| 【発明の名称】 |
水性懸濁状除草剤組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡田 由紀夫
【氏名】水谷 基文
|
| 【要約】 |
【課題】製剤保存条件において製剤保存条件において懸濁されてなる式(I)〔式中、R1はハロゲン原子を表し、R2はC2−4アルキル基又はシクロプロピル基を表す。〕で示されるスルホニルウレア除草活性化合物の粒子成長がほとんど生じない水性懸濁状農薬組成物を提供すること。
【構成】式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物、カルボキシメチルセルロース塩、リグニンスルホン酸塩、界面活性剤、及び水を含有する水性懸濁状農薬組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 式(I)
〔式中、R1はハロゲン原子を表し、R2はC2−4アルキル基又はシクロプロピル基を表す。〕 で示されるスルホニルウレア除草活性化合物、 カルボキシメチルセルロース塩、 リグニンスルホン酸塩、 界面活性剤、及び 水を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 【請求項2】 水性懸濁状除草剤組成物に対して、 式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物が0.5〜50重量%であり、カルボキシメチルセルロース塩が0.01〜5重量%であり、リグニンスルホン酸塩が0.05〜5重量%であり、界面活性剤が0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項1に記載された水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項3】 式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物がR1が塩素原子であり、R2がプロピル基である化合物である請求項1又は2に記載された水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項4】 カルボキシメチルセルロース塩がエーテル化度が0.4〜1.0の範囲のカルボキシメチルセルロース塩である請求項1〜3のいずれかに記載された水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項5】 リグニンスルホン酸塩がスルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩である請求項1〜4のいずれかに記載された水性懸濁状除草剤組成物。 【請求項6】 界面活性剤が少なくとも1種以上のアニオン性界面活性剤及び少なくとも1種以上のノニオン性界面活性剤との組合わせである請求項1〜5のいずれかに記載された水性懸濁状除草剤組成物。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、水性懸濁状除草剤組成物に関する。 【背景技術】 【0002】 農業就労者の高年齢化、就労者数の減少等から、より簡便な方法で除草活性化合物を散布することのできる製剤が求められている。固体の水難溶性除草活性化合物を含有する製剤としては、粉剤や粒剤等の形態の除草剤組成物が用いられているが、例えば湛水下の水田に畦畔から直接散布することのできる水性懸濁状除草剤組成物も実用化されている。 式(I)
〔式中、R1はハロゲン原子を表し、R2はC2−4アルキル基又はシクロプロピル基を表す。〕 で示されるスルホニルウレア除草活性化合物についても、水性懸濁状除草剤組成物が知られている(具体的には、特許文献1の製剤例2や製剤例3)。 【0003】 【特許文献1】特開平2004−123690公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 水性懸濁状除草剤組成物剤は、微粉砕された固体の水難溶性除草活性化合物を、界面活性剤、増粘剤等により水中に懸濁させた製剤であり、固体の水難溶性除草活性化合物が約5μm以下の粒径となっているために比較的高い効力が期待できる。しかしながら水性懸濁状除草剤組成物中において、式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物は粒子成長(即ち、粒径が大きくなる)し易く、該スルホニルウレア除草活性化合物の粒径の大きくなった水性懸濁状除草剤組成物は、施用時において十分な効力を発揮できない。本発明は、製剤保存条件において該スルホニルウレア除草活性化合物の粒子成長をほとんど生じない、水性懸濁状組成物を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明者は、このような状況下に鋭意検討した結果、本発明に至った。 即ち、本発明は以下の発明等を提供するものである。 [発明1] 式(I)
