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【発明の名称】 海苔濃度補正システム用の制御盤
【発明者】 【氏名】古田 幹雄

【氏名】鰐部 幸政

【氏名】土屋 茂樹

【要約】 【課題】従来の文献は、混合槽の海苔水混合液の濃度を検出し、調合機からの海苔の送り量を調整して濃度調整を図る構成である。従って、調合機から混合機に対する送り量を介して一方的に調整するものであり、給排水調整を併設しないことから、必ずしも正確な調整が行われるとの保証がないと考えられる。また一面的な改良に留まっており、実施に際しては、さらなる工夫が必要と考えられる。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撹拌槽等の海苔機器の海苔水混合液(混合液)の海苔濃度を検出するセンサーと、この撹拌槽等の海苔機器に水の給排又は停止をする混合液濃度補正手段と、この混合液濃度補正手段を調整する制御盤とで構成した海苔濃度補正システム用の制御盤であって、
前記制御盤は、表示画面と、前記海苔濃度補正システムの調整を図るスイッチ類を備えており、
前記表示画面には、中央表示モニター部と、中央表示モニター部に併設したマーカースイッチ、及び一基又は数基のメンテナンスモードスイッチ、並びに画面切替えスイッチの表示切替え部とを設置し、
また前記スイッチ類は、前記マーカースイッチ、及びメンテナンスモードスイッチ、並びに画面切替えスイッチと、運転切替えスイッチ、濃度設定スイッチ、及び警報用ブザー、並びに給水スイッチ、又は排水スイッチ(給排水スイッチ)とを配置し、
前記メンテナンスモードスイッチ及び/又は画面切替えスイッチの指令で、前記中央表示モニター部の表示を変更可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項2】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部には、混合液の設定値と、現在値とを表示可能とし、必要により、この表示に基づく数値をグラフ化し、上下限の範囲、マーカー指示線を表示可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項3】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部には、混合液の設定値と、現在値とを表示可能とし、またこの表示に基づく数値をグラフ化して表示可能とし、さらに隣接した画面切替えスイッチと、マーカー表示を可能としたマーカースイッチと、詳細情報を表示する一基又は数基のメンテナンスモードスイッチとを設ける構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項4】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部の表示を、現在値が表示される混合液濃度に対応して識別(色分け)し、この現在値を容易に視認できる構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項5】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部に表示される設定値は、試抄きによる混合液濃度の数値を基準として設定する構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項6】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部を、設定値と、現在値を表示する画面に切替え、かつこの現在値に基づく混合液濃度をグラフ化した画面にマーカー指示線で海苔濃度を示す構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項7】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部を、設定値と、現在値を表示する画面に切替えた場合に、この設定値を、混合液の濃度安定状態を勘案して設定可能とするために、前記中央表示モニター部に感度切替えスイッチを表示可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【請求項8】
請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その制御盤には、略150時間に相当する設定値と、現在値の履歴を蓄積可能とし、この蓄積データを、所定の単位で、中央表示モニター部に表示可能とするとともに、この履歴は順次更新可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、海苔濃度補正システム用の制御盤であって、この制御盤に各種の機能を付与することで、海苔水混合液(混合液[調合液]とする)の濃度を設定値に略合致することを可能とする海苔濃度補正システム用の制御盤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の海苔濃度補正システム用の制御盤を採用し、所定濃度の混合液を、海苔抄き機(抄き機とする)に供給し、所定の厚みと品質の乾海苔を製造することで、この海苔(原料)の有効利用・効率化及び/又は品質・価格の維持を図り、また自然環境維持の面から極めて重要である。従って、関連業者にとっては永久的なテーマと考えられており、長い年月と経験及び/又は海苔の物性変化等の面から種々の研究かつ改良が加えられている。
【0003】
しかし、現実は、混合液の現在値が制御盤に確実かつスムーズに伝達されないこと、また制御盤の指令が調合機に確実かつスムーズにフィードバックされないこと等の事情があるので、例えば、従来の制御盤の指令では、撹拌槽等の混合液の濃度を調整することは極めて困難であり、未調合(濃い濃度又は薄い濃度)の混合液が、抄き機に供給される虞があった。そして、また濃度差が大きい(濃度のばらつきがある)場合には、現在の撹拌槽の撹拌能力及び/又は処理能力では到底対応できず、未調整の混合液が撹拌槽から抄き機に至ることが間々発生する。
