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【発明の名称】 蛋白再凝集抑制剤
【発明者】 【氏名】百合草 明子

【氏名】粕渕 良章

【氏名】間部 謙哉

【氏名】西川 秀二

【要約】 【課題】従来、卵の風味を高めるため香料や呈味剤を添加する方法がとられてきたが、卵の風味の中でもおいしいとされる風味とは、加熱工程により得られる調理風味であり、それは香りや味の中間に位置づけられるため、従来の香料や呈味剤ではその風味の付与は困難であった。本発明は、風味が強化され、再加熱による凝集が抑制された蛋白加工品を提供することを目的する。

【構成】ポリグルタミン酸を含有することにより上記課題を解決する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリグルタミン酸を含有することを特徴とする蛋白再凝集抑制剤。
【請求項2】
請求項1に記載の蛋白再凝集抑制剤を含有することを特徴とする蛋白加工品。
【請求項3】
蛋白が卵黄である請求項2に記載の蛋白加工品。
【請求項4】
請求項1記載の蛋白再凝集抑制剤を卵黄固形分50重量部に対し0.001重量部〜5.0重量部添加した後加熱処理することを特徴とする卵加工品。
【請求項5】
卵加工品に含まれる卵黄固形分含有量が15重量%〜25重量%であることを特徴とする請求項3又は4記載の卵加工品。
【請求項6】
請求項2〜5いずれか記載の蛋白加工品を含有する飲食品。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリグルタミン酸を含有する蛋白再凝集抑制剤及び、該蛋白再凝集抑制剤を使用し再凝集が抑制された蛋白加工品及びこれを含有する飲食品に関する。
【背景技術】
【0002】
鶏卵は、風味、乳化性、起泡性、熱凝固性など優れた機能性を持つため、古くから食品改良、改質素材として多くの加工食品に使用されている。例えば、熱凝固性と乳化性が利用されたカスタードプリンについては、卵黄と牛乳の好ましい風味と焼きプリンと異なるソフトな食感が日本人に好まれ需要を伸ばしてきたが、工業的に手間のかかる製造工程のため連続生産が困難であった。また、好ましい食感を得るための焼成温度に条件を揃えると、耐熱性菌の死滅など十分な加熱殺菌が行うことができず、長期保存が出来ないなど問題が発生し、近年、ゲル化力を卵でなくゲル化剤に求めたゲルプリンが主流となり、風味付けの目的で卵黄が添加されるようになってきた。
【0003】
このようなゲルプリンにおいて賞味期限を長くするため、超高温殺菌(130℃数秒)工程を経るが、卵の添加量が多くなるにつれて卵の加熱変性に伴う凝固や焦げ付きが問題となり、卵の使用添加量は2〜3%以下に制限されていた。
また、例えばアイスクリームにおいても、卵黄の強力な乳化性が利用されてきたが、工業的に製造されるようになると卵に代わって価格の安い乳化剤が使用されるようになり、卵黄はプリンと同様に風味付けの目的でアイスクリームに添加されるようになってきた。しかし、風味を高めるために卵黄の添加量を増やすと生卵黄特有の生臭さが増すため、卵黄臭の少ない卵黄の選択が必要であったり、加熱時に凝固するため卵黄添加量を1〜3%に制限せざるを得ず、結果として卵風味が弱くなる問題が生じていた。
【0004】
このため、卵の風味を高めるため香料や呈味剤を添加する方法がとられてきた。しかしながら、卵の風味の中でもおいしいとされる風味とは、加熱工程により得られる調理風味であり、それは香りや味の中間に位置づけられるため、従来の香料や呈味剤ではその風味の付与は困難であった。
【0005】