〔式中、R1はハロゲン原子を表し、R2はC2−4アルキル基又はシクロプロピル基を表す。〕 で示されるスルホニルウレア除草活性化合物、 カルボキシメチルセルロース塩、 リグニンスルホン酸塩、 界面活性剤、及び 水を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 [発明2] 水性懸濁状除草剤組成物に対して、 式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物が0.5〜50重量%であり、カルボキシメチルセルロース塩が0.01〜5重量%であり、リグニンスルホン酸塩が0.05〜5重量%であり、界面活性剤が0.1〜10重量%であることを特徴とする発明1に記載された水性懸濁状除草剤組成物。 [発明3] 式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物がR1が塩素原子であり、R2がプロピル基である化合物である発明1又は2に記載された水性懸濁状除草剤組成物。 [発明4] カルボキシメチルセルロース塩がエーテル化度が0.4〜1.0の範囲のカルボキシメチルセルロース塩である発明1〜3のいずれかに記載された水性懸濁状除草剤組成物。 [発明5] リグニンスルホン酸塩がスルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩である発明1〜4のいずれかに記載された水性懸濁状除草剤組成物。 [発明6] 界面活性剤が少なくとも1種以上のアニオン性界面活性剤及び少なくとも1種以上のノニオン性界面活性剤との組合わせである発明1〜5のいずれかに記載された水性懸濁状除草剤組成物。 【発明の効果】 【0006】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、製剤保存条件において水性懸濁状除草剤組成物中に懸濁されてなる式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物の粒子成長がほとんど生じない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物(以下、本縮合複素環スルホニルウレアと記す。)、カルボキシメチルセルロース塩、リグニンスルホン酸塩、界面活性剤及び水を含有し、本縮合複素環スルホニルウレアが水中に懸濁されてなる組成物である。 【0008】 本縮合スルホニルウレアは例えば特開2004−123690号公報に記載された方法により製造することができ、具体的には表1に記載の化合物が挙げられる。 【0009】 【表1】
(表中、C2H5はエチル基、n−C3H7はプロピル基、i−C3H7はイソプロピル基、n−C4H9はブチル基、i−C4H9はイソブチル基、c−C3H5はシクロプロピル基を表す。) 【0010】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、本縮合複素環スルホニルウレア以外に、農薬活性を有する他の農薬活性化合物を含有していてもよく、そのような他の農薬活性化合物としては、例えば シメトリン、ダイムロン、プロパニル、メフェナセット、フェントラザミド、エトベンザニド、スエップ、オキサジクロメフォン、オキサジアゾロン、ピラゾレート、プロジアミン、カフェンストロール、ペントキサゾン、クロメプロップ、ピリフタリド、ベンゾビシクロン、ブロモブチド、ピラクロニル、イマゾスルフロン、スルホスルフロン等が挙げられる。 但し、本発明の水性懸濁状除草剤組成物は有効成分量のピラクロニル(一般名 pyraclonil;1-(3-chloro-4,5,6,7-tetrahydropyrazolo[1,5-a]pyridin-2-yl)-5-[methyl(prop-2-ynyl)amino]pyrazole-4-carbonitrile)を含有する水性懸濁状除草剤組成物を除くもの である。本発明において、有効成分量のピラクロニルとは、通常本発明の水性懸濁状除草剤組成物に対して0.1重量%以上のピラクロニルを意味する。 【0011】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物において、本縮合複素環スルホニルウレアは通常0.5〜50重量%、好ましくは1〜40重量%含有される。また、本縮合複素環スルホニルウレアと他の農薬活性化合物との合計量は通常0.5〜50重量%、好ましくは1〜40重量%である。 【0012】 カルボキシメチルセルロース塩における塩としては、ナトリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。本発明において、カルボキシメチルセルロース塩としては水に溶解した際の粘度が比較的小さいものが好ましく使用することができ、具体的には2重量%水溶液における粘度が1〜100mPa・s(B型粘度計、60rpm、25℃)であるカルボキシメチルセルロース塩が好ましい。そのようなカルボキシメチルセルロース塩としては、エーテル化度が0.4〜1.0の範囲であるカルボキシメチルセルロース塩が挙げられる。 本発明において使用されるカルボキシメチルセルロース塩は、市販されているものを使用することができ、例えばセロゲン6A(第一工業製薬製)、セロゲン7A(第一工業製薬製)、CMCダイセル1110(ダイセル化学工業製)、CMCダイセル1210(ダイセル化学工業製)が挙げられる。 【0013】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物において、カルボキシメチルセルロース塩は通常0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%含有される。 