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誘虫装置および誘虫システム - 特開2008−167668 | j-tokkyo
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【発明の名称】 誘虫装置および誘虫システム
【発明者】 【氏名】武田 勝裕

【氏名】片岡 高明

【氏名】山田 真

【氏名】内田 達清

【要約】 【課題】虫の屋内深部への飛来を防ぐことが可能な誘虫装置を提供する。

【解決手段】この誘虫装置1は、建物10の側壁11に設けられた出入口11a近傍の内壁面11bに取り付けられ、出入口11aを通って屋内に侵入した虫を誘引して捕獲するように構成されている。また、誘虫装置1は、誘虫効果のある光を放射して虫を誘引する直管ランプ3と、この直管ランプ3近傍を飛翔する虫を捕獲する粘着シート6と、直管ランプ3から拡がる光の屋外側の端部Lが、出入口11aを有する側壁11に近接し且つ該側壁11の内壁面11bに略平行となるように、光の拡がり具合を調整するルーバ4とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部屋の側壁に設けられた開口部近傍の屋内側の壁面に取り付けられ、前記開口部を通って屋内に侵入した虫を誘引して捕獲する誘虫装置であって、
誘虫効果のある光を放射して前記虫を誘引するとともに、放射光の屋外側の端部が、前記開口部を有する側壁に近接し且つ該側壁面に略平行となるように、前記放射光の拡がり具合を調整する光源部と、
この光源部近傍を飛翔する虫を捕獲する捕獲手段とを備えたことを特徴とする誘虫装置。
【請求項2】
前記光源部は、光を放射する光源と、前記光の拡がり具合を調整する遮光板とを含むことを特徴とする請求項1に記載の誘虫装置。
【請求項3】
前記光源と前記捕獲手段とを内部に収容するフレームを備え、
前記フレームの前記開口部側の側面が、前記光源から放射された光を前記開口部側に進行させるための開放面となっており、前記開放面と対向するフレームの反対側の側面が壁面となっていることを特徴とする請求項2に記載の誘虫装置。
【請求項4】
前記フレーム内の前記光源の前記開口部と反対側に、前記光源から放射された光を、前記開口部を設けた側壁の壁面に略平行となるように、前記開口部側に反射するための凹面鏡を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の誘虫装置。
【請求項5】
前記光源が、当該光源と対向する前記開口部の開口縁に沿う方向に延びる直管型の光源であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の誘虫装置。
【請求項6】
前記光源から放射された光が屋内側にも進行することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の誘虫装置。
【請求項7】
前記光源部を、前記側壁面と略直交方向に複数並列配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の誘虫装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の誘虫装置を、前記側壁面と略直交方向に複数並列配置したことを特徴とする誘虫システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、誘虫効果のある光を放射して虫を誘引し捕獲する誘虫装置および誘虫システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、誘虫効果のある光を放射して虫を誘引し捕獲する誘虫装置が知られている。
【0003】
このような誘虫装置は、例えば大きな出入口を有する建物の該出入口近傍の屋内側の壁面に取り付けられている。特許文献1には、光源から放射された光を反射板等で屋内方向に向けて反射し、光が屋外に漏れるのを防ぐ技術が開示されている。
【特許文献1】特開2004−261180号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記構成では、出入口から屋内に侵入した直後の虫には、直管ランプの光が反射板に遮られて見えないことがあり、この場合、虫が直管ランプの光を見過ごして屋内深くにまで侵入するおそれがある。