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【発明の名称】 アシストフックアッセンブリー
【発明者】 【氏名】平原 研治

【氏名】増 周司

【要約】 【課題】フック22の動きが阻害されにくいアシストフックアッセンブリー16の提供。

【構成】アシストフックアッセンブリー16は、スプリットリング18、2つのフックリーダー20及び2つのフック22を備えている。このスプリットリング18の軸方向視は、三角形である。スプリットリング18の頂点28aに、ライン32が連結されている。フックリーダー20は、第一ボディ34、第二ボディ36、第三ボディ38、上環40、下環42、上バー44及び下バー46からなる。上環40には、スプリットリング18の辺30aが通されている。1つの辺30aに、2つのフックリーダー20が吊り下げられている。下環42には、フック22が連結されている。フックリーダー20及びフック22の質量が上環40に加わっても、上環40同士は近寄らない。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フックと、
軸方向視が実質的に三角形であるスプリットリングと、
その一端がフックと連結され、その他端がスプリットリングと連結された複数のフックリーダーと、
を備えたアシストフックアッセンブリー。
【請求項2】
上記フックリーダーが、複数のスイベルが直列に連結されてなる請求項1に記載のアシストフックアッセンブリー。
【請求項3】
上記フックリーダーが金属ワイヤーからなる請求項1に記載のアシストフックアッセンブリー。
【請求項4】
軸方向視が実質的に三角形であるスプリットリング。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ジギング等に用いられるアシストフックアッセンブリーに関する。詳細には、本発明は、複数のフックを備えたアシストフックアッセンブリーに関する。
【背景技術】
【0002】
ジギングでは、ジグとメインフックとが用いられる。メインフックは通常、ジグのテールに取り付けられる。ジグのヘッドには、ライン(又はショックリーダー)が連結される。ラインが引かれることにより、ジグは水中でアクションを起こす。このアクションにより、フィッシュイーターはジグをベイトと勘違いしてこのジグに食いつく。このとき、メインフックがフィッシュイーターに刺さり、フィッシュイーターが釣り上げられる。
【0003】
フッキング率の向上の目的で、メインフックとともにアシストフックが用いられることがある。このアシストフックは、フックと、その一端がこのフックに連結されたフックリーダー(針素)とからなる。典型的なフックリーダーは、アラミド繊維(ケブラー(登録商標))からなる。フックリーダーは、フックがジグのヘッド近傍に位置するように、ジグ又はラインに取り付けられる。フッキング率の向上の目的で、2以上のアシストフックが用いられることもある。アシストフックのみが用いられ、メインフックが取り付けられないこともある。ジグのテールにアシストフックが取り付けられることもある。
【0004】
太刀魚、サワラ等の歯が鋭い魚がジグに食いついたとき、この歯によってフックリーダーが切断されることがある。切断防止の目的で、複数のスイベルが連結されてなるフックリーダーが用いられることがある。切断防止の目的で、金属製ワイヤーからなるフックリーダーが用いられることもある。
【0005】
図4は、従来のアシストフックアッセンブリー2が示された正面図である。このアッセンブリー2は、スプリットリング4、2つのフックリーダー6及び2つのフック8を備えている。このスプリットリング4の軸方向視は、円である。フックリーダー6は、3つのスイベル10、上環12及び下環14を備えている。上環12にはスプリットリング4が通されており、下環14にはフック8が連結されている。フックリーダー6は、金属製である。歯が鋭い魚がジグに食いついたときでも、このフックリーダー6の切断は生じない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フックリーダー6及びフック8の重さにより、2つの上環12はスプリットリング4の下側に位置する。換言すれば、一方のフックリーダー6と他方のフックリーダー6とが近接する。この近接により、図4に示されるように、一方のフックリーダー6のスイベル10と他方のフックリーダー6のスイベル10とが、干渉し合う。この干渉により、フック8の自由な動きが阻害される。動きが阻害されたフック8は、フィッシュイーターがジグに食いついたときに、フィッシュイーターの口に吸い込まれにくい。フックリーダー6の干渉は、フッキング率の低下を招来する。
【0007】
本発明の目的は、フックの動きが阻害されにくいアシストフックアッセンブリーの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るアシストフックアッセンブリーは、フックと、軸方向視が実質的に三角形であるスプリットリングと、複数のフックリーダーとを備える。このフックリーダーの一端はフックと連結され、その他端はスプリットリングと連結される。このスプリットリングは、複数のスイベルが直列に連結されてなるフックリーダーが用いられる場合において、特に効果を発揮する。このスプリットリングは、金属ワイヤーからなるフックリーダーが用いられる場合においても、効果を発揮する。軸方向視が実質的に三角形であるスプリットリングは、種々の用途に用いられうる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るアシストフックアッセンブリーでは、スプリットリングが三角形なので、フックリーダー同士が近接しにくい。このアッセンブリーでは、フックの動きが阻害されにくい。このフックは、フィッシュイーターの口に吸い込まれやすい。このアッセンブリーにより、高いフッキング率が達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係るアシストフックアッセンブリー16が示された正面図である。このアシストフックアッセンブリー16は、スプリットリング18、2つのフックリーダー20及び2つのフック22を備えている。フックリーダー20の一端は、リング23を介してフック22と連結されている。フックリーダー20の他端は、スプリットリング18と連結されている。
【0012】
