| 【発明の名称】 |
海藻加工物を配合した食品およびその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】林 紀明
【氏名】藤本 直子
【氏名】若泉 賢功
【氏名】岸田 啓治
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| 【要約】 |
【課題】本発明により、海藻加工物を配合した食品であって、海藻特有の風味を改善した食品およびその製造方法を提供する。
【構成】本発明は、海藻加工物に対し、シソ抽出物および乳酸菌を配合することで、海藻加工物の特有の風味を改善した食品およびその製造方法に関する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合したことを特徴とする食品。 【請求項2】 前記海藻加工物が、褐藻類から、水、アルコール類およびそれらの混合物からなる群から選択される抽出溶媒を用いて抽出されたもの、それらの抽出残渣および褐藻類そのものの粉末である請求項1記載の食品。 【請求項3】 前記海藻加工物が、フコイダンを含む請求項1または2記載の食品。 【請求項4】 前記シソ抽出物が、シソ科植物から、水、アルコール類およびそれらの混合物からなる群から選択される抽出溶媒を用いて抽出したものである請求項1〜3のいずれか1項記載の食品。 【請求項5】 前記乳酸菌が、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、ストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス・ラクティス(Streptococcus lactis)およびビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium Longum)から成る群から選択される請求項1〜4のいずれか1項記載の食品。 【請求項6】 前記海藻加工物、シソ抽出物および乳酸菌が、(海藻加工物):(シソ抽出物):(乳酸菌)=100:50〜800:10〜800の重量比で配合される請求項1〜5のいずれか1項記載の食品。 【請求項7】 海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合したことを特徴とする食品の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合したことを特徴とする風味の優れた食品およびその製造方法に関する。 【背景技術】 【0002】 海藻はミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富に含まれる健康食材として、日本人には古くから食されてきた。近年、それらのもつ栄養成分や機能性成分にも注目が集まり、特に食用海藻であるモズク、ワカメ、コンブなどの褐藻類の海藻加工物には、ミネラルの供給源、アルギン酸等の食物繊維、酸性多糖類であるフコイダン等の機能性が知られている。ミネラルとしてカルシウム、リン、亜鉛、ヨードが豊富に含まれ、鉄、マグネシウム、カリウム、亜鉛、銅、セレン等の供給源として重要である。その他、ビタミン、タンパク質もバランスよく含まれている。アルギン酸およびその低分子化物はコレステロール低下作用、高血圧低下作用、整腸作用等が、フコイダンには抗腫瘍・抗ガン作用、抗アレルギー作用、抗ピロリ菌・抗潰瘍作用、抗ウイルス・抗菌作用、抗血液凝固作用等多くの健康機能が知られている。また、コンブ等の海藻エキスは日本人の食生活において調味料として欠かせないものであるが、その特有の海藻臭は必ずしも嗜好性が高いとは言い難い。 【0003】 そして、各社から海藻より抽出・精製された海藻抽出物原料や海藻そのものの粉末が販売されている。単に海藻を水で抽出後、濃縮した海藻エキス、含量80%以上に精製されたフコイダンさらに昆布粉末、ワカメ粉末等多くの海藻加工物原料が流通しており、ほとんど特有の海藻臭がないものから、明らかに特有の海藻臭が強いものまである。しかし、わずかであっても海藻特有の好ましくない風味が残っており、好ましくない場合、香料を使用して風味を改善するが、さらに経時変化によりに好ましくない香りが強くなり、美味しく食べるという消費者の満足感を満たすことが困難であった。 【0004】 また、海藻加工物特有の風味を低減させる様々な試みがなされている(特許文献1〜5)。特許文献1、2および4には、海藻や海藻抽出物を合成吸着剤、茶抽出物、或いは椎茸および/または緑茶と接触させることにより、臭気成分を除去しようとする方法が開示されており、特許文献3および5には加熱工程と抽出工程との組み合わせや、海藻粉末を完全に溶かす工程を設ける等の製造条件により、同様に海藻臭を除去しようとする方法が開示されている。しかしながら、 特許文献1は合成吸着剤使用による製造コストに問題あり、 特許文献2は水性エキスの場合、茶抽出物との分離が困難であり、 特許文献3はフコイダンの抽出方法に限定されたものであり、海藻そのものの場合は適さず、 特許文献4は椎茸、緑茶に由来する味の問題が生ずる場合があり、 特許文献5はジュースが必須となり固形製剤への実施は困難であるため、 上記のような試みは、その要求を十分に満たすものではなく、更に風味の改善される技術が望まれていた。 【特許文献1】特開2003‐144102号公報 【特許文献2】特開2005‐287313号公報 【特許文献3】特開2005‐225924号公報 【特許文献4】特開2004‐290162号公報 【特許文献5】特開2000‐189124号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明は、上記のような従来の海藻や海藻加工物を配合した食品の有する問題点を解決し、海藻特有の風味を改善した食品およびその製造方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明者らは上記目的を達成すべく海藻加工物特有の風味を改善する様々な技術について検討した結果、海藻加工物に対し、シソ抽出物および乳酸菌を配合することによって、上記の課題が解決できることを見出した。