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【発明の名称】 再生シートたばこの裁刻処理方法及びその裁刻処理システム
【発明者】 【氏名】竹田 康太

【氏名】小林 正明

【要約】 【課題】簡単な構成にして、再生シートたばこを効率良く裁刻することができる再生シートたばこの裁刻処理方法及びその裁刻処理システムを提供する。

【解決手段】再生シートたばこの裁刻処理方法は、再生シートたばこ(RT)から裁断して得たたばこウエブ(W)のたばこロール(R)を分割して、略四角錐台のたばこブロック(TB)を形成し、この後、たばこブロック(TB)を移送方向に並べ、隣接するたばこブロック(TB)の上下の向きが互いに異なるブロック列(BR)に形成し、このブロック列(BR)を裁刻機(20)に供給し、裁刻機(20)にて裁刻する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生シートたばこをその長手方向に沿って所定幅のたばこウエブに裁断した後、このたばこウエブを巻き取って中心孔を有するたばこロールに形成し、このたばこロールの形態からたばこウエブを裁刻する裁刻処理方法において、
たばこロールをその軸線方向に沿い且つ前記たばこロールの外周面から前記中心孔に亘って分割し、分割後のたばこロールを展開して略四角錐台のたばこブロックに形成し、
前記たばこブロックを集め、個々のたばこブロックがその分割面同士を互いに密着させるべく上下の向きを交互に異ならして一方向に並び且つ前記一方向に一定の厚さを有したブロック列を形成し、
前記ブロック列を前記一方向に移送しながら裁刻する
ことを特徴とする再生シートたばこの裁刻処理方法。
【請求項2】
前記たばこロールの各々はその軸線を水平にした状態で上方から分割されることで、前記たばこブロックに形成され、これらたばこブロックはその形成順序でみて1つ置きに上下の向きが反転されることを特徴とする請求項1に記載の再生シートたばこの裁刻処理方法。
【請求項3】
前記たばこロールの各々はその軸線を水平にした状態で、上下方向の何れかの方向から交互に分割されることを特徴とする請求項1に記載の再生シートたばこの裁刻処理方法。
【請求項4】
再生シートたばこをその長手方向に沿い裁断して所定幅のたばこウエブとし、このたばこウエブを巻き取って中心孔を有するたばこロールに形成した後、このたばこロールの形態からたばこウエブを裁刻する裁刻処理システムにおいて、
たばこロールの中心孔に挿通され、前記たばこロールを装着させる装着軸と、
前記装着軸上の前記たばこロールを前記たばこロールの外周面から前記中心孔に亘り前記装着軸の軸線に沿って分割する分割手段と、
前記装着軸の下方を延びる移送経路を有し、前記分割後の前記たばこロールが前記装着軸から前記移送経路に移載されるときに分割後の前記たばこロールを展開させて略四角錐台のたばこブロックに形成し、前記移送経路上にて、個々のたばこブロックがその分割面同士を互いに密着させるべく上下の向きを交互に異ならして一方向に並び且つ前記一方向に一定の厚さを有したブロック列を形成する移載手段と、
前記移送経路から前記ブロック列を受け取って裁刻する裁刻機と
を具備したことを特徴とする再生シートたばこの裁刻処理システム。
【請求項5】
前記分割手段は、前記装着軸の上方に配置され、前記装着軸上の前記たばこロールに対して接離可能な可動カッタを含み、
前記移載手段は、前記移送経路の一部を形成し、前記たばこブロックの移送過程にて、前記たばこブロックの上下の向きを反転可能とした反転装置を含むことを特徴とする請求項4に記載の再生シートたばこの裁刻処理システム。
【請求項6】
前記分割手段は、前記装着軸の上下にそれぞれ配置され、前記装着軸上の前記たばこロールに対して接離可能で且つ交互に作動する上側及び下側の可動カッタを含み、
前記移載手段は、前記装着軸上の前記たばこロールが前記下側の可動カッタにより分割された後、分割後の前記たばこロールをその中心孔の内面を下向きにして展開させながら、前記装着軸から前記移送経路に案内する展開装置を含むことを特徴とする請求項4に記載の再生シートたばこの裁刻処理システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、再生シートたばこを裁刻処理し、シガレットの刻原料の1つとして使用される再生たばこ刻を製造する再生シートたばこの裁刻処理方法及びその裁刻処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
再生たばこシートは、たばこを裁刻した際に発生した刻屑や、たばこの葉脈及び茎等の細粉を原料とし、この原料を抄造方式又はスラリー方式によりシート状に成形した後、このシートを乾燥して得られる。
