| 【発明の名称】 |
揮発装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】デニス リー ポッター
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| 【要約】 |
【課題】部品の再利用が可能な喫煙模擬装置を提供する。
【構成】揮発した材料をユーザに送達するための装置は、ヒートパイプ16といった熱伝達装置と熱伝達関係にあるヒートシンク14を含む熱送達コンポーネント11と、揮発性材料22、例えばタバコ、香味料または治療物質の源を含む揮発コンポーネント20と、を含む。この揮発コンポーネント20は、熱送達コンポーネント11の熱伝達装置に熱伝達連通している揮発性材料源を有する熱送達コンポーネント11に取り外し可能に取り付けられる。したがって、この熱送達コンポーネント11は、一連の使い捨て揮発コンポーネント20と共に再利用可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヒートシンクと、前記ヒートシンクと熱伝達関係にある熱伝達装置と、を含む熱送達コンポーネント;および 前記熱送達コンポーネントの前記熱伝達装置に分離可能な熱伝達連通する揮発性材料源を含む揮発コンポーネント を含む、揮発した材料をユーザに送達するための装置。 【請求項2】 前記熱伝達装置は、ヒートパイプを含む、請求項1に記載の装置。 【請求項3】 前記揮発性材料源と前記ヒートパイプは、形状的に相補的である部分を介して熱伝達連通している、請求項2に記載の装置。 【請求項4】 揮発性材料源は、前記ヒートパイプの一端に形状的に相補的であって、取り外し可能に係合するチャネル(溝)または凹部を含む、請求項2に記載の装置。 【請求項5】 前記コンポーネントの隣接する端部は形状的に相補的であり、また一つのコンポーネントの端部はこの他の中に取り外し可能に受け入れられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。 【請求項6】 前記熱伝達装置は、前記ヒートシンクと前記揮発性材料源との間で断熱される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。 【請求項7】 前記ヒートシンクは、熱生成を含む可逆プロセスを介して熱を生成できる材料を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。 【請求項8】 前記ヒートシンクは、高温相変化材料を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。 【請求項9】 前記ヒートシンクは、水素化マグネシウムを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。 【請求項10】 前記ヒートシンクは、セラミック材料または金属を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。 【請求項11】 前記ヒートシンクは、熱蓄積ハニカム・セラミック材料、アルミニウム、または発泡アルミニウムを含む、請求項10に記載の装置。 【請求項12】 揮発性材料源は、タバコを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。 【請求項13】 前記揮発性材料源は、揮発性治療組成物を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。 【請求項14】 前記揮発コンポーネントは、揮発した材料が通過するフィルタ部分を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。 【請求項15】 前記熱送達コンポーネントは、前記ヒートシンクと前記ヒートパイプとを囲む、長手方向に延びる外被を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。 【請求項16】 前記外被は、前記揮発コンポーネントに隣接する前記外被の端部に向かう複数の通気孔を含む、請求項15に記載の装置。 【請求項17】 前記熱送達コンポーネントの前記ヒートシンク端部に熱変色性熱表示装置を更に含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。 