トップ :: A 生活必需品 :: A21 ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地

【発明の名称】 手持ち用食品を製造する方法及び装置
【発明者】 【氏名】ダリル アデイル

【要約】 【課題】手持ち用の充填された衣食品を製造する自動方法を提供することである。

【解決手段】バッター衣及び食品充填物から成る食品を形成する自動方法は、バッターを受け入れる複数の調理用開口を有する調理用マトリックスから開始する。バッターは衣を形成するように調理される。次いで、自動プロセス機が食品充填物を衣に挿入し、充填された衣を最終製品としてパッケージングする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品を形成する自動プロセスであって、
a)第1の食品、該第1の食品に挿入される複数の第1の加熱要素、及び該第1の食品の表面に適用される複数の第2の加熱要素を受け入れる複数の調理用開口を有する調理用マトリックスを形成するステップと、
b)前記第1の食品を前記調理用マトリックスの前記複数の調理用開口のそれぞれに注入するステップと、
c)前記第1の加熱要素を前記調理用マトリックスの前記調理用開口のそれぞれの内側の前記第1の食品に挿入するステップと、
d)前記第2の加熱要素を前記調理用マトリックスの前記調理用開口のそれぞれの内側の前記第1の食品の上面に適用するステップと、
e)前記調理用マトリックスの前記調理用開口の外周及び底面に熱を加え、前記第1の加熱要素の外周及び底面に熱を加え、且つ、前記第2の加熱要素の底面に熱を加えるステップと、
f)前記第1の加熱要素を前記第1の食品を含む前記調理用開口のそれぞれから取り出すと共に、前記第2の加熱要素を取り出すステップであって、それにより、前記第1の食品が複数の調理済み衣を形成するようにする、取り出すステップと、
g)第2の食品を前記衣の開口に注入するステップであって、それにより、最終製品を形成し、前記第2の食品は予め調理済みであるか又は調理を必要とせずに食べることができる、注入するステップと、
h)前記最終製品を所望のパッケージにパッケージングするステップと
を含む、食品を形成する自動プロセス。
【請求項2】
次の調理サイクルのために、前記第1の食品を挿入する前に、各調理サイクルにおいて前記パッケージングするステップの後に前記調理用マトリックスを洗浄する洗浄ステーションが含まれる、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項3】
前記調理用マトリックスは、前記調理用開口のセンターに熱を加える手段を有する、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項4】
前記調理用マトリックスは、前記調理用開口の上側に熱を加える手段を有する、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項5】
前記調理用開口は筒状であり、複数の列に配列される、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項6】
前記調理用マトリックスは、該調理用マトリックスの前記調理用開口に配置される前記第1の加熱要素によって形成される複数の筒状の調理用鉄板(iron)を含む内側調理用鉄板アレイを含む、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項7】
前記調理用開口は多角形の形態の断面を有する、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項8】
前記調理用開口は英数字の形態の断面を有する、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項9】
前記調理用開口はユーザのトレードマークの形態の断面を有する、請求項1に記載の食品を形成する自動プロセス。
【請求項10】
前記内側調理用鉄板は幾何学形状の形態の断面を有する、請求項6に記載の食品を形成する自動プロセス。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
[発明の詳細な説明]
[発明の背景]
[発明の分野]
本発明は、手持ち用食品を製造する装置及び方法を含む。さらに詳細には、本発明は食品充填される中央部を有する成形バッター衣(batter shell)の調理、及び当該食品のパッケージングに関する。
