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給餌装置 - 特開2008−245575 | j-tokkyo
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【発明の名称】 給餌装置
【発明者】 【氏名】遠藤 祐治

【氏名】小布施 勲

【氏名】樋本 清一

【要約】 【課題】小型化でき且つ容易に充分な掃除をできる給餌装置を提供する。

【解決手段】筒状体18の内壁面に外周縁が摺接して上下動可能に設けられ、底面に開閉可能に設けられた蓋25を具備する受け部24と、受け部24で仕切られた上部空間部26に所定量の飼料が受け入れられるように、受け部24の位置を調整する螺子杵28と、受け部24と共に上下動可能に設けられ、受け部24の蓋25を閉じて供給口から上部空間部26内に飼料を受け入れ、上部空間部26に所定量の飼料を受け入れたとき、蓋25を開いて所定量の飼料を筒状体18の排出口から排出できるように、蓋25を開閉するレバー32とを具備し、且つ飼料と接触する筒状体18の内壁面及び筒状体18内に設けられた部材を外部からの水噴射又は空気噴射で洗浄できるように、筒状体18の中心軸に沿って二分割された半筒部の一方が開放可能に設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家畜に給餌する飼料の供給口が上面側に形成されていると共に、下面側に飼料の排出口が形成されている筒状体と、前記供給口から筒状体内に供給された所定量の飼料を貯留する貯留手段と、前記筒状体内に貯留された飼料量を計量する計量手段と、前記筒状体内に貯留された所定量の飼料を前記排出口から排出する排出手段とを具備する給餌装置であって、
前記飼料と接触する筒状体の内壁面の全面を外部からの水噴射又は空気噴射によって洗浄できるように、前記筒状体の中心軸に沿って筒状体の上端から下端に亘って分割された分割部が、前記筒状体の残部である固定部に対して開放可能に設けられていることを特徴とする給餌装置。
【請求項2】
計量手段、貯留手段及び排出手段が筒状体内に設けられた給餌装置であって、前記筒状体内には、筒状体の内壁面に外周縁が摺接して上下動可能に設けられ、底面に開閉可能に設けられた蓋を具備する受け部と、前記受け部によって仕切られた上部空間部に所定量の飼料が受け入れられるように、前記受け部の位置を調整する上下動手段と、前記受け部と共に上下動可能に設けられ、前記受け部の蓋を閉じて供給口から前記上部空間部内に飼料を受け入れ、前記上部空間部に所定量の飼料を受け入れたとき、前記蓋を開いて所定量の飼料を前記筒状体の排出口から排出できるように、前記蓋を開閉する開閉手段とが設けられている請求項1記載の給餌装置。
【請求項3】
受け部が、筒状体の供給口と受け部との間の空間部に飼料が満杯に充填されたとき、前記空間部に所定量の飼料が受け入れられるように位置調整がなされる請求項2記載の給餌装置。
【請求項4】
筒状体が、中心軸に沿って二分割された半筒部から構成され、前記半筒部の一方が固定されている固定部であり、他方の半筒体が前記固定部に対して開放可能に設けられた開放部である請求項1〜3のいずれか一項記載の給餌装置。
【請求項5】
筒状体が、固定部と開放部との端部に設けられた係止部によって係止されて形成されている請求項1〜4のいずれか一項記載の給餌装置。
【請求項6】
固定部と開放部との両端の各々には、係止部を構成する係止部材としてのヒンジピンが挿入されるスリーブ部と、前記スリーブ部の上側方向又は下側方向に隣接して形成され、対応する固定部又は開放部の端部に設けられたスリーブ部を受ける凹部が形成された突出部とが設けられている請求項1〜5のいずれか一項記載の給餌装置。
【請求項7】
固定部の一端に形成されたスリーブ部と開放部の一端に形成されたスリーブ部とに挿入された固定ヒンジピンを回動軸にして、前記開放部が回動可能に係止され、
且つ前記固定部の他端に形成されたスリーブ部と開放部の他端に形成されたスリーブ部とが、前記スリーブ部の少なくとも一方に対して挿脱可能に挿入されたヒンジピンによって係止されている請求項1〜7のいずれか一項記載の給餌装置。
【請求項8】
固定部に設けられたスリーブ部と開放部に設けられたスリーブ部とに挿入された固定ヒンジピンを中心に回動し、前記開放部を開放したとき、前記開放部の開放状態をロックするロック部が設けられている請求項1〜7のいずれか一項記載の給餌装置。
