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【発明の名称】 適正農作業機選定用のシミュレーション装置
【発明者】 【氏名】森岡 伸光

【要約】 【課題】農作業機が、それを使用するほ場に見合ったものであるか否かを判断し易くすることのできる好適な農作業機選定用のシミュレーションを可能にする。

【解決手段】作業条件入力部19,60,101,143に入力された定性的情報に基づいて、予め備えたほ場作業効率を補正し、立地条件入力部20,61,102,144に入力された定性的情報に基づいて、予め備えた実作業率を補正し、作業幅入力部24,147又は条数入力部64,105に入力された定量的情報と、作業速度入力部25,66,107,148に入力された定量的情報と、1日の作業時間に関する定量的情報が入力される時間入力部26,67,108,149に入力された定量的情報と、補正後のほ場作業効率と、補正後の実作業率とに基づいて、農作業機のほ場作業量と作業能率とを算出するように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業条件に関する情報の定性的な選択入力を可能にする作業条件入力部と、立地条件に関する情報の定性的な選択入力を可能にする立地条件入力部とを備え、
前記作業条件入力部に入力された定性的情報に基づいて、予め備えたほ場作業効率を補正し、前記立地条件入力部に入力された定性的情報に基づいて、予め備えた実作業率を補正し、
農作業機の作業幅に関する定量的情報が入力される作業幅入力部又は条数入力部と、農作業機の作業速度に関する定量的情報が入力される作業速度入力部と、1日の作業時間に関する定量的情報が入力される時間入力部とを備え、
前記作業幅入力部又は前記条数入力部に入力された定量的情報と、前記作業速度入力部に入力された定量的情報と、前記時間入力部に入力された定量的情報と、補正後のほ場作業効率と、補正後の実作業率とに基づいて、農作業機のほ場作業量と作業能率とを算出するように構成してあることを特徴とする適正農作業機選定用のシミュレーション装置。
【請求項2】
前記作業条件入力部に入力される作業条件に関する情報を、ほ場の大きさに関する情報、ほ場の形に関する情報、ほ場の乾湿に関する情報、及び、オペレータの熟練度とし、
前記立地条件入力部に入力される作業条件に関する情報を、ほ場の分散度に関する情報、及び、ほ場までの距離に関する情報としてあることを特徴とする請求項1に記載の適正農作業機選定用のシミュレーション装置。
【請求項3】
前記作業条件入力部に入力される作業条件に関する情報のうち、農作業機のほ場作業量に対する影響の大きい作業条件に関する情報による補正値を、農作業装置のほ場作業量に対する影響の小さい作業条件に関する情報による補正値よりも、補正量が大きくなるように設定してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の適正農作業機選定用のシミュレーション装置。
【請求項4】
前記立地条件入力部に入力される作業条件に関する情報のうち、農作業装置の実作業時間に対する影響の大きい立地条件に関する情報による補正値を、農作業装置の実作業時間に対する影響の小さい立地条件に関する情報による補正値よりも、補正量が大きくなるように設定してあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の適正農作業機選定用のシミュレーション装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、適正なトラクタや田植機などの農作業機の選定を可能にするシミュレーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、農作業の機械化によって、労働時間の短縮や重労働からの解放とともに、適期作業の実施や作業精度の向上などから、農作物の収量の増加や品質の向上などを図れるようになっている。
【0003】
しかしながら、トラクタ、田植機、コンバインなどの農作業機は、作物生産の季節性や気象条件だけでなく、地域の農業の形態や作物の生育適期間などによって、その利用期間が制約されるものであることから、農作業機を効率的かつ経済的に利用するためには、導入する農作業機が、制約された期間内において、どれだけの作業遂行能力を発揮できるものであるかを把握する必要がある。
【0004】
そこで、従来から、農作業機の作業幅と作業速度とから得られる理論作業量を、理論作業量とほ場作業量との比であるほ場作業効率で補正して、農作業機の1時間当たりのほ場作業量を算出することや、その算出した1時間当たりのほ場作業量に、一日の作業時間を実作業率で補正して得られる一日の実作業時間を掛け合わせて、農作業機の1日当たりのほ場作業量を算出することなどによって、農作業機の作業能率を把握することが考えられている。又、所定の入力欄に、農作業機の作業幅、作業速度、ほ場作業効率、一日の作業時間、実作業率、などを数値入力することで、農作業機の1時間当たりのほ場作業量や1日当たりのほ場作業量などを自動算出するように構成された計算プログラムなどもインターネットで配信されている(例えば非特許文献1参照)。
【非特許文献1】社会法人 日本農業機械化協会 「農業機械導入利用安全指導ハンドブック」 平成14年2月出版
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
つまり、購入予定の農作業機の作業幅や作業速度、ほ場作業効率、一日の作業時間、実作業率、などの数値を、上記の計算方法に基づく計算式に代入する、あるいは、計算プログラムの入力欄に入力すれば、購入予定の農作業機の作業能率を把握することができる。
【0006】
ところで、ほ場作業効率は、ほ場での旋回あるいは燃料補給などの間接作業に要する時間の損失に伴って低下する作業能率の度合いを表すものであり、時間の損失は、作業の種類や種々の作業条件などによって異なるものである。
【0007】
実作業率は、一日の作業時間に対する実作業時間の割合を表すものであり、実作業時間は、一日の作業時間から農作業機の運搬や作業装置の着脱などに要する時間を差し引いた、実際にほ場で作業を行うことが可能な時間であり、作業の種類や実施時期、ほ場に関する種々の立地条件、などによって異なるものである。
【0008】
つまり、購入予定の農作業機の作業能率を、その農作業機のユーザーとなる農作業者が把握するためには、農作業者自信が、その農作業機を使用するほ場に関する種々の作業条件や立地条件などを考慮して、それらに見合った適正なほ場作業効率や実作業率を決定する必要がある。
【0009】
しかしながら、多くの農作業者は、農作業機を使用するほ場に関する種々の作業条件や立地条件などを定性的には把握していても、定量的には把握していないことから、種々の作業条件や立地条件などに見合った適正なほ場作業効率や実作業率の設定に苦慮することになり、又、そのため、得られた農作業機の作業能率に疑念を抱き易くなり、上記の計算方法に基づく計算式やプログラムで得られた農作業機の作業能率から、その農作業機が、それを使用するほ場に見合ったものであるか否かを判断することが難しくなる。
【0010】
本発明の目的は、上記の計算方法に基づいて得られる農作業機の作業能率から、その農作業機が、それを使用するほ場に見合ったものであるか否かを判断し易くすることのできる好適な農作業機選定用のシミュレーションを可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するため、本発明のうちの請求項1に記載の発明では、作業条件に関する情報の定性的な選択入力を可能にする作業条件入力部と、立地条件に関する情報の定性的な選択入力を可能にする立地条件入力部とを備え、前記作業条件入力部に入力された定性的情報に基づいて、予め備えたほ場作業効率を補正し、前記立地条件入力部に入力された定性的情報に基づいて、予め備えた実作業率を補正し、農作業機の作業幅に関する定量的情報が入力される作業幅入力部又は条数入力部と、農作業機の作業速度に関する定量的情報が入力される作業速度入力部と、1日の作業時間に関する定量的情報が入力される時間入力部とを備え、前記作業幅入力部又は前記条数入力部に入力された定量的情報と、前記作業速度入力部に入力された定量的情報と、前記時間入力部に入力された定量的情報と、補正後のほ場作業効率と、補正後の実作業率とに基づいて、農作業機のほ場作業量と作業能率とを算出するように構成してあることを特徴とする。
【0012】
この特徴構成によると、作業条件に関する情報及び立地条件に関する情報の入力を定性的な表現を用いた選択操作式、例えば、作業条件に関する情報の一つであるほ場の形を、悪い、普通、良い、の中から選ぶといった選択操作式にしたことで、作業条件に関する情報の一つであるほ場の形を数値化して入力させる場合に比較して、作業条件に関する情報及び立地条件に関する情報を入力する際の考察時間の短縮を図りながら、的確な作業条件に関する情報及び立地条件に関する情報を入力させることができ、作業条件に関する情報及び立地条件に関する情報を考慮して算出される農作業機の作業能率及びほ場作業量を信頼性の高いものにすることができる。
【0013】
