| 【発明の名称】 |
薬害軽減された除草剤組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 篤志
【氏名】外島 徳重
【氏名】峯岸 なつこ
【氏名】鵜川 誠治
【氏名】上野 知恵子
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| 【要約】 |
【課題】薬害軽減剤及びそれを含有する除草剤組成物を提供すること。
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)除草性化合物と、 (b)ベンゾイソチアゾリノン誘導体、ベンズアミド誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾリノン誘導体、ベンゾオキサジン誘導体、チアジニル、イソプロチオラン、ヘキサメチレンテトラミン、シュウ酸カリウム及びバニリン誘導体より成る群から選ばれる少なくとも1種の化合物を組み合わせて成る薬害軽減された除草剤組成物。 【請求項2】 請求項1に記載の(a)除草性化合物が、AE198、メソトリオン、スルコトリオン、ベンゾビシクロン、ピラゾレート、ベンゾフェナップ、ピラゾキシフェン、オキサジアゾン、オキサジアルギル、オキサジクロメホン、アニロホス、メフェナセット、フェントラザミド、ジフルフェニカン、ベンスルフロンメチル、カフェンストロール、ブタクロール、プレチラクロール、ベンフレセート、クロメプロップ、ジメタメトリン、ジメトリン、ピリフタリド、ピリミノバックメチル、ピラクロニル、ヨードスルフロンメチル、エトキシスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、ピリミスルファン、シクロスルファムロン、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、ハロスルフロンメチル、オルソスルファムロン、シノスルフロン、メトスルフロンメチル及びピラフルフェンエチルより成る群から選ばれる少なくとも1種であり、そして (b)化合物が1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン及びそのナトリウム塩、プロベナゾール、サッカリン、フタルイミド、ベンズアミド、2−ヒドロキシベンゾチアゾール、2−ベンゾオキサゾリノン、2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン、イサト酸無水物、チアジニル、イソプロチオラン、ヘキサメチレンテトラミン、シュウ酸カリウム、バニリン、バニリン酸、バニリルアルコール及びエチルバニリンより成る群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の薬害軽減された除草剤組成物。 【請求項3】 ベンゾイソチアゾリノン誘導体、ベンズアミド誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾリノン誘導体、ベンゾオキサジン誘導体、チアジニル、イソプロチオラン、ヘキサメチレンテトラミン、シュウ酸カリウム及びバニリン誘導体より成る群から選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する薬害軽減剤。 【請求項4】 ベンゾイソチアゾリノン誘導体が、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン及びそのナトリウム塩、プロベナゾール及びサッカリンより成る群から選ばれる少なくとも1種である請求項3に記載の薬害軽減剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、薬害軽減された除草剤組成物に関する。詳しくは、除草活性を有する化合物と薬害軽減作用を有する特定の化合物から成る薬害軽減された除草剤組成物に関する。 【背景技術】 【0002】 除草性ベンゾイルシクロヘキサジオン類はいくつかの文献で知られている(例えば、特許文献1〜3)。また多くの公知除草剤がすでに知られている(非特許文献1参照)。 【0003】 これらの除草活性化合物は、作物に選択性を有するものもあるが、多少とも、使用条件、施用場面、施用量、対象作物等々により作物に対して薬害を生じるという問題を有している。従って、このような薬害を抑えるために薬害軽減作用を有する化合物の探索と発見が望まれている。 【特許文献1】WO 98/29406 【特許文献2】WO 01/07422 【特許文献3】WO 2004/063187 【非特許文献1】The Pesticide Manual(13版、2003年、British Crop Protection Council発行) 【発明の開示】 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明者らは、下記に示す組み合わせが、除草活性化合物の示す作物に対する薬害作用を軽減させると共に、所望の除草効果を現わすことを見い出し、本発明を完成した。 