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【発明の名称】 魚釣用スピニングリール
【発明者】 【氏名】清水 栄仁

【要約】 【課題】ノンデッド機構を省スペース化して、リール本体の小型化が図れる魚釣用スピニングリールを提供する。

【解決手段】本発明の魚釣用スピニングリールは、釣糸が巻回されるスプール3と、ハンドル5の巻取り操作で回転する駆動歯車7と噛合するピニオンギヤ9を介して回転可能であり、釣糸案内部を介してスプール3に釣糸を巻回案内するロータ2と、スプール3の回転を規制する規制状態とスプールフリーにするフリー状態とに切換え操作可能な操作部材31を備えた切換機構30と、スプールフリー状態にある切換機構30を、ハンドル5の巻取り操作によって規制状態に復帰させる復帰機構60とを有する。復帰機構60は、ハンドル5の回転操作に連動して回転するハンドル軸4の中心を回転中心として所定角度回転可能に支持され、回転方向にバネ付勢されたキック部材61を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リール本体の前部に設けられ、釣糸が巻回されるスプールと、
前記リール本体に回転自在に支持されたハンドルの巻取り操作で回転する駆動歯車と噛合するピニオンギヤを介して回転可能であり、釣糸案内部を介して前記スプールに釣糸を巻回案内するロータと、
前記スプールの回転を規制する規制状態とスプールフリーにするフリー状態とに切換え操作可能な操作部材を備えた切換機構と、
スプールフリー状態にある前記切換機構を、前記ハンドルの巻取り操作によって規制状態に復帰させる復帰機構と、
を有する魚釣用スピニングリールにおいて、
前記復帰機構は、前記ハンドルの回転操作に連動して回転する回転部材の中心を回転中心として所定角度回転可能に支持され、回転方向にバネ付勢されたキック部材を有することを特徴とする魚釣用スピニングリール。
【請求項2】
前記回転部材は、前記駆動歯車を駆動する駆動軸に対し、オフセットされた位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、スプールに回転抵抗を与えるドラグ機構を、作動状態と非作動状態とに切換える切換え機構を備えた魚釣用スピニングリールに関する。
【背景技術】
【0002】
魚釣用スピニングリールの中には、リール本体内に、スプールに回転抵抗を与えるドラグ機構を、作動状態(スプールに対してドラグ力が作用する状態)と、非作動状態(スプールが完全にフリーになる状態とサブドラグ機構によってドラグ力が作用する状態を含む)とに切換える切換機構を備えたものが知られている。例えば、特許文献1には、リール本体の上部の前後方向に向けて回動可能に支持した切換えレバーを操作することで、ドラグ機構を作動状態/非作動状態に切換操作できる魚釣用スピニングリールが開示されている。そして、このような切換機構には、ハンドルを巻取り操作した際、非作動状態から作動状態に自動的に復帰できる復帰機構が係合している。
【0003】
上記した特許文献1に開示されている復帰機構は、ハンドル軸に装着される駆動歯車(フェースギヤ)の反歯面側と、リール本体を構成する蓋板側のスペースに設置されているため、リール本体が大型化してしまうという問題があった。
【0004】
そこで、このような問題を解決するために、特許文献2には、ハンドル軸の端部(フェースギヤの歯面側)にカムホイールを固定し、復帰機構をフェースギヤから離れた位置(フェースギヤ歯面側のハンドル軸端部の比較的空いたスペース)に設置してリール本体の小型化が図れる魚釣用スピニングリールが開示されている。
【0005】
ところで、上記した復帰機構は、ハンドルの巻取り操作によって、自動的に切換えレバーを初期位置(ドラグ機構の作動状態位置)に復帰させる機構であり、ハンドルの巻取り操作によってその巻取り操作と共に回転する部材(キック部材)を係合部材に当て付けて(キックする)、切換えレバーを初期位置に戻す構成となっている。このため、ハンドルの位置によっては、デッドポイントによって、切換えレバーを上記した作動状態(初期位置)から非作動状態に切換え操作できなくなる可能性が生じる、という不都合があるが、上記した特許文献2に開示されているようなノンデッド機構を設置することで、切換えレバーが作動できなくなる状態を回避している。
【0006】
前記特許文献2に開示されているノンデッド機構は、ハンドル軸の端部に固定されるカムホイール(キック部材)42に対して、バネ(第2トグルばね)60によって付勢された揺動可能なカムフォロワ(係合部材)58を係合させるようにしている。すなわち、バネ60によって揺動可能なカムフォロワ58を設置し、これをハンドル軸12に固定されたカムホイール42の回転軌跡内に向けて付勢支持することで、カムホイール42に対してデットポイントを生じさせることなく、上記した復帰機構を構成している。
【特許文献1】特公平6−97933号