【0004】
以上のような問題を打開することを意図した、多数の先行文献があるので、その一例を説明する。先ず、文献(1)は、特開昭57−181675の「海苔調合液の濃度制御用表示盤」であり、その概要は、調合液の濃度を光センサーで検出し(調合液の光の透過量を検出し)、この現在値(検出値)を表示(濃過、濃、良、淡、淡過)し、この現在値と設定値とを比較検討し、濃度調整を図りつつ、必要により警報を発する構成であり、前記制御盤のフィードバック指令に基づいて、前記撹拌槽に対する海苔及び/又は水の給排(供給と排出)又は停止する作業を、自動及び/又は手動調整する構成である。そして、これらの指令を図るために、設定値及び/又は現在値を設定する各種の摘み、緊急時のブザー等を配備する。また文献(2)は、特開平9−28357の「海苔情報表示装置」であり、調合液の設定値及び現在値を表示する制御情報表示部と、設定値を設定するために後述する各種の海苔情報を履歴表示する海苔情報表示部とを備えた表示盤であって、この表示盤には、この海苔情報表示部の履歴情報のうち少なくとも設定値を読出して参考設定値として表示手段に表示すること、又は各種の海苔情報を入力できる(各種の海苔情報の名称及び当該名称に対応する番号を各々一覧表として入力できる)情報基準板とを備えた構成であり、濃度調整槽内の調合液の濃度調整(海苔及び/又は水の給排(供給と排出)又は停止)を図ることを特徴とする。
【0005】
【特許文献1】特開昭57−181675
【特許文献2】特開平9−28357
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記文献(1)は、調合液の濃度を光センサーで検出し、この検出値を表示し、この表示に基づいて撹拌槽に対する海苔及び/又は水の給排又は停止(以下、海苔及び/又は水の給排とする)を行なう構成であり、単純に撹拌槽を基準として濃度の調整を図る。従って、検出状態及び/又は調合液の生成において能力的な限界が感じられること、また調合機の濃度の補正はされないため、海苔濃度の微調整が必ずしも充分とは考えられないこと等の改良点がある。
【0007】
また文献(2)は、各種の海苔情報を履歴表示する海苔情報表示部を備えた表示盤であって、この履歴を適宜呼出し可能とするとともに、設定値を決定する構成である。従って、過去のデータを有効利用して、調合液の調整を図り得る。しかし、この表示盤は、その表示が常時、一定の形式であること、またこの形式が時宜により多様に変化する構成でないので、視認が困難視されること、当業者のレベルでは判別できない種々の要素があり、十分に活用されているとは考えられない。そして、またこの構成では、必ずしも正確な調整が行われるとの保証がないと考えられる。以上のことから、この文献(2)は、一面的な改良に留まっており、実施に際しては、さらなる工夫が必要と考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、制御盤が、表示画面と、前記海苔濃度補正システムの調整を図るスイッチ類を備えた構成であるので、「1」〜「3」の特徴を有する。
「1」 過去に蓄積された混合液として必要とするデータを参考及び/又は現在に遡って表示できる特徴があり、この特徴を踏まえて、乾海苔の色、乾海苔の特性、乾海苔の品質、乾海苔の重量等に最も影響の大きく寄与するデータ、又は品質の向上に寄与できるデータ等を、確実かつスムーズに表示できる。
「2」 表示画面に、中央表示モニター部と、マーカースイッチ、メンテナンスモードスイッチ、また画面切替えスイッチとを設置し、これらの表示画面(表示データ)を利用し、過去のデータ(履歴データ)を、生のデータとして活用できる。
「3」 混合液の現在値を、制御盤の表示画面に確実かつスムーズに伝達し、制御盤の指令が調合機等の海苔機器に、確実かつスムーズにフィードバックされることで、品質・味覚・光沢等がよい乾海苔を製造できること、また所定枚数の乾海苔を製造できること等の実益がある。
【0009】
請求項1は、撹拌槽等の海苔機器の海苔水混合液(混合液)の海苔濃度を検出するセンサーと、この撹拌槽等の海苔機器に水の給排又は停止をする混合液濃度補正手段と、この混合液濃度補正手段を調整する制御盤とで構成した海苔濃度補正システム用の制御盤であって、
前記制御盤は、表示画面と、前記海苔濃度補正システムの調整を図るスイッチ類を備えており、
前記表示画面には、中央表示モニター部と、中央表示モニター部に併設したマーカースイッチ、及び一基又は数基のメンテナンスモードスイッチ、並びに画面切替えスイッチの表示切替え部とを設置し、
また前記スイッチ類は、前記マーカースイッチ、及びメンテナンスモードスイッチ、並びに画面切替えスイッチと、運転切替えスイッチ、濃度設定スイッチ、及び警報用ブザー、並びに給水スイッチ、又は排水スイッチ(給排水スイッチ)とを配置し、
前記メンテナンスモードスイッチ及び/又は画面切替えスイッチの指令で、前記中央表示モニター部の表示を変更可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部を提供すること等を意図する。
【0011】
請求項2は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部には、混合液の設定値と、現在値とを表示可能とし、必要により、この表示に基づく数値をグラフ化し、上下限の範囲、マーカー指示線を表示可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部を提供すること等を意図する。
【0013】
請求項3は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部には、混合液の設定値と、現在値とを表示可能とし、またこの表示に基づく数値をグラフ化して表示可能とし、さらに隣接した画面切替えスイッチと、マーカー表示を可能としたマーカースイッチと、詳細情報を表示する一基又は数基のメンテナンスモードスイッチとを設ける構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、その視認性を確保できる中央表示モニター部を提供すること等を意図する。
