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【発明の名称】 中通し釣竿
【発明者】 【氏名】中尾 雅好

【氏名】奥 徳隆

【氏名】小倉 友和

【要約】 【課題】釣竿を収縮した後に仕掛けの位置を調整する必要のない中通し釣竿を提供すること。

【構成】魚釣用リール8から繰出した釣糸6を内部に導入する釣糸導入孔28を元竿12に形成し、この釣糸導入孔28から導かれた釣糸6を先端のトップガイド14aから繰出す先竿14をこの元竿12内に収納した中通し釣竿10であって、元竿12に、釣糸6に取付けた疑似餌30を係止する仕掛け係止部32を設け、先竿14を元竿12内に収納したときに仕掛け係止部32に対応する釣糸の繰出し位置を示す目印36を、元竿12と、この元竿12から引出されてこの元竿12の先端部に継合された先竿14とのいずれかの竿管に形成した中通し釣竿。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
魚釣用リールから繰出した釣糸を内部に導入する釣糸導入孔を大径竿管に形成し、この釣糸導入孔から導かれた釣糸を先端のトップガイドから繰出す穂先側竿管をこの大径竿管内に収納した中通し釣竿であって、
前記大径竿管に、釣糸に取付けた仕掛けを係止する仕掛け係止部を設け、前記穂先側竿管を大径竿管内に収納したときに前記仕掛け係止部に対応する釣糸の繰出し位置を示す目印を、前記大径竿管と、この大径竿管から引出されてこの大径竿管の先端部に継合された穂先側竿管とのいずれかの竿管に形成したことを特徴とする中通し釣竿。
【請求項2】
前記トップガイドは、大径竿管の先端部に継合される穂先側竿管に設けられ、前記仕掛け係止部と目印との間の距離は、大径竿管内に釣糸が導入される位置とこの大径竿管の先端部に継合された穂先側竿管の後端部との間の距離の2倍である請求項1に記載の中通し釣竿。
【請求項3】
前記穂先側竿管は、大径竿管に振出し継合される元上竿管と、この元上竿管から引出されてこの元上竿管の先端部に継合される少なくとも1つの細径竿管とを有し、前記トップガイドは、これらの細径竿管の内の最も細径の竿管に取付けられ、前記仕掛け係止部と目印との間の距離は、大径竿管内に釣糸が導入される位置とこの大径竿管の先端部に継合された元上竿管の後端部との間の距離と、この元上竿管の先端から前記トップガイドの先端との間の距離との合計の2倍である請求項1に記載の中通し釣竿。
【請求項4】
前記目印は、竿管の表面から突出した凸部で形成される請求項1から3のいずれか1つに記載の中通し釣竿。
【請求項5】
前記目印は、蛍光材と夜光材と蓄光材との少なくとも1つを含有する請求項1から4のいずれか1つに記載の中通し釣竿。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、大径竿管内に穂先側竿管を収納し、使用する際に、穂先側竿管を大径竿管から引出してこの大径竿管の先端部に継合して固定する中通し釣竿に関する。
【背景技術】
【0002】
近場での釣場移動のように、釣竿に仕掛けを取付けたまま移動する場合には、鉤先が触れて怪我をしないように、あるいは釣竿等を傷つけないように固定する必要がある。この場合、釣糸が釣竿の外側に沿って案内される外通し式釣竿は、大径竿管内に穂先側竿管を順に収納する振出式の釣竿であっても、魚釣用リールで巻き取る等することで、釣竿から垂れ下がった仕掛けの長さを容易に調整することができる。
【0003】
これに対して、振出式の中通し釣竿の場合は、大径竿管内に収納される穂先側竿管により、釣糸の経路が折り曲げられる。このため、振出式の中通し釣竿を収縮した状態で、魚釣用リールにより釣糸を巻き取ると、釣糸が損傷する虞が高い。
【0004】
