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【発明の名称】 動物用巻き取り式伸縮リード装置
【発明者】 【氏名】エルンスト・ペーター ブレショイ

【要約】 【課題】最大引き伸ばし長さの範囲内で、リードを伸縮させうる動物用巻き取り式伸縮リード装置を提供する。

【構成】ハウジングと、このハウジングの中で回転可能なリールとを備え、リードを、ばねの力に抗して引き伸ばすことができ、かつばねの力によって巻き取ることができるようになっている動物用巻き取り式伸縮リード装置において、リールを、コントロールディスクを駆動するギヤユニットと協働させ、リードを所望の長さまで引き伸ばした状態において、さらにリードを引き伸ばす方向へリールが回転するのを係止している爪を、コントロールディスクによって、リールとの係止から解放しうるようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(11)と、このハウジング(11)内で回転可能なリール(12)とを備え、リード(13)を、ばねの力に抗して引き伸ばすことができ、かつばねの力によって巻き取ることができるようになっている動物用巻き取り式伸縮リード装置において、前記リール(12)は、コントロールディスク(23)を駆動するギヤユニット(18)と協働し、前記コントロールディスク(23)は、リード(13)を所望の長さまで引き伸ばした状態において、さらにリード(13)を引き伸ばす方向へリール(12)が回転するのを係止している爪(16)を、リール(12)との係止から解放しうることを特徴とするリード装置。
【請求項2】
前記爪(16)は、操作レバー(34)と係合することによって、リール(12)を係止しない回動位置をとりうるようになっていることを特徴とする請求項1記載のリード装置。
【請求項3】
前記爪(16)は、リードを引き伸ばす方向においてのみ、リール(12)を係止するようになっていることを特徴とする請求項1または2記載のリード装置。
【請求項4】
前記爪(16)は、ハウジング(11)内に回動可能に収容されており、かつハウジング内でのリール(12)の回転を係止しうることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリード装置。
【請求項5】
前記爪(16)は、前記コントロールディスク(23)と協働するコントロールレバー(26)と連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリード装置。
【請求項6】
前記コントロールレバー(26)は、ばね(28)の力に抗して、前記爪(16)を、リール(12)を係止しない状態に保持しうることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリード装置。
【請求項7】
前記ギヤユニット(18)は、リール(12)の回転軸(29)と噛合する第1のギヤ(21)と、この第1のギヤ(21)と噛合してコントロールディスク(23)を駆動する第2のギヤ(20)とを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のリード装置。
【請求項8】
前記コントロールディスク(23)は、前記リールの回転軸(29)と同心であって、前記第2のギヤ(20)と噛合しうる内歯を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のリード装置。
【請求項9】
前記ギヤユニット(18)は、ハウジング(11)内に収容されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のリード装置。
【請求項10】
前記ギヤユニット(18)における各ギヤのギヤ比は、前記コントロールディスク(23)が所定の回転位置にあるときにのみ、前記爪(16)が、リール(12)を係止するように設定されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のリード装置。
【請求項11】
前記コントロールディスク(23)は、その周面に、前記コントロールレバー(26)と協働するくぼみ(25)を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のリード装置。
【請求項12】
