| 【発明の名称】 |
柄杓ホルダ |
| 【発明者】 |
【氏名】細見 康雄
【氏名】木村 陽子
【氏名】東山 貴一
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| 【要約】 |
【課題】釣用バケツ内に大きなデッドスペースを生じさせることなく釣用バケツに容易に着脱される柄杓ホルダの提供。
【構成】柄杓ホルダ10は、釣用バケツ2に取り付けられて柄杓1を保持するものである。柄杓ホルダ10のホルダ本体20は、柄杓1のカップ12が嵌合保持され得る筒状に形成されている。また、釣用バケツ2の隅部3と対向するホルダ本体20の背面部21は、隅部3の形状に沿うように成形されている。ホルダ本体20を隅部3に係止する係止具30は、基部31と作用部32とを備える。基部31は、背面部21の形状に沿うように成形されており、背面部21に固定される。釣用バケツ2の隅部3は、基部31及び基部31と協働する作用部32によって挟み込まれ、これにより釣用バケツ2の隅部3に柄杓ホルダ10が固定される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 釣用バケツに取り付けられ、カップおよび柄部を有する柄杓を保持する柄杓ホルダであって、 柄杓のカップが嵌合保持され得る筒状に形成され且つ外周面のうち釣用バケツの隅部と対向する特定部位が当該隅部の形状に沿うように成形されたホルダ本体と、 上記特定部位の形状に沿うように成形され且つ当該特定部位に固定された基部および当該基部と協働して上記釣用バケツの隅部を挟み込む作用部を有する係止具とを備えている柄杓ホルダ。 【請求項2】 上記係止具は、上記釣用バケツの隅部を狭持するクリップ状に形成されており、 上記基部および作用部は、互いに対向配置された弾性変形可能な薄肉平板状部材からなり、 上記作用部は、上記基部に連続して当該基部から外方に突出した後に下方に延びるL字状に形成された弾性変形部と、当該弾性変形部に連続し、上記釣用バケツに当接する当接面が形成された狭持片とを備えている請求項1に記載の柄杓ホルダ。 【請求項3】 上記ホルダ本体は、上面に開口を有する有底筒状部材からなり、 当該上面は、当該ホルダ本体の軸方向に直交する仮想面に対して傾斜している請求項1又は2に記載の柄杓ホルダ。 【請求項4】 釣用バケツに取り付けられ、カップおよび柄部を有する柄杓を保持する柄杓ホルダであって、 柄杓のカップが嵌合保持され得る筒状に形成され且つ外周面のうち釣用バケツの隅部と対向する特定部位が当該隅部の形状に沿うように成形された弾性変形可能なホルダ本体と、 上記ホルダ本体に設けられ、上記釣用バケツの隅部に沿うように変形した変形姿勢と上記隅部以外の平面部に沿うように真直になった真直姿勢との間で姿勢変化可能な基部および当該基部と協働して上記釣用バケツを挟み込む作用部を有する係止具とを備えている柄杓ホルダ。 【請求項5】 上記係止具は、上記釣用バケツを狭持するクリップ状に形成されており、 上記基部は、互いにヒンジ結合された複数の薄肉平板状部材からなり、 上記作用部は、上記各基部に連続して当該基部から外方に突出した後に下方に延びるL字状に形成された弾性変形可能な弾性変形部と、当該弾性変形部に連続し、上記釣用バケツに当接する当接面が形成された狭持片とを備えている請求項4に記載の柄杓ホルダ。 【請求項6】 上記ホルダ本体は、上面に開口を有する有底筒状部材からなり、 当該上面は、当該ホルダ本体の軸方向に直交する仮想面に対して傾斜している請求項4又は5に記載の柄杓ホルダ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、釣りに使用される柄杓を保持する柄杓ホルダの構造に関するものである。 【背景技術】 【0002】 いわゆるウキ釣りでは撒餌は欠かせないものであり、釣人は、所要量の撒餌を釣場に持ち込む。この撒餌は一般に釣用バケツに収容され、釣人は、実釣中に撒餌用柄杓(以下、単に「柄杓」と称する。)を用いて少量づつ釣用バケツから撒餌を掬い取り、これを水中に投入する。 【0003】 釣人が撒餌を水中に投入するとき以外は、およそ柄杓が使用されることはなく、したがって、釣人は、柄杓を使用した後は、これを釣用バケツに収納する。このとき、多量の撒餌が釣用バケツに収容されているならば、柄杓は撒餌の中に安定的に挿し込まれるが、釣用バケツに収容されている撒餌が残り少なくなった場合は、柄杓は釣用バケツ内に不安定に挿入される。実釣中に風等によって釣用バケツ内で柄杓が不安定に動くと、釣人の注意がウキや釣場の状況から逸らされ、釣人は釣りに集中できなくなる。そのため、従来から、柄杓を安定的に保持する柄杓ホルダが提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。 【0004】 特許文献1および特許文献2並びに特許文献3および特許文献4に記載されているように、従来の柄杓ホルダは釣用バケツの側壁に取り付けられ、その一部または全部が釣用バケツの内側に配置される場合もあるが、一般には外側に配置される。ただし、特許文献1および特許文献2に記載されているように、柄杓ホルダが釣用バケツの外側に配置された場合には、釣用バケツの内部にデッドスペースが生じないという利点がある。 【0005】 従来の柄杓ホルダは、釣用バケツの側壁に係止する係止具を備えている。