| 【発明の名称】 |
発酵食品の製造装置及び発酵食品の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】和田 皇成
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| 【要約】 |
【課題】家庭でも経済的で簡単に発酵食品を製造することができる発酵食品の製造装置及び発酵食品の製造方法を提供できるようにすることを目的とする。
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原料入りの容器が収納される発酵用加温ケースと、該発酵用加温ケースを収納する保温ケースとを備え、保温ケースは発酵用加温ケースを設置する底部材とケース本体とで形成されるとともに、原料を入れた発酵用加温ケースの少なくとも一部を蓄熱部材で加温可能に構成したことを特徴とする発酵食品の製造装置。 【請求項2】 原料を入れた発酵用加温ケースの少なくとも一部に当接する蓄熱部材若しくは蓄熱部材が充填された発酵用加温ケースを、電子レンジで加熱可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の発酵食品の製造装置。 【請求項3】 原料を入れた発酵用加温ケースの少なくとも一部に当接する蓄熱部材若しくは蓄熱部材が充填された発酵用加温ケースを電子レンジで加熱して蓄熱し、この発酵用加温ケースに、種菌とこれで発酵される原料を収納し、蓄熱部材で発酵用加温ケースを加熱するとともに発酵用加温ケースの周囲を保温ケースで保温することにより、種菌で発酵させて発酵食品を製造するようにしたことを特徴とする発酵食品の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は発酵食品の製造装置及び発酵食品の製造方法に関し、家庭で納豆等の発酵食品を製造できるようにしたものに関するものである。 【背景技術】 【0002】 家庭で例えば発酵食品を製造する方法として電磁誘導加熱炊飯器を用いる方法が先に提案されている。 この先の提案にかかる発酵食品の製造方法は、電磁誘導加熱飯釜の金属製容器内に水を入れて該水面上に、発酵用原料を入れた容器を載置し、16秒間冷却ファンを駆動して外部温度と平衡にし、10分間加熱した後44℃の温度で1次熟成させ、その後、190分間39℃の温度に維持させて2次熟成し、迅速且つ簡便に発酵食品を製造するようにしたものである。 【0003】 ところがこうしたものでは、特に温度や時間の管理等に多大の手間がかかるうえ、電磁誘導加熱飯釜を使用している間は、電磁誘導加熱飯釜を炊飯等の本来の用途に使用することができず、その使用する時間が限られてしまうという問題があった。 更に、44度の水を39度まで冷却するか、44℃に昇温した水を一旦排出して新たに39度の水を形成しなくてはならず、不経済になるという問題があり一般的に普及していないのが現状である。 【特許文献1】特開平8−38045号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、家庭でも経済的で簡単に納豆等の発酵食品を製造することができる発酵食品の製造装置及び発酵食品の製造方法を提供できるようにすることを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記目的を達成するために本発明にかかる発酵食品の製造装置は、原料入りの容器が収納される発酵用加温ケースと、該発酵用加温ケースを収納する保温ケースとを備え、保温ケースは発酵用加温ケースを設置する底部材とケース本体とで形成されるとともに、原料を入れた発酵用加温ケースの少なくとも一部を蓄熱部材で加温可能に構成したことを最も主要な特徴とするものである。 【0006】 また、本発明にかかる発酵食品の製造装置では、原料を入れた発酵用加温ケースの少なくとも一部に当接する蓄熱部材若しくは蓄熱部材が充填された発酵用加温ケースを、電子レンジで加熱可能に構成したことも特徴とするものである。 【0007】 次に、本発明にかかる発酵食品の製造方法は、原料を入れた発酵用加温ケースの少なくとも一部に当接する蓄熱部材若しくは蓄熱部材が充填された発酵用加温ケースを電子レンジで加熱して蓄熱し、この発酵用加温ケースに、種菌とこれで発酵される原料を収納し、蓄熱部材で発酵用加温ケースを加熱するとともに発酵用加温ケースの周囲を保温ケースで保温することにより、種菌で発酵させて発酵食品を製造するようにしたことを最も主要な特徴とするものである。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、例えば発酵食品である納豆を製造する場合、蓄熱部材若しくは蓄熱部材が充填された発酵用加温ケースを発酵用加温ケースを電子レンジで加熱して蓄熱部材に蓄熱させ、この発酵用加温ケースに原料である煮た大豆と納豆菌を収納し、その発酵用加温ケースの周囲を保温ケースで覆って、所定時間保温するだけの簡単な方法で納豆を製造することができる。 これにより、電磁誘導加熱飯釜を使用する先の提案にかかるもののように、温度や時間の管理等に多大の手間がかかることもなく、簡単に納豆を製造することができる利点がある。 