【背景技術】
【0002】
[従来技術の説明]
インスタント食品(Ready-To-Eat meal)(R−T−E食品)又はスナック製品等の食品は、組成、形状、調味、触感、及び食品の食べやすさが広く様々である。本発明は包括的に、製造後、通常は食べる直前に消費者によって食品に添加されるディップソースを含む食品に関する。これらの食品としては、パンケーキ、ワッフル、ケーキ、シリアル系プレミックス等が挙げられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、可食用熱可塑性バッター衣、及び、低水分シロップ、カスタード、フルーツ片(fruit filling)等の押出食品充填物を特徴とする食品を製造する改良された装置及び方法を提供する。このように改善された食品は、食品を実際にディッピングする必要なく、製造食品及び調味ディップソースのどちらも有するという利点を消費者に与える。これは、自動車を運転しながら食べる消費者には特に関心を引くものである。ディッピングプロセスは面倒であると共に、運転者が食品をディッピングする又はこぼれたものをふき取るのに車道から目を逸らすため危険となる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[発明の概要]
本発明は、第1の充填ステーションにてバッターを受け入れる複数の調理用開口を有する調理用ブロックを有する調理用マトリックスを含む、手持ち用食品を製造する自動機である。複数の内側調理用鉄板(inner cooking iron)を有する内側調理用鉄板アレイは、バッター衣を調理するのに調理用ブロックの調理用開口に挿入される。第2の充填ステーションは、衣に挿入される食品充填物を保持するリザーバを含む。食品充填物が衣に挿入された後、調理用ブロックはパッケージングステーションに移動して、最終製品を所望にパッケージングする。
【0005】
本発明の一利点は、手持ち用の充填された衣食品を製造する自動方法を提供することである。
【0006】
本発明の別の利点は、製造プロセス全体を行うことである。
【0007】
本発明のこれら及び他の目的及び利点は、本明細書中に説明すると共に図面に示される、本発明を実施する目下最もよく知られている態様の説明に鑑み、当業者には明らかとなるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
[実施形態]
次に、図面、まず、特に図1を参照すると、単純形状の衣、通常は調理済みバッター衣を製造する装置が示されている。バッター衣はパンケーキ、ワッフル、クレープ、ケーキ、ドーナッツ等のような、バッター液から成る熱可塑性焼成食品である。また、調理済みバッター衣を、低水分シロップ、カスタード、フルーツ片、チョコレート、キャンディ、野菜、肉等のような調味食品充填物で充たすと共に、全体を100で示す、本発明の好適な教示に従った製造済みR−T−E食品をパッケージングする装置が示されている。
【0009】
最も好適な形態では、装置100は概して、バッター液を保持する少なくとも1つのホッパ112、及び少なくとも1つの押出ピストンを有するリザーバ114等、複数の調理済みバッター衣を供給する手段を有する。バッターホッパ112及びリザーバ114は流体連通状態で互いに固定される。調理用ブロックアセンブリ116と、モータ駆動式アジャックスねじ山付き駆動シャフト120等、調理用ブロックを搬送する手段と、内側調理用鉄板アレイ122及び上側調理用鉄板アレイ124を有する調理用鉄板マトリックス123と、食品充填物を保持する少なくとも1つのホッパ126と、少なくとも1つの押出ピストンを有するリザーバ128と、製造済みR−T−E食品をパッケージングする手段130と、表面洗浄器具132と、スコーチ遅延(scorch-retarding:焼焦げ防止)油を分配する手段134。調理器(cooker)/押出機がこのようなR−T−E食品を供給する好適な機器であるが、他の従来の機器及び技法も製造及びパッケージングに用いることができる。
【0010】