従って、農作業機を使用するほ場の作業条件や立地条件が適正に考慮された農作業機選定用のシミュレーションを簡単に行うことができ、その作業条件や立地条件に応じた適正な農作業機を容易に選定することができる。
【0014】
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、上記請求項1に記載の発明において、前記作業条件入力部に入力される作業条件に関する情報を、ほ場の大きさに関する情報、ほ場の形に関する情報、ほ場の乾湿に関する情報、及び、オペレータの熟練度とし、前記立地条件入力部に入力される作業条件に関する情報を、ほ場の分散度に関する情報、及び、ほ場までの距離に関する情報としてあることを特徴とする。
【0015】
この特徴構成では、農作業機の作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の作業条件に関する情報のうち、過去の試験結果などから得られた、農作業機の作業能率及びほ場作業量に対する影響の大きい4つの作業条件情報、つまり、ほ場の大きさに関する情報、ほ場の形に関する情報、ほ場の乾湿に関する情報、オペレータの熟練度、のみを入力させ、又、農作業機の作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の立地条件に関する情報のうち、過去の試験結果などから得られた、農作業機の作業能率及びほ場作業量に対する影響の大きい2つの立地条件情報、つまり、ほ場の分散度に関する情報、ほ場までの距離に関する情報、のみを入力させるようにしていることから、作業条件に関する情報及び立地条件に関する情報の入力に要する手間の削減を図りながら、作業条件及び立地条件を考慮して算出される農作業機の作業能率及びほ場作業量を信頼性の高いものにすることができる。
【0016】
従って、農作業機を使用するほ場の作業条件や立地条件が適正に考慮された農作業機選定用のシミュレーションをより簡単に行えるようにしながら、その作業条件や立地条件に応じた適正な農作業機を容易に選定することができる。
【0017】
本発明のうちの請求項3に記載の発明では、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記作業条件入力部に入力される作業条件に関する情報のうち、農作業機のほ場作業量に対する影響の大きい作業条件に関する情報による補正値を、農作業装置のほ場作業量に対する影響の小さい作業条件に関する情報による補正値よりも、補正量が大きくなるように設定してあることを特徴とする。
【0018】
この特徴構成によると、作業条件入力部に入力される作業条件に関する情報のうち、過去の試験結果などから得られた、農作業機の作業能率及びほ場作業量に対する影響の大きい作業条件に関する情報による補正値を、影響の小さい作業条件に関する情報による補正値よりも補正量を大きくすることから、作業条件を考慮して算出される農作業機の作業能率及びほ場作業量をより信頼性の高いものにすることができる。
【0019】
従って、農作業機を使用するほ場の作業条件がより適正に考慮された農作業機選定用のシミュレーションを行うことができ、作業条件に対してより適正な農作業機を容易に選定することができる。
【0020】
本発明のうちの請求項4に記載の発明では、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記立地条件入力部に入力される作業条件に関する情報のうち、農作業装置の実作業時間に対する影響の大きい立地条件に関する情報による補正値を、農作業装置の実作業時間に対する影響の小さい立地条件に関する情報による補正値よりも、補正量が大きくなるように設定してあることを特徴とする。
【0021】
この特徴構成によると、立地条件入力部に入力される立地条件に関する情報のうち、過去の試験結果などから得られた、農作業機の実作業時間に対する影響の大きい立地条件に関する情報による補正値を、影響の小さい立地条件に関する情報による補正値よりも補正量を大きくすることから、立地条件を考慮して算出される農作業機の作業能率及びほ場作業量をより信頼性の高いものにすることができる。
【0022】
従って、農作業機を使用するほ場の立地条件がより適正に考慮された農作業機選定用のシミュレーションを行うことができ、立地条件に対してより適正な農作業機を容易に選定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
〔第1実施形態〕
【0024】
図1には、本発明にかかわる適正農作業機選定用のシミュレーション装置1の構成を示すブロック図が示されている。このシミュレーション装置1は、制御装置2、演算装置3、主記憶装置4、補助記憶装置5、キーボード6、マウス7、ディスプレイ8、及びプリンタ9、などを備えて構成されたパーソナルコンピュータ10と、補助記憶装置5に記憶した適正農作業機選定シミュレーション用の制御プログラムや種々のデータなどによって構成されている。
【0025】
そして、マウス7の操作によって適正農作業機選定シミュレーション用の制御プログラムの実行が指令されると、制御装置2が、その制御プログラムを補助記憶装置5から読み込み、その制御プログラムに基づいて、各種装置3〜9の作動や種々のデータの受け渡しなどを制御する。
【0026】
図2〜図18には、シミュレーション装置1のディスプレイ8で表示される表示画面が示されている。以下、これらの図面を参照しながら、ディスプレイ8で表示される表示画面の表示内容について説明する。
【0027】
図2に示すように、適正農作業機選定シミュレーション用の制御プログラムに基づいて、制御装置2が制御作動を開始すると、それに伴って、メインメニュー画面11がディスプレイ8で表示される。
【0028】
メインメニュー画面11には、「トラクタ」と表示された第1選択ボタン12、「田植機」と表示された第2選択ボタン13、「自脱形コンバイン」と表示された第3選択ボタン14、及び、「普通形コンバイン」と表示された第4選択ボタン15、が表示されている。
【0029】
マウス7の人為操作によって第1選択ボタン12が操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動で、トラクタ選定用のシミュレーションが開始され、ディスプレイ8で表示される画面が、メインメニュー画面11からトラクタ用の条件設定画面16(図3参照)に切り換わる。
【0030】
図3に示すように、トラクタ用の条件設定画面16には、基本情報を入力するための基本情報入力部17、作業内容に関する情報を入力するための作業内容入力部18、作業条件に関する情報を入力するための作業条件入力部19、立地条件に関する情報を入力するための立地条件入力部20、年間作業面積を表示するための年間作業面積表示部21、などが表示されている。
【0031】
基本情報入力部17には、シミュレーションするトラクタの馬力、燃料費、オペレータの労賃、を入力するためのそれぞれの入力欄(符号無し)が表示されている。それらの各入力欄には、それぞれに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。トラクタの馬力として入力される数値はカタログに記載された数値である。燃料費やオペレータの労賃として入力される数値は地域などによって異なるものである。
【0032】
作業内容入力部18には、トラクタにロータリ耕耘装置を連結して行う耕耘作業の作業面積と作業回数、トラクタに水田プラウを連結して行うプラウ作業の作業面積と作業回数、トラクタに代かきハローを連結して行う代かき作業の作業面積と作業回数、トラクタに施肥装置や播種装置を連結して行う施肥・播種作業の作業面積と作業回数、を入力するためのそれぞれの入力欄(符号無し)が表示されている。それらの各入力欄には、それぞれに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。
【0033】
作業条件入力部19には、トラクタの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の作業条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の大きさ、ほ場の形、ほ場の乾湿、オペレータの熟練度、の4つの作業条件情報、ほ場の大きさの定性的な選択入力を可能にする「小」「中」「大」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の形の定性的な選択入力を可能にする「悪い」「普通」「良い」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の乾湿の定性的な選択入力を可能にする「湿田」「半湿」「乾田」の3つの選択ボタン(符号無し)、オペレータの熟練度の定性的な選択入力を可能にする「低」「普通」「高」の3つの選択ボタン(符号無し)、がそれぞれ表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0034】
