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【発明の名称】 農薬乳剤
【発明者】 【氏名】上月 由美子

【氏名】柳澤 和幸

【要約】 【課題】2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリルを農薬有効成分として含有する保存安定性に優れ、且つ、水に希釈した際の乳化安定性も良好な農薬乳剤を提供すること。

【構成】2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル、シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒、親水性有機溶媒及び界面活性剤を含有する農薬乳剤であって、シュウ酸ジエチルと該親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1の範囲である農薬乳剤は、水分を吸収しても該農薬乳剤が二層に分離し難く、更に水に希釈した際の乳化安定性も良好である
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル、シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒、親水性有機溶媒及び界面活性剤を含有する農薬乳剤であり、
シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1の範囲である農薬乳剤。
【請求項2】
シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2の範囲である請求項1に記載された農薬乳剤。
【請求項3】
シュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒が芳香族炭化水素である請求項1又は2に記載された農薬乳剤。
【請求項4】
親水性有機溶媒がN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン及びジメチルスルホキサイドからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の有機溶媒である請求項1〜3いずれかに記載された農薬乳剤。
【請求項5】
界面活性剤がアニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤であり、該アニオン性界面活性剤と該ノニオン性界面活性剤との重量比が1:0.1〜1:10である請求項1〜4いずれかに記載された農薬乳剤。
【請求項6】
2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル 1〜10重量部、
シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒 10〜80重量部、
親水性有機溶媒 10〜55重量部、
界面活性剤 4〜25重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる請求項1〜5いずれかに記載された農薬乳剤。
【請求項7】
2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル 3〜7重量部、
シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒 20〜80重量部、
親水性有機溶媒 15〜45重量部、
界面活性剤 5〜20重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる請求項1〜5いずれかに記載された農薬乳剤。
【請求項8】
2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル 1〜10重量部、
シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、
シュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、
親水性有機溶媒 10〜55重量部、
界面活性剤 4〜25重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる請求項1〜5いずれかに記載された農薬乳剤。
【請求項9】
2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル 1〜10重量部、
シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、
シュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、
親水性有機溶媒 10〜55重量部、
界面活性剤 4〜25重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる請求項1〜5いずれかに記載された農薬乳剤。
【請求項10】
請求項1〜9いずれかに記載された農薬乳剤を、10〜10000倍に水で希釈してなる水希釈液。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリルを農薬有効成分として含有する農薬乳剤に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1において、2−[(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル)フェニルチオ]−2−[3−(2−メトキシフェニル)−2−チアゾリジニリデン]アセトニトリル(以下、本アセトニトリル化合物と記す。)が農園芸用殺菌剤の有効成分として知られている。そして、特許文献1には、本アセトニトリル化合物を農薬有効成分として含有する農薬乳剤が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載された本アセトニトリル化合物を農薬有効成分として含有する農薬乳剤は、調製時及び/又は保存時に水を吸収し易く、且つ水を吸収した際に2層に分離する等、製剤の保存安定性に問題があった。
【0003】
【特許文献1】特開2000−319270
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、本アセトニトリル化合物を農薬有効成分として含有する農薬乳剤であって、保存安定性に優れ、且つ、水に希釈した際の乳化安定性も良好な農薬乳剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は上記課題を解決するために種々検討した結果、本アセトニトリル化合物、シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒、親水性有機溶媒及び界面活性剤を含有する農薬乳剤であって、シュウ酸ジエチルと該親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1の範囲である農薬乳剤は、水分を吸収しても該農薬乳剤が二層に分離し難く、更に水に希釈した際の乳化安定性も良好であることを見出し、本発明に至った。
【0006】
即ち、本発明は、以下のものである。
[発明1]
本アセトニトリル化合物、シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒、親水性有機溶媒及び界面活性剤を含有する農薬乳剤であり、
シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1の範囲である農薬乳剤。
[発明2]
シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2の範囲である発明1に記載された農薬乳剤。
[発明3]
シュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒が芳香族炭化水素である発明1又は2に記載された農薬乳剤。
[発明4]
親水性有機溶媒がN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン及びジメチルスルホキサイドからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の有機溶媒である発明1〜3のいずれかに記載された農薬乳剤。
[発明5]
界面活性剤がアニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤であり、該アニオン性界面活性剤と該ノニオン性界面活性剤との重量比が1:0.1〜1:10である発明1〜4のいずれかに記載された農薬乳剤。
[発明6]
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、
シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒 10〜80重量部、
親水性有機溶媒 10〜55重量部、
界面活性剤 4〜25重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる発明1〜5のいずれかに記載された農薬乳剤。
[発明7]
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、
シュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒 20〜80重量部、
親水性有機溶媒 15〜45重量部、
界面活性剤 5〜20重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる発明1〜5のいずれかに記載された農薬乳剤。
[発明8]
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、
シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、
シュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、
親水性有機溶媒 10〜55重量部、
界面活性剤 4〜25重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる発明1〜5のいずれかに記載された農薬乳剤。
[発明9]
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、
シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、
シュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、
親水性有機溶媒 10〜55重量部、
界面活性剤 4〜25重量部及び
製剤用助剤 0〜5重量部
から実質的になる発明1〜5のいずれかに記載された農薬乳剤。
[発明10]
発明1〜9のいずれかに記載された農薬乳剤を、10〜10000倍に水で希釈してなる水希釈液。
【発明の効果】
【0007】
本発明の農薬乳剤は、少量の水分を吸収した場合も二層に分離することがない保存安定性の良好な農薬乳剤であり、且つ水に希釈した場合の乳化安定性に優れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の農薬乳剤に含有される本アセトニトリル化合物は下記式(I)


で示される化合物である。本アセトニトリル化合物は、特開2000−319270に記載される製造方法にて製造することができる。
【0009】
本発明の農薬乳剤に含有される本アセトニトリル化合物の量は、本発明の農薬乳剤全量に対して通常1〜10重量%の範囲である。
【0010】
本発明の農薬乳剤におけるシュウ酸ジエチルを含む疎水性有機溶媒(以下、本疎水性有機溶媒と記す。)とは、シュウ酸ジエチルを35重量%〜100重量%含有する疎水性有機溶媒を意味する。即ち、本疎水性有機溶媒は、シュウ酸ジエチルそのものでもよいが、シュウ酸ジエチルと農薬乳剤の溶媒として一般に使用される他の疎水性有機溶媒との混合物であって、且つ本疎水性有機溶媒全量に対するシュウ酸ジエチルの含有量が35重量%以上のものである。
なお、本疎水性有機溶媒のシュウ酸ジエチルの含有量は40重量%〜100重量%であることが好ましい。
本発明において、シュウ酸ジエチルは市販品を使用することができる。
本発明の農薬乳剤全量に対して、本疎水性有機溶媒の量は通常10〜80重量%、好ましくは20〜80重量%の範囲である。本発明の農薬乳剤全量に対してシュウ酸ジエチルの量は通常5〜80重量%、好ましくは10〜80重量%、さらに好ましくは20〜80重量%の範囲である。また、シュウ酸ジエチルと本発明の農薬乳剤に含有される親水性有機溶媒との重量比は3:7〜9:1の範囲、好ましくは4:6〜8:2の範囲である。
【0011】
本発明において、本疎水性有機溶媒はシュウ酸ジエチル以外の他の疎水性有機溶媒(以下、他の疎水性有機溶媒と記す。)を含有することができる。
他の疎水性有機溶媒としては例えばアルキルベンゼン(例えば、キシレン、テトラメチルベンゼン等)、アルキルナフタレン(例えば、メチルナフタレン等)、ジフェニルエタン、ジキシリルエタン、フェニルキシリルエタン等の芳香族炭化水素、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、カプリン酸メチル、オレイン酸メチル、オレイン酸イソブチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸ブチル、酪酸イソアミル、イソ吉草酸イソアミル、乳酸アミル、リノール酸メチル、リノレン酸メチル、ヤシ脂肪酸メチル等のモノエステル、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素等の疎水性有機溶媒が挙げられる。他の疎水性有機溶媒としては、好ましくは芳香族炭化水素が挙げられる。
芳香族炭化水素としては、例えば日石ハイゾールSAS−296(1−フェニル−1−キシリルエタンと1−フェニル−1−エチルフェニルエタンの混合物、新日本石油化学株式会社の商品名)、カクタスソルベントHP−MN(メチルナフタレン80%、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントHP−DMN(ジメチルナフタレン80%、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントP−100(炭素数9〜10のアルキルベンゼン、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントP−150(アルキルベンゼン、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントP−180(メチルナフタレンとジメチルナフタレンの混合物、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントP−200(メチルナフタレンとジメチルナフタレンの混合物、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントP−220(メチルナフタレンとジメチルナフタレンの混合物、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、カクタスソルベントPAD−1(ジメチルモノイソプロピルナフタレン、ジャパンエナジー株式会社の商品名)、ソルベッソ100(芳香族炭化水素、主にC9-10のジアルキル及びトリアルキルベンゼン、エクソンモービル有限会社の商品名)、ソルベッソ150(芳香族炭化水素、主にC10-11のアルキルベンゼン、エクソンモービル有限会社の商品名)、Solvesso 150 ND (芳香族炭化水素、主にC10-11のアルキルベンゼン、Exxon Mobil Chemical Company製)、ソルベッソ200(芳香族炭化水素、主にC10-14のアルキルナフタレン、エクソンモービル有限会社の商品名)、ULTRA LOW NAPHTHALENE AROMATIC 150(芳香族炭化水素、主にC10-11のアルキルベンゼン、Exxon Mobil Chemical Company製)、ULTRA LOW NAPHTHALENE AROMATIC 200(芳香族炭化水素、主にC11-14のアルキルナフタレン、Exxon Mobil Chemical Company製)、Solvesso 200 ND(芳香族炭化水素、主にC11-14のアルキルナフタレン、Exxon Mobil Chemical Company製)、スワゾール100(トルエン、丸善石油株式会社の商品名)、スワゾール200(キシレン、丸善石油株式会社の商品名)等の市販品が使用し得る。
本発明の乳剤には、他の疎水性有機溶媒が合計量で本発明の農薬乳剤全量に対して0〜35重量%の範囲で含有される。
【0012】
本発明の農薬乳剤は親水性有機溶媒を含有する。本発明における親水性有機溶媒としては、例えばN,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等の脂肪族酸アミド、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン等のN−アルキルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキサイド、及びこれらの混合物が挙げられ、好ましくはN−メチルピロリドン及び/又は1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンが挙げられる。