【特許文献2】特許第3542284号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記した特許文献2に開示されているノンデッド機構は、ハンドル軸の端部にカムホイール(キック部材)42を固定しているため、切換えレバー45を操作する際にデッドポイントを無くすためには、リール本体の間で装着されるバネ60によって揺動付勢されるカムフォロワ(係合部材)58等の部材を設置する必要性があり、これらを構成する部品の装着スペースが必要となって、リール全体を小型化するには限界があった。
【0008】
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、ノンデッド機構を省スペース化して、リール本体の小型化が図れる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用スピニングリールは、リール本体の前部に設けられ、釣糸が巻回されるスプールと、前記リール本体に回転自在に支持されたハンドルの巻取り操作で回転する駆動歯車と噛合するピニオンギヤを介して回転可能であり、釣糸案内部を介して前記スプールに釣糸を巻回案内するロータと、前記スプールの回転を規制する規制状態とスプールフリーにするフリー状態とに切換え操作可能な操作部材を備えた切換機構と、スプールフリー状態にある前記切換機構を、前記ハンドルの巻取り操作によって規制状態に復帰させる復帰機構と、を有しており、前記復帰機構は、前記ハンドルの回転操作に連動して回転する回転部材の中心を回転中心として所定角度回転可能に支持され、回転方向にバネ付勢されたキック部材を有することを特徴とする。
【0010】
上記した構成における魚釣用スピニングリールでは、キック部材は、回転部材の支持部に対して固定されるのではなく、回転方向にバネ付勢された状態で、所定角度回転可能に支持されることから、キック部材によってキックされる係合部材は、デッドポイントが生じることなく、キック部材の回転軌跡内に入り込むことが可能となる。すなわち、ノンデッド機構を構成する部品を、ハンドルの回転操作に連動して回転する回転部材を支持する支持部上に集約して配置した構成となることから、ノンデッド機構の可及的な省スペース化が可能となり、リール本体を小型化することが可能となる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ノンデッド機構を省スペース化して、リール本体の小型化が図れる魚釣用スピニングリールが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について、添付図面を参照して具体的に説明する。
【0013】
図1から図5は、本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は、魚釣用スピニングリールの内部構成を示す図(ドラグ作動状態;切換えレバーON)、図2は、図1の主要部を拡大した図(ドラグ非作動状態;切換えレバーOFF)、図3は、リール本体を上方から見た部分断面図、図4は、図2のA−A方向に沿った部分断面図、そして、図5は、図1のB−B方向に沿った部分断面図である。
【0014】
魚釣用スピニングリールのリール本体1には、釣竿に装着されるリール脚1Aが一体形成されており、その前方には、釣糸案内部(図示せず)を備え、回転可能に支持されたロータ2と、ロータ2の回転運動と同期して前後動可能に支持され、釣り糸が巻回されるスプール3が配設されている。
【0015】
リール本体1内には、ハンドル軸(駆動軸)4が回転可能に支持されており、その突出端部には、ハンドル5が取り付けられている。また、ハンドル軸4には、巻取り駆動機構が係合しており、この巻取り駆動機構は、ハンドル軸4に取り付けられ、内歯が形成された駆動歯車(フェースギヤ)7と、この駆動歯車7に噛合すると共にハンドル軸4と直交する方向に延出し、内部に軸方向に延出する空洞部が形成されたピニオン9とを備えている。
【0016】
なお、本実施形態では、図4に示すように、ハンドル5は、左右両側に装着可能となっており、公知のように、その突設した外周非円形の軸5aが、フェースギヤ7と一体化されて軸5aと一体回転する内周非円形の空洞軸に回り止め嵌入された構成となっている。ここでは、そのようなフェースギヤ7が一体化された空洞軸をハンドル軸(駆動軸)4と称する。
【0017】
前記ピニオン9は、軸受9aを介してリール本体内に回転可能に支持されており、前記ロータ2を一体回転するように連結されている。そして、その空洞部には、ハンドル軸4と直交する方向に延出し、先端側に前記スプール3を装着したスプール軸3aが軸方向に移動可能に挿通されている。また、前記ピニオン9には、スプール3(スプール軸3a)を前後往復動させるための公知の往復動装置10が係合している。
【0018】
