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【発明の名称】 半立体ドライフラワーの製造方法
【発明者】 【氏名】杉野 宣雄

【要約】 【課題】薄い花びら等の損傷を効率よく阻止して、簡単に行なうことができる半立体ドライフラワーの製造方法を得るにある。

【構成】シリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物を並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この後に、密閉容器内の植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とで半立体ドライフラワーの製造方法を構成している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物を並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器内の植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とを含むことを特徴とする半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項2】
植物をシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤に埋め込み半乾燥状態まで乾かした植物を密閉容器あるいは密閉袋内で網体に挟み乾燥シートや袋入りの乾燥剤を重ねた網体の上下あるいは上下のいずれか一方に位置するように配置する植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器あるいは密閉袋を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とを含むことを特徴とする半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項3】
植物の色素に応じたアルコールを含むPH調整剤に浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付けられた植物をシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げた上に並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とを含むことを特徴とする半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項4】
シリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物を並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器内の植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程、この乾燥工程後に乾燥された植物の色素に応じたアルコールを含むPH調整剤に浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付けるPH調整剤塗布工程とを含むことを特徴とする半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項5】
PH調整剤は乳酸、クエン酸、リンゴ酸、水酸化ナトリウム、モルホリン等にアルコールを混合したものであることを特徴とする請求項3あるいは請求項4記載の半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項6】
乾燥工程後の植物に、アルコールにグリセリンやエチレングリコール等の柔軟剤を混合したものを塗布することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項7】
アルコールにアクリル樹脂,ポリエステル樹脂等のコーティング剤を混合したものを植物に浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付けることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の半立体ドライフラワーの製造方法。
【請求項8】
乾燥工程あるいはPH調整剤塗布工程を終了した半立体ドライフラワーは箱状の防湿容器あるいは防湿袋に密閉する場合に乾燥剤と脱酸素剤、乾燥剤と脱酸素剤と共にHFC134aやHFC152a,窒素ガス,二酸化炭酸ガス等、HFC134aやHFC152a,窒素ガス,二酸化炭酸ガス等のいずれかをいれて密閉することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の半立体ドライフラワーの製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は草花を半立体状のドライフラワーに加工する半立体ドライフラワーの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、押し花を用いて花絵を作成し、該花絵を密封して額縁に収納する押し花絵飾りが行なわれている。
【0003】
しかしながら、この押し花絵飾りは押し花を用いているため、立体感が得られず、立体感が得られる半立体ドライフラワーが要望されているが、従来の半立体ドライフラワーは植物をシリカゲル等の乾燥剤に埋め込んで製造していたため、植物を意図的に所定の厚さに調整して乾燥させることができず、半立体花絵飾りには使用する場合には、多くの中から選択しなければならないという欠点があった。
また、シリカゲル等の乾燥剤に埋め込まれて乾燥された植物を取り出す際に、乾燥剤の重さで薄い花びら等が損傷しやすいとともに、乾燥した植物に付着した乾燥剤を取り除く際にも、小筆や針を用いるため、損傷させやすいという欠点があった。
さらに、乾燥させた植物の退色や変色を防止するために水溶液のPH調整剤を用いているため、植物に均一に付着させることが難しく、ムラになってしまい、高品質の製品が得られないという欠点があった。
【特許文献1】特許第3631918号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、必要な厚さの半立体ドライフラワーを容易に製造することができるとともに、乾燥した植物からの粒状水分吸着剤の除去を、薄い花びら等の損傷を効率よく阻止して、簡単に行なうことができる半立体ドライフラワーの製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
