| 【発明の名称】 |
両軸受リールのリール本体 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 和人
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| 【要約】 |
【課題】カウンターケースを有するリール本体において、カウンターケースの取り付けを容易に行えるようにする。
【構成】リール本体は、フレーム7と、カウンターケース4と、位置決め突起7f及び位置決め凹部40aと、第1及び第2側カバー8a,8bと、とを備えている。フレームには、スプール10が間に配置される第1及び第2側板7a,7bと連結部7cとを有する。カウンターケースは、フレームの前上部に載置される水深表示用の箱状のものである。位置決め突起及び位置決め凹部は、載置面に設けられカウンターケースを平面的に位置決めする。第1及び第2側カバーは、カウンターケースの上方への移動を規制する第1及び第2移動規制部8e,8hを有し、フレームを軸方向外側から覆う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スプールが内部に配置され釣り糸がスプールから前方に繰り出される両軸受リールのリール本体であって、 前記スプールが間に配置される左右1対の第1及び第2側板と、前記第1及び第2側板を連結する連結部とを有するフレームと、 前記フレームの前上部に載置される水深表示用の箱状のカウンターケースと、 前記フレームの前記カウンターケースが載置される載置面及びカウンターケースの少なくともいずれかに設けられ、前記カウンターケースを前記載置面の交差する2方向で位置決めする位置決め部と、 前記カウンターケースの前記載置面から離反する方向の移動を規制する第1及び第2移動規制部を各別に有し、前記第1及び第2側板を軸方向外側から覆う左右1対の第1及び第2側カバーと、 を備えた両軸受リールのリール本体。 【請求項2】 前記カウンターケースの前記載置面から離反する方向の移動を規制する第3移動規制部を有し、前記スプールの前方で前記第1及び第2側板間を前方から覆う前カバーをさらに備える、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項3】 前記第1及び第2側カバーは、前記カウンターケースの少なくとも左右側に対向する第1及び第2対向部を各別に有し、 前記前カバーは、前記カウンターケースの前側の少なくとも一部に対向する第3対向部を有し、 前記第1から第3対向部により前記カウンターケースの少なくとも三方を囲むように構成された、請求項2に記載の両軸受リールのリール本体。 【請求項4】 前記載置面は、前記連結部上に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体 【請求項5】 前記位置決め部は、前記載置面と前記カウンターケースとに設けられた少なくとも一つの凹凸嵌合部を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのリール本体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、リール本体、特に、内部にスプールが配置され釣り糸がスプールから前方に繰り出される両軸受リールのリール本体に関する。 【背景技術】 【0002】 両軸受リールは、一般に、釣り竿に装着されるリール本体と、リール本体の内部に配置されたスプールと、ハンドルの回転をスプールに伝達する回転伝達機構と、を有している。この種の両軸受リールにおいて、水深表示用のカウンターケースを有するリール本体が従来知られている。従来のリール本体は、間にスプールが配置される左右1対の側板と両側板を連結する連結部とを有するフレームと、フレームの前上部に配置されるカウンターケースと、両側板の軸方向外方を覆う左右1対の側カバーと、スプールの前方で第1及び第2側板間を前方から覆う前カバーと、を有している。 【0003】 従来のカウンターケースは、矩形箱形の形状であり、見栄えが悪いとともに、落下時にカウンターケースの角部に応力が集中して角部が破損するおそれがある。そこで、リールの見栄えをよくするとともに角部の破損を防止するために、カウンターケースを側カバーや前カバーの曲面形状と連続するように構成したリール本体が従来知られている(たとえば、特許文献1参照)。このようなカウンターケースでは、リール本体のフレームにボルトを利用して固定している。 