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【発明の名称】 苗育成容器用表示片
【発明者】 【氏名】井藤 俊明

【要約】 【課題】簡単な操作で容易に貼着可能で、苗育成用容器Pの正面側からでも後ろ側からでも園芸品に関する必要な情報を確認可能な苗育成容器用表示片1を提供すること。

【解決手段】苗育成用容器Pに貼り付けて、帯状の表示片本体2を有し、この表示片本体2は、上記苗育成用容器Pに貼り付け可能な貼付け領域部3と、この貼付け領域部3に一体的に連続しているとともに上記情報を表示可能な表示領域部5と、を有し、上記表示領域部5には、上記表示片本体2のその長さ方向にミシン目7を線対称に形成し、上記貼付け領域部3には、上記表示片本体2のその長さ方向に破断線8を線対称に形成し、かつ、上記貼付け領域部3の裏面には粘着層9を有したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
苗育成用容器に貼り付けて園芸品に関する必要な情報を表示するための苗育成容器用表示片であって、
苗育成用容器に貼り付けて、帯状の表示片本体を有し、
この表示片本体は、前記苗育成用容器に貼り付け可能な貼付け領域部と、この貼付け領域部に一体的に連続しているとともに前記情報を表示可能な表示領域部と、を有し、
前記表示領域部には、前記表示片本体部のその長さ方向にミシン目を線対称に形成し、前記貼付け領域部の表面には、前記表示片本体部のその長さ方向に切断線を線対称に形成し、かつ、前記貼付け領域部の裏面には粘着層を有したことを特徴とする苗育成容器用表示片。
【請求項2】
前記表示領域部には、長さ方向の側端部にエンボス加工を形成したことを特徴とする請求項1記載の苗育成容器用表示片。
【請求項3】
前記表示領域部は、一対の表示部からなることを特徴とする請求項1記載の苗育成容器用表示片。
【請求項4】
前記貼付け領域部は、一対の貼着部からなることを特徴とする請求項1記載の苗育成容器用表示片。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は苗育成容器用表示片にかかるもので、とくに植木、草花その他の苗育成用容器の胴部に貼着可能な苗育成容器用表示片に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の苗育成容器用表示片は、各種の構造のものがあり、たとえば特許文献1のように、その苗育成用容器の胴部に切れ溝を形成しラベルを挿すものがある。しかしながら、このような構成は、ラベルの脚部を苗育成用容器用の胴部に形成した切れ溝に挿す際には、ラベルの脚部の幅と苗育成用容器用の胴部に切れ溝の幅が略同一の長さにしなければならない。また、必ず双方をペアで利用しなければならず、取扱いに不都合がある場合があるという問題がある。
【0003】
【特許文献1】特開2004−49032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、単純な構成で安価に製造可能な苗育成容器用表示片を提供することを課題とする。
【0005】
また本発明は、簡単な操作で苗育成用容器に容易に貼着可能である苗育成容器用表示片を提供することを課題とする。
【0006】
また本発明は、苗育成用容器の正面側からでも後ろ側からでも園芸品に関する必要な情報を確認可能である苗育成容器用表示片を提供することを課題とする。
【0007】
また本発明は、苗育成用容器の胴部に切れ溝を形成することなく苗育成用容器の胴部から外方に起立した状態で貼着可能な苗育成容器用表示片を提供することを課題とする。
【0008】
また本発明は、表示片本体にミシン目を形成していながら、容易に折れ曲がりにくく、耐久性を維持可能な苗育成容器用表示片を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明は、帯状の表示片本体の長さ方向におけるミシン目より線対象に重ね合わせ、貼り付け可能な貼付け領域部を苗育成容器の胴部内面側、胴部外面側のそれぞれ適切な位置に貼着することに着目したもので、苗育成用容器に貼り付けて園芸品に関する必要な情報を表示するための苗育成容器用表示片であって、苗育成用容器に貼り付けて、帯状の表示片本体を有し、この表示片本体は、上記苗育成用容器に貼り付け可能な貼付け領域部と、この貼付け領域部に一体的に連続しているとともに上記情報を表示可能な表示領域部と、を有し、上記表示領域部には、上記表示片本体部のその長さ方向にミシン目を線対称に形成し、上記貼付け領域部には、上記表示片本体部のその長さ方向に破断線を線対称に形成し、かつ、上記貼付け領域部の裏面には粘着層を有したことを特徴とする苗育成容器用表示片である。
【0010】