このような中通し釣竿のうちには、釣糸の垂らし寸法を目視によって確認しつつ調節できるように、釣竿の表面に、一定の法則で設定した複数の位置マークを設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平7−30055号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、例えば投竿のように、釣竿のしなりによる反発力を利用して仕掛けを遠くに飛ばす場合には、投擲の正確性や投擲距離が、竿先からの釣糸の垂らし寸法が大きく影響するため、複数の位置マークにより、釣人が自由に竿先からの繰出し長さを調整できるとしても、釣竿の長さの全体が変化する振出し式の釣竿の場合には、使用状態における仕掛けの位置と収縮状態における仕掛けの位置とが相違することになる。このような複数の位置マークから収縮状態における仕掛けの位置を推測するのは困難であり、釣竿を収縮した後に釣糸の長さを調整することが必要となる。
【0006】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、釣竿を収縮した後に仕掛けの位置を調整する必要のない中通し釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明によると、魚釣用リールから繰出した釣糸を内部に導入する釣糸導入孔を大径竿管に形成し、この釣糸導入孔から導かれた釣糸を先端のトップガイドから繰出す穂先側竿管をこの大径竿管内に収納した中通し釣竿であって、前記大径竿管に、釣糸に取付けた仕掛けを係止する仕掛け係止部を設け、前記穂先側竿管を大径竿管内に収納したときに前記仕掛け係止部に対応する釣糸の繰出し位置を示す目印を、前記大径竿管と、この大径竿管から引出されてこの大径竿管の先端部に継合された穂先側竿管とのいずれかの竿管に形成した中通し釣竿が提供される。
【0008】
前記トップガイドが、大径竿管の先端部に継合される穂先側竿管に設けられる場合は、前記仕掛け係止部と目印との間の距離は、大径竿管内に釣糸が導入される位置とこの大径竿管の先端部に継合された穂先側竿管の後端部との間の距離の2倍であることが好ましい。
【0009】
一方、前記穂先側竿管が、大径竿管に振出し継合される元上竿管と、この元上竿管から引出されてこの元上竿管の先端部に継合される少なくとも1つの細径竿管とを有し、前記トップガイドは、これらの細径竿管の内の最も細径の竿管に取付けられる場合には、前記仕掛け係止部と目印との間の距離は、大径竿管内に釣糸が導入される位置とこの大径竿管の先端部に継合された元上竿管の後端部との間の距離と、この元上竿管の先端から前記トップガイドの先端との間の距離との合計の2倍であることが好ましい。
【0010】
更に、前記目印は、竿管の表面から突出した凸部で形成することができ、蛍光材と夜光材と蓄光材との少なくとも1つを含有するものであってもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の中通し釣竿によると、収縮する前に、魚釣用リールを操作して、仕掛けの位置を目印の位置に合わせることにより、穂先側竿管を大径竿管内に収納した後に、魚釣用リールを操作することなく、仕掛けが大径竿管に設けられた仕掛け係止部と対応した位置に配置される。これにより、釣糸にたるみを生じさせることなく、仕掛けを大径竿管の仕掛け係止部に係止することが可能となり、釣竿を収縮した後に、釣糸に損傷を与える可能性のある長さを調整する操作が不要となる。
【0012】
トップガイドが、大径竿管の先端部に継合される穂先側竿管に設けられる2本継ぎの中通し釣竿と、穂先側竿管が、大径竿管に振出し継合される元上竿管と、この元上竿管から引出されてこの元上竿管の先端部に継合される少なくとも1つの細径竿管とを有し、トップガイドがこれらの細径竿管の内の最も細径の竿管に取付けられる3本以上継いだ中通し釣竿とのそれぞれに対応した位置に目印を設けることにより、釣竿の全長が相違する場合であっても、極めて簡単かつ迅速に仕掛けの位置を確認することができる。
【0013】
このような目印が竿管の表面から突出した凸部で形成される場合には、位置決めする際に竿管に傷付くのを防止することができると共に、手の触感で位置を確認することができる。また、目印が蛍光材と夜光材と蓄光材との少なくとも1つを含有する場合には、夜間であっても、仕掛け位置を容易に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1から図5は、本発明の好ましい実施形態による中通し釣竿10を示す。