【請求項18】 熱伝達装置と熱伝達関係にあるヒートシンクを含む請求項1〜17のいずれか一項に記載の装置での使用のための熱送達コンポーネントであって、前記コンポーネントは前記熱伝達装置に熱伝達連通する取り外し可能な揮発性材料源に係合することに適応する熱送達コンポーネント。 【請求項19】 前記熱伝達装置は、ヒートパイプを含む、請求項18に記載のコンポーネント。 【請求項20】 前記ヒートパイプは、揮発した材料を生成するためのコンポーネントに取り外し可能に熱伝達連通して係合することに適応した熱伝達端部を有する、請求項19に記載のコンポーネント。 【請求項21】 ヒートシンクは、請求項7〜11に記載される、請求項18〜20のいずれか一項に記載のコンポーネント。 【請求項22】 吸い口と前記吸い口に隣接する揮発性材料源とを含み、前記熱伝達装置に熱伝達関係で係合することに適応した、請求項1〜17のいずれか一項に記載の装置での使用のための揮発コンポーネント。 【請求項23】 揮発した材料が通過するフィルタを更に含む、請求項22に記載のコンポーネント。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、揮発装置に関する。 【背景技術】 【0002】 揮発した材料をユーザに送達するための装置は、特に喫煙模擬装置、あるいは香味料または治療物質のユーザへの送達のための装置として幾つかの用途を有する。 (背景技術および発明が解決しようとする課題) 【0003】 タバコを燃焼させずにタバコの煙の味を与える喫煙模擬装置を開発するために種々の提案がなされてきた。これらは例えば、燃焼ガスの組成を制御しながら喫煙者の口に送達される揮発した風味付け可能なエアロゾルガスを形成するために使用される喫煙品の触媒部分に高温ガスが生成される模擬シガレットを教えているクック(Cook)等に発行された特許文献1と、喫煙者の口内に吸入されるエアロゾル生成物質を加熱するための熱源を与えるために混合されると発熱反応する化学反応物を利用する模擬喫煙品を教えているストルーベル(Strubel)に発行された特許文献2と、を含む。クリアマン(Clearman)等に発行された特許文献3と、ロバーツ(Roberts)等に発行された特許文献4と、センサボージュニア(Sensabaugh Jr.)等に発行された特許文献5はすべて、加熱されたエアロゾルが炭素質外部熱源から生成され、それから喫煙者に送達される種々の模擬シガレットまたは模擬喫煙品を教えている。更にアブリメン(Abhulimen)等に発行された特許文献6は、エアロゾル発生源として蒸気を使用する非燃焼性の模擬喫煙品を教えている。 【0004】 ポッター(Potter)等に発行された特許文献7には、揮発した治療材料を送達するための装置が開示されている。この装置は、ユーザがそれを通して吸い込む管の形をしている。この管の中心部に薬物を保持する基体は、水と接触すると発熱する材料、例えば酸化カルシウムの環状装填物によって取り囲まれている。熱源がトリガーされると、発生した熱は薬物を揮発させ、これをユーザがこの管を通して吸い込む。この装置は、1回だけ使用され、それから廃棄される。 【特許文献1】米国特許第5,944,025号 【特許文献2】米国特許第4,892,109号 【特許文献3】米国特許第5,247,947号 【特許文献4】米国特許第4,819,665号 【特許文献5】米国特許第4,793,365号 【特許文献6】米国特許第6,532,965号 【特許文献7】米国特許第4,917,119号 【発明の開示】 【0005】 本発明によれば、ヒートシンクと、前記ヒートシンクと熱伝達関係にある熱伝達装置と、を含む熱送達コンポーネント、及び、前記第1のコンポーネントの前記熱伝達装置に分離可能な熱伝達連通する揮発性材料源を含む揮発コンポーネント、を含む、揮発した材料をユーザに送達するための装置が提供される。 【0006】 本発明はまた、熱伝達装置と熱伝達関係にあるヒートシンクを含む本発明による装置での使用のための熱送達コンポーネントであって、前記コンポーネントは前記熱伝達装置に熱伝達連通する取り外し可能な揮発性材料源を支持することに適応する熱送達コンポーネントを含む。 【0007】 本発明は、吸い口とこの吸い口に隣接する揮発性材料源とを含み、前記熱伝達装置に熱伝達関係で係合することに適応した、本発明による装置での使用のための揮発コンポーネント更に含む。 【0008】 所望であれば、本装置の揮発コンポーネントは、揮発した材料が通過するフィルタ部分を含み得る。 【0009】 本発明の熱送達コンポーネントは好適には再利用可能であり、本発明の揮発装置は好適には使い捨てであるか、一回だけ使用可能である。 