【0015】
請求項4は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部の表示を、現在値が表示される混合液濃度に対応して識別(色分け)し、この現在値を容易に視認できる構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、この中央表示モニター部の基準値の構造を提供すること等を意図する。
【0017】
請求項5は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部に表示される設定値は、試抄きによる混合液濃度の数値を基準として設定する構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、この中央表示モニター部にマーカー指示線を表示できる構造を提供すること等を意図する。
【0019】
請求項6は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部を、設定値と、現在値を表示する画面に切替え、かつこの現在値に基づく混合液濃度をグラフ化した画面にマーカー指示線で海苔濃度を示す構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0020】
請求項7の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、この中央表示モニター部の感度切替えスイッチの構造を提供すること等を意図する。
【0021】
請求項7は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その中央表示モニター部を、設定値と、現在値を表示する画面に切替えた場合に、この設定値を、混合液の濃度安定状態を勘案して設定可能とするために、前記中央表示モニター部に感度切替えスイッチを表示可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0022】
請求項8の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な制御盤と、この制御盤の履歴の構造を提供すること等を意図する。
【0023】
請求項8は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、その制御盤には、略150時間に相当する設定値と、現在値の履歴を蓄積可能とし、この蓄積データを、所定の単位で、中央表示モニター部に表示可能とするとともに、この履歴は順次更新可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【発明の効果】
【0024】
請求項1の発明は、撹拌槽等の海苔機器の海苔水混合液(混合液)の海苔濃度を検出するセンサーと、撹拌槽等の海苔機器に水の給排又は停止をする混合液濃度補正手段と、混合液濃度補正手段を調整する制御盤とで構成した海苔濃度補正システム用の制御盤であって、
制御盤は、表示画面と、海苔濃度補正システムの調整を図るスイッチ類を備えており、
表示画面には、中央表示モニター部と、中央表示モニター部に併設したマーカースイッチ、及び一基又は数基のメンテナンスモードスイッチ、並びに画面切替えスイッチの表示切替え部とを設置し、
またスイッチ類は、マーカースイッチ、及びメンテナンスモードスイッチ、並びに画面切替えスイッチと、運転切替えスイッチ、濃度設定スイッチ、及び警報用ブザー、並びに給水スイッチ、又は排水スイッチ(給排水スイッチ)とを配置し、
メンテナンスモードスイッチ及び/又は画面切替えスイッチの指令で、中央表示モニター部の表示を変更可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0025】
従って、請求項1は、制御盤が、表示画面と、前記海苔濃度補正システムの調整を図るスイッチ類を備えた構成であるので、「1」〜「3」の特徴を有する。
「1」 過去に蓄積された混合液として必要とするデータを参考及び/又は現在に遡って表示できる特徴があり、この特徴を踏まえて、乾海苔の色、乾海苔の特性、乾海苔の品質、乾海苔の重量等に最も影響の大きく寄与するデータ、又は品質の向上に寄与できるデータ等を、確実かつスムーズに表示できる。
「2」 表示画面に、中央表示モニター部と、マーカースイッチ、メンテナンスモードスイッチ、また画面切替えスイッチとを設置し、これらの表示画面(表示データ)を利用し、過去のデータ(履歴データ)を、生のデータとして活用できる。
「3」 混合液の現在値を、制御盤の表示画面に確実かつスムーズに伝達し、制御盤の指令が調合機等の海苔機器に、確実かつスムーズにフィードバックされることで、品質・味覚・光沢等がよい乾海苔を製造できること、また所定枚数の乾海苔を製造できること等の実益がある。
【0026】
請求項2の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、中央表示モニター部には、混合液の設定値と、現在値とを表示可能とし、必要により、表示に基づく数値をグラフ化し、上下限の範囲、マーカー指示線を表示可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0027】
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部を提供できること等の特徴を有する。
【0028】
請求項3の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、中央表示モニター部には、混合液の設定値と、現在値とを表示可能とし、また表示に基づく数値をグラフ化して表示可能とし、さらに隣接した画面切替えスイッチと、マーカー表示を可能としたマーカースイッチと、詳細情報を表示する一基又は数基のメンテナンスモードスイッチとを設ける構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0029】