【請求項9】
筒状体の内外に設けられ、内部に隙間が形成されている部材が、前記部材内に飼料や水洗の水が入り込まないように、前記部材が覆材によって覆われている請求項1〜8のいずれか一項記載の給餌装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は給餌装置に関し、更に詳細には家畜に所定量の飼料を給餌する給餌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
家畜、特に母豚に与える飼料量を厳格に管理することが、健康な子豚を生ませるうえで大切である。このため、養豚場等では、母豚に与える飼料を管理すべく、給餌する所定量の飼料を計量する計量手段を具備する給餌装置が使用されている。
また、給餌装置の内壁等に付着した飼料が、夏場等の高温多湿の環境下では腐敗したり、虫の巣となったりすることがある。このため、給餌装置内を頻繁に洗浄することが必要である。
この様に、計量手段及び洗浄手段を具備する給餌装置としては、例えば下記特許文献1では、図11に示す給餌装置100が提案されている。
【特許文献1】特表2003−505096号公報
【0003】
図11に示す給餌装置100では、飼料を貯蔵する貯蔵ホッパー102,102の各々の下部に計量装置104が設けられており、計量装置104,104は搬送チャネル106に接続されている。更に、搬送チャネル106の下部には、家畜が口を突っ込み貯められた飼料を食べる飼料おけ108が接続されている。
また、搬送チャネル106の内壁面には、内壁面を掃除する掃除装置としての複数本のワイパー110,110・・が設けられている。これらのワイパー110,110・・は、搬送チャネル106の内壁面の汚れ等を検地するセンサ112の汚れ検地信号が発信されたとき駆動される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図11に示す給餌装置100は、貯蔵ホッパー102,102の各々に貯蔵された飼料を、計量装置104,104によって所定量を計量した後、計量された飼料は搬送チャネル106に払い出されて飼料おけ108に貯められ、家畜に食される。
かかる給餌装置100では、搬送チャネル106の内壁面に飼料等が付着したとき、センサ112から発信された汚れ検地信号によって、ワイパー110,110・・が駆動され、搬送チャネル106の内壁面に付着した飼料等を除去できる。
しかし、図11に示す給餌装置100は、特別な計量装置104,104やワイパー110,110・・等を設けているため、大型化している。このため、給餌装置の小型化が望まれている。
しかも、図11に示す給餌装置100では、搬送チャネル106の内壁面に付着した飼料をワイパー110,110・・のみでは充分に除去できず、充分な掃除を行う場合には、分解掃除が必要となる。
そこで、本発明は、大型化で且つ内壁面に付着した飼料の充分な掃除を容易に行うことができないという従来の給餌装置の課題を解決し、小型化でき且つ内壁面に付着した飼料の充分な掃除を容易に行うことのできる給餌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は、先ず、給餌装置の小型化を達成すべく検討を重ねたところ、図12に示す給餌装置200を試作した。この図12は、給餌装置200の部分断面図である。
かかる給餌装置200には、筒状体208が設けられている。この筒状体208の上部には、飼料を供給する供給配管202と接続する供給口(図示せず)を具備する上蓋部204が上部に設けられていると共に、筒状体208の下部には、ロート状の排出部206が設けられている。
かかる筒状体208内に計量手段が設けられている。この計量手段には、筒状体208の内壁面に外周縁が摺接して上下動可能に設けられ、底面に開閉可能に設けられた蓋209を具備する受け部210と、受け部210によって仕切られた上部空間部212に所定量の飼料が受け入れられるように、受け部210の位置を調整する上下動手段としての螺子杵214と螺子杵214を回転するハンドル216と、受け部210の蓋209を閉じて供給口から上部空間部212内に飼料を受け入れ、上部空間部212に所定量の飼料を受け入れたとき、蓋209を開いて所定量の飼料を筒状体208の排出部206から排出できるように、蓋209を開閉する開閉手段としてのレバー214とが設けられている。レバー214は、筒状体208の長手方向に設けられた角柱218の途中に設けられ、受け部210と共に上下動するスリーブ220から突出している。かかるレバー214は、角柱218の先端部に設けられているレバー222を回動することによって、角柱218及びスリーブ220と共に回動し、受け部210の蓋209を開閉する。