前記リールは、2つのフランジ(14)を有し、これらのフランジの間に、リードが巻き付けられており、かつこれらのフランジの少なくとも一方において、前記爪(16)が係止しうる突出部(15)が形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のリード装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーシングと、およびこのケーシングに収容され、かつリードが巻き付けられたリールとを備え、リードを、ばねの力に抗して引き伸ばすことができ、かつばねの力によって巻き取ることができるようになっている、動物用、特に犬用の巻き取り式伸縮リード装置に関する。したがって、以下においては、主として、犬用の巻き取り式伸縮リード装置について述べるが、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
【背景技術】
【0002】
この種の犬用のリード装置は、例えば、特許文献1によって公知となっている。リードとリールを収容するハウジングは、把手を備えており、この把手には、引き伸ばしたリードを所望の長さで制止しうるハンドブレーキが設けられている。ハンドブレーキは、リードの制止状態を保持しうるよう、ロック機構を具備している。したがって、リードは、所望の引き伸ばし長さに保つことができる。
【0003】
上記のリード装置を用いれば、犬を、できる限り自由に動き回らせることが可能である。一方、ハンドブレーキを操作すれば、犬の動きを制限することができる。犬が自由に動き回れる場所においては、リードを完全に引き伸ばした状態にすることが多い。
【0004】
しかし、都会や建物の中で犬を連れて歩く際には、初めから、リードを一定の長さにして、その範囲内で犬を動き回らせるのが望ましい。公知のリード装置においては、このような場合、リードは所定の長さに保たれるため、犬がこの長さよりも短い範囲内にいるときには、リードが垂れ下がっていた。
【特許文献1】欧州特許第0941657号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、公知のリード装置を改良し、リードの最大引き伸ばし長さを調節しうる動物用巻き取り式伸縮リード装置を提供することを目的としている。リードは、この最大引き伸ばし長さの範囲内で、伸縮させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の動物用巻き取り式伸縮リード装置においては、リールを、コントロールディスクを駆動するギヤユニットと協働させ、かつリードを所望の長さまで引き伸ばした状態において、さらにリードを引き伸ばす方向へリールが回転するのを係止させている爪を、コントロールディスクによって、リールとの係止から解放することができる。
【0007】
また、本発明のリード装置においては、上記のようなギヤユニットを用いるため、リードは、より短くなるよう巻き取られる。爪がリールを係止していないときには、公知のリード装置と同様に、リードは、長さについて制限を受けない。
【0008】
リールを係止しない爪の回動位置は、操作レバーによって、保持するのが好ましい。操作レバーを用いれば、ユーザは、リードの最大引き伸ばし長さを調節することができる。操作レバーを、爪と係合し得る位置に移動させると、リールに巻き付けられていたリードは、完全に引き伸ばすことができる。他方、操作レバーが爪を解放する位置に移動すると、爪は、リールの回転を停止させ、リードを所望の引き伸ばし長さに留める。したがって、リードは、この所望の引き伸ばし長さの範囲内で伸縮するようになる。
【0009】
爪は、リールを引き伸ばす方向のリールの回転を停止させうるようになっているのが好ましい。リードの最大引き伸ばし長さを選択しうるからである。リードは、使用の際には、最大引き伸ばし長さよりも短くなるように巻き取ることができる。リードを再度引き伸ばすときにも、爪がリールを係止するため、リードは、最大引き伸ばし長さよりも長く引き伸ばされることはない。
【0010】
本発明に係るリード装置は、操作が簡単である。
【0011】
大きい犬や活発に動き回る犬を連れて歩くときには、リードを所定の長さに留める際、爪は、比較的大きな力でリールを係止しなければならない。本発明のリード装置においては、ハウジング内に収容されている爪が回動することによって、回転するリールを係止し、これによって、外部からリールに作用する力が、ハウジング内に導入される。この力は、ギヤユニットによって伝達される必要はないため、伝達される力の大きさに応じて、ギヤユニットの各ギヤを大きくする必要はない
【0012】