【0014】 リグニンスルホン酸塩における塩としては、ナトリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。本発明において、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸を用いることが好ましい。 本発明において使用されるリグニンスルホン酸塩は、市販されているものを使用することができ、例えばニューカルゲンWG−4(竹本油脂製)、ニューカルゲンRX−B(竹本油脂製)、サンエキスP201(日本製紙ケミカル製)、サンエキスP−252(日本製紙ケミカル製)、バニレックスN(日本製紙ケミカル製)、パールレックスNP(日本製紙ケミカル製)等が挙げられる。 【0015】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物において、リグニンスルホン酸塩は通常0.05〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%含有される。 【0016】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物に含有される界面活性剤は、少なくとも1種以上の界面活性剤を含有する。本発明において、使用することのできる界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル燐酸塩(例えば、ニューカルゲンFS−3EG:竹本油脂製)、アルキル硫酸塩(例えば、モノゲンY−500:第一工業製薬製)、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸塩(例えば、アグリゾールFL−2017:花王製)、ポリオキシアルキレンアリールフェニルエーテル硫酸塩(例えば、ニューカルゲンFS−7:竹本油脂製)、ジオクチルスルホコハク酸塩(例えば、ネオコールYSK:第一工業製薬製、サンモリンOT−70:三洋化成工業製)等のアニオン性界面活性剤; 蔗糖脂肪酸エステル(例えば、ニューカルゲンFS−100:竹本油脂製)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(例えば、ニューポールPE68:三洋化成工業製)、ポリオキシアルキレンポリアルキレンポリアミン(例えば、ニューカルゲンD−3020:竹本油脂製)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(例えば、ニューカルゲンD−410:竹本油脂製)、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルホルムアルデヒド縮合物(例えば、ニューカルゲンE−300:竹本油脂製)等のノニオン性界面活性剤が挙げられる。 本発明において、界面活性剤は少なくとも1種以上のアニオン性界面活性剤及び少なくとも1種以上のノニオン性界面活性剤の組み合わせであることが好ましい。 【0017】 本発明の水性懸濁状農薬組成物において、界面活性剤は通常0.1〜10重量%含有される。 【0018】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、本縮合複素環スルホニルウレアを含む農薬活性化合物、カルボキシメチルセルロース塩、リグニンスルホン酸塩、界面活性剤、及び、下記に記載する必要に応じて用いられる農薬補助剤が、水媒体中に分散若しくは溶解されてなる組成物である。本発明の水性懸濁状除草剤組成物が含有する水は、特に制限なく、水道水、井水、イオン交換水等の通常の農薬製剤に用いることができる水を使用することができる。本発明において、水は通常30〜90重量%、好ましくは50〜80重量%である。 【0019】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、上記の成分以外に、通常の水性懸濁状除草剤組成物において用いられる農薬補助剤を必要に応じて含有していてもよい。必要に応じて含有される農薬補助剤としては、例えば懸濁助剤、凍結防止剤、pH調整剤、消泡剤、防腐剤が挙げられる。これらの農薬補助剤は、用いられる界面活性剤等の種類及び本縮合複素環スルホニルウレアの含有量に応じて、適宜選択することができる。 【0020】 懸濁助剤としては、例えばモンモリロナイト系鉱物質微粉、無水シリカ微粉等が挙げられる。本発明の水性懸濁状除草剤組成物において、懸濁助剤としてモンモリロナイト系鉱物質微粉を用いた場合に、水性懸濁状除草剤組成物の水希釈時の固相の分散性が良好である。モンモリロナイト系鉱物質微粉としては、一般にベントナイトあるいは高純度モンモリロナイトとして市販されているものを使用することができる。 凍結防止剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール等が挙げられる。 pH調整剤としては、例えばクエン酸一水和物、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム等が挙げられる。 消泡剤としては、例えばシリコン系消泡剤等が用いられる。 防腐剤としては、例えば、ブチルパラベン(n−ブチルパラヒドロキシベンゾエート)、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム等が用いられる。 