【0006】
図12に示す給餌装置200によれば、受け部210の位置を所定位置とすることによって飼料の計量を容易に行うことができ、且つ装置全体をコンパクト化できる。
しかしながら、図12に示す給餌装置200でも、筒状体208の内壁や受け部210等の筒状体208内に設けられている部材に飼料が付着し、その掃除に手間がかかることが判明した。
本発明者等は、図12に示す給餌装置200の洗浄方法について検討したところ、受け部210等の筒状体208内に設けられている部材に付着した飼料は、水噴射や空気噴射によって落ち易いこと、かかる水噴射や空気噴射を外部から行う際には、筒状体208の半筒体の全面が開放できれば、外部からの水噴射や空気噴射を用いた洗浄作業がやり易いことを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、家畜に給餌する飼料の供給口が上面側に形成されていると共に、下面側に飼料の排出口が形成されている筒状体と、前記供給口から筒状体内に供給された所定量の飼料を貯留する貯留手段と、前記筒状体内に貯留された飼料量を計量する計量手段と、前記筒状体内に貯留された所定量の飼料を前記排出口から排出する排出手段とを具備する給餌装置であって、前記飼料と接触する筒状体の内壁面の全面を外部からの水噴射又は空気噴射によって洗浄できるように、前記筒状体の中心軸に沿って筒状体の上端から下端に亘って分割された分割部が、前記筒状体の残部である固定部に対して開放可能に設けられていることを特徴とする給餌装置にある。
【0007】
かかる本発明は、計量手段、貯留手段及び排出手段が筒状体内に設けられた給餌装置であって、前記筒状体内には、筒状体の内壁面に外周縁が摺接して上下動可能に設けられ、底面に開閉可能に設けられた蓋を具備する受け部と、前記受け部によって仕切られた上部空間部に所定量の飼料が受け入れられるように、前記受け部の位置を調整する上下動手段と、前記受け部と共に上下動可能に設けられ、前記受け部の蓋を閉じて供給口から前記上部空間部内に飼料を受け入れ、前記上部空間部に所定量の飼料を受け入れたとき、前記蓋を開いて所定量の飼料を前記筒状体の排出口から排出できるように、前記蓋を開閉する開閉手段とが設けられている給餌装置に好適に適用できる。
この受け部を、筒状体の供給口と受け部との間の空間部に飼料が満杯に充填されたとき、前記空間部に所定量の飼料が受け入れられるように位置調整することによって、給餌装置の構造を更に簡素化できる。
また、筒状体を、中心軸に沿って二分割した半筒部から構成し、前記半筒部の一方を固定した固定部とし、他方の半筒体を前記固定部に対して開放可能に設けた開放部とすることにより、筒状体の約1/2を開放でき、筒状体の内壁面を容易に掃除できる。
かかる筒状体を、固定部と開放部とを端部に設けた係止部材によって係止して形成することにより、開放部の開閉を容易に行うことができる。
この固定部と開放部との両端の各々には、係止部材としてのヒンジピンを挿入するスリーブ部と、前記スリーブ部の上側方向又は下側方向に隣接して形成し、対応する固定部又は開放部の端部に設けたスリーブ部を受ける凹部を形成した突出部とを設けることによって、固定部に開放部を容易に組み付けることができる。
かかる固定部の一端に形成したスリーブ部と開放部の一端に形成したスリーブ部とに挿入した固定ヒンジピンを回動軸にして、前記開放部を回動可能に係止し、且つ前記固定部の他端に形成したスリーブ部と開放部の他端に形成したスリーブ部とを、前記スリーブ部の少なくとも一方に対して挿脱可能に挿入したヒンジピンによって係止することによって、固定部に開放部を更に容易に組み付けることができる。
更に、固定部に設けたスリーブ部と開放部に設けたスリーブ部とに挿入した固定ヒンジピンを中心に回動し、前記開放部を開放したとき、前記開放部の開放状態をロックするロック部を設けることによって、開放した開放部のバタツキを防止できる。