【特許文献1】特開平10−210903号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前記従来の構成では、ボルトによりフレームに固定しているので、カウンターケースにリールを載置し、カウンターケースの1又は複数箇所をボルトにより固定しなければならない。このためカウンターケースの取り付けが煩雑になる。 【0005】 本発明の課題は、カウンターケースを有するリール本体において、カウンターケースの取り付けを容易に行えるようにすることにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 発明1に係る両軸受リールのリール本体は、スプールが内部に配置され釣り糸がスプールから前方に繰り出される両軸受リールのリール本体であって、フレームと、カウンターケースと、位置決め部と、第1及び第2側カバーと、を備えている。フレームは、スプールが間に配置される左右1対の第1及び第2側板と、第1及び第2側板を連結する連結部とを有している。カウンターケースは、フレームの前上部に載置される水深表示用の箱状のものであ。位置決め部は、フレームのカウンターケースが載置される載置面及びカウンターケースの少なくともいずれかに設けられ、カウンターケースを載置面の交差する2方向で位置決めするものである。第1及び第2側カバーは、カウンターケースの載置面から離反する方向の移動を規制する第1及び第2移動規制部を各別に有し、第1及び第2側板を軸方向外側から覆う左右1対のカバーである。 【0007】 この両軸受リールのリール本体では、箱状のカウンターケースは、フレームの載置面にカウンターケースを載置すると、位置決め部により載置面の交差する2方向で位置決めされる。この状態で、フレームの両側から第1及び第2側カバーをフレームに装着すると、第1及び第2移動規制部がカウンターケースの載置面からの移動を規制し、カウンターケースがフレームの前上部に固定される。ここでは、位置決め部により載置面の2方向で位置決めするとともに、位置決めされたカウンターケースの載置面からの離反を第1及び第2移動規制部により防止できるので、ボルトなどの締結部材を用いることなく、フレームにカウンターケースを固定できる。このため、カウンターケースのフレームへの取り付けを容易に行えるようになる。 【0008】 発明2に係る両軸受リールのリール本体は、発明1に記載のリール本体において、カウンターケースの載置面から離反する方向の移動を規制する第3移動規制部を有し、スプールの前方で記第1及び第2側板間を前方から覆う前カバーをさらに備える。この場合には、前カバーの第3移動規制部でカウンターケースの前部の移動も規制されるので、カウンターケースをフレームにさらに強固に固定できる。 【0009】 発明3に係る両軸受リールのリール本体は、発明2に記載のリール本体において、第1及び第2側カバーは、カウンターケースの少なくとも左右側に対向する第1及び第2対向部を各別に有し、前カバーは、カウンターケースの前側の少なくとも一部に対向する第3対向部を有し、第1から第3対向部によりカウンターケースの少なくとも三方を囲むように構成されている。 【0010】 この場合には、第1及び第2対向部を有する第1及び第2側カバーがカウンターケースの左右側に対向し、前側の少なくとも一部には、前カバーの第3対向部が対向し、第1から第3対向部でカウンターケースの少なくとも三方が囲まれる。このため、カウンターケースとリール本体との姿合わせを容易に行えるようになる。また、各対向部の形状を統一することにより、同じカウンターケースに異なる機種やサイズの側カバー及び前カバーを合わせることができ、カウンターケースの共通化を容易に図れるようになる。 【0011】 発明4に係る両軸受リールのリール本体は、発明1から3のいずれかに記載のリール本体において、カウンターケースは、連結部上に設けられている。この場合には、カウンターケースを連結部上に載置されるので、カウンターケースの装着が容易である。 【0012】 発明5に係る両軸受リールのリール本体は、発明1から4のいずれかに記載のリール本体において、位置決め部は、載置面とカウンターケースとに設けられた少なくとも一つの凹凸嵌合部を有する、この場合には、カウンターケースがフレームに対して凹凸嵌合により位置決めされるので、カウンターケースの2つの方向への位置決めを容易に行える。 【発明の効果】 【0013】 本発明によれば、位置決め部により載置面の2方向で位置決めするとともに、位置決めされたカウンターケースの載置面からの離反を第1及び第2移動規制部により防止できるので、ボルトなどの締結部材を用いることなく、フレームにカウンターケースをフレームに固定できる。