この係止具は、一般にクリップ状に形成されており、釣用バケツの側壁の平坦部を挟持することができるようになっている。すなわち、従来の柄杓ホルダは、釣用バケツの側壁の平坦部に取り付けられるようになっている。 【0006】 【特許文献1】特開2006−55107号公報 【特許文献2】特開2005−237315号公報 【特許文献3】特開2001−275538号公報 【特許文献4】特開2001−352882号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 ところで、たとえば磯釣り等では、釣人の立ち位置に沿って岩壁が切り立っていることも少なくない。そのような場合には、釣用バケツの載置スペースがきわめて狭くなることもあり、そのため、釣人は、釣用バケツをコンパクトに載置するために、柄杓ホルダを釣用バケツの内部に配置する(特許文献3参照)。 【0008】 しかし、前述のように、柄杓ホルダは、釣用バケツの側壁の平坦部に取り付けられるものであるから、柄杓ホルダが釣用バケツの内部に配置されると、釣用バケツの内部に大きなデッドスペースが生じると共に、柄杓を用いて撒餌を掬う作業がしづらくなる。このような不都合を緩和するためには、デッドスペースが小さくなるような位置(たとえば釣用バケツの隅部)に柄杓ホルダが配置されればよいが、柄杓ホルダの係止具の構造上、釣用バケツの側壁の平坦部以外の部分に係止具を係合させることは困難である。もっとも、上記係止具が樹脂等の可撓性材料から構成される場合には、当該係止具が釣用バケツの隅部に強引に差し込まれることによって柄杓ホルダが釣用バケツの隅部に配置され得る。しかしながら、これでは柄杓ホルダの取り外しが困難になるばかりか、上記係止具や釣用バケツが損傷を受けるおそれがある。 【0009】 そこで、本発明の目的は、釣用バケツ内に大きなデッドスペースを生じさせることなく釣用バケツに容易に着脱される柄杓ホルダを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 (1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る柄杓ホルダは、釣用バケツに取り付けられ、カップおよび柄部を有する柄杓を保持する柄杓ホルダであって、柄杓のカップが嵌合保持され得る筒状に形成され且つ外周面のうち釣用バケツの隅部と対向する特定部位が当該隅部の形状に沿うように成形されたホルダ本体と、上記特定部位の形状に沿うように成形され且つ当該特定部位に固定された基部および当該基部と協働して上記釣用バケツの隅部を挟み込む作用部を有する係止具とを備えている。 【0011】 釣りにおいて使用される餌は、釣用バケツに収容される。一般に釣用バケツは、上面に開口が設けられた略直方体の容器であり、この容器は、底部と、底部の周縁に立設された平面状の壁部とを備え、隣り合う壁部間に隅部が形成されている。ホルダ本体の外周面のうちの特定部位が釣用バケツの隅部に沿うように成形されているから、ホルダ本体が釣用バケツの内側の隅部に配置されたとしても、このホルダ本体は、釣用バケツの隅部に大きなデッドスペースを生じさせることなく効率的にコンパクトに配置される。具体的には、釣人は、ホルダ本体を釣用バケツの開口を通じて上方から当該釣用バケツの内部に挿入する。このとき、釣用バケツの開口の縁部のうち上記隅部に対応する部分が係止具の基部と作用部との間に挿入され、これら基部および作用部によって狭持される。 【0012】 (2) 上記係止具は、上記釣用バケツの隅部を狭持するクリップ状に形成されており、上記基部および作用部は、互いに対向配置された弾性変形可能な薄肉平板状部材からなり、上記作用部は、上記基部に連続して当該基部から外方に突出した後に下方に延びるL字状に形成された弾性変形部と、当該弾性変形部に連続し、上記釣用バケツに当接する当接面が形成された狭持片とを備えていてもよい。 【0013】 この構成では、弾性変形部が弾性変形して狭持片が基部から離反することにより、釣用バケツが上記基部と作用部との間に挿入される。この状態で、弾性変形部は、もとの状態に復帰しようとするから、釣用バケツは、基部と狭持片の当接面との間に所定の弾性力で挟み込まれることによって保持される。つまり、ホルダ本体に設けられた係止具は、当該ホルダ本体を釣用バケツに係止するクリップとして機能する。 【0014】 (3) 上記ホルダ本体は、上面に開口を有する有底筒状部材からなり、当該上面は、当該ホルダ本体の軸方向に直交する仮想面に対して傾斜していることが好ましい。 【0015】 ホルダ本体の上面が傾斜しているので、当該上面に設けられた開口の面積が増大する。したがって、柄杓をホルダ本体に対して挿抜する作業が容易になる。 【0016】 (4) また、本発明に係る柄杓ホルダは、釣用バケツに取り付けられ、カップおよび柄部を有する柄杓を保持する柄杓ホルダであって、柄杓のカップが嵌合保持され得る筒状に形成され且つ外周面のうち釣用バケツの隅部と対向する特定部位が当該隅部の形状に沿うように成形された弾性変形可能なホルダ本体と、上記ホルダ本体に設けられ、上記釣用バケツの隅部に沿うように変形した変形姿勢と上記隅部以外の平面部に沿うように真直になった真直姿勢との間で姿勢変化可能な基部および当該基部と協働して上記釣用バケツを挟み込む作用部を有する係止具とを備えている。 【0017】 釣りにおいて使用される餌は、釣用バケツに収容される。