次に、図2を参照すると、R−T−E食品を製造するプロセスが全体を200で示されている。調理用ブロック620が洗浄/油塗布(散布)(oiling)ステーション212から開始する。調理用ブロック620は加熱され、洗浄され、スコーチ遅延油が塗布される。油のオーバスプレイが油塗布ステーション212の境界まで低減するように薄いそらし壁213が位置付けされる。加熱プロセス、洗浄プロセス、及び油塗布プロセスは図13A〜図13Eにさらに詳細に説明する。継手230は、絶縁体231を介して調理用ブロック620に接続される固体材料、好ましくは金属である。この継手は、そのセンター内に雌ねじ加工部を含み、また、ロッカースイッチ234a〜234dと係合するために突き出ているピン232を有する。油が塗布されると、ねじ山付き駆動シャフト120は時計回りに回転し、それにより、調理用アセンブリがバッター充填ステーション214へ移される。ピン232がロッカースイッチ234aを掛止する(trip)と、ねじ山付き駆動シャフト120が停止し、調理用開口622がバッターリザーバ(図示せず)から押し出されるバッターで充填される。次いで、ねじ山付き駆動シャフト120は、反時計回りに回転し、調理用ブロックアセンブリ116を調理用鉄板マトリックスステーション216へ横方向に搬送し、ピン232がロッカースイッチ234bを掛止すると停止する。調理用鉄板マトリックスは図8〜図10にさらに詳細に示す。
【0011】
それに次いで、ねじ山付き駆動シャフト120は、反時計回りに回転し、ピン232が食品充填ステーション218にてロッカースイッチ234cを掛止すると停止する。食品充填物が調理済みバッター衣の(内鉄板によって形成された)空隙に導入され、次いで、ねじ山付き駆動シャフト120は、時計回りに回転し、ピン232がパッケージングステーション220にてロッカースイッチ234dを掛止すると停止する。次いで、製造済みR−T−E食品が調理用開口622から押し出され、パッケージングされる。ねじ山付き駆動シャフト120は、時計回りに回転し、ピン232がロッカースイッチ234bを掛止すると停止し、こうして、調理プロセスが繰り返される。機械内で一体となっているタイマ及びコンピュータシステムが当該技術分野においてよく知られている。ロッカースイッチシステムの代わりに、本発明の可動部品を開始及び停止するのにタイマ又はコンピュータシステムを容易に用いることができる。
【0012】
次に、図3A〜図3Dを参照すると、ハンドル302が完全に引き上げられ、プランジャアセンブリ306をカバー300内の十分に後退した位置に係止するように向きを変えられている。次に、カバー300は、ホッパ112がバッター液を充填するためにホッパ112から取り外される。図3Bは、バッター液312で充填された、ホッパ及びリザーバと、ホッパ112の上に再び被せられていると共に取り外し可能な固定部(affixed)313で固定されているカバー300とを示す。ばね310はワッシャ320及び322間で保持され、後退位置に固定されている。図3Cでは、ハンドル302が次いでわずかに引き上げられ、プランジャアセンブリロック342のチャネル340からピン324を解放するように向きを半分変えられている。次に、ばね310が固定位置から解放されると、若干の圧力がプランジャ314を介してバッター312に加えられる。プランジャ314は、バッターがブシュ440の貫通孔410を介してリザーバ114から押し出された際に方向308に下降する。プランジャ314がホッパ112内を昇降するときに生じるいかなる背圧も解放するようにブリーザ穴345が含まれている。スタビライザアーム318の使用は、ガイドロッド330のオフセット位置に起因してプランジャ314が下降する際にプランジャ314を水平方向に保つ。図3Dでは、さらに多くのバッターがリザーバ114から押し出されており、プランジャ314はレッジ315と接触している。レッジ315によりプランジャ314が回動することで、掻き取り縁317を通過する(clean)。バッター供給量が少なくなっていることを作業者に警告するセンサをレッジ315に含めてもよい。
【0013】
次に、図4A及び図5A〜図5Fを参照すると、全体を400で示した、バッター液を収容し、計量し、且つ押し出す装置が示されている。押出ピストン420は通常、シリンダ424内に少なくとも部分的に配置されるが、もっぱら例示のため、この図では取り出されて示されている。押出ピストン420は初め、押出ピストン420の先端426がシリンダブロック422の底面428と同じ高さにあるようにシリンダ424内に位置している。計量装置430がリザーバ114内に配される。バッター液はバッターホッパ112に導入され、カバー300はバッターホッパの上部に取り外し可能に固定される。計量装置430は、リザーバシール419がシリンダブロック422の425と付されている領域に近接して位置するようにリザーバ114から或る程度上昇する。