このため、カウンターケースのフレームへの取り付けを容易に行えるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 <全体構成> 本発明の一実施形態による両軸受リールは、釣り糸を巻き付け可能なスプール10が内部に配置され釣り糸が前方に繰り出されるリールである。また、両軸受リールは、糸繰り出し長さ又は糸巻取長さに応じて仕掛けの水深を表示する水深表示機能を有する小型のカウンタリールである。両軸受リールは、図1に示すように、釣り竿に装着可能なリール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを主に備えている。また、両軸受リールは、図2及び図3に示すように、リール本体1に装着された糸巻用のスプール10と、ハンドルの回転をスプール10に伝達する回転伝達機構18と、釣り糸をスプール10に均一に巻き取るためのレベルワインド機構14と、を有している。 【0015】 回転伝達機構18は、リール本体1の内部に設けられており、ハンドル2とスプール10との駆動伝達をオン、オフする図示しないクラッチ機構を有している。レベルワインド機構14は、ハンドル2の回転に連動して釣り糸を左右に案内する釣り糸ガイド14aを有している。 【0016】 リール本体1の後部には、クラッチ機構をオンオフ操作するクラッチ操作部材11が配置されている。このクラッチ機構をオフすると、スプール10が自由回転可能になり、仕掛けの自重による糸繰り出しを行える。クラッチ機構をオフすると、ハンドルの回転がスプール10に伝達されるとともに、仕掛けの自重による糸繰り出し中に、糸繰り出し動作を停止できる。 【0017】 クラッチ操作部材11は、図3及び図4に示すように、リール本体1の後端に配置される第1操作部11aと、リール本体の上部に配置される第2操作部11bと、両操作部11a,11bをリール本体に沿って連結する第1及び第2連結部11c,11dと、を有している。第1及び第2連結部11c,11dは、リール本体1に沿って湾曲して形成されており、間にスプール10を露出させる空間が形成されている。第1操作部11aは主にクラッチオフ操作を行うときに使用され、第2操作部11bは主にクラッチオン操作を行う場合に使用される。第2操作部11bには、リール本体1に係合するガイド軸11eが、両端が突出するように左右に貫通して装着されており、クラッチ操作部材11の一端は、リール本体1によりスプール軸芯を中心とする円弧に沿って案内される。また、クラッチ操作部材11の他端にはクラッチ機構に連結されるクラッチプレート11fが固定されている。クラッチプレート11fはリール本体1に係合しており、クラッチ操作部材11の他端がスプール軸芯を中心とする円弧に沿って案内される。したがって、クラッチ操作部材11は、スプール軸芯回りに図3に実線で示すクラッチオン位置と、クラッチオン位置より図3反時計回りに回動した二点鎖線で示すクラッチオフ位置とに揺動する。 【0018】 <リール本体の構成> リール本体1は、図2〜図4に示すように、スプール10が間に配置される左右1対の第1及び第2側板7a,7b並びに第1及び第2側板7a,7bを連結する連結部7cを有するフレーム7と、フレーム7の前上部に配置される水深表示用の液晶表示部5を有する矩形箱状のカウンターケース4と、第1及び第2側板を軸方向外側から覆う左右1対の第1及び第2側カバー8a,8bと、スプール10の前方で第1及び第2側板間を前方から覆う前カバー9と、を備えている。なお、図2において、スプール軸芯Xにおける断面と、スプール軸芯Xより前方に配置されたハンドル軸芯Yにおける断面と、ハンドル軸芯Yよりさらに前方に位置するカウンターケース4の断面との3つの断面とが、図2の左側と右側と上側とにそれぞれ配置されている。 【0019】 第1側板7aは、後部が略半円状に形成され、スプールが通過可能な円形の開口7gを有している。開口7gには、スプール10の中心を貫通するスプール軸12の一端を支持するための円板状のスプール支持部13が固定されている。スプール支持部13の中心には、スプール軸12の一端を支持する玉軸受25が装着されている。スプール支持部13は、第1側板7aにねじ止めされている。スプール支持部13及び第1側板7aには、電池ケース17がねじ止め固定されている。電池ケース17には、カウンターケース4の電源である電池が収納されており、カウンターケース4と電気配線により接続されている。電池ケース17には、スプール10の回転方向及び回転速度を検出するためのスプールセンサ(図示せず)が設けられている。 