一般に釣用バケツは、上面に開口が設けられた略直方体の容器であり、この容器は、底部と、底部の周縁に立設された平面状の壁部とを備え、隣り合う壁部間に隅部が形成されている。ホルダ本体の外周面のうち特定部位が釣用バケツの隅部に沿うように成形されているから、ホルダ本体が釣用バケツの内側の隅部に配置されたとしても、このホルダ本体は、釣用バケツの隅部に大きなデッドスペースを生じさせることなく効率的にコンパクトに配置される。具体的には、釣人は、ホルダ本体を釣用バケツの開口を通じて上方から当該釣用バケツの内側に挿入する。このとき、係止具は変形姿勢となる。したがって、釣用バケツの開口の縁部のうち上記隅部に対応する部分が係止具の基部と作用部との間に無理なく円滑に挿入され、これら基部および作用部によって狭持される。 【0018】 また、釣用バケツ内の餌が少なくなった場合は、釣用バケツ内にデッドスペースが生じたとしても特に大きな問題ではない。したがって、釣用バケツ内の餌が少なくなった場合は、ホルダ本体は、釣用バケツの内側であって上記平面状の壁部に装着され得る。この場合も釣人は、ホルダ本体を釣用バケツの開口を通じて上方から当該釣用バケツの内部に挿入する。このとき、係止具は真直姿勢となる。しかも、特定部位がこれに追従して弾性変形し真直になる。したがって、釣用バケツの開口の縁部のうち上記平面状の壁部に対応する部分が係止具の基部と作用部との間に無理なく円滑に挿入され、これら基部および作用部によって狭持される。 【0019】 (5) 上記係止具は、上記釣用バケツを狭持するクリップ状に形成されており、上記基部は、互いにヒンジ結合された複数の薄肉平板状部材からなり、上記作用部は、上記各基部に連続して当該基部から外方に突出した後に下方に延びるL字状に形成された弾性変形可能な弾性変形部と、当該弾性変形部に連続し、上記釣用バケツに当接する当接面が形成された狭持片とを備えていてもよい。 【0020】 この構成では、上記基部は、ヒンジを介して自在に回動することができるので、係止具は、上記変形姿勢と上記真直姿勢との間で自由に姿勢変化することができる。したがって、ホルダ本体は、釣用バケツの平面部分であっても隅部であっても容易に取り付けられる。 【0021】 (6) 上記ホルダ本体は、上面に開口を有する有底筒状部材からなり、当該上面は、当該ホルダ本体の軸方向に直交する仮想面に対して傾斜していることが好ましい。 【0022】 ホルダ本体の上面が傾斜しているので、当該上面に設けられた開口の面積が増大する。したがって、柄杓をホルダ本体に対して挿抜する作業が容易になる。 【発明の効果】 【0023】 本発明によれば、ホルダ本体及び係止具が共に釣用バケツの隅部に沿うように成形されているので、柄杓ホルダが釣用バケツの隅部を埋めるように配置される。このため、柄杓ホルダが釣用バケツの内側に配置されたとしても、釣用バケツの内側に大きなデッドスペースが生じることがなく、柄杓ホルダが釣用バケツに収容された撒餌等を掬う作業の邪魔になることがない。また、係止具が釣用バケツの隅部に沿うような形状であるので、釣用バケツや係止具を傷つけることなく柄杓ホルダを釣用バケツに容易に着脱することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0024】 以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。なお、以下の実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態が適宜変更され得ることは勿論である。 【0025】 <第1の実施形態> 【0026】 図1は、本発明の第1の実施形態に係る柄杓ホルダ10の正面側の外観斜視図である。図2は、柄杓ホルダ10の背面側の外観斜視図である。 【0027】 例えば磯におけるウキ釣りでは、釣人は、主として撒餌を海中に投入するために柄杓1(図11参照)を使用する。柄杓1は、図11が示すように、カップ12および柄部13を有する。カップ12は、略卵形に形成されたものであり、柄部13の一端に設けられている。このカップ12によって釣用バケツ2(図11参照)から撒餌が掬い取られる。柄部13の他端側には、釣人によって把持されるグリップ14が設けられている。釣人は、グリップ14を握って釣用バケツ2から撒餌を掬い取り、海中へ投入する。本実施形態に係る柄杓ホルダ10は、この柄杓1を保持するものであり、釣用バケツ2に取り付けられた状態で使用される。この柄杓ホルダ10の特徴とするところは、釣用バケツ2の隅部3に取り付け可能に構成されている点である。これにより、釣用バケツ2の内側に柄杓ホルダ10が配置されても、釣用バケツ2内に大きなデッドスペースができることがない。なお、隅部3は、釣用バケツ2の壁11のうち、隣り合う平面状の平面部6(壁部)間に形成された湾曲部分である(図8参照)。 【0028】 柄杓ホルダ10は、図1及び図2が示すように、ホルダ本体20と、ホルダ本体20の背面部21(特定部位)の上端側に固定された係止具30とを備えている。 【0029】 ホルダ本体20は、上面24に開口25を有する有底筒状部材からなる。換言すれば、ホルダ本体20は、上面24に開口25を有し、且つ底面部22を有する容器状に構成されている。ホルダ本体20は、底面部22と、底面部22の周縁に立設された側面部23とを備えている。