【0005】 かくして、本発明は、 (a)除草性化合物と、 (b)ベンゾイソチアゾリノン誘導体、ベンズアミド誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、ベンゾオキサゾリノン誘導体、ベンゾオキサジン誘導体、チアジニル、イソプロチオラン、ヘキサメチレンテトラミン、シュウ酸カリウム及びバニリン誘導体より成る群から選ばれる少なくとも1種の化合物を組み合わせて成る薬害軽減された除草剤組成物を提供するものである。 【0006】 本発明によれば、驚くべきことに、上記、(a)の除草性化合物と(b)の化合物を組み合わせて用いると、(a)の除草性化合物による薬害作用を(b)の化合物が軽減することができ、除草性化合物の施用が困難であった作物栽培地域においても、それの使用ができるという極めて有用な効果を現わす。また(b)の化合物の斯る薬害軽減作用もこれまで知られていなかった新規で、且つ極めて有用なものであることが判明した。 【0007】 (a)の除草性化合物の例としては、AE198、メソトリオン、スルコトリオン、ベンゾビシクロン、ピラゾレート、ベンゾフェナップ、ピラゾキシフェン、オキサジアゾン、オキサジアルギル、オキサジクロメホン、アニロホス、メフェナセット、フェントラザミド、ジフルフェニカン、ベンスルフロンメチル、カフェンストロール、ブタクロール、プレチラクロール、ベンフレセート、クロメプロップ、ジメタメトリン、ジメトリン、ピリフタリド、ピリミノバックメチル、ピラクロニル、ヨードスルフロンメチル、エトキシスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、ピリミスルファン、シクロスルファムロン、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、ハロスルフロンメチル、オルソスルファムロン、シノスルフロン、メトスルフロンメチル及びピラフルフェンエチルを挙げることができる。 【0008】 上記AE198は前記特許文献3に記載の化合物名2−{2−クロロ−4−(メチルスルホニル)−3−[(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)メチル]ベンゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジオンで表わされるものである。 【0009】 またAE198以外の化合物は前記、非特許文献1に記載のものである。 【0010】 (b)の化合物のうち、ベンゾイソチアゾリノン誘導体の例としては、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン及びそのナトリウム塩、プロベナゾール、サッカリンを挙げることができる。 【0011】 ベンズアミド誘導体の例としては、フタルイミド、ベンズアミドを挙げることができる。 【0012】 ベンゾチアゾール誘導体の例としては、2−ヒドロキシベンゾチアゾールを挙げることができる。 【0013】 ベンゾオキサゾリノン誘導体の例としては、2−ベンゾオキサゾリノンを挙げることができる。 【0014】 ベンゾオキサジン誘導体の例としては、2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン、イサト酸無水物を挙げることができる。 【0015】 バニリン誘導体の例としては、バニリン、バニリン酸、バニリルアルコール、エチルバニリンを挙げることができる。 【0016】 (b)の化合物は、前記非特許文献1に記載されるか、又は有機化学の分野でよく知られたものである。 【0017】 (b)の化合物は、それ自身、薬害軽減作用を有し、本発明の薬害軽減された除草剤組成物において、(a)の除草性化合物と(b)の化合物の混合割合は、除草性化合物の種類、該組成物の適用時期、適用地域、施用方法等に応じて比較的広い範囲内で変えることができるが、一般には、(a)の除草性化合物1重量部当たり、(b)の化合物0.001〜5重量部、好ましくは、0.004〜3重量部の割合で使用することができる。 【0018】 本発明の薬害軽減された除草剤組成物の最も好ましい特徴は、作物−雑草間の選択的除草作用を現わすことができることである。そしてこのような選択的除草作用により、本発明の該組成物は、下記の植物との間で使用することができる。 