| 【発明の名称】 |
ノズル |
| 【発明者】 |
【氏名】小田 瞬司
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| 【要約】 |
【課題】原料を分散させると同時にタンク内壁を洗浄する。
【構成】本発明は原料の山を崩壊させるための高圧水と、タンク内壁を洗浄するためのシャワー水を同時に噴射することにより作業の効率化、装置の簡略化を実現した。本発明の複合ノズルは堆積した原料に対して水を噴射するノズルと、タンク内に散水するシャワー用のノズルの二重構造を持ち、圧送用ホースから供給される水は圧送用ホース接続部から2系統に分かれて各ノズルに供給される。原料への噴射水ノズル先端には水圧を調節するための可変ノズルや噴射方向を調整できるノズルを設置することもできる。本発明品はシャワー用水と噴射用水が同一の水圧送ホースにより供給されるため、噴射水の水圧が高く原料の飛散が激しい場合はシャワー水も広く拡散するという優れたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧送された供給水を圧送ホースとの接続部において二重管に分配して供給し、内管に供給された供給水を、圧送供給水の進行方向に噴出するノズル(I)と、外管に供給された供給水を二重管に対して垂直に接続した反射板により反射して圧送供給水の進行方向と反対方向に拡散して噴出するシャワーノズル(II)からなる複合ノズル。 【請求項2】 ノズル(I)の流路断面積S1とシャワー水供給管の流路断面積S2の比S1/S2が0.01〜5.0である請求項1記載の複合ノズル。 【請求項3】 反射板の断面が楕円形を長軸あるいは長軸と平行な線分で2分割した形状であり、該楕円形の長軸直径L1と短軸直径L2の比L1/L2が2〜10である請求項1〜2に記載の複合ノズル。 【請求項4】 シャワー用水供給管の直径L3と請求項2記載のL2との比L2/L3が1.5〜5である請求項1〜3に記載の複合ノズル。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は原料浸漬タンクなどに設置される浸漬水噴霧用複合ノズルに関するものである。 【背景技術】 【0002】 清酒などの酒類、醤油、味噌などの原料浸漬に際して、原料を圧送ホースなどにより浸漬タンクに投入すると、投下口の直下を頂点として原料が堆積してしまう。このような状態を回避するには櫂棒などにより手作業で櫂入れをし、平坦にする必要があった。大型タンクにおいては人手による作業には限界があるため、浸漬水を原料にめがけて噴射するなどして山を崩す方法などが取られてきた。あるいは蒸煮に際して原料の団塊が生じる場合は崩壊棒などにより崩壊させる方法なども用いられてきた。 【0003】 【特許文献1】特開平6−178668号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、これらの方法ではある程度の高圧水が必要であるうえ、高圧水により飛散する原料がタンク上部内壁に付着するという問題が生じたり、機械的に処理しようとするとタンクの構造が複雑になるなどの問題があった。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は原料の山を崩壊させるための高圧水と、タンク内壁を洗浄するためのシャワー水を同時に噴射することにより作業の効率化、装置の簡略化を実現した。本発明の複合ノズルは堆積した原料に対して水を噴射するノズルと、タンク内に散水するシャワー用のノズルの二重構造を持ち、圧送用ホースから供給される水は圧送用ホース接続部から2系統に分かれて各ノズルに供給される。 【0006】 シャワー用水は反射板により反射され原料への噴射水とは逆向きに反射される。シャワー用ノズルの先端部には反射板とシャワー用ノズルの間隙を調整するための調整リングが設置してあり、シャワー水の水圧を調整することができる。ここにいう調整リングは必ずしも可動性である必要は無く、水圧を調節させる必要が無ければ無設置でもかまわない。また、原料への噴射水ノズル先端には水圧を調節するための可変ノズルや噴射方向を調整できるノズルを設置することもできる。本発明品はシャワー用水と噴射用水が同一の水圧送ホースにより供給されるため、噴射水の水圧が高く原料の飛散が激しい場合はシャワー水も広く拡散するという優れたものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば原料浸漬の際などに原料を分散させると同時に容易に容器壁を洗浄することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明者はタンク内壁を効率よく洗浄するためにはどのような反射板を設計したらよいか、およびシャワー用水をどのように供給したらよいか鋭意検討した結果、噴射水用の供給管とシャワー用水の供給管を二重構造にし、供給水の一部をシャワー水として用いると適正なシャワー水量が得られることが分かった。 【0009】 水噴出ノズル1の流路断面積S1とシャワー水供給管5の流路断面積S2の比S1/S2は0.01〜5.0が好ましいが、より好ましくは0.1〜2.0、より好ましくは0.5〜1.0であることが望ましい。また、反射板は平面ではなく曲面に加工すると広範囲に散水することができることがわかった。 【0010】 この曲面の断面図は楕円形を長軸あるいは長軸と平行な線分で2分割した形状が望ましく、その長軸直径L1と短軸直径L2の比L1/L2は2〜10が好ましいが、より好ましくは3〜6、より好ましくは4〜5であることが望ましい。 【0011】 また、シャワー用水供給管の直径をL3とするとL2とL3の比L2/L3は1.5〜5であることが好ましいが、より好ましくは2〜4、より好ましくは2.5〜3であることが望ましい。 【0012】 また、噴射水用の供給管先端にねじ式の調節リングを設置することにより噴射水用供給管の先端と反射板の間隙を調節することが可能となり、シャワー水の水圧を微調整することも可能となった。 【実施例】 【0013】 この発明の実施例を図1〜図5により説明する。水噴出ノズル1にはシャワー水供給管が溶接部4により溶接され、接続部5により水圧送用ホースと接続される。圧送された水は図6に示すように、シャワー水供給管6と水噴出ノズル1に分かれて供給される。シャワー水供給管6に供給された水は反射板2により反射され、圧送水の進行方向とは逆向きにシャワー状に噴射される。この際、シャワー水の水圧は水圧調節リング3を調整することにより反射板と水圧調節リングの間隙を広げたり狭めたりして微調整することができる。本シャワーノズルは図7に示すようにタンク上部に設置し、水圧送ホースを連結する。噴出ノズルの角度を原料浸漬時の最高到達点に調整することにより効率よく原料を搬入することができる。 【産業上の利用可能性】 【0014】 本発明のシャワーノズルは原料浸漬の際などに原料を分散させると同時に容器壁を洗浄する装置として有用である。 【図面の簡単な説明】 【0015】 【図1】実施の形態であるシャワーノズルの正面図である。 【図2】図1に示すシャワーノズルの背面図である。 【図3】図1に示すシャワーノズルの側面図である。 【図4】図1に示すシャワーノズルを噴出ノズル側から見た図である。 【図5】図1に示すシャワーノズルを水圧送用ホース接続部側から見た図である。 【図6】図1に示すシャワーノズルの使用状態を断面図で示す説明図である。 【図7】図1に示すシャワーノズルをタンクに設置した状態を示す説明図である。 【符号の説明】 【0016】 1 水噴出ノズル 2 水反射板 3 水圧調節リング 4 水噴出ノズル溶接部 5 水圧送用ホース接続部 6 シャワー水供給管 7 供給水 8 供給水圧送方向 9 シャワー水反射方向 10 水噴出方向 11 水圧送用ホース 12 シャワーノズル 13 原料 14 浸漬タンク 15 水噴出方向 16 シャワー水反射方向
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| 【出願人】 |
【識別番号】000165251 【氏名又は名称】月桂冠株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月2日(2006.8.2) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−35719(P2008−35719A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−210501(P2006−210501) |
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