リザーバシール419はリザーバの上部からいかなるバッターも滲出しないようにする。この位置では、リザーバ114はホッパ112からのバッター液の一部で充填される。次いで、シリンダブロック422は、下降してリザーバ114に戻り、底面428がブシュ440の上面429と接触すると停止する。このプロセスの間、ピストンアセンブリ421は静止状態のままである。この作用により、シリンジのもの等のプランジャ又はOリング423の助けによりバッター液がシリンダ424に引き入れられる。リザーバ114の底床417にあぶれ出る余剰なバッターはブシュ440間に押し出されホッパ112に戻る。摺動弁510は、当該摺動弁510の孔がブシュ440の孔410と整合するように方向501に後退する。ピストンアセンブリ421が迅速に下降し、押出ピストン420の先端426がシリンダブロック422の底面428と同じ高さになってバッター液をシリンダ424から押し出すと共にブシュ440の貫通孔410から出るまで押出ピストン420をシリンダ424内に押し進める。
【0014】
このようなシステムは、各穴410を通過すべき均等に計量された体積のバッター液を供給する。この体積は、ピストンアセンブリ421の上死点(top dead center)を昇降させることによって、ワッフル、パンケーキ、クレープ等の種々のバッターを収容するように調整され得る。代替的に、このアセンブリ全体の代わりに、リザーバにオーガ(auger,下記に説明する)を有するホッパを恒久的に又は一時的に用いることができ、それにより、マッシュポテト等のポテトミックスを分配することで、カスタード、サワークリーム、ヨーグルト等を後に充填することができる調理済みポテト衣を形成する。また、オーガアセンブリは調理用ブロックに調理済み米飯を分配するのに用いることができることも理解される。この場合、調理用ブロックは加熱する必要がなく、調理用油スプレーの代わりに水又は別の耐スターチスプレーを用いてもよい。この態様では、調理済み米飯は、シリンダに押し込まれて衣を形成し、次いで、衣の穴にシーフード、野菜、マメ等を充填する。
【0015】
次に、図4B〜図4Dを参照すると、全体を4000で示す、ポテト、米飯等の食品を収容し、計量し、且つ押し出す装置が示されている。この食品は先に述べたのと同じ方法でホッパ4010に導入される。この食品は液状ではないため、オーガ4030が回転するとシリンダ4020中で展開する。オーガは、クリップ4050によって所定位置に保持される上部板4040に固着される。各オーガシャフトの上部にはスピンドル4060がある。スピンドル4060は、ベルト4080を介して駆動スピンドル4070によって回転される。駆動スピンドル4070はモータ/ギヤボックス4090によって駆動される。
【0016】
次に、図6A〜図6Cを参照すると、装置は、調理用ブロック620等の、複数のバッター衣を調理するマトリックス116と、押出ピストンアセンブリ640とを有する。押出ピストン642は通常、調理用開口622内に少なくとも一部が配置されるが、もっぱら例示のため、図6Aでは取り出されて示されている。十分に展開すると、押出ピストン642は、下側調理用鉄板647の上面646が調理用ブロック620の上面621と同じ高さであり、押出ピストン取付板648の上面650が調理用ブロック620の底面624と同じ高さであるように、調理用開口622内に配置される。Oリング644は調理用開口622内に完全に配置される。Oリング644は、高温のABS材料等から成る。下側調理用鉄板は調理用開口622との気密シールを有し、Oリング644はそのシールを確実にすると共に下側調理用鉄板647と押出ピストン642との間の絶縁を行う。こうしてシールが形成されることで、いかなる油又はバッターも滲出ことが防止される。
【0017】
図6Bは、作業開始位置での調理用ブロックアセンブリ116を示す。洗浄器具(図示せず)が調理用ブロック620の面621を洗浄し、また、下側調理用鉄板647の上面646も洗浄する。図6Cは、調理用ブロック620が静止状態にあるまま押出ピストンアセンブリ640が所定地点まで下降することで、Oリング644が調理用開口622内に完全に配置されるままとなるようにすることを示している。次いで、調理用ブロックアセンブリ116は、バッター充填ステーションへ横方向に移される。この移動及び他の移動は、ねじ山付き駆動シャフト(この図には図示せず)が継手230の雌継手652と連通すると達成される。継手230は調理用ブロック620に取り付けられる。
【0018】
