| 【発明の名称】 |
小動物の侵入防止設備 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 悦子
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| 【要約】 |
【課題】犬や猫などの小動物の侵入が防止でき、且つ、衛生的な砂場を保つことが出来る簡易な構造の設備を提供する。
【構成】本発明の小動物の侵入防止設備10は、砂場8の周囲に壁を張り巡らせることにより、犬や猫などの小動物が砂場8に入り込めないようにする砂場8の設備であって、砂場8に隣接させて設けた支柱1と、支柱1に支持させて設けた支持部材2と、支持部材2に吊り下げられる壁部材3とを備える。壁部材3を隣り合う支柱間の幅で形成したネット3で構成すること、そして、壁部材3の下縁に沿って線状部材6を設けることは有効である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 砂場の周囲に壁を張り巡らせることにより、犬や猫などの小動物が砂場に入り込めないようにする砂場の設備であって、 砂場に隣接させて設けた支柱と、該支柱に支持させて設けた支持部材と、該支持部材に吊り下げられる壁部材とを備えていることを特徴とする小動物の侵入防止設備。 【請求項2】 前記壁部材は、隣り合う支柱間の幅で形成されたネットであることを特徴とする請求項1に記載の小動物の侵入防止設備。 【請求項3】 前記壁部材の下縁に沿って線状部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の小動物の侵入防止設備。 【請求項4】 隣り合う前記ネットの側端に、互いに係合する係止手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の小動物の侵入防止設備。 【請求項5】 前記支柱の下部にフックを設け、前記フックに係止できるように前記線状部材の両側端部に下部リングを設けたことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の小動物の侵入防止設備。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、砂場に猫等の動物が侵入しないように、且つ、砂場を衛生的に保つようにする砂場用の設備に関する。 【背景技術】 【0002】 保育園、幼稚園の砂場は、小動物等の動物の排泄物により、汚染されることがある。このような汚染は、時として、見過ごされることもあり、子供たちの衛生面に対する配慮に欠ける現状がある。このような現状に対して、砂場の管理者は、砂場の砂を定期的に入れ替えることや、砂場を使用しない時にシートで砂場を覆うという作業を行なっていた。しかし、このような作業は、労力が伴うものであり、容易ではなかった。 実用新案登録第3069379号公報には、猫や犬の侵入を防止するための砂場用防護ネットが開示されている。この砂場用防護ネットは、砂場の周囲に立設して設けられた支柱に砂場の周囲を囲むようにネットを取付けることが記載されている。そしてネットは、その下端が、砂場の周囲の地面外方に垂れ下がる垂下り部を設けること、及び、支柱の上端に、外向きに屈曲する屈曲部を形成し、この支柱の屈曲部によって、ネットの上端に、外向きの返し部を設けることが記載されている。しかし、このネットは、ネットに設けられたリングを支柱に通す等の手段で取付けられるものであり、ネットの下端を持ち上げて子供たちが出入りするものであることから、砂場が常にネットで囲まれ、開放感に乏しいものとなっていた。 また、特開2002−176902号公報には、砂場の周囲を取り囲むように設けられた複数の巻き上げ戸からなる砂場保護装置が開示されている。この砂場保護装置は、砂場の周囲に巻き上げ戸を設け、これによって、開放する必要のないときにのみ砂場を封鎖するものである。しかし、このような大掛かりな装置は、それを設備するための費用が嵩む等の問題点があった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 砂場が常にネットで囲まれているのでは、開放感に乏しい砂場となる。また、大掛かりな装置を砂場に設けたのでは、それを設備するための費用が嵩むものとなる。このような問題点に鑑みて、本発明は、確実に犬や猫の動物の侵入が防止でき、且つ、衛生的な砂場を保つことが出来るようにすることであり、また、簡易な構造でありながら有効な効果が得られるように砂場用の設備を提供することである。 【特許文献1】実用新案登録第3069379号公報 【特許文献2】特開2002−176902号公報 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明の小動物の侵入防止設備は、砂場の周囲に壁を張り巡らせることにより、犬や猫などの小動物が砂場に入り込めないようにする砂場の設備であって、 砂場に隣接させて設けた支柱と、該支柱に支持させて設けた支持部材と、該支持部材に吊り下げられる壁部材とを備えていることを特徴とする。そして、前記壁部材は、隣り合う支柱間の幅で形成されたネットであること、前記壁部材の下縁に沿って線状部材が設けられていること、隣り合う前記ネットの側端に、互いに係合する係止手段を設けたことを特徴とする。