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【発明の名称】 葉たばこ作業台の湿式集塵装置
【発明者】 【氏名】西田 正徳

【氏名】鹿倉 秀文

【氏名】福元 宏一

【要約】 【課題】葉たばこの葉詰め作業中やピッキング作業中に葉たばこ作業台から排出される粉塵その他の異物を、フィルタを用いることなく、効率よく集塵あるいは捕集することのできる、葉たばこ作業台の湿式集塵装置を提供する。

【解決手段】葉たばこ作業台10の下部に集塵フード15を取付けると共に、当該集塵フード15に吸引ダクト30を介して湿式集塵機40を接続し、湿式集塵機40は、集塵機本体41内に送風機43を設けて、吸引ダクト30から集塵機本体41内に空気を吸引すると共に、集塵機本体41底部に貯水槽46を設けて、集塵機本体41内に吸引した空気を貯水槽46内に案内して貯水槽46内の水Wと接触させ、その後に排気口47から集塵機本体41外へ排気する。送風機43の出口にはオリフィス部49を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
葉たばこ作業台の下部に集塵フードが取付けられると共に、当該集塵フードに吸引ダクトを介して湿式集塵機が接続され、当該湿式集塵機は、集塵機本体内に吸引手段が設けられて、吸引ダクトから集塵機本体内に空気が吸引されると共に、集塵機本体底部に貯水槽が設けられて、集塵機本体内に吸引された空気が貯水槽内に案内され、その後に集塵機本体外へ排気される構成であることを特徴とする葉たばこ作業台の湿式集塵装置。
【請求項2】
吸引手段の出口に、オリフィス孔を有するオリフィス部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置。
【請求項3】
オリフィス部の出口に、貯水槽の水面に向けて延びる整流ダクトが設けられていることを特徴とする請求項2記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置。
【請求項4】
整流ダクトの下端に形成される空気吹出口が貯水槽の水面近傍に位置することを特徴とする請求項3記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置。
【請求項5】
空気吹出口と外部排気口との間に形成される排気通路に整流板が配置されていることを特徴とする請求項4記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置。
【請求項6】
葉たばこ作業台の下部に、吸引ダクトへ向けて集塵フード内の空気を送出する送風手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、葉たばこの葉詰め作業中やピッキング作業中に葉たばこ作業台から排出される粉塵その他の異物を、集塵または捕集するための葉たばこ作業台の湿式集塵装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば特許文献1に示す葉詰め作業台の上で葉詰め作業、すなわち収穫した葉たばこの生葉を、乾燥室に吊り込むための吊具に葉詰めする作業が行なわれている。特許文献1に示す葉詰め作業台は、ピッキング台を兼ねており、かかるピッキング台上でピッキング作業、すなわち乾燥室から吊具ごと取り出した葉たばこの乾燥葉の良否を選別し、不良と判断された乾燥葉を除去する作業が行なわれている。
【0003】
葉詰め作業は、まず収穫した生葉が収穫布に梱包された状態で作業台上に置かれ、適宜作業員が収穫布を開梱して、生葉をほぐし、これを把持して葉詰め作業台上の吊具へ運搬し、葉詰めするようにしている。しかし、生葉に混入、付着した土、砂、塵等から粉塵が発生して、作業室内の作業環境を悪化させる問題があった。また、収穫した生葉の内には、砂、わき芽、雑草、被覆ビニール片、金属片などの多様な異物が混入している場合があり、かかる異物を葉詰め作業の際に除去する必要があった。また、後者のピッキング作業時においても、乾燥葉を選別する際に乾燥葉に混入等した砂、塵等から粉塵が発生し、あるいは異物が飛散して、作業室内の環境を悪化させる問題があった。
【0004】
上記の問題点に対して、葉たばこ作業台から排出される粉塵や異物を吸引ダクトで回収し、吸引ダクトの途中に設けたフィルタで分離除去する方法が提案されている(特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】特開平8−173125号公報