【0010】 本熱送達コンポーネントと揮発コンポーネントは、互いに取り外し可能に接続される。この目的のために揮発性材料源と熱伝達装置は好適には、形状的に相補的である部分を介して熱伝達連通している。例えば前記揮発性材料源は好適には、前記伝達装置の一端に形状的に相補的であって、取り外し可能に係合するチャネルまたは凹部を含む。前記コンポーネントの隣接する端部は好適には形状的に相補的であり、また一つのコンポーネントの端部はこの他の中に取り外し可能に受け入れられ得る。 【0011】 本発明の装置とコンポーネントは、香味料と治療材料とを含む任意の揮発性材料をユーザに送達するために使用できる。しかしながら好適には本発明は、非燃焼性の模擬シガレットを提供するために使用される。本発明のこれらの実施形態において揮発性材料源は、タバコまたはタバコ代用品を含む。 【0012】 熱送達コンポーネントは、揮発性材料源への連通のために熱伝達装置によって熱が伝達されるヒートシンクを含む。 【0013】 このヒートシンクは好適には、熱吸収材料からなる本体の形をしており、外部熱源から加熱されるように配置され、必要とされる期間に亘ってユーザへの揮発性材料の放出を生成するための制御された仕方で、ある期間に亘って印加された熱が熱伝達装置によって揮発性材料源に伝達されることを可能にするために十分な印加される熱を吸収して保持することができる。 【0014】 外部熱源は、開放的な炎、または初期加熱装置、例えばサーモスタット制御により指定された温度を作り出すように設計された装置を含み得る電気抵抗加熱装置であり得る。装置がその動作温度に達したという目に見える表示をユーザに与えるために、熱送達コンポーネントのヒートシンク端部には、熱変色性(サーモクロミック)熱表示装置が含まれ得る。 【0015】 如何なる適当な材料でも、ヒートシンクとして使用可能である。例えばヒートシンクは、金属でもセラミック材料でもよい。これは、高い熱容量の材料、または例えば高温相変化による生成熱を含む可逆プロセスを介して熱を吸収し、それから放出できる材料を含むこともできる。 【0016】 熱伝達装置は、単純な熱伝導性要素の形、例えば銅といった伝導性金属の中実の、または管状のロッドであり得る。しかしながら好適には熱伝達装置は、ヒートパイプの形をしている。このような装置は通常、管に沿って熱を効率的に伝導する熱伝導性液体で満たされた金属管を含む。このような製品は、米国アリゾナ州チャンドラーのエネルトロン社(Enertron, Inc.)、その他から入手可能である。 【0017】 熱伝達時の熱損失を減らすために、熱伝達要素は好適には、ヒートシンクと揮発性材料源との間で断熱される。 【0018】 ユーザがこの装置を装着するときにヒートシンクと揮発性材料源との間の一箇所以上の点で空気が装置に入ることが好適である。この空気は好適には、揮発した材料が放出されて装置を通ってユーザにまで移動するように、ヒートシンクからの熱によって加熱され、それから揮発性材料源を通過する。 【0019】 本発明の好適な実施形態では熱送達コンポーネントは、ヒートシンクとヒートパイプとを囲む長手方向に延びる外被を含んでおり、またこの外被は、揮発コンポーネントに隣接する端部に向かう複数の通気孔を含む。 【0020】 揮発コンポーネントに熱伝達連通している熱伝達装置の端部は、揮発性材料源との接触のために適したコーティングを組み込むことができる。このようなコーティングは、アルミニウム、ステンレス鋼、高温プラスチック、または熱伝導性セラミックを含み得る。更に熱伝達装置の端部は、揮発性材料源への接触と熱伝導とを向上させる熱伝導性幾何学形状に形成されるか、これを組み込むことができる。 【0021】 本発明がよりよく理解されるために、単なる例としてその特定の実施形態がこれから説明されるであろう。付属図面を参照すると、これらの図を通して同様な数字は同様な部分を指している。 図1は、組み立てられた状態における本発明の装置の好適な実施形態の斜視図である。 図2は、図1の装置の縦断面図である。 図3は、分解された状態における図1、2の装置の縦断面図である。 図4aは、本発明による代替装置の一部の拡大スケールにおける斜視図である。 図4bは、本発明によるもう一つの代替装置の図4aと同様の図である。 図4cは、本発明による更に別の代替装置の図4aと同様の図である。 【実施例】 【0022】 図1、2、3を参照すると、再利用可能な熱送達コンポーネント11と使い捨ての揮発コンポーネント20とを含む模擬シガレットの形の、揮発した材料をユーザに送達するための装置10が示されている。