上記表示領域部には、長さ方向の側端部にエンボス加工を形成し用紙剛度を補強したことを特徴とするものである。
【0011】
上記表示領域部は、一対の表示部からなることを特徴とするものである。
【0012】
上記貼付け領域部は、一対の貼付け部からなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明による苗育成容器用表示片においては、帯状の表示片本体に形成されているミシン目より一対の表示部の裏面を向かい合わせになるように重ね合わせ、貼付け領域部の裏側にある粘着層を苗育用成容器の胴部から外方に飛び出した状態で貼着を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明は、苗育成容器の胴部の外面側と内面側との両側に貼着し、表示片本体の表示領域部を苗育成容器から外方に飛び出すことを形成可能としたので、構成を単純化し、簡単な貼り付け操作を可能とするとともに、コストを低減させることができる苗育成容器用表示片を実現した。
【実施例】
【0015】
つぎに本発明の第1の実施例による苗育成容器用表示片1を図1ないし図6にもとづき説明する。
図1は、苗育成容器用表示片1の平面図、図2は、図1の裏面図、図3は、図1のII−II線断面図である。苗育成容器用表示片1は、所定の幅および長さを有する矩形状の表示片本体2を有し、この表示片本体2は、苗育成用容器Pに貼り付け可能な貼付け領域部3と、この貼付け領域部3に一体的に連続しているとともに、この苗育成用容器Pに入れる園芸品に関する必要な情報を表示可能な表示領域部5と、を有する。
【0016】
表示片本体2は、任意の材料によりこれを単層状態で構成可能であるが、好ましくは、プリンターにより印字が可能で、耐久性および耐水性に優れた耐水紙やフィルム系の合成樹脂材などを使用することができる。
図1の例では、表示片本体2の上方を表示領域部5とし、下方を貼付け領域部3としたものを示しており、表示領域部5には、園芸品の名称や価格その他必要な情報をバーコードその他により表示し、貼付け領域部3の裏面には粘着層があり貼着可能としている。また、表示片本体2の表示領域部5には、その長さ方向にミシン目7を線対称に形成し、貼付け領域部3には、表示片本体2のその長さ方向に破断線8を線対称に形成している。
【0017】
ミシン目7は、表示領域部5の裏面までカットするミシン目であり、カットとアンカットの比率は3:1とすることで折り曲げる際、好適となる。
【0018】
表示領域部5は一対の表示部6を有しミシン目7を線対称に右側を表示部6Aと、左側を表示部6Bと、を形成し双方は合同関係にある。この表示領域部5の下方側に一体的に連続してなる貼付け領域部3が形成されている。図2では粘着層9は設けていないが、表示領域部5の裏側全面に又は、一部分に粘着層9を形成してもよい。
【0019】
貼付け領域部3は一対の貼付け部4を有し破断線を線対称に一方の貼付け部4Aと、他方の貼付け部4Bと、を形成している。貼付け部4A及び貼付け部4Bのそれぞれ裏面は粘着層9を形成し苗育成用容器の胴部Wに貼着可能である。
【0020】
破断線8は貼付け領域部3の表面から貼付け領域部3の裏面に形成されている粘着層9に至るまで貫通している破断線である。
【0021】
表示領域部5と貼付け領域部3との幅方向の大きさの割合は同一となるが、長さ方向における大きさの割合は、苗育成用容器Pの大きさ、充填された培土量、表示すべき情報表示量に依存するため、それぞれの長さの割合は任意である。
【0022】
また、図3で示すように表示領域部5と貼付け領域部3には、長さ方向に一方の端縁側から他方の端縁側まで一直線上にエンボス加工を施している。紙などの一部を浮き彫りにする加工で、裏面を押し上げて浮かす(したがって裏面は凹状態)ことで、表示領域部5と貼付け領域部3との長さ方向の用紙剛度の補強を行っている。すなわち、容易に折れ曲がりにくく、耐久性が維持可能となる。
【0023】
こうした構成の苗育成容器用表示片1を苗育成用容器Pに貼り付ける操作を説明する。図4は、図1の苗育成容器用表示片1を重ね合わす状態を示す斜視図である。図5は重なり合った状態を示す斜視図である。図6は、苗育用成容器の胴部Wに苗育成容器用表示片1を貼着した結果、本体表示片2が外方に飛び出した状態を示す斜視図である。
図4は、表示領域部5に有するミシン目7より表示部6Aと表示部6Bとで双方の裏面を重ね合わせることで、表示部6Aと表示部6Bが外方に露出される。同時に、図5に示すように、貼付け領域部3に形成している貼付け部4A又は貼付け部4Bのどちらかを外方に少し折り曲げた状態で、苗育成用容器Pに貼り付ける。
【0024】