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、開口部を通って侵入した虫を、侵入直後に光源に誘引して捕獲することで、虫の屋内深部への飛来を防ぐことが可能な誘虫装置および誘虫システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、部屋の側壁に設けられた開口部近傍の屋内側の壁面に取り付けられ、前記開口部を通って屋内に侵入した虫を誘引して捕獲する誘虫装置であって、誘虫効果のある光を放射して前記虫を誘引するとともに、放射光の屋外側の端部が、前記開口部を有する側壁に近接し且つ該側壁面に略平行となるように、前記放射光の拡がり具合を調整する光源部と、この光源部近傍を飛翔する虫を捕獲する捕獲手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の誘虫装置において、前記光源部は、光を放射する光源と、前記光の拡がり具合を調整する遮光板とを含むことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の誘虫装置において、前記光源と前記捕獲手段とを内部に収容するフレームを備え、前記フレームの前記開口部側の側面が、前記光源から放射された光を前記開口部側に進行させるための開放面となっており、前記開放面と対向するフレームの反対側の側面が壁面となっていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2または3に記載の誘虫装置において、前記フレーム内の前記光源の前記開口部と反対側に、前記光源から放射された光を、前記開口部を設けた側壁の壁面に略平行となるように、前記開口部側に反射するための凹面鏡を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の誘虫装置において、前記光源が、当該光源と対向する前記開口部の開口縁に沿う方向に延びる直管型の光源であることを特徴とするものである。
【0011】
請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の誘虫装置において、前記光源から放射された光が屋内側にも進行することを特徴とするものである。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の誘虫装置において、前記光源部を、前記側壁面と略直交方向に複数並列配置したことを特徴とするものである。
【0013】
請求項8に記載の誘虫システムは、請求項1〜7のいずれか一項に記載の誘虫装置を、前記側壁面と略直交方向に複数並列配置したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、放射光の拡がり具合を積極的に調整し、光の屋外側の端部が、開口部を設けた側壁に近接し且つ該側壁面に略平行となるようにしたので、開口部を通って屋内に侵入した虫が、侵入直後に光源部の光に気付くことになる。これにより、開口部から侵入した虫を、その侵入直後に光源部に向けて飛翔させて捕獲手段により捕獲することができるので、虫が屋内深部にまで飛来するのを防ぐことができる。また、上記構成によれば、光源部から放射された光が屋外に漏れることがないので、屋外の虫が光源部に誘引されることで開口部から屋内に侵入してくることがない。これにより、屋外の虫が開口部を通って屋内に侵入する頻度を抑えることができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、光源から放射された光の拡がり具合を、遮光板により容易に調整することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、フレーム内の光源に誘引された虫がフレーム内を通過してフレーム外部に飛び去るのを防ぐことができるので、虫の捕獲効率が良くなる。
【0017】
請求項4の発明によれば、光源から開口部側へ放射される光の強度を高めることができるので、開口部から侵入した虫を、侵入直後に確実に光源に誘引することができる。
【0018】
請求項5の発明によれば、開口縁に沿う方向に延びる直管型の光源により、開口部側に光を均一に放射することができるので、効率が良い。
【0019】
請求項6の発明によれば、例えば強風等で虫が屋内に勢い良く侵入することに起因して、虫が屋内深部にまで侵入した場合、その屋内深部の虫が光源の光に気付きやすくなるので、当該屋内深部の虫を光源に向けて飛翔させて捕獲手段によって容易に捕獲することができる。
【0020】
請求項7の発明によれば、虫が開口部の中央付近を通って屋内に侵入した場合に、開口部の間口が大きいことに起因して当該虫が開口部側方の光源部の光に気付かずに屋内深部にまで飛来するといった不具合の発生を抑制することができる。
【0021】
請求項8の発明によれば、開口部から侵入した虫を、その侵入直後に捕獲手段により捕獲することができるので、虫が屋内深部にまで飛来するのを防ぐことができる。また、光源部から放射された光が屋外に漏れることがないので、屋外の虫が開口部を通って屋内に侵入する頻度を抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明の第1実施形態による誘虫装置を出入口左方の内壁面に取り付けた状態を示した図であり、図2は、第1実施形態による誘虫装置の全体構成を示した斜視図である。また、図3は、第1実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【0024】