また、本発明は植物に均一にPH調整剤を浸透させることができ、ムラのない高品質な半立体ドライフラワーにできる半立体ドライフラワーの製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明はシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物を並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器内の植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とで半立体ドライフラワーの製造方法を構成している。
【0008】
本発明は植物をシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤に埋め込み半乾燥状態まで乾かした植物を密閉容器あるいは密閉袋内で網体に挟み乾燥シートや袋入りの乾燥剤を重ねた網体の上下あるいは上下のいずれか一方に位置するように配置する植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器あるいは密閉袋を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とで半立体ドライフラワーの製造方法を構成している。
【0009】
本発明は植物の色素に応じたアルコールを含むPH調整剤に浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付けられた植物をシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げた上に並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とで半立体ドライフラワーの製造方法を構成している。
【0010】
本発明はシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物を並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器内の植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程、この乾燥工程後に乾燥された植物の色素に応じたアルコールを含むPH調整剤に浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付けるPH調整剤塗布工程とで半立体ドライフラワーの製造方法を構成している。
【発明の効果】
【0011】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0012】
(1)シリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤が底面に薄く敷きつめられた密閉容器の底面に網体を配置し、あるいは密閉容器の底面に網体を配置し、その網体の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物を並べ、この植物を半立体状となる支柱を介して網体で覆う植物収納体を用いた植物の配置工程と、この植物の配置工程後に、密閉容器内の植物収納体内にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤を流し込んで、該粒状水分吸着剤あるいは乾燥剤で植物を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程後に密閉容器を密閉させて植物を乾燥させる乾燥工程とからなるので、植物収納体の支柱の高さによって、乾燥させる植物の厚さを設定できる。
したがって、必要な厚さの半立体ドライフラワーを確実に製造することができる。
【0013】
(2)前記(1)によって、植物収納体は上下の網体と支柱からなるので、植物が乾燥後に植物収納体を軽く振動させることにより、粒状水分吸着剤を容易に振り落として除去することができる。
この時、乾燥された植物は植物収納体内であるため、大きく移動することなく、損傷するのを効率よく阻止することができる。
【0014】
(3)前記(1)によって、密閉容器を密閉して植物を乾燥させるので、効率よく植物を乾燥させることができるとともに、粒状水分吸着剤が大気中の水分を吸着する等の不具合を確実に阻止することができる。
【0015】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【0016】
(5)請求項3、4も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、退色や変色しずらい半立体ドライフラワーを製造することができる。
【0017】
(6)請求項5はアルコールによって植物に均一にPH調整剤を浸透させ、ムラのない半立体ドライフラワーにできる。
【0018】
(7)請求項6は柔軟性のある半立体ドライフラワーに加工することができる。
【0019】
(8)請求項7は薄くて弱い花弁等を硬くし、損傷の防止を図ることができる。
【0020】
(9)請求項8は出来上がった半立体ドライフラワーや作品に加工したものを長期間損傷したり,変色や退色することなく保存することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0022】
図1ないし図7に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の半立体ドライフラワーの製造方法で、この半立体ドライフラワーの製造方法1は図2に示すように、金網を用いた網体2の上部に半立体のドライフラワーに加工する生の状態あるいは半乾燥状態の植物3を並べ、この植物3を必要とする厚さの半立体状となるように磁石を用いた支柱4を四隅部に配置して網体2で覆う植物収納体5を用いた植物の配置工程6と、この植物の配置工程6後に図3に示すようにタッパー等の密閉容器7内に植物を収納した、前記植物収納体5を収納する密閉容器への収納工程8と、この密閉容器への収納工程8後に、図4に示すように前記植物収納体5内に乾燥剤やシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤9を流し込んで、該粒状水分吸着剤9で植物3を埋め込む粒状水分吸着剤埋め込み工程10と、この粒状水分吸着剤埋め込み工程10後に、図5に示すように密閉容器7の開口部7aを密閉蓋11で覆って密閉させて放置して植物3を乾燥させる乾燥工程12と、この乾燥工程12で植物3が乾燥されると、図6に示すように密閉容器7の密閉蓋11を開放し、植物収納体5を密閉容器7より取り出し、軽くたたいて振動させることにより植物収納体5に流し込まれた粒状水分吸着剤9を取り除くとともに、乾燥された植物3に付着していた粒状水分吸着剤9も、植物3を損傷させることなく取り除く粒状水分吸着剤除去工程13と、この粒状水分吸着剤除去工程13後に植物収納体5より、図7に示すように乾燥した半立体ドライフラワー14を取り出す取り出し工程15とで構成されている。