前記往復動装置10は、リール本体内に回転可能に支持され、スプール軸3aと平行に延出する螺軸(ウォームシャフト)12と、前記スプール軸3aの後部に回転可能で軸方向移動不能に係合される摺動体13とを備えている。前記螺軸12の端部には、前記ピニオン9と噛合するオシレートギヤ15が設けられており、前記ハンドル5を回転操作することで、螺軸12は、前記駆動歯車7、ピニオン9及びオシレートギヤ15を介して回転駆動される。そして、前記螺軸12の周面には、軸方向に沿って螺旋状のカム溝12aが形成されており、このカム溝12aに、前記摺動体13に収容保持された係合ピン(図示せず)が係合することで、スプール軸3a(スプール3)は、ハンドル5の巻取り操作により前後に往復動される。
【0019】
上記した構成により、ハンドル5を巻取り操作すると、ロータ2は、駆動歯車7及びピニオン9を介して回転駆動され、かつ、スプール3は、駆動歯車7、ピニオン9及び往復動装置10を介して前後方向に往復駆動され、スプール3には、回転するロータ2の釣糸案内部を介して均等に釣り糸が巻回される。
【0020】
前記スプール3とスプール軸3aとの間には、図示しないがスプールの回転に制動力を付与する公知のドラグ機構(フロントドラグ機構)17が設置されている。また、スプール軸3aの後端側には、サブドラグ機構20が設置されており、後述する切換機構によって、スプール3がフリー状態(スプール軸3aがフリーに回転する状態)になったとき、補助的にスプール軸3aに対して制動力(ドラグ力)を付与できるようになっている。
【0021】
具体的には、前記サブドラグ機構20は、リール本体1の後端部に突出形成された円筒部1aに対して回転操作される調節ネジ21と、調節ネジ21の回転操作に伴う軸方向の移動により、押圧バネ22を介して所定の制動力を付与可能にする制動部材23とを備えている。前記スプール軸3aの後端側には、スプール軸3aの後部の非円形部を軸方向移動可能に回り止め嵌合した状態で挿通させるカラー24が配置されており、前記制動部材23は、リール本体1及びカラー24との間で制動力を作用させ、スプール軸3aが切換機構によってフリー回転可能な状態になったときでも、調節ネジ21を回転操作することで、スプール3の回転に補助的に制動力を作用させることが可能となっている。
【0022】
前記リール本体1内には、スプール3の回転を規制する規制状態とスプールフリーにするフリー状態とに切換える切換機構30、及びスプールフリー状態にある切換機構30をハンドル5の巻取り操作によって規制状態に復帰させる復帰機構60が設けられている。以下、これらの機構について説明する。なお、本実施形態における「スプールの規制状態」とは、スプール軸3aの回転が阻止されて、スプール軸3aとドラグ機構17との間で所望のドラグ力が作用する状態やスプールロック状態を意味し、「スプールフリー状態」とは、スプール軸3aが自由回転状態になったことを意味する。従って、スプールフリー状態には、サブドラグ機構20によって、スプールに対して小さな回転抵抗が加わった状態を含む。
【0023】
前記切換機構30は、リール本体1から外部に突出し、回動操作可能な切換レバー(操作部材)31と、リール本体1内に配設され、切換レバー31によって回動駆動される作動体32と、作動体32の一端側に係合するストッパ部材34と、他端側に係合し、後述する復帰機構のキック部材によってキックされる係合部材(キックプレートとも称する)36とを備えている。
【0024】
前記切換レバー31は、図3に示すように、リール本体1の上方側を挟持するように配設され、基端部の両側から一対の固定ネジ31aによってリール本体1に回動可能に支持されている。前記一対の固定ネジ31aは、両サイドからリール本体内に向けて挿入されており、作動体32に連結されている。この作動体32は、固定ネジ31aを中心として両側が揺動する形状に構成されており、リール本体1との間に装着される振分けバネ37によって、図1に示す切換えレバーON状態と、図2に示す切換えレバーOFF状態に振分け保持されるようになっている。
【0025】
前記作動体32の一端側32aには、ストッパ部材34が係合可能に設置されている。このストッパ部材34は、支軸38を中心として回動可能に軸支されており、一端側に前記作動体32が当接する当接部34aが形成され、他端側に、スプール軸3aに対して回り止め固定されたラチェット3bに対して係脱される係脱部34bが形成されている(図1、図2、図5参照)。
【0026】
なお、ストッパ部材34は、支軸38に装着されるスプリング38aによって、係脱部34bが常時、ラチェット3bと係合するように付勢されており、前記切換レバー31をOFF状態に回動することで、前記作動体32によって、スプリング38aの付勢力に抗して回動され、ラチェット3bから離脱する(図2参照)。
【0027】
前記作動体32の他端側32bには、係合部材(キックプレート)36が係合可能に設置されており、この係合部材36は、支軸40によって、リール本体1に回動可能に支持されている。そして、この係合部材36は、後述するキック部材の回転軌跡内に入り込んで、ハンドル5の巻取り操作によって、前記切換えレバー31(切換機構30)を自動的にスプール3の回転を規制する規制状態に復帰させる復帰機構60としての機能を備えている。