第1実施形態の誘虫装置1Aは、図1に示すように、側壁11に搬入口等の比較的大きな出入口(開口部)11aを有する倉庫等の建物(部屋)10の内部に設けられるものである。
【0025】
このような建物10では、荷物の搬入・搬出が頻繁に行われることから、出入口11aが長時間に亘って開放状態となることがある。さらに、建物10内の天井等には、内部照明として複数の照明器具が設けられているため、これらの照明器具から放射される光に屋外の虫が誘引され、当該虫が出入口11aを通って屋内に侵入してくることがある。
【0026】
上記誘虫装置1Aは、出入口11aを通って屋内に侵入した虫を誘引して捕獲するために設けられており、本実施形態では側壁11の内壁面(屋内側の壁面)11bのうち出入口11aの直左位置に取り付けられている。
【0027】
以下、図2および図3を参照して誘虫装置1Aの構成について述べる。
【0028】
誘虫装置1Aは、図2および図3に示すように、外枠としてのフレーム2と、このフレーム2内に収容される直管ランプ3、一対のルーバ4、反射板5(図3参照)、粘着シート6および一対の固定金具7(図3参照)とを備えている。なお、直管ランプ3は、本発明の「光源」に相当し、ルーバ4は、本発明の「遮光板」に相当し、粘着シート6は、本発明の「捕獲手段」に相当している。また、直管ランプ3とルーバ4とにより本発明の「光源部」が構成されている。
【0029】
フレーム2は、側壁11の内壁面11bに取り付けられるベース21と、このベース21に装着されるカバー22とにより構成されている。
【0030】
ベース21は、側面視でコの字状を呈しており、内壁面11bに平行に配される平板状の取付部21aと、取付部21aの上端から垂直に立ち上がる上面部21bと、取付部21aの下端から垂直に立ち上がる下面部21cとを含んでいる。また、カバー22は、上面部21bの先端と下面部21cの先端とを連絡するようにベース21に装着されている。そして、フレーム2を内壁面11bに取り付けた状態では、当該フレーム2の左右両側面が開放面となっている。
【0031】
また、組立状態でフレーム2の内面を構成するベース21のコの字の内側およびカバー22の内面には、フレーム2内での光の不必要な乱反射を抑えるための黒色塗装が施されている。
【0032】
直管ランプ3は、誘虫効果のある光を放射可能であり、前記光によって虫を誘引するための機能を有している。この直管ランプ3は、当該誘虫装置1と対向する出入口11aの左側の縁部に沿う方向(縦方向)に延びる姿勢で、フレーム2の上面視略中央位置に配されている。
【0033】
ルーバ4は、平板状を呈しており、直管ランプ3の左右両側方に該直管ランプ3の延びる方向に沿って各々配されている。このルーバ4は、直管ランプ3から放射された光の拡がり具合を積極的に調整するために設けられている。具体的には、直管ランプ3から放射された光をルーバ4で遮ることによって、当該光の屋外側の端部L(図3参照)が、出入口11aを有する側壁11に近接し且つ該側壁11の内壁面11bに略平行となるように、前記ルーバ4が位置決めされて配設されている。
【0034】
反射板5は、直管ランプ3と取付部21aとの間に配されており、直管ランプ3から取付部21aの方向に放射された光を反射するための機能を有している。
【0035】
粘着シート6は、直管ランプ3近傍を飛翔する虫を捕獲するために設けられており、カバー22の内面、つまり組立状態でベース21の取付部21aと対向する面に一対の固定金具7により取り付けられている。この粘着シート6は、虫等の付着により捕獲力が低下した際には、固定金具7をフレーム2から取り外すことで容易に新品に交換可能となっている。なお、捕獲手段としては、上記粘着シート6等の粘着式のもの以外の、例えば電撃式、水盤式、あるいは吸引式のものであってもよい。
【0036】
第1実施形態では、上記のように、直管ランプ3から放射された光の拡がり具合をルーバ4によって積極的に調整し、光の屋外側の端部Lが、出入口11aを設けた側壁11に近接し且つ該壁面11の内壁面11bに略平行となるようにしたので、出入口11aを通って屋内に侵入した虫が、侵入直後に直管ランプ3の光に気付くことになる。これにより、出入口11aから侵入した虫を、その侵入直後に直管ランプ3に向けて飛翔させて粘着シート6により捕獲することができるので、虫が屋内深部にまで飛来するのを防ぐことができる。また、直管ランプ3から放射された光が屋外に漏れることがないので、屋外の虫が直管ランプ3に誘引されることで出入口11aから屋内に侵入してくることがない。これにより、屋外の虫が出入口11aを通って屋内に侵入する頻度を抑えることができる。
【0037】
また、第1実施形態では、上記のように、直管ランプ3を、出入口11aの左側の縁部に沿う方向に延びるように配したので、直管ランプ3から出入口11a側に均一に光を放射することができ、効率が良い。
【0038】
なお、誘虫装置1Aを、出入口11aを囲むように該出入口11aの周囲に複数取り付けるのが好ましい。このように構成すれば、出入口11aから侵入した虫が上記複数の誘虫装置1Aのいずれかの直管ランプ3の光に誘引されるので、虫の屋内深部への飛来をさらに抑えることができる。