先記の問題を解決する方法として、卵、糖類、乳原料、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸/リン酸塩、増粘多糖類を添加し、あらかじめ加熱処理して得た卵加工品(例えば特許文献1参照)や全卵、卵黄、糖類または乳系原料から選択される3種以上を含む混合物を加熱変性させ、冷菓に添加する方法(例えば特許文献2参照)がある。しかし、前者においては卵加工品組成が卵黄20%以下で加熱による再凝集を抑制したが、その風味の効果はまだ十分に要求を満たすものではなく、より少量の添加で風味の強い卵加工品が所望されていた。また、後者においてその良好な卵風味は確認されるものの、加熱による凝集と風味低下が起こるため加熱殺菌前には添加できず、その用途が限られていた。
【0006】
【特許文献1】特開2003−189810号公報(第1頁−8頁)
【特許文献2】特開2004−15088号公報(第1頁−8頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、風味が強化され、再加熱による凝集が抑制された蛋白加工品を提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、ポリグルタミン酸と蛋白をあらかじめ混合加熱し、得られた凝固物を微細化することによって、風味を強化し、再加熱による凝集が抑制された蛋白加工品が得られることを見いだし、本発明の完成に至った。
【0009】
すなわち本発明は、
〔1〕 ポリグルタミン酸を含有することを特徴とする蛋白再凝集抑制剤
〔2〕 〔1〕に記載の蛋白再凝集抑制剤を含有することを特徴とする蛋白加工品
〔3〕 蛋白が卵黄である〔2〕に記載の蛋白加工品
〔4〕 〔1〕に記載の蛋白再凝集抑制剤を卵黄固形分50重量部に対し0.001重量部〜5.0重量%部加した後加熱処理することを特徴とする卵加工品
〔5〕 卵加工品に含まれる卵黄固形分含有量が15重量%〜25重量%であることを特徴とする〔3〕又は〔4〕記載の卵加工品
〔6〕 前記〔2〕〜〔5〕いずれか記載の蛋白加工品を含有する飲食品
に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、風味が強く、加熱による再凝集を抑制した蛋白加工品を提供することができる。
本発明は、卵黄固形分15〜25重量%に調整した卵黄を加熱処理し、微細化した卵加工品でポリグルタミン酸を含有することを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明に用いられるポリグルタミン酸とは、構成アミノ酸であるグルタミン酸がα又はγ結合した直鎖状の水溶性高分子であり、グルタミン酸γ−ベンジルエステルのN−カルボン酸無水物を重合させ、臭化水素で脱ベンジル化して得られる合成により製造されるポリ−α−グルタミン酸などもあるが、飲食品へ使用することを考慮すると天然のポリグルタミン酸が望ましく、納豆菌、枯草菌などの微生物から産出されるポリ−γ−グルタミン酸がより好ましい。またポリグルタミン酸は、処理方法によって様々な分子量のものが調製可能であるが、本発明の効果を得るためには、使用するポリグルタミン酸の平均分子量は500以上、好ましくは平均分子量が500〜2000万、さらに好ましくは平均分子量1万〜600万である。
【0012】
本発明におけるポリグルタミン酸はポリグルタミン酸の塩を含有してもよく、また培養中に産生するフラクタンなど多糖類が含まれてもよい。可食塩としては例えばポリグルタミン酸のナトリウム、カリウム、カルシウム塩などが例示でき、これらの塩は単独で又は2種類以上併用して使用できる。
【0013】
本発明の蛋白再凝集抑制剤は、ポリグルタミン酸を単独で使用しても充分に効果が得られるが、他の成分としては、熱凝集に対するポリグルタミン酸の効果を損なわない限り一般に食品や菓子類に使用される糖類、増粘安定剤、乳化剤、塩類、食品素材などと併用することに制限はなく、また、その形態などは特に制限されない。
【0014】