【0023】
なお、密閉容器への収納工程8は密閉容器7内へ粒状水分吸着剤9を薄く敷きつめてから植物収納体5を収納する。
また、粒状水分吸着剤埋め込み工程10は、植物収納体5内へ粒状水分吸着剤を流し込みながら密閉容器7を振動させることにより、植物収納体5内に隙間が生じることなく粒状水分吸着剤9を収納することができる。
【0024】
上記構成の半立体ドライフラワーの製造方法1は植物収納体5を用いるため、必要とする厚さの半立体状態で植物3を乾燥させることができ、従来のような押し花になるように乾燥させることができるとともに、密封容器7を用いるため粒状水分吸着剤9が大気中の水分を吸着することなく、効率よく粒状水分吸着剤を働かすことができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0025】
次に、図8ないし図25に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0026】
図8ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、網体2の上部に植物3および乾燥シート16や袋入りの乾燥剤17を並べる植物の配置工程6Aと、粒状水分吸着剤9を電子レンジや加熱機18で熱したものを粒状水分吸着剤埋め込み工程10Aで用いた点で、このような植物の配置工程6Aや粒状水分吸着剤埋め込み工程10Aを用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Aを行なっても前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明では、網体2の上部に乾燥シート16や袋入りの乾燥剤17を並べたが、本発明はこれに限らず、密閉容器への収納工程8時に植物収納体5の上下あるいは上下のいずれか一方に乾燥シート16や袋入りの乾燥剤17を並べてもよい。
また、本発明では、密閉容器を用いる収納工程8に付いて説明したが、本発明はこれに限らず、密閉袋を用いる収納工程8を行っても良い。
【0027】
図11および図12に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、密閉容器7を密閉蓋11で覆った後、電子レンジや加熱機18で密閉容器7を加熱することにより内部の粒状水分吸着剤9を加熱して、効率よく植物を乾燥させる乾燥工程12Aを行なった点で、このような乾燥工程12Aを用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Bを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0028】
図13および図14に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、合成樹脂材で四隅部に支柱4A、4A、4A、4Aが一体形成された板状の網体2Aを使用した植物収納体5Aを用いて植物の配置工程6Bを行なった点で、このような植物の配置工程6Bを用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Cを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、網体2A、2Aの支柱4A、4A、4A、4Aの接続は、支柱4A、4A、4A、4Aの先端部に磁石19、19、19、19を固定したり、係合孔と係合片を形成しておくと、網体2A、2Aを重ね合わせた後に移動するのを効率よく阻止することができる。
【0029】
図15および図16に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、外周部に支持部20を形成した支持体21を一体形成した網体2Bと、この網体2Bの支持体21の支持部20に支持される板状の網体2Cとを使用した植物収納体5Bを用いて植物の配置工程6Cを行なった点で、このような植物の配置工程6Cを用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Dを行なっても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
【0030】
図17および図18に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、密閉容器7内で植物の配置工程6Dを行なった点で、このような植物の配置工程6Dを用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Eを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では植物の配置工程6Dは密閉容器7の底面に網体2を配置し、その網体2の上部にシリカゲルやゼオライト等の粒状水分吸着剤9あるいは乾燥剤を薄く広げ、その上に植物3を並べる作業をおこなう。
【0031】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、植物の色素に応じたアルコールを含むPH調整剤22に浸したり、塗布あるいは霧吹きやアトマイザー等で吹き付けた植物3Aを用いて植物の配置工程6Eを行なった点で、このような植物の配置工程6Eを用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Fを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、PH調整剤22の塗布によって製造された半立体ドライフラワーの変色や退色を効率よく阻止することができる。
なお、前記PH調整剤22は図19に示すように乳酸、クエン酸、リンゴ酸、水酸化ナトリウム、モルホリン等のPH調整剤本体23にエタノール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール等の浸透性の高いアルコール24を混合したものである。
【0032】