熱送達コンポーネント11は、例えば低い熱伝導率を有する高い熱抵抗性プラスチック、セラミックその他の耐久性材料からなる非熱伝導性管である円筒形ハウジングまたは外被12を含む。外被12の中には、支持・断熱材料26によって囲まれたヒートパイプ16の形の熱伝達装置が配置される。ヒートパイプ16は、一端においてヒートシンク14内に長手方向に延び、反対の端部において使い捨ての揮発コンポーネント20内に延びる。 【0023】 本発明の装置の好適な実施形態はここに模擬シガレットとして図示されているが、この装置は、他の喫煙品、例えば葉巻を模擬するように設計されることも可能である。更に、上記の実施形態では、ヒートパイプ16は直線状の要素として図示されているが、ヒートパイプ16が異なる非直線状の構成に形成できることは、当業者に明らかであろう。例えばヒートシンク14は、揮発コンポーネント20から横方向にオフセットする(offset)こともできるであろう。 【0024】 外被12は通常、このヒートパイプ16の終端第2端部32から約5mm〜20mmの一箇所以上の位置において、その周りに複数の打抜き孔(パーフォレーション)18を備える。これらの打抜き孔18の数とサイズは、使用時に装置10の支持・断熱材料26を通る空気流の抵抗と量とを制御する。外被12の終端部は、この終端部への挿入とそこからの取外しの時に使い捨て揮発コンポーネント20を収容するために僅かにフレア形(朝顔形)に開いている。 【0025】 ヒートシンク14は、外部熱源から供給される熱を集めて保持する。ヒートシンク14は一般に、適当な金属またはセラミック材料、例えば熱蓄積ハニカム・セラミック、アルミニウムまたは発泡アルミニウムであり、あるいは所望の最適熱範囲内で動作するように選択された相変化材料を含むカプセル封入された、あるいは閉鎖されたセル構造を利用し、それによって液体といった高エネルギー状態と固体といった低エネルギー状態との間の物理的相変化を介して熱保持容量を拡張することもできる。代替として可逆的熱生成プロセスを受けることのできる材料も、ヒートシンク14に利用可能である。これらは例えば、加熱されるとマグネシウムから水素が解離するという結果をもたらし、冷却時には水素とマグネシウムが化学的に結合して水素化マグネシウムを形成し、それによって水素化マグネシウムの低エネルギー状態に戻るプロセスで熱を放出するという水素化マグネシウムを含む。代替として他の高温相変化材料(すなわち約150℃から約300℃の相変化を受ける材料)が使用できる。 【0026】 好適にはヒートシンク14は、長さが15mmから30mmであり、また近似的に標準のシガレットの外周であり、これは約25mmである。ヒートシンク14は、好適には200°Fと600°Fの間(約90℃から約315℃まで)に加熱でき、より好適には300°Fと500°Fの間(約148℃から約260℃まで)に加熱できる材料で作られる。更にヒートシンク14は、このヒートシンクが直接の炎から熱を受けることを可能にするが、加熱されたヒートシンクとの直接の接触を防ぐ断熱層をユーザに与える、低伝導性熱伝達容量を有する薄い断熱材料(図示せず)によってジャケット被覆されることもできる。この断熱性ジャケットは、ユーザのための直接接触保護と蓄積された熱の更なる断熱性との両者を与えて、加熱のためにヒートシンクを露出させるように装置10を下方に滑らせ、ヒートシンク14をカバーするように装置10を上方に滑らせることができる可動ジャケットであってもよい。熱変色性(thermo-chromatic)インジケータは、更にヒートシンク14または断熱ジャケット(図示せず)との熱的関係において、例えば数字40で示されるようにその表面に使用でき、また装置10の端部が使用のために機能的熱範囲にまで十分に加熱されるときにユーザに表示を与えるために使用できる。インジケータとして使用可能な熱変色性材料は、例えば酸化亜鉛、酸化鉛(II)、硫酸ニッケル、クロムリッチ紅柘榴石(こうざくろいし)(chromium-rich pyropes)などを含む。代替として、適当な機能的熱範囲に到達したことの目視確認を与えるために、バイメタル・サーモスタットを組み込んだ機械装置がヒートシンク14または断熱ジャケット(図示せず)に組み込まれることもあり得る。 【0027】 図2、3に最もよく示すように、装置10の再利用可能な熱送達コンポーネント11はまた、ヒートシンク14と熱伝達関係にある一端30と、揮発材料源を、この場合はタバコ含有組成物を有する揮発コンポーネントの部分22内に受けられる反対側の端部32とを有するヒートパイプ16の形の熱伝達装置を含む。