【特許文献2】特開2005−95147号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、フィルタを用いることによって、以下の問題点が考えられる。
(1)フィルタの編目サイズにより集塵性能が大きく変化し、集塵性能を上げるには、フィルタの編目を小さくし送風機の出力を上げる必要があるが、送風機の風切音(騒音)が高くなるなど、作業環境が低下する。
(2)連続作業を行なうと、すぐにフィルタが目詰まりを起こし、集塵性能が低下するため、作業中にフィルタその他の掃除を行なう必要がある。
(3)フィルタを用いると、全般的に集塵効率が悪く、清掃作業時の後処理に手間が掛かる。
【0007】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、葉たばこの葉詰め作業中やピッキング作業中に葉たばこ作業台から排出される粉塵その他の異物を、フィルタを用いることなく、効率よく集塵あるいは捕集することのできる、葉たばこ作業台の湿式集塵装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、フィルタに比べて、集塵性能に優れ、また、メンテナンスが容易な、葉たばこ作業台の湿式集塵装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明に係る請求項1記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、葉たばこ作業台の下部に集塵フードを取付けると共に、当該集塵フードに吸引ダクトを介して湿式集塵機を接続し、湿式集塵機は、集塵機本体内に吸引手段を設けて、吸引ダクトから集塵機本体内に空気を吸引すると共に、集塵機本体底部に貯水槽を設けて、集塵機本体内に吸引した空気を貯水槽内に案内し、その後に集塵機本体外へ排気する構成とした。
【0010】
葉たばこ作業台の上に載置した葉たばこの葉詰め作業あるいはピッキング作業に伴って発生する粉塵や、葉たばこに混入、付着した砂等の異物は、吸引あるいは振動等の手段によって、いったん集塵フードに集塵されて、そこから吸引ダクトを介して空気と共に湿式集塵機の集塵機本体内に吸引される。その後、集塵機本体底部の貯水槽内に案内されて貯水槽内の水面と接触し、空気と共に吸引された粉塵その他の異物が貯水槽内に集塵、捕集される。そして、粉塵等が除去された後の清浄空気が作業空間内に排気される。
【0011】
粉塵その他の異物は水面上に浮遊するか大部分が水没されるので、フィルタのように目詰まりによる集塵効率、捕集効率の低下を招くことがなく、集塵性能、捕集性能に優れ、メンテナンスも容易である。
【0012】
本発明に係る請求項2記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、吸引手段の出口に、オリフィス孔を有するオリフィス部を設けたことを特徴とする。
【0013】
吸引手段の出口にオリフィス部を設けることにより、集塵機本体内に吸引された空気は、オリフィス孔の入口と出口の通過差圧(オリフィス効果)により、渦流を発生させながら貯水槽へ向け強く噴出される。貯水槽では強く噴出された空気の風圧により水面が下がり、水面がリング状に波立つ状態となる。これにより水面の表面積が増大し、オリフィス孔から噴出された空気と水面との接触面積が増大して、空気中に含まれる粉塵その他の異物の集塵効果、捕集効果が助長される。
【0014】
本発明に係る請求項3記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、オリフィス部の出口に、貯水槽の水面に向けて延びる整流ダクトを設けたことを特徴とする。
【0015】
オリフィス部の出口に、貯水槽の水面に向けて延びる整流ダクトを設けることで、オリフィス孔から噴出する空気が整流ダクトで整流化され、整流化された空気が貯水槽の水面に対し効率よく接触する。これによって、粉塵その他の異物の集塵効果、捕集効果が高められる。また、オリフィス効果により、オリフィス孔の出口の周囲に負圧域が発生し、質量の小さい粉塵等がオリフィス孔の出口から負圧域に引き寄せられるが、負圧域に引き寄せられた粉塵等は整流ダクトの内面に沿って貯水槽へ整流化された状態で向かい、貯水槽の水面に対し効率よく接触する。
【0016】