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部を提供できること等の特徴を有する。
【0030】
請求項4の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、中央表示モニター部の表示を、現在値が表示される混合液濃度に対応して識別(色分け)し、現在値を容易に視認できる構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0031】
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、その視認性を確保できる中央表示モニター部を提供できること等の特徴を有する。
【0032】
請求項5の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、中央表示モニター部に表示される設定値は、試抄きによる混合液濃度の数値を基準として設定する構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0033】
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、この中央表示モニター部の基準値の構造を提供できること等の特徴を有する。
【0034】
請求項6の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、中央表示モニター部を、設定値と、現在値を表示する画面に切替え、かつ現在値に基づく混合液濃度をグラフ化した画面にマーカー指示線で海苔濃度を示す構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0035】
従って、請求項6は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、この中央表示モニター部にマーカー指示線を表示できる構造を提供できること等の特徴を有する。
【0036】
請求項7の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、中央表示モニター部を、設定値と、現在値を表示する画面に切替えた場合に、設定値を、混合液の濃度安定状態を勘案して設定可能とするために、中央表示モニター部に感度切替えスイッチを表示可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0037】
従って、請求項7は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤の中央表示モニター部と、この中央表示モニター部の感度切替えスイッチの構造を提供できること等の特徴を有する。
【0038】
請求項8の発明は、請求項1に記載の海苔濃度補正システム用の制御盤において、制御盤には、略150時間に相当する設定値と、現在値の履歴を蓄積可能とし、蓄積データを、所定の単位で、中央表示モニター部に表示可能とするとともに、履歴は順次更新可能とする構成とした海苔濃度補正システム用の制御盤である。
【0039】
従って、請求項8は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な制御盤と、この制御盤の履歴の構造を提供できること等の特徴を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
本発明の一例を説明する。
【0041】
図1−1は全体の構成の一例を示した模式図であり、1は撹拌槽であり、この撹拌槽1は、図示しない前工程の海苔機器2と配管5及び/又は水槽3と配管12を介して連通されている。この配管5からは、調合された海苔水混合液(一次混合液であり、以下混合液とする)が撹拌槽1に供給される。また水槽3の水(場合により海水もあり得る)は、配管12を介して撹拌槽1に供給又は停止(給停)される。この給停を介して撹拌槽1の混合液(二次混合液であり、以下混合液とする)の濃度調整が行われる(混合液濃度補正手段)。さらに撹拌槽1に設けた排水ポンプ7を介して、この撹拌槽1の水を排水することで、前述と同様に撹拌槽1の混合液の濃度調整が行われる(混合液濃度補正手段)。そして、これらの混合液濃度補正手段は、例えば、混合液の状態及び/又は量等に対応して、個別に、又は併用する場合もあり得る。また図示しないが他の海苔機器の配管(配管12で説明する)から水が供給又は停止される例もあり、この例においても、この給停を介して撹拌槽1の混合液の濃度調整が行われる(混合液濃度補正手段)。そして、図中13は配管12に設けたポンプを示しており、このポンプ13への後述する制御盤(34)からの指令で、その駆動と停止を介して水の給停を図る(他の構成も同じ)。尚、水槽3を採用しない構成では、他の水の有効利用等ができ経済的であり、さらに工場に多数の海苔機器があるので、工場のスペースの有効利用等に伴う設備の簡略化も図れる等の実益も考えられる。また図中15は撹拌槽1の撹拌羽根を示す。
【0042】
尚、図1−1において、18は海苔抄き機であって、この抄き機18はポンプ20を備えた配管19を介して撹拌槽1に連通しており、この配管19を介して所定の濃度の混合液を、抄き機18の抄き部(図示しない)に送る構成である。またこの配管19には混合液の濃度を検出するセンサー31が設けられている。このセンサー31からの指令はケーブル32を介して後述する制御盤(34)の入力部(340)に至る。
【0043】