このような再生たばこシートはその輸送の容易さを図るため、その長手方向に沿って所定幅のたばこウエブに裁断され、この後、たばこウエブを巻き取ったたばこロールに形成される。
【0003】
一方、たばこロールがシガレットの製造工場に輸送された後、製造工場では、複数のたばこロールからたばこウエブを繰出しながら、これらたばこウエブを層状に重ね合わせて裁刻機に送り込み、この裁刻機はたばこウエブを層の形態のままで裁刻し、再生たばこ刻を製造する(特許文献1参照)。
【特許文献1】米国特許第6595216号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたたばこウエブの裁刻処理方法及びその裁刻処理システムによれば、たばこウエブを層の形態にして裁刻しているので、たばこウエブの裁刻処理は効果的であるものの、この裁刻処理には、たばこロールからたばこウエブを繰出す繰出し装置が個々のたばこロール毎に必要となる。
このため、裁刻処理の効率化を更に向上するため、たばこウエブ層を形成するたばこウエブの枚数を増加させればさせるほど、繰出し装置の個数もまた増加することから、裁刻処理に要する構成は大形且つ複雑ものとなっている。
【0005】
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは簡単な構成で、たばこウエブを効果的に裁刻することかできる再生たばこシートの裁刻処理方法及びその裁刻処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明は、再生シートたばこをその長手方向に沿って所定幅のたばこウエブに裁断した後、このたばこウエブを巻き取って中心孔を有するたばこロールに形成し、このたばこロールの形態からたばこウエブを裁刻する裁刻処理方法において、本発明の裁刻処理方法は、たばこロールをその軸線方向に沿い且つたばこロールの外周面から中心孔に亘って分割し、分割後のたばこロールを展開して略四角錐台のたばこブロックに形成し、たばこブロックを集め、個々のたばこブロックがその分割面同士を密着させるべく上下の向きを交互に異ならして一方向に並び且つ前記一方向に一定の厚さを有したブロック列を形成し、このブロック列を前記一方向に移送しながら裁刻する(請求項1)。
【0007】
上述の裁刻処理方法によれば、たばこロールを分割して得た略四角錐台のたばこブロックを一方向に並べるだけで、たばこウエブが積層されたブロック列が形成され、このブロック列は互いに密着するたばこブロックの上下の向きが交互に反転されていることで、一方向に沿い一定の厚みを有する。
具体的には、たばこロールの各々はその軸線を水平にした状態で上方から分割されることで、たばこブロックに形成され、これらたばこブロックはその形成順序でみて一つ置きに上下の向きが反転される(請求項2)。
【0008】
たばこロールが上方から分割される場合、分割後のたばこロールはその中心孔の内面を上向きにして展開されることで略四角錐台形状のたばこブロックが形成され、この場合、たばこブロックはその四角錐台の形状でみたとき、その頂面が上方を向いた正置姿勢のたばこブロックとなる。このようにして形成されたたばこブロックはその形成順次でみて、一つ置きに上下の向きが反転されて、その底面が上方を向いた倒置姿勢のたばこブロックとなり、これより、たばこブロックの並び方向でみて隣り合うたばこブロックはその上下向きが互いに逆向きとなる。
【0009】
一方、たばこロールの各々はその軸線を水平にした状態で、上下方向の何れかの方向から交互に分割されてもよく(請求項3)、この場合、たばこロールが上方から分割されたとき、前述したように、たばこロールはその中心孔の内面を上向きにして展開されることで正置姿勢のたばこブロックを形成し、これに対し、たばこロールが下方から分割されたとき、たばこロールは中心孔の内面を下向きにして展開されることで倒置姿勢のたばこブロックを形成する。
【0010】
本発明は上述した請求項1の方法を実施する裁刻処理システムをも提供し、この裁刻処理システムは、たばこロールの中心孔に挿通されて、たばこロールを装着させる装着軸と、この装着軸上のたばこロールをたばこロールの外周面から中心孔に亘り装着軸の軸線に沿って分割する分割手段と、装着軸の下方を延びる移送経路を有し、分割後のたばこロールが装着軸から移送経路に移載されるときに分割後のたばこロールを展開させて、略四角錐台のたばこブロックに形成し、移送経路上にて、個々のたばこブロックがその分割面同士を互いに密着させるべく上下の向きを交互に異ならして一方向に並び且つ前記一方向に一定の厚さを有したブロック列を形成する移載手段と、移送経路からブロック列を受け取って裁刻する裁刻機と備える(請求項4)。
