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【発明の名称】 古木の倒壊防止法
【発明者】 【氏名】林 慎一郎

【氏名】林 宏三郎

【氏名】林 加奈子

【要約】 【課題】本発明は、支柱などを立てる余地のない狭い道路わきの古木の倒壊を防止する技術の提案にある。

【解決手段】本発明は、幹中に空洞を生じ倒壊の危惧ある古木の幹に垂直にパイプを地中に届くまで打ち込むことを特徴とする古木の倒壊防止法である。樹木の外側に支柱などを立てる余地のない場合でも、樹木の幹の中にパイプを地中にまで打ち込むことで内部からの支えとし、必要に応じモルタルを内部に充填あるいは上方からパイプを介して枝を吊るして支えるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
幹中に空洞を生じ倒壊の危惧ある古木の幹内にパイプを地中に届くまで打ち込むことを特徴とする古木の倒壊防止法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、古木の倒壊防止技術に属する。
【背景技術】
【0002】
道路に沿って植樹された桜などが古木となり、内部に大きな空洞を生じ、台風などにより樹木全体が吹き倒される危険性を有するものがある。そのため樹木をその外側から支えるための支柱をたて倒壊防止とすることが一般的である。特開2002−305993には根元覆い板と複数に分割可能な幹支え部からなる保護装置が開示されている。しかし道路沿いなど敷地の狭さのため、あるいは交通の障害となるなどの理由により必要な根元覆い板、幹支え部からなる外側から支える保護装置では樹木を保護することが難しい場合がある。
【0003】
【特許文献1】特開2002−305993
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、支柱などを立てる余地のない狭い道路わきの古木の倒壊を防止する技術の提案にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、幹中に空洞を生じ倒壊の危惧ある古木の幹内にパイプを地中に届くまで打ち込むことを特徴とする古木の倒壊防止法である。樹木の外側に支柱などを立てる余地のない場合でも、樹木の幹の中にパイプを地中にまで打ち込むことで内部からの支えとした。
【発明の効果】
【0006】
樹木の内部にパイプを支柱として打ち込むため、街路樹のように周囲に支柱を立てる余地のない場合でも適用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下本発明を図により詳細に説明する。
図1は本発明が適用される空洞の生じた古木を示している。点線で示した部分が空洞である。
図2は、本発明の概念図であり、古木の幹にパイプを古木の支柱として必要な深さまで地中に打ち込んだ状態を示している。
【0008】
パイプの打ち込みは地中に杭などを打ち込む方法で実施可能である。パイプは樹木の枝の分かれ目などから垂直あるいは幹の傾斜に沿って錐状に幹内に打ち込むことで実現できる。特に大きな空洞が内部にある樹木では簡単に実施できる。
【0009】
図3は、本発明の他の実施例である。表面に透孔を有するパイプを使用し、パイプよりモルタルあるいは樹脂をパイプから樹木内の空洞を満たすように流し込んだものである。必要に応じて空洞内の腐食物は削り取るあるいは空洞内を真空状態にして除去してから実施する。
【0010】
図4は細いパイプを複数用いた例である。上記例に限らず、太いパイプ、細いパイプを併用して支持することもできる。パイプに限らず鋼製の棒をパイプの代わりに使用してもよい。
【0011】
図5は樹木の内部に打ち込んだパイプを樹木の上方にまで伸ばし、そのパイプを支柱として、樹木の枝を上方から吊って支えるようにしたものである。
【0012】
パイプを打ち込む作業中は樹木の周辺における交通などの障害となるが、樹木内部に支柱を設けるため、作業終了後は従来ある樹木以上の場所を占拠するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明が適用される古木の状態を示す概念図である。
【図2】本発明を示す実施例の一番目の例である。
【図3】本発明を示す実施例の二番目の例である。
【図4】本発明を示す実施例の三番目の例である。
【図5】本発明を示す実施例の四番目の例である。
【符号の説明】
【0014】
1 樹木
2 空洞
3 パイプ
4 モルタル
【出願人】 【識別番号】306024805
【氏名又は名称】株式会社 林物産発明研究所
【出願日】 平成18年10月11日(2006.10.11)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−92850(P2008−92850A)
【公開日】 平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願番号】 特願2006−277620(P2006−277620)