【0028】
前記係合部材36は、基本的には、支軸40によって回動可能に支持され、前記作動体32がOFF状態に回動された際、その一端側が作動体32によって回動され、他端側が復帰機構60を構成するキック部材61の回転軌跡内に入り込む構成であれば良い。
【0029】
ただし、本実施形態の構成では、係合部材36は、ロータ2のフリー回転状態を考慮して、複数の部材によって構成されている。通常、ロータ2は、釣糸巻取り状態に回転可能となっているが、公知の逆転防止機構のレバーを操作することで、逆回転することも可能となっている。上記した切換機構30が図2に示すスプールフリー状態に切換えられ、かつこの状態でロータ2が逆回転可能な状態になっていると、実釣時に魚が掛かった際に、不都合が生じる可能性がある。すなわち、魚が掛かって釣糸を引き出して行くと、ハンドル軸4は、図2において時計回り方向に回転し、キック部材61も時計回り方向に回転して係合部材36に当接して、その配置態様により回転できない状態になる可能性がある。このため、キック部材61がハンドルの巻取り方向(反時計回り方向)ではない時計回り方向に回転した際、キック部材61が係合部材36に当接しても逃げることができるように、係合部材36は複数の部材36A,36Bによって構成されている。
【0030】
以下、複数の部材36A,36Bによって構成される係合部材36、及び復帰機構60の構成について説明する。
【0031】
係合部材36は、図1、図2及び図4に示すように、リール本体1に対して支軸40(固定ネジ)によって固定されるカラー41の外周に回転可能に支持される2枚のプレート(作動体側プレート36A,キック側プレート36B)を備えている。
【0032】
この内、作動体側プレート36Aは、支軸40を基端として作動体32側に延出する形状となっており、先端側が図4に示すように駆動歯車7側に向けて高くなるように形成されて、この部分の下縁部に前記作動体32の他端側32bが当接するようになっている。また、図1に示す状態において、作動体側プレート36Aの下縁部はリール本体1に設けられたボス1cに当て付いて時計回り方向の回転が規制されている。さらに、その上縁部には、キック側プレート36Bに突設形成された突起36aが当接している。
【0033】
一方、キック側プレート36Bは、支軸40を中心として、両端が揺動する形状となっており、一端側には、前記したように、作動体側プレート36Aの上縁部に当て付く突起36aが形成されている。また、他端側には、支軸40を中心として回動された際、後述するキック部材61の回転軌跡内に入り込む係合部36bが形成されている。そして、このキック側プレート36Bには、前記リール本体1のボス1cとの間で付勢バネ36cが支軸40に巻き付くように設置されており、キック側プレート36Bを、常時、図1に示す状態において、時計回り方向に付勢しており、前記突起36aを作動体側プレート36Aの上縁部に当て付け付勢している。なお、このキック側プレート36Bは、図1に示す切換機構がONの状態では、係合部36bは、キック部材61の回転軌跡に入り込まない位置となっている。
【0034】
そして、前記キック側プレート36Bの係合部36bをキックするキック部材61は、本実施形態の構成では、ハンドル軸4の部分に設置されている。キック部材61は、ハンドル軸4の中心を回転中心とし、かつハンドル軸4に対して所定角度回転可能に支持されており、実際に係合部36bをキックすべく複数(1つでも良い)の突起61aを備えている。この場合、突起61aは、略120°間隔をおいて3箇所形成されており、各突起には、係合部36bが回動した際、回転軌跡内に入り込みやすいように、傾斜面61bが形成されている。
【0035】
前記ハンドル軸4の外周には、キック部材61を所定の角度回転可能にする規制部(度当て)4aが2箇所突出形成されている。また、キック部材61の内周には、円弧状の規制部61cと、前記ハンドル軸に形成された2つの規制部4a間に突出する突部61dが形成されており、規制部4a、及び規制部61c、突部61dが互いに当接することで、キック部材61は、ハンドル軸4に対して所定の角度回転可能に支持されている。
【0036】
そして、ハンドル軸4の外周とキック部材61の内周との間の隙間には、規制部4aと突部61dとの間で付勢バネ63が介在されており、キック部材61を回転方向(図1、図2において反時計回り方向)にバネ付勢している。
【0037】
すなわち、本発明においては、キック部材61は、ハンドル5の回転操作に連動して回転する回転部材(本実施形態では、ハンドル軸4とされる)の支持部の中心を回転中心として、所定角度回転可能に支持されており、かつ、回転方向にバネ付勢された状態となっている。
【0038】
以上のように構成される魚釣用スピニングリールの作用について説明する。
【0039】
最初、図1に示すように切換機構30がONの状態となっている。この状態では、ストッパ部材34は、ラチェット3bに係合しているため、スプール軸3aは固定状態となっており、スプール3には、フロントドラグ機構17を介して所望のドラグ力が作用した状態となる。