尚、筒状体の内外に設けられ、内部に隙間が形成されている部材を、前記部材内に飼料や水洗の水が入り込まないように、前記部材を覆材によって覆うことによって、部材内に飼料や水洗の水が入り込むことを効果的に防止できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る給餌装置では、飼料と接触する筒状体の内壁面を外部からの水噴射又は空気噴射によって洗浄できるように、中心軸に沿って筒状体の上端から下端に亘って分割された分割部を、筒状体の残部である固定部に対して開放可能に設けられている。このため、筒状体の内壁面を洗浄するワイパー等の洗浄装置を筒状体内に設けることを要せず、給餌装置全体をコンパクト化できる。
しかも、中心軸に沿って筒状体の上端から下端に亘って分割された分割部を、筒状体の残部である固定部に対して開放できる。このため、筒状体の内壁面に外部から水噴射や空気噴射でき、筒状体の内壁面に付着した飼料を容易に且つ充分に洗浄できる。
その結果、筒状体の内壁面を度々洗浄して給餌装置を衛生状態に保持し、家畜の健康管理に資することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明に係る給餌装置の一例を図1に示す。図1は給餌装置10の正面図である。給餌装置10には、アクリル等の透明材料から成る筒状体18が設けられている。この筒状体18の上部には、飼料を供給する飼料供給配管12と接続する供給口(図示せず)を具備する上蓋部14が設けられていると共に、筒状体18の下部には、ロート状の排出部16が設けられている。
かかる筒状体18は、中心軸に沿って二分割された半筒部から構成され、この半筒部の一方が固定されている固定部である固定側半筒体18aである。また、他方の半筒体は、固定側半筒体18aに対して開閉可能に設けられ開放部である開放側半筒体18bである。
固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとは、各端部に設けた複数個の係止部20,22によって係止されて筒状体18を形成できる。この開放側半筒体18bには、長形状の目盛17が設けられている。
かかる筒状体18内には、計量手段、貯留手段及び排出手段が設けられている。具体的には、筒状体18の内壁面に外周縁が摺接して上下動可能に設けられ、底面に開閉可能に設けられた蓋25を具備する凹状の受け部24が設けられている。
かかる受け部24によって仕切られた上部空間部26の容量は、受け部24の位置によって調整できる。このため、受け部24の位置を調整可能とする上下動手段としての螺子杵28が設けられている。この螺子杵28は、排出部16に設けられているハンドル30の回動によって回動し、受け部24を上下動して上部空間部26の容量を調整できる。かかる上部空間部26の容量は、上部空間部26に飼料が満杯に充填されたとき、家畜に与えるべき所定量の飼料が受け入れられるように、受け部24の位置を調整することが好ましい。
【0010】
螺子杵28を回動して受け部24を上下動する際に、受け部24の底面に設けられた蓋25を開閉するレバー32も、受け部24と共に上下動する。レバー32は、筒状体18の長手方向に設けられた角柱34の途中に設けられ、受け部24と共に上下動するスリーブ36から突出して形成されている。かかるレバー32は、角柱34の先端部に設けられているレバー38を回動することによって、角柱34及びスリーブ36と共に回動し、受け部24の蓋25を開閉する。図1に示す給餌装置10において、蓋25を開いた状態の斜視図を図2に示す。図2に示す斜視図では、開放側半筒体18bに設けられている目盛17を省略した。
また、図1に示す固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとを、係止部20,22によって係止して筒状体18とした状態を図3に示す。図3に示す様に、開放側半筒体18bに設けた目盛17によって、受け部24の位置から上部空間部26の容量を知ることができ、受け入れることのできる飼料量を推定できる。このため、家畜に与える予定の飼料量となるように、ハンドル30を調整して上部空間部26の容量を調整できる。
【0011】