【0011】
請求項2の方法を実施する場合、分割手段は、装着軸の上方に配置され、装着軸上のたばこロールに対して接離可能な可動カッタを含み、移載手段は、移送経路の一部を形成し、たばこブロックの移送過程にて、たばこブロックの上下の向きを反転可能とした反転装置を含んでいる(請求項5)。
請求項3の方法を実施する場合、分割手段は、装着軸の上下にそれぞれ配置され、装着軸上のたばこロールに対して接離可能で且つ交互に作動する上側及び下側の可動カッタを含み、移載手段は、装着軸上のたばこロールが下側の可動カッタにより分割された後、分割後のたばこロールをその中心孔の内面を下向きにして展開させながら、装着軸から移送経路に案内する展開装置を含んでいる(請求項6)。
【発明の効果】
【0012】
請求項1〜6の再生シートたばこの裁刻処理方法及び裁刻処理システムは、たばこロールを分割して略四角錐台のたばこブロックを形成し、これらたばこブロックを一方向に並べる際、隣接するたばこブロックの上下の向きを互いに異ならせるだけの簡単な構成で、たばこウエブを積層したブロック列を容易に形成でき、この後、ブロック列を裁刻することで、たばこウエブの裁刻を効率良く行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、再生シートたばこから再生たばこ刻を製造するための一連のプロセスを示す。
シートたばこ工場にて、再生シートたばこは、葉たばこを裁刻する際に発生した刻屑等やたばこの葉脈及び茎等を裁刻した細片等を原料とし、抄造又はスラリー方式によりシート状に形成された後、このシートは乾燥機2を通過する過程で乾燥処理され、再生シートたばこRTが得られる。
【0014】
この後、再生シートたばこRTは乾燥機2から移送される過程にて、回転ナイフ4により、その長手方向に沿って所定幅のたばこウエブWに裁断され、これらたばこウエブWは中空の巻芯Cの回りに巻き取られ、たばこロールRに成形される。
このようなたばこロールRは所定個数ずつ輸送箱B内に梱包され、輸送箱Bはシートたばこ工場からシガレット製造工場に輸送される。シガレット製造工場にて、輸送箱Bは開包され、輸送箱BからたばこロールRが取り出される。
【0015】
この後、たばこロールRは第1実施例の裁刻処理システム6に供給され、この裁刻処理システム6はたばこロールRから再生たばこ刻を製造する。
裁刻処理システム6は水平な装着軸8を備え、この装着軸8はたばこロールRの巻芯Cに挿通可能な直径を有する。それ故、図示されているように、たばこロールRはその巻芯C内に装着軸8を差し込むことで、装着軸8に装着することができる。
【0016】
装着軸8の上方には、分割手段としての可動カッタ10が上下動可能に配置されており、この可動カッタ10は装着軸8、即ち、装着軸8に装着されたたばこロールRに対して接離することができる。
一方、装着軸8の下方には移送経路12が配置されており、この移送経路12は装着軸8の軸線と直交する方向に水平に延びている。より詳しくは、移送経路12は、装着軸8の直下に位置付けられた受取コンベア14と、この受取コンベア14に順次隣接する反転装置16及び供給コンベア18とを含み、供給コンベア18の終端に裁刻機20が配置されている。この裁刻機20は例えば上下に往復動可能な裁刻刃を有する裁刻機である。
【0017】
反転装置16は、上下方向に所定の間隔を存して離間した一対の反転コンベア22を有し、これら反転コンベア22は円形の回転フレーム24に支持されている。この回転フレーム24は一対の反転コンベア24を囲み、反転コンベア22間に規定された回転軸線24aを有する。回転軸線24aは反転コンベア22に沿って延び、回転フレーム24が回転軸線24aを中心に回転されると、一対の反転コンベア22はそれの上下位置が反転する。
【0018】
図1から明らかなように、下側に位置付けられた反転コンベア24は受取コンベア14及び集合コンベア18と同一の高さレベルに位置付けられ、図1中の参照符号24aは回転フレーム24の回転軸線を示す。
次に、上述のシステム6を使用する裁刻処理方法について、図2及び図3を追加して説明する。
【0019】
先ず、装着軸8にたばこロールRを装着した後、可動カッタ10をたばこロールRに向けて下降させ、可動カッタ10によりたばこロールRを分割する。ここで、可動カッタ10はたばこロールRをその軸線方向に沿い、外周面から巻芯Cまで分割する。
上述したたばこロールRの分割は、巻芯Cを装着軸8に残した状態で、分割後のたばこロールRを装着軸8から落下させる。この際、分割後のたばこロールRはその巻芯C側の中心孔の内面を上向きにして展開され、略四角錐台形状をなすたばこブロックTB1として移送経路12の受取コンベア14上に受け取られる。即ち、たばこブロックTB1は、たばこロールRの外周面により形成された底面と、その内周面により形成された頂面を有し、図2(a)に示されるように、その頂面が上方を向いた正置状態で受取コンベア14上に受け取られる。