次に、図6Dを参照すると、複数のバッター衣を調理するマトリックスは、種々の調理用開口のサイズ、形状、又は数を有するように変えることができる。さらに、図11A〜図11Dにより詳細に説明する充填プロセスは区分けされていてもよく、又は、マトリックスの調理済みバッター衣の一部を1種類の充填物で充填し、別の部分を異なる充填物で充填するように複数の充填装置を用いてもよい。したがって、調理用マトリックスは、1つの調理済みのバッター衣を複数の異なる充填物で一部を充填するように前後に移動することができる。
【0019】
次に図6Eを参照すると、手持ち用食品1199は少なくとも1つの食品充填物1170で充たされた調理済みバッター衣1200を含む。本発明の好適な実施形態は、食品充填物で内部が充たされる筒状の空隙を有する筒状の調理みバッター衣を示す。本発明は好適な実施形態を参照しながら説明しているが、当業者には、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、形状、サイズ、形態、量、及び詳細を変更することができることを理解するであろう。
【0020】
次に、調理用ブロック620の下面を示す、図7を参照する。各調理用シリンダ623はその周りに加熱要素710が巻かれており、調理用開口622を加熱するようになっている。各加熱要素710はパワーストリップ(図示せず)に取着されるため、その温度が十分に調整可能である。パワーストリップ及び加熱要素は、調理用ブロック620の空隙720内に配置される。
【0021】
次に、図8Aを参照すると、単一の内側調理用鉄板の断面図が示されている。これは、図9にさらに詳述する複数の内側調理用鉄板の1つである。内側調理用鉄板122はハル820とキャップ829とを有する。キャップ829は非伝熱性材料から成り、使用の際に内側調理用鉄板122を所定位置に保持するのに役立つリム827を有する。キャップ829は、非伝熱性導電材料から成り、使用の際、内側調理用鉄板122を適所に保持するのに役立つリム827を有する。キャップ829は、電源ロッド825を収容するために上部から下部にかけて2つの穴828を有する。電源ロッド825は端810がキャップ829に取り付けられ、第1の端に電源プラグ826を有する。電源ロッド825は第2の端833が加熱要素824に接続する。加熱要素824はハル820内に配置される。使用の際、内側調理用鉄板ハル820は、先端821からバッター衣の底面にかけてのバッターの厚みがバッター衣の肉厚にほぼ等しいか又はそれよりも厚くなるような深さまで調理用ブロックの開口に下降する。
【0022】
次に、単一の上側調理用鉄板の断面図の図8Bを参照する。これは、図10に詳細にさらに説明されている複数の上側調理用鉄板の1つである。上側調理用鉄板124はハル830及びキャップ862を有する。キャップ862は非伝熱性材料から成り、使用の際上側調理用鉄板124を適所に保持するのに役立つリム860を有する。キャップ862は電源供給ロッド854を収容するために上部から底部にかけて2つの穴852を有する。電源ロッド854は850がキャップ862に固着され、第1の端に電源プラグ840を有する。電源ロッド854は先端856が加熱要素831に接続する。加熱要素831はハル830内に配置される。使用の際、図8Aのハル820は、上側調理用鉄板124の穴822内に摺動可能に位置付けされる835。上側調理用鉄板124及び内側調理用鉄板122がバッター液で充填されている開口に下降するにつれ、内側調理鉄板122は所定位置で停止すると共に、上側調理用鉄板124がバッターの上部に載置する。内側調理用鉄板122は静止状態のまま、上側調理用鉄板124がバッターの上部にありながら、バッターが上昇する際に上方に押し上げられる。バッター衣が調理されると、上側調理用鉄板124は静止状態のまま、内側調理用鉄板122が調理済みバッター衣から上昇する。内側調理用鉄板ハブの先端821が調理済みバッター衣から完全に取り出されると、調理用ブロックは移動し、上側調理用鉄板及び内側調理用鉄板がその開始位置へ上昇する。
【0023】
図9は、内側調理用鉄板アレイの分解斜視図である。内側調理用鉄板122は穴928に配置される。リム827の下側920は、シース930の下側920はレッジ929に係止する。内側調理用鉄板すべてが適所にある場合、接点板950は、電源プラグ826がリードトレース925のスロット924内にしっかり摺動するように下方に嵌まる。リードトレース925は、電源差込口926から内側調理用鉄板122に電力を供給する。薄膜960は、いかなる油又はくずもリードトレース925と接触しないように接点板950の上部に載置される。カバー板940は膜960の上部に載置し、アセンブリは互いに挟まれる。次に、アセンブリは差込口926を受け入れる電源コンセントを有するキャリッジラックに摺動する。