更に、固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとが接触する接触面には、後述する様に、両接触面の一方に凸状部を形成し、他方の接触面に溝状部を形成することが好ましい。固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとの各接触面が接触したとき、凹凸係合して接触面のシール性を向上でき、筒状体18内の飼料が接触面から洩れ出ることを確実に防止できる。
また、開放側半筒体18bの上端部と下端部との各々に、小孔41a,41aが穿設されており、固定側半筒体18aの上部の上蓋部14と下部の排出部16との小孔41a,41aと対応する所定箇所には突起41b,41bが形成されている。かかる固定側半筒体18aの突起41b,41bに、開放側半筒体18bの小孔41a,41aが挿入するように、固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとの各接触面を接触させることによって、確実に係止部20,22によって両者を係止できる。
【0012】
図1〜図3に示す係止部20,22は、固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとの両端の各々に設けられ、図4に示す様に、スリーブ部23と、スリーブ部23の上側方向又は下側方向に隣接して形成され、対応する固定側半筒体18a又は開放側半筒体18bの端部に設けられた係止部材としてのスリーブ部23を受ける凹部27が形成された突出部29が設けられている。
かかる固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとの一端側に設けられたスリーブ部23と突出部29とから成る係止部20は、図5に示す様に、固定側半筒体18aに設けた突出部29aの凹部27に、開放側半筒体18bのスリーブ部23bが当接する。同時に、開放側半筒体18bに設けた突出部29b(図示せず)の凹部27には、固定側半筒体18aに設けたスリーブ部23aが当接する。このため、スリーブ部23a,23bは、図5に示す様に、上下方向に配列され、その貫通孔内に係止部材としての固定ヒンジピン40が挿入される。スリーブ部23a,23bの貫通孔内に挿入された係止部材としての固定ヒンジピン40は、開放側半筒体18bの回動軸となる。
【0013】
かかるスリーブ部23a,23bの各々には、図6(a)に示す様に、突起部31が形成されている。この突起部31は、図6(a)に示す様に、開放側半筒体18bを固定側半筒体18aに対して開いていくと、図6(c)に示す様に、固定側半筒体18aに設けられた突出部29aの凹部27aに挿入され、開放側半筒体18bの開放状態をロックできる。
また、筒状体18を形成したとき、固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとの端面が接触する接触面に、図6(b)(c)に示す様に、固定側半筒体18aの凸状部19を形成し、他方の接触面に溝状部21を形成する。筒状体18を形成したとき、固定側半筒体18aの溝状部21にと開放側半筒体18bとの接触面のシール性を向上できる。このため、筒状体18内の飼料が溝状部21にと開放側半筒体18bとの接触面から飼料が洩れ出すことを防止できる。
【0014】
かかる固定側半筒体18aと開放側半筒体18bとの他端側に設けられた係止部材としてのスリーブ部23と突出部29とから成る係止部22も、同様に、図7(a)に示す様に、開放側半筒体18bに設けた突出部29bの凹部27に、固定側半筒体18aのスリーブ部23aが当接する。同時に、固定側半筒体18aに設けた突出部29b(図示せず)の凹部27には、開放側半筒体18bに設けたスリーブ部23bが当接する。このため、スリーブ部23a,23bは、図7(a)に示す様に、上下方向に配列され、その貫通孔内に係止部材としてのコ字状に形成された係止部材としてのヒンジ42を構成するヒンジピン42aが挿入される。ヒンジ42は、図7(a)に示す様に、コ字状に二本の腕部が形成されたており、腕部の一方がヒンジピン42aであって、他方の腕部42aには、ヒンジピン42aの方向に突出する突起44,44が所定の間隙で形成されている。
図7(a)に示す様に、上下方向に配列されスリーブ部23a,23bの貫通孔内に、係止部材としてのコ字状に形成されたヒンジ42のヒンジピン42aを挿入すると、図7(b)に示す様に、スリーブ部23a,23bはヒンジピン42aによって連結される。
