トップ :: A 生活必需品 :: A21 ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地

【発明の名称】 吊りチェーン付き回転式電気オーブン
【発明者】 【氏名】宣 望月

【要約】 【課題】設置面積が少なく、容易に覗き窓を清潔にすることができ、オーブン本体内の温度低下を招くことなく食品の焼け具合を観察することができ、食品の出し入れ時に高熱の扉で手や腕などに火傷を負う危険性がなく、食品の出し入れに伴う温度低下を招来する虞がない電気オーブンを提供する。

【解決手段】食品出入口と焼け具合観察窓11とを有するオーブン本体1と、一対のスプロケット軸44と、スプロケット軸44に設けられた2組のスプロケット41と、スプロケット41間に巻き掛けられた一対のチェーン42と、チェーン42間に架設された少なくとも2つの吊り籠32と、電気式加熱手段2と、駆動用モータ5と、固定された内側ガラス板111及び開閉可能に設けられた外側ガラス板112からなるガラス戸11と、食品出入口を開口させた際内面を内側にして折り畳み可能な扉13とを備えた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの食品出入口と少なくとも一つの焼け具合観察窓とを有するオーブン本体と、
このオーブン本体内の上部と下部とに対向して設けられた一対のスプロケット軸と、
これら各スプロケット軸にそれぞれ一対ずつ設けられた2組のスプロケットと、
これらスプロケットのうち、上下に対向するスプロケット間にそれぞれ巻き掛けられた一対のチェーンと、
これらチェーン間に、前記スプロケット軸と平行な軸芯周りに回動可能に架設された少なくとも2つの吊り籠と、
これら吊り籠の回転経路の近傍に設けられた電気式加熱手段と、
前記一対のスプロケット軸のうち少なくとも一方のスプロケット軸に接続された駆動用モータと、
前記焼け具合観察窓の内側に固設された内側ガラス板及びこの内側ガラス板の外側に間隙を隔てて該焼け具合観察窓に開閉可能に設けられた外側ガラス板からなるガラス戸と、
前記食品出入口に開閉可能に設けられ、該食品出入口を開口させた際内面を内側にして折り畳み可能な扉と、
を備えた吊りチェーン付き回転式電気オーブン。
【請求項2】
少なくとも一つの食品出入口を有するオーブン本体と、
このオーブン本体内の上部と下部とに対向して設けられた一対のスプロケット軸と、
これら各スプロケット軸にそれぞれ一対ずつ設けられた2組のスプロケットと、
これらスプロケットのうち、上下に対向するスプロケット間にそれぞれ巻き掛けられた一対のチェーンと、
これらチェーン間に、前記スプロケット軸と平行な軸芯周りに回動可能に架設された少なくとも2つの吊り籠と、
これら吊り籠の回動経路の近傍に設けられた電気式加熱手段と、
前記一対のスプロケット軸のうち少なくとも一方のスプロケット軸に接続された駆動用モータと、
前記オーブン本体に設けられ、前記吊り籠内に収容された食品の焼け具合を撮像するCCDカメラシステムと、
前記食品出入口に開閉可能に設けられ、該食品出入口を開口させた際内面を内側にして折り畳み可能な扉と、
を備えた吊りチェーン付き回転式電気オーブン。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにおいて、
さらに、前記オーブン本体内に、前記電気式加熱手段の熱及び前記吊り籠内の加熱された食品から放射される熱を反射する熱レフ板を備えた吊りチェーン付き回転式電気オーブン。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにおいて、
前記スプロケット軸、前記駆動用モータ、前記スプロケット、前記チェーン及び前記吊り籠が一つの回転台に配設された状態で前記オーブン本体に設けられた吊りチェーン付き回転式電気オーブン。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにおいて、
さらに、前記オーブン本体に調理後の食品を保温状態で収容可能な物入れが付設された吊りチェーン付き回転式電気オーブン。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにおいて、