また図1−2は全体の他の一例の構成を示した模式図であり、4は調合機(海苔調合機)で、図示しない撹拌翼を備えており、検出値を受入れる入力部400と、調合機4等に指令を発する出力部401とを備えている制御盤6を有する。この制御盤6は、調合機4の定量供給装置の調整スイッチ41(スイッチとする)と、この調合機4の濃度調整スイッチ42(スイッチとする)、給排水調整スイッチ43(スイッチとする)、並びに運転切替えスイッチ44(スイッチとする)等の各種のスイッチ(摘み、タッチスイッチ、又は、押ボタン、自動制御方式等のスイッチを含む)を備えている。そして、この調合機4には図示しない前処理海苔機器から順次及び/又は間欠的に海苔原料と水が送込まれ、常時所定量の生海苔と水とでなる一次混合液が収容されている。尚、この調合機4に、前記各種の調整を図る制御盤6を装備しない例もあり得る。この省略は、構造の簡略化と、後述する制御盤(34)での併用を考えている。
【0044】
そして、この調合機4は配管5を介して撹拌槽1と連通しており、この調合機4で生成される海苔水混合液(一次混合液であり、以下混合液とする)を撹拌槽1に送込む構成である。尚、この混合液の給停、又は送り量を調整する等の操作で、この撹拌槽1の混合液(二次混合液であり、以下混合液とする)の濃度調整を図ることも可能である。また調合機4にはポンプ8を備えた配管10が導入されており、この配管10はポンプ8を介して水位センサーを備えた水槽3から水を介して混合液の濃度調整を図ることもあり得る。そして、この一例では、配管12とポンプ13とを介して水槽3からの水の給停が行われる。そして、この給停を介して撹拌槽1の混合液の濃度調整が行われる(混合液濃度補正手段)。また図示しないが他の海苔機器の配管12からの水の給停による撹拌槽1の混合液の濃度調整が行われる(混合液濃度補正手段)こともあり得る。
【0045】
尚、前記スイッチ41〜44は原則として手動で操作する。またこの調合機4の制御盤6には、下方に設定値の表示部6a、並びに現在値の表示部6bと、上方に必要により設ける定量供給装置の表示部6cと、濃度表示グラフ又は表示カーソル等をそれぞれ備えており、それぞれの数値が表示される。この表示数値を基に、後述する混合液の濃度補正(調整)を図り、その指針とすることも可能である。そして、この調合機4の制御盤6を後述する制御盤(34)に併設することもあり得る。
【0046】
さらに図2において、34は制御盤で、この制御盤34は、配管35に設けたセンサー31で検出した後述する現在値(他の情報)が入力される入力部340と、この現在値に基づいて、例えば、図1−1の例では、撹拌槽1に水(海水、真水等)の給排又は停止(混合液濃度補正手段)に対する指令を、また図1−2の例では、混合液濃度補正手段と、必要により調合機4に対する混合液の給停又は送り量の増減(他の混合液濃度補正手段)に対する指令等の各指令を発する出力部341(指令部)で構成する。
【0047】
そして、この制御盤34は、撹拌槽1の濃度設定スイッチ342、給排水スイッチ343、344、並びに運転切替えスイッチ345、警報用ブザー346等の各種のスイッチを備えている。そして、これらのスイッチ342〜345は原則として手動で操作する。そして、この制御盤34の表示切替え部34bは、マーカースイッチ347と、画面切替えスイッチ348と、また一基又は数基のメンテナンスモードスイッチ349の表示欄(コマンド)を備えている。そして、画面切替えスイッチ348を介して表示画面を切替えることで、その中央表示モニター部34aには、混合液の設定値350と、現在値351等を表示可能とし、またこの現在値351をグラフ化し、線グラフで示された数値352としての表示を可能とした構成であって、この切替え時に、これらの数値352の視認と、グラフの推移を観察して、その濃度の維持の調整をする。そして、この中央表示モニター部34aを、メンテナンスモードスイッチ349を介して、例えば、試抄き濃度の画面に切替えた場合には、そのアラーム履歴画面に切替えることで、原則として、過去の略150時間分の履歴をリターンして、例えば、略150分単位や、略30秒単位等の如く、選択した所定の単位で視認可能とし、このデータを有効利用する。そして、この画面は、図3−9−1〜図3−12−3に示すように、他に複数のスイッチを備えているので、図面を参照されたい。
【0048】
また中央表示モニター部34aにおける、グラフ表示した数値352は、原則として、試抄き濃度の画面では、略5秒単位で略25分の表示を、乾燥濃度の画面では、略30秒単位で略150分の表示を、また10時間濃度の画面では、略2分単位で略10時間の表示を可能とし、その前後の状況を捉えることで、より正確な濃度の補正(調整)を可能とする。尚、この中央表示モニター部34aには、設定値350が、濃度設定スイッチ342を介して設定され、表示されるが、この際に上下限が緩衝帯域となり、この範囲を現在値351が示す限り、混合液濃度補正手段は働かない。従って、この範囲を超えた場合に、この混合液濃度補正手段が働く構成となっている。また設定値350の上下限の範囲を、二本の平行線で表示したが、この範囲は、任意に濃度設定スイッチ342を介して設定される。このように緩衝帯域を設けて、現場の対応に余裕を持たせてあり、実機としての役割を担う構成とする。この上下限を基に、例えば、ポンプ13の駆動と停止を図ることで、水の給停を図り、混合液の濃度調整を図る(混合液濃度補正手段が働く)。
【0049】
以下、制御盤34の中央表示モニター部34a(画面とする)における前記マーカースイッチ347と、画面切替えスイッチ348、また一基又は数基のメンテナンスモードスイッチ349、又は設定値350と、現在値351と、この表示に基づく数値352等の各機能を順に説明する。しかし、この説明は、理解と説明の容易性を考慮した一例であり、原則として本発明の構成とは直接的な関係がない。
【0050】
そして、この制御盤34には、以下に説明する情報と指令の入力及び/又はこの入力データに基づく、各海苔機器と、画面に対する操作指令を発するために、入力部340と出力部341の他に、例えば、CPU等の制御機器を備えている。
【0051】