図1に収縮した状態で示す中通し釣竿10は、大径竿管である元竿12内に、穂先側にトップガイド14aを取付けた穂先側竿管である先竿14を収納し、この先竿14を元竿12から引出して元竿12の先端部に先竿14の基端部を継合させて固定する2本継の振出竿として形成してある。これらの元竿12および先竿14は、強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化プリプレグ(FRP)を芯金に巻回した後、硬化、脱芯等の通常の工程を経て形成される。
【0015】
この元竿12には、魚釣用リール8を固定するリールシートすなわちリール脚固定装置16が配置され、このリール脚固定装置16の後方に釣人が握持する握り部18が配置されている。また、元竿12の後端部には尻栓20が例えば螺合により取外し可能に設けられ、先竿14が元竿12の後端部から抜出るのを防止している。
【0016】
この元竿12は、リール脚固定装置16に固定された魚釣用リール8から繰出された釣糸6を元竿管12の内側に導く釣糸導入部22が設けられている。本実施形態の釣糸導入部22には、糸巻等の適宜の手段で元竿12の外側に固定された釣糸導入ガイド24と、元竿12の壁部に形成した貫通孔の周部を硬質のガイドリング26で囲んだ釣糸導入孔28とが設けられている。
【0017】
図1に示すように、この中通し釣竿10を収縮した状態では、釣糸導入部22の釣糸導入孔28から元竿12内に導かれた釣糸6は、元竿12の内面と先竿14の外面との間に沿って尻栓20側に向けて延び、先竿14の基端部14bで折返されて、この先竿14内を先端部側に向けて延びる。この先竿14のトップガイド14aから外に導かれる釣糸6は、トップカイド14aから尻栓20側に折返され、釣糸6に取付けた仕掛けである疑似餌30の鉤部30aを、元竿12に固定した仕掛け係止部32に係止させてある。
【0018】
なお、図1では、疑似餌30の2つの鉤部30a,30bの内、鉤部30aを係止させてあるが、いずれの鉤部であってもよい。また、疑似餌け30は、図示のような疑似餌に限らず、鉤部を有するものであればルアーであってもよく、鉤単体であってもよい。
【0019】
図2に示すように、仕掛け係止部32には、種々の係止手段を設けることができる。
【0020】
このような係止手段の例として、図2の(A)は、三角形状の係止環34aを示し、同図の(B)は円環状の係止環34bを示し、同図の(C)は(A)とは逆向きにした係止環34cを示す。特に三角形状の係止環34a,34cの場合は、その角部で、これに係止した鉤部30aの相対移動を阻止することができる。これらの係止環34a,34b,34cは、例えば金属線あるいは合成樹脂で形成することが好ましい。なお、図2には、全周にわたって内部の孔を閉じた係止環34a,34b,34cで形成してあるが、このような閉構造に限らず、仕掛けの鉤部30aあるいは釣針(図示しない)を係止できるものであれば、例えばフック等のように、周部の一部に切欠きを形成した開構造を有するものであってもよい。
【0021】
このような係止環34a,34b,34cは、金属あるいはゴム等の弾性体で形成した保持リング36に取付け、この保持リング36を例えば糸巻等により、所要位置に固定することが好ましい。また、係止環34a,34b,34cは、図1に示すように、魚釣用リール8の反対側に限らず、例えば魚釣用リール8と同じ側あるいはその側方等の、操作の邪魔にならない位置であれば適宜の位置に設けることが可能である。
【0022】
更に、図1に示すように、本実施形態の元竿12には、疑似餌30の鉤部30aが仕掛け係止部32に対応した状態で、釣糸6の繰出し長さを調整することなく、先竿14を元竿12から引出して元竿12の先端部に先竿14の基端部を継合させて係止したときに、疑似餌30の鉤部30aが位置する部位に、目印36を形成してある。
【0023】
図3の(A)に示すように、目印36は元竿12の表面上に、例えば図1に示す2つの鉤部30a,30bの間隔等に対応した軸方向範囲にわたって形成してあり、その外面を種々の形態に形成することができる。具体的には、目印36は、図3の(B)から(E)に示すように、元竿12の表面よりも突出させて形成することが好ましい。このように目印36が元竿12の表面から突出することにより、鉤部30a,30bを位置決めする際に元竿12の表面に傷が付くのを防止することができ、更に、目印36の範囲が強調されて視覚的に見易く、例えば夜釣り等の場合でも、視覚や触感によって確実に目印36を認識することができる。