【0020】 第1側板7aの上部には、クラッチ操作部材11のガイド軸11eが案内される第1ガイド溝7dが形成されている。また、後部には、クラッチプレート11fが案内される第2ガイド溝7eが軸方向に貫通して形成されている。これらのガイド溝7d,7eは、スプール軸芯を中心とする円弧条の溝で構成されている。第1ガイド溝7dの外側面には、ガイド軸11eを抜け止めするための抜け止め板60がねじ止めされている。抜け止め板60は、第1ガイド溝11dに係合する突起部60aを両側面に有している。これは、第1側板7aと第2側板7bとに装着される抜け止め板60の形状の同じにするためであり、内側の突起部60aが第1ガイド溝7dに係合する。 【0021】 第2側板7bは、後部が略半円状に形成され、ハンドル2が先端に回転不能に連結されたハンドル軸20の基端を回転自在に支持している。また、第2側板7bは、スプール軸12をスプール10の図2右側に配置された玉軸受26により回転自在に支持している。第1側板7bの上部にも、クラッチ操作部材11のガイド軸11eが案内される第1ガイド溝7dがし軸方向に貫通して形成されている。また、後部にも、クラッチプレート11fが案内される第2ガイド溝7eが形成されている。これらのガイド溝7d,7eもスプール軸芯を中心とする円弧溝で構成されている。第1ガイド溝7dの外側面にも、ガイド軸11eを抜け止めするための抜け止め板60がねじ止めされている。抜け止め板60は、第1ガイド溝11eに係合する突起部60aを両側面に有しているが、内側の突起部60aが第1ガイド溝7dに係合する。 【0022】 連結部7cは、第1及び第2側板7a,7bと一体形成されている。連結部7cは、リール本体1の前上部に配置された板状の上連結部7c1と、リール本体1の下部に配置された下連結部7c2と、リール本体1の後下部に配置された後連結部7c3とを有し、上部、後部及び下部の3箇所で両側板7a,7bを連結している。上連結部7c1上には、カウンターケース4が載置されている。上連結部7c1の上面はカウンターケース4の載置面7c4となっている。載置面7c4には、カウンターケース4を位置決めするための2つの位置決め突起(位置決め部の一例)7fが左右に間隔を隔てて配置されている。位置決め突起7fは、円柱状に突出して上連結部7c1に形成されている。下連結部7c2には、両軸受リールを釣り竿に取り付けるための竿取付脚部15が一体形成されている。 【0023】 第1側カバー8aは、ハンドル2の装着側と逆側に配置されるカバーであり、第1側板7aに内側からねじ止めされている。第1側カバー8aは、中央部に電池ケース17を露出させるための円形の開口8cが形成されている。また、上部にカウンターケース4の少なくとも左辺に対向する第1対向部8dが形成されている。この実施形態では、第1対向部8dは、カウンターケース4の前辺及び後辺の左端側にも対向するように第1側カバー8aの内側縁8a1から凹んで形成されている。この第1対向部8dにより、カウンターケース4の左方及び後方と第1側カバー8aとの隙間が小さくなる。第1対向部8dの下方には、カウンターケース4の載置面7c4から離反する方向、すなわち上方への移動を規制するための第1移動規制部8eが形成されている。 【0024】 第2側カバー8bは、ハンドル2の装着側に配置されるカバーであり、ハンドル軸20を支持するとともに逆転を禁止するためのワンウェイクラッチ21が装着される支持筒部8fが軸方向外方に突出して形成されている。また、上部にカウンターケース4の少なくとも右辺に対向する第2対向部8gが形成されている。この実施形態では、第2対向部8gは、カウンターケース4の前辺及び後辺の右端側にも対向するように第2側カバー8bの内側縁8b1から凹んで形成されている。この第2対向部8gにより、カウンターケース4の右方及び後方と第2側カバー8bとの隙間が小さくなる。第2対向部8gの下方には、カウンターケース4の上方への移動を規制するための第2移動規制部8hが形成されている。第2側カバー8bと第2側板7bとの間に回転伝達機構18が配置されている。 【0025】 前カバー9は、リール本体1の前部の形状を規定する形状であり、両側板7a,7bにねじ止め固定されている。前カバー9には、釣り糸を通過させるための矩形の開口部9aを有している。また、前カバー9の後部には、カウンターケース4の前辺の少なくとも一部に対向する第3対向部9bが形成されている。第3対向部9bの下方には、カウンターケース4の上方への規制を防止するための第3移動規制部9cが形成されている。 【0026】 これらの第1から第3対向部8d,8g,9bによりカウンターケース4の少なくとも三方が囲まれるように構成されている。