本発明に係る請求項4記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、整流ダクトの下端に形成した空気吹出口を貯水槽の水面近傍に位置させたことを特徴とする。整流ダクトの空気吹出口を貯水槽の水面近傍に位置させることで、整流ダクトにより整流化された空気と貯水槽の水面との接触効率がより高められる。
【0017】
本発明に係る請求項5記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、空気吹出口と外部排気口との間に形成される排気通路に整流板を配置したことを特徴とする。空気吹出口から貯水槽の水面に向けて吹き出された空気が、排気通路に配置された整流板によって案内されながら、効率よく外部排気口に導かれ、清浄空気が外部に排気される。
【0018】
本発明に係る請求項6記載の葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、葉たばこ作業台の下部に、吸引ダクトに向けて集塵フード内の空気を送出する送風手段を設けたことを特徴とする。葉たばこ作業台の下部に送風手段を設けることで、集塵フード内の空気が、集塵された粉塵その他の異物と共に、効率よく吸引ダクトに送出されて湿式集塵機に吸引される。送風手段によって集塵フード内の空気が吸引ダクトに送風され、吸引ダクトに送風された空気が吸引手段によって吸引され、「送出」側の送風手段と「吸引」側の吸引手段の2台を用いることで、空気の搬送効率に極めて優れ、集塵フード内に集塵された粉塵その他の異物が空気と共に効率よく湿式集塵機の集塵機本体内に搬送される。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明に係る葉たばこ作業台の湿式集塵装置によると、葉たばこの葉詰め作業中やピッキング作業に伴い発生する粉塵その他の異物を、葉たばこ作業台下部の集塵フードにいったん集塵して、そこから吸引ダクトを介して空気と共に湿式集塵機に吸引し、空気中に含まれる粉塵や異物を湿式集塵機により効率よく集塵または捕集し、粉塵等が除去された後の清浄空気を作業空間内に排気することができる。これによって、葉たばこ作業室内の作業環境を清浄化し、良好にすることができる効果を奏する。
【0020】
また、集塵用、捕集用のフィルタを用いないから、フィルタの目詰まりによる集塵効率、捕集効率の低下や作業室内への粉塵飛散といった問題がなく、これにより、装置の管理、メンテナンス、あるいは、良好な作業環境の維持管理が容易であるという効果を奏する。
【0021】
また、以上の効果を奏することにより、簡易で実用性の高い葉たばこの集塵装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に本発明に係る葉たばこ作業台の湿式集塵装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1ないし図3において、符号10はピッキング作業台(葉たばこ作業台)、符号30は吸引ダクト、符号40は湿式集塵機を示している。
【0023】
ピッキング作業台10は、四隅にキャスター付きの脚部11を備えると共に、葉たばこの乾葉Aを葉たばこ吊り具1ごと上面に載置可能な作業テーブル12を備えている。作業テーブル12は、床面Gに対し水平で平面視して長方形状の枠体13と、枠体13の内側に回転自在に軸支され、隙間Sを介して互いに平行に配置された多数本の長尺な円筒パイプ14とから構成されている。円筒パイプ14は、回転自在とされることで、その隙間Sからピッキングされた不良乾葉等を引っ掛けることなく床面Gに落下させることができる。
【0024】
作業テーブル12の下部には、作業テーブル12の下部空間の四方を囲む集塵フード15が取付けられている。集塵フード15は、可撓性のあるシート素材、例えば透明ビニールから構成されると共に、同透明ビニールを作業テーブル12の四方から床面Gまで垂らすことにより、集塵フード15が形成されている。作業テーブル12の後部側の脚部11間には、葉たばこ吊り具1の針ラック2を一時保管する受けラック16が取付けられている。受けラック16側に位置する透明ビニール部分は、受けラック16との干渉を避けるために水平バー17により脚部11の内側に寄せられている。
【0025】