[1] 図3−1〜図3−4等における設定画面の説明をする。この画面には、一例では、日時及び/又は時間と、その切替え手段並びに感度切替えスイッチ353が設けられており、その隅部にヘルプ354を備えている(ヘルプ354のコマンドがある)。そして、この感度切替えスイッチ353は、混合液の濃度安定状態(海苔の混合比、泡の混入度合い等)で、感度を切替え、調整濃度の程度(調整精度)又はラフな調整を図り、現場及び/又は緊急時等の状況と、運転等に対応する。またヘルプ354は、図3−2と、図3−3に示した内容が、一例として考えられる。そして、このヘルプ354の延長として、図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報も選択可能である。
【0052】
尚、この図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報の一例を説明すると、図3−4−1において、画面上でのグラフ表示に関するヘルプ354を、また図3−4−2において、画面上でのアラーム履歴に関するヘルプ354を、図3−4−3において、画面上での設定値350の決定に関するヘルプ354を、図3−4−4において、画面上でのポンプ(8、)13、又は排水ポンプ7等のチャッタリング防止範囲に関するヘルプ354を、図3−4−5において、画面上でのポンプ(8、)13、又は排水ポンプ7等の停止時間に関するヘルプ354をそれぞれ示しているが、何れも一例であり、調整精度及び/又は操作の容易化等の向上のために、他のヘルプ354が追加されることは勿論である。そして、このチャッタリング防止の効果は、ポンプ(8、)13、又は排水ポンプ7等の耐久性の向上と、騒音の防止等に有効である。
【0053】
[2] 図3−1で示した設定の他に、図3−5〜図3−7に示した詳細設定があり、その一例を説明すると、図3−5は設定値350の範囲の決定と、チャッタリング防止範囲の決定等に関する調整を、また図3−6はポンプ(8、)13、又は排水ポンプ7等の動きに関する調整を、さらに図3−7はグラフ目盛りに関する調整をそれぞれ示している。
【0054】
そして、この詳細設定の画面では、その指令と、他の動作への移行を示す表示(コマンド)が下に示されており、その指令と、他の動作への移行が直接行われる構造となっている(他の画面も同様に考えられる)。
【0055】
[3] 図3−8〜図3−12−3に示した詳細設定があり、その一例を説明すると、図3−8はメニュー画面であり、試抄き濃度グラフや乾燥濃度グラフ等を選択して表示する画面である。図3−9−1〜図3−9−3は、制御画面の濃度の範囲において、設定値350を50.0に設定した場合を示しており、図3−9−1は、現在値351が濃く、この例では52.3であって、注意をすべき範囲であることを示している。図3−9−2は、現在値351が濃く、この例では56.7であって、警報を発すべき範囲であることを示している。図3−9−3は、現在値351が正常値の49.8であることを示している。図3−10−1〜図3−10−3は、試抄き濃度の範囲において、設定値350を50.0に設定した場合を示しており、図3−10−1は、現在値351が濃く、この例では、51.6であって、注意をすべき範囲であることを示している。図3−10−2は、現在値351が濃く、この例では、54.6であって、警報を発すべき範囲であることを示している。図3−10−3は、現在値351が正常値の49.5であることを示している。また、図3−11−1〜図3−11−3は、乾燥濃度の範囲において、設定値350を50.0に設定した場合を示しており、図3−11−1は、現在値351が薄く、この例では、48.3であって、注意をすべき範囲であることを示している。図3−11−2は、現在値351が薄く、この例では、47.5であって、警報を発すべき範囲であることを示している。図3−11−3は、現在値351が正常値の49.8であることを示している。そして、図3−12−1〜図3−12−3は、10時間濃度の範囲において、設定値350を50.0に設定した場合を示しており、図3−12−1は、現在値351が薄く、この例では、48.7であって、注意をすべき範囲であることを示している。図3−12−2は、現在値351が薄く、この例では、45.9であって、警報を発すべき範囲であることを示している。図3−12−3は、現在値351が正常値の50.6であることを示している。
【0056】
そして、上記図3−9−1〜図3−12−3の各例の如く、枠全体又は数字を、注意をすべき範囲の時は黄色に、警報を発すべき範囲の時は赤色に、現在値351が正常値である時は緑色にそれぞれ色分けすることで、一層その視認性を確保することも可能である。
【0057】
尚、この各図面では、マーカー指示線355が表示されており、このマーカー指示線355は、前記マーカースイッチ347より指令を発した場合に、この箇所(日時の箇所)を示しており、容易に濃度の状況と、今後の対応を瞬時行い得る状態を確立する。また設定値350の上下限の緩衝帯域の中心に、設定値350の線を表示する。その目的は前述の例に準ずる。
【0058】
またこの一例では、画面の下側に、全体の数値352に対する各現在値351が、グラフ表示され、かつ識別して(色分け、又は点滅等して)示される(コマンドされる)ことから、全体の濃度と、設定値350と現在値351の状況が一目瞭然となり、有益であり、誤認の虞がなく、また遠方からの視認も容易であり重宝する(他の構成も同じ)。
【0059】
尚、この詳細設定の画面では、その指令と、他の動作への移行を示す表示が下に示されており、その指令と、他の動作への移行が直接行われる構造となっている。
【0060】
[4] 前述した[1]〜[3]の結果は、何れも制御盤34内に記録しておき、履歴資料として再利用できることは勿論である。
【0061】
そして、この履歴には、次のような要件を加えることも可能である。
【0062】
[4−1] 目的とする濃度調整又は海苔の乾燥を行うには、長年の経験者又は熟練者の試行錯誤により行ない、また海苔原藻が搬入される都度に試行錯誤による再調整が必要となる。特に、海苔原藻の収穫は11月から翌年の3月までという短期間であり、海苔製造期間も同様に短期間であり、収穫・製造のシーズンが終了すると長期間海苔製造が行われないので、前シーズンの調整動作を参考にする。
【0063】