【0019】 双子葉雑草の属:カラシ(Sinapis)、マメグンバイナズナ(Lepidiumu)、ヤエムグラ・キヌタソウ(Galium)、ハコベ(Stellaria)、アカザ・アリタソウ(Chenopodium)、イラクサ(Urtica)、ハンゴンソウ・ノボロギク・キオン(Senecio)、ヒユ・ハゲイトウ(Amaranthus)、スベリヒユ・マツバボタン(Portulaca)、オナモミ(Xanthium)、アサガオ(Ipomoea)、ミチヤナギ(Polygonum)、ブタクサ(Ambrosia)、ノアザミ・フジアザミ(Cirsium)、ノゲシ(Sonchus)、ナス・ジャガイモ(Solanum)、イヌガラシ(Rorippa)、オドリコソウ(Lamium)、クワガタソウ・イヌノフグリ(Veronica)、チョウセンアサガオ(Datura)、スミレ・パンジー(Viola)、チシマオドロ(Galeopsis)、ケシ(Papaver)、ヤグルマギク(Centaurea)、ハキダメギク(Galinsoga)、キカシグサ(Rotala)、アゼナ(Lindernia)等。 【0020】 双子葉栽培植物の属:ワタ(Gossypium)、ダイズ(Glycine)、フダンソウ・サトウダイコン(Beta)、ニンジン(Daucus)、インゲンマメ・アオイマダ(Phaseolus)、エンドウ(Pisum)、ナス・ジャガイモ(Solanum)、アマ(Linum)、サツマイモ・アサガオ(Ipomoe)、ソラマメ・ナンテンハギ(Vicia)、タバコ(Nicotiana)、トマト(Lycopersicon)、ナンキンマメ(Arachis)、アブラナ・ハクサイ・カブラ・キャベツ(Brassica)、アキノノゲシ(Lactuca)、キュウリ・メロン(Cucumis)、カボチャ(Cucurbita)等。 【0021】 単子葉雑草の属:ヒエ(Echinochloa)、エノコロ・アワ(Setaria)、キビ(Panicum)、メヒシバ(Digitaria)、アワガエリ・チモシー(Phleum)、イチゴツナギ・スズメノカタビラ(Poa)、ウシノケグサ・トボシガラ(Festuca)、オヒシバ・シコクビエ(Eleusine)、ドクムギ(Lolium)、キツネガヤ・イヌムギ(Bromus)、カラスムギ・オートムギ(エンバク)(Avena)、カヤツリグサ・パピルス・シチトウイ・ハマスゲ(Cyperus)、モロコシ(Sorghum)、カモジグサ(Agropyron)、コナギ(Monochoria)、テンツキ(Fimbristylis)、オモダカ・クワイ(Sagittaria)、ハリイ・クログワイ(Eleocharis)、ホタルイ・ウキヤグラ・フトイ(Scirpus)、スズメノヒエ(Paspalum)、カモノハシ(Ischaemum)、ヌカボ(Agrostis)、スズメノテッポウ(Alopecurus)、ギョウギシバ(Cynodon)等。 【0022】 単子葉栽培植物の属:イネ(Oryza)、トウモロコシ・ポップコーン(Zea)、コムギ(Triticum)、オオムギ(Hordeum)、カラスムギ・オートムギ(エンバク)(Avena)、ライムギ(Secale)、モロコシ(Sorghum)、キビ(Panicum)、サトウキビ・ワセオバナ(Saccharum)、パイナップル(Ananas)、アスパラガス(Asparagus)、ネギ・ニラ(Allium)等。 【0023】 更に、本発明の該組成物は、上記植物間に限定されることはなく、他の植物に対しても同様に適用することができる。 【0024】 また、本発明の該組成物は、多年生植物栽培において、雑草防除のために使用することができ、例えば、植林、観賞用植林、果樹園、ブドウ園、カンキツ果樹園、ナッツ果樹園、バナナ栽培場、コーヒー栽培場、茶栽培場、ゴム栽培場、ギネアアブラヤシ栽培場、ココア栽培場、小果樹園、ホップ栽培地等に適用することができ、更に、一年生植物栽培において、選択的雑草防除のために適用できる。 【0025】 本発明の該組成物は、雑草防除のために使用するに際して、通常の製剤形態にすることができる。その製剤形態としては、例えば、粉剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤、乳剤、フロアブル(水性懸濁)製剤、エマルション製剤、ジャンボ剤、浮遊性粒剤(水面展開剤)等を挙げることができる。 【0026】 これらの製剤はそれ自体既知の方法によって調製することができる。例えば、前記(a)の除草性化合物及び(b)の化合物を、固体又は液体の担体又は希釈剤、必要な場合には、界面活性剤やその他の製剤用補助剤と混合することによって本発明に従う製剤を調製することができる。 【0027】 本発明の組成物の製剤化に際して用い得る固体担体及び/又は固体希釈剤としては、例えば、クレー、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、珪藻土、ゼオライト、ベントナイト、酸性白土、活性白土、アタパルガスクレー、バーミキューライト、パーライト、軽石、硅砂、硅石等の鉱石を原料とする無機物質; 親水性シリカ、疎水性シリカ、ケイ酸カルシウム等のホワイトカーボン、合成ゼオライト、二酸化チタン等の合成品; 大豆粉、タバコ粉、トウモロコシ穂軸粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、でんぷん、結晶セルロース等の植物性有機物質; クマロン樹脂、石油樹脂、アルキッド樹脂、ポリアルキレングリコール、ケトン樹脂、エステルガム等の合成又は天然の高分子化合物; カルナバロウ、蜜ロウ等のワックス類; 尿素、乳糖、ショ糖、硫酸アンモニウム、塩化カリウム等の水溶性物質が例示できる。 