すなわち、図6に示すように苗育成用容器の鍔部Xに貼付け領域部3と表示領域部5の境界部との係合する位置で、貼付け部4Aの粘着層9と貼付け部4Bの粘着層9と、を苗育成用容器Pの内周面Y、外周面Zにそれぞれ貼着することで、苗育成容器用表示片1は、苗育用成容器の胴部Wに切れ溝を形成することなく胴部Wから外方に起立した状態で貼着可能となる。
【0025】
かくして、貼付け部4Aの粘着層9と貼付け部4Bの粘着層9により苗育成用容器の内周面Y、外周面Zにそれぞれ貼着することで、表示部6Aと表示部6Bとに(表裏面)情報表示可能で、苗育成用容器Pの正面側からでも後ろ側からでも園芸品に関する必要な情報が確認可能になるとともに単純な構成で安価に製造可能であり、取扱いも便利である。さらに、苗育成用容器Pの胴部Wに切れ溝を形成することなく、苗育成容器表示片1は利用可能である。
【0026】
つぎに本発明の他の実施例による苗育成容器用表示片31を図7ないし図8にもとづき説明する。
図7は、苗育成容器用表示片31の平面図、図8は、同、裏面図である。
苗育成容器用表示片31は、基本的構成自体は、上述の苗育成容器用表示片1と同様であるが、異なる構成としては、図7および図8に示すように、表示領域部35の表示部36Dの裏面に粘着層39を側端部に筋状に形成し、また、貼付け領域部33の貼付け部34Cと貼付け部34Dとの面積を異なるように形成した。
【0027】
すなわち表示領域部35に有するミシン目37より表示部36Cと表示部37Dとで双方の裏面を重ね合わせ、表示部36Cと表示部36Dとを、より一体化させるため側端部に粘着層39を設けた。
【0028】
同時に、図7に示すように、貼付け領域部33に形成している貼付け部34C又は貼付け部34Dのどちらかを外方に少し折り曲げ、苗育成用容器Pに貼り付ける際、貼付け面積の大きい貼付け部34Dを外周面Zに、貼付け面積の小さい貼付け部34Cを内周面Yに貼付けることで、苗育成用容器P内の上端縁近傍まで充填された培土(図示せず)を有する際にも貼付け面積が小さいため充分貼着可能となる。
【0029】
こうした構成の苗育成容器用表示片31を苗育成用容器Pに貼着する方法は既述の園芸品用表示片1の場合と同様である。
【0030】
かくして、園芸品用表示片1(第1の実施例、図1)の場合と同様に、取扱いおよび貼り付け操作が容易であり、また表裏双方に情報表示されるため、正面側からでも後ろ側からでも園芸品に関する必要な情報を確認可能な苗育成容器用表示片31である。
【0031】
既述のように、表示領域部5、並びに表示領域部35には、任意のプリンターにより印字が可能であり、本発明による苗育成容器用表示片1、苗育成容器用表示片31は、表示片本体2、表示片本体32が複数枚連続してロール状の形態を採ることや、シート状に連続して折り畳んで積層した形態とすることも可能であり、タグあるいはラベルとしてこれを構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の第1の実施例による苗育成容器用表示片1の平面図である。
【図2】同、図1の裏面図である。
【図3】同、図1のII−II線断面図(エンボス加工部)である。
【図4】同、苗育成容器用表示片1を重ね合わす状態を示す斜視図である。
【図5】同、苗育成容器用表示片1を重なり合った状態を示す斜視図である。
【図6】同、苗育用成容器の胴部Wに苗育成容器用表示片1を貼着した結果、本体表示片が外方に飛び出した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例の苗育成容器用表示片31の平面図である。
【図8】同、裏面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 苗育成容器用表示片(第1の実施例、図1)
2 表示片本体
3 貼付け領域部
4 貼付け部
4A 貼付け部
4B 貼付け部
5 表示領域部
6 表示部
6A 表示部
6B 表示部
7 ミシン目
8 破断線
9 粘着層
10 エンボス加工部
31 苗育成容器用表示片(他の実施例、図7)
32 表示片本体
33 貼付け領域部
34C 貼付け部
34D 貼付け部
35 表示領域部
36C 表示部
36D 表示部
37 ミシン目
38 破断線
39 粘着層
P 苗育成用容器
W 苗育成用容器の胴部
X 苗育成用容器の鍔部
Y 苗育成用容器の内周面
Z 苗育成用容器の外周面
【出願人】 【識別番号】000130581
【氏名又は名称】株式会社サトー
【出願日】 平成19年4月20日(2007.4.20)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−263857(P2008−263857A)
【公開日】 平成20年11月6日(2008.11.6)
【出願番号】 特願2007−111258(P2007−111258)