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【発明の名称】 電離放射線照射の海藻量産装置および海藻量産方法
【発明者】 【氏名】陳衍昌

【氏名】李孟洲

【氏名】郭明朝

【氏名】黄文松

【氏名】陳家杰

【氏名】門立中

【氏名】林彬

【氏名】陳冠因

【氏名】劉學絢

【氏名】陳威希

【要約】 【課題】生長を刺激して、厚さを増加し、生長期を短縮して、必要とする海藻を大量に生産繁殖できる効果が得られる電離放射線照射の海藻量産装置および海藻量産方法を提供する。

【解決手段】収納区とフィルターがある収納ユニットと、収納区に設けられた立体枠と、立体枠上に、囲むように設けられる付着ユニットと、収納ユニットの一側に設置された放射線照射ユニットと、が含有され、生産繁殖する時、収納ユニットの収納区に培養液を注入し、付着ユニットに複数の藻類芽胞を着床させ、また、フィルターを利用して、培養液が、収納区において、流水式により培養され、また、放射線照射ユニットにより、必要とする供与量で照射し、各藻類芽胞が藻類芽生えに生長した後、付着ユニットを取り出して、戸外流水池に入れ込み、再び、流水式により培養し、各藻類が適当な長さまで生長してから、付着ユニットから採集する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも収納区があり、該収納区にフィルターがある収納ユニットと、
上記収納ユニットの収納区に設置される立体枠と、
上記立体枠を囲むように設けられる付着ユニットと、
上記収納ユニットの一側に設置される放射線照射ユニットと、
が含有される、ことを特徴とする電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項2】
該収納ユニットの収納区には、培養液が注入されることを特徴とする請求項1に記載の電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項3】
該培養液は海水であることを特徴とする請求項2に記載の電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項4】
該立体枠は、少なくとも、複数の横方向棒と縦方向棒とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項5】
該付着ユニット上には複数の藻類芽胞が設置されることを特徴とする請求項1に記載の電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項6】
該付着ユニットは綿ロープであることを特徴とする請求項1に記載の電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項7】
該放射線照射ユニットは、電離放射線照射源であることを特徴とする請求項1に記載の電離放射線照射の海藻量産装置。
【請求項8】
少なくとも、
立体枠を用意して、該立体枠上に囲むように付着ユニットが設けられるステップ1と、
上記付着ユニットが設けられた立体枠を、培養液が注入された収納ユニットに入れ込むステップ2と、
付着ユニット上に複数の藻類芽胞を着床させ、また、収納ユニットにフィルターを設置して、培養液が、収納ユニットにおいて、流水式により培養されるステップ3と、
放射線照射ユニットにより、収納ユニットの一側から、必要とする供与量で、該複数の藻類芽胞に対して照射するステップ4と、
付着ユニット上の複数の藻類芽胞が、藻類芽生えに生長した後、付着ユニットを取り出して、戸外流水池に入れ込み、再び、流水式により培養するステップ5と、
各藻類が適当な長さまで生長してから、付着ユニットから採集するステップ6と、
が含有される、ことを特徴とする海藻量産方法。
【請求項9】
該立体枠は、少なくとも、複数の横方向棒と縦方向棒から構成されることを特徴とする請求項8に記載の海藻量産方法。
【請求項10】
該付着ユニットは綿ロープであることを特徴とする請求項8に記載の海藻量産方法。
【請求項11】
該培養液は海水であることを特徴とする請求項8に記載の海藻量産方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電離放射線照射の海藻量産装置および海藻量産方法に関し、特に、閾下増進効果(hormesis)を利用する方法により、生長を刺激して、厚さを増加し、生長期を短縮して、海藻を大量に生産繁殖できるものに関する。