さらに、前記オーブン本体の下部に前記駆動用モータ及び/又は前記電気式加熱手段の起動・停止を行う足踏み式のスイッチが設けられた吊りチェーン付き回転式電気オーブン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電気オーブン、特に食品用電気オーブンに係り、回転吊りチェーンの構造を利用することにより、大容量ながらも場所を取らない立体構造を実現した電気オーブンに関する。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている焼き芋用の電気オーブンの多くは、概ね「覗き窓付きの開閉扉」、「赤外線電熱管」、「回転台」、「熱レフ板」と「本体の温度コントロールパネル」から構成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの焼き芋設備は、横あるいは縦方向の円形回転台を使って、甘薯をしっかり支える構造で、オーブンの長さや幅それに高さなどは、円形回転台の影響を受けることになる。そのためこれらの焼き芋設備を設置するためのスペースはかなり広くなる。
【0004】
また前記覗き窓は、二重のガラスと開閉扉が一体となった固定構造になっており、焼き芋を焼く時に発生する蒸気が覗き窓の内側ガラスに付着し、さらに高温のために外側ガラスも曇ってしまう。覗き窓は、2層のガラスが開閉扉の上で固定されているため、内側のガラスに付着したスチームを拭くことができない。そのため覗き窓の視野がはっきりせず本体内部の焼き芋の状況をはっきり見ることができなくなる。しかも開閉扉を手前に引いて開き、焼き芋を取り出すときに、高温に熱せられた開閉扉の内壁の金属若しくはガラスに腕が触れて火傷を負う危険性がある。
【0005】
さらに焼き芋が、程よく焼けたなら、速やかに本体の中から取り出さなければならない。そうしなければ焼き芋は焦げてしまうからである。そして取り出した焼き芋は熱いうちに販売しなければならない。冷めてしまっては、不味くなり商品価値は無くなってしまうのである。一旦冷めてしまった焼き芋をもう一回オーブンに入れて再加熱しても、味は元には戻らない。
【0006】
焼き芋を焼く過程では、常に焼き芋の焼け具合を人の目で観察する必要がある。芋は均一でなく、焼け具合も均一ではなく、焼き時間が長過ぎると焦げることになる。焼け具合をチエックしたくとも覗き窓が曇って用を為さないためにオーブンの引き戸を開けなければならないが、それはオーブンの内部温度低下を招くことになる。またオーブン内の奥にある焼き芋を観察するには回転台を動かして覗き窓の前まで焼き芋を回し、その後に開閉扉を開けて焼き具合をチエックすることになるが、そうした一連の作業は、熱効率を低下させることになり、ひいてはコストアップを招くことになると考えられる。
【0007】
本発明は上記従来の問題点に鑑み創案されたものであり、次の点を目的とするものである。
【0008】
1.従来のものより設置面積が少なくて済む電気オーブンを提供できる。
【0009】
2.容易に覗き窓を清潔にすることが可能な電気オーブンを提供できる。
【0010】
3.高熱の引き戸に皮膚が触れて火傷を負う危険性を免れ得る電気オーブンを提供できる。
【0011】
4.焼け上がった食品(焼き芋)を保温することができる電気オーブンを提供できる。
【0012】
5.オーブン内部で焼かれる食品の状態観察が容易な電気オーブンを提供できる。
【0013】
6.オーブンから食品を取り出す際に、内部熱量の多くが外部に拡散することを防ぐことが可能な電気オーブンを提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
以上の目的を達成するため、本発明に係る吊りチェーン付き回転式電気オーブンは、次のような手段を講じた。
【0015】
すなわち、請求項1に記載の発明に係る吊りチェーン付き回転式電気オーブンは、少なくとも一つの食品出入口と少なくとも一つの焼け具合観察窓とを有するオーブン本体と、このオーブン本体内の上部と下部とに対向して設けられた一対のスプロケット軸と、これら各スプロケット軸にそれぞれ一対ずつ設けられた2組のスプロケットと、これらスプロケットのうち、上下に対向するスプロケット間にそれぞれ巻き掛けられた一対のチェーンと、これらチェーン間に、前記スプロケット軸と平行な軸芯周りに回動可能に架設された少なくとも2つの吊り籠と、これら吊り籠の回転経路の近傍に設けられた電気式加熱手段と、前記一対のスプロケット軸のうち少なくとも一方のスプロケット軸に接続された駆動用モータと、前記焼け具合観察窓の内側に固設された内側ガラス板及びこの内側ガラス板の外側に間隙を隔てて該焼け具合観察窓に開閉可能に設けられた外側ガラス板からなるガラス戸と、前記食品出入口に開閉可能に設けられ、該食品出入口を開口させた際内面を内側にして折り畳み可能な扉と、を備えたものとした。