本発明の蛋白加工品に含まれるポリグルタミン酸の添加量を制限するものではないが、蛋白100重量部に対しポリグルタミン酸が0.001重量部〜5重量部、好ましくは0.05重量部〜0.5重量部である。これよりもポリグルタミン酸の添加量が多くなると高い粘度を発現するため、フレーバーリリースの悪化や食感に糊感や粘りが生じる。一方で、これよりもポリグルタミン酸の添加量が少ないと、再加熱による凝集の抑制に効果がみられないため好ましくない。
【0015】
本発明における蛋白再凝集抑制とは、蛋白質の変性による凝集体の形成を抑制するものであって、更には、形成した蛋白質の変性構造を再加熱処理において維持することを指す。
本発明の対照となる蛋白は、特に限定されるものではないが卵、乳などが挙げられ、中でも風味を強化する目的では卵黄が好ましい。
【0016】
本発明の対象となる卵黄は、鶏卵より分離されたものであれば液全卵、液卵黄、凍結全卵、凍結卵黄、凍結加糖卵黄、加糖卵黄、酵素処理卵黄、濃縮卵、卵黄粉末、全卵粉末などのいずれの形態に限定されるものではないが、これらの卵黄を少なくとも1種類以上含む。卵の風味を強化し、さらに再加熱による凝集を抑制した卵加工品を得るため、卵黄の含量は、好ましくは固形分換算で15〜30重量%の範囲である。
【0017】
プリンやアイスクリームに使用される卵風味とは、カスタードとしての風味付けが多くを占め、この風味は、糖類、乳原料と卵黄の風味が混合され、さらに加熱処理する調理風味から生成される風味の相乗効果であり、加熱により卵黄特有な生臭さが消え、より甘みと濃厚感のある味を提供できる。したがって、本発明の卵加工品の製造において、ポリグルタミン酸と卵黄のみを加熱処理をしてもよいが、風味の点で糖類や乳原料を混合し、加熱処理を行うことが好ましい。ここでいう糖類は砂糖、異性化糖、ブドウ糖、水飴などであり、乳原料は、牛乳、脱脂粉乳、クリームチーズなどの乳製品を原料とするものであればよく、特に限定されない。なお、単独でも2種類以上併用してもよい。
【0018】
本発明においては、卵加工品を製造する工程で加熱処理を行うが、70℃では良好な卵風味やカスタード風味を得にくく、さらに完全に蛋白質の変性がなされていないため、加熱による再凝集、凝固が発生する。一方、100℃以上においては、特別な装置が必要とするため、加熱処理は80〜100℃の範囲が好ましい。なお、この加熱時間は、加熱変性が達成される範囲で適時選択される。
【0019】
加熱変性した卵加工品は微細化処理を行うが、加熱処理とともに同時に並行して微細化する方法、加熱と微細化を交互に処理する方法、静置して加熱変性させたのち微細化する方法など、どの方法を選択してもよく、特に限定されない。また、微細化する装置として、特に限定されないが高速ホモミキサー、高速ディスパーなどが挙げられる。
【0020】
本発明の飲食品とは、蛋白が含有されたものであれば特に限定されないが、風味を強化する目的では卵黄が使用される食品が好ましく、冷菓、プリンなどデザート類、カスタードクリームや飲料、カルボナーラ、マヨネーズなどのソース、クリーム、スープ、ドレッシング類などが挙げられ、中でも冷菓、プリンが好ましい。
【0021】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定するものではない。
【実施例】
【0022】
実施例1
粉体原料であるグラニュー糖60.0gと脱脂粉乳27.0gをあらかじめ計量した。
水198.0gをスターラーで撹拌させたところにヤクルト薬品工業社製ポリグルタミン酸「ポリグルタミン酸(納豆菌ガム)」2.0gを添加して、5分間撹拌溶解させた。