爪とギヤユニットとの協働の態様は、任意に設定することができる。例えば、爪は、コントロールディスクと協働するコントロールレバーと連結することができる。このようにすると、装置の設計が容易になる。コントロールレバーは、ギヤユニットが作動すると、爪を、リールを係止させる位置に回動させる。ギヤユニットは、コントロールレバーを動かす働きをするだけである。
【0013】
コントロールレバーは、爪を、ばねの力に抗して、リールとの係止から解放する。他方、コントロールレバーが、コントロールディスクのくぼみに嵌入すると、直ちに、爪は、ばねの力によって、リールを係止させる。このようにして、本発明に係るリード装置は、確実に作動することができる。
【0014】
ギヤユニットは、所望のギヤ比を実現しうるギヤを備えているのが好ましい。例えば、ギヤユニットは、リールの回転軸に噛合する第1のギヤと、この第1のギヤと噛合し、かつコントロールディスクを駆動する第2のギヤとを備えるのが好ましい。また、コントロールディスクは、リールの回転軸と同心で、かつ第2のギヤと噛合する内歯を備えているのが好ましい。
【0015】
ギヤユニットは、このような構成を有するため、小型にすることができる。また、このギヤユニットは、所望のギヤ比のものとすることができる。したがって、第1のギヤ、第2のギヤ、およびコントロールディスクの内歯の各歯数を適宜設定することにより、コントロールディスクを、リールよりもかなり遅く回転させることができる。
【0016】
本発明に係るリード装置においては、リードを引き伸ばす方向にリールが回転するときにのみ、爪を、リールとの係止から解放することができる。よって、一旦引き伸ばしたリードの長さを縮めることができる。また、操作ミスも防ぐことができる。
【0017】
本発明に係るリード装置は、手荒な扱いをされることがある。したがって、ギヤユニットは、ハウジングの内部で、さらに周囲を保護するのが好ましい。こうすれば、ギヤに汚れが付着したり、ギヤが摩耗したりすることはない。
【0018】
コントロールディスクが、爪またはコントロールレバーと協働する態様は、任意に設定することができる。本発明のリード装置においては、コントロールディスクは、周面に、コントロールレバーと協働するくぼみを有する。リールを、所定の回数だけ回転させた後、係止するには、くぼみがあれば十分である。コントロールレバーがコントロールディスクのくぼみと協働すると、直ちに、爪はリールを係止する。
【0019】
リールには円形の2つのフランジを形成し、これらフランジの間にリードを巻き取るようにするのが好ましい。また、少なくとも一方のフランジに突出部を設け、爪によって係止されうるようにする。コントロールレバーが、コントロールディスクのくぼみに嵌入すると、爪がフランジの突出部に係止し、リードを引き伸ばす方向に回転しているリールを停止させることができる。
【0020】
爪がリールとの係止状態から解放されているときは、コントロールレバーは、爪に作用することなく、コントロールディスクの周面をスライドする。このとき、リードは、最大長さまで引き伸ばすことができる。
【0021】
爪がリールとの係止状態から解放されていないときは、コントロールレバーは、くぼみと協働しており、爪は、ばねの力によって、リールの突出部を係止する。このため、リードを引き伸ばす方向のリールの回転は停止する。
【0022】
爪は、リードを引き伸ばす方向におけるリールの回転だけを停止させるため、リールの巻き取りは、爪による係止の解除とは独立して行われる。したがって、リールの巻き取りは、爪がリールを係止しているか否かに拘らず、確保される。
【0023】
リードの引き伸ばしを抑える公知の標準的な制動手段を備えるリード装置においては、リードは、所望の長さで、引き伸ばしが抑えられるだけである。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、最大引き伸ばし長さの範囲内で、リードを伸縮させうる動物用巻き取り式伸縮リード装置が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0026】
本発明のリード装置は、ハウジング11を備え、この中に、リール12が回転可能に収容されている。リール12には、リード13が巻き付いている。リード13は、リール12のコイルスプリング(図示せず)の力に抗して引き伸ばすことができ、かつこのコイルスプリングの力によって巻き取られるようになっている。
【0027】
図3に示すように、リール12は、フランジ14を有しており、このフランジ14は、クリアランスを挟んで、もう1つのフランジ(図示せず)と対向している。リード13は、これら2つのフランジの間に巻き付けられている。フランジ14は、爪16を係止させるための突出部15を有している。爪16は、矢印17(図1参照)で示す方向へのリードの引き伸ばしを、所望の長さで停止させることができる。