本発明の農薬乳剤に含有される親水性有機溶媒は、含有される本アセトニトリル化合物を溶解する為に必要な量(例えば、本アセトニトリル化合物と親水性有機溶媒との重量比が、1:1〜1:20の範囲)であり、本発明の農薬乳剤に対して通常10〜55重量%、好ましくは10〜45重量%、さらに好ましくは15〜45重量%の範囲である。
【0013】
本発明の農薬乳剤に含有される界面活性剤は、好ましくはアニオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤との組合わせである。
【0014】
アニオン性界面活性剤としては、例えば、
ドデシルベンゼンスルホン酸塩等のアルキルアリールスルホン酸塩、
ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸等のポリオキシエチレン(ポリ)アリールアリールエーテル硫酸エステル、
ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸等のポリオキシエチレン(ポリ)アリールエーテルリン酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステルが挙げられるが、
より好ましくはアルキルアリールスルホン酸、特にドデシルベンゼンスルホン酸塩(ナトリウム塩及びカルシウム塩)が挙げられる。
一般にスルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩において、ナトリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
ドデシルベンゼンスルホン酸塩としては、例えばRhodacal 70、Rhodacal70/B、Rhodacal60/BE(いずれもローディア製)、Witconate P−1220EH(Akzo Nobel製)、NANSA EVM62/H(Huntsman製)等の市販の界面活性剤が使用できる。ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル硫酸としては、例えばSoprophor DSS/11(ローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸としては、例えばSoprophor FLK(ローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エステルとしては、Rhodafac PS/17(ローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステルとしては、Rhodafac MB(ローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
【0015】
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、
ソルビタン モノラウリン酸エステル、ソルビタン モノパルミチン酸エステル、ソルビタン モノステアリン酸エステル、ソルビタン モノオレイン酸エステル等のソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンジスチリルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリアリールエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルアリールエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、
ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンポリアリールエーテル、
ポリオキシエチレンヒマシ油等のポリオキシエチレン植物油、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン硬化植物油、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンヒマシ油等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン植物油、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレントリスチリルフェニルフォスフェートジエステル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルフォスフェートジエステル、
脂肪酸アルコールポリグリコールエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、
グリセリン脂肪酸エステルが挙げられるが、
より好ましくはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルフォスフェートジエステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルフォスフェートジエステル等の分子内にポリアルキレンオキサイドを有する界面活性剤が挙げられ、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油が特に好ましく挙げられる。
【0016】
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、Alkamuls S20(ソルビタン モノラウレート、HLB 8.6、ローディア製)、Alkamuls S80(ソルビタン モノオレエート、HLB 4.3、ローディア製)、Glycomul S(ソルビタン モノステアラート、HLB 5、ロンザジャパン製)、Glycomul TS(ソルビタン トリステアラート、HLB 2、ロンザジャパン製)、NIKKOL SL−10(ソルビタン モノラウレート、HLB 8.6、日光ケミカルズ製)、NIKKOL SP−10V(ソルビタン モノパルミテート、HLB 6.7、日光ケミカルズ製)、NIKKOL SS−10V(ソルビタン モノステアレート、HLB 4.7、日光ケミカルズ製)、NIKKOL SS−30V(ソルビタン トリステアレート、HLB 2.1、日光ケミカルズ製)、NIKKOL SI−10RV(ソルビタン モノイソステアレート、HLB 5.0、日光ケミカルズ製)、NIKKOL SO−15R(ソルビタン モノセスキオレート、HLB 4.5、日光ケミカルズ製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーとしては、Teric PE 64 (Huntsman製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、Antarox BO/327、340、Antarox BOシリーズ(いずれもローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルとしては、ソルポール T26(東邦化学工業製)等の市販の界面活性剤が使用できる。ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテルとしては、Soprophor 796/P(HLB 13.7、ローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルとしては、Soprophor BSU(HLB 12.6、ローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレンヒマシ油としては、Alkamuls OR40、Alkamuls BR(いずれもローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、HCO−20(日光ケミカルズ製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンヒマシ油としては、Antarox CR/255,CR/405等CRシリーズ(いずれもローディア製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレン脂肪酸エステルとしては、Newcol 150 (日本乳化剤製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、Newcol 1100、Newcol 1105 (いずれも日本乳化剤製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
グリセリン脂肪酸エステルとしては、パイオイン D−900番台シリーズ(竹本油脂製)等の市販の界面活性剤が使用できる。
【0017】
