| 【発明の名称】 |
ラーメンの調理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】福田 光雄
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| 【要約】 |
【課題】ラーメンの食べ始めから終わるまでの時間全体にわたって適温に保持できるので旨味が損なわれることがなく、又顧客の目の前で沸騰させることにより具材の旨味を積極的に抽出させると共に顧客の感動と驚きを惹起させるラーメンの調理方法を得ること。
【構成】本発明ラーメンの調理方法は、蓄熱性に優れた材質の石を一定厚さ以上に保って形成したどんぶり器を予め250〜350℃に加熱した後、顧客の卓上に載置し、一方、80℃以上に加熱調理したスープを準備し、上記どんぶり器に麺及び具財を入れた後、前記スープを入れて顧客の目前で蓄えられて熱によって麺及びスープを沸騰させると共に麺及び具材の旨みを抽出させることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 蓄熱性に優れた材質の石を一定厚さ以上に保って形成したどんぶり器を予め250〜350℃に加熱し、その加熱された器を顧客の卓上に載置し、 一方、80℃以上に加熱調理したスープを準備し、 上記どんぶり器に麺及び具材を入れた後、前記スープを入れて器に蓄えられた熱によって麺及びスープを顧客の目前で沸騰させると共に麺及び具材の旨みを抽出させることを特徴とするラーメンの調理方法。 【請求項2】 どんぶり器を長水石とした請求項1記載のラーメンの調理方法。 【請求項3】 どんぶり器の厚みを8〜15mmとしたことを特徴とする請求項1に記載のラーメンの調理方法。 【請求項4】 調理終了後の麺、具材及びスープが80℃以上に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のラーメンの調理方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、顧客に提供するラーメンの調理方法の改良に関するものである。 【背景技術】 【0002】 ラーメンは、調理後麺及びスープが80℃以上の出来るだけ熱いうちに食するのが最も美味しい食べ方とされている。 そこで従来、調理したラーメンを陶器等の断熱性材質のどんぶり器に入れて、客のテーブルに運ぶ方法が一般的である。 しかし、この方法では、奥の調理室で料理したラーメンをテーブルに運んで顧客が食する迄には相当の時間がかかることが避けられず、容器の断熱性によって冷えるのをどこまで防げるかという消極的なものでしかない。例えば、丼に入れたときは80℃前後であったラーメンも、2〜3分もたつと60℃以下に低下してしまい、旨味が損なわれてしまう。又、野菜や肉等の具材は上に載せたままであるので、その内部に含まれている旨味がさほどスープに出てくることもない。 一方、より積極的な熱いラーメンの食べ方としては、予め卓上コンロを客のテーブル上に準備しておいて、そのコンロで沸騰した麺やスープを鍋からすくって食べる方法がある。 しかし、この方法では、卓上コンロを準備しなければならず面倒であると共に、コンロを置くことは卓上を狭くして邪魔であり、又、雰囲気が大切な食事の場を風情のないものとしてしまう等の欠点があった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 そこで本発明は、卓上等にあってスープを沸騰させて熱いラーメンを食することができると共に、顧客の目の前でラーメンを沸騰させることにより、予期せぬどんぶり器内での沸騰によって顧客に驚きと感動を惹起させ、且つ具材の旨味を積極的に抽出しできる方法を提案するものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 この目的を達成するために、 請求項1の発明にあっては、蓄熱性に優れた材質の石を一定厚さ以上に保って形成したどんぶり器を予め250〜350℃に加熱した後、顧客の卓上に載置し、一方、80℃以上に加熱調理したスープを準備し、上記どんぶり器に麺及び具財を入れた後、前記スープを入れて顧客の目前で蓄えられて熱によって麺及びスープを沸騰させると共に麺及び具材の旨みを抽出させることを特徴とする。 請求項2の発明にあっては、どんぶり器を長水石とするのが好ましい。 請求項3の発明にあっては、どんぶり器を厚み8〜15mmとすることが好ましい。 請求項4の発明にあっては、調理終了後の麺、具材及びスープが80℃以上に保持されることが好ましい。 【発明の効果】 【0005】 本発明のラーメンの調理方法によれば、予め加熱した蓄熱性に優れたどんぶり器から一定温度以上に温められたスープに熱エネルギーが与られると、その総和によりスープに沸騰が起こり、それが石の器が置かれただけで火のないところから沸騰が起こるので、顧客に予期しない驚きと感動を惹起させることができる。 同時に、その沸騰により、麺及び具材に含まれる旨味を抽出することができる。 更に、器の形状、大きさは通常のラーメン丼とほぼ同じなので、卓上を狭くすることもなく、且つ、上記驚きに併せて効果的なパフォーマンスが可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は、本発明のラーメンの調理方法の概略説明図で、工程順に(a)、(b)、(c)で示す。 先ず本発明のラーメンの調理方法に用いられる器及び各食材を説明する。 本発明のラーメンの調理方法には、器としてどんぶり器1、並びに食材として具材2、麺3及びスープ4が用いられる。 本発明のどんぶり器1は、蓄熱性に優れた材質の石を対象とし、これを一定の厚さ以上に保って、どんぶり器に形成する。