立地条件入力部20には、トラクタの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の立地条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の分散度、ほ場までの距離、の2つの立地条件情報、ほ場の分散度の定性的な選択入力を可能にする「多」「普通」「小」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場までの距離の定性的な選択入力を可能にする「遠」「普通」「近」の3つの選択ボタン(符号無し)、がそれぞれ表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0035】
年間作業面積表示部21には、耕耘作業、プラウ作業、代かき作業、施肥・播種作業の各年間作業面積、を表示するためのそれぞれの表示欄が表示されている。
【0036】
トラクタ用の条件設定画面16における符号22は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン22がマウス7の人為操作によって操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動によって、ディスプレイ8で表示される画面が、トラクタ用の条件設定画面16からトラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23(図4参照)に切り換わる。
【0037】
図4に示すように、トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23には、作業幅に関する情報を入力するための作業幅入力部24、作業速度を入力するための作業速度入力部25、1日の作業時間を入力するための時間入力部26、年間作業面積を表示するための年間作業面積表示部27、ほ場作業効率を表示するためのほ場作業効率表示部28、実作業率を表示するための実作業率表示部29、各作業装置による1時間当たりのほ場作業量を表示するための第1ほ場作業量表示部30、各作業装置による1日当たりの実作業時間を表示するための実作業時間表示部31、各作業装置による1日当たりのほ場作業量を表示するための第2ほ場作業量表示部32、各作業装置の作業能率を表示するための作業能率表示部33、などが表示されている。
【0038】
作業幅入力部24には、トラクタに連結して使用するロータリ耕耘装置の作業幅、トラクタに連結して使用する水田プラウの刃幅と連数、トラクタに連結して使用する代かきハローの作業幅、トラクタに連結して使用する施肥装置や播種装置の作業幅、を入力するためのそれぞれの入力欄、及び、水田プラウの作業幅、を表示するための表示欄が表示されている。各入力欄には、それぞれに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。各作業装置の作業幅、刃幅、連数として入力される各数値はカタログに記載された数値である。
【0039】
作業速度入力部25には、トラクタにロータリ耕耘装置を連結して行う耕耘作業時の作業速度、トラクタに水田プラウを連結して行うプラウ作業時の作業速度、トラクタに代かきハローを連結して行う代かき作業時の作業速度、トラクタに施肥装置や播種装置を連結して行う施肥・播種作業時の作業速度、を入力するためのそれぞれの入力欄が表示されている。それらの各入力欄には、それぞれに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。各作業時の作業速度として入力される数値はカタログに記載された数値であり、過去の試験結果などから得た補正値によって、作業精度を落とさない適正な速度に補正される。
【0040】
時間入力部26には、各作業装置による1日の作業時間がキーボード6の人為操作によって数値入力される。1日の作業時間は地域などによって異なるものである。
【0041】
トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23における符号34は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン34がマウス7の人為操作によって操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動によって、ディスプレイ8で表示される画面が、トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23からトラクタ用の年間機械利用経費画面35(図5参照)に切り換わる。
【0042】
トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23における符号36は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン36がマウス7の人為操作によって操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動によって、ディスプレイ8で表示される画面が、トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23からトラクタ用の条件設定画面16(図3参照)に戻る。
【0043】
図5に示すように、トラクタ用の年間機械利用経費画面35には、作業能率を表示するための作業能率表示部37、実作業率を表示するための実作業率表示部38、固定費を表示するための固定費表示部39、変動費を表示するための変動費表示部40、及び、年間機械利用経費を表示するための利用経費表示部41、などが表示されている。
【0044】
トラクタ用の年間機械利用経費画面35における符号42は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン42がマウス7の人為操作によって操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動によって、ディスプレイ8で表示される画面が、トラクタ用の年間機械利用経費画面35からトラクタ用の損益分岐点画面43(図6参照)に切り換わる。
【0045】
トラクタ用の年間機械利用経費画面35における符号44は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン44がマウス7の人為操作によって操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動によって、ディスプレイ8で表示される画面が、トラクタ用の年間機械利用経費画面35からトラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23(図4参照)に戻る。
【0046】
図6に示すように、トラクタ用の損益分岐点画面43には、受託料金を入力するための受託料金入力部45、作業装置選択用の選択入力部46、損益分岐点を数値表示するための第1損益分岐点表示部47、損益分岐点をグラフ表示するための第2損益分岐点表示部48、などが表示されている。
【0047】
トラクタ用の損益分岐点画面43における符号49は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン49がマウス7の人為操作によって操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動によって、ディスプレイ8で表示される画面が、トラクタ用の損益分岐点画面43からトラクタ用の年間機械利用経費画面35(図5参照)に戻る。
【0048】
マウス7の人為操作によって、トラクタ用の条件設定画面16(図3参照)、ほ場作業量&作業能率画面23(図4参照)、年間機械利用経費画面35(図5参照)にそれぞれ備えたリセットボタン50が操作されると、対応する画面16,23,35がリセットされる。
【0049】
マウス7の人為操作によって、トラクタ用の各画面16,23,35,43にそれぞれ備えた印刷ボタン51が操作されると、対応する画面16,23,35,43で表示された表示内容が印刷される。
【0050】
マウス7の人為操作によって、トラクタ用の損益分岐点画面43に備えた全頁印刷ボタン52が操作されると、トラクタ用の各画面16,23,35,43で表示された表示内容の全てが印刷される。
【0051】
マウス7の人為操作によって、トラクタ用の各画面16,23,35,43にそれぞれ備えた「MENU」、「条件設定」、「ほ場作業量&作業能率」、「年間機械利用経費」、「損益分岐点」、と表示された操作ボタン53〜57のうちのいずれかが操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、そのときの画面16,23,35,43から操作された操作ボタン53〜57に対応する画面11,16,23,35,43(図2〜6参照)に切り換わる。
【0052】
図2に示すメインメニュー画面11でのマウス7の人為操作によって第2選択ボタン13が操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動で、田植機選定用のシミュレーションが開始され、ディスプレイ8で表示される画面が、メインメニュー画面11から田植機用の条件設定画面58(図7参照)に切り換わる。
【0053】
