもできる。 【0038】 さらに前記実施形態では両端開口の筒状としているが、図9dに示すように、一端のみ開口する有底筒状の形態にすることにより、防寒用の帽子39として使用することもできる。なお、図9eに示すように、上着40の胴部41に使用する場合などには、ファスナやボタン42などで連結自在に構成し、着衣後に筒状にできるようにすることもできる。また図9eに示すように、ミトン形の手袋50の親指を除く指部分51を挿入する部分52に適用することおできる。 【0039】 また、図1の保温具10では、温熱シートを1枚だけ用いているが、図10に示すように、温熱シート16を内筒13と外筒14の間に2枚挿入することもできる。それにより温熱シート16の効果が高くなる。季節や気温に応じて、また、使用者の要望に応じて、使用枚数を調節することもできる。 【0040】 図1の実施形態では、外皮材11を2層に構成しているが、図11に示すように、1層のみとし、その内面に面ファスナなどで温熱シート16を着脱自在に装着することもできる。この場合は、外皮材11に収納口を設けずに、内皮材12側に収納口を設けることもできる。外皮材11を1層とする場合は、ある程度張りがある布地を用いるのが好ましい。また、2層にした外皮材の間に挿入せず、内側の層の内面に温熱シート16を貼り付けてもよい。さらに温熱シートが不要な場合は、外皮材11と内皮材12のみで保温具を構成することができる。 【0041】 図1の実施形態では、内皮材12は上端と下端の2個所で外皮材11に結合しているが、図12に示すように、内皮材12の上下方向の中央部分44を外皮材11に環状に縫いつけてもよい。さらに図13に示すように、内皮材12の上下方向における2個所45、46を外皮材11に縫いつけてもよい。このように内皮材12の途中を外皮材11に縫いつける場合、外皮材11を構成する内筒14のみに縫いつけると、図1の場合と同様に大きい収納袋15が得られる。 【0042】 他方、外皮材11を構成する内筒14と外筒13の2枚の布地を一緒に縫いつけてもよい。その場合は、収納袋15を複数個形成することができる。この場合、周囲の温度や気温によって、すべての収納袋15に温熱シート16を収容したり、一部の収納袋15のみに温熱シートを収容するなど、使用者の要望に応じて温熱シートの使用量を調節することができる。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】本発明の保温具の一実施形態を示す一部断面側面図である。 【図2】その保温具の一部切り欠き斜視図である。 【図3】本発明に関わる温熱シートの実施形態を示す一部切り欠き斜視図である。 【図4】本発明に関わる温熱シートの実施形態を示す断面図である。 【図5】温熱シートと外皮材の内面に設けた連結具の一実施形態を示す断面図である。 【図6】図2の保温具における外皮材と内皮材の結合前の斜視図である。 【図7】図1の保温具の一部断面斜視図である。 【図8】図1の保温具を身体に装着したときの断面図である。 【図9】図9a〜eはそれぞれ本発明の保温具の他の使用例を示す概略正面図である。 【図10】本発明の保温具の層構造の他の実施形態を示す断面図である。 【図11】本発明の保温具のさらに他の実施例を示す断面図である。 【図12】本発明の保温具のさらに他の実施例を示す一部断面斜視図である。 【図13】本発明の保温具のさらに他の実施例を示す一部断面斜視図である。 【図14】従来の保温具の一例を示す側面図である。 【符号の説明】 【0044】 10 保温具 11 外皮材 12 内皮材 13 外筒 14 内筒 15 収納袋 16 温熱シート 17 スライドファスナー 21 基材 22 竹炭粉末 23 覆い層 24 周辺部 25 中央部 26 面ファスナー 29 脚 30 開口部 31 中央部 32 アームウォーマ 33 腹巻き 34 セータ 35 胴部分 36 袖部分 37 ズボン 38 脚を挿入する部分 39 帽子 40 上着 41 胴部 42 ボタン 44 中央部分 45、46 上下の2個所
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| 【出願人】 |
【識別番号】597107593 【氏名又は名称】株式会社タナック
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| 【出願日】 |
平成18年6月30日(2006.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100044 【弁理士】 【氏名又は名称】秋山 重夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−7913(P2008−7913A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−182458(P2006−182458) |
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