このとき、腕部42bに形成した突起44,44は、開放側半筒体18bに設けたスリーブ部23bを挟み込み、ヒンジピン42aがスリーブ部23a,23bから抜け出ないようにする。
【0015】
図7(b)に示す様に、ヒンジ42にヒンジピン42aによって部23a,23bを係止している状態から、スリーブ部23a,23bの係止状態を解消するには、図8(a)に示す様に、ヒンジ42の腕部42bに形成した突起44,44が開放側半筒体18bのスリーブ部23bを挟み込んでいる状態を解除した後、矢印方向にヒンジ42を引き上げる。
次いで、図8(b)に示す様に、ヒンジ42の腕部42bに形成した突起44,44が固定側半筒体18aのスリーブ部23aを挟み込む状態に到達したとき、開放側半筒体18bのスリーブ部23bの貫通孔からもヒンジピン42aが抜き出される。このため、開放側半筒体18bのスリーブ部23bとの係止状態を解除でき、図(b)に示す矢印方向に、係止部20の固定ヒンジピン40を回動軸として開放側半筒体18bを開くことができる。開放側半筒体18bを開放した固定側半筒体18aのスリーブ部23bには、図8(c)に示す様に、ヒンジ42のヒンジピン42aの先端部が挿入された状態で残留している。
【0016】
図1〜図3に示す給餌装置10に設けられた螺子杵28の後端部は、図9に示す様に、後端部がロート状の排出部16から水平に延出された延出部16bに位置決めされているシャフト50の先端部に連結されている。かかるシャフト50は、ロート状の排出部16に設けられたスリーブ16aに挿通されている。このスリーブ16aの上端部は、排出部16内に開放されており、シャフト50との隙間から飼料がスリーブ16a内に入り込むことがある。このため、螺子杵28の後端部にスカート部28aを形成し、スリーブ16aの上端部を覆い、飼料がスリーブ16a内に進入することを防止している。
また、シャフト50の途中に設けられた歯車50aは、排出部16の外周に設けられたハンドル30に連結されたシャフト30aの一端に設けられた歯車30bと歯合しており、ハンドル30の回動を螺子杵28に伝達する。
尚、排出部16から水平に延出された延出部16bには、筒状体18内を水洗した際に、洗浄水を排出できるように排出孔(図示せず)が形成されている。
【0017】
図1〜図9に示す給餌装置10を用いて家畜に飼料給餌する際には、ハンドル30を回動して受け部24の位置を所定位置に調整する。この際に、筒状体18の上部空間部26に飼料を満杯にしたとき、家畜に与える飼料量となるように、受け部24の位置を調整する。
次いで、飼料供給配管12から飼料を筒状体18内に供給し、筒状体18の上部空間部26に飼料を満杯まで充填する。
その後、レバー38を回動して受け部24の底面の蓋25を開くことによって、上部空間部26に充填された飼料を受け部24から落下し、排出部16を経由して家畜が食べることができるように排出する。
【0018】
この様な給餌装置10を用いて家畜に飼料の給餌を継続していると、筒状体18の内壁面及び受け部24等の筒状体18内に設けられている部材に飼料が付着してくる。付着した飼料を掃除する際には、給餌装置10を飼料供給配管12に取り付けた状態で、筒状体18を形成する開放側半筒体18bを、係止部材22,22の係止を解除することによって、固定ヒンジピン40を回動軸として固定側半筒体18aに対して開くことができる。このため、筒状体18の内壁面及び受け部24等の部材の全体が露出し、飼料が付着している箇所に外部から水噴射又は空気噴射を施して容易に水洗できる。
その結果、筒状体18の内壁面及び筒状体18内に設けられた受け部24等の部材を度々洗浄でき、給餌装置10を衛生状態に保持できる。このため、家畜の衛生の管理に資することができる。
【0019】
図1〜図3に示す給餌装置10は、筒状体18内に計量手段、貯留手段及び排出手段が設けられているものであるが、筒状体18の外部に計量手段が設けられている給餌装置にも適用できる。