更に本発明の食品においては、好ましくは、海藻加工物に対し、シソ抽出物および乳酸菌を特定量配合することで、即ち、海藻加工物、シソ抽出物、乳酸菌を、(海藻加工物):(シソ抽出物):(乳酸菌)=100:50〜800:10〜800の重量比で配合することにより、海藻加工物のもつ海藻特有の風味を更に改善した食品が得られることもわかった。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、海藻特有の風味のある海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合することで、海藻特有の風味を改善することができる。従って、海藻特有の風味を改善するために通常試みられる香料等でのフレーバリングをする必要がなく、また、香料等でフレーバリングした場合に生じる経時的な香料の劣化に伴う風味の変化がなく、長期にわたって海藻特有の風味に問題のない食品を提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、本発明の食品について、詳細に説明する。本発明の食品は、海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合したことを特徴とする。本発明に用いられる海藻加工物は、海藻を、溶媒を用いて抽出、精製したもの、それらの抽出残渣および海藻類そのものの粉末である。原料となる海藻の代表的なものは、褐藻類のコンブ、ワカメ(ワカメメカブを含む)、モズク等があるが、これらに限定されるものではない。また、葉状体のみならず葉柄、仮根を含んでもよく、抽出は水、アルコール類およびそれらの混合物からなる群から選択される抽出溶媒を用いて行ってもよい。また、必要に応じて抽出溶媒のpHを調整してもよい。 【0009】 抽出液はそのまま、あるいは精製後、濃縮して軟エキスまたは乾燥して粉末としてもよく、抽出残渣は乾燥して粉末としてもよく、海藻そのものを乾燥して粉末としてもよい。 【0010】 本発明に用いられるシソ抽出物は、シソの地上部に水、アルコール等の溶媒を用いて抽出されたものである。原料となるシソの代表的なものは、Perilla frutescens Britton var. acuta Kudoであるシソ、チリメンジソ、カタメンジソ、アオジソ、チリメンアオジソまたはPerilla frutescens Britton var. crispa Decaisne(Labiatae)等の葉、茎、実などの地上部であり、抽出は水、アルコール類およびそれらの混合物からなる群から選択される抽出溶媒を用いて行われるものであるが、アルコール類の比率が高くなると、シソの香りが強くなり、シソの香りを好まない場合は、シソの香りを低減する為、水のみの抽出が好ましい。尚、本発明に用いるシソ抽出物は、水蒸気蒸留または低極性の溶媒により抽出され、ペリーラアルデヒドに代表される芳香性の高い精油類を含むものではない。抽出液はそのまま、あるいは精製後、濃縮して軟エキスまたは乾燥して粉末としてもよい。 【0011】 本発明に用いられる乳酸菌は、乳酸を産生するすべての菌が含まれるが、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、ストレプトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)、ストレプトコッカス・ラクティス(Streptococcus lactis)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium Longum)等が好ましい。上記乳酸菌の菌体は、生菌であっても、または死菌であってもよい。また、これら乳酸菌の菌体であっても、菌体を含む発酵物をそのまま用いてもよい。 【0012】 本発明における食品は、通常の食品原料とともに、海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合することにより、常法により製造される。食品の剤型は錠剤、顆粒剤、丸剤、粉末、飴、ガム、グミキャンデー等の固形製剤、飲料、ゼリー状食品等の食品が挙げられるが、海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合したものであれば、これらに限られるものではない。これらの食品の中では固形製剤が好ましい。 【0013】 本発明の食品を製造する際には、海藻加工物、シソ抽出物、乳酸菌を、(海藻加工物):(シソ抽出物):(乳酸菌)の重量比が、100:50〜800:10〜800、好ましくは100:200〜400:50〜300、より好ましくは100:250〜350:100〜200で配合することが望ましい。上記シソ抽出物が、上記海藻加工物100重量部に対して、50重量部より少ないと、海藻特有の風味を改善することができず、800重量部より多いとシソの香りが強くなり過ぎて好ましくない。また、上記乳酸菌が、上記海藻加工物100重量部に対して、10重量部より少ないと、海藻特有の風味を改善することができず、800重量部より多くてもそれ以上の効果がない。 【0014】 なお、海藻加工物とシソ抽出物だけ、海藻加工物と乳酸菌だけの効果に比べ、海藻加工物、シソ抽出物および乳酸菌の3原料を同時に配合することにより、風味改善に相乗効果があり、風味を改善する上で重要である。 【0015】 本発明の食品の製造においては、海藻加工物、シソ抽出物および乳酸菌以外に、ショ糖、ブドウ糖、マルチトール等の糖質、カンゾウエキス、ステビアエキス、アスパルテーム等の甘味料、クエン酸、リンゴ酸等の酸味料、アラビアガム、グアガム等の増粘剤、ショ糖エステル等の結合剤を用いて、固形製剤や飲料としてもよい。 【実施例】 【0016】 以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。 【0017】 (シソ抽出物の作製) 赤ジソの乾燥葉500gに7倍量の水を加え、80〜90℃で30分還流抽出し、抽出液を得た。