【0021】 懸濁助剤が用いられる場合は、本発明の水性懸濁状除草剤組成物に対して、通常0.1〜3重量%である。 凍結防止剤が用いられる場合は、本発明の水性懸濁状除草剤組成物に対して、通常1〜20重量%、好ましくは3〜12重量%の範囲である。 pH調整剤が用いられる場合は、本発明の水性懸濁状除草剤組成物に対して、通常0.01〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%の範囲である。 消泡剤が用いられる場合は、本発明の水性懸濁状除草剤組成物に対して、通常0.05〜0.5重量%、好ましくは0.05〜0.3重量%の範囲である。 防腐剤が用いられる場合は、本発明の水性懸濁状除草剤組成物に対して、通常0.01〜3重量%、好ましくは0.01〜1.5重量%の範囲である。 【0022】 本発明における水性懸濁状除草剤組成物として、下記の態様が例示される。 本縮合複素環スルホニルウレア 0.5〜50重量%、 カルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、 リグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 界面活性剤 0.1〜10重量%、及び 水を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 本縮合複素環スルホニルウレア 0.5〜50重量%、 エーテル化度が0.6〜1.0のカルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 界面活性剤 0.1〜10重量%、及び 水を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 本縮合複素環スルホニルウレア 0.5〜50重量%、 エーテル化度が0.6〜1.0のカルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 アニオン性界面活性剤の1種以上及びノニオン性界面活性剤の少なくとも1種以上よりなる界面活性剤 0.1〜10重量%、及び 水を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 【0023】 本発明における水性懸濁状除草剤組成物として、下記の態様が例示される。 本縮合複素環スルホニルウレア 0.5〜50重量%、 カルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、 リグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 界面活性剤 0.1〜10重量%、及び 水 50〜80重量%を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 本縮合複素環スルホニルウレア 0.5〜50重量%、 エーテル化度が0.6〜1.0のカルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 界面活性剤 0.1〜10重量%、及び 水 50〜80重量%を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 本縮合複素環スルホニルウレア 0.5〜50重量%、 エーテル化度が0.6〜1.0のカルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 アニオン性界面活性剤の1種以上及びノニオン性界面活性剤の少なくとも1種以上よりなる界面活性剤 0.1〜10重量%、及び 水 50〜80重量%を含有する水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 【0024】 本縮合複素環スルホニルウレア及び他の農薬活性化合物 0.5〜50重量%、 カルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、 リグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 界面活性剤 0.1〜10重量%、 農薬補助剤、並びに 水から実質的になる水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 本縮合複素環スルホニルウレア及び他の農薬活性化合物 0.5〜50重量%、 エーテル化度が0.6〜1.0のカルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 界面活性剤 0.1〜10重量%、 農薬補助剤、並びに 水から実質的になる水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 本縮合複素環スルホニルウレア及び他の農薬活性化合物 0.5〜50重量%、 エーテル化度が0.6〜1.0のカルボキシメチルセルロース塩 0.01〜5重量%、スルホン化度が2.5以下のリグニンスルホン酸塩 0.05〜5重量%、 アニオン性界面活性剤の1種以上及びノニオン性界面活性剤の少なくとも1種以上よりなる界面活性剤 0.1〜10重量%、 その他の農薬活性化合物、 農薬補助剤、並びに 水から実質的になる水性懸濁状除草剤組成物(但し、有効成分量のピラクロニルを含有する水性懸濁状除草剤組成物を除く)。 