また、第1から第3移動規制部8e,8h,9cによりカウンターケース4の上方への移動が規制されている。 【0027】 カウンターケース4は、図1に示すように、第1及び第2側カバー8a,8b及び前カバー9より僅かに上方に突出して配置されている。カウンターケース4は、図2から図5に示すように、外形が略矩形の箱状部材であって、上連結部7c1に載置された、ケース部材30と、ケース部材30の内部に装着された回路基板31と、回路基板31上に回路基板31と隙間をあけて配置された液晶表示部5を含む複数の電気部品32とを有している。ケース部材30は、上連結部7c1に載置された下ケース部材40と、下ケース部材40を覆うように配置された上ケース部材41とを有している。 【0028】 下ケース部材40は、筐状の上ケース部材41との間で回路基板31を挟持する部材であり、ねじ部材42により上ケース部材41にねじ止めされている。下ケース部材40には、上連結部7c1に形成された位置決め突起7fに凹凸嵌合して位置決めされる2つの位置決め凹部(位置決め部の一例)40aが形成されている。これにより、第1及び第2側カバー8a,8bと前カバー9とをフレーム7に対して位置決めすることにより、第1〜第3対向部8d,8g,9bとカウンターケース4の各辺との間の隙間を可及的に小さくすることができる。また、位置決め突起7fと位置決め凹部40aが凹凸嵌合することにより、カウンターケース4の載置面7c4の前後方向及び左右方向の2つの方向の位置決めがなされるとともに、2つの位置決め突起7f及び位置決め凹部40aの凹凸嵌合により載置面7c4と垂直な軸回りの回り止めも行える。 【0029】 上ケース部材41の上面には略矩形の表示窓41aが形成され、表示窓41aを介して液晶表示部5が臨んでいる。表示窓41aには、透明樹脂製のカバー41bが嵌め込まれている。表示窓41aの右側には、図2及び図5に示すように、スイッチ操作部6が設けられている。スイッチ操作部6は、上下に並べて配置された電源スイッチ6a、モードスイッチ6b及び棚メモスイッチ6cを有している。上ケース部材41の下部には、第1から第3移動規制部8e,8h,9cの下面にそれぞれ接触する第1から第3突起部41c〜41eが前部及び左右の側部から板状に外方に突出して形成されている。この上面(竿取付脚部から離反する側)に第1から第3移動規制部8e,8h,9cが接触することにより、カウンターケース4の浮き上がりを防止できる。しかも、位置決め突起7fと、位置決め凹部40aとによりカウンターケース4が載置面7c4上で2つの方向に位置決めされているので、カウンターケース4を上連結部7c1に位置決めした状態で載置し、第1及び第2側カバー8a,8b及び前カバー9をフレームに固定するだけで、第1から第3移動規制部8e,8h,9cでカウンターケース4の浮き上がり(上方への移動)を防止することができ、ボルトなどの締結部材を用いることなくカウンターケース4をフレーム7に固定できる。このため、カウンターケース4のフレーム7への取り付けを容易に行える。 【0030】 回路基板31は、上ケース部材41に複数箇所でねじ止めされている。回路基板31には、水深表示を制御するためのマイクロコンピュータからなる制御部や液晶表示部5の駆動回路やスイッチ操作部6等の電気部品32が接続されている。液晶表示部5は、仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの2つの基準で表示するためのものであり、セグメント方式のものである。 【0031】 <カウンターケースの固定手順> この両軸受リールでは、各種の機構をフレーム7に装着した後、カウンターケース4をフレーム7に装着する際には、最初にカウンターケース4を上連結部7c1の載置面7c4に位置決め凹部40aを位置決め突起7fに合わせて載置する。これにより、カウンターケース4が上連結部7c1の載置面7c4に載置された状態で載置面に対して交差する2つの方向に平面的に位置決めされる。この状態で、前カバー9を第1及び第2側板7a,7bにねじ止めし、続いて、左右の第1及び第2側カバー8a,8bをフレーム7の第1及び第2側板7a,7bに位置決めした状態で内側からそれぞれねじ止めする。これにより、第1から第3移動規制部8e,8h,9cがカウンターケース4の第1から第3突起部41c〜41eの上面に接触し、カウンターケース4の浮き上がりが防止され、カウンターケース4をフレーム7に固定できる。