底面部22及び側面部23は、シート状の合成樹脂から構成されている。合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。 【0030】 底面部22は、長径が8cm程度、短径が5.5cm程度の楕円形状のものである。底面部22は、図には表れていないが、ホルダ本体20の内側に凸となるように湾曲している。底面部22がこのように構成されることにより、ホルダ本体20に挿し込まれた柄杓1のカップ12の先端が底面部22によって安定的に支持される。なお、底面部22の外形寸法は、上記カップ12の大きさに合わせて適宜変更され得る。 【0031】 側面部23は、シート状の合成樹脂からなり、両側縁27,28が背面側で互いに溶着されることにより筒状に成形されたものである(図2参照)。側面部23は、その下端の周縁が上記底面部22の周縁に溶着されており、これによりホルダ本体20が構成されている。側面部23の高さは、柄杓ホルダ10が釣用バケツ2に取り付けられた状態(図9参照)で底面部22が釣用バケツ2の底部4に当接するように、本実施形態においては21cm〜24cm程度に設定されている。ただし、柄杓ホルダ10に挿し込まれた柄杓1が安定的に支持されるならば、側面部23の高さは上記範囲に限定されるものではなく、柄杓1の長さに応じて適宜変更されてもよい。 【0032】 側面部23は、ホルダ本体20の内部空間における水平方向の面積が、底面部22側よりも上面24側の方が若干大きくなるように構成されている。すなわち、ホルダ本体20は、底面部22から上面24へ向けて徐々に拡径されている。側面部23の上端には、環状の芯材が設けられている。側面部23の上端は、この芯材の内側から外側へ巻き掛けられ、側面部23の外周面に溶着されている。これにより、側面部23の上端に上記上面24が構成され、芯材の内側に開口25が形成されている。このようにホルダ本体20が構成されることにより、ホルダ本体20の上面24に底面部22と略同じ形状(略楕円形状)で底面部22よりも若干広い開口25が形成される。なお、本実施形態においては、開口25の形状が容易に変形しないように、例えばステンレス等の金属製の芯材が用いられるが、芯材はこれに限定されるものではない。芯材は、例えば弾性変形可能なゴム等で構成されてもよい。なお、ホルダ本体20は、例えば海水等を溜めておくことができるように、防水構造が採用されている。 【0033】 ホルダ本体20は、柄杓ホルダ10が釣用バケツ2の隅部3に取り付けられることによって隅部3に沿って配置される。このホルダ本体20は、ホルダ本体20の外周面のうち釣用バケツ2の隅部3と対向する背面部21が隅部3の形状に沿うように成形されている。すなわち、背面部21は、隅部3の内側の湾曲面に沿うように成形されている。これにより、柄杓ホルダ10が隅部3に取り付けられた場合に、隅部3と背面部21とが当接してこれらの間に隙間ができないようになっている。 【0034】 上述のように、側面部23が底面部22に立設されているので、ホルダ本体20の内部空間における底面部22側の広さは、この底面部22の大きさによって決定される。また、底面部22及び側面部23は、ホルダ本体20に挿し込まれた柄杓1のカップ12を保持するものである。したがって、底面部22の寸法は、柄杓1のカップ12の大きさを考慮して設定されるものである。本実施形態においては、底面部22が上記寸法に設定されているので、側面部23の内部空間における底面部22側の面積がカップ12よりも若干大きくなっており、ホルダ本体20によって柄杓1のカップ12が嵌合保持されるようになっている。もっとも、底面部22の大きさは、側面部23がカップ12を狭持するように設定されていてもよい。要するに、ホルダ本体20に挿し込まれた柄杓1のカップ12が不安定に動くことなく、側面部23及び底面部22によって安定的に保持されるようになっていればよい。 【0035】 図3は、ホルダ本体20に固定された係止具30の拡大斜視図である。図4は、係止具30をホルダ本体20に固定するための外布29を示す平面図である。 【0036】 背面部21の上端側には、ポケット26が設けられている。ポケット26は、係止具30を背面部21の上端側に固定するものであり、背面部21及び外布29によって構成されている。外布29は、ホルダ本体20と同じ材質のシート状の合成樹脂であり、図4が示すように概ね凹形状となるように構成されている。この外布29の両側部40,41及び下部42が背面部21に溶着されることにより、上方に開口を有するポケット26が構成される。後述されるが、係止具30は、図5および図6が示すように、基部31が凹形状に成形されており、当該基部31が上記ポケット26に収容される。この状態では、係止具30はポケット26に対して挿抜可能である。基部31がポケット26に収容された状態で外布29の上部43が背面部21に溶着される。これにより、基部31の上方への移動が規制され、係止具30がホルダ本体20に固定される。ただし、係止具30の基部31を背面部21に当接させた状態で、外布29の側部40,41、下部42及び上部43を背面部21に同時に溶着させて係止具30を固定するようにしてもよい。 【0037】 図5及び図6は、係止具30の拡大斜視図である。 【0038】 係止具30は、釣用バケツ2の開口5の縁部のうち隅部3に対応する部分を狭持するものであり、クリップ状に形成されている。