ヒートパイプ16は一般に、両端で密封された中空のアルミニウムまたは銅の管であって、熱伝達材料36で満たされる。好適には熱伝達材料36は、液体例えば水で飽和させられ、ヒートシンク14からタバコ部分22に熱エネルギーを伝達するように設計された毛細管のウィッキング(wicking)材料を含む。例えば5℃から230℃の動作温度範囲を有する銅ジャケット被覆された水ヒートパイプは、本発明での使用のために十分である。更にヒートパイプ16は一般に、直径が約2mmから6mmで、長さが5cmから9cmである。ヒートパイプ16は、適当な支持・断熱材料26、例えばセラミックマット、セラミックファイバ、多孔性セラミック、ガラスファイバ、オープンセル発泡樹脂、または機能的熱範囲に反復露出可能なその他の適当な断熱材料によって取り囲まれる。ヒートパイプ16の露出した端部32は、この後に論じられるようにタバコ部分22に熱伝達連通して係合することに適応している。この露出端部32は、タバコ部分22との接触に適したコーティングを組み込むこともできる。適当なコーティングは、アルミニウム、ステンレス鋼、高温プラスチック、または熱伝導性セラミックを含み得る。支持・断熱材料26は、ヒートシンク14からヒートパイプの第2端部または露出端部32の通常5mm〜10mm以内までのヒートパイプ16をカバーする。 【0028】 図3に最もよく示すように非燃焼性喫煙装置10は、タバコベースの揮発性材料源22と、また本実施形態ではタバコ部分22と軸方向に整列したフィルタ部分24とを含む使い捨て揮発コンポーネント20を含む。タバコ部分22は、ヒートパイプ16の端部32の外径とほぼ同じ内径を有し、それを形状的に相補的にしてヒートパイプ端部32を受けることに適応したチャネル部あるいは凹部28を備える。タバコ部分22は一般に、長さが約5mmから20mmの円筒形であって、外被12の内径と実質的に等しい外径を有する、数字38で示すような紙または他の適当な材料で包まれる。このようにしてタバコ部分22は、熱エネルギーの伝達を生じさせるためにヒートパイプ端部32がチャネル28に滑り込むときに熱送達コンポーネント11の外被12内に滑り込むことに適応している。 【0029】 図3に示すようにヒートパイプ端部32は、平坦であるか、僅かに丸くなっていてもよい。代替としてヒートパイプ端部32は、接触と熱伝導を改善するためにタバコ部分22を実際に貫通するように幾何学形状に形作られてもよい。ヒートパイプのこのような適応によって、部分22はチャネル部28を必要としない可能性がある。図4aは、単一の貫通針の形状に構成されたヒートパイプ端部32のこのような一代替実施形態を示す。図4bは、平らなフィンを有する円錐の形に構成されたヒートパイプ端部32のもう一つの代替実施形態を示す。図4cは、多数の貫通針の形に構成されたヒートパイプ端部32の更に他の代替実施形態を示す。タバコまたは香味生成部分22は典型的には、タバコ粒子、処理済みタバコシート、あるいは燃えない熱タバコ基体として機能するように適当に選択され、ケースに入れられ、香味付けされた押出し成形タバコを含む。 【0030】 香味料またはタバコ基体22には、フィルタ端部24を組み込んだ吸い口が取り付けられる。フィルタ24は一般に、交差結合したポリプロピレンのウェブ、またはフィラメント当たり高いデニールのセルロースアセテート、または形作られたセルロースアセテート・チューブ、または適当な硬さと低いドラフト(draft)、低い除去効率を備えた他の材料である。フィルタ24は、紙外被38などによって基体に取り付けられる。 【0031】 使用時に揮発コンポーネント20は、タバコあるいは香味料部分22のチャネル28内に受け入れられるヒートパイプ16の端部32を有する再利用可能な熱送達コンポーネント11のフレア形の端部34に挿入される。それからヒートシンク14は、好適には熱的にトリガーされるインジケータ、例えば熱変色性インジケータ40その他このようなインジケータによって決定される予め選択された温度に、外部熱源例えばシガレットライターなどから加熱される。インジケータが予め選択された温度に達したとき喫煙者またはユーザは、加熱プロセスを中断し、揮発コンポーネント20の口またはフィルタ端部24を装着する(口にくわえる)。空気は、空気孔18を経由して熱送達コンポーネント11の支持・断熱材料26内に通り、熱伝達パイプ16内で配置された熱によって加熱される。