【0039】
そして、上記実施形態では、誘虫装置1Aを側壁11の内壁面11bのうち出入口11aの直左位置に設置したが、これに限らず、図4に示すように、誘虫装置101Aを内壁面11bのうち出入口11aの直上位置に設置してもよいし、誘虫装置102Aを、側壁11に直交する側壁12の内壁面(屋内側の壁面)12aのうち出入口11aに近い位置に設置してもよいし、誘虫装置103Aを、側壁11に直交する天井壁(図示せず)の下面(屋内側の壁面)のうち出入口11aに近い位置に設置してもよい。なお、誘虫装置101A〜103Aの構成は、誘虫装置1Aの構成と略同一となっている。そして、誘虫装置102Aの直管ランプ3およびルーバ4は、当該誘虫装置102Aと対向する出入口11aの右側の開口縁に沿う縦方向に延びる姿勢となっており、誘虫装置101Aおよび103Aの各直管ランプ3および各ルーバ4は、当該誘虫装置101Aおよび103Aと対向する出入口11aの上側の開口縁に沿う横方向に延びる姿勢となっている。つまり、誘虫装置102Aは、上記誘虫装置1Aと同一姿勢で内壁面12aに取り付けられており、誘虫装置101Aおよび103Aは、誘虫装置1Aを90度回転した姿勢で各壁面に取り付けられている。
【0040】
図5は、第2実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【0041】
第2実施形態の誘虫装置1Bは、図5に示すように、第1実施形態の誘虫装置1Aと異なる形状のルーバ(遮光板)204を備えるとともに、第1実施形態における反射板5が省略されている。このルーバ204は、直管ランプ3から放射された光の拡がり具合を積極的に調整するための一対の遮光部204aに加えて、直管ランプ3から取付部21aの方向に放射された光を反射するための反射部204bを有している。すなわち、この第2実施形態の誘虫装置1Bでは、ルーバ204が反射板を兼ねており、これによって部品点数を削減することが可能となっている。
【0042】
図6は、第3実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【0043】
第3実施形態の誘虫装置1Cは、図6に示すように、上記第1および第2実施形態と異なる形状のフレーム302を備えるとともに、このフレーム302内に第1実施形態の反射板5に代えて凹面鏡8が設けられている。
【0044】
フレーム302は、当該フレーム302の出入口11a側(右側)の側面が、直管ランプ3から放射された光を出入口11a側に進行させるための開放面となっている点では上記実施形態と同様であるが、フレーム302の左側の側面が、閉鎖された壁面23となっている。
【0045】
そして、上記凹面鏡8が、フレーム302内の直管ランプ3を左側(出入口11aと反対側)から包むように配設されている。この凹面鏡8は、直管ランプ3から放射された光を、側壁11の内壁面11bに略平行となるように出入口11a側に反射することが可能な形状に形成されている。
【0046】
第3実施形態では、上記のように、フレーム302の左側の側面が壁面23となっているので、フレーム302内の直管ランプ3に誘引された虫がフレーム302内を通過してフレーム302外部に飛び去るのを防ぐことができる。これにより、虫の捕獲効率が良くなる。
【0047】
また、第3実施形態では、上記のように、フレーム302内の直管ランプ3の左側に凹面鏡8を設けたので、直管ランプ3から出入口11a側へ放射される光の強度を高めることができる。これにより、出入口11aから侵入した虫を、侵入直後に確実に直管ランプ3に誘引することができる。
【0048】
図7は、第4実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【0049】
第4実施形態の誘虫装置1Dは、図7に示すように、上記第3実施形態と異なる位置に凹面鏡8が配設されている。すなわち、誘虫装置1Dでは、凹面鏡8が直管ランプ3を左上方から包むように配されている。また、直管ランプ3が第3実施形態に比べてフレーム402内の右寄りの位置に設けられているとともに、フレーム402の屋内側の右端部が第3実施形態のフレーム302に比べて左側に位置している。これによって、直管ランプ3から放射された光を凹面鏡8によって屋内方向に積極的に反射させている。
【0050】
このように構成すれば、直管ランプ3から屋内方向へ放射される光の強度を高めることができるので、例えば強風等で虫が屋内に勢い良く侵入することに起因して、虫が屋内深部にまで侵入した場合、その屋内深部の虫が直管ランプ3の光に気付きやすくなるので、当該屋内深部の虫を直管ランプ3に向けて飛翔させて粘着シート6によって容易に捕獲することができる。
【0051】
図8は、第5実施形態による誘虫装置を開口部周辺の壁面に取り付けた状態を示した図であり、図9は、第5実施形態による誘虫装置の内部構成を示した図である。
【0052】