【0040】
図1に示す状態から切換えレバー31を矢印方向に回動操作すると、作動体32は、固定ネジ31aを中心として回動し、図2に示すように、その一端側32aはストッパ部材34の当接部34aに当接し、ストッパ部材34をスプリング38aの付勢力に抗して反時計回り方向に回動させる。これにより、他端に形成された係脱部34bは、スプール軸3aに対して回り止め固定されたラチェット3bから離脱し、スプール軸3aは、フリー回転可能な状態になる。
【0041】
この状態で、スプール3は完全なフリー状態となるため、魚が掛かった際、そのまま釣糸を引き出して行くことが可能となる。なお、この状態では、上記したサブドラグ機構20の調節ネジ21を回転操作することで、スプール3の回転に対して補助的にドラグ力を作用させることが可能となっている。
【0042】
一方、切換えレバー31の回動操作によって作動体32の他端側32bは、作動体側プレート36Aを、支軸40を中心にして反時計回り方向に回動させる。そして、これに伴い突起36aを介して、キック側プレート36Bを、支軸40を中心として、付勢バネ36cの付勢力に抗して反時計回り方向に回動させる。これにより、キック側プレート36Bの係合部36bは、図2に示すように、キック部材61の回転軌跡内に入り込む。
【0043】
このとき、前記したキック部材61が、どの位置にあっても、係合部36bは、デッドポイントを生じさせることなく、回転軌跡内に入り込むことが可能となっている。すなわち、仮に、切換えレバー31の回動操作時に、係合部36bがキック部材61に干渉するような位置にあったとしても、係合部36bが回動することでキック部材61は、ハンドル軸4の周りを、付勢バネ63の付勢力に抗して時計回り方向に回転させることが可能であるため、デッドポイントを生じさせることはない(従来のように、キック部材61がハンドル軸4に固定されており、かつハンドル軸4が逆転防止状態にあると、係合部36bが回動できない位置(デッドポイント)が生じる可能性がある)。
【0044】
上記した切換えレバー31が、図2に示すように、OFFにされた状態において、ロータ2が逆転可能状態に設定されていると、魚が掛かった場合など、ハンドル軸4は、図2において、時計回り方向に回転してしまう。このとき、キック部材61の突起61aは、係合部36bに当て付いてキック側プレート36Bを、支軸40を中心に反時計回り方向に回動させようとする。上記したように、キック側プレート36Bは、突起36aの上方側に逃げのスペースSがあるため、キック側プレート36Bは、付勢バネ36cの付勢力に抗して、キック部材61の突起61aが当接する毎に回動/復帰動作を繰り返すこととなり、切換機構30や復帰機構60を損傷させるようなことがない。
【0045】
そして、図2に示す状態において、ハンドル5を巻取り操作すると、ハンドル軸4は、反時計回り方向に回転駆動され、これに伴い、付勢バネ63の付勢力に抗して図2で右側の規制部4aが突部61cの側壁に当て付き、キック部材61を反時計回り方向に回転させる。これにより、キック部材61の突起61aは、回転軌跡内に位置する係合部36bをキックし、キック側プレート36Bを、支軸40を中心に時計回り方向に回動させる。
【0046】
このキック側プレート36Bの回動は、突起36aを介して作動体側プレート36Aに伝達され、作動体32を、固定ネジ31aを介して反時計回り方向に回動させ、図1に示す状態に自動的に復帰させる。すなわち、作動体32が図1に示す状態に復帰することで、ストッパ部材34は、スプリング38aによって時計回り方向に回動され、係脱部34bがラチェット3bと係合し、再び、スプール3の回転が規制される規制状態に切換えられる。
【0047】
上記した構成における魚釣用スピニングリールでは、キック部材61は、従来の特許文献2に開示されているように、ハンドル軸4に対して固定されるのではなく、内部に収容された付勢バネ63によって回転方向に付勢された状態で、所定角度回転可能に支持されているため、キック部材61によってキックされる係合部材(キック側プレート36Bの係合部36b)は、デッドポイントが生じることなく、キック部材61の回転軌跡内に入り込むことが可能となる。
【0048】
すなわち、上記したようなキック部材の構成にすることで、ノンデッド機構を構成する部品を、ハンドル軸4の支持部上に集約して配置することができ、これにより、ノンデッド機構の可及的な省スペース化が可能となって、リール本体1を小型化することが可能となる。
【0049】
なお、上記した構成では、キック部材61は、ハンドル軸4に対して直接、所定角度回転可能で、周方向にバネ付勢するように支持したが、図6及び図7に示すように、リール本体1に対して、所定角度回転可能で、周方向にバネ付勢されるように支持する構成であっても良い。具体的には、リール本体1にスリーブ状の円筒部1dを形成しておき、この部分にハンドル軸4を挿通させると共に、この円筒部1dにキック部材61を回転可能に支持する。一方、ハンドル軸4に径方向に突出するフランジ4cを形成すると共に、このフランジ4aに、軸方向に沿うように付勢バネ保持部4dを形成しておき、前記円筒部1dに回転可能に支持されたキック部材61との間で、キック部材を周方向に付勢する付勢バネ63を介在させても良い。