作業テーブル12の前方下部には、枠体13から吊下げられた取付板18を介して送風機(送風手段)19が設けられている。この送風機19は、吸引ダクト30へ向けて集塵フード15内の空気を送出するもので、円筒ケーシング20が集塵フード15の前面開口部15aから前方に突出し、フレキシブルダクトからなる吸引ダクト30の一端に環状バンド31で接続されている。送風機19のモータ21でファン22を回転駆動させると、作業テーブル12の円筒パイプ14,14間の隙間Sから、ピッキング作業中に発生する粉塵、葉たばこ乾葉Aに混入、付着された異物が空気と共に吸引されて、集塵フード15内に一次的に集塵、捕集され、金属片などの比較的重量のある異物は床面Gに落下する一方、集塵フード15内の空気が粉塵等の比較的軽い異物と共に、吸引ダクト30へ向けて送出されるようになっている。
【0026】
湿式集塵機40は、集塵機本体41の、有頭筒状の上部ケーシング42内に送風機(吸引手段)43が設けられて、吸引ダクト30から吸込口44を通して上部ケーシング42内に空気を吸引すると共に、集塵機本体41の、有底筒状の下部ケーシング45底部に貯水槽46が設けられて、上部ケーシング42内に吸引した空気を貯水槽46内に案内し、その後に清浄空気を排気口47から集塵機本体41外の作業空間内へ排気するものである。送風機43は、上部ケーシング42内の中央で、下部ケーシング45底部の貯水槽46の直上に配置されている。上部ケーシング42の外面には、先端に吸込口44が形成されると共に、上部ケーシング42内に連通する円筒形の接続部48が横向きに取付けられている。同接続部48の先端部には吸引ダクト30の他端が環状のバンド31にて接続されている。
【0027】
送風機43の出口にはオリフィス部49が設けられている。オリフィス部49は、送風機43のファン52の回転により吸込口44から上部ケーシング41内に吸引された空気を、オリフィス孔50の入口と出口の通過差圧(オリフィス効果)により、渦流を発生させながら貯水槽46の水面へ向け強く噴出するもので、上部ケーシング41の内周面に仕切り板51が取付けられると共に、仕切り板51の中央に、送風機43のファン52の外径D1よりも口径D2の小さいオリフィス孔50が形成されている。オリフィス部49の出口には、貯水槽46の水面近傍まで垂直下方に延びる整流ダクト53が取付けられている。整流ダクト53下端の空気吹出口54は貯水槽46の水面近傍に位置している。
【0028】
有底筒状の下部ケーシング45は空気吹出口54を含む整流ダクト53を囲むように配置されている。下部ケーシング45の内部には、空気チャンバー室55が形成されると共に、空気チャンバー室55の底面から所定高さHまで水Wが貯えられ、空気チャンバー室55の下部に前記貯水槽46が形成されている。下部ケーシング45の内面と整流ダクト53の外面との間には、空気吹出口54から下向きに吹き出された空気の排気通路56が形成されている。空気吹出口54の周囲には、空気吹出口54から直下に吹き出された空気を、貯水槽46の水面に沿って水平方向に整流化して排気通路56の入口に案内する鍔状の整流板57が取付けられている。下部ケーシング45の内面の上端近くには、排気通路56の入口から排気通路56内を下部ケーシング45の内面に沿って上向きに流れる空気を、S字状に屈曲させる整流板58が取付けられている。
【0029】
下部ケーシング45の上側には、有頭筒状の排気フード59が配置されている。この排気フード59は、整流板58によりS字状に屈曲された排気通路56内の空気を下部ケーシング45の外面に沿って逆U字状に屈曲させ、排気口47から下向きに排気するようになっている。なお、前記排気フード59は、図1に示すように、上部ケーシング42に対して取付けられている。
【0030】
以上の湿式集塵機40は、キャスター61付きのベース60を備えており、図2および図3に示すように、排気フード59および上部ケーシング42が、周上に配設された4本の支柱62を介してベース60上に支持されると共に、下部ケーシング43がベース60上に載置されている。湿式集塵機40は、キャスター61により、自由に移動できるようになっている。
【0031】
次に、図4を参照して、葉たばこ作業台の湿式集塵装置の運転方法と作用を説明する。まず、ピッキング作業台10の近傍に湿式集塵機40を移動し、吸引ダクト30でこれらを接続する。ピッキング作業台10の作業テーブル12上に葉たばこ乾葉Aを葉たばこ吊り具1ごと載置し、図示しない電源を入れて、2台の送風機19、送風機43の各ファンを駆動させる。ピッキング作業台10側の送風機19により作業テーブル12の円筒パイプ14の隙間Sから空気が吸引され、吸引ダクト30内へ送出される。吸引ダクト30内へ送出された空気は、湿式集塵機40側の送風機43により吸込口44から上部ケーシング42内に吸引され、下向きとなって送風機43の円筒ケーシング内を通り、オリフィス部49のオリフィス孔50から強く噴出され、渦流となって空気吹出口54から直下の貯水槽46の水面に強く吹き付けられる。