【背景技術】
【0002】
一般の従来の海藻生産方法は、平面枠7上に、囲むように綿ロープ71が設けられ(図9のように)、また、該綿ロープ71上に複数の藻類芽胞72を着床させ(図10のように)、その後、該平面枠7を海水81が含有される培養皿8に設置し(図11のように)、予定時間を経過すると、複数の藻類芽胞72が藻体73に成長してから(図12のように)採集して、そして、色々に適用する。
【0003】
上記の従来の海藻生産方法は、予定時間で、複数の藻類芽胞72を藻体73に生長させることができるが、該平面枠7は体積が比較的に小さい平面式の枠であるため、該平面枠7の一面に位置する綿ロープ71だけに藻類芽胞72を着床させ(もう一面が培養皿8に接触しているため)、そのため、複数の藻類芽胞72が、平面枠7の一面にある綿ロープ71だけで藻体73に成長し、必要とする海藻を大量に生産繁殖できなく、従来の海藻生産方法は、実用的とは言えない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、閾下増進効果(hormesis)を利用する方法により、生長を刺激して厚さを増加し、生長期を短縮して必要とする海藻を大量に生産繁殖する効果が得られる電離放射線照射の海藻量産装置および海藻量産方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記目的を達成するため、収納区とフィルターがある収納ユニットと、収納区に設けられる立体枠と、立体枠上に囲むように設けられる付着ユニットと、収納ユニットの一側に設置される放射線照射ユニットと、が含有され、生産繁殖する時、収納ユニットの収納区に培養液を注入し、付着ユニットに複数の藻類芽胞を着床させ、また、フィルターを利用して、培養液が、収納区において、流水式により培養され、また、放射線照射ユニットにより、必要とする供与量で照射し、各藻類芽胞が藻類芽生えに生長した後、付着ユニットを取り出して、戸外流水池に入れ込み、再び、流水式により培養し、各藻類が適当な長さまで生長してから、付着ユニットから採集する電離放射線照射の海藻量産装置および海藻量産方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1と2は、それぞれ、本発明の立体外観概念図と本発明の立体分解概念図である。図のように、本発明は、電離放射線照射の海藻量産装置であり、少なくとも、収納ユニット1と立体枠2、付着ユニット3及び放射線照射ユニット32から構成され、閾下増進効果(hormesis)を利用する方法により、生長を刺激して厚さを増加し、生長期を短縮して必要とする海藻を大量に生産繁殖することが得られる。
【0007】
上記収納ユニット1は、少なくとも、収納区11があり、該収納区11はフィルター12がある。
【0008】
該立体枠2は上記の収納ユニット1の収納区11に設置され、少なくとも、複数の横方向棒21と縦方向棒22から構成される。
【0009】
該付着ユニット3は綿ロープであり、囲むように上記の立体枠2に設けられる。
【0010】
該放射線照射ユニット32は電離放射線源であり、上記の収納ユニット1の一側に設置される。上記の構造により新規の海藻量産装置が構成される。
【0011】
図3と4、5、6、7及び8は、それぞれ、本発明のステップ1の概念図と本発明のステップ2の概念図、本発明のステップ3の概念図、本発明のステップ4の概念図、本発明のステップ5の概念図及び本発明のステップ6の概念図である。図のように、本発明は、少なくとも、次のステップがある。
【0012】
長さが40センチメートル、幅が30センチメートル、高さが30センチメートル、鋼材直径が0.7センチメートルのステンレス枠である立体枠2を用意して、該立体枠2上に、囲むように、直径が1センチメートル、全長が33メートルの綿ロープである付着ユニット3が設けられるステップ1(図3のように)である。
【0013】
上記の囲むように付着ユニット3が設けられた立体枠2を、120リットルのポリ塩化ビニル(PVC)製の長方形桶である収納ユニット1の収納区11に入れ込んで、100リットルの海水である培養液4を収納区11に注入し、培養液4の液面が立体枠2上の付着ユニット3より高くなるようにするステップ2(図4のように)である。
【0014】