それから高温空気は、ヒートパイプ16との接触によって加熱されたタバコ部分または香味料部分22を通過し、そこで高温空気は部分22内に配置された香味料成分を揮発させ、それからユーザの口内に吸い込まれる。 【0032】 装置10またはその模擬シガレット実施形態は、これがヒートシンク部分16の初期加熱を使用する限りにおいてユーザのために点火儀式を維持する手段を与え、タバコが燃えるときに結果として発生する一酸化炭素その他の不快な化合物を除去しながら、タバコ風味と、喫煙の満足と、煙に類似の目視可能な排出蒸気雲と、を送達することもできる。 【0033】 もう一つの実施形態では本発明の装置は、例えば医薬品といった治療材料のような他の揮発した材料をユーザに送達するために使用できることも注目されるであろう。本発明のこの実施形態は、揮発コンポーネント20が香味料やタバコ以外の揮発性治療材料を部分22に含むであろうことを除いて、付属図面の図に示す装置に関してあらゆる点で類似しているであろう。このような治療材料の例は、ライディングス(Ridings)等に発行された米国特許第4,941,483号とポッター(Potter)等に発行された米国特許第4,955,399号に見られ、これらは参照してここに組み込まれている。 【0034】 前述の詳細説明は、主として理解の明瞭さのために与えられており、そこから不必要な限定が理解されるべきでない、という訳は、この開示を読めば幾つもの修正版が当業者に明らかになるであろうし、本発明の精神と付属の請求項の範囲とから逸脱せずに実施できるからである。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】図1は、組み立てられた状態における本発明の装置の好適な実施形態の斜視図である。 【図2】図2は、図1の装置の縦断面図である。 【図3】図3は、分解された状態における図1、2の装置の縦断面図である。 【図4a】図4aは、本発明による代替装置の一部の拡大スケールにおける斜視図である。 【図4b】図4bは、本発明によるもう一つの代替装置の図4aと同様の図である。 【図4c】図4cは、本発明による更に別の代替装置の図4aと同様の図である。 【符号の説明】 【0036】 10: 揮発した材料をユーザに送達するための装置 11: 熱送達コンポーネント 12: 円筒形ハウジングまたは外被 14: ヒートシンク 16: ヒートパイプ 18: 打抜き孔 20: 揮発コンポーネント 22: タバコまたは香味料部分 24: フィルタ 26: 断熱材料 28: チャネル 30、32: ヒートパイプ端部 34: 熱送達コンポーネントのフレア形(朝顔形)端部 36: 熱伝達材料 38: タバコ部分22を包む紙または他の材料 40: 熱変色性(サーモクロマティック)インジケータ
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| 【出願人】 |
【識別番号】506266908 【氏名又は名称】有限会社BAT Pacific Corporation
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| 【出願日】 |
平成18年8月3日(2006.8.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092783 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 浩
【識別番号】100095360 【弁理士】 【氏名又は名称】片山 英二
【識別番号】100120134 【弁理士】 【氏名又は名称】大森 規雄
【識別番号】100103182 【弁理士】 【氏名又は名称】日野 真美
【識別番号】100126354 【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 尚
【識別番号】100104282 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 康仁
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| 【公開番号】 |
特開2008−35742(P2008−35742A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−211885(P2006−211885) |
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