【0025】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、例えば以下に示す方法により、製造することができる。 本縮合複素環スルホニルウレア、カルボキシメチルセルロース塩、リグニンスルホン酸塩、界面活性剤、及び、所望によりその他の農薬補助剤を水に添加し、該混合物を、例えば、高速攪拌機により十分に撹拌、混合した後に、ダイノミル、マイクロフルイダイザー等の湿式粉砕機で微粉砕および分散する方法(製法1)か、 本縮合複素環スルホニルウレアの原末をジェットマイザー等の乾式粉砕機によって微粉砕した後、これを他の成分をともに、水に添加し、該混合物を高速攪拌機で約30〜90分程度攪拌、混合して、分散させる方法(製法2)が挙げられる。 本発明の水性懸濁状除草剤組成物における農薬活性成分は、水中に微粒子の形で分散させられており、該微粒子の平均粒径は10μm以下、好ましくは0.2〜5μmである。 【0026】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、公知の方法に従ってそのまま或いは所望により水で希釈して散布することにより使用することができるが、例えば湛水下水田等へ畦畔より直接散布することもできる。本発明の水性懸濁状除草剤組成物を水田等へそのまま散布する場合は、本発明の水性懸濁状除草剤組成物が入った容器を使用前に軽く振り混ぜた後、畦畔に沿って少量ずつ散布することにより使用する。本発明の水性懸濁状除草剤組成物を水で希釈して散布する場合は、水田、畑地、果樹園、芝地、非農耕地等に、公知の散布器等を用いて土壌表面散布、茎葉散布等により使用する。また、該水希釈液を用いて、種子処理、育苗箱処理等に使用することもできる。 【実施例】 【0027】 本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。 【0028】 製造例1 化合物No.2 1.8重量部、ソルビン酸 0.1重量部、シリコン系消泡剤(アンチホームE-20、花王製) 0.3重量部、ショ糖脂肪酸エステル(ニューカルゲンFS-100、竹本油脂) 0.5重量部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル燐酸塩(ニューカルゲンFS−3EG:竹本油脂製) 0.8重量部、ラウリル硫酸ナトリウム(モノゲンY−500、第一工業製薬製) 0.2重量部、及びナトリウムモンモリロナイト(クニピアF、クニミネ工業) 1.0重量部にイオン交換水 30.3重量部を加え、混合・分散させた後、ダイノミルKDL(シンマルエンタープライゼス製)を用いて湿式粉砕して、化合物No.2の懸濁液(1)を得た。 一方、カルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲン7A、第一工業製薬製;エーテル化度 0.7〜0.8) 2.0重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム(バニレックスN、日本製紙ケミカル製;スルホン化度 0.13) 0.1重量部をイオン交換水 50.9重量部に加え、溶解させて、水溶液(1)を得た。 化合物No.2の懸濁液(1) 35重量部に、水溶液(1) 53重量部及びプロピレングリコール 12重量部を加えて全量を100重量部とし、攪拌・混合し、化合物No.2が1.8重量%の水性懸濁状除草剤組成物(1)を得た。 【0029】 比較製造例1 カルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲン7A、第一工業製薬製;エーテル化度 0.7〜0.8) 2.0重量部をイオン交換水 53重量部に加え、溶解させて、水溶液(a)を得た。 製造例1の化合物No.2の懸濁液(1) 35重量部に、水溶液(a) 53重量部及びプロピレングリコール 12重量部を加えて全量を100重量部とし、攪拌・混合し、化合物No.2が1.8重量%の水性懸濁状除草剤組成物(a)を得た。 【0030】 試験例1(粒径測定) 水性懸濁状除草剤組成物(1)及び(a)について、レーザー回折式粒度分布測定装置(HEROS&RODOS、日本レーザー製、測定条件:焦点距離20mm、分散媒はイオン交換水)を用いて、体積中位径を測定した。 結果を表2に記す。 【0031】 【表2】
【0032】 製造例2 化合物No.2 10.5重量部、ソルビン酸 0.1重量部、シリコン系消泡剤(アンチホームE-20、花王製) 0.2重量部、エチレングリコール 10.0重量部、ショ糖脂肪酸エステル(ニューカルゲンFS-100、竹本油脂) 3.0重量部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸塩(アグリゾールFL−2017:花王製) 6.0重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム(バニレックスN、日本製紙ケミカル製;スルホン化度 0.13) 1.0重量部、アエロジルCOK84(高純度無水シリカ、日本アエロジル製) 2.0重量部、及びカルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲン7A、第一工業製薬製;エーテル化度 0.7〜0.8) 2.0重量部に、イオン交換水 65.2重量部を加え、混合・分散させた後、ダイノミルKDL(シンマルエンタープライゼス製)を用いて湿式粉砕して、化合物No.2が10.5重量%の水性懸濁状除草剤組成物(2)を得た。 