さらに抽出残渣に5倍量の水を加え、80〜90℃で30分還流抽出した。抽出液をあわせて、減圧濃縮、凍結乾燥した後、粉砕し、シソ抽出物としての赤ジソエキス粉末70gを得た。 【0018】 (食品用粉末材料の作製) 以下の表1〜7に示した配合比率で、海藻加工物にシソ抽出物、乳酸菌およびデキストリンを加え、粉体重量の10%の精製水を加え、湿らせた後、乳鉢で混合し、通風乾燥機で乾燥後、乳鉢ですりつぶし、80メッシュの篩で篩過して粉末を得た。得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価した。試験方法は以下の通りとした。 【0019】 (試験方法) 海藻臭およびシソ臭評価 5名の専門パネラーにより、食品用粉末材料を口に含み、以下の基準により評価した。 <海藻臭評価基準> デキストリンのみの粉末の海藻臭を0、比較例1の海藻臭を5とし、各試料の海藻臭強度を0、1、2、3、4、5で評価し、その平均値を求めた。 <シソ臭評価基準> 以下の実施例に用いるシソ抽出物は水抽出物であり、精油部分でないため、シソ特有の香りはあっても、わずかである。しかし、配合比率が高くなるとシソ特有の香りがしてくる為、シソの香りの評価もあわせて行った。各試料No.の粉末のシソ臭強度を以下の基準で評価し、その平均値を求めた。 0: シソ臭がしない 1: シソ臭がわずかにするが、気にならない 2: シソ臭がわずかにするが、ほとんど気にならない 3: シソ臭がし、すこし気になる 4: 明らかにシソ臭がし、気になる 5: 明らかにシソ臭がし、不快感がある 【0020】 (実施例1および比較例1〜3) 以下の表1に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【表1】
【0021】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末、 (注3)Lactobacillus acidophilus n.v.Er317/402、 (注4)パインデックス♯1(松谷化学工業製) 【0022】 表1の結果より、海藻加工物100部にシソ抽出物100部を配合することにより、やや海藻臭は改善され(比較例2)、乳酸菌100部でもやや海藻臭は改善された。(比較例3)。一方、海藻加工物にシソ抽出物と乳酸菌を同時に配合することにより、より高い改善効果が認められた(実施例1)。 【0023】 (実施例2〜7および比較例4) 実施例1と同様にして、以下の表2に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【0024】 【表2】
【0025】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 (注3)Lactobacillus acidophilus n.v.Er317/402、 (注4)パインデックス♯1(松谷化学工業) 【0026】 表2の結果より、海藻加工物100部にシソ抽出物50部の場合(比較例4)に比べると、更に乳酸菌5部を加えた実施例2では僅かではあるが海藻臭の改善効果が認められ、乳酸菌10部では大きく効果が認められ(実施例3)、乳酸菌800部まで効果が高くなったが(実施例4〜6)、乳酸菌1000部ではそれ以上の効果が認められなかった(実施例7)。 【0027】 (実施例8〜13および比較例5) 実施例1と同様にして、以下の表3に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【0028】 【表3】
【0029】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 (注3)Lactobacillus acidophilus n.v.Er317/402、 (注4)パインデックス♯1(松谷化学工業) 【0030】 表3の結果より、比較例5の海藻加工物100部にシソ抽出物400部の場合でもシソ抽出物によるシソ臭はあるものの気にならないレベルであったが、比較例5に比べると、更に乳酸菌5部を加えた実施例8では僅かではあるが海藻臭およびシソ臭の改善効果が認められ、乳酸菌10部では更にその効果が大きくなり(実施例9)、乳酸菌800部まで更にその効果が大きくなったが(実施例10〜12)、乳酸菌1000部ではそれ以上の改善効果は認められなかった(実施例13)。 【0031】 (実施例14〜19および比較例6) 実施例1と同様にして、以下の表4に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【0032】 【表4】
【0033】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 (注3)Lactobacillus acidophilus n.v.Er317/402、 (注4)パインデックス♯1(松谷化学工業) 【0034】 表4の結果より、比較例6の海藻加工物100部にシソ抽出物800部の場合でもシソ抽出物によるシソ臭はあるもののほとんど気にならないレベルであったが、比較例6に比べて、更に乳酸菌5部を加えた実施例14では海藻臭およびシソ臭の改善効果が認められ、乳酸菌10部では更にその効果が大きくなり(実施例15)、乳酸菌800部まで更にその効果が大きくなったが(実施例16〜18)、乳酸菌1000部ではそれ以上の改善効果は認められなかった(実施例19)。 【0035】 (実施例20〜25および比較例7) 実施例1と同様にして、以下の表5に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【0036】 【表5】