係止具30は、弾性変形が可能であり、可撓性を備えている。係止具30は、図5及び図6が示すように、基部31及び作用部32a,32bを有する。基部31及び作用部32a,32bは、互いに対向配置されており、基部31及び作用部32a,32b間に釣用バケツ2の隅部3が挿入される。基部31及び作用部32a,32bは、合成樹脂などからなる薄肉平板状部材により一体的に構成されており、側方から見て略R字状となるように成形されている(図5参照)。 【0039】 基部31は、上記ポケット26(図3参照)に収容されてホルダ本体20の背面部21に固定される部分である。この基部31は、横方向を長手方向とする略矩形状の基部本体50と、基部本体50の両側から上方へ延びるように設けられた凸部37a,37bを有している。基部50は、このように構成されることによって全体として略凹字状に成形されている。凸部37aと凸部37bとの間には空間が設けられている。上記外布29(図3参照)の上部43とホルダ本体20の背面部21とは、これら凸部37a,37b間の空間を通して互いに当接可能となっている。基部本体50及び凸部37a,37bは、全体的にホルダ本体20の背面部21の形状に沿うように湾曲した形状に成形されている(図3及び図6参照)。基部31は、上記ポケット26に挿入された後に外布29の上部43が背面部21に溶着されることによりホルダ本体20に固定される。すなわち、基部31は、背面部21と外布29との間に挟み込まれるようにしてホルダ本体20に固定される。凸部37a,37bの上端には、作用部32a,32bが設けられている。作用部32a,32bは、基部31がホルダ本体20に固定された状態でホルダ本体20の外方(図7において右方向)へ延びる。 【0040】 作用部32aは、基部31と協働して釣用バケツ2の隅部3を挟み込むものである。この作用部32aは、弾性変形部33aと狭持片35aとを備えている。弾性変形部33aは、突出部45a及び下延部46aを有しており、全体として略L字状に形成されている。突出部45aは、基部31の凸部37aに連続して基部31から外方(図5及び図7において右方向)に突出するように設けられている。下延部46aは、突出部45aに連続して下方に延びるように設けられている。狭持片35aに外側に向かって外力が作用した場合は、弾性変形部33aが弾性的に変形し、基部31と狭持片35aとが互いに離間する。 【0041】 狭持片35aは、弾性変形部33aに連続して設けられており、内延部47a、当接部48a、及び傾斜部49aを有している。内延部47aは、下延部46aの下端に連続して基部31へ向けて延びている。当接部48aは、この内延部47aに連続して下方に延びている。当接部48aには、基部31と対向する当接面34aが形成されている。当接面34aは、釣用バケツ2に当接する面であり、当接面34aと基部31によって釣用バケツ2の開口5の縁部における隅部3に対応する部分が挟み込まれるようになっている(図10参照)。なお、基部31及び当接面34a間の距離は、釣用バケツ2の隅部3の上端部分(芯材が設けられた部分)の厚さよりも若干狭くなるように設定されている。傾斜部49aは、当接部48aに連続して当該当接部48aに対して外方に傾斜するように設けられている。すなわち、傾斜部49aは、下方へ向けて基部31から離間するように当接部48aから連続して成形されている。これにより、基部31と作用部32aとの間に釣用バケツ2の隅部3の上端が挿し込まれやすくなっている。なお、作用部32bは、上記作用部32aと同様の要領で構成されたものであるため、ここでの詳細な説明は省略される。作用部32bは、作用部32aと同様に構成されたものであるため、釣用バケツ2の開口5の縁部のうち隅部3に対応する部分は、基部31及び作用部32aによって狭持されると同時に、基部31及び作用部32bによって狭持される(図10参照)。 【0042】 図7は、柄杓ホルダ10の要部拡大側面図である。 【0043】 ホルダ本体20の側面部23の上端は、図7が示すように、環状の芯材が背面部21(図2参照)から前面部18(図9参照)に向けて下方へ傾斜するように配置された状態で当該芯材に巻き掛けられている。これにより、図7が示すように、ホルダ本体20の上面24は、ホルダ本体20の軸O方向に直交する仮想面Fに対して角度αだけ傾斜している。この角度αは、本実施形態では5°〜60°の範囲内である。 【0044】 図8は、柄杓ホルダ10が釣用バケツ2の隅部3に取り付けられる様子を示す斜視図である。図9は、柄杓ホルダ10が取り付けられた釣用バケツ2の隅部3を示す斜視図である。図10は、柄杓ホルダ10の係止具30によって狭持された釣用バケツ2の隅部3を示す拡大斜視図である。 【0045】 釣用バケツ2は、魚釣りの際に用いられる釣餌を収容するための容器として使用されるものである。釣用バケツ2のバケツ本体7は、略直方体形状に形成されており、その上面8には開口5が形成されている。このバケツ本体7に、撒餌などの釣餌が収容される。釣餌としては、一般に、生或いはボイルされたオキアミや、アミエビなどが使用される。これらの釣餌は水分を多く含むため、バケツ本体7は防水構造が採用されている。バケツ本体7のサイズは、所要量の撒餌を収容可能なサイズに設定されており、例えば、横幅が30cm〜50cm程度に設定されている。なお、バケツ本体7のサイズはこれに限定されるものではなく、多様なサイズを採用することができる。 