【0032】
貯水槽46の水面は、強く吹き付けられた空気の風圧により水面が図4に示すように下がり、水面がリング状に波立つ状態となる。これにより、水面の表面積が増大し、空気と水面との接触面積が増大する。水面と接触した空気は、整流板57、58により排気通路56をS字状に案内されて、排気口47から作業室内へ排気される。
【0033】
ピッキング作業に伴い発生する粉塵、葉たばこ乾葉Aに混入、付着した他の異物は、吸引される空気と共に作業テーブル12の隙間Sから吸引され、集塵フード15内に排出される。金属片など比較的重い異物は、集塵フード15内を自重で落下し、床面G上に貯留される。一方、粉塵やわき芽、ビニール片など比較的軽い異物は、集塵フード15内から、2台の送風機19、43により空気と共に、吸引ダクト30を介して湿式集塵機40内に吸引され、貯水槽46内に送られる。上記に述べたように、貯水槽46の水面は、オリフィス部49のオリフィス効果により、水面がリング状に波立つ状態となって、水面との接触面積が増大するから、粉塵その他の異物が効率よく連続的に接触させられ、貯水槽46内に集塵、捕集される。集塵、捕集された粉塵その他の異物は水面に浮遊する他、大部分が水没し、長期にわたり集塵能力、捕集能力が維持される。粉塵その他の異物が除去された後、清浄化された空気のみが排気口47から作業室内に排気される。
【0034】
以上の実施形態では、葉たばこ乾葉Aのピッキング作業について説明したが、葉たばこ生葉の葉詰め作業にも適用できるのはもちろんである。また、ピッキング作業台10は、送風機19の吸引作用によって粉塵その他の異物を隙間Sから集塵フード15内に吸引する他、振動発生器によるピッキング作業台10の振動によって粉塵その他の異物を集塵フード15内に排出するようにしてもよい。さらに、葉たばこ作業台は、ピッキング作業台以外の作業台を含む概念であり、例えば専用の異物除去作業台であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明に係る葉たばこ作業台の湿式集塵装置は、葉たばこ作業台に付属して使用され、葉たばこのピッキング作業または葉詰め作業中に発生する粉塵やその他の葉たばこに混入、付着した異物を集塵、捕集する装置として利用可能である。また、作業室内の空気を清浄する装置としても利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、葉たばこ作業台の湿式集塵装置を示す断面図である。
【図2】図1の湿式集塵装置を示す平面図である。
【図3】図1の湿式集塵装置を示す側面図である。
【図4】図1の湿式集塵装置の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 葉たばこの吊り具
2 針ラック
10 ピッキング作業台
11 脚部
12 作業テーブル
13 枠体
14 円筒パイプ
15 集塵フード
16 ラック受け
17 水平バー
18 取付板
19,43 送風機
20 円筒ケーシング
21 モータ
22,52 ファン
30 吸引ダクト
31 環状バンド
40 湿式集塵機
41 集塵機本体
42 上部ケーシング
44 吸込口
45 下部ケーシング
46 貯水槽
47 排気口
48 接続部
49 オリフィス部
50 オリフィス孔
51 仕切り板
53 整流ダクト
54 空気吹出口
55 空気チャンバー室
56 排気通路
57,58 整流板
59 排気フード
60 ベース
61 キャスター
62 支柱
A 葉たばこ乾葉
D1 送風機のファンの外径
D2 オリフィス部のオリフィス孔の口径
G 床面
S 隙間
W 水
【出願人】 【識別番号】000176051
【氏名又は名称】三州産業株式会社
【出願日】 平成19年4月18日(2007.4.18)
【代理人】 【識別番号】100133271
【弁理士】
【氏名又は名称】東 和博


【公開番号】 特開2008−263830(P2008−263830A)
【公開日】 平成20年11月6日(2008.11.6)
【出願番号】 特願2007−109808(P2007−109808)