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【発明の名称】 釣り用ケ−ス
【発明者】 【氏名】染谷 京助

【要約】 【課題】軽量かつ耐久性、自立性に優れた釣り用ケ−スを提供することである。

【構成】釣り用ケ−スはケ−ス本体1が周回する側壁Aと底部2で上方に開口を有する直方体状に構成されて側壁Aは合成樹脂シ−トの内層6と合成樹脂シ−トの外層7及び合成樹脂発泡材の中間層8と中間層8の間に合成樹脂シ−トの補強板9を介在させて構成され、合成樹脂シ−トの内層6と外層7の材料は、EVA(エチレン酢酸ビニ−ル)のシ−ト材で、中間層8の合成樹脂発泡材はPU(ポリウレタン)で、補強板9の合成樹脂シ−ト材は、PE(ポリエチレン)の板やPC(ポリカ−ボネ−ト)の板やPU(ポリウレタン)の板が使用されて補強板9は内層6及び外層7より曲げ剛性が大きい材料が使用され、中間層8は補強板9に接着、溶着で一体的に止着されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂シ−トの内層と外層及び合成樹脂発泡材の中間層で形成されたケ−ス本体を有する釣り用ケ−スにおいて、前記中間層の間に合成樹脂シ−トの補強板を介在させたことを特徴とする釣り用ケ−ス。
【請求項2】
補強板は内層及び外層より曲げ剛性が大きいことを特徴とする請求項1記載の釣り用ケ−ス。
【請求項3】
中間層は補強板に合成樹脂発泡材を一体的に止着したことを特徴とする請求項1記載の釣り用ケ−ス。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣り等に用いる釣り用ケ−スに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からEVA(エチレン酢酸ビニ−ル)等の合成樹脂シ−トで形成した釣用容器が用いられている。
これらの釣用容器は持ち運び易いように軽量で、柔軟性を有する合成樹脂シ−トで形成されているため、自立性がなく形崩れしやすいという不具合があった。
また特許文献1のように、多層の素材で形成されると共にメッシュ状の補強層を組み込んで強度を向上させた釣用容器もある。
【特許文献1】特開2002−27886号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、柔軟性を有する合成樹脂シ−トで形成されていると軽量で持ち運び易いが自立性がなく形崩れしやすく、外部からの衝撃に弱い不具合があることである。
【0004】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、軽量かつ耐久性、自立性に優れた釣り用ケ−スを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1は、合成樹脂シ−トの内層と外層及び合成樹脂発泡材の中間層で形成されたケ−ス本体を有する釣り用ケ−スにおいて、前記中間層の間に合成樹脂シ−トの補強板を介在させたことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、補強板は内層及び外層より曲げ剛性が大きいことを要旨とするものである。
本発明の請求項3は、中間層は補強板に合成樹脂発泡材を一体的に止着したことを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、ケ−ス本体の側壁が合成樹脂シ−トの内層と合成樹脂シ−トの外層及び合成樹脂発泡材の中間層と中間層の間に、内層及び外層より曲げ剛性が大きい材料の合成樹脂シ−トが使用された補強板を介在させて構成されているので、軽量で持ち運び易いと共に、耐久性、保冷性、自立性に優れ、形崩れし難い。
中間層の中間に補強板を入れることによって、中間層の柔軟性や可撓性によって外力による衝撃や内部から氷等による衝撃に対して補強板が折れたり、曲げの癖付けが避けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
釣り用ケ−スはケ−ス本体1が周回する側壁Aと底部2で上方に開口を有する直方体状に構成されて側壁Aの後壁に蓋体3がヒンジ部4で連結され、側壁Aの開口縁と蓋体3の周囲は係合チャック5で開閉自在に閉じられるように連結されている。
底部2は合成樹脂材で皿状に形成されている。
