| 【発明の名称】 |
寝具のダニ駆除用シート |
| 【発明者】 |
【氏名】大柳 満雄
【氏名】大野 武嗣
【氏名】新川 満
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| 【要約】 |
【課題】面状発熱体により寝具を覆いまたは包むことで、ダニを退治することを可能とした用具を提案する。
【構成】面状発熱体1は、綿布の両側に極細の導電線5を織り込んだ特殊布に、ナノ・カーボン導電塗料を塗布含浸させた上に絶縁、保護のためポリエチレンフイルム2をラミネートし、さらに熱効率を有効に利用するためにアルミシート3を裏打ちしたもので、大量の遠赤外線の発生とともに短時間で全面が50℃〜70℃程度まで発熱するために、20分から30分程度の作業時間で寝具類に発生しているダニを退治、駆除することができるほかに、冬期の暖房用寝具としても利用できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 枕、敷布団、掛布団、寝巻きなどの寝具類に発生するダニを、導線を織り込んだ繊維にナノ・カーボン導電塗料を塗布含浸させた面状発熱体により、乾燥と同時にダニ退治をすることを特徴とした寝具のダニ駆除シート。 【請求項2】 前述のダニ駆除シートは、熱効率を高め短時間にダニ退治効果を上げるために、アルミシートなどの断熱性の高い材料を面状発熱体の一方の外側に複合し、発熱温度を上げることを特徴とした請求項1に記載の寝具のダニ駆除シート。 【請求項3】 前述のダニ駆除用シートは、寝具類の大きさに合わせて覆いまたは被せることでその効果を高めるように端部にはジッパーを装着して、複数のシートを袋状や面状など任意の形状に着脱できることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の寝具のダニ駆除シート。 【請求項4】 前述のダニ駆除用シートは、温度調節、温度センサー、タイマーなど安全面を配慮することで、冬期の暖房用寝具としても利用できることを特徴とした請求項1および請求項2、請求項3に記載の寝具のダニ駆除用シート。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、一般家庭をはじめ病院、老人介護施設などで長期に療養している病人や寝たきり老人(以下、患者と総称する)の寝具に発生しやすいダニなどを、退治するためのダニ駆除用シートを提案するものである。 【技術背景】 【0002】 ダニは、高温多湿でカビや人および動物のフケや垢などを含むホコリなどを餌とし、さらに寝ている時間が長く掃除がしづらいなどの条件が重なっている患者の寝具は格好の繁殖条件下にある。 【0003】 吸血性ダニの場合、患者はその掻痒感によるストレスの蓄積ばかりでなく、かきむしりにより湿疹やかぶれから褥瘡に至り、また余病を発症する事も多く、それらが患者本人の体力を消耗させるばかりでなく周囲の介護者の悩みの種となっていて、このような寝具などに発生したダニを駆除することは医療問題の一つとして解決が求められている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前述したように、一般家庭をはじめ病院、老人介護施設などで長期療養している病人や寝たきり老人たちの寝具には、繁殖条件が揃っているためにダニが発生しやすく、これらのダニは患者の体力を消耗させるばかりでなく褥瘡や、アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性疾患などの原因ともなっていた。 【0005】 このような寝具に発生したダニを駆除する方法としては、ダニの餌となるフケや垢などの埃を掃除機などでこまめに取り除き、さらに湿度を好むダニのため室内や寝具類を乾燥させるなどのほか、これらの寝具類を50℃以上で20分程度加熱をすることによりほぼ死滅すると言われている。 【0006】 寝具類の加熱には太陽光による天日干しが理想であるが、実際には内部までこのような高温になることはなく、従来は布団乾燥機や防ダニスプレーなどの殺虫剤や、寝具を殺菌装置に運び入れてオゾン殺菌などの方法が取られている。 【0007】 しかし、これらは殺虫剤の臭いや毒性などの二次的問題や殺菌装置までの寝具の移動が重労働であり、表面から寝具の奥に潜り込んだダニを退治しきれない、コストガかさむなどの問題があり、満足するような解決方法とはなり得なかった。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明は、上記したような患者の寝具に発生しやすいダニの駆除を、従来の方法の問題点を解決しながら安全性と実用性を兼ね備えた方法として、検討と検証を繰り返して創案されたもので、シート状の軽量な面状発熱体によりその場で寝具を覆いまたは包むことで乾燥させるとともに、遠赤外線効果により奥深くに潜むダニまでも退治することを可能とした寝具のダニ駆除用シートを提案するもので具体的には以下の如くである。 【0009】 面状発熱体は、綿布の両側に極細の導電線を織り込んだ特殊布に、ナノ・カーボン導電塗料を塗布含浸させた上に絶縁、保護のために両面にポリエチレンフイルムをラミネートし、さらに熱効率を高めるために一方の片面にアルミシートを裏打ちし、またさらに発熱温度を放散させないためにウレタンシートなどを複合することにより断熱性を高めることが良い。 