また、前記支柱の下部にフックを設け、前記フックに係止できるように前記線状部材の両側端部に下部リングを設けたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0005】 本発明の小動物の侵入防止設備は、砂場に設けた支柱および支柱に支持させてロープ等の支持部材を設け、支持部材に吊り下げた壁部材が砂場の周囲に壁を張り巡らせるように設けられているので、簡易な構造でありながら犬や猫の小動物の侵入を防止して、衛生的な砂場を保つことが出来る。そして、壁部材を隣り合う支柱間の幅で形成されたネットで構成することにより、砂場の開放が支柱間のネットの開閉だけで行なうことができるものとなる。また、壁部材の下縁に沿って線状部材(チェーンやワイヤー)を設けた場合には、犬や猫などの小動物が壁部材の下端から砂場に侵入出来なくなる侵入防止設備とすることができる。 砂場の周囲に隙間なく壁を張り巡らせるためには、互いに係合する係止手段で互いに隣り合うネットを係止させればよく、これにより、簡易な構造で小動物の侵入防止設備が構築される。 壁部材の下縁に設けられた線状部材が、支柱に設けられたフックに係止できるように下部リングを備えることにより、風の強い日には、壁部材の下縁が舞い上がらないようにできる。これにより、犬や猫などの小動物の出入りが、さらに確実に防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 図1及び図2は、本発明の小動物の侵入防止設備10を示したものであり、それぞれ、砂場を封鎖もしくは開放した状態である。この小動物の侵入防止設備10は、概ね、砂場の角部の外側に設けた支柱1と、支柱1間に張り渡して設けたワイヤー2(支持部材)と、ワイヤー2に吊り下げられるネット3(壁部材)とを備えている。ネット3は、繊維の束を編んで造った網であり、犬や猫などの小動物の攻撃に対して充分な強度を備え、且つ、耐候性を備えたものが利用される。ネット3のサイズは、横幅が隣り合う支柱1間の長さであり、高さは犬や猫が飛び越えられない程度の高さ(約1.8m程度)である。そして、ネット3の上縁にはネット用リング5が適宜間隔で取付けられ、ネット3の下縁に沿って線状部材6(例えば、後述するチェーン、螺旋状のワイヤー、太めの紐、ゴム等)が取付けられる。これにより、犬や猫などの小動物が、ネット3の下縁を潜り、砂場に侵入することが出来なくなる。また線状部材6を風で吹き上げられることがない程度の重さとすることによって、ネット3の下縁と地面との間に風等の影響で隙間が出来難くなるので、小動物の侵入防止効果が向上する。 【0007】 一方、砂場8の各コーナーの外側に立設される支柱1は、その高さが約2m程度で、上部にはワイヤー2を固定するためのワイヤー用リング4が溶接される。そして、このワイヤー用リング4によって、ワイヤー2が固定もしくは係止される。因みに、ワイヤー2の両端部にフックを設けてリング4に係脱自在とすること、もしくは、ワイヤー2にネット3のネット用リング5を通した後にワイヤー2をリング4に通し固定する等適宜実施される。このように、ワイヤー2にネット用リング5を介してネット3を吊り下げて構築した小動物の侵入防止設備10は、手で容易にネット3の開閉ができるものとなる。 【0008】 ネット3の側端にはピンチ7を設け、隣り合うネット3間に隙間が出来ないように、このピンチ7で互いに隣り合うネット3を挟んで止める。これにより、砂場8の周囲に隙間なく壁を張り巡らせることができ、簡易な構造で小動物の侵入防止設備が構築される。また、このように設けられたピンチ7は、ネット3を支柱1近傍に束ねる際にも利用できる。尚、ピンチ7を支柱1に設けること、もしくは、ピンチ7に替えて、紐等の係止手段を設けることもできる。 【0009】 図3(a)は、他の形態を説明するために、小動物の侵入防止設備10の左隅を示した説明図である。この図3(a)に示すように、ネット3の下縁にはチェーン6a(線状部材)が設けられ、このチェーン6aを係止するために、支柱1の下部にフック4aを溶接して設けている。そして、このフック4aにチェーン6aを係止させることにより、ネット3の下端が風で舞い上がらなくなるので、犬や猫の侵入防止に役立つ。尚、ネット3にチェーン6a以外の部材、例えば太い紐を設けた場合には、支柱1のフック4aに係止できるようなリング(下部リング)を太い紐の両端部に設ければよい。 【0010】 図3(b)は、支柱1をネット3の内側に設けた形態の侵入防止設備10である。このような形態の侵入防止設備10とした場合には、隣接するネット3の合わせ部分(ネット3の側端部)が、支柱1に支えられる構造となることから、さらに、風による影響が出難いものになる。しかし、この場合、支柱1の下部でネット3をチェーン6aで係止させていないことから、隣接するネット3の合わせ部分に相当の力が加わる。従って、この形態の侵入防止設備10とした場合には、ピンチ7でネット3を挟持しただけでは不十分であり、他の係止手段を併用するのが好ましい。 【0011】 図3(c)は、ネット3の長さを支柱1に対して充分長くすることによって、ネット3の裾面3aを地面に着けている状態を示したものである。このように、ネット3に裾面3aを設けることによって、小動物の侵入防止効果はさらに向上する。即ち、犬や猫などの小動物は外側に向けたネット3の裾面3aを持ち上げて潜り込むことができないので、それら小動物の砂場への侵入をより確実に防止することが出来る。 