【0028】
爪16は、フランジ14の突出部15を係止すると、以下に説明するギヤユニット18と協働するようになっている。ギヤユニット18は、フランジ14と、ハウジング11の平らな壁体19との間に位置している。
【0029】
ギヤユニット18は、リール12の回転軸29に取り付けられた第1のギヤ21を備えている。第1のギヤ21は、ハウジング内におけるシャフトの端部の回りに回転しうる第2のギヤ20と噛合するようになっている。また、第2のギヤ20は、図1において矢印24で示す方向(リール12の回転方向とは反対の方向)に回転するコントロールディスク23の内歯22とも噛合している。
【0030】
これら三者のギヤ比は、コントロールディスク23が、リール12よりも遅く回転する(例えば、コントロールディスク23が1回転する間に、リール12が6〜10回転する)ように定める。
【0031】
コントロールディスク23は、コントロールレバー26が陥入しうるくぼみ25を有している。コントロールレバー26の位置は、ハウジング内において、爪16が、ピン27とも、コントロールレバー26とも連結されるように定められる。圧縮ばね28は、爪16を、リール12の回転軸29の方向へ付勢している。しかし、この爪の付勢は、外側ディスク31の径方向を向く孔30に出し入れされるコントロールレバー26によって抑えられている。外側ディスク31は、コントロールディスク23の外側に同心的に設けられている。
【0032】
図1においては、爪16は、コントロールレバー26によって、リール12の突出部15に係止されないように保持されている。すなわち、コントロールディスク23の周面に当接しているコントロールレバー26の端部が、くぼみ25に陥入していないため、コントロールディスク23は、コントロールレバー26が、回転軸29へ向かって外側ディスク31を貫通するのを阻止している。
【0033】
図2に示すように、コントロールディスク23のくぼみ25が、コントロールディスクの回転に伴って、外側ディスク31の孔30の位置に到達すると、コントロールレバー26は、リール12の回転軸29へ向かって移動する。同様に、爪16も、圧縮ばね28の力によって、回転軸29へ向かって回動する。爪16の先端部32が、リール12の突出部15に当接すると、リール12は爪16によって係止され、矢印17で示すリールの回転は停止する。
【0034】
図2に示す、コントロールディスク23とリール12との位置関係においては、リールの突出部15は、爪16によって係止されている。このとき、リードは、所望の引き伸ばし長さに保持されており、それ以上引き伸ばすことはできない。逆に、リード13は、リール12の図示しないコイルスプリングの力によって、矢印17の回転方向とは逆方向に巻き取られる。爪16は、このようなリールの逆方向への回転を止めることはできないからである。
【0035】
リールのフランジ14の周面33は、リール12がリード13を巻き取る方向に回転する際に、爪16がこの周面33上をスライドしうるような大きさとする。したがって、爪16は、フランジ14の周面33をスライドしつつ、再び回転軸29から離れる方向へ変位し、図1に示すような回動位置をとる。同時に、コントロールディスク23も回転し、コントロールレバー26も、回転軸29から離れる。
【0036】
一方、爪16は、コントロールレバー26を、コントロールディスク23の周面に押し付け、リール12の突出部15を係止してはいない。したがって、リード13は、爪16が存在しないかのように、自由に引き伸ばし、かつ巻き取ることができる。リードの最大引き伸ばし長さは、爪のみによって制限される。
【0037】
図2に示すように、コントロールレバー26が、コントロールディスク23のくぼみ25に嵌入し、かつ爪16の先端部32が、リールの突出部15を係止しているときには、リードを引き伸ばす方向(矢印17で示す)へのリール12の回転は、停止する。このような各要素の位置関係は、リードの引き伸ばし行程の中で、1度だけ生じる。この結果、リード13の引き伸ばしは、所望の長さで停止する。
【0038】
本発明のリード装置においては、他の手段を用いなくても、爪16によって、リード13の引き伸ばしを抑え、かつ不要な長さの分は巻き取ることができる。リード13を完全に引き伸ばすことができるようにため、ハウジング11の外部から操作しうる操作レバー34が設けられている。爪16は、操作レバー34を介して、リール12と係止することのない回動位置に保持することができる。
【0039】