【0024】
図10は、上側調理用鉄板アレイの斜視図である。上側調理用鉄板124は穴1028に配置される。リム860の下側1020はシース1030のレッジ1029に係止する。上側調理用鉄板全てが適所にある場合、接点板1050は、接続部840がリードトレース1025のスロット1024内にしっかり摺動するように下方に嵌まる。リードトレース1025は差込口1026から全ての上側調理用鉄板124に電力を供給する。薄膜1060は、いかなる油又はくずもトレース1025と接触しないように接触板1050の上部に載置される。カバー板1040が膜1060の上部に載置し、アセンブリは互いに挟まれる。カバー板1040、膜1060、接触板1050、及び上側調理用鉄板124は、それら全体に内側調理用鉄板ハブ及びキャップを通す穴1042を有する。次いで、このアセンブリは差込口1026を受け入れる電源コンセントを有するキャリッジラックに摺動する。調理用装置全ての温度は十分に調整可能である。内側鉄板及び上側鉄板の温度は概して、調理用開口及び下側調理用鉄板の温度よりも高いが、その理由はバッター衣が内鉄板及び上側鉄板により長くとどまるからである。
【0025】
図11Aは、食品充填物1170で充填された分配キャニスタの断面図である。図11Bは、ほぼ空の食品充填物1170の分配キャニスタの断面図である。この分配装置の機構はバッター押出機とほぼ同様に働くが、ただし、ばね1130がプランジャ1140をキャニスタ1150内を真っ直ぐ下方にしか押さない。キャニスタはレストランにて食品充填物で充填され得るか、又は食品調理設備にて予めパッケージングされ得るであろう。キャニスタはバッターホッパとは、それら2つを人が間違ってキャニスタをバッターで充填しようとする可能性がないであろうほど異なっている。
【0026】
図11C〜図11Dは、食品充填装置1100の斜視図である。分配キャニスタ1150は、食品充填装置1110の受口1120に取り外し可能に取り付けられる。摺動弁板1160は、開始位置では閉じており、充填物がブシュ1100から逃げないようにされる。使用の際、摺動弁板1160は方向1135に移動し、それにより、穴1165をブッシュ1100と整合させる。充填リザーバ1114及び充填装置全体は、ブシュ1100を介して充填物が押し出されないうちに下降して、摺動弁板1160は静止したままでブシュ1100の先端1116が調理済みバッター衣の空隙に突き出るようにする。食品充填物がブシュ1100から調理済みバッター衣の空隙に押し出されるにつれ、リザーバ1114は同時に上昇して、バッター衣の壁の側面に跳ね散らかしもせずに又はこぼしもせずに空隙を均一に充填する。食品充填物が調理済みバッター衣の空隙に押し出され、ブシュ1100が開始位置に戻ると、弁板1160は摺動して戻ってブシュ1100の穴1116を覆う。次に、調理用ブロック620はパッケージングステーションに進む。
【0027】
次に、図12A〜図12Eを参照すると、調理用ブロック620の調理用開口622内に調理済みバッター衣1200及び食品充填物1170を有する複数の手持ち用食品1199を調理するマトリックスを示す。手持ち用食品1190が十分に調理され、充填され、パッケージング準備が整うと、マトリックス116はパッケージングステーション220に移される。図12Bは、調理済み開口622から食品1199を押し出す押出ピストンアセンブリ640の押出ピストン642を示す。クランプ1220はここでは開位置で示されており、食品1199を受ける準備が整っている。使用の際、クランプ1220は、調理用ブロック620の上部621よりも若干上にあるであろう。図12Cはこの位置をよりよく示す。食品1199が調理用ブロック620から押し出されると、クランプ1220は調理済みバッター衣1200を締め付ける。図12D〜図12Eは、調理用ブロックアセンブリ116が洗浄及び油塗布ステーション212に横方向に移動する際にクランプ1220によって保持されている食品1199を示す。パッケージングカートン1260はクランプ1220に合流するように上昇する。パッケージングカートン1260はクランプ1220の真下の場所まで上昇する。パッケージングカートン1260がクランプ1220の下の所定位置にあり、クランプ1220が衣を解放し、解除アクチュエータ1250が衣の上部に軽く押し当たり、パッケージングカートン1260内に位置させるのに役立つ。食品1199で充填されたパッケージングカートン1260は次いで、開始位置に下降し、ラック又はトレイに押し当たる。この位置では、料理店員はカートンに上部カバーを置くか、カートンの上に取り付けられている蓋をめくり返すか、又は、カートンから蓋を直接出すことができる。別のパッケージングカートン1260が食品の次のバッチを受け取るために開始位置に押される。