図7に示すように、田植機用の条件設定画面58には、基本情報を入力するための基本情報入力部59、作業条件に関する情報を入力するための作業条件入力部60、立地条件に関する情報を入力するための立地条件入力部61、などが表示されている。
【0054】
基本情報入力部59には、燃料費、オペレータと補助者の労賃、年間作業面積、を入力するためのそれぞれの入力欄(符号無し)が表示されている。それらの各入力欄には、それぞれに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。燃料費として入力される数値は燃料の種類や地域などによって異なるものである。オペレータや補助者の労賃として入力される数値は地域などによって異なるものである。
【0055】
作業条件入力部60には、田植機の作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の作業条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の大きさ、ほ場の形、ほ場の乾湿、オペレータの熟練度、施肥装置の有無、の5つの作業条件情報、ほ場の大きさの定性的な選択入力を可能にする「小」「中」「大」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の形の定性的な選択入力を可能にする「悪い」「普通」「良い」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の乾湿の定性的な選択入力を可能にする「湿田」「半湿」「乾田」の3つの選択ボタン(符号無し)、オペレータの熟練度の定性的な選択入力を可能にする「低」「普通」「高」の3つの選択ボタン(符号無し)、施肥装置の有無の定性的な選択入力を可能にする「有」「無」の2つの選択ボタン(符号無し)、がそれぞれ表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0056】
立地条件入力部61には、田植機の作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の立地条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の分散度、ほ場までの距離、の2つの立地条件情報が表示されるとともに、ほ場の分散度の定性的な選択入力を可能にする「多」「普通」「小」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場までの距離の定性的な選択入力を可能にする「遠」「普通」「近」の3つの選択ボタン(符号無し)、がそれぞれ表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0057】
田植機用の条件設定画面58における符号62は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン62がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、田植機用の条件設定画面58から田植機用のほ場作業量&作業能率画面63(図8参照)に切り換わる。
【0058】
図8に示すように、田植機用のほ場作業量&作業能率画面63には、シミュレーションする田植機の作業条数を入力するための条数入力部64、条間(固定値)を表示するための条間表示部65、作業速度を入力するための作業速度入力部66、1日の作業時間を入力するための時間入力部67、年間作業面積を表示するための年間作業面積表示部68、ほ場作業効率を表示するためのほ場作業効率表示部69、実作業率を表示するための実作業率表示部70、田植機による1時間当たりのほ場作業量を表示するための第1ほ場作業量表示部71、田植機による1日当たりの実作業時間を表示するための実作業時間表示部72、田植機による1日当たりのほ場作業量を表示するための第2ほ場作業量表示部73、田植機の作業能率を表示するための作業能率表示部74、などがそれぞれ表示されている。
【0059】
条数入力部64は、プルダウンメニューによる選択式で、マウス7の人為操作で選択した作業条数が入力される。作業速度入力部66には、カタログに記載された数値がキーボード6の人為操作によって入力され、その数値は、過去の試験結果などから得た補正値によって、作業精度を落とさない適正な速度に補正される。
【0060】
時間入力部67には、田植機による1日の作業時間がキーボード6の人為操作によって数値入力される。1日の作業時間は地域などによって異なるものである。
【0061】
田植機用のほ場作業量&作業能率画面63における符号75は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン75がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、田植機用のほ場作業量&作業能率画面63から田植機用の年間機械利用経費画面76(図9参照)に切り換わる。
【0062】
田植機用のほ場作業量&作業能率画面63における符号77は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン77がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、田植機用のほ場作業量&作業能率画面63から田植機用の条件設定画面58(図7参照)に戻る。
【0063】
図9に示すように、田植機用の年間機械利用経費画面76には、基本情報入力部59で入力された燃料費、オペレータと補助者の労賃、年間作業面積、を表示するための基本情報表示部78、作業能率を表示するための作業能率表示部79、実作業率を表示するための実作業率表示部80、固定費を表示するための固定費表示部81、変動費を表示するための変動費表示部82、及び、年間機械利用経費を表示するための利用経費表示部83、などが表示されている。
【0064】
田植機用の年間機械利用経費画面76における符号84は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン84がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、田植機用の年間機械利用経費画面76から田植機用の損益分岐点画面85(図10参照)に切り換わる。
【0065】
田植機用の年間機械利用経費画面76における符号86は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン86がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、田植機用の年間機械利用経費画面76から田植機用のほ場作業量&作業能率画面63(図8参照)に戻る。
【0066】
図10に示すように、田植機用の損益分岐点画面85には、受託料金を入力するための受託料金入力部87、損益分岐点を数値表示するための第1損益分岐点表示部88、損益分岐点をグラフ表示するための第2損益分岐点表示部89、などが表示されている。
【0067】
田植機用の損益分岐点画面85における符号90は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン86がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、田植機用の損益分岐点画面85から田植機用の年間機械利用経費画面76(図9参照)に戻る。
【0068】
マウス7の人為操作によって、田植機用の条件設定画面58(図7参照)、ほ場作業量&作業能率画面63(図8参照)、年間機械利用経費画面76(図9参照)にそれぞれ備えたリセットボタン91が操作されると、対応する画面58,63,76がリセットされる。
【0069】
マウス7の人為操作によって、田植機用の各画面58,63,76,85にそれぞれ備えた印刷ボタン92が操作されると、対応する画面58,63,76,85で表示された表示内容が印刷される。
【0070】
マウス7の人為操作によって、田植機用の損益分岐点画面85に備えた全頁印刷ボタン93が操作されると、田植機用の各画面58,63,76,85で表示された表示内容の全てが印刷される。
【0071】
マウス7の人為操作によって、田植機用の各画面58,63,76,85にそれぞれ備えた「MENU」、「条件設定」、「ほ場作業量&作業能率」、「年間機械利用経費」、「損益分岐点」、と表示された操作ボタン94〜98のうちのいずれかが操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、そのときの画面58,63,76,85から操作された操作ボタン94〜98に対応する画面11,58,63,76,85(図2、図7〜10参照)に切り換わる。
【0072】
図2に示すメインメニュー画面11でのマウス7の人為操作によって第3選択ボタン14が操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動で、自脱形コンバイン選定用のシミュレーションが開始され、ディスプレイ8で表示される画面が、メインメニュー画面11から自脱形コンバイン用の条件設定画面99(図11参照)に切り換わる。
【0073】