【0050】
このように、キック部材61については、ハンドル軸4のような回転体(回転軸)に対して直接、支持するのではなく、そのような回転体を中心として、リール本体1に対して支持するように構成することが可能である。
【0051】
図8から図13は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図8は、魚釣用スピニングリールの内部構成を示す図(ドラグ作動状態;切換えレバーON)、図9は、図8の主要部を拡大した図(ドラグ非作動状態;切換えレバーOFF)、図10は、リール本体を上方から見た部分断面図、図11は、図9のC−C線に沿った拡大断面図、図12は、図8のD−D方向に沿った部分断面図、そして、図13(a),(b)は、復帰機構の作用を説明する図である。
【0052】
なお、この実施形態では、上記した第1実施形態と同一の部分については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。
【0053】
上記した実施形態における復帰機構は、ハンドル軸4の中心を回転中心として、キック部材61を所定角度回転可能に支持し、かつ回転方向にバネ付勢したが、本実施形態では、キック部材は、ハンドル軸ではなく、ハンドル軸4に対してオフセットした位置に設置している。
【0054】
前記ハンドル軸4には、図10、図11に示すように、駆動歯車7の歯面と対向する位置に、ギヤ4Aが一体回転可能に取り付けられている。そして、このギヤ4Aには、復帰機構60を構成するキック部材71が装着された連結ギヤ65が噛合している。この場合、連結ギヤ65は、リール本体1に対して回転可能に支持されている。
【0055】
前記連結ギヤ65の駆動歯車側の表面には、駆動歯車7側に向けて突出する弧状の膨出壁65aが一体形成されている。また、この膨出壁65aの表面には、更に弧状になって部分的に駆動歯車側に膨出する突領域65bが一体形成されている(突領域65bは、膨出壁65aよりも高く形成されている)。
【0056】
上記したように構成される連結ギヤ65には、連結ギヤ65の中心を回転中心として所定角度回転可能となるようにキック部材71が配設される。このキック部材71は、連結ギヤ65の回転中心に、固定ネジ73を介してリール本体1に圧入固定されるカラー部材74上に回転可能に設置されており、固定ネジ73を中心として直径方向に延出した形状になっている。この場合、キック部材71の一端側には、駆動歯車7側に向けて突出する突部71aが形成されており、この突部71aの下縁部71a´が後述する作動部材を構成するキック側プレート32Bの係合部32dと係合可能になっている。
【0057】
また、キック部材71の他端側71bは、そのまま直径方向に延出しており、その上縁部71b´が、上記した連結ギヤ65に形成されている突領域65bの端縁65cに当接している。なお、前記カラー部材74には、付勢スプリング77が巻回されており、その一端は上記した突領域65bの端縁65dの下方側に当て付けられ、かつ他端は、前記突部71aの基部に係止されて、キック部材71を、図9で示す時計回り方向(回転方向)に常時付勢している。これにより、キック部材71は、カラー部材74の周りを、所定の角度で回転可能であると共に、付勢スプリング77によって回転方向に付勢された状態で支持されている。
【0058】
上記したように構成されるキック部材71は、前記ギヤ4Aがハンドルの巻取り操作によって回転駆動された際(図9において、反時計回り方向に回転する)、連結ギヤ65と共に時計回り方向に回転駆動される。
【0059】
このようなキック部材71の回転により、前記突部71aも所定の回転軌跡をもって回転するが、その回転軌跡内に、突部71aによってキックされるキック側プレート32Bの係合部32dが入り込むようになっている。以下、このキック側プレート32Bについて説明する。
【0060】
上記した実施形態と同様、本実施形態では、切換えレバー31によって回動駆動される作動体32が、上述した実施形態における係合部材36と同様な機能(ロータが逆回転した際に逃げることができる機能)を備えている。すなわち、作動体32は、支軸となる固定ネジ31aを中心に揺動可能に配置される作動プレート32Aと、この作動プレート32Aと同軸上に重なるように回動可能に設置され、前記キック部材71の回転軌跡内に入り込むことが可能なキック側プレート32Bを備えている。
【0061】