【0028】
次に、図13A〜図13Eを参照すると、複数のバッター衣116を調理するマトリックスが洗浄及び給油ステーション212に配される。これは、調理用鉄板ステーション216でもあり、調理用鉄板マトリックス123を有する。パッケージングステーションにて製造済みR−T−E食品を押し出した後、下側調理用鉄板647は上死点にあり、洗浄プロセスの際にそこに留まる。図13A及び図13Dは、洗浄アセンブリ1310がブロック1350に係止している、開始位置にある洗浄機器132を示す。洗浄アセンブリ1310は、耐高温性ABS材料から成るスクレーパ1320を有し、2つの硬質の板間に挟まれている。前部板1340はクランプ1400の一部であり、後部板1330は洗浄アセンブリ1310の一部である。ブロック1350と直接接触し、その後、表面621及び646と接触するのは洗浄スクレーパ1320である。この掻き取り作業は損耗を最小限にし、スクレーパ1320は場合に応じて調整される必要があるであろう。この調整は、クランプ1400を緩め、スクレーパ1320の上部に軽く圧力を加え、クランプ1400を締め付けることによって達成される。スクレーパ1320の交換は同様に達成される。
【0029】
洗浄機器132は、洗浄スクレーパ1320が調理用ブロック620の表面621、及び下側調理用鉄板647の上部表面646に沿って掻き取るように調理用ブロック620の上部を横断方向に移動し、それによって、表面からいかなるくずも除去する。これはサイクルの終了である。
【0030】
図13Cに見られるように、本発明の装置が新たなサイクルを開始すると、押出ピストンアセンブリ640が開始地点に下降し、スコーチ遅延油1370が油スプレーヤ1360から噴霧される。油スプレーにより下側調理用鉄板、調理用開口622の壁、内側調理用鉄板ハブ820、及び上側調理用鉄板ハブ830に油が塗られる。洗浄機器132は次いで、開始位置に戻り、マトリックス116がバッター充填ステーションに移動する。
【0031】
一日の作業の終了時に、機械のために洗浄サイクルが開始する。石鹸水が食品ホッパに導入され、ピストン及び調理用鉄板が上下に振動することで、自己洗浄サイクルが達成される。
【0032】
[代替的な実施形態]
代替的な一実施形態を図14に示す。この実施形態では、第3の食品が製品に付加される。このことは、第2の調理用マトリックス140及び第3の食品充填ステーション150の付加を必要とする。第2の調理用マトリックス140は調理用マトリックス123と同様に構成される。唯一の相違は、第2の調理用鉄板アレイ141が、調理用開口622の内側のより多くを占めるような直径を有するであろうことである。これにより、ユーザは第2の調理用マトリックス140を使用して、食品の衣を形成することができる。代替的な実施形態の衣は、最終製品の直径全体が同じである場合の好適な実施形態の衣よりも薄いであろう。直径全体がより大きいことにより、衣の厚さは好適な実施形態の場合と同じままである。
【0033】
衣の調理の後、第3の食品充填ステーション150から第3の食品が挿入され、その製品を調理用マトリックス123を用いて第2の層になるように調理する。したがって、形成された製品の中央空隙は次いで、好適な実施形態におけるように食品充填物を充填される。
【0034】
第1の代替的な実施形態の3段階プロセスは調理済ポテトの衣及びポテトの衣の内側に調理済卵の第2の層を有する食品等の製品に用いることができることが予想される。次いで、調理済卵の内側の衣(内殻)はソーセージを充填されることになる。ソーセージは、グリースレリース手段として働く、中に穴の開いた調理用チューブから押し出される。
【0035】
上記開示は限定として意図するものではない。当業者は本発明の教示を保持しつつ装置の多くの変更及び代替が行われ得ることが容易に分かるであろう。したがって、上記開示は併記の特許請求の範囲の制限によってのみ限定されるものと解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】キャリッジアセンブリを有さない、本発明の分解斜視図である。