[4−2] また混合液の濃度調整作業は海苔原藻の搬入毎であって、かつ各々の海苔原藻の各種状態又は種類などが異なることから、この各種類の海苔原藻に応じた混合液の状態を作業者が即座に判断して設定値を調整することを参考にする。
【0064】
[4−3] さらに完成乾海苔を安定して製造するために、海苔製造、特に海苔の乾燥処理は外部の温度・湿度等の天候状態に密接な関連があること、又はこれらの外部環境に影響を受けること等を参考とする。
【0065】
[5] そして、図4−1及び図4−2は画面の表示変更の一例を示した模式図であり、画面切替えスイッチ348、又は詳細設定の画面に表示された切替えスイッチ等を介して他の動作への移行が直接行われる構造(切替え可能な構造)となっている。従って、当業者の容易な作業と、作業の確実性と、安心性の確保が図れる。
【0066】
[6] 図5はポンプ(8)、13、又は排水ポンプ7等の給排と、停止の状態の動作回路、またマーカースイッチ347と、画面切替えスイッチ348、また一基又は数基のメンテナンスモードスイッチ349の動作回路と、アラーム履歴等に関する動作回路等を示しており、その一例である。
【0067】
[7] 尚、図示しないが、本発明に係る詳細設定の表示画面には、必要に応じて、各種の海苔情報と、この情報を名称化、また番号化してその他の履歴することで、このその他の履歴を、各々一覧表として表示する情報基準板を具備する構造とし、この情報基準板に表示された名称、また番号に基づいて各種の海苔情報を入力手段から入力する構成及び/又は入力手段から指令を発する構成も可能である。
【0068】
そして、図中35は抄き機18の抄き海苔の残り(戻し水)をリターンする配管を示しており、この配管35を介して撹拌槽1に戻し、再利用するとともに、廃棄による環境破壊を防止する。
【0069】
そこで、実際の海苔濃度の補正方法(調整方法)の一例を、以下に説明する。
【0070】
1. 「イ」の実施例では、制御盤34の現在値351(調合機4及び/又は撹拌槽1の場合も同じ、以下省略)が「淡」との表示があった場合には、制御盤34より海苔機器、例えば、図1−1に示した一例では、排水ポンプ7を作動し、撹拌槽1の水を排水する混合液濃度補正手段を利用するか、又は図1−2に示した他の一例では、排水ポンプ7を作動し、撹拌槽1の水を排水する混合液濃度補正手段と、調合機4に指令を発して配管5を介して混合液を送るか、混合液の送り量を増やす等の混合液濃度補正手段を利用する。これらの作業を個別、又は併用して「淡」の状態から、「良」の状態に戻す。そして、表示が「良」となった状態で、前述の操作を停止する。尚、必要によって、例外的であるが、以上で説明した如く、「イ」の場合では、調合機4と撹拌槽1の濃度調整を同時に行う例と、個別に行う例とがあり得る(他の工程でも同様に考えられる)。尚、この現在値351の表示が「淡」であるとき、一例では、排水ポンプ7は運転停止を繰返し(混合液濃度補正手段)、この現在値351の表示が設定値350となった状態で完全に停止する構成である。また他の一例では、同時に混合液を送るか、又はその送り量を増やす等の混合液濃度補正手段を利用し、この現在値351の表示が設定値350となった状態で送りを停止する構成である。
【0071】
2. 「ロ」の実施例では、制御盤34の現在値351が「濃」との表示があった場合には、制御盤34より海苔機器、例えば、一例では、ポンプ13を駆動し、水槽3の水を、配管12を介して撹拌槽1に供給する。この供給を介して撹拌槽1の混合液の濃度調整を行い(混合液濃度補正手段)、この現在値351の表示が設定値350となった状態で完全に停止する構成である。そして、場合により他の例では、調合機4に指令を発して配管5を介して混合液の送り量を少なくする等の手段を行い(混合液濃度補正手段)、この現在値351の表示が設定値350となった状態で完全に混合液の送りを停止する構成である。そして、表示が「良」となった状態で、前述の操作を停止する。尚、この現在値351の表示が「濃」であるとき、一例では、ポンプ13は運転停止を繰返し(混合液濃度補正手段)、この現在値351の表示が設定値350となった状態で完全に停止する構成である。また他の一例では、同時に海苔混合液の送り量を増やす等の運転停止を繰返し(混合液濃度補正手段を利用し)、この現在値351の表示が設定値350となった状態で送りを停止する構成である。
【0072】
具体的な説明は省略するが、前述の「イ」の「淡」は、現在値351の表示の「淡過」に準ずる。また「ロ」の「濃」は、現在値351の表示の「濃過」に準ずる。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1−1】本発明の全体の一例の構成を示した模式図
【図1−2】本発明の全体の他の一例の構成を示した模式図
【図2】制御盤の拡大正面図
【図3−1】図3−1は設定画面を説明しており、日時及び/又は時間の決定並びに感度切替えスイッチを示した正面図
【図3−2】図3−2は設定画面を説明しており、感度切替えスイッチによる混合液の状態で、感度を切替え、調整濃度の程度等を説明する正面図
【図3−3】図3−3は設定画面を説明しており、ポンプとその作動状況を説明する正面図
【図3−4】図3−4はヘルプメニューの詳細情報が選択可能であるヘルプ画面を示した正面図
【図3−4−1】図3−4−1は、図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報の一例であって、画面上でのグラフ表示に関するヘルプ画面の正面図
【図3−4−2】図3−4−2は、図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報の一例であって、画面上でのアラーム履歴に関するヘルプ画面の正面図
【図3−4−3】図3−4−3は、図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報の一例であって、画面上での設定値の決定に関するヘルプ画面の正面図
【図3−4−4】図3−4−4は、図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報の一例であって、画面上でのポンプ、又は排水ポンプ等のチャッタリング防止範囲に関するヘルプ画面の正面図