20%加糖凍結卵黄300.0gと水183.0gに、先の1.0重量%ポリグルタミン酸溶液30.0gを添加してホモミキサー(特殊機化工業社製)で、3000rpmにて攪拌したところに、秤量した粉体原料を投入し、3分間撹拌分散させた。85℃湯浴中で品温が85℃まで加熱、昇温してから、さらに30分間加熱処理を行い、水を加え全量600gにした後、直ちにホモミキサー3000rpmで品温が60℃以下になるまで均質化した。その後、40メッシュの篩を通した後、冷凍庫で3日間冷凍保存し、卵加工品(本願発明品1)を得た。
【0023】
実施例2
実施例1において、脱脂粉乳を添加しない以外は実施例1と同様にして卵加工品(本願発明品2)を得た。
【0024】
比較例1
実施例1において、ポリグルタミン酸を添加しない以外は実施例1と同様にして卵加工品(比較品1)を得た。
【0025】
比較例2
実施例1において、ポリグルタミン酸を添加せず1.0重量%太陽化学社製キサンタンガム「ネソオフトXC」溶液30.0gを添加する以外は実施例1と同様にして卵加工品(比較品2)を得た。
【0026】
比較例3
実施例1において、ポリグルタミン酸を添加せず1.0重量%太陽化学社製ハイメトキシルペクチン「ネオソフトP−301」溶液30.0gを添加する以外は実施例1と同様にして卵加工品(比較品3)を得た。
【0027】
試験例1
<卵加工品の粘度>
得られた卵加工品(本願発明品1、2、比較品1〜3)を5℃で1日解凍後、測定温度5℃、測定回転数6rpmの条件のもと、粘度計(ブルックフィールド社製)による粘度測定を行った。結果を表1に示す。
【0028】
<再凝集確認試験>
卵黄固形分5.0重量%になるように卵加工品(本願発明品1、比較品1〜3)50.0gへ、グラニュー糖20.0g、脱脂粉乳11.0gを加えて加水し、全量を200.0gに調製した。本願発明品2の卵加工品には脱脂粉乳を添加せず、グラニュー糖20.0gと加水によって卵黄固形分5.0重量%に調製した。これらを70℃まで加熱撹拌し、ホモミキサー(特殊機化工業社製)で6000rpm、2分間均質化して懸濁液を得た。この懸濁液をケーシングチューブに充填したものを90℃、30分間加熱後、20℃で1時間冷却したものの状態を観察し、加熱による凝集有無を確認した。凝集が確認された場合は有、凝集が確認されなかった場合は無と記載した。
結果を表1に示す。
【0029】
<外観観察>
本願発明品1、2、比較品1〜3を、5℃で1日解凍後、外観に関して専門パネラー5名による評価を行った。なお、下記に示したように5点満点でその平均点を算出した。結果を表1に示す。
5点:大変良好である。
4点:良好である。
3点:どちらともいえない。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
【0030】
【表1】


【0031】
表1の結果から、増粘剤を添加した比較品2、3は再加熱による凝集はなかったが溶液が油層と水層に分離した。本願発明品1、2は比較品1〜3と異なり、粘度が低く凝集物のない均質なペーストで、再加熱による凝集もなかった。
【0032】
実施例3
卵黄の添加量を検討する目的で卵加工品を調整した。
粉体原料であるグラニュー糖80.0gと脱脂粉乳18.0gをあらかじめ計量した。
水198.0gをスターラーで撹拌させたところにヤクルト薬品工業社製ポリグルタミン酸「ポリグルタミン酸(納豆菌ガム)」2.0gを添加して、5分間撹拌溶解させた。
殺菌液卵黄120.0gと水142.0gに、先の1.0重量%ポリグルタミン酸溶液40.0gを添加してホモミキサー(特殊機化工業社製)で、3000rpmにて攪拌させた所へ、秤量した粉体原料を投入して3分間撹拌分散させた。95℃湯浴中で品温が90℃になってから30分間加熱処理を行い、水を加え全量400gにした後、直ちにホモミキサー3000rpmで品温が60℃以下になるまで均質化した。その後、40メッシュの篩を通した後、冷凍庫で3日間冷凍保存して卵黄固形分含量15%の卵加工品(本願発明品3)を得た。
【0033】
実施例4