【図2】R−T−E食品調理プロセスにおいて行われるステップの一般的な順を示す、ブロック図である。
【図3A】バッターホッパ及びリザーバの断面図である。
【図3B】バッターホッパ及びリザーバの断面図である。
【図3C】バッターホッパ及びリザーバの断面図である。
【図3D】バッターホッパ及びリザーバの断面図である。
【図4A】バッター導入アセンブリの斜視図である。
【図4B】バッター導入アセンブリの斜視図である。
【図4C】バッター導入アセンブリの斜視図である。
【図4D】バッター導入アセンブリの斜視図である。
【図5A】リザーバ及び計量/押出装置の断面図である。
【図5B】リザーバ及び計量/押出装置の断面図である。
【図5C】リザーバ及び計量/押出装置の断面図である。
【図5D】リザーバ及び計量/押出装置の断面図である。
【図5E】リザーバ及び計量/押出装置の断面図である。
【図5F】リザーバ及び計量/押出装置の断面図である。
【図6A】調理ブロックアセンブリの前部分解斜視図である。
【図6B】調理ブロックアセンブリの後部分解斜視図である。
【図6C】調理ブロックアセンブリを後部分解斜視図である。
【図6D】複数のバッター衣を調理するマトリックスのわずかな変形形態の上面図を示す図である。
【図6E】製造済みR−T−E食品のわずかな変形形態の斜視図である。
【図7】調理ブロック下側の斜視図である。
【図8A】単一の内側調理用鉄板の断面図である。
【図8B】単一の上側調理用鉄板の断面図である。
【図9】内側調理用鉄板アレイの斜視図である。
【図10】上側調理用鉄板アレイの斜視図である。
【図11A】食品充填物を充填された分配キャニスタの断面図である。
【図11B】食品充填物がほとんど空の分配キャニスタの断面図である。
【図11C】食品充填物用のリザーバの斜視図である。
【図11D】食品充填物用のリザーバの斜視図である。
【図12A】複数のバッター衣の調理用マトリックスの斜視図である。
【図12B】複数のバッター衣の調理用マトリックスの斜視図である。
【図12C】複数のバッター衣の調理用マトリックスの斜視図である。
【図12D】複数のバッター衣の調理用マトリックスの斜視図である。
【図12E】複数のバッター衣の調理用マトリックスの斜視図である。
【図13A】複数のバッター衣の調理用マトリックスの洗浄器具の斜視図である。
【図13B】複数のバッター衣の調理用マトリックスの洗浄器具の斜視図である。
【図13C】複数のバッター衣の調理用マトリックスの洗浄器具の斜視図である。
【図13D】複数のバッター衣の調理用マトリックスの洗浄器具の斜視図である。
【図13E】複数のバッター衣の調理用マトリックスの洗浄器具の斜視図である。
【図14】本発明の代替的な実施形態を示す図である。
【出願人】 【識別番号】507098025
【氏名又は名称】ダリル アデイル
【出願日】 平成19年3月27日(2007.3.27)
【代理人】 【識別番号】100064447
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 正夫

【識別番号】100085176
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 伸晃

【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓

【識別番号】100096943
【弁理士】
【氏名又は名称】臼井 伸一

【識別番号】100101498
【弁理士】
【氏名又は名称】越智 隆夫

【識別番号】100107401
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 誠一郎

【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司

【識別番号】100120064
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 孝夫

【識別番号】100140693
【弁理士】
【氏名又は名称】木宮 直樹


【公開番号】 特開2008−237092(P2008−237092A)
【公開日】 平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願番号】 特願2007−81559(P2007−81559)