ここでは、位置決め突起7fと位置決め凹部40aとの凹凸嵌合により載置面の2方向で位置決めするとともに、位置決めされたカウンターケース4の載置面7c4からの離反を第1から第3移動規制部8e,8h,9cにより防止できるので、ボルトなどの締結部材を用いることなく、フレーム7にカウンターケース4を固定できる。このため、カウンターケース4のフレーム7への取り付けを容易に行えるようになる。 【0032】 <両軸受リールの動作> この両軸受リールでは、釣り糸を繰り出す時には、クラッチ機構をクラッチ操作部材11によりオフし、スプール10を自由に回転させ、釣り糸に装着された重りの自重により釣り糸を繰り出す。釣り糸が繰り出されるとスプール10が回転し、液晶表示部5の水深表示が繰り出し量に応じて変化する。仕掛けが棚に到達すると、クラッチ操作部材11によりクラッチ機構をオンして釣り糸の繰り出しを停止する。仕掛けの当たりがあると、ハンドル2を回転させてスプール10を糸巻取方向に回転させて魚を取り込む。 【0033】 このような構成の両軸受リールのリール本体1では、カウンターケース4は矩形箱状の形状であり、直線的な前辺及び左右の辺に第1から第3対向部8d,8g,9bが対向するようにリール本体1の第1及び第2側カバー8a,8bと前カバー9とを構成したので、カウンターケース4と対向する第1から第3対向部8d,8g,9bも直線的な形状でよい。このため、カウンターケース4と、第1及び第2側カバー8a,8b並びに前カバー9との姿合わせを容易に行えるようになる。また、各対向部8d,8g,9bの形状を統一することにより、同じカウンターケース4に異なる機種やサイズの側カバー及び前カーを合わせることができ、カウンターケースの共通化を容易に図れるようになる。 【0034】 また、位置決め突起7fと位置決め凹部40aとの凹凸嵌合により載置面の2方向で位置決めするとともに、位置決めされたカウンターケース4の載置面7c4からの離反を第1から第3移動規制部8e,8h,9cにより防止できるので、ボルトなどの締結部材を用いることなく、フレーム7にカウンターケース4を固定できる。このため、カウンターケース4のフレーム7への取り付けを容易に行えるようになる。 【0035】 <他の実施形態> (a)前記実施形態では、前カバー9に第3移動規制部9cを設けたが、前カバー9に移動規制部を設けなくてもよい。 【0036】 (b)前記実施形態では、位置決め突起7fと位置決め凹部40aとを載置面7c4とカウンターケース4に設け、それらの凹凸嵌合によりカウンターケース4を載置面7c4に位置決めする位置決め部を構成したが、たとえば、載置面にカウンターケースの2つの側面に接触する接触部を設け、その接触部を位置決め部としてもよい。 【0037】 (c)前記実施形態では、モータを有さない手巻きの両軸受リールを例に本発明を説明したが、モータとカウンターケースとを有する電動リールにも本発明を適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0038】 【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 【図2】その両軸受リールの背面断面図。 【図3】その両軸受リールの側面断面図。 【図4】そのリール本体の分解斜視図。 【図5】カウンターケースの平面図。 【符号の説明】 【0039】 1 リール本体 4 カウンターケース 7 フレーム 7a,7b 第1及び第2側板 7c1〜7c3 第1から第3連結部 7c4 載置面 7f 位置決め突起 8a,8b 第1及び第2側カバー 8d,8g,9b 第1から第3対向部 8e,8h,9c 第1から第3移動規制部 10 スプール 40a 位置決め凹部 41c〜41e 第1から第3突起部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成18年6月22日(2006.6.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094145 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 由己男
【識別番号】100121382 【弁理士】 【氏名又は名称】山下 託嗣
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| 【公開番号】 |
特開2008−65(P2008−65A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−172371(P2006−172371) |
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