実施例3において、卵黄固形分含量が20%になるように殺菌液卵黄と水の添加量を殺菌液卵黄160.0gと水102.0gへ変更する以外は実施例3と同様にして卵加工品(本願発明品4)を得た。
【0034】
実施例5
実施例3において、卵黄固形分含量が25%になるように殺菌液卵黄と水の添加量を殺菌液卵黄200.0gと水62.0gへ変更する以外は実施例3と同様にして卵加工品(本願発明品5)を得た。
【0035】
実施例6
実施例3において、脱脂粉乳を添加しない以外は実施例3と同様にして卵加工品(本願発明品6)を得た。
【0036】
比較例4
実施例3において、ポリグルタミン酸を添加しない以外は実施例3と同様にして卵加工品(比較品4)を得た。
【0037】
試験例2
<再凝集確認試験>
本願発明品3〜6と比較品4の卵黄固形分含量が25%になるよう加水し、95℃、5分間加熱後の液状を確認した。加熱によって凝集が確認されない試料は無、凝集が確認された試料は有と記載した。結果を表2に示す。
【0038】
<官能評価>
本願発明品3〜6と比較品4を5℃で1日解凍後、外観、風味、なめらかさ、総合評価に関して専門パネラー5名による官能評価を行った。なお、下記に示したように5点満点でその平均点を算出した。結果を表2に示す。
5点:大変良好である。
4点:良好である。
3点:どちらともいえない。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
【0039】
【表2】


【0040】
表2より、本願発明品3〜6は卵黄固形分含有量15〜25重量%のいずれにおいても、風味は強く良好であり、かつ再加熱による凝集が抑制されていることが分かった。一方、ポリグルタミン酸を含まない比較品4は、風味は良好であるもののなめらかさに欠け、希釈した後再び加熱した際に凝集を確認した。
【0041】
試験例3
実施例3〜5、比較例4で得られた本願発明品3〜5、比較品4の卵加工品を用いてアイスミルクを試作した。
脱脂粉乳70.0g、グラニュー糖90.0g、太陽化学社製乳化剤「サンソフトNo.2500」2.0g、太陽化学社製安定剤「ネオソフトIS−20」2.0gを計量し混合した。
2L容ステンレスビーカーに牛乳100.0g、水飴100.0g、卵加工品130.0g、水436.0gを量りこみ、60℃まで加温した。そこへ先に秤量した粉体原料を投入して加熱撹拌し、70℃まで昇温後、別に秤量したやし油35gと無塩バター35gを添加し、85℃達温まで加熱した。水を加え全量1000.0gにした後、この懸濁液をホモミキサーで8000rpm、5分間均質化処理を行い、さらにホモジナイザーを使用して均質化圧力150MPaで均質処理を行って、直ぐに5℃まで撹拌冷却し、冷蔵庫で一晩エージングさせてミックスとした。得られたミックスをカルピジャーニ社製アイスクリームフリーザーで、オ−バンラン50%に設定しフリージングを行った。これを高さ3cm、上面直径7cm、底面直径5cmの紙容器に充填し、−50℃の急速冷凍庫で2時間静置した後、−20℃の冷凍庫で一晩硬化させて卵黄含量5.2%のアイスミルクを得た。
【0042】
本願発明品3〜5の卵加工品を使用したミックスは加熱による粘度の増加がみられず、それを用いたアイスミルクは滑らかな食感で濃厚な卵風味を有していた。一方、比較品4の卵加工品を使用したアイスミルクは、本願発明品2〜4の卵加工品を使用したアイスミルクと比較して卵風味が乏しいものであった。
【出願人】 【識別番号】000204181
【氏名又は名称】太陽化学株式会社
【出願日】 平成18年7月3日(2006.7.3)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−11712(P2008−11712A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−183027(P2006−183027)