その一例を図10に示す。図10に示す給餌装置は、飼料供給配管12に連結されている接続部60に回動自在に設けられたレバー(図示せず)の一端部に、錘66を保持するホルダ62が回動自在に設けられていると共に、レバーの他端部にシャフト(図示せず)が設けられている。このシャフトに四角形の筒状部18の上端部が吊り下げされている。更に、レバーのホルダ62側には、接続部60に形成された飼料の供給口を開閉するシャッター64が接続されている。このため、筒状部18に貯留される飼料の重さが錘66よりも重くなったとき、レバーの筒状部18側が降下すると共に、レバーのホルダ62側が上昇してシャッター64が接続部60の供給口を閉じるように構成されている。
この錘66は、長形であって、端部の一方が筒状体18から離れるようにホルダ62から引き出されたき、筒状体18に貯留される飼料量は増加する。
また、筒状部18の下端部にもシャッター(図示せず)がレバー68に接続して設けられており、レバー68を人手又は機械で上方又は下方に移動することによって、シャッターを開閉できる。図10に示すレバー68の位置は、シャッターを閉じて筒状体18内に飼料を貯留できる状態である。
尚、ホルダ62から引き出された錘66とのバランスを取るため、錘66の他方の端部側にバランサ67が設けられている。
【0020】
図10に示す給仕装置では、計量手段を構成する部材は筒状体10外に設けられており、筒状体10の内壁面及び上部と下部との設けられたシャッターが飼料と接触する部分である。かかる図10に示す給餌装置でも、筒状体18の中心軸に沿って上端から下端に亘って分割された分割部で且つ開放部である開放側半筒体18bを、筒状体18の残部で且つ固定部である固定側半筒部18aに対して開放可能に設けることによって、飼料供給配管12に給餌装置を連結した状態で筒状体18の内壁面の全面及びシャッターを外部からの水噴射又は空気噴射によって洗浄できる。
また、図10に示す給餌装置でも、固定側半筒部18aと開放側半筒部18bとを端部に設けた係止部材20,22によって係止して形成することにより、開放側半筒部18aの開閉を容易に行うことができる。この係止部材20,22としては、図4〜図8に示す係止部材と同一の係止部材を用いることができる。
尚、図4〜図8に示す係止部材については、前述しており、ここでは詳細を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る給餌装置の一例として、開放側半筒体を開いた状態を説明する正面図である。
【図2】図1に示す開放側半筒体を開いた状態の斜視図である。
【図3】図1に示す開放側半筒体を閉じた状態を示す正面図である。
【図4】図1に示す係止部20,22を構成するスリーブと突出部とを説明する部分斜視図である。
【図5】図1に示す係止部20を説明する部分正面図である。
【図6】図5に示す係止部20の動作を説明する説明図である。
【図7】図1に示す係止部22の構成と係止状態とを説明する部分正面図である。
【図8】図7に示す係止部22の係止状態から開放状態への移行を説明する説明図である。
【図9】図1に示す排出部16の構造を説明する部分断面図である。
【図10】本発明に係る給餌装置の他の例を説明する正面図である。
【図11】従来の給餌装置について説明する断面図である。
【図12】改良した給餌装置について説明する部分断面図である。
【符号の説明】
【0022】
10 給餌装置
12 飼料供給配管
14 上蓋部
16 排出部
17 目盛窓
18 筒状体
18a 固定側半筒体(固定部)
18b 開放側半筒体(開放部)
20,22 係止部
23,23a,23b スリーブ部
24 受け部
25 蓋
26 上部空間部
28 螺子杵
29,29a、29b 突出部
30 ハンドル
32,38 レバー
34 角柱
40 固定ヒンジピン
42 ヒンジ
42a ヒンジピン
42b 腕部
44,44 突起
50 シャフト
【出願人】 【識別番号】000150453
【氏名又は名称】株式会社中嶋製作所
【出願日】 平成19年3月30日(2007.3.30)
【代理人】 【識別番号】100077621
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 隆夫

【識別番号】100092819
【弁理士】
【氏名又は名称】堀米 和春


【公開番号】 特開2008−245575(P2008−245575A)
【公開日】 平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願番号】 特願2007−91013(P2007−91013)