第5実施形態の誘虫装置1Eは、出入口11aが設けられた側壁11と直交する側壁が、該出入口11aの近傍に存在する場合に、より好適に用いられる。すなわち、この誘虫装置1Eは、図8に示すように、出入口11aを有する側壁11に直交する側壁12,14の内壁面12a,14aにそれぞれ上下2段で設けられている。より具体的には、各誘虫装置1Eのフレーム502は、図9に示すように、側壁12(14)に埋設されている。このフレーム502内には、3本の直管ランプ3が、縦方向に延びる姿勢で当該建物10の出入り方向(内壁面11bと直交する方向)に所定間隔を隔てて並列配置されて収容されている。また、フレーム502内には、各直管ランプ3に対応する反射板5と粘着シート6とが配設されている。
【0053】
そして、各直管ランプ3の出入口11a側(図9では左側)には、該直管ランプ3から放射される光が、側壁11の内壁面11bに略平行となるように当該光を調整するためのルーバ504が設けられている。特に、最も側壁11寄りの直管ランプ3に対応するルーバ504によって、前記直管ランプ3から放射された光が、当該光の屋外側の端部Lが側壁11に近接し且つ該側壁11の内壁面11bに略平行となるように調整される。
【0054】
このように構成された誘虫装置1Eによれば、虫が出入口11aの中央付近を通って屋内に侵入した場合に、出入口11aの間口が大きいことに起因して当該虫が出入口11a側方の直管ランプ3の光に気付かずに屋内深部にまで飛来するといった不具合の発生を抑制することができる。
【0055】
なお、第5実施形態では、誘虫装置1Eを側壁12,14に埋設したが、これに限らず、側壁12,14の内壁面12a,14aに取り付けてもよい。
【0056】
また、出入口11aの間口がかなり大きい場合には、図8および図9に示した構成以外に、例えば、図10に示すような構成としてもよい。すなわち、上記実施形態による誘虫装置1A(1B〜1D)を、側壁12,14の内壁面12a,14aに出入り方向に沿って複数(図10では3つ)並列配置し、且つ出入口11aの高さ方向と略等しくなるように縦方向に複数段(図10では2段)重ねて配置してもよい。このように構成された誘虫システムにおいても、出入口11aの中央付近を通って屋内に侵入した虫が、出入口11a側方の直管ランプ3の光に気付かずに屋内深部にまで飛来するのを抑制することができる。
【0057】
また、上記実施形態では、本発明の「誘虫装置」を、出入口を有する倉庫等の建物に取り付ける誘虫装置に適用する例について示したが、これに限らず、倉庫以外の店舗や家屋、あるいは家屋内の部屋に取り付ける誘虫装置にも適用可能である。
【0058】
また、上記実施形態では、ルーバによって光の拡がり具合を調整したが、これに限らず、例えば装置の外枠のフレームによって光の拡がり具合を調整してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の第1実施形態による誘虫装置を出入口左方の内壁面に取り付けた状態を示した図である。
【図2】第1実施形態による誘虫装置の全体構成を示した斜視図である。
【図3】第1実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【図4】第1実施形態による誘虫装置を出入口近傍の他の箇所に取り付けた状態を示した図である。
【図5】第2実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【図6】第3実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【図7】第4実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。
【図8】第5実施形態による誘虫装置を開口部周辺の壁面に取り付けた状態を示した図である。
【図9】第5実施形態による誘虫装置の内部構成を示した図である。
【図10】第1〜第4実施形態による誘虫装置を他の設置方法で開口部周辺の壁面に取り付けた状態を示した図である。
【符号の説明】
【0060】
1 誘虫装置
2,302,402,502 フレーム
3 直管ランプ(光源、光源部)
4,204,504 ルーバ(遮光板、光源部)
6 粘着シート(捕獲手段)
8 凹面鏡
10 建物(部屋)
11,12,14 側壁
11a 出入口(開口部)
11b,12a,14a 内壁面(屋内側の壁面)
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成19年1月9日(2007.1.9)
【代理人】 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司

【識別番号】100096150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 孝夫

【識別番号】100099955
【弁理士】
【氏名又は名称】樋口 次郎


【公開番号】 特開2008−167668(P2008−167668A)
【公開日】 平成20年7月24日(2008.7.24)
【出願番号】 特願2007−1486(P2007−1486)