図11に示すように、自脱形コンバイン用の条件設定画面99には、基本情報を入力するための基本情報入力部100、作業条件に関する情報を入力するための作業条件入力部101、立地条件に関する情報を入力するための立地条件入力部102、などが表示されている。
【0074】
基本情報入力部100には、燃料費、オペレータと補助者の労賃、米用の年間作業面積、麦用の年間作業面積、を入力するためのそれぞれの入力欄(符号無し)が表示されている。それらの各入力欄には、それらに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。燃料費及びオペレータや補助者の労賃として入力される数値は地域などによって異なるものである。
【0075】
作業条件入力部101には、自脱形コンバインの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の作業条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の大きさ、ほ場の形、ほ場の乾湿、オペレータの熟練度、収穫作物の倒伏度合い、の5つの作業条件情報、ほ場の大きさの定性的な選択入力を可能にする「小」「中」「大」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の形の定性的な選択入力を可能にする「悪い」「普通」「良い」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の乾湿の定性的な選択入力を可能にする「湿田」「半湿」「乾田」の3つの選択ボタン(符号無し)、オペレータの熟練度の定性的な選択入力を可能にする「低」「普通」「高」の3つの選択ボタン(符号無し)、倒伏度合いの定性的な選択入力を可能にする「有」「普通」「無」の3つの選択ボタン(符号無し)、がそれぞれ表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0076】
立地条件入力部102には、自脱形コンバインの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の立地条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の分散度、ほ場までの距離、の2つの立地条件情報、ほ場の分散度の定性的な選択入力を可能にする「多」「普通」「小」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場までの距離の定性的な選択入力を可能にする「遠」「普通」「近」の3つの選択ボタン(符号無し)、がそれぞれ表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0077】
自脱形コンバイン用の条件設定画面99における符号103は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン103がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、自脱形コンバイン用の条件設定画面99から自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104(図12参照)に切り換わる。
【0078】
図12に示すように、自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104には、シミュレーションする自脱形コンバインの作業条数を入力するための条数入力部105、条間(固定値)を表示するための条間表示部106、作業速度を入力するための作業速度入力部107、1日の作業時間を入力するための時間入力部108、年間作業面積を表示するための年間作業面積表示部109、ほ場作業効率を表示するためのほ場作業効率表示部110、実作業率を表示するための実作業率表示部111、自脱形コンバインによる米及び麦に対する1時間当たりのほ場作業量を表示するための第1ほ場作業量表示部112、自脱形コンバインによる米及び麦に対する1日当たりの実作業時間を表示するための実作業時間表示部113、自脱形コンバインによる米及び麦に対する1日当たりのほ場作業量を表示するための第2ほ場作業量表示部114、自脱形コンバインの米及び麦に対する作業能率を表示するための作業能率表示部115、などが表示されている。
【0079】
条数入力部105は、プルダウンメニューによる選択式で、マウス7の人為操作で選択した作業条数が入力される。作業速度入力部107には、カタログに記載された数値がキーボード6の人為操作によって入力され、その数値は、過去の試験結果などから得た補正値によって、作業精度を落とさない適正な速度に補正される。
【0080】
時間入力部67には、自脱形コンバインによる米及び麦に対する1日の作業時間がキーボード6の人為操作によって数値入力される。1日の作業時間は地域などによって異なるものである。
【0081】
自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104における符号116は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン116がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104から自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117(図13参照)に切り換わる。
【0082】
自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104における符号118は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン118がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104から自脱形コンバイン用の条件設定画面99(図11参照)に戻る。
【0083】
図13に示すように、自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117には、基本情報入力部100で入力された燃料費、オペレータと補助者の労賃、年間作業面積、を表示するための基本情報表示部119、作業能率を表示するための作業能率表示部120、実作業率を表示するための実作業率表示部121、固定費を表示するための固定費表示部122、変動費を表示するための変動費表示部123、及び、年間機械利用経費を表示するための利用経費表示部124、などが表示されている。
【0084】
自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117における符号125は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン125がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117から自脱形コンバイン用の損益分岐点画面126(図14参照)に切り換わる。
【0085】
自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117における符号127は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン127がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117から自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面104(図12参照)に戻る。
【0086】
図14に示すように、自脱形コンバイン用の損益分岐点画面126には、米及び麦に対する受託料金を入力するための受託料金入力部128、米・麦選択用の選択入力部129、損益分岐点を数値表示するための第1損益分岐点表示部130、損益分岐点をグラフ表示するための第2損益分岐点表示部131、などが表示されている。
【0087】
自脱形コンバイン用の損益分岐点画面126における符号132は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン127がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、自脱形コンバイン用の損益分岐点画面132から自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面117(図13参照)に戻る。
【0088】
マウス7の人為操作によって、自脱形コンバイン用の条件設定画面99(図11参照)、ほ場作業量&作業能率画面104(図12参照)、及び、年間機械利用経費画面117(図13参照)にそれぞれ備えたリセットボタン133が操作されると、対応する画面99,104,117がリセットされる。
【0089】
マウス7の人為操作によって、自脱形コンバイン用の各画面99,104,117,126にそれぞれ備えた印刷ボタン134が操作されると、対応する画面99,104,117,126で表示された表示内容が印刷される。
【0090】
