| 【発明の名称】 |
鶏舎の消毒・殺菌管理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】安田 陽一
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| 【要約】 |
【課題】トリインフルエンザなど、有害な微生物を殺菌処理する際、水洗後、残留する微量の塩素、塩素化合物及び残存微生物を無害化すること。
【構成】塩素系殺菌剤で鶏舎を洗浄、水洗後、鶏舎内に固定しない紫外線殺菌灯を照射し、残留する微量の塩素、塩素化合物、残存微生物に光化学作用を与えること。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 養鶏作業の仕事開始のオールイン前、又は終了のオールアウト後の鶏舎を、塩素殺菌剤で洗浄、水洗処理後、鶏舎内を固定しない紫外線殺菌灯で照射、残留する微量の塩素、塩素化合物、及び残存微生物に光化学作用を与えることを特徴とする鶏舎の消毒・殺菌方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、鶏卵、鶏肉の品質保全、安定生産のため、養鶏鶏舎の消毒、殺菌に使用する薬品などの作業行程の管理方法である。 【背景技術】 【0002】 普通のメンドリは、1日に100g程度の飼料を食べ、同量以上の糞を排出する。その糞には通常65%以上の水分が含まれており、放置すると細菌、ウィルスなどの微生物が発生して、鶏の健康に影響を及ぼす。 養鶏業者は、その防除のために鶏舎の構造や殺菌、消毒に研究を重ねているが、経済的に安価なので塩素系殺菌剤を使用することも多い。 【0003】 塩素系薬品はトリインフルエンザの消毒、防除に有効で、トリインフルエンザが認知された直後から使用されており、、他の病原性微生物にも卓効がある。そのため鶏舎の消毒・殺菌にはオールーイン・オールアウト方式をはじめ養鶏に必需品となっている。 【0004】 しかし産卵の減少、卵殻の脆弱化、卵、鶏肉の味覚変化、体調の変化などが誤使用で生じる場合もあり、液卵、マヨネーズ原料などに使用する養鶏には塩素系殺菌剤の品質、使用方法には特に細心の注意が必要である。 【0005】 特に、液中の塩素濃度の保持のためにPHを調整した塩素系殺菌剤を、強酸性塩素水と同様に考え、残留塩素の処理を怠ると.産卵減少、卵殼の弱化など予想外の欠点が試験的には若干見られ、味覚の変化も感じられた。 【0006】 また、室内の機器類に付着すると、金属腐食も検出された。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、塩素系殺菌剤による養鶏企業の経済的損失、産卵率低下、卵殻弱化などを防止し、健全で栄養価値に富む養鶏方法に関するものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 塩素系殺菌剤は、ウイルス、細菌などに強力な殺菌力があり、養鶏のオールイン・オールアウト方式には不可欠の薬剤である。 【0009】 オールイン・オールアウト方式では、指定した日に一定数、例えば1万羽の雛を入れ、一定期間育て出荷するが、同じ鶏舎を3棟建てて出荷後、その鶏舎を掃除、消毒するが、その消毒に塩素系殺菌剤を使用することが多い。 【0010】 その使用方法は鶏舎の規模、汚染状況などにより養鶏業者の規定により適宜決定するので、具体的には塩素系殺菌剤の使用基準に準拠する。 【0011】 具体的使用方法については、関係官庁の衛生指導および出版物、殺菌剤メーカの手引きなどを参考とする。 【0012】 以上の各事項を留意し、本発明の具体的方法について説明するが、現在の大量飼育の鶏舎の殺菌、消毒で説明すると複雑になるので、特開平7−23673の様に小規模の鶏舎で説明する 【0013】 図1の様に建てられた5平方メートル面積の鶏舎の場合、ウイルス、一般細菌を対象とし、その殺菌、消毒に次亜塩素酸ナトリウムの1%液3000Lを適宜散布する。散布方法は霧状が好ましいが、洗浄でも良い。 【0014】 散布後、鶏舎の構造により一定時間、通常60分程度放置し、殺菌する。 【0015】 殺菌後、水で洗浄するが鶏糞などの有機物に付着した殺菌成分の塩素が塩化物を形成し、洗浄残物となり養鶏に有害作用を及ぼす可能性がある。 【0016】 特に、次亜塩素酸が高濃度に含まれる新殺菌剤は、従来使用している殺菌剤とPHが異なり、洗浄残物の化学的性質に差が生じる場合もある。 この洗浄残物が鶏舎に残存すると、オールイン・オールアウト方式で衛生的空調、飼料管理を行なっても、鶏舎内気流の影響で鶏の発育、産卵に影響を与える可能性は絶無では無い。 【0017】 また、次亜塩素酸系殺菌剤は安全、無公害では無く、人体、機器類に対する作用の監視が必要であり、安易な使用は社会的にも危険である。 【0018】 本発明は、この次亜塩素酸系殺菌剤の欠点を除き、鶏舎内の清浄度を向上するもので、次亜塩素酸系殺菌剤で処理、洗浄後、固定しない紫外線殺菌灯を併用するものである。 【0019】 次亜塩素酸系殺菌剤と殺菌灯の併用は、次亜塩素酸の作用により紫外線殺菌灯か腐食され、使用不可能になるので鶏舎の殺菌には利用されなかった。 【0020】 使用する紫外線は通常254nm付近の波長の紫外線を数秒照射するが、鶏舎内は構造が複雑なので、実状に応じ照射する。 【0021】 前記の鶏舎内の次亜塩素酸殺菌・消毒後の紫外線照射には三共電気(株)の紫外線殺菌灯の小型製品、蛍光灯式・照射部400mm製品を任意に移動、照射殺菌した。 【発明の効果】 【0022】 次亜塩素酸系殺菌剤の殺菌・消毒効果の不安定性、それに付随する鶏に対する悪影響を、次亜塩素酸系薬剤で殺菌処理後、紫外線殺菌を行なうことにより、鶏舎内の衛生清浄が完全になり、トリインフルエンザなどのウイルス性疾患、病原微生物が排除され、健全な鶏卵、鶏肉が生産される。 【発明を実施するための最良の形態】 【実施例1】 【0023】 図は鶏舎の断面である、符号1の飼育ゲージ内の鶏はオールアウト後で、内部にはいない。しかし、その飼育時の排泄物などの汚染物が鶏舎内に飛散し、有害微生物も残留する。 鶏舎の清浄化作業行程としては、まず水洗して汚物を除き、次亜塩素酸系殺菌剤で洗浄、一定時間密閉状態とし、その後、水洗して次亜塩素酸系殺菌剤を除去する。除去後、移動式または固定しない紫外線殺菌灯2で鶏舎内を照する。紫外線殺菌灯は複数個用いるが、次亜塩素酸系殺菌剤の作用を受けると腐食などの影響を受けるので、注意して使用する。 5平方メートル程度の鶏舎では、一か所数秒の照射で良い。 照射方法は、自動制御でも、人間が操作しても良い。 【産業上の利用可能性】 【0024】 本発明は、鶏の成育に有益であり、養鶏上不可欠の技術である。 【図面の簡単な説明】 【0025】 【図1】は鶏舎の断面図 【符号の説明】 【0026】 1 飼育ゲージ 2 紫外線殺菌灯
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| 【出願人】 |
【識別番号】502287750 【氏名又は名称】安田 陽一 【識別番号】504284272 【氏名又は名称】大野 善男
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| 【出願日】 |
平成18年8月23日(2006.8.23) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−48711(P2008−48711A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−253436(P2006−253436) |
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