付着ユニット3上に複数の藻類芽胞5を着床させ、また、収納ユニット1の収納区11にフィルター12を設置し、陽光が照射できる箇所に放置して(温室内)培養し、約1〜2日後、複数の藻類芽胞5の遊動細胞が、完全に付着ユニット3上に付着し、また、15日後、肉眼が見える藻体長さが0.5〜1.0mmである藻類芽生え51に生長すると、流速が50〜75ml.sec−1のフィルター12で海水を濾過して、流水式により培養するステップ3(図5のように)である。
【0015】
電離放射線射源である放射線照射ユニット32により、収納ユニット1の一側から照射時間に基づいて、制御された必要とする供与量で、該複数の藻類芽胞5に対して照射するステップ4(図6のように)である。また、本発明において、次の方式によって照射することもでき、即ち、照射サンプルを水密箱に入れ込んで蓋を覆い、そして、レール昇降台により水池中の照射座に沈下し、また、照射源が水池の底部にある照射座の傍に位置し、水密箱において、供与量分布テストにより測定した必要とする供与量が5グレイ/分(Gy/min)で、照射実験に必要とする供与量が5、10、15 Gyに設定すれば、ストップウォッチで照射時間を、それぞれ1、2、3分測定し、時間が経つと、水密箱を照射源から離間させるか、水面から取り出す。
【0016】
付着ユニット3上の複数の藻類芽胞が、40日経過で藻類芽生え51に生長してから、約3.0〜5.0mmの藻類芽生え51が付着した付着ユニット3を取り出し、また、該付着ユニット3を100センチメートル毎に切断し、また、直径が0.6センチメートルのロープ31で連結してから、該付着ユニット3を長さが4.4m、幅が2.2m、高さが1.3m、水深が0.9m、海水の容積が約8.7m3である戸外流水池6に入れ込んで、流速300がml.sec−1である新鮮な海水で、再び、流水式により培養するステップ5(図7のように)である。
【0017】
各藻類が適当な長さ(約10センチメートル以上)である藻体52に生長した後、直接に、人工により、付着ユニット3から藻類52を採集し、また、濾過した海水で洗浄してから、摂氏70度のオーブンに入れ込んで乾燥し、そして、重量を測って生物量を算出するステップ6(図8のように)である。
【0018】
以上の説明のように、本発明に係わる電離放射線照射の海藻量産装置によれば、有効的に、従来の諸欠点を改善でき、閾下増進効果(hormesis)を利用する方法により、生長を刺激して厚さを増加し、生長期を短縮して、必要とする海藻を大量に生産繁殖できる効果が得られるため、本発明は、より進歩的且つより実用的であり、法に従って特許請求を出願する。
【0019】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それによって制限されることが無く、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の立体外観概念図
【図2】本発明の立体分解概念図
【図3】本発明のステップ1の概念図
【図4】本発明のステップ2の概念図
【図5】本発明のステップ3の概念図
【図6】本発明のステップ4の概念図
【図7】本発明のステップ5の概念図
【図8】本発明のステップ6の概念図
【図9】従来の藻類の製作方式の概念図
【図10】従来の藻類の製作方式の概念図
【図11】従来の藻類の製作方式の概念図
【図12】従来の藻類の製作方式の概念図
【符号の説明】
【0021】
(本発明)
1 収納ユニット
11 収納区
12 フィルター
2 立体枠
21 横方向棒
22 縦方向棒
3 付着ユニット
31 ロープ
32 放射線照射ユニット
4 培養液
5 藻類芽胞
51 藻類芽生え
52 藻体
6 流水池
(従来)
7 平面枠
71 綿ロープ
72 藻類芽胞
73 藻体
8 培養皿
81 海水
【出願人】 【識別番号】595165656
【氏名又は名称】行政院原子能委員会核能研究所
【出願日】 平成18年12月27日(2006.12.27)
【代理人】 【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎

【識別番号】100106448
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 伸介

【識別番号】100141379
【弁理士】
【氏名又は名称】田所 淳


【公開番号】 特開2008−161089(P2008−161089A)
【公開日】 平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願番号】 特願2006−352156(P2006−352156)