【0016】
この特定事項により、食品を収容する吊り籠が上下に昇降するかたちで回転するので、オーブン本体の床面積が従来のものに比べて小さくなるため、広い設置面積を要することがなく、スペースが限られた場所でも設置することができる。
【0017】
また、焼け具合覗き窓に設けられたガラス戸は、内側ガラス板だけが固定され、外側ガラス板が開閉可能とされているので、調理時に食品から発する水蒸気で外側ガラス板が曇っても、外側ガラス板を開いてその曇りを払拭することができるとともに、内側ガラス板は焼け具合覗き窓を閉塞したままであるので、外側ガラス板の曇りを拭う際にオーブン本体内の熱が外部に漏れず、オーブン本体内の温度が低下する虞がない。ここで、内側ガラス板の曇りを払拭することはできないが、内側ガラス板だけが曇った状態で得られる視界は、内側ガラス板と外側ガラス板の両方が曇った状態で得られる視界より遥かに良好であるため、外側ガラス板の曇りを払拭するだけで食品の焼け具合を充分観察することができる。
【0018】
また、焼け具合覗き窓は、オーブン本体の上部に設けるのが、観察のし易さから好ましい。
【0019】
食品を収容する吊り籠は上記したように少なくとも2つあればよく、3つ以上設けてもよい。また、吊り籠は、耐熱性や衛生面などからステンレス製が好ましい。
【0020】
また、オーブン本体の上部に、温度コントロールパネルを配置するのが、操作性の面から好ましい。
【0021】
前記扉は、開いた時に内面を内側にして折り畳み可能であるから、調理時の熱で熱くなっている内面が、扉を開いた時に外部に露出しない。このため、食品の出し入れ時に扉に腕や手が触れても、触れる箇所は扉の、熱くなっていない外面となるので、火傷を負う虞がない。
【0022】
また、扉を折り畳み式としたことにより、火傷の事故防止を図りつつ食品出入口を小さくすることができるので、食品の出し入れ時に扉を開けても食品出入口から散逸する熱量を少量に抑えることができ、オーブン本体内の温度低下を招く虞がない。すなわち、前記従来の焼き芋設備に見られるような、扉が折り畳み式ではなく単板からなるものである場合、開いた際に扉の内面に手や腕が触れて火傷の事故が発生しないようにするには食品出入口を大きくして、開いた扉と手や腕との距離を保つようにする必要がある。そうすると、扉を開いた際に食品出入口が大きく開いてしまうことになるので、食品の出し入れ時にオーブン本体内の熱が容易に外部に散逸してオーブン本体内の温度が急激に低下することとなり好ましくない。この点を本発明では解決できることとなる。
【0023】
またこの扉は、上下方向に開閉するものであっても、横方向に開閉するものであってもよい。
【0024】
前記電気式加熱手段としては、例えば赤外線電熱管を用いることができる。また、配設箇所としては、オーブン本体の中央部と下部とが好ましい。
【0025】
請求項2の発明に係る吊りチェーン付き回転式電気オーブンは、少なくとも一つの食品出入口を有するオーブン本体と、このオーブン本体内の上部と下部とに対向して設けられた一対のスプロケット軸と、これら各スプロケット軸にそれぞれ一対ずつ設けられた2組のスプロケットと、これらスプロケットのうち、上下に対向するスプロケット間にそれぞれ巻き掛けられた一対のチェーンと、これらチェーン間に、前記スプロケット軸と平行な軸芯周りに回動可能に架設された少なくとも2つの吊り籠と、これら吊り籠の回動経路の近傍に設けられた電気式加熱手段と、前記一対のスプロケット軸のうち少なくとも一方のスプロケット軸に接続された駆動用モータと、前記オーブン本体に設けられ、前記吊り籠内に収容された食品の焼け具合を撮像するCCDカメラシステムと、前記食品出入口に開閉可能に設けられ、該食品出入口を開口させた際内面を内側にして折り畳み可能な扉と、を備えたものとした。
【0026】
この特定事項により、食品を収容する吊り籠が上下に昇降するかたちで回転するので、オーブン本体の床面積が従来のものに比べて小さくなるため、広い設置面積を要することがなく、スペースが限られた場所でも設置することができる。
【0027】
また、吊り籠に収容された食品の焼け具合はCCDカメラシステムで撮像されるので、調理時に食品から発する水蒸気に邪魔されることなく、且つ、オーブン本体内の温度低下を招くことなく観察することができる。