【0028】 適当な液体担体及び/又は液体希釈剤としては、例えば、 ヤシ油、菜種油、コーン油、大豆油、米ぬか油等の油脂類; ケロシン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ナフテン等のパラフィン系もしくはナフテン系炭化水素系溶剤; キシレン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン等の芳香族炭化水素系溶剤; エタノール、ベンジルアルコール、イソプロパノール、シクロヘキサノール等のアルコール類; エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類; エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル等のエーテルアルコール類; メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン、イソホロン、γ−ブチロラクトン等のケトン類; ヤシ油脂肪酸メチルエステル等の脂肪酸メチルエステル、コハク酸ジメチルエステル、グリタミン酸ジメチルエステルやアジピン酸ジメチルエステル等の二塩基酸メチルエステル、酢酸エチル、酢酸アミル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリコールアセテート等のエステル類; ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類; ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−アルキルピロリドン等の極性溶媒あるいは水等が例示できる。 【0029】 その他に有効成分の乳化、分散、湿潤、拡展、分解防止、効力増強等の目的及び/又は製剤物性の改良(崩壊性調節、流動性改善、凍結防止、耐雨性付与等)の目的で、界面活性剤、結合剤及びその他の補助剤を使用することができる。使用し得る界面活性剤としては、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性及び両性イオン性のいずれのタイプの化合物でも使用し得るが、通常は非イオン性及び/又は陰イオン性の化合物が使用される。適当な非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル;ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン樹脂酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸ジエステル;ポリオキシアルキレンひまし油、ポリオキシアルキレン硬化ひまし油;ポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキルフェニルポリオキシエチレン・オリオキシプロピレンブロックポリマーテーテル;ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド;ポリオキシアルキレンベンジルフェニル(又はフェニルフェニル)エーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニル又はフェニルフェニル)エーテル;ポリオキシアルキレンエーテル及びエステル型シリコン及びフッ素系界面活性剤等を挙げることができる。 【0030】 また、適当な陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルサルフェート塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルサルフェート塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルサルフェート塩、ポリオキシアルキレンベンジル(又はスチリル)フェニル(又はフェニルフェニル)エーテルサルフェート塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーサルフェート塩;パラフィン(アルカン)スルホネート塩、アルファオレフィンスルホネート塩、ジアルキルスルホサクシネート塩、アルキルベンゼンスルホネート塩、モノ又はジアルキルナフタレンスルホネート塩、ナフタレンスルホネート・ホルマリン縮合物塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホネート塩、リグニンスルホネート塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルスルホネート塩、ポリオキシアルキレンエーテルスルホコハク酸ハーフエステル塩;脂肪酸塩、Nメチル脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩;ポリオキシアルキレンアルキルエーテルホスフェート塩、ポリオキシアルキレンモノ又はジアルキルフェニルエーテルホスフェート塩、ポリオキシアルキレンベンジル(又はスチリル)化フェニル(又はフェニルフェニル)エーテルホスフェート塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーホスフェート塩;ポリアクリル酸塩、ポリカルボン酸塩等を挙げることができる。 【0031】 陽イオン性界面活性剤としてはアルキルトリメチルアンモニウムクロライド、メチル・ポリオキシエチレン・アルキルアンモニウムクロライド、アルキル・Nメチルピリジニウムブロマイド、モノ又はジアルキルメチル化アンモニウムクロライド、アルキルペンタメチルプロピレンジアミンジクロライド等のアンモニウム型;アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド等のベンゼルコニウム型を挙げることができる。 【0032】 両イオン性界面活性剤としてはジアルキルジアミノエチルベタイン、アルキルジメチルベンジルベタイン等のベタイン型を挙げることができる。 【0033】 また、結合剤としてはベントナイト、カゼイン、ゼラチン、デンプン、デキストリン、リグニンスルホン酸塩、アルギン酸塩、アラビアゴム、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等を例示することができる。 【0034】 その他の補助剤として、崩壊性調節剤、凍結防止剤、防腐剤、流動性改良剤、消泡剤、保湿剤、拡展剤、耐雨性付与剤等を挙げることができる。 【0035】 上記の担体及び界面活性剤、結合剤や種々の補助剤は、製剤の剤型、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独で又は組み合わせて適宜使用することができる。 【0036】 製剤は、一般に、(a)の除草性化合物と(b)の化合物を合計で0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の濃度で含有することができる。 【0037】 本発明の組成物は、雑草を防除するためにそのままあるいはその製剤の形態で使用することができ、また、使用時にタンク混合することも可能であり、更に、他の公知の活性化合物、特に通常使用される活性化合物、例えば、殺菌剤、殺虫剤、植物生長調整剤、植物栄養剤、土壌改良剤、肥料等を配合することも可能である。 【0038】 本発明の組成物は、そのまま、あるいはそれら製剤の形態で、又は該製剤から更に希釈して調製した施用形態、例えば、散布用調製液(ready−to−use solution)、乳剤、懸濁剤、粉剤、水和剤又は粒剤の形態で使用することができる。これらの形態のものは通常の方法、例えば、液剤散布(watering)、噴霧(spraying,atomizing)、散粉、散粒等の方法で水田に施用することができる。 【0039】 本発明の組成物は、植物の発芽前及び発芽後のいずれにも、使用することができる。また本発明によれば、(a)の除草性化合物の施用前又は施用後に、(b)の化合物を施用することによっても薬害軽減を達成することができる。 【0040】 本発明において、施用し得る該組成物の量は実質的な範囲で変えることができる。その施用量は、例えば、(a)の除草性化合物と(b)の化合物の合計量として0.01〜10kg/ha、好ましくは0.5〜5kg/haの範囲内とすることができる。 【0041】 本発明による組成物の優れた効果を以下の実施例により更に具体的に説明する。しかし、本発明はこれらのみに限定されるべきものではない。 【実施例】 【0042】 生物試験例及び製剤例 (供試化合物) (a−1):AE198 (b−1):1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン (b−2):プロベナゾール (b−3):サッカリン 試験例1 薬害軽減作用効果試験(I) 試験方法: 試験は、2連制で行った。500cm2のポットに軽埴土を充填し、水を加え、水稲の苗(日本晴、2.5葉期)を移植した。移植後、湛水状態とした。移植6日後、(b−1)をヘクタール当たり300g相当処理した。処理後、同日、(a−1)の過剰薬量をヘクタール当たり300g処理した。 【0043】 試験期間中、移植16日後に肉眼観察(0%;薬害無し、100%;枯殺)すると共に、移植後34日後に葉令を、移植後35日に水稲の地上部重量を測定した。 【0044】 試験結果: 【表1】