図2(a)は図1のアッセンブリー16のスプリットリング18が示された拡大正面図であり、図2(b)はその右側面図である。図2(a)における紙面垂直方向は、スプリットリング18の軸方向である。このスプリットリング18は、金属線24が巻かれることで得られる。図2(b)には、この金属線24の2つの端26が示されている。金属線24は、ほぼ2周するように巻かれている。金属線24の太さは、通常は0.3mmから3.0mmである。金属線24の典型的な材質は、炭素鋼である。金属線24にメッキが施されることが、好ましい。金属線24が、真鍮又はステンレススチールからなってもよい。
【0013】
図2(a)から明らかなように、このスプリットリング18の軸方向視は三角形である。このスプリットリング18は、3つの頂点28a、28b、28c及び3つの辺30a、30b、30cを備える。各辺30a、30b、30cの長さは、通常は3mmから20mmである。図1に示されるように、1つの頂点28aに、直接に又はスナップスイベル等の金具を介して、ライン32(又はショックリーダー)が連結される。
【0014】
図1に示されるように、フックリーダー20は、第一ボディ34、第二ボディ36、第三ボディ38、上環40、下環42、上バー44及び下バー46からなる。上環40、第一ボディ34及び上バー44は、第一スイベル48を構成する。上バー44、第二ボディ36及び下バー46は、第二スイベル50を構成する。下バー46、第三ボディ38及び下環42は、第三スイベル52を構成する。このフックリーダー20では、3つのスイベル48、50、52が連結されている。このフックリーダー20は、いわゆる連結スイベルである。スイベルの数は2でもよく、4以上でもよい。ボディ(34、36、38)、環(40、42)及びバー(44、46)は、いずれも金属材料からなる。典型的な金属材料は、真鍮(黄道)である。
【0015】
図3は、図1のアッセンブリー16のフックリーダー20の一部が示された拡大断面図である。この図3には、第一ボディ34、第二ボディ36、上環40及び上バー44が示されている。
【0016】
第一ボディ34は、樽型である。第一ボディ34は、中空である。第一ボディ34は、上間口54及び下間口56を備えている。上間口54及び下間口56の内径は、小さい。第二ボディ36及び第三ボディ38の構成は、第一ボディ34のそれと同一である。
【0017】
上環40は、金属線の曲げ加工により形成されている。上環40は、アイ58、軸60及び張り出し部62からなる。アイ58の直径は、第一ボディ34の上間口54の内容よりも大きい。従って、アイ58は第一ボディ34に引き込まれない。軸60は、上間口54を貫通している。張り出し部62は、第一ボディ34に収容されている。張り出し部62の外径は、上間口54の内径よりも大きい。従って、張り出し部62は第一ボディ34から抜脱しない。第一ボディ34は、上環40に対して回転しうる。この回転により、フックリーダー20の撚りが解消される。図示されていないが、下環42の構成は上環40のそれと同一である。
【0018】
上バー44は、軸64と、上下一対の張り出し部66、68とからなる。軸64は、第一ボディ34の下間口56を貫通している。軸64はまた、第二ボディ36の上間口70を貫通している。一方の張り出し部66は、第一ボディ34に収容されている。この張り出し部66の外径は、第一ボディ34の下間口56の内径よりも大きい。従って、張り出し部66は第一ボディ34から抜脱しない。他方の張り出し部68は、第二ボディ36に収容されている。この張り出し部68の外径は、第二ボディ36の上間口70の内径よりも大きい。従って、張り出し部68は第二ボディ36から抜脱しない。第一ボディ34は、上バー44に対して回転しうる。第二ボディ36も、上バー44に対して回転しうる。この回転により、フックリーダー20の撚りが解消される。図示されていないが、下バー46の構成は上バー44のそれと同一である。
【0019】
図1に示されるように、上環40にはスプリットリング18の辺30aが通されている。1つの辺30aに、2つのフックリーダー20が吊り下げられている。辺30aは水平方向に延在しているので、フックリーダー20及びフック22の質量が上環40に加わっても、上環40同士が近寄らない。換言すれば、このアッセンブリー16では、フックリーダー20同士が近接しにくい。このアッセンブリー16では、フックリーダー20同士の干渉が生じにくく、フック22の動きが阻害されにくい。このフック22は、フィッシュイーターの口に吸い込まれやすい。このアッセンブリー16は、高いフッキング率に寄与する。
【0020】
フックリーダーとして、金属ワイヤーが用いられてもよい。この場合も、三角形であるスプリットリングにより、フックの自由な動きが達成されうる。
【0021】
三角形であるスプリットリングは、アシストフックアッセンブリー以外の種々の用途に用いられうる。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明に係るアシストフックアッセンブリーは、種々のフィッシュイーターをターゲットにした釣りに用いられうる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るアシストフックアッセンブリーが示された正面図である。
【図2】図2(a)は図1のアッセンブリーのスプリットリングが示された拡大正面図であり、図2(b)はその右側面図である。
【図3】図3は、図1のアッセンブリーのフックリーダーの一部が示された拡大断面図である。
【図4】図4は、従来のアシストフックアッセンブリーが示された正面図である。
【符号の説明】
【0024】
16・・・アシストフックアッセンブリー
18・・・スプリットリング
20・・・フックリーダー
22・・・フック
28a・・・頂点
30a・・・辺
34・・・第一ボディ
36・・・第二ボディ
38・・・第三ボディ
40・・・上環
42・・・下環
44・・・上バー
46・・・下バー
48・・・第一スイベル
50・・・第二スイベル
52・・・第三スイベル
【出願人】 【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
【出願日】 平成18年7月24日(2006.7.24)
【代理人】 【識別番号】100107940
【弁理士】
【氏名又は名称】岡 憲吾

【識別番号】100120938
【弁理士】
【氏名又は名称】住友 教郎


【公開番号】 特開2008−22798(P2008−22798A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−200729(P2006−200729)