【0024】
図3の(B)に示す目印36aは、所要の間隔で形成した軸方向両端部の糸巻層38,40の上に保護層を形成し、同図(C)に示す目印36bは、合成樹脂製の熱収縮チューブで形成し、同図(D)および(E)に示す目印36cは、塗装もしくは印刷することにより、凸表面として形成したものである。このような目印36a,36b,36cの他には、繊維強化樹脂あるいはシールテープ等の適宜のテープを巻回して目印36を形成してもよく、これらの種々の目印を単独で用いることなく、適宜に組み合わせることも可能である。例えば糸巻38,40の上に熱収縮性チューブを装着してもよい。更に、図示してないが、合成樹脂、ゴム等の弾性体で所要の目印を予め成形したのち、元竿12に装着してもよい。
【0025】
更に、このような目印36を形成する際、蛍光材、夜光材、蓄光材の少なくとも1つを保護層等に含有させ、あるいは後から塗布することにより、夜間の視認性を向上させることができる。また、目印36の幅すなわち軸方向寸法は、疑似餌30の位置合わせをし易いものであれば、適宜に設定することができ、例えば線状に形成してもよい。
【0026】
図4に示すように、仕掛け係止部32と目印36との間の距離L1は、元竿12内に釣糸6が導入される位置と、この元竿12の先端部に継合された先竿14の後端部14bとの間の距離L2の2倍となるように設定することが好ましい。
【0027】
この釣糸6が元竿12内に導入される位置は、釣糸導入孔28の元側の端部位置であり、この釣糸導入孔28の元側端部と先側の端部との中間位置に対応して釣糸ガイド24に中間導環(図示しない)が設けられる場合には、この中間導環が配置される位置である。これは、先竿14の基端部14bがこの釣糸6の元竿12内への導入位置を超えて尻栓20側に移動する場合には、この基端部14bが尻栓20側に移動する距離と、トップガイド14aが元竿12側に移動する距離とが等しくなるからである。
【0028】
この釣竿10は、図4の(A)に示すように、先竿14を元竿12から引出して、元竿12の先端部に先竿14の基端部を継合させた状態から、この先竿14を元竿12内に引き込んで行くと、トップガイド14aの移動分に加え、先竿14内の釣糸6が移動する長さ分だけ、疑似餌30が尻栓20側に移動する。したがって、先竿14の基端部14bが上述の距離L2を移動すると、疑似餌30はこの距離L2の2倍の距離すなわちL1だけ尻栓20側に移動し、仕掛け係止部32に対応した位置に達する。
【0029】
先竿14が更に元竿12内に引き込まれると、基端部14bが尻栓20側に移動する距離と、トップガイド14aが元竿12側に移動する距離とが等しくなるため、疑似餌30の位置は変化せず、仕掛け係止部32に対応した位置を保持する。したがって、図4の(B)に示す位置まで釣竿10を収縮させても、距離L2の2倍である距離L1だけ移動するため、釣竿10を収縮させる前に、疑似餌30の例えば鉤部30aを目印36の位置に配置しておくことにより、釣竿10を収縮させた後に、疑似餌30の鉤部30aが仕掛け係止部32に対応した位置に配置され、確実かつ簡単に仕掛け係止部32の係止環34に鉤部30aを係止させることができる。釣竿10の収縮後に、魚釣用リール8を操作して疑似餌30の位置を調節する必要がない。
【0030】
したがって、この釣竿10によると、釣糸6にたるみを生じさせることなく、仕掛けである疑似餌30を元竿12の仕掛け係止部32に係止することが可能となり、釣竿10を収縮した後に、釣糸6に損傷を与える可能性のある長さを調整する操作が不要となる。
【0031】
なお、先竿14は、基端部14bが尻栓20に当接するまで移動したときも、トップガイド14aが元竿12の先端から突出する長さに形成することが好ましい。このようにトップガイド14aが元竿12の先端から突出する場合には、釣糸6が元竿12の先端側開口部である玉口部で傷つけられることなく、疑似餌30を仕掛け係止部32に係止させておくことができる。
【0032】