蓄熱性に優れた石材とは例えば長水石を指し、この石は、比熱が0.7以上であり、それが所定以上の厚み及び大きさに形成されていると、ここに熱が与えられたとき所定量の熱エネルギーを蓄えることが可能となる。所定の厚み及び大きさとは、例えば、厚みを8〜15mmとし、大きさを直径20〜25cm程度の器とする。 具材2は、野菜類と肉類であって通常例えば野菜類としてはもやし、白菜、葱、にら、めんま等の単独又はいずれかの組合わせであり、肉類として豚が用いられるが、顧客の嗜好に合わせて別種の肉を適宜選択することもできる。 麺3は、通常中国麺又は中華麺と呼ばれるものの生麺を予め軽くゆでて柔らかくしたものを用いるが、油で軽く炒め焦げ目を入れておくことにより香ばしく独特の味覚を得ることとしてもよい。 スープ4は、水に味噌、醤油、塩、とりがら、とんこつ等の単独又はいずれかの組合わせを含み加熱調整されている。 【0007】 次に、図1に沿って本発明のラーメンの調理方法の最良の実施形態を説明する。 第一工程 先ず図1(a)参照して、厚さ10mm前後の前記どんぶり器1をガスコンロ5で250〜350℃に加熱する。250℃より低いと後工程での作用が不十分となりやすく、350℃より高いと麺が過熱されるので好ましくなく、300℃前後とするのが最も好ましい。 (2)第二工程 次に図1(a)を参照して、次に前記麺3及び具材2を熱したどんぶり器1に入れる。このとき最初に表面に軽くうでたもやし等を万遍なく薄く敷くことにより麺が焦げないようにできるので好ましい。 (3)第三工程 他方図1(b)を参照して、だしをとり80〜100℃例えば90℃に加熱調整したスープ4を把手付鍋6に入れて準備する。 (4)第四工程 図1(b)を参照して、前記麺3及び具材2入りどんぶり器1とスープ4入り把手付鍋6を顧客の面前に並べた置き、どんぶり器1に上から把手付鍋を傾けてスープ4を投入する。 すると、このどんぶり器1は前述の通り予め調理場にてガスコンロによって250℃〜350℃に加熱され、それが蓄熱性に優れているので顧客のテーブルに運ばれた後にもそれ程冷めることなく熱エネルギーを保っている。 そして、そこに80℃以上に温められたスープを投入すると、前記蓄積されたどんぶり器1の熱エネルギーと温められたスープの熱エネルギーが合体され、その総合された熱エネルギーが器内のスープをいっきに沸騰点に導き、沸騰に伴う湯気が立ち登る。同時に、いっきにスープ及び具材の香気が広がると共にジュワジュワとした音と、火山の噴火状の気泡を多発して吹上げる図1(c)に示す状態となる。 このとき、石でできた器は、外観上は通常の石(常温の石)と変わりがないので、顧客はスープを入れただけで沸騰が起こるとは予期することがなく、まったく火のないところからその予期しない現象が起こったことに驚きを覚え、感動が惹起されるものとなる。 このときの具材2は、沸騰によって、具材の旨味が積極的に抽出される。この状態は30〜60秒継続するのが好ましく、30秒より短いと旨味の抽出が不十分であり、60秒を超えると煮過ぎとなる。具材2の野菜類と肉類は旨味がスープ4に滲出すると共に食べ易い適度の堅さのものとなる。 麺3は、予め軽くゆでて柔らかくしてあるか、又は油で軽く炒め焦げ目を入れてあるが、どんぶり器1の熱によってスープ4を沸騰させ麺3を最適な柔らかにすることができる。 どんぶり器1は内部に気泡を含んでおり断熱性が高く、本工程のスープ4の沸騰によって麺3は80℃〜100℃に保持されて旨味が逃げることが防止される。 【0008】 (5)第五工程 図1(c)を参照して、前記第四工程で沸騰がおさまったら麺3、具材2及びスープ4をどんぶり器1から顧客が直接取出して食するか、直接取出すのはやや熱め目であるので別に用意した取り皿に移して食することとしてもよい。 更に、麺3、具材2等を食した後に残ったスープ4にご飯を追加して雑炊にして食することもできる。 【0009】 前記本発明のラーメンの調理方法よれば、得られたラーメンの食べ始めから終わるまでの時間全体にわたって通常80℃以上の適温に保持できるので旨味が損なわれることがなく、又顧客の目の前で沸騰させることにより具材の旨味を積極的に抽出させると共に顧客の感動と驚きを惹起させるという効果的なパフォーマンスが可能である。 【産業上の利用可能性】 【0010】 本発明によれば、顧客の多様な味覚及び視覚に対し満足可能なラーメンの調理方法として広く利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】本発明のラーメンの調理方法の概略説明図で、工程順に(a)、(b)、(c)で示す。 【符号の説明】 【0012】 1 どんぶり器 2 具材 3 麺 4 スープ 5 ガスコンロ 6 把手付鍋
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| 【出願人】 |
【識別番号】501240246 【氏名又は名称】株式会社 雅秀殿
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| 【出願日】 |
平成18年8月22日(2006.8.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095739 【弁理士】 【氏名又は名称】平山 俊夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−48623(P2008−48623A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−225439(P2006−225439) |
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