【0046】 バケツ本体7は、略長方形状の底部4と、底部4の周縁に立設された壁11とを備えている。壁11は、前述のように平面状に形成された4つの平面部6、及び、隣接する平面部6間に形成された4つの隅部3によって構成されている。底部4及び壁11は、シート状の合成樹脂から構成されている。合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に採用される。図には示されていないが、壁11の上端には、バケツ本体7の開口5の周縁部に沿うように環状に形成された芯材が設けられている。壁11の上端部は、この芯材に巻き掛けられるように芯材の内側から外側へ折り返され、所定位置において壁11の外側面に溶着されている。上記芯材は、例えばステンレススチールから構成され得る。上記柄杓ホルダ10の係止具30は、壁11の上端によって覆われたこの芯材に引っ掛けられるようにして隅部3に係合される。 【0047】 図8が示すように、バケツ本体7は把手9を備えている。把手9は、バケツ本体7の長辺を含む両側面に設けられている。釣人は、これら一対の把手9を握って釣用バケツ2を容易に持ち運ぶことができる。なお、壁11の上縁には上蓋が設けられていてもよい。この上蓋は、ファスナーを介してバケツ本体7に取り付けられるのが好ましい。このファスナーが操作されることによってバケツ本体7の開口5が開閉され得る。 【0048】 前述のように、バケツ本体7は、底部4と、底部4の周縁に立設された平面状の平面部6(壁部)とを備え、隣り合う平面部6間に隅部3が形成されている。上記柄杓ホルダ10は、バケツ本体7の開口5が開放された状態でこの隅部3に好適に配置されるようになっている。 【0049】 本実施形態に係る柄杓ホルダ10は、以下のように使用される。 【0050】 図8が示すように、釣人は、釣用バケツ2に柄杓ホルダ10を取り付ける場合、ホルダ本体20を釣用バケツ2の開口5を通じて上方から釣用バケツ2の内部に挿入する。具体的には、釣人は、柄杓ホルダ10の背面部21が隅部3の内側に当接するように柄杓ホルダ10を挿入する。このとき、釣用バケツ2の開口5の縁部のうち上記隅部3に対応する部分が係止具30の基部31と作用部32(32a,32b)との間に挿入される。釣用バケツ2の隅部3が基部31と作用部32との間に挿入されると、隅部3の上端は、まず狭持片35a,35b(図5参照)によって案内され、基部31及び当接面34a,34b(図5参照)に当接する。この状態から更に隅部3が挿入されると、弾性変形部33が弾性変形して狭持片35a,35bが基部31から離反し、釣用バケツ2の隅部3の上端が基部31と作用部32との間に深く挿入される。具体的には、隅部3の上端において芯材が配置されている部分が基部31と弾性変形部33a,33bとの間の空間に挿入される。この状態で、弾性変形部33は、もとの状態に復帰しようとするから、釣用バケツ2は、基部31と、狭持片35a,35bの当接面34a,34bとの間に所定の弾性力で挟み込まれることによって保持される(図9及び図10参照)。つまり、ホルダ本体20に設けられた係止具30は、ホルダ本体20を釣用バケツ2に係止するクリップとして機能する。 【0051】 釣用バケツ2の隅部3に当接するホルダ本体20の背面部21は、釣用バケツ2の隅部3に沿うように湾曲されている。また、係止具30の基部31は、背面部21の形状に沿うように成形されているので、係止具30は、隅部3の湾曲面に沿うように配置され得る。したがって、柄杓ホルダ10が釣用バケツ2の内側に配置されたとしても、ホルダ本体20が隅部3に密着されるように配置される。そのため、ホルダ本体20が釣用バケツ2の内側に配置されたとしても、このホルダ本体20は、釣用バケツ2の隅部3に大きなデッドスペースを生じさせることなく効率的にコンパクトに配置される。換言すれば、釣用バケツ2の壁11と柄杓ホルダ10との隙間に釣餌が入り込み、釣用バケツ2に収容された釣餌を使い切ることができないといった問題が生じることが防止される。さらに、柄杓ホルダ10は、釣用バケツ2の内側に配置された際にその底面部22が釣用バケツ2の底部4に当接するので、柄杓ホルダ10の下にデッドスペースが生じることもない。したがって、柄杓1を用いて釣用バケツ2から釣餌を掬う作業がしづらくなることがないという利点がある。 【0052】 また、係止具30の基部31が釣用バケツ2の隅部3に沿うような形状であるので、釣用バケツ2や係止具30を傷つけることなく柄杓ホルダ10を釣用バケツ2に容易に着脱することができる。換言すれば、係止具30に対して無理な変形を加えなくても、柄杓ホルダ10を隅部3に容易に着脱することができる。 【0053】 図11は、釣用バケツ2の隅部3に取り付けられた柄杓ホルダ10に柄杓1が挿し込まれる様子を示す斜視図である。 【0054】 柄杓ホルダ10は、釣用バケツ2の内側における隅部3に取り付けられている。柄杓1は、この柄杓ホルダ10に収容される。典型的には、柄杓1は、開口25を通してカップ12からホルダ本体20内に挿入され、ホルダ本体20に沿って保持される。一方、柄杓1が使用されるときは、釣人は、グリップ14を掴んでホルダ本体20から柄杓1を引き抜く。前述のように(図7参照)、ホルダ本体20の上面24は、背面部21から前面部18に向けて下方へ傾斜しているので、上面24に設けられた開口25の面積が増大している。