マウス7の人為操作によって、自脱形コンバイン用の損益分岐点画面126に備えた全頁印刷ボタン135が操作されると、自脱形コンバイン用の各画面99,104,117,126で表示された表示内容の全てが印刷される。
【0091】
マウス7の人為操作によって、自脱形コンバイン用の各画面99,104,117,126にそれぞれ備えた「MENU」、「条件設定」、「ほ場作業量&作業能率」、「年間機械利用経費」、「損益分岐点」、と表示された操作ボタン136〜140のうちのいずれかが操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、そのときの画面99,104,117,126から操作された操作ボタン136〜140に対応する画面11,99,104,117,126(図2、図11〜14参照)に切り換わる。
【0092】
図2に示すメインメニュー画面11でのマウス7の人為操作によって第4選択ボタン15が操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動で、普通形コンバイン選定用のシミュレーションが開始され、ディスプレイ8で表示される画面が、メインメニュー画面11から普通形コンバイン用の条件設定画面141(図15参照)に切り換わる。
【0093】
図15に示すように、普通形コンバイン用の条件設定画面141には、基本情報を入力するための基本情報入力部142、作業条件に関する情報を入力するための作業条件入力部143、立地条件に関する情報を入力するための立地条件入力部144、などが表示されている。
【0094】
基本情報入力部142には、燃料費、オペレータと補助者の労賃、米用の年間作業面積、麦用の年間作業面積、を入力するためのそれぞれの入力欄(符号無し)が表示されている。それらの各入力欄には、それらに対応する数値がキーボード6の人為操作によって入力される。燃料費及びオペレータや補助者の労賃として入力される数値は地域などによって異なるものである。
【0095】
作業条件入力部143には、普通形コンバインの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の作業条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の大きさ、ほ場の形、ほ場の乾湿、オペレータの熟練度、収穫作物の倒伏度合い、の5つの作業条件情報、ほ場の大きさの定性的な選択入力を可能にする「小」「中」「大」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の形の定性的な選択入力を可能にする「悪い」「普通」「良い」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場の乾湿の定性的な選択入力を可能にする「湿田」「半湿」「乾田」の3つの選択ボタン(符号無し)、オペレータの熟練度の定性的な選択入力を可能にする「低」「普通」「高」の3つの選択ボタン(符号無し)、倒伏度合いの定性的な選択入力を可能にする「有」「普通」「無」の3つの選択ボタン(符号無し)、が表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0096】
立地条件入力部144には、普通形コンバインの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の立地条件に関する情報のうちの影響が大きい、ほ場の分散度、ほ場までの距離、の2つの立地条件情報、ほ場の分散度の定性的な選択入力を可能にする「多」「普通」「小」の3つの選択ボタン(符号無し)、ほ場までの距離の定性的な選択入力を可能にする「遠」「普通」「近」の3つの選択ボタン(符号無し)、が表示されている。これらの各選択ボタンの選択操作はマウス7の人為操作によって行われる。
【0097】
普通形コンバイン用の条件設定画面141における符号145は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン145がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、普通形コンバイン用の条件設定画面141から普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146(図16参照)に切り換わる。
【0098】
図16に示すように、普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146には、シミュレーションする普通形コンバインの作業幅を入力するための作業幅入力部147、作業速度を入力するための作業速度入力部148、1日の作業時間を入力するための時間入力部149、年間作業面積を表示するための年間作業面積表示部150、ほ場作業効率を表示するためのほ場作業効率表示部151、実作業率を表示するための実作業率表示部152、普通形コンバインによる大豆及び麦に対する1時間当たりのほ場作業量を表示するための第1ほ場作業量表示部153、普通形コンバインによる大豆及び麦に対する1日当たりの実作業時間を表示するための実作業時間表示部154、普通形コンバインの大豆及び麦に対する1日当たりのほ場作業量を表示するための第2ほ場作業量表示部155、普通形コンバインの大豆及び麦に対する作業能率を表示するための作業能率表示部156、などが表示されている。
【0099】
作業幅入力部147には、プルダウンメニューによる選択式に構成された刈幅入力領域(符号無し)と条間入力領域(符号無し)、大豆及び麦に対する普通形コンバインの作業幅を表示する作業幅表示領域(符号無し)、が表示されている。刈幅入力領域及び条間入力領域への入力はマウス7の人為操作で行われる。条間入力領域は大豆の場合にのみ使用される。作業速度入力部148には、カタログに記載された数値がキーボード6の人為操作によって入力され、その数値は、過去の試験結果などから得た補正値によって、作業精度を落とさない適正な速度に補正される。
【0100】
時間入力部149には、普通形コンバインによる大豆及び麦に対する1日の作業時間がキーボード6の人為操作によって数値入力される。1日の作業時間は地域などによって異なるものである。
【0101】
普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146における符号157は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン157がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146から普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面158(図17参照)に切り換わる。
【0102】
普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146における符号159は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン159がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146から普通形コンバイン用の条件設定画面141(図15参照)に戻る。
【0103】
図17に示すように、年間機械利用経費画面158には、基本情報入力部142で入力された燃料費、オペレータと補助者の労賃、年間作業面積を表示するための基本情報表示部160、作業能率を表示するための作業能率表示部161、実作業率を表示するための実作業率表示部162、固定費を表示するための固定費表示部163、変動費を表示するための変動費表示部164、及び、年間機械利用経費を表示するための利用経費表示部165、などが表示されている。
【0104】
普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面158における符号166は、次画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン166がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面158から普通形コンバイン用の損益分岐点画面167(図18参照)に切り換わる。
【0105】
普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面158における符号168は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン168がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面158から普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面146(図16参照)に戻る。
【0106】
図18に示すように、普通形コンバイン用の損益分岐点画面167には、大豆及び麦に対する受託料金を入力するための受託料金入力部169、大豆・麦選択用の選択入力部170、損益分岐点を数値表示するための第1損益分岐点表示部171、損益分岐点をグラフ表示するための第2損益分岐点表示部172、などが表示されている。