【図3−4−5】図3−4−5は、図3−4に示したヘルプメニューの詳細情報の一例であって、画面上でのポンプの運転と停止時間に関するヘルプ画面の正面図
【図3−5】図3−5は設定値範囲の決定と、チャッタリング防止範囲の決定等に関する調整の画面の正面図
【図3−6】図3−6はポンプ、又は排水ポンプ等の動きに関する調整の画面の正面図
【図3−7】図3−7はグラフ目盛りに関する調整の画面の正面図
【図3−8】図3−8はメニュー画面であり、試抄き濃度グラフや、乾燥濃度グラフ等を選択して表示する画面の正面図
【図3−9−1】図3−9−1は、制御画面の濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が濃く、この例では52.3であって、注意をすべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−9−2】図3−9−2は、制御画面の濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が濃く、この例では56.7であって、警報を発すべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−9−3】図3−9−3は、制御画面の濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が正常値の49.8であることを示している画面の正面図
【図3−10−1】図3−10−1は、試抄き濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が濃く、この例では、51.6であって、注意をすべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−10−2】図3−10−2は、試抄き濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が濃く、この例では、54.6であって、警報を発すべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−10−3】図3−10−3は、試抄き濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が正常値の49.5であることを示している画面の正面図
【図3−11−1】図3−11−1は、乾燥濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が薄く、この例では、48.3であって、注意をすべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−11−2】図3−11−2は、乾燥濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が薄く、この例では、47.5であって、警報を発すべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−11−3】図3−11−3は、乾燥濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が正常値の49.8であることを示している画面の正面図
【図3−12−1】図3−12−1は、10時間濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が薄く、この例では、48.7であって、注意をすべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−12−2】図3−12−2は、10時間濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が薄く、この例では、45.9であって、警報を発すべき範囲であることを示している画面の正面図
【図3−12−3】図3−12−3は、10時間濃度の範囲において、設定値を50.0に設定した場合を示しており、現在値が正常値の50.6であることを示している画面の正面図
【図4−1】図4−1は画面の表示変更の一例の一部を示した模式図
【図4−2】図4−2は図4−1の続きを示した模式図
【図5】図5はポンプ、又は排水ポンプ等の給排と、停止の状態の動作回路図
【符号の説明】
【0074】
1 撹拌槽
2 海苔機器
3 水槽
4 調合機
41 定量供給装置の調整スイッチ
42 濃度調整スイッチ
43 給排水調整スイッチ
44 運転切替えスイッチ
400 入力部
401 出力部
5 配管
6 制御盤
6a 設定値の表示部
6b 現在値の表示部
6c 定量供給装置の表示部
7 排水ポンプ
8 ポンプ
10 配管
12 配管
13 ポンプ
15 撹拌羽根
18 抄き機
19 配管
20 ポンプ
31 センサー
32 ケーブル
34 制御盤
34a 中央表示モニター部
34b 表示切替え部
340 入力部
341 出力部
342 濃度設定スイッチ
343 給水スイッチ
344 排水スイッチ
345 運転切替えスイッチ
346 警報用ブザー
347 マーカースイッチ
348 画面切替えスイッチ
349 メンテナンスモードスイッチ
35 配管
350 設定値
351 現在値
352 数値
353 感度切替えスイッチ
354 ヘルプ
355 マーカー指示線
【出願人】 【識別番号】391008294
【氏名又は名称】フルタ電機株式会社
【出願日】 平成18年5月10日(2006.5.10)
【代理人】 【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣

【識別番号】100137899
【弁理士】
【氏名又は名称】大矢 広文


【公開番号】 特開2008−109857(P2008−109857A)
【公開日】 平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願番号】 特願2006−131991(P2006−131991)