また、柄杓ホルダ10が釣用バケツ2の隅部3に取り付けられた状態では、上記上面24は、釣用バケツ2の内側へ向けて傾斜する。したがって、釣人が柄杓1をホルダ本体20に挿抜する作業は容易である。 【0055】 <第2の実施形態> 【0056】 図12は、本発明の第2の実施形態に係る係止具60を示す斜視図である。図13は、本発明の第2の実施形態に係る係止具60を示す分解斜視図である。 【0057】 本実施形態に係る柄杓ホルダ10が第1の実施形態に係る柄杓ホルダ10と異なるところは、ホルダ本体20が弾性変形可能に構成されている点、及び上記第1の実施形態では、基部31が一体的に形成された係止具30がホルダ本体20に設けられていたのに対し、本実施形態では、当該基部31が二分割され、後述のように姿勢変化可能な係止具60がホルダ本体20に設けられている点である。なお、図12〜図14においては、第1の実施形態に係る柄杓ホルダ10と同様の構成要素については同一符号が付与されており、当該柄杓ホルダ10と異なる点について以下に説明される。 【0058】 本実施形態に係るホルダ本体20は、図には示されていないが、上記開口25(図1参照)を構成する芯材が例えば弾性変形可能なゴム等により構成されている。これにより、ホルダ本体20は、全体的に弾性変形可能に構成されている。換言すれば、第2の実施形態におけるホルダ本体20は、後述される係止具60の姿勢変化に追従して容易に変形するように可撓性を備えている。 【0059】 本実施形態に係る係止具60の基部31は、互いにヒンジ結合された2つの薄肉平板部材からなる。具体的には、係止具60は、第1の実施形態における基部31が2つの基部31a,31bに分割されている。そして、各基部31a,31bに連続して上記弾性変形部33a,33bと上記狭持片35a,35bとが設けられている。すなわち、基部31aに連続して弾性変形部33aと狭持片35aとが設けられ、基部31bに連続して弾性変形部33bと狭持片35bとが設けられている。図12及び図13が示すように、基部31aの基部本体50aには、基部31bへ向けて突出する凸部62が形成されており、凸部62には上下方向に貫通する貫通孔65(図13参照)が設けられている。基部31bの基部本体50bには、基部31aの凸部62が嵌め込まれる部分が切除された凹部63が形成されており、凹部63には上下方向に貫通する貫通孔66,67が穿設されている。基部31a及び基部31bは、連結ピン69が貫通孔66,65,67に挿通されることにより互いに回動可能な状態で連結されている。このように、2つの基部31a,31bは、互いにヒンジ結合されている。なお、本実施形態においては、基部31が2つに分割されて互いにヒンジ結合されているが、基部31が3つ以上に分割されて互いにヒンジ結合される形態であってもよい。 【0060】 本実施形態に係る柄杓ホルダ10は、上述のように弾性変形可能に構成されたホルダ本体20の背面部21に上記係止具60が設けられたものである。 【0061】 図14は、第2の実施形態に係る係止具60が釣用バケツ2の壁11を挟み込んだ状態を示す模式断面図であり、(a)は釣用バケツ2の隅部3を挟み込んだ状態、(b)は、釣用バケツ2の平面部6を挟み込んだ状態を示している。なお、図14においては、ホルダ本体20やポケット26等は省略されている。 【0062】 上述のように、基部31a及び基部31bが互いに回動自在となっており、また係止具60が固定されたホルダ本体20が弾性変形可能に構成されているので、基部31a及び基部31bは、変形姿勢と真直姿勢との間で姿勢変化が可能である。ここで、変形姿勢は、係止具60が釣用バケツ2の隅部3に沿うように変形した姿勢である(図14(a)参照)。この変形姿勢は、第1の実施形態に係る係止具30の基部31と略同じ姿勢である。真直姿勢は、係止具60が隅部3以外の平面部6に沿うように真直になった姿勢である(図14(b)参照)。 【0063】 釣用バケツ2内に釣餌が多く収容されている場合は、釣用バケツ2内にデッドスペースが生じると問題となる。したがって、釣用バケツ2内に釣餌が多くある場合は、ホルダ本体20は、釣用バケツ2の隅部3に装着される。このとき、係止具60は変形姿勢となっており(図14(a)参照)、ホルダ本体20は、上記第1の実施形態において説明したように、釣用バケツ2の隅部3にコンパクトに配置される。 【0064】 一方、釣用バケツ2内の釣餌が少なくなった場合は、釣用バケツ2内にデッドスペースが生じたとしても特に大きな問題ではない。したがって、釣用バケツ2内の釣餌が少なくなった場合は、ホルダ本体20は、図には示されていないが、釣用バケツ2の内側の平面部6に沿って装着されても、実釣上特に問題はない。この場合も釣人は、ホルダ本体20を釣用バケツ2の開口5を通じて上方から釣用バケツ2の内部に挿入する。このとき、係止具60は真直姿勢となる(図14(b)参照)。しかも、ホルダ本体20の背面部21がこれに追従して真直になる。したがって、釣用バケツ2の開口5の上縁のうち平面部6に対応する部分が係止具60の基部31aと作用部32aとの間、並びに係止具60の基部31bと作用部32bとの間に円滑に挿入され、これら基部31a,31bおよび作用部32a,32bによって狭持される。すなわち、基部31及び作用部32は、壁11の上縁のうち隅部3に対応する部分だけでなく平面部6に対応する部分も狭持可能である。