【0010】 また、面状発熱体の発熱方法は熱伝導ではなく輻射光線発熱によるもので、繊維の網目上を均一に面発熱しながら大量の遠赤外線を放出し、単位面積あたりの電流密度が少ないことから感電ややけどの心配もなく、また使用電力料も安価であるとともに有害電磁波の発生もないために安全性にも優れている。 【0011】 面状発熱体の主材は、綿布の両端部に極細の導電線を織り込んだ特殊布であり、繊維と同等であり通常の衝撃や加重に耐え、更に熱膨張や収縮も吸収し繊維と同様に洗濯も可能で、裁断をしても断線しないために形状が自在になり製品化と施工性に優れているほか、万一面状発熱体の部分に穴が開いた場合でも、発熱に支障がなく耐久性にも優れている。 【0012】 このような特徴を持っているナノ・カーボン面状発熱体は、従来は床暖房や融雪マットとして利用されており、輻射光線発熱から大量に発生する遠赤外線が期待される効果を発揮している。 【0013】 発明者達は患者の寝具に発生するダニの問題について、以前より乾燥・殺菌方式による装置を開発し施設等に納入していたが、介護者の負担などの苦情から本ナノ・カーボン面状発熱体の特徴が本問題の解決策になることに着眼し、寝具のダニ駆除用シートとして発案した。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 上記した本発明の具体的な実施形態を添付図面に従って説明すると以下のとおりである。なお、以下に示す実施形態は、単に本発明の説明のためであり、発明思考の限定を意図するものではない。 【0015】 すなわち、図1は本発明のナノ・カーボン面状発熱体の断面図で、綿布の両端部に極細の導電線を織り込んだ特殊布に、ナノ・カーボン導電塗料を塗布含浸させた上に絶縁、保護のためポリエチレンフイルムで両面をラミネートし、外側に面する一面に断熱性を考慮したアルミシートを裏打ちしたものである。 なお、面状発熱体の温度を有効に利用するための保護材や断熱材は勿論ポリエチレンフイルムやアルミシートだけではなく、安全性と作業性、製品化などを考慮すれば種類を限定するものではない。 【0016】 図2は、前記の面状発熱体を2枚、ファスナーにより接合した状態の図である。なお、ファスナーは操作性と機密性を考慮したものであるが、紐やマジックテープなどによるものでも良い。 【0017】 図3は接合した面状発熱体を袋状にし、寝具を挟み込んだ図である。 【0018】 面状発熱体そのものの寸法は適宜であるが、概ね1,000ミリ×3,000ミリ程度でいずれも通電のための電源コードがあり、寝具の大きさにより図2のように広げて覆ったり、あるいはファスナーなどにより袋状にして包み込むことができる。 【0019】 寝具などに発生するダニ類は大体50℃以上で20分ほど経過すると死滅するというデータがあるが、この面状発熱体も通電すると短時間で全面が50℃〜70℃程度まで発熱し、また遠赤外線が内部まで浸透するために、患者が床を離れる20分から30分程度の作業時間で寝具類に寄生しているダニを駆除することができる。 【0020】 また、この面状発熱体は遠赤外線のうちの10〜15ミクロンの波長を大量に発生させており、生体がエネルギーとして吸収し細胞の代謝が活発化し、発育が促進されるに好ましい「生育光線」といわれる6〜15ミクロンの遠赤外スペクトルが得られ、患者の身体に対しても良い影響を与えることができる。 【0021】 なお、この面状発熱体の温度をコントロールすることで、前条のような「生育光線」の効果を求める場合は面状発熱体にカバーを用いるなどで敷布代わりや掛け毛布代わりに使用することもできる。 【0022】 本発明の寝具のダニ駆除用シートを使用することで、患者はもとより介護者の労力と精神的負担は軽減されるようになる。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】 本発明の寝具のダニ駆除用シートの面状発熱体断面図 【図2】 本発明の寝具のダニ駆除用シートの面状発熱体同士をファスナーにより接合した状態の図 【図3】 本発明の寝具のダニ駆除用シートで寝具を包み込んでダニ退治をしている状態の図 【符号の説明】 【0024】 1 面状発熱体 2 面状発熱体のラミネートしたポリエチレンフイルム 3 面状発熱体の裏打ち材の一種のアルミシート 4 面状発熱体の断熱材の一種のウレタンシート 5 電導線 6 面状発熱体の接合用ファスナー 7 ダニ駆除用シート 8 電源コンセント 9 防ダニ処理をする対象の寝具
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| 【出願人】 |
【識別番号】596180478 【氏名又は名称】株式会社環境クリエイト 【識別番号】505431732 【氏名又は名称】大野 武嗣 【識別番号】506319905 【氏名又は名称】新川 満
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| 【出願日】 |
平成18年8月25日(2006.8.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−48713(P2008−48713A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−256445(P2006−256445) |
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