試験例2 薬害軽減作用効果試験(II) 試験方法: 500cm2のポットに軽埴土を充填し、水を加え、水稲の苗(日本晴、2.5葉期)2株を1ポットに移植した。移植後、湛水状態とした。移植2日後、ヘクタール当たり1gから2000g相当の(b−1)を所定のポットに処理した。移植4日後、(a−1)の過剰薬量であるヘクタール当たり250gを処理した。 【0045】 試験期間中、移植後31日に肉眼観察(0%;薬害無し、100%;枯殺)、葉令と草丈調査を行った。 試験結果: 【0046】 【表2】
試験例3 薬害軽減作用効果試験(III) 試験方法: 試験は、2連制で行った。500cm2のポットに軽埴土を充填し、水を加え、水稲の苗(日本晴、2.5葉期)を移植した。移植後、湛水状態とした。移植6日後、ヘクタール当たり300g相当の(b−2)を所定のポットに処理した。処理後、同日、(a−1)の過剰薬量をヘクタール当たり300g処理した。 【0047】 試験期間中、移植16日後に肉眼観察(0%;薬害無し、100%;枯殺)すると共に、移植後34日後に葉令を、移植後35日に水稲の地上部重量を測定した。 試験結果: 【0048】 【表3】
試験例4 薬害軽減作用効果試験(IV) 試験方法: 試験は、2連制で行った。500cm2のポットに軽埴土を充填し、水を加え、水稲の苗(日本晴、2.5葉期)2株を1ポットに移植した。移植後、湛水状態とした。移植2日後、ヘクタール当たり50gあるいは500gの(b−2)及び(b−3)の夫々を所定のポットに処理した。移植4日後、(a−1)の過剰薬量であるヘクタール当たり250g相当を処理した。 【0049】 試験期間中、移植後31日に肉眼観察(0%;薬害無し、100%;枯殺)、葉令と草丈調査を行った。 試験結果: 【0050】 【表4】
製剤例1(押し出し粒剤) 化合物(a−1) 1重量部、化合物(b−1) 0.2重量部、ナトリウムベントナイト(モンモリロナイト) 30重量部、リグニンスルホン酸塩 3重量部及び炭酸カルシウム 63.3重量部の混合物に、ジアルキルスルホサクシネートナトリウム塩 0.5重量部、ポリカルボン酸ナトリウム塩 2重量部を含む水 25重量部を加えて良く捏化し、押し出し式造粒機により500−1700μmの粒状とし、80℃で乾燥し粒剤とした。 【0051】 製剤例2(含浸製法) 0.2−0.7mmの粒度分布を有する粘土鉱物粒 84.0重量部を容器回転型混合機に入れ、回転下に液体希釈剤と共に化合物(a−1)4重量部、化合物(b−1) 0.5重量部を噴霧し、ホワイトカーボン 1.5重量部を加え、微粒剤とする。 【0052】 製剤例3(フロアブル剤) 化合物(a−1) 2重量部、化合物(b−1) 0.4重量部、プロピレングリコール 10重量部、ポリオキシアルキレントリスチリルフェニルエーテル 5重量部、キサンタンガム 1重量部、シリコーンオイルエマルション 0.1重量部及び水 81.65重量部の混合物を良く攪拌した後、粉砕機(ダイノミルKDL型)で粉砕し、水性懸濁製剤とする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】302063961 【氏名又は名称】バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト
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| 【出願日】 |
平成18年6月20日(2006.6.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062007 【弁理士】 【氏名又は名称】川口 義雄
【識別番号】100114188 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 誠
【識別番号】100140523 【弁理士】 【氏名又は名称】渡邉 千尋
【識別番号】100119253 【弁理士】 【氏名又は名称】金山 賢教
【識別番号】100103920 【弁理士】 【氏名又は名称】大崎 勝真
【識別番号】100124855 【弁理士】 【氏名又は名称】坪倉 道明
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| 【公開番号】 |
特開2008−1601(P2008−1601A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−169557(P2006−169557) |
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