【0020】
この後、受取コンベア14上のたばこブロックTB1は受取コンベア14の駆動を受け、前述の分割により形成された一方側の分割面を先頭として、受取コンベア14から反転装置16の上下の反転コンベア22間に進入し、その下側の反転コンベア22上に移送される。
この後、反転装置16の回転フレーム24が回転されると、図2(b)に示されるように反転装置16内のたばこブロックTB1はその上下の向きが反転し、今までは上側に位置付けられていた反転コンベア22上に倒置姿勢で受け取られる。
【0021】
なお、たばこブロックTB1の反転動作を安定して行うため、一対の反転コンベア22は互いに接離可能であってもよく、この場合には、反転コンベア22間にたばこブロックTB1を挟持した状態で、たばこブロックTB1の反転を行うことができる。
一方、たばこブロックTB1の反転と並行して、装着軸8に残留している巻芯Cの除去及び可動カッタ10の上昇がなされた後、装着軸8に新たなたばこロールRが装着され、そして、このたばこロールRもまた可動カッタ10により同様にして分割され、この分割により受取コンベア14にはたばこブロックTB2が正置姿勢で受け取られる。
【0022】
この後、図2(c)に示されるように受取コンベア14及び下側の反転コンベア22の駆動により、たばこブロックTB1は反転装置16から供給コンベア18に乗り移り、一方、たばこブロックTB2は受取コンベア14から反転装置16内に進入する。
そして、装着軸8への新たなたばこロールRの装着及び分割が繰り返され、受取コンベア14上にたばこブロックTB3が正置状態で受け取られる。
【0023】
この後、受取コンベア14、下側の反転コンベア22及び供給コンベア18の駆動を受け、たばこブロックTB2は反転されることなく反転装置16から供給コンベア18上に乗り移り、たばこブロックTB3が反転装置16内に進入する。そして、たばこブロックTB3はたばこブロックTB1と同様に、反転装置16内にて反転された後、供給コンベア18に乗り移る。
【0024】
即ち、反転装置16は受取コンベア14から供給を受けたたばこブロックTBを一つ置きに反転させて供給コンベア18上に送り出し、これにより、供給コンベア18上にて、その移送方向に並んだたばこブロックTB1,TB2,TB3…は、移送方向に隣接するたばこブロックTBの上下の向きが互いに異なることになる。
この後、供給コンベア18上において、たばこブロックTB1,TB2,TB3…はその分割面同士が互いに密着し、図3に示されるブロック列BRを形成する。ここで、隣接するたばこブロックTBは上下の向きが交互に反転しているので、その厚みはたばこブロックTBの長手方向に沿って一定となる。
【0025】
上述したブロック列BRは裁刻機20に送り込まれ、この裁刻機20にて裁刻されることで、再生たばこ刻RTSが製造される。
たばこブロックTBは前述したたばこロールRを分割して得られているから、たばこブロックTBからなるブロック列BRはたばこウエブWが積層したものに等しく、ブロック列BRの裁刻は、たばこウエブWの積層体を裁刻することになる。
【0026】
本発明は上述の第1実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
図4及び図5は第2実施例の裁刻処理システムを示す。
第2実施例の場合、図4に示されるように装着軸8の上下に可動カッタ10a,10bが配置されており、下側の可動カッタ10bは装着軸8に対して接離する上下方向Yのみならず、装着軸8の下方に規定された作動位置と装着軸8の側方に規定された退避位置との間でも水平方向Xに往復移動可能となっている。
【0027】
そして、図5に示されているように、装着軸8の前方には展開ガイド28が配置されており、この展開ガイド28は装着軸8の軸線方向に沿うZ方向に往復移動可能である。展開ガイド28は、装着軸28に向けて先細状の三角形状をなし、たばこロールRにおける巻芯Cの外径よりも小径の尖端部28aと、この尖端部から円滑に連なる展開部28bとを有し、この展開部28bはその後端縁がたばこロールRの外周長よりも幅広であるととともに、その上面は下向きにした傾斜した略三角形状の平坦面28cとなっている。
【0028】
また、装着軸8の基端側には板状のプッシャ30が配置され、このプッシャ30は図5から明らかなように装着軸8を囲み且つその開口部が下方を向いた略U字状の切欠を有し、装着軸8に沿って往復動可能となっている。