詳しくいうと、爪16は、先端部32の反対側に位置しかつ操作レバー34と協働する基端部35を有する。また、操作レバー34を矢印36(図1参照)の方向に移動させると、爪16は、操作レバー34によって、図1に示す回動位置に保持される。この回動位置においては、爪16は、もはや、コントロールレバー26を介して、回転軸29の方向へ回動することはできない。したがって、たとえ、爪の先端部32が突出部15と協働するときと同じように、コントロールディスクのくぼみ25が外側ディスクの孔30と一致しても、リールを係止することはない。
【0040】
操作レバー34が図1に示す位置にあるときには、リード13は、完全に引き伸ばされる。
【0041】
図2に示すように、操作レバー34が、矢印38の方向に移動すると、爪16は、自由に回動しうるようになり、リードを引き伸ばす方向(矢印17の方向)へのリール12の回転は、停止させうるようになる。
【0042】
リードを引張る力は、爪16とピン27を通じて、ハウジング内部に伝えられる。ギヤユニット18は、爪16に対しては、係止を解除するときにのみ、コントロールレバー26を介して働く。リードを引張る力を伝えるのに大きな力は必要でないため、本発明に係るリード装置は小型でよい。
【0043】
図3に示すように、ギヤユニットは、リールのフランジ14とハウジングの壁体19との間に位置するため、各ギヤは、薄く形成されている。外側ディスク31は、コントロールディスク23を包囲するとともに、ギヤユニット18の外壁をも構成していることが分かる。ギヤユニット18のフランジ14と対向する側は、カバープレート39によって覆われている。したがって、ギヤに汚れが付着することはなく、十全な作動が保証される。
【0044】
本発明に係るリード装置は、リードの引き伸ばし長さを制限する機能を有するが、操作は複雑ではない。リードがすでに引き伸ばされている状態にあるときでも、さらにリードを引き伸ばすことができる。リードを完全に引き伸ばすためには、操作レバー34を、図2に示す位置に移動させる。リードの巻き取りは、爪が係止から解放されているときでも行うことができる。爪16が、コントロールレバー26を介して、図1に示す解放位置に保持されているならば、爪は、回転軸29から離れる方向へ付勢され、フランジ14の周面に沿って、スライドする。
【0045】
一方でコントロールディスク23が、また他方で突出部15が、爪を突出部15に係止させうる位置をとっているときには、予め設定したリードの引き伸ばし長さを超えて、さらにリードを引き伸ばそうとしても、爪16のために抑えられる。リードは、公知のリード装置と同様に、設定した引き伸ばし長さの範囲内において使用される。
【0046】
リード13を完全に引き伸ばすべく、リールを回転させるには、爪が、リールとの係止状態を解除される位置へ回動するよう、操作レバー34を、矢印36の方向(図1参照)に移動させる。
【0047】
ギヤユニットの各ギヤは薄く形成されているため、リード装置全体も厚くはない。ハウジングは、公知のリード装置よりも機能が多いにも拘らず、手で持つことができ、かつ所望の形状に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係る動物用巻き取り式伸縮リード装置における、爪の非係止状態を示す断面図である。
【図2】同じく、爪の係止状態を示す断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
【0049】
11 ハウジング
12 リール
13 リード
14 フランジ
15 突出部
16 爪
18 ギヤユニット
19 壁体
20 第2のギヤ
21 第1のギヤ
22 内歯
23 コントロールディスク
25 くぼみ
26 コントロールレバー
27 ピン
28 圧縮ばね
29 回転軸
30 孔
31 外側ディスク
32 先端部
33 周面
34 操作レバー
39 カバープレート
【出願人】 【識別番号】504397871
【氏名又は名称】フレクシ・ボクダーン テヒニク ゲーエムべーハー ウント コンパニー カーゲー
【出願日】 平成19年7月11日(2007.7.11)
【代理人】 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一

【識別番号】100087893
【弁理士】
【氏名又は名称】中馬 典嗣


【公開番号】 特開2008−17844(P2008−17844A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2007−182116(P2007−182116)