本発明の農薬乳剤に含有される界面活性剤の量は、本発明の農薬乳剤全量に対して通常4〜25重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲である。界面活性剤が、アニオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤との組合わせである場合、アニオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤との重量比は1:0.1〜1:10の範囲、好ましくは1:0.4〜1:2.5の範囲である。
また、本発明においてアニオン性界面活性剤及び/又はノニオン性界面活性剤は、それぞれ、2種類以上のアニオン性界面活性剤及び/又はノニオン性界面活性剤を組合わせて使用することもできる。
【0018】
本発明の農薬乳剤は、酸化防止剤、着色剤、香料、効力増強剤、薬害軽減剤等の製剤用助剤を含有していてもよい。
酸化防止剤としては、例えば3−/2−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、ブチレイティドヒドロキシトルエン等が挙げられ、着色剤としては、例えばローダミンB、黄色4号、青色1号、赤色2号等が挙げられる。
本発明の農薬乳剤に含有される製剤用助剤の量は、本発明の農薬乳剤全量に対して、製剤用助剤の合計量で通常0〜5重量%の範囲である。
【0019】
本発明の農薬乳剤の態様としては、以下の態様が挙げられる。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部、界面活性剤 4〜25重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 20〜80重量部、親水性有機溶媒 15〜45重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、本疎水性有機溶媒 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部、界面活性剤 4〜25重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 20〜80重量部、親水性有機溶媒 15〜45重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、本疎水性有機溶媒20〜75重量部、親水性有機溶媒15〜40重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0020】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 20〜80重量部、親水性有機溶媒 15〜45重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、本疎水性有機溶媒 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 20〜80重量部、親水性有機溶媒 15〜45重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、本疎水性有機溶媒 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0021】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0022】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチルおよび他の疎水性有機溶媒 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチルおよび他の疎水性有機溶媒 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチルおよび他の疎水性有機溶媒 10〜80重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチルおよび他の疎水性有機溶媒 20〜75重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0023】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、親水性有機溶媒 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、他の疎水性有機溶媒 0〜35重量部、親水性有機溶媒 15〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0024】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、N−メチルピロリドン及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる群より選ばれる親水性有機溶媒 10〜55重量部並びに界面活性剤 4〜25重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が4:6〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、N−メチルピロリドン及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる群より選ばれる親水性有機溶媒 10〜55重量部並びに界面活性剤 4〜25重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜75重量部、芳香族炭化水素 0〜20重量部、N−メチルピロリドン及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる含有し群より選ばれる親水性有機溶媒 15〜40重量部並びに界面活性剤 5〜20重量部を、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜75重量部、芳香族炭化水素 0〜20重量部、N−メチルピロリドン及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる群より選ばれる親水性有機溶媒 15〜40重量部並びに界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと親水性有機溶媒との重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
【0025】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部、界面活性剤 4〜25重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜75重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 15〜40重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部、界面活性剤 4〜25重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル20〜75重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン15〜40重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜45重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜45重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0026】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0027】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 40〜65重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 25〜40重量部、界面活性剤 10〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、本疎水性有機溶媒 40〜65重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 25〜40重量部、界面活性剤 10〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、本疎水性有機溶媒 40〜65重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 25〜40重量部、界面活性剤 10〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、本疎水性有機溶媒40〜65重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン25〜40重量部、界面活性剤 10〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0028】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 20〜30重量部、芳香族炭化水素 20〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 25〜40重量部及び界面活性剤 10〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 20〜30重量部、芳香族炭化水素 20〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 25〜40重量部及び界面活性剤 10〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜30重量部、芳香族炭化水素 20〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 25〜40重量部及び界面活性剤 10〜20重量部を含有し、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が3:7〜9:1である農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜30重量部、芳香族炭化水素 20〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜40重量部及び界面活性剤 10〜20重量部から実質的になり、シュウ酸ジエチルと1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとの重量比が4:6〜8:2である農薬乳剤。
【0029】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部、界面活性剤 4〜25重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有する農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜75重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 15〜40重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有する農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 10〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部、界面活性剤 4〜25重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になる農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル20〜75重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン15〜40重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になる農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜45重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部を含有する農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜45重量部、界面活性剤 5〜20重量部及び製剤用助剤 0〜5重量部から実質的になる農薬乳剤。
【0030】
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部を含有する農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 1〜10重量部、シュウ酸ジエチル 5〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜55重量部及び界面活性剤 4〜25重量部から実質的になる農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部を含有する農薬乳剤。
本アセトニトリル化合物 3〜7重量部、シュウ酸ジエチル 20〜80重量部、芳香族炭化水素 0〜35重量部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10〜40重量部及び界面活性剤 5〜20重量部から実質的になる農薬乳剤。
【0031】
本発明の農薬乳剤は、例えば本疎水性有機溶媒と親水性有機溶媒との混合物に、必要に応じて加熱(80℃以下)条件下、本アセトニトリル化合物を加え、更に界面活性剤(及び、必要により製剤用助剤)を加え、均一になるまで攪拌し、必要に応じて濾過することにより、製造することができる。
【0032】
本発明の農薬乳剤は、調製後、通常、ポリエチレン製やポリエチレンテレフタレート製のようなビン、金属缶等の容器に充填される。本発明の農薬乳剤は、保存時に少量の水分を吸収しても二層に分離することがないので、使用時において容器から均一な農薬乳剤をとして取り出すことができる。
【0033】
本発明の農薬乳剤は、通常水で希釈して、水希釈液を作物に散布することにより使用される。その際、本発明の農薬乳剤を水で希釈することにより得られる水希釈液は、本発明の農薬乳剤を、本アセトニトリル化合物の濃度として0.1〜1000ppm程度、好ましくは1〜500ppm程度になるように、通常10〜10000倍に水で希釈することにより調製される。その際に使用する水は、一般に硬水でも軟水でもよく、また必要により、展着剤等の補助剤が添加されていてもよい。本発明の農薬乳剤は、水で希釈された際の乳化安定性が良好である。
本発明の農薬乳剤を希釈することにより得られる水希釈液の施用量は、通常1ヘクタール当り、本アセトニトリル化合物の量で0.1〜10000g、好ましくは1〜250gである。
【実施例】
【0034】
以下、製造例、試験例等を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
製造例1
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で2.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Rhodacal 70、ローディア製;4.00g)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル(Soprophor 796/P、ローディア製;3.00g)、及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(45.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(53g相当量)を加えて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤1と記す。)を得た。
【0035】
製造例2
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で2.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Rhodacal 70、ローディア製;5.60g)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル(Soprophor 796/P、ローディア製;1.4g)、及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(45.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(53g相当量)を加えて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤2と記す。)を得た。
【0036】
製造例3