更に、展開ガイド28の下方にはシュート32が配置され、このシュート32は移送経路12に向けて下方に傾斜している。
【0029】
上述した第2実施例のシステムを使用した裁断処理方法について、以下に説明する。
展開ガイド28及び下側の可動カッタ10bは装着軸8から離れた退避位置にそれぞれ位置付けられており、展開ガイド28が装着軸8へのたばこロールRの装着に障害となることはない。
装着軸8にたばこロールRが装着されると、先ず、上側の可動カッタ10aが下降し、この可動カッタ10aは前述したようにたばこロールRを分割する。分割されたたばこロールRは装着軸8から落下する際、その内周面を上向きにして展開されたたばこブロックTBを形成する。それ故、たばこブロックTBはその頂面が上向きとなる正置姿勢にて移送経路12上に受け取られる。
【0030】
この後、可動カッタ10aの上昇及び装着軸8からの巻芯Cの除去を経て、装着軸8に新たなたばこロールRが装着されると、下側の可動カッタ10bが退避位置から装着軸8の下方に移動され、そして、装着軸8に向けて上昇する。従って、図5から明らかなように装着軸8上のたばこロールRは下方から可動カッタ10bに切断される。
一方、可動カッタ10bの上昇と同時に、展開ガイド28は装着軸8に向けて前進し、たばこロールRの近傍に位置付けられる。
【0031】
たばこロールRの分割が完了すると、プッシャ30は分割済みのたばこロールRを展開ガイド28に向けて押し出す。この際、たばこロールRの巻芯Cは展開ガイド28の前端部に当接し、分割済みのたばこロールRのみが装着軸8から抜け出して、展開ガイド28上を案内される。
分割済みのたばこロールRが展開ガイド28上を通過する際、このたばこロールRは内周面を下向きにして展開されたたばこブロックTB’となり、そして、このたばこブロックTB’は展開ガイド28からシュート32を経て移送経路12上に受け取られる。ここで、たばこブロックTB’はその内周面が下向きの状態にあるから、前述したたばこブロックTBとは異なり、移送経路12上にて倒置姿勢となる。
【0032】
この後、可動カッタ10b、展開ガイド28及びプッシャ30はそれぞれ退避位置に戻り、前述の動作が繰り返されることで、移送経路12上にたばこブロックTB,TB’が交互に供給され、この結果、移送経路1上に前述したブロック列BRが同様に形成される。
従って、第2実施例のシステム及び裁刻処理方法によれば、移送経路に前述した反転装置16を設ける必要や、移送経路上にて、たばこブロックTBの反転プロセスを行う必要はない。
【0033】
上述した第1及び第2実施例では何れも、可動カッタ10,10a,10bを使用しているが、これらカッタは図1中に参照符号34で示されるように超音波やレーザを使用したカッタに置換することも可能である。
また、たばこロールRは巻芯Cの無いものであってよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】再生たばこシートから再生たばこ刻を製造する一連の流れを示し、第1実施例の裁刻処理システムを含んだ概略図である。
【図2】図1の移送経路上をたばこブロックが移送される様子を示し、(a)は受取コンベア上にたばこブロックが受け取られた状態、(b)は移送経路上にて、たばこブロックが反転される状態、(c)は移送経路上にて、たばこブロックが反転されることなく移送される状態をそれぞれ示す。
【図3】移送経路上に形成されたブロック列を示す図である。
【図4】第2実施例の裁刻処理システムの一部を示す正面図である。
【図5】図4のシステムの一部を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
8 装着軸
6 裁刻処理システム
10,10a,10b 可動カッタ
12 移送経路
14 受取コンベア
16 反転装置
18 供給コンベア
20 裁刻機
22 反転コンベア
24 回転フレーム
28 展開ガイド(展開装置)
30 プッシャ(展開装置)
R たばこロール
W たばこウエブ
BR ブロック列
RT 再生シートたばこ
TB,TB’ たばこブロック
RST 再生たばこ刻
【出願人】 【識別番号】000004569
【氏名又は名称】日本たばこ産業株式会社
【出願日】 平成19年2月14日(2007.2.14)
【代理人】 【識別番号】100090022
【弁理士】
【氏名又は名称】長門 侃二

【識別番号】100116447
【弁理士】
【氏名又は名称】山中 純一


【公開番号】 特開2008−193966(P2008−193966A)
【公開日】 平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願番号】 特願2007−33360(P2007−33360)