【0037】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 (注3)Lactobacillus acidophilus n.v.Er317/402、 (注4)パインデックス♯1(松谷化学工業) 【0038】 表5の結果より、比較例7の海藻加工物100部にシソ抽出物1000部の場合、シソ抽出物によるシソ臭が気になるレベルであり、比較例7に比べると、更に乳酸菌5部を加えた実施例20では海藻臭およびシソ臭の改善効果が認められ、乳酸菌10部では更にその効果が大きくなり(実施例21)、800部まで更にその効果が大きくなったが(実施例22〜24)、1000部ではそれ以上の改善効果は認められなかった(実施例25)。 【0039】 (実施例26〜33) 実施例1と同様にして、以下の表6に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【0040】 【表6】
【0041】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 (注4)パインデックス♯1(松谷化学工業) (注5)Lactobacillus acidophilus AHU1402 (注6)Lactobacillus casei AHU1696 (注7)Lactobacillus plantarum TO−A (注8)Lactobacillus plantarum L−137 (注9)Enterococcus faecalis EC−12 (注10)Streptococcus faecalis AHU1257 (注11)Streptococcus lactis AHU1089 (注12)Bifidobacterium Longum TO−A 【0042】 表6の結果より、海藻加工物100部にシソ抽出物100部の場合(比較例2)に比べると、上記8種の乳酸菌100部で効果が認められ(実施例26〜33)、風味として満足できるものであった。 【0043】 (実施例34〜36および比較例10) 実施例1と同様にして、表7に示した配合比率を有する食品用粉末材料を作製し、得られた食品用粉末材料の海藻臭およびシソ臭を評価し、その結果を同表に示す。 【0044】 【表7】
【0045】 (注1)フコイダンYSK(焼津水産化学工業製)、 (注2)昆布パウダー(焼津水産化学工業) (注3)理研メカブフコイダン(理研ビタミン) (注4)アクティブファイバーFB(清水化学) (注5)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 (注6)Lactobacillus acidophilus n.v.Er317/402、 (注7)パインデックス♯1(松谷化学工業) 【0046】 表7の結果より、上記4種の海藻加工物100部に対し、シソ抽出物400部、乳酸菌100部の場合で海藻臭およびシソ臭の改善効果が認められ(実施例10および34〜36)、風味として満足できるものであった。 【0047】 以上より、海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合した実施例1〜36の本発明の食品は、比較例1〜7の従来の食品に比べて、海藻臭およびシソ臭の改善効果が認められ、風味として満足できるものであった。また、本発明の食品を製造する際、海藻加工物、シソ抽出物、乳酸菌を海藻加工物:シソ抽出物:乳酸菌=100:50〜800:10〜800の重量比で配合することが好ましく、更に海藻加工物、シソ抽出物、乳酸菌を海藻加工物:シソ抽出物:乳酸菌=100:200〜400:50〜300の重量比で配合することがより好ましいことがわかった。 【0048】 次に、海藻加工物にシソ抽出物および乳酸菌を配合した本発明の食品の具体例として、以下の処方例1〜3を作製し、同様に海藻臭を評価した。 【0049】 (処方例1) 以下の表8に示した配合比率の処方で常法により、流動層造粒した顆粒を作製したところ、海藻加工物の特有の海藻臭が改善された。 【表8】
【0050】 (注1)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 【0051】 (処方例2) 以下の表9に示した配合比率の処方で常法により、飲料を作製したところ、海藻抽出物の特有の海藻臭が改善された。 【表9】
(注1)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 【0052】 (処方例3) 以下の表10に示した配合比率の処方で常法により、粉末飲料を作製したところ、海藻抽出物の特有の海藻臭が改善された。なお、飲用時、粉末16.2gを100mLの精製水に溶かした。 【表10】
(注1)上記(シソ抽出物の作製)で作製した赤ジソエキス粉末 【産業上の利用可能性】 【0053】 本発明の食品は、海藻特有の風味を改善しているため、錠剤、顆粒剤、丸剤、粉末、飴、ガム、グミキャンデー等の固形製剤、飲料、ゼリー状食品等の形態の、海藻や海藻加工物を配合した食品の用途にも利用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592004998 【氏名又は名称】三基商事株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月3日(2006.7.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062144 【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆
【識別番号】100088801 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 宗雄
【識別番号】100126789 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 裕子
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| 【公開番号】 |
特開2008−11715(P2008−11715A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−183406(P2006−183406) |
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