図5は、このような目印36を、上述の実施形態のように2本継ぎの中通し釣竿10だけでなく、3本以上の竿管を継いだ中通し釣竿にも用いた実施形態を示す。なお、図中、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0033】
図5に示すように、穂先側竿管が、元竿12に振出し継合される元上竿管である先竿14と、この先竿14から引出されてこの先竿14の先端部に継合される細径竿42とを有する釣竿10Aの場合は、上述の実施形態における距離L2に加え、先竿14の先端部から突出する細径管42の先端部までの距離L3をトップガイド14aが移動する。このため、トップガイド14aが移動する距離L3に加えて細径管42内の釣糸6が移動する長さ分すなわちL3x2の移動距離が加わる。したがって、この場合には、仕掛け係止部32と目印36との間の距離L1は上述の距離L2と距離L3との和の2倍に等しい(L1=2(L2+L3))。
【0034】
なお、上述の実施形態は、先竿14が元竿12以上の長さに形成された釣竿10の場合であり、先竿14及び細径管42が元竿12の玉口部を超えて内部に入りこむ、いわゆる落込み収納する釣竿(図示しない)の場合には、先竿14の基端部14bが釣糸6の導入位置を超えて尻栓20側に移動するときに、釣糸6が元竿の玉口部から引き込まれる長さを差引いて目印36の位置を修正する必要がある。
【0035】
例えば2本継ぎの場合、釣竿のトップガイド14aが元竿の玉口部を超えた後、更に、先竿の基端部が釣糸の導入位置を超えて尻栓20側に移動すると、釣糸6が元竿の玉口部から引き込まれる。したがって、仕掛け係止部32と目印36との間の距離は、元竿12と先竿14との長さの差の2倍の距離だけ短くなる。
【0036】
また、3本継ぎの釣竿での場合にも、先竿14の基端部が釣糸の導入位置を超えて尻栓20側に移動する際に元竿の玉口部から釣糸6が引き込まれる長さすなわち元竿12と先竿14との長さの差の2倍に対応した距離を差引いた長さが、仕掛け係止部32と目印36との間の距離となる。更に、元竿12の玉口部から延出される先竿14と細径管42との合計長さが元竿12の長さよりも短い3本継ぎの釣竿の場合には、元竿12の長さと、元竿12の玉口部から延出される先竿14と細径管42との合計長さとの差の2倍に対応した距離を差引いた長さが、仕掛け係止部32と目印36との間の距離となる。
【0037】
先竿14から更に複数本の細径竿を継合させた場合も同様に、それぞれの釣竿の構造に応じて、仕掛け係止部32と目印36との間の距離を設定することができる。
【0038】
したがって、3本以上の竿管を継合した振出式の中通し釣竿においても、釣竿を収縮する前に、この釣竿の外面に設けた目印36により、予め疑似餌30すなわち仕掛けのトップガイド14aからの繰出し長さを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の好ましい実施形態による中通し釣竿を収縮した状態の全体図。
【図2】図1に示す中通し釣竿の仕掛け係止部の種々の形態を示す説明図。
【図3】図1に示す中通し釣竿の表面に形成する種々の目印の形態を示し、(A)は元竿上に配置された目印の説明図、(B)から(D)は目印の種々の目印の拡大図、(E)は(D)のE−E線に沿う断面図。
【図4】図1に示す中通し釣竿を示し、(A)は伸張した状態の部分断面図、(B)は収縮させた状態の部分断面図。
【図5】他の実施形態による中通し釣竿の概略を示し、(A)は伸張した状態の部分断面図、(B)は収縮した状態の断面図。
【符号の説明】
【0040】
6…釣糸、8…魚釣用リール、10…中通し釣竿、12…元竿、14…先竿、14a…トップガイド、28…釣糸導入孔、30…疑似餌、32…仕掛け係止部、36…目印。
【出願人】 【識別番号】000002495
【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100100952
【弁理士】
【氏名又は名称】風間 鉄也


【公開番号】 特開2008−11702(P2008−11702A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−182729(P2006−182729)