【0028】
食品を収容する吊り籠は上記したように少なくとも2つあればよく、3つ以上設けてもよい。また、吊り籠は、耐熱性や衛生面などからステンレス製が好ましい。
【0029】
また、オーブン本体の上部に、温度コントロールパネルを配置するのが、操作性の面から好ましい。
【0030】
前記扉は、開いた時に内面を内側にして折り畳み可能であるから、調理時の熱で熱くなっている内面が、扉を開いた時に外部に露出しない。このため、食品の出し入れ時に扉に腕や手が触れても、触れる箇所は扉の、熱くなっていない外面となるので、火傷を負う虞がない。
【0031】
また、扉を折り畳み式としたことにより、火傷の事故防止を図りつつ食品出入口を小さくすることができるので、食品の出し入れ時に扉を開けても食品出入口から散逸する熱量を少量に抑えることができ、オーブン本体内の温度低下を招く虞がない。すなわち、前記従来の焼き芋設備に見られるような、扉が折り畳み式ではなく単板からなるものである場合、開いた際に扉の内面に手や腕が触れて火傷の事故が発生しないようにするには食品出入口を大きくして、開いた扉と手や腕との距離を保つようにする必要がある。そうすると、扉を開いた際に食品出入口が大きく開いてしまうことになるので、食品の出し入れ時にオーブン本体内の熱が容易に外部に散逸してオーブン本体内の温度が急激に低下することとなり好ましくない。この点を本発明では解決できることとなる。
【0032】
またこの扉は、上下方向に開閉するものであっても、横方向に開閉するものであってもよい。
【0033】
前記電気式加熱手段としては、例えば赤外線電熱管を用いることができる。また、配設箇所としては、オーブン本体の中央部と下部とが好ましい。
【0034】
上記の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにあっては、オーブン本体内に、前記電気式加熱手段の熱及び前記吊り籠内の加熱された食品から放射される熱を反射する熱レフ板が設けられていてもよい。
【0035】
この場合、電気式加熱手段から放射される熱をむらなく吊り籠内の食品に当てることができ、これにより調理が円滑に行われるとともに、電気式加熱手段が停止した後は食品から放射される熱が熱レフ板で反射されてオーブン本体内を加温し続けるので、調理後の食品の保温も行うことができる。
【0036】
また、上記の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにあっては、スプロケット軸、駆動用モータ、スプロケット、チェーン及び吊り籠が一つの回転台に配設された状態でオーブン本体に設けられた構成であってもよい。
【0037】
この場合、回転台をオーブン本体内から取り外すことで、上記の各可動パーツのメンテナンスが容易に行える。
【0038】
また、上記の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにあっては、オーブン本体に調理後の食品を保温状態で収容可能な物入れが付設されていてもよい。
【0039】
この場合、調理後の食品を冷まさずに保管することができる。
また、上記の吊りチェーン付き回転式電気オーブンにあっては、オーブン本体の下部に駆動用モータ及び/又は電気式加熱手段の起動・停止を行う足踏み式のスイッチが設けられていてもよい。
【0040】
この場合、両手が塞がっていても駆動用モータや電気式加熱手段の起動及び停止を行うことができるので、操作性が向上する。つまり、足踏みスイッチを採用することにより、両手に食品を持っていても足を使って吊り籠を所望の位置で停止することができるので、オーブン本体内から食品を取り出すことも、オーブン本体内の所望の吊り籠内に食品を置くことも便利になる。
【発明の効果】
【0041】
本発明によれば、従来のものより設置面積を少なくすることができる。また、容易に覗き窓を清潔にすることができるとともに、オーブン本体内の温度低下を招くことなく食品の焼け具合を観察することができる。また、食品の出し入れ時に高熱の扉で手や腕などに火傷を負う危険性がなく、安全性に優れているとともに、食品の出し入れ時にオーブン本体内の熱が外部に拡散しにくいので、食品の出し入れに伴う温度低下を招来する虞がない。また、物入れを付設した場合は、焼け上がった食品を保温することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0043】