側壁Aは合成樹脂シ−トの内層6と合成樹脂シ−トの外層7及び合成樹脂発泡材の中間層8と中間層8の間に合成樹脂シ−トの補強板9を介在させて構成されている。
合成樹脂シ−トの内層6と外層7の材料は、EVA(エチレン酢酸ビニ−ル)で、中間層8の合成樹脂発泡材はPU(ポリウレタン)が使用されている。
補強板9の合成樹脂シ−ト材は、PE(ポリエチレン)の板やPC(ポリカ−ボネ−ト)の板やPU(ポリウレタン)の板が使用されて補強板9は内層6及び外層7より曲げ剛性が大きい材料が使用されている。
中間層8は補強板9に接着、溶着で一体的に止着されている。
【実施例1】
【0008】
以下、図示の一実施例によって本発明を説明すると、図1は釣り用ケ−スの斜視図、図2は釣り用ケ−スの断面側面図である。
【0009】
釣り用ケ−スは、ケ−ス本体1が周回する側壁Aと底部2で上方に開口を有する直方体状に構成されて側壁Aの後壁に蓋体3がヒンジ部4で連結され、側壁Aの開口縁と蓋体3の周囲は係合チャック5で開閉自在に閉じられるように連結されている。
底部2は合成樹脂材で皿状に形成されている。
ケ−ス本体1の側壁Aの両側には係止具10が取り付けられて肩掛けベルト11が連結される。
側壁Aは合成樹脂シ−トの内層6と合成樹脂シ−トの外層7及び合成樹脂発泡材の中間層8と中間層8の間に合成樹脂シ−トの補強板9を介在させて構成されている。
側壁Aを形成する時、内層6の上縁は外側に折り曲げられて外層7の外側で係合チャック5のケ−ス本体1側を挟んで縫着や接着や溶着で接合されている。
合成樹脂シ−トの内層6と外層7の材料は、EVA(エチレン酢酸ビニ−ル)のシ−ト材で、中間層8の合成樹脂発泡材はPU(ポリウレタン)が使用されている。
中間層8は内層6、外層7より大きな厚味を有している。
補強板9の合成樹脂シ−ト材は、PE(ポリエチレン)の板やPC(ポリカ−ボネ−ト)の板やPU(ポリウレタン)の板が使用されて可撓性を有しているが補強板9は内層6及び外層7より曲げ剛性が大きい材料が使用されている。
中間層8は補強板9に接着、溶着で一体的に止着されたり、又は金型内で一体的に成形されて形成されている。
側壁Aの下端には、側壁Aの下端の内層6と外層7が接合されて底部2の周囲の立ち上がり部2aの内側に接合されている。
【0010】
補強板9は中間層8の中間に入れることによって、中間層8の柔軟性や可撓性によって外力による衝撃や内部から氷等による衝撃に対して補強板9が破損することが避けられる。
合成樹脂発泡材の中間層8に合成樹脂シ−トの補強板9を介在させることにより、外力による衝撃に対して合成樹脂発泡材の中間層が折れたり、曲げの癖付けが付いてしまうことが避けられ、側壁Aは柔軟性を有しながら折り曲がりにくく、形崩れしにくく、保冷性を有し、硬質材で出来たク−ラ−などに比較して割れたりすることがなく、軽量化される。
補強板9には適宜複数の透孔を穿設して軽量化を図ってもよい。
【0011】
前記のように釣り用ケ−スが構成されると、ケ−ス本体1の側壁Aが合成樹脂シ−トの内層6と外層7及び合成樹脂発泡材の中間層8と中間層8の間に、内層6及び外層7より曲げ剛性が大きい材料の合成樹脂シ−トが使用された補強板9を介在させて構成されているので、軽量で持ち運び易いと共に、耐久性、保冷性、自立性に優れ、形崩れし難い。
中間層8の中間に補強板9を入れることによって、中間層8の柔軟性や可撓性によって外力による衝撃や内部から氷等による衝撃に対して補強板9が折れたり、曲げの癖付けが避けられる。
【産業上の利用可能性】
【0012】
前記説明では、釣り用ケ−スの全般に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】釣り用ケ−スの斜視図である。
【図2】釣り用ケ−スの断面側面図である。
【符号の説明】
【0014】
A 側壁
1 ケ−ス本体
6 内層
7 外層
8 中間層
9 補強板
【出願人】 【識別番号】000002495
【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
【出願日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−22769(P2008−22769A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−198294(P2006−198294)