両プレート32A,32Bの中心支持領域には、フリクションバネ32Cが巻き付くように設置されており、切換えレバー31が図8に示す位置から矢印方向に回動された際、作動プレート32Aの時計回り方向の回動に伴って、キック側プレート32Bも一体的に時計回り方向に回動させるようになっている。すなわち、切換えレバー31を、図8に示す位置から矢印方向に回動操作することで、図9で示すように、キック側プレート32Bの当接部32eの側部は、作動プレート32Aの壁部32A´に当接されて一体的に回動され、先端の係合部32dは、図9に示すように、突部71aの回転軌跡内に入り込むようになっている。なお、フリクションバネ32Cは、当接部32eの側部が壁部32A´に常時当接する方向に付勢している。
【0062】
また、キック側プレート32Bの固定ネジ31aを中心として、係合部32dと反対側には、当接部32eが形成されており、第1実施形態と同様、切換えレバー31が回動操作されることで、支軸38によって回動可能に支持されたストッパ部材34の当接部34aに当接するようになっている。なお、作動体32の回動動作は、作動プレート32Aとリール本体1との間に設置される振り分けバネ37によって、図8に示す切換えレバーON状態と、図9に示す切換えレバーOFF状態に振り分け保持される。
【0063】
以上のように構成される魚釣用スピニングリールの作用について説明する。
【0064】
最初、図8に示すように切換機構30がONの状態となっている。この状態では、ストッパ部材34は、ラチェット3bに係合しているため、スプール軸3aは固定状態となっており、スプール3には、フロントドラグ機構17を介して所望のドラグ力が作用した状態となる。
【0065】
図8に示す状態から切換えレバー31を矢印方向に回動操作すると、作動体32を構成する作動プレート32Aは、固定ネジ31aを中心として時計回り方向に回動し、これに伴い、キック側プレート32Bも時計回り方向に回動され、先端の係合部32dは、図9に示すように、突部71aの回転軌跡内に入り込む。
【0066】
このとき、前記したキック部材71が、どの位置にあっても、係合部32dは、デッドポイントを生じさせることなく、回転軌跡内に入り込むことが可能となっている。すなわち、仮に、切換えレバー31の回動操作時に、係合部32dがキック部材71(突部71a)に干渉するような位置にあったとしても、係合部32dが回動することでキック部材71は、カラー部材74の周りを、付勢スプリング77の付勢力に抗して反時計回り方向に回転させることが可能であるため、デッドポイントを生じさせることはない。
【0067】
また、キック側プレート32Bの時計回り方向への回動により、当接部32eは、ストッパ部材34の当接部34aに当接し、ストッパ部材34をスプリング38aの付勢力に抗して反時計回り方向に回動させる。これにより、他端に形成された係脱部34bは、スプール軸3aに対して回り止め固定されたラチェット3bから離脱し、スプール軸3aは、フリー回転可能な状態になる。
【0068】
この状態で、スプール3は完全なフリー状態となるため、魚が掛かった際、そのまま釣糸を引き出して行くことが可能となる。なお、この状態では、上記したサブドラグ機構20の調節ネジ21を回転操作することで、スプール3の回転に対して補助的にドラグ力を作用させることが可能となっている。
【0069】
ここで、上記した切換えレバー31が、図9に示すように、OFFにされた状態において、ロータ2が逆転可能状態に設定されていると、魚が掛かった場合など、ハンドル軸4は、図9において、時計回り方向に回転してしまう。このとき、キック部材71の突部71aは、ギヤ4A及び連結ギヤ65の噛合関係により反時計回り方向に回転して、キック側プレート32Bに当て付き、キック側プレート32Bを、固定ネジ31aを中心として時計回り方向に回動させようとする。上記したように、キック側プレート32Bは、フリクションバネ32Cの摩擦力によって、作動プレート32Aに対して逃げることが可能となっているため、切換機構30や復帰機構60を損傷させるようなことがない。
【0070】
そして、図9に示す状態において、ハンドル5を巻取り操作すると、ギヤ4Aは反時計回り方向に回転し、連結ギヤ65は、時計回り方向に回転する。これに伴い、図13(a)に示すように、キック部材71の突部71aは、キック側プレート32Bの係合部32dに当て付き、さらに、連結ギヤ65の時計回り方向の回転により、前記連結ギヤ65に形成された突領域65bの端縁65dが、図13(b)に示すように、付勢スプリング77の付勢力に抗してキック部材71の突部71aの上縁部71a´´に当接し、これにより、キック側プレート32Bを反時計回り方向に回転させる。
【0071】
このキック側プレート32Bの回動は、フリクションバネ32Cを介して作動プレート32Aに伝達され、切換えレバー31を、固定ネジ31aを介して反時計回り方向に回動させ、図8に示す状態に自動的に復帰させる。これにより、ストッパ部材34は、スプリング38aによって時計回り方向に回動され、係脱部34bがラチェット3bと係合し、再び、スプール3の回転が規制される規制状態に切換えられる。
【0072】