【0012】 隣接するネット3の合わせ部分における係止手段に関し、図4は、ピンチ7以外の係止手段を説明するものである。これらの係止手段は、周囲の環境や目的に応じて適宜選択されるものであるが、図4(a)に示したようにファスナー11をネット3の側端部に設けた場合には、ほぼ隙間なく、ネット3の合わせ部分を繋ぎ合わすことができるので、小動物の砂場への侵入が完全に規制できる。因みに、エレメントをスライダーで噛み合わせるファスナー11に代えて、面ファスナー(図省略)を設けることもできる。 【0013】 図4(b)に示す留具12については、図4(c)、及び、図4(d)に、その構造および作動を示す。これら図4の(b)乃至(d)に示ように、留具12は、ネット3の一方の側端部に棒状部材13を設け、これを嵌める嵌合部材12a、12bをネット3の他方の側端部に設けて構成される。これにより、棒状部材13と嵌合部材12a、12bとを嵌合させ、互いに隣接するネット3が、閉じた状態で保持できる。因みに、図4の(c)に示す留具12の嵌合部材12aは、断面三日月状の2個の部材を軸支して、それぞれの部材をバネで内側に付勢させたものである。この形態の留具12は、嵌合部材12aの付勢力に抗して棒状部材13を開口部から挿入することで、棒状部材13が嵌合部材12aに嵌め込まれる。同様に、図4の(d)に示す留具12は、嵌合部材12bが断面馬蹄形状に形成された弾性部材であり、棒状部材13はその開口部を押し開き挿入することにより保持される。 【0014】 以上、ネット3の横幅サイズが、隣り合う支柱1間の長さとなるようにした小動物の侵入防止設備10について説明したが、連続する1枚のネットで砂場8を囲むようにしてもよい。図5は、砂場の形状に合わせて固定部材15を支柱1の上部に設けた侵入防止設備20である。この侵入防止設備20は、さらに、固定部材15にワイヤー2を担持させるとともに、ワイヤー2にネット用リング5を挿通させ、固定部材15の外周壁に沿って、ネット用リング5が移動できるようにしたものである。すなわち、ネット用リング5には、ネット3が取り付けられているので、ファスナー11を開いてネット3を束ねること、もしくは、図5に示したように、ネット3で砂場を囲った状態で閉じることができるので、犬や猫の侵入を防止することができる砂場の設備となる。 【0015】 尚、図は省略するが、他の形態の侵入防止設備として、固定部材15の外周壁に連続する係合突起を設け、その係合突起に係合するフックをネット3に設けるようにしてもよい。これにより、フックを係合突起上で摺動させることができるので、ネット3の開閉が自在にできる侵入防止設備20になる。また、吊り下げられる部材は、ネット3に限定されることはなく、耐候性に優れた布、もしくは、プラスチック製の板状部材を複数枚吊り下げるようにして、構成することもできる。 【0016】 砂場を衛生的に保つためには、砂場を出来るだけ日に当てるようにする。しかし、子供たちが遊んでいる時や日差しが強すぎる時には、図6に示すような葦簀9(日除け部材)をワイヤー2に立て掛ける。これにより、簡易な構造でありながら犬や猫の小動物の侵入を防止して、衛生的な砂場を保つことが出来る小動物の侵入防止設備が構築できる。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】砂場を封鎖して示した小動物の侵入防止設備の説明図である。 【図2】砂場を開放して示した小動物の侵入防止設備の説明図である。 【図3】(a)、(b)は、それぞれ、小動物の侵入防止設備の左隅を示した説明図であり、(c)は、ネットを地面に着けている状態を示す説明図である。 【図4】(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ係止手段を説明する説明図である。 【図5】他の形態の小動物の侵入防止設備の説明図である。 【図6】日除け部材を立て掛けた小動物の侵入防止設備の説明図である。 【符号の説明】 【0018】 1 支柱 2 ワイヤー 3 ネット 4 ワイヤー用リング 4a フック 5 ネット用リング 6 線状部材 6a チェーン 7 ピンチ 8 砂場 9 葦簀 10、20 小動物の侵入防止設備 11 ファスナー 12 留具 15 固定部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】506281967 【氏名又は名称】鈴木 悦子
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| 【出願日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000051 【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
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| 【公開番号】 |
特開2008−43269(P2008−43269A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222658(P2006−222658) |
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