なお、本実施形態においては、基部31a,31bが連続的に湾曲した形状に成形されているが、基部31a,31bは、平板状のものであってもよい。 【0065】 このように、基部31a及び基部31bが互いにヒンジ結合されているので、係止具60は、変形姿勢と真直姿勢との間で自由に姿勢変化することができる。したがって、ホルダ本体20は、釣用バケツ2の平面部分(平面部6)であっても隅部3であっても容易に取り付けられる。また、係止具60が真直姿勢となるので、釣用バケツ2の外側に平面部6に沿って柄杓ホルダ10を取り付けることも可能である。なお、基部31が3つ以上に分割されるときは、係止具60は、より滑らかに平面部6に沿う。 【0066】 なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下の形態であってもよい。 【0067】 上記実施形態では、係止具30,60が釣用バケツ2を狭持するクリップ状に形成され、基部31及び作用部32が互いに対向配置されている形態について説明したが、係止具30,60は釣用バケツ2を挟み込むことができれば他の形状のものであってもよい。 【0068】 また、上記実施形態では、ホルダ本体20が上面24に開口25を有する有底筒状部材からなる形態について説明したが、ホルダ本体20は上下に開口したものであってもよい。この場合、例えば釣用バケツ2の底部4に柄杓1のカップ12が当接した状態でホルダ本体20によって柄杓1が保持されるようにすればよい。また、ホルダ本体20は略円筒状のものに限定されるものではなく、例えば水平断面が四角形のものであってもよい。 【0069】 また、上記実施形態では、ホルダ本体20の上面24がホルダ本体20の軸O方向に直交する仮想面Fに対して傾斜している形態について説明したが、上面24は必ずしも傾斜している必要はない。ただし、上面24を傾斜させた場合、上述のように開口25の面積が増大して柄杓1をホルダ本体20に挿抜する作業が容易になるので、上面24は上記仮想面Fに対して傾斜されていることが好ましい。 【0070】 また、本実施形態においては、本発明における特定部位が背面部21である形態について説明したが、特定部位は背面部21に限定されるものではなく、例えば前面部18が特定部位であってもよい。 【産業上の利用可能性】 【0071】 本発明は、釣りに使用される柄杓を保持する柄杓ホルダに適用され得る。 【図面の簡単な説明】 【0072】 【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る柄杓ホルダ10の正面側の外観斜視図である。 【図2】図2は、柄杓ホルダ10の背面側の外観斜視図である。 【図3】図3は、ホルダ本体20に固定された係止具30の拡大斜視図である。 【図4】図4は、係止具30をホルダ本体20に固定するための外布29を示す平面図である。 【図5】図5は、係止具30の拡大斜視図である。 【図6】図6は、係止具30の拡大斜視図である。 【図7】図7は、柄杓ホルダ10の要部拡大側面図である。 【図8】図8は、柄杓ホルダ10が釣用バケツ2の隅部3に取り付けられる様子を示す斜視図である。 【図9】図9は、柄杓ホルダ10が取り付けられた釣用バケツ2の隅部3を示す斜視図である。 【図10】図10は、柄杓ホルダ10の係止具30によって狭持された釣用バケツ2の隅部3を示す拡大斜視図である。 【図11】図11は、釣用バケツ2の隅部3に取り付けられた柄杓ホルダ10に柄杓1が挿し込まれる様子を示す斜視図である。 【図12】図12は、本発明の第2の実施形態に係る係止具60を示す斜視図である。 【図13】図13は、本発明の第2の実施形態に係る係止具60を示す分解斜視図である。 【図14】図14は、本発明の第2の実施形態に係る係止具60が釣用バケツ2の壁11を挟み込んだ状態を示す模式断面図であり、(a)は釣用バケツ2の隅部3を挟み込んだ状態、(b)は、釣用バケツ2の平面部6を挟み込んだ状態を示している。 【符号の説明】 【0073】 1・・・柄杓 2・・・釣用バケツ 3・・・隅部 6・・・平面部 10・・・柄杓ホルダ 12・・・カップ 13・・・柄部 20・・・ホルダ本体 21・・・背面部(特定部位) 24・・・上面 25・・・開口 30,60・・・係止具 31・・・基部 32・・・作用部 33・・・弾性変形部 34・・・当接面 35・・・狭持片
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成18年7月19日(2006.7.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100120318 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 朋浩
【識別番号】100117101 【弁理士】 【氏名又は名称】西木 信夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−22747(P2008−22747A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−197250(P2006−197250) |
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