【0009】 また、本発明では、先に提案されたもののように、電磁誘導加熱飯釜で昇温させた水を冷却するか、昇温した水を一旦排出して新たな水を加熱することもなく、経済的で安価に納豆等の発酵食品を製造することができる利点もある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明にかかる発酵食品の一種である納豆を製造する場合を例にしてその製造装置及び製造方法の望ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は納豆の製造装置の斜視図、図2は納豆の製造装置の分解斜視図、図3は納豆の製造装置の使用状態を示す縦断正面図であって、図中符号1は納豆の製造装置を全体的に示す。 この納豆の製造装置1は、原料2が収納される発酵用加温ケース3と、該発酵用加温ケース3を加熱する蓄熱部材12と、発酵用加温ケース3を収納する保温ケース4と、を備えてなる。 【0011】 発酵用加温ケース3は円形のシャーレ状に形成された底部材5とこの底部材5の上部を覆う蓋体6とからなる。 底部材5は、図2及び図3に示すように合成樹脂で円形の側縁近傍部分に側壁を立設し内方に発酵原料2の収納部9が形成されている。 底部材5の上方、つまり収納部9の上部を覆う蓋体6は透明な樹脂で、前記側壁8に外嵌する周壁10と、天板11とを一体に形成してなる。 ここで、発酵用加温ケース3の底部材5は、金属製フィラーを分散させると熱伝導性を向上させることができる。 【0012】 蓄熱部材12は、例えばCMC若しくはPVA(ポリビニルアルコール)5重量%、ホウ酸0.5重量%のゲル状水溶液を合成樹脂製の袋13に充填して形成したものであるが、充填されるものは、上記の成分に限られず、その他のゲル状液体を用いることができるのは勿論である。 【0013】 上記発酵用加温ケース3を収納する保温ケース4は、図2に示すように、短寸で有底円筒状に形成された発泡スチロール製の保温用底部材14と、この保温用底部材14に外嵌する透明な合成樹脂製の保温用の蓋部材15とからなる。 【0014】 上記のように形成された納豆の製造装置1を用いて納豆を製造する方法を次に説明する。 先ず、原料2である煮た大豆を、発酵用加温ケースの底部材5に形成された収納部9に薄く広げた状態で収納する。 次に、この大豆に納豆菌を均一に散布し、底部材5に蓋体6を外嵌させて底部材5の上部を覆う。 【0015】 一方、蓄熱部材12を電子レンジで約2分30秒から3分間加熱してその蓄熱部材12に蓄熱させた後、保温ケース4の保温用底部材14上に設置する。 然る後、前記原料2を収納した発酵用加温ケースを、保温ケース4の底部材5に設けた蓄熱部材12の上に載置し、保温用底部材14に蓋部材15を嵌合させて約6〜8時間養生させる。 【0016】 この養生時、発酵用加温ケース3を介して蓄熱部材12の熱により原料2の大豆が納豆菌の増殖が促進され、納豆が形成される。 本例のように、保温ケース4の蓋部材15及び発酵用加温ケース3の蓋体6を透明な合成樹脂製にしたものでは、この納豆の形成過程を視認することができ、興味深いものとなる。 【0017】 尚、上記実施の形態では納豆の製造装置1を例に説明してあるが、こうしたものに限られず、チーズはもとより、ヨーグルト等の各種の発酵飲料の製造に本発明を実施することができることはいうまでもないことである。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】は本発明にかかる発酵食品の製造装置の斜視図である。 【図2】は本発明にかかる発酵食品の製造装置を分解した状態の斜視図である。 【図3】は本発明にかかる発酵食品の製造装置の使用状態の縦断正面図である。 【符号の説明】 【0019】 1・・・納豆の製造装置 2・・・原料 3・・・発酵用加温ケース 4・・・保温ケース 5・・・底部材 6・・・蓋体 7・・・底板 8・・・側壁 9・・・収納部 10・・・周壁 11・・・天板 12・・・蓄熱部材 13・・・袋 14・・・保温用底部材 15・・・蓋部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】391034776 【氏名又は名称】京岐株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月27日(2006.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076406 【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 勝徳
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| 【公開番号】 |
特開2008−5707(P2008−5707A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−176626(P2006−176626) |
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