【0107】
普通形コンバイン用の損益分岐点画面167における符号173は、前画面への切り換え用として表示された操作ボタンであり、この操作ボタン173がマウス7の人為操作によって操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、普通形コンバイン用の損益分岐点画面167から普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面158(図17参照)に戻る。
【0108】
マウス7の人為操作によって、普通形コンバイン用の条件設定画面141(図15参照)、ほ場作業量&作業能率画面146(図16参照)、年間機械利用経費画面158(図17参照)にそれぞれ備えたリセットボタン174が操作されると、対応する画面141,146,158がリセットされる。
【0109】
マウス7の人為操作によって、普通形コンバイン用の各画面141,146,158,167にそれぞれ備えた印刷ボタン175が操作されると、対応する画面141,146,158,167で表示された表示内容が印刷される。
【0110】
マウス7の人為操作によって、普通形コンバイン用の損益分岐点画面167に備えた全頁印刷ボタン176が操作されると、普通形コンバイン用の各画面141,146,158,167で表示された表示内容の全てが印刷される。
【0111】
マウス7の人為操作によって、普通形コンバイン用の各画面141,146,158,167にそれぞれ備えた「MENU」、「条件設定」、「ほ場作業量&作業能率」、「年間機械利用経費」、「損益分岐点」、と表示された操作ボタン177〜181のうちのいずれが操作されると、ディスプレイ8で表示される画面が、そのときの画面141,146,158,167から操作された操作ボタン177〜181に対応する画面11,141,146,158,167(図2、図15〜18参照)に切り換わる。
【0112】
次に、トラクタ選定用のシミュレーションでの各操作手順、その操作に基づいて行われる演算処理、それらによって得られる表示内容などについて説明する。
【0113】
先ず、トラクタ用の条件設定画面16において、基本情報入力部17に、シミュレーションするトラクタの馬力、燃料費、オペレータの労賃、各作業装置による作業面積と作業回数、を数値入力する。すると、各作業装置による年間作業面積が、各作業装置による作業面積、作業回数、所定の計算式、に基づいて算出され、年間作業面積表示部21で表示される。
【0114】
作業条件入力部19において各作業条件を選択入力すると、選択操作された各選択ボタンの表示状態が非選択状態から選択状態に切り換わる。そして、各作業条件に対応する定性的情報(選択ボタンの表示内容)と定量的情報(ほ場作業効率に対する補正値)との相関関係を示す相関関係データに基づいて、定性的な選択操作で入力された作業条件に関する各入力情報が定性的情報から定量的情報に変換され、その定量的情報に基づいて、予め設定した各作業装置のほ場作業効率が補正される。尚、予め設定した各作業装置のほ場作業効率は過去の試験結果などから得られた平均値である。
【0115】
立地条件入力部19において各立地条件を選択入力すると、選択操作された各選択ボタンの表示状態が非選択状態から選択状態に切り換わる。そして、各立地条件に対応する定性的情報(選択ボタンの表示内容)と定量的情報(ほ場作業効率に対する補正値)との相関関係を示す相関関係データに基づいて、立地条件に関する各入力情報が定性的情報から定量的情報に変換され、その定量的情報に基づいて、予め設定した各作業装置の実作業率が補正される。尚、予め設定した各作業装置の実作業率は過去の試験結果などから得られた平均値である。
【0116】
基本情報、各作業条件、各立地条件の入力後に、表示画面をトラクタ用の条件設定画面16からトラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23に切り換えると、各作業装置による年間作業面積が年間作業面積表示部27で表示され、選択した各作業条件に基づいて補正されたほ場作業効率がほ場作業効率表示部28で表示され、選択した各立地条件に基づいて補正された実作業率が実作業率表示部29で表示される。
【0117】
ここで、作業幅入力部24に、ロータリ耕耘装置の作業幅、水田プラウの刃幅と連数、代かきハローの作業幅、施肥装置や播種装置の作業幅、を入力すると、水田プラウの作業幅が、刃幅、連数、所定の計算式、に基づいて算出され、作業幅入力部24に備えた水田プラウの作業幅表示欄(符号無し)で表示される。
【0118】
作業速度入力部25に各作業時の作業速度を入力すると、各作業装置の作業幅、作業速度、補正後の各作業装置のほ場作業効率、所定の計算式、に基づいて、各作業装置による1時間当たりのほ場作業量が算出され、第1ほ場作業量表示部30で表示される。
【0119】
時間入力部26に各作業装置による1日の作業時間を入力すると、1日の作業時間、補正後の各作業装置の実作業率、所定の計算式、に基づいて、各作業装置による1日当たりの実作業時間が算出され、実作業時間表示部31で表示される。
【0120】
各作業装置による1時間当たりのほ場作業量と各作業装置による1日当たりの実作業時間とが算出されると、それらの算出結果、所定の計算式、に基づいて、各作業装置による1日当たりのほ場作業量が算出され、第2ほ場作業量表示部32で表示される。
【0121】
各作業装置による1日当たりのほ場作業量が算出されると、その算出結果、所定の計算式、に基づいて、各作業装置の作業能率が算出され、作業能率表示部33で表示される。
【0122】
つまり、適正農作業機選定シミュレーション用の制御プログラムに基づく制御装置2の制御作動によって、トラクタを使用するほ場の作業条件や立地条件が適正に考慮されたトラクタ選定用のシミュレーションを簡単に行うことができ、その作業条件や立地条件に応じた適正なトラクタを容易に選定することができる。
【0123】
しかも、トラクタの作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の作業条件に関する情報のうち、影響の大きい4つの作業条件情報のみを人為入力させ、又、農作業機の作業能率及びほ場作業量に影響を及ぼす多数の立地条件に関する情報のうち、影響の大きい2つの立地条件情報のみを人為入力させるようにしていることから、作業条件情報及び立地条件情報の入力に要する手間の削減を図りながら、作業条件及び立地条件を考慮して算出されるトラクタの作業能率及びほ場作業量を信頼性の高いものにすることができる。
【0124】
又、作業条件情報及び立地条件情報の入力方法を、定性的な表現を用いた選択操作式にしたことで、作業条件情報及び立地条件情報を数値入力させる場合に比較して、作業条件情報及び立地条件情報を入力する際の考察時間の短縮を図りながら、的確な作業条件情報及び立地条件情報を得ることができ、作業条件情報及び立地条件情報を考慮して算出されるトラクタの作業能率及びほ場作業量を信頼性の高いものにすることができる。
【0125】
ところで、各作業条件に基づいて予め設定した各作業装置のほ場作業効率を補正する上において、各作業装置のほ場作業量に対する影響の大きい作業条件に関する情報による補正値を、各作業装置のほ場作業量に対する影響の小さい作業条件に関する情報による補正値よりも、補正量が大きくなるように設定してある。
【0126】
又、各立地条件に基づいて予め設定した各作業装置の実作業率を補正する上において、各作業装置の実作業時間に対する影響の大きい立地条件に関する情報による補正値を、各作業装置の実作業時間に対する影響の小さい立地条件に関する情報による補正値よりも、補正量が大きくなるように設定してある。
【0127】
これによって、作業条件及び立地条件を考慮して算出されるトラクタの作業能率及びほ場作業量をより信頼性の高いものにすることができる。
【0128】
各作業装置の作業能率が作業能率表示部33で表示された後、表示画面を、トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面23からトラクタ用の年間機械利用経費画面35に切り換えると、各作業装置の作業能率が作業能率表示部37で表示され、補正後の各作業装置の実作業率が実作業率表示部38で表示され、予め設定したトラクタ及び各作業装置の固定費率が固定費表示部39に備えた固定費率表示欄(符号無し)で表示される。
【0129】
又、基本情報入力部17に入力されたトラクタの馬力、トラクタの馬力と燃料消費量との相関関係を示す相関関係データ、に基づいて、燃料消費量が割り出されて、変動費表示部40に備えた燃料消費量表示欄(符号無し)で表示され、基本情報入力部17に入力された燃料費が燃料単価として変動費表示部40に備えた燃料単価表示欄(符号無し)で表示され、燃料消費量、燃料単価、各作業装置の作業能率、所定の計算式、に基づいて、各作業装置の1ヘクタール当たりの燃料・潤滑油費が算出され、変動費表示部40に備えた燃料・潤滑油費表示欄(符号無し)で表示され、作業能率、実作業率、基本情報入力部17に入力されたオペレータの労賃、所定の計算式、に基づいて、オペレータの各作業での1ヘクタール当たりの労賃が算出され、変動費表示部40に備えたオペレータの労賃表示欄(符号無し)で表示される。