図22および図23に示す本発明を実施するための第8の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、乾燥工程12後である取り出し工程15後に乾燥された植物3に植物の色素に応じたアルコールを含むPH調整剤22に浸したり、塗布あるいは霧吹きやアトマイザー等で吹き付けるPH調整剤塗布工程25を行なった点で、このようなPH調整剤塗布工程25を用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Gを行なっても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0033】
図24および図25に示す本発明を実施するための第9の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、乾燥工程12後に乾燥された植物3をアルコールを含む柔軟剤26に浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付ける柔軟剤塗布工程27を行なった点で、このような柔軟剤塗布工程27を用いた半立体ドライフラワーの製造方法1Hを行なっても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、柔軟性を有する半立体ドライフラワーを製造することができる。
【0034】
なお、前記本発明を実施するための各形態で製造した半立体ドライフラワーを用いてデザインした作品を箱状の防湿容器あるいは製造した半立体ドライフラワーを防湿袋に密閉する場合に乾燥剤と脱酸素剤、乾燥剤と脱酸素剤と共にHFC134aやHFC152a,窒素ガス,二酸化炭酸ガス等、HFC134aやHFC152a,窒素ガス,二酸化炭酸ガス等のいずれかをいれて密閉して、作品の変色や退色を防止したり、作品の長期保存を可能にする。
また、半立体ドライフラワーを透明な紫外線硬化樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の樹脂材に埋め込み、硬化させたアクセサリーや小物を作る場合にも使用される。
この場合、PH調整剤を用いた半立体ドライフラワーを用いてもよい。
さらに、アルコールにアクリル樹脂,ポリエステル樹脂等のコーティング剤を混合したものに乾燥工程を終了した半立体ドライフラワーを浸したり、塗布あるいはアトマイザー等で吹き付ける作業を行って、薄くて弱い花弁等を硬くし、損傷の防止を図っても良い。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は半立体ドライフラワーを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の工程図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の植物の配置工程の説明図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の密閉容器への収納工程の説明図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態の粒状水分吸着剤埋め込み工程の説明図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の乾燥工程の説明図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の粒状水分吸着剤除去工程の説明図。
【図7】本発明を実施するための最良の第1の形態の取り出し工程の説明図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の工程図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の植物の配置工程の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の粒状水分吸着剤埋め込み工程の説明図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の工程図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の乾燥工程の説明図。
【図13】本発明を実施するための第4の形態の工程図。
【図14】本発明を実施するための第4の形態の植物の配置工程の説明図。
【図15】本発明を実施するための第5の形態の工程図。
【図16】本発明を実施するための第5の形態の植物の配置工程の説明図。
【図17】本発明を実施するための第6の形態の工程図。
【図18】本発明を実施するための第6の形態の植物の配置工程の説明図。
【図19】本発明を実施するための第7の形態の工程図。
【図20】本発明を実施するための第7の形態の植物の配置工程の説明図。
【図21】本発明を実施するための第7の形態のPH調整剤の説明図。
【図22】本発明を実施するための第8の形態の工程図。
【図23】本発明を実施するための第8の形態のPH調整剤塗布工程の説明図。
【図24】本発明を実施するための第9の形態の工程図。
【図25】本発明を実施するための第9の形態の柔軟剤塗布工程の説明図。
【符号の説明】
【0037】
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H:半立体ドライフラワー
の製造方法、
2、2A、2B、2C:網体、
3、3A:半立体のドライフラワーに加工する植物、
4、4A:支柱、 5、5A、5B:植物収納体、
6、6A、6B、6C、6D、6E:植物の配置工程、
7:密閉容器、 8:密閉容器への収納工程、
9:粒状水分吸着剤、
10、10A:粒状水分吸着剤埋め込み工程、
11:密閉蓋、 12、12A:乾燥工程、
13:粒状水分吸着剤除去工程、14:半立体ドライフラワー、
15:取り出し工程、 16:乾燥シート、
17:袋入りの乾燥剤、 18:電子レンジや加熱機、
19:磁石、 20:支持部、
21:支持体、 22:PH調整剤、
23:PH調整剤本体、 24:アルコール、
25:PH調整剤塗布工程、 26:柔軟剤、
27:柔軟剤塗布工程。
【出願人】 【識別番号】393022609
【氏名又は名称】杉野 宣雄
【出願日】 平成18年6月20日(2006.6.20)
【代理人】 【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康


【公開番号】 特開2008−1600(P2008−1600A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−169498(P2006−169498)