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で5.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(NANSA EVM 62/H、HUNTSMAN製;5.60g)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(TOXIMUL 8320、STEPAN製;6.40g)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(30.00g)及び芳香族炭化水素(主としてC11-14のアルキルナフタレン、Solvesso 200 ND、Exxon Mobil Chemical Company製;10.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(51g相当量)にて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤3と記す。)を得た。
【0037】
製造例4
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で5.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(NANSA EVM 62/H、HUNTSMAN製;5.80g)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(TOXIMUL 8320、STEPAN製;6.20g)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(30.00g)及び芳香族炭化水素(主としてC11-14のアルキルナフタレン、Solvesso 200 ND、Exxon Mobil Chemical Company製;15.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(45g相当量)にて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤4と記す。)を得た。
【0038】
製造例5
20℃で、シュウ酸ジエチル(45g)及びN−メチルピロリドン(35g)の混合物に、本アセトニトリル化合物(純分換算で10.00g)を加えて溶解し、更にソルポール3005X(東邦化学製;10g)を加え、攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤5と記す。)を得た。
【0039】
製造例6
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で5.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(NANSA EVM 62/H、HUNTSMAN製;10.0g)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(MAKON DA−6、STEPAN製;10.00g)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(30.00g)及び芳香族炭化水素(主としてC10-11のアルキルナフタレン、Solvesso 150 、Exxon Mobil Chemical Company製;20.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(30g相当量)にて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤6と記す。)を得た。
【0040】
製造例7
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で3.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(NANSA EVM 62/H、HUNTSMAN製;5.0g)、ソルビタン脂肪酸エステル(ALKAMULS T/85−V、ローディア製;5.00g)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(15.00g)及びキシレン(15.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(62g相当量)にて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤7と記す。)を得た。
【0041】
製造例8
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で5.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(NANSA EVM 62/H、HUNTSMAN製;5.00g)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(TOXIMUL 8320、STEPAN製;7.00g)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(30.00g)及び芳香族炭化水素(主としてC11-14のアルキルナフタレン、Solvesso 200 ND、Exxon Mobil Chemical Company製;30.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(28g相当量)にて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤8と記す。)を得た。
【0042】
製造例9
20℃で、本アセトニトリル化合物(純分換算で5.0g)、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(NANSA EVM 62/H、HUNTSMAN製;7.00g)、ポリオキシエチレンヒマシ油(TOXIMUL 8240、STEPAN製;8.00g)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(30.00g)及び芳香族炭化水素(主としてC11-14のアルキルナフタレン、Solvesso 200、Exxon Mobil Chemical Company製;30.00g)を100ml容のメスフラスコに測りとり、更にシュウ酸ジエチル(25g相当量)にて全体を100mlにした。該混合物を、加温下、均一な溶液になるまで攪拌し、本発明の農薬乳剤(以下、本発明乳剤9と記す。)を得た。
【0043】
比較製造例1
20℃で、芳香族炭化水素(主にC10-11のアルキルベンゼン、ソルベッソ150、エクソン化学株式会社製;45g)及びN−メチルピロリドン(35g)の混合物に、本アセトニトリル化合物(純分換算換算で10.00g)を加えて溶解し、更にソルポール3005X(東邦化学製;10g)を加え、攪拌し、農薬乳剤(以下、比較乳剤1と記す。)を得た。
【0044】
試験例1
20mlのアンプル管(マルエム社製、スクリュー管No.5)に、農薬乳剤10gと純水1gとを加え、激しく攪拌した。攪拌後1時間静置させた後、目視により該混合物の液相の分離の有無を観察した。結果を表1に示す。
【0045】
【表1】


【0046】
試験例2
20mlのアンプル管(マルエム社製、スクリュー管No.5)に、農薬乳剤10gと純水0.5gとを加え、激しく攪拌した。攪拌後1時間静置させた後、目視により該混合物の液相の分離の有無を観察した。結果を表2に示す。
【0047】
【表2】


【0048】
次に本発明の農薬乳剤を水で希釈して、水希釈液を調整して、乳化状態を観察した。
試験例3
本発明乳剤1〜9 各々1mlを、100ml容栓付きメスシリンダーに測りとり、CIPAC標準水D(342ppm)を加えて100mlにして、本発明の農薬乳剤の水希釈液を調製した。本発明乳剤1〜9のいずれの水希釈液も良好な乳化状態を示した。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の農薬乳剤は、少量の水分を吸収した場合も二層に分離することがない保存安定性の良好な農薬乳剤であり、且つ水に希釈した場合の乳化安定性に優れる。
【出願人】 【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学株式会社
【出願日】 平成19年7月17日(2007.7.17)
【代理人】 【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆

【識別番号】100113000
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 亨

【識別番号】100119471
【弁理士】
【氏名又は名称】榎本 雅之


【公開番号】 特開2008−50343(P2008−50343A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2007−185417(P2007−185417)