上記した構成における魚釣用スピニングリールでは、上述した第1の実施形態で得られる作用効果に加え、復帰機構60を構成する復帰用のキック部材71を、駆動歯車7を有するハンドル軸4に対してオフセットする位置に支持したことで、ドラグ機構を切換操作する切換えレバー31の作動部32に対する配置を近接化することができ(作動部32に直接係合可能な配置態様)、伝達機構の簡略化が図れると共に、ハンドル回転による復帰力の効率的な動力伝達が可能となり、切換え/復帰の作動が安定する。
【0073】
なお、上記した構成では、キック部材71は、連結ギヤ65の中心部分において、リール本体1に対して固定ネジ73を介して圧入固定されるカラー部材74上に、所定角度回転可能で、かつ付勢スプリング77によって、回転方向にバネ付勢されるように支持したが、図14及び図15に示すように、キック部材71は、連結ギヤ65に対して所定角度回転可能で、両者の間に設置される付勢スプリング77によって、回転方向にバネ付勢される構成であっても良い。具体的には、リール本体1にカラー部材74Aを、固定ネジ73を介して圧入固定しておき、この外周部分に連結ギヤ65、及びキック部材71を配置する。そして、連結ギヤに形成される突起65Aと、キック部材71に形成される突起との間に付勢スプリング77を介在し、キック部材71を回転方向に付勢するようにしても良い。
【0074】
このように、キック部材71については、回転体となる連結ギヤ65に対して直接、支持するように構成することが可能である。
【0075】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、キック部材61,71については、駆動軸の外周、駆動軸を支持するリール本体の支持部外周、駆動軸に連動回転するアイドルギヤを支持するオフセットされたリール本体の支持部外周、アイドルギヤの中心部分に形成される筒部の外周等に、所定角度回転可能で、かつ回転方向にバネ付勢しておけば良い。
【0076】
また、本発明は、魚釣用スピニングリールにおいて、ドラグ作動状態と非作動状態を切換える切換機構の内、ハンドルの巻取り操作によって、初期位置に自動復帰させる復帰機構の部分(ノンデッド機構)に特徴があり、それ以外の構成については、適宜変形することが可能である。このため、例えば、リヤドラグ方式の魚釣用スピニングリールについても適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、魚釣用スピニングリールの内部構成を示す図(ドラグ作動状態;切換えレバーON)。
【図2】図1の主要部を拡大した図(ドラグ非作動状態;切換えレバーOFF)。
【図3】リール本体を上方から見た部分断面図。
【図4】図2のA−A方向に沿った部分断面図。
【図5】図1のB−B方向に沿った部分断面図。
【図6】第1の実施形態の変形例を示す図であり、リール本体を上方から見た部分断面図。
【図7】図6の主要部の拡大図。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す図であり、魚釣用スピニングリールの内部構成を示す図(ドラグ作動状態;切換えレバーON)。
【図9】図8の主要部を拡大した図(ドラグ非作動状態;切換えレバーOFF)。
【図10】リール本体を上方から見た部分断面図。
【図11】図9のC−C線に沿った断面図。
【図12】図8のD−D方向に沿った部分断面図。
【図13】(a),(b)は、復帰機構の作用を説明する図。
【図14】第2の実施形態の変形例を示す図であり、リール本体を上方から見た部分断面図。
【図15】図14の主要部の拡大図。
【符号の説明】
【0078】
1 リール本体
2 ロータ
3 スプール
4 ハンドル軸(駆動軸)
5 ハンドル
7 駆動歯車
17 ドラグ機構
20 サブドラグ機構
30 切換機構
31 切換えレバー
60 復帰機構
61,71 キック部材
【出願人】 【識別番号】000002495
【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
【出願日】 平成19年2月21日(2007.2.21)
【代理人】 【識別番号】100097559
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 浩司

【識別番号】100098589
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 善章

【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義

【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行

【識別番号】100132067
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 喜雅


【公開番号】 特開2008−199978(P2008−199978A)
【公開日】 平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願番号】 特願2007−41181(P2007−41181)