【0130】
固定費表示部39に備えた購入金額入力欄(符号無し)に、キーボード6の人為操作によってトラクタ及び各作業装置の購入金額を数値入力すると、それらの入力情報、トラクタ及び各作業装置の固定費率、所定の計算式、に基づいて、トラクタ及び各作業装置の固定費が算出され、固定費表示部39に備えた各作業装置の固定費表示欄(符号無し)で表示され、その算出されたトラクタの固定費、所定の計算式、に基づいて、トラクタの1ヘクタール当たりの固定費が算出され、変動費表示部40に備えた固定費表示欄(符号無し)で表示され、算出したトラクタの1ヘクタール当たりの固定費、各作業装置の1ヘクタール当たりの燃料・潤滑油費、オペレータの各作業での1ヘクタール当たりの労賃、所定の計算式、に基づいて、各作業装置の変動費が算出され、変動費表示部40に備えた各作業装置の変動費表示欄(符号無し)で表示され、算出したトラクタ及び各作業装置の固定費と変動費、作業面積、所定の計算式、に基づいて、年間機械利用経費が算出され、利用経費表示部41で表示される。
【0131】
年間機械利用経費が利用経費表示部41で表示された後、表示画面を、トラクタ用の年間機械利用経費画面35からトラクタ用の損益分岐点画面43に切り換え、各作業の受託料金入力部45に受託料金を数値入力し、使用する作業装置を選択すると、選択した作業装置の固定費、変動費、受託料金、所定の計算式、に基づいて、損益分岐点が算出され、各損益分岐点表示部47,48で表示される。
【0132】
尚、田植機選定用のシミュレーション、自脱形コンバイン選定用のシミュレーション、普通形コンバイン選定用のシミュレーション、での各操作手順、それらの操作に基づいて行われる演算処理、それらによって得られる表示内容、などについての説明は省略するが、基本的には、上述したトラクタ選定用のシミュレーションでの操作手順、その操作に基づいて行われる演算処理、それらによって得られる表示内容、などと同じである。
【0133】
〔第2実施形態〕
【0134】
ところで、耕種計画に沿ったより適切な農作業機選定用のシミュレーションを行うためには、耕種計画に基づく栽培暦を作成することが望ましいが、栽培暦の作成にはかなりの手間を要することになる。
【0135】
そこで、ここでは、第1実施形態で例示した適正農作業機選定用のシミュレーション装置1に栽培暦作成機能を装備したものについて説明する。
【0136】
図示は省略するが、このシミュレーション装置1においては、図2に示すメインメニュー画面11に、「栽培暦」と表示された第5選択ボタンが表示される。そして、マウス7の人為操作によって第5選択ボタンが操作されると、その操作に基づく制御装置2の制御作動で、ディスプレイ8で表示される画面が、メインメニュー画面11から栽培暦作成用の操作画面200(図19及び図20参照)に切り換わる。
【0137】
図19及び図20に示すように、栽培暦作成用の操作画面58には、栽培予定作物の種類を選択するための「水稲」、「麦」、「大豆」、とそれぞれ表示された3つの種類選択ボタン201〜203、栽培予定作物の品種を選択するための「品種1」、「品種2」、「品種3」、とそれぞれ表示された3つの品種選択ボタン204〜206、栽培予定作物の品種名と作付け面積を入力するための第1入力部207、栽培予定作物に対する各種作業の作業期間を入力するための第2入力部208、各入力部207,208に入力された情報に基づいた栽培暦の作成を開始させるための栽培暦作成ボタン209、などが表示されている。
【0138】
そして、各県ごとで作成された耕種基準や個々に計画した耕種計画などに基づいて、各入力部207,208に、品種名、作付け面積、作業期間、を入力し、栽培暦作成ボタン209を操作すると、それらの入力に基づく栽培暦210(図21参照)を画面表示(プリントアウトでもよい)することができ、この栽培暦210から、作業の重複などを容易に把握することができ、各作業に要する機械台数や人員数の検討、あるいは、耕種計画の変更を行うことができる。
【0139】
又、栽培暦210を作成することで作業適期間内日数を自動的に割り出すことができ、この作業適期間内日数、第1実施形態で例示した農作業機のシミュレーションで得られる各農作業機の1日当たりのほ場作業量、予め設定した作業可能日数率、所定の計算式、に基づいて、各農作業機の負担可能面積を算出することができ、この各農作業機の負担可能面積、実際の計画作業面積、所定の計算式、に基づいて、各農作業機の利用効率を算出することができ、これらの算出結果を画面表示させることで、より適正な農作業機の選定や耕種計画の変更を容易に行うことができる。
【0140】
そして、一般的には、この利用効率が80〜100%になることが望ましいとされていることから、算出した利用効率が80%に満たない場合には、利用効率が80〜100%になるように、シミュレーションする農作業機を変更する、作業規模を拡大する、などの見直しを容易に行うことができ、算出した利用効率が100%を少し超える場合であれば、利用効率が80〜100%になるように、シミュレーションする農作業機を変更する、作業期間や作業時間を調整する、などの見直しを容易に行うことができ、算出した利用効率が100%を大幅に超える場合には、シミュレーションする農作業機を、より大きい作業能力を有するものに変更する、使用する農作業機の台数を増やす、などの見直しを容易に行うことができる。
【0141】
その結果、全ての農作業機の利用効率を80〜100%の間で揃えるといった好適な農作業機の選定を行うことも可能になる。
【0142】
尚、この適正農作業機選定用のシミュレーション装置1での操作手順としては、先ず栽培暦を作成し、その後に各農作業機のシミュレーションを行うことになる。
【0143】
そして、この適正農作業機選定用のシミュレーション装置1では、農作業機のシミュレーション画面において、機械台数を入力するための機械台数入力部、機械台数を表示するための機械台数表示部、などを表示させるといった機械台数の増加に対する機能、あるいは、機械台数の増加に伴って、第1号機用のシミュレーション、第2号機用のシミュレーション、などを個々に行えるようにするといった機械台数の増加に対する機能、などが備えられることになる。
【0144】
尚、第1実施形態及び第2実施形態における所定の計算式のそれぞれは、農作業の機械化に関する種々の文献で示されている周知のものであることから、それらの説明は省略する。
【0145】
第1実施形態及び第2実施形態で例示した適正農作業機選定用のシミュレーション装置1に、地域情報を入力するための地域情報入力部を設け、この地域情報入力部に入力された地域情報に基づいて、地域によって異なる種々の情報、例えば、各県ごとで作成された耕種基準、地区ごとの気象条件で異なる1日の作業時間、作業可能日数率、などを得られるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】適正農作業機選定用のシミュレーション装置の構成を示すブロック図
【図2】メインメニュー画面を示す図
【図3】トラクタ用の条件設定画面を示す図
【図4】トラクタ用のほ場作業量&作業能率画面を示す図
【図5】トラクタ用の年間機械利用経費画面を示す図
【図6】トラクタ用の損益分岐点画面を示す図
【図7】田植機用の条件設定画面を示す図
【図8】田植機用のほ場作業量&作業能率画面を示す図
【図9】田植機用の年間機械利用経費画面を示す図
【図10】田植機用の損益分岐点画面を示す図
【図11】自脱形コンバイン用の条件設定画面を示す図
【図12】自脱形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面を示す図
【図13】自脱形コンバイン用の年間機械利用経費画面を示す図
【図14】自脱形コンバイン用の損益分岐点画面を示す図
【図15】普通形コンバイン用の条件設定画面を示す図
【図16】普通形コンバイン用のほ場作業量&作業能率画面を示す図
【図17】普通形コンバイン用の年間機械利用経費画面を示す図
【図18】普通形コンバイン用の損益分岐点画面を示す図
【図19】栽培暦作成用の操作画面を示す図
【図20】栽培暦作成用の操作画面を示す図
【図21】栽培暦を示す図
【符号の説明】
【0147】
19 作業条件入力部
20 立地条件入力部
24 作業幅入力部
25 作業速度入力部
26 時間入力部
60 作業条件入力部
61 立地条件入力部
64 条数入力部
66 作業速度入力部
67 時間入力部
101 作業条件入力部
102 立地条件入力部
105 条数入力部
107 作業速度入力部
108 時間入力部
143 作業条件入力部
144 立地条件入力部
147 作業幅入力部
148 作業速度入力部
149 時間入力部
【出願人】 【識別番号】594001948
【氏名又は名称】クボタ機械サービス株式会社
【出願日】 平成19年1月16日(2007.1.16)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎


【公開番号】 特開2008−173019(P2008−173019A)
【公開日】 平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願番号】 特願2007−7006(P2007−7006)