【0033】 製造例3 化合物No.2 1.8重量部、ブロモブチド 16.9重量部、ソルビン酸 0.1重量部、シリコン系消泡剤(アンチホームE-20、花王製) 0.3重量部、エチレングリコール 7.6重量部、ショ糖脂肪酸エステル(ニューカルゲンFS-100、竹本油脂) 2.0重量部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル燐酸塩(ニューカルゲンFS−3EG:竹本油脂製) 0.8重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム(バニレックスN、日本製紙ケミカル製;スルホン化度 0.13) 0.2重量部、及びナトリウムモンモリロナイト(クニピアF、クニミネ工業) 0.8重量部に、イオン交換水 49.5重量部を加え、混合・分散させた後、ダイノミルKDL(シンマルエンタープライゼス製)を用いて湿式粉砕して、化合物No.2およびブロモブチドの懸濁液(3)を得た。 一方、カルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲン7A、第一工業製薬製;エーテル化度 0.7〜0.8) 0.4重量部、及びラウリル硫酸ナトリウム(モノゲンY−500、第一工業製薬製) 0.2重量部をイオン交換水 19.4重量部に加え、溶解させて、水溶液(3)を得た。 化合物No.2の懸濁液(3) 80重量部に、水溶液(3) 20重量部を加えて全量を100重量部とし、攪拌・混合し、化合物No.2が1.8重量%で、ブロモブチドが16.9重量%の水性懸濁状除草剤組成物(3)を得た。 【0034】 試験例2(粒径測定) 水性懸濁状除草剤組成物(2)及び(3)について、レーザー回折式粒度分布測定装置(HEROS&RODOS、日本レーザー製、測定条件:焦点距離20mm、分散媒はイオン交換水)を用いて、体積中位径を測定した。 結果を表3に記す。 【0035】 【表3】
【0036】 製造例4 化合物No.2 1.8重量部、ソルビン酸 0.1重量部、シリコン系消泡剤(アンチホームE-20、花王製) 0.3重量部、プロピレングリコール 7.6重量部、ショ糖脂肪酸エステル(ニューカルゲンFS-100、竹本油脂製) 0.5重量部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル燐酸塩(ニューカルゲンFS−3PG、竹本油脂製) 0.8重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム(ニューカルゲンWG−4、竹本油脂製;スルホン化度 1.7) 0.1重量部、ラウリル硫酸ナトリウム(モノゲンY−500、第一工業製薬製) 0.2重量部、ナトリウムモンモリロナイト(クニピアF、クニミネ工業) 0.8重量部にイオン交換水 22.8重量部を加え、混合・分散させた後、ダイノミルKDL(シンマルエンタープライゼス製)を用いて湿式粉砕して、化合物No.2の懸濁液(4)を得た。 一方、カルボキシメチルセルロースナトリウム(セロゲン7A、第一工業製薬製;エーテル化度 0.7〜0.8) 2.0重量部をイオン交換水 63.0重量部に加え、溶解させて、水溶液(4)を得た。 化合物No.2の懸濁液(4) 35重量部に、水溶液(4) 65重量部を加えて全量を100重量部とし、攪拌・混合し、化合物No.2が1.8重量%濃度の水性懸濁状除草剤組成物(4)を得た。 【0037】 製造例4の化合物No.2の懸濁液(4) 35重量部に、イオン交換水65重量部を加えて全量を100重量部とし、攪拌・混合し、化合物No.2が1.8重量%の水性懸濁状除草剤組成物(b)を得た。 【0038】 試験例3(粒径測定) 水性懸濁状除草剤組成物(4)及び(b)について、レーザー回折式粒度分布測定装置(HEROS&RODOS、日本レーザー製、測定条件:焦点距離20mm、分散媒はイオン交換水)を用いて、体積中位径を測定した。 結果を表4に記す。 【0039】 【表4】
【産業上の利用可能性】 【0040】 本発明の水性懸濁状除草剤組成物は、製剤保存条件において水性懸濁状除草剤組成物中に懸濁されてなる式(I)で示されるスルホニルウレア除草活性化合物の粒子成長がほとんど生じない。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002093 【氏名又は名称】住友化学株式会社
|
| 【出願日】 |
平成19年8月10日(2007.8.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100113000 【弁理士】 【氏名又は名称】中山 亨
【識別番号】100119471 【弁理士】 【氏名又は名称】榎本 雅之
|
| 【公開番号】 |
特開2008−69142(P2008−69142A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2007−209004(P2007−209004) |
|