図1は、本発明に係る吊りチェーン付き回転式電気オーブンの一実施形態を示す正面図、図2は、図1のA−A線に沿う概略断面図、図3は、回転台の構成を示す正面図である。
【0044】
この吊りチェーン付き回転式の電気オーブンはオーブン本体(以下、単に本体ともいう)1、電気式加熱手段としての赤外線電熱管2、熱レフ板3、及びモータ5が載置された回転台4を含む。
【0045】
本体1の正面の上の部分に覗き窓(焼き具合観察窓)11を設置している。この覗き窓11は、内側ガラス板111と外側ガラス板112で構成されている。内側ガラス板111は、本体1の内壁と接続固定して、外側ガラス板112の上端は本体1の外部両側の壁に枢着している。
【0046】
本体1の正面の上部分には温度コントロールパネル12を設置している。
【0047】
本体1の正面中央部、つまり覗き窓11の直下には食品出入口16を設けるとともに、この食品出入口16に上下方向に開閉する折り畳み式の扉13を配置し、扉13は上扉131と下扉132とで構成している。
【0048】
本体1の正面下部には物入れ14、足踏み式スイッチ15を配置している。
【0049】
本体1の内部には電気式加熱手段としての赤外線電熱管2、熱レフ板3、回転台4を設置している。赤外線電熱管2は本体1の両内側の壁の中央部と下部に配設している。熱レフ板3は本体1内側の壁の上部に配置している。回転台4は上下2組のスプロケット41、2本のチェーン42、吊り籠43と2本のスプロケット軸44を備えている。
【0050】
2組のスプロケット41とスプロケット軸44は接続固定しており、スプロケット軸44はベアリングを介して本体1の両側の壁間に架設している。上下2組のスプロケット41のうち、上下に対向するスプロケット41同士にそれぞれ1本のチェーン42を巻き掛けており、2本のチェーン42の間に20個の吊り篭43を掛けている。なお、吊り篭43の数は少なくとも2個あればよく、その数は任意である。また、吊り篭43はステンレス製である。特に、吊り篭43の構造を変えることにより、焼き芋をはじめとして、例えば、カスタードケーキ、ジャガイモ、パン、肉なども焼くことができる。
【0051】
駆動用モータ5は本体1の回転台4を介して内部に設けられることとなり、スプロケット軸44とベルト又はチェーン45を介して接続する。
【0052】
回転台4は本体1に着脱可能としておくと、回転台4を本体1内から取り外すことで、上記の各可動パーツ41〜44、5のメンテナンスが容易に行える。
【0053】
本発明は更にその他の多種の応用実施例がある。
【0054】
例えば、覗き窓11をCCDカメラシステムに代えることができる。また、扉13の構造は左右折り畳み式、或いは、任意の場所を押して開ける方式の構造を採用することもできる。スイッチ15も別の位置に設けて、足ではなく手でコントロールすることができる。2つの赤外線電熱管2も下部に配置することができる。駆動用モータ5も本体下部に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明に係る吊りチェーン付き回転式電気オーブンの一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う概略断面図である。
【図3】回転台の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
【0056】
1 オーブン本体
2 赤外線電熱管(電気式加熱手段)
3 熱レフ板
4 回転台
41 スプロケット
42 チェーン
43 吊り籠
44 スプロケット軸
5 駆動用モータ
11 覗き窓(焼け具合観察窓)
12 温度コントロールパネル
13 扉
14 物入れ
15 足踏み式スイッチ
【出願人】 【識別番号】507322872
【氏名又は名称】宣 望月
【出願日】 平成19年9月27日(2007.9.27)
【代理人】 【識別番号】100075502
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 義朗


【公開番号】 特開2008−86315(P2008−86315A)
【公開日】 平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願番号】 特願2007−252561(P2007−252561)