| 【発明の名称】 |
ガーデニング用緑化システム等に使用する自動給水調整弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤本 一
【氏名】藤本 威
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| 【要約】 |
【課題】ガーデニング用緑化システム等において、植栽容器に常に適量の水を供給することができるようにした自動給水調整弁を提供すること。
【構成】給水調整弁10が、植栽容器内に設けた給水カップと給水タンクとを接続した水供給パイプ4に設けられており、弁体内部に形成した弁室16内において、水の注入側に形成した弁座111に球体17を当接し、水の排出側に設けたコイルバネ18によって球体17を弁座111に押圧する。給水タンクと接続した水供給パイプ4を自動給水調整弁10の水注入側に接続し、給水タンクを給水カップよりも高い位置に設置する。給水調整弁10は、円筒状に形成された第1の弁ケース11と第2の弁ケース12とからなり、両者はOリングを介して着脱自在にねじ結合されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 給水調整弁(10)が、植栽容器(1)内に設けた給水カップ(2)と給水タンク(3)とを接続した水供給パイプ(4)に設けられており、弁体内部に形成した弁室(16)内において、水の注入側に形成した弁座(111)に球体(17)を当接し、水の排出側に設けたコイルバネ(18)によって上記球体を上記弁座に押圧し、上記給水タンクと接続した水供給パイプを上記給水調整弁の水注入側に接続し、上記給水カップと接続した水供給パイプを上記給水調整弁の水注出側に接続し、上記給水タンクを上記給水カップよりも高い位置に設置したことを特徴とするガーデニング用緑化システム等に使用する自動給水調整弁。 【請求項2】 給水調整弁(10)は、円筒状に形成された第1の弁ケース(11)と第2の弁ケース(12)とからなり、上記第1の弁ケースの先端側に第1のケース接続雄ネジ(13)が形成され、上記第2の弁ケースの基端側に第2のケース接続雌ネジ(14)が形成されており、Oリングを介して上記第1の弁ケース及び第2の弁ケースをねじ結合したことを特徴とする請求項1に記載のガーデニング用緑化システム等に使用する自動給水調整弁。 【請求項3】 給水カップ(2)が、セラミックを素焼きした透水性を有する資材で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガーデニング用緑化システム等に使用する自動給水調整弁。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、主としてガーデニング用緑化システム等に使用する自動給水調整弁に関するものである。 【背景技術】 【0002】 本願発明者は、ベランダ又は屋上で成育するのに好適なガーデニング用緑化システムを開発し、特許文献1により提案した。 【特許文献1】特開2004−248623号公報 【0003】 特許文献1に記載の発明は、植生基板ユニット1と給水ユニット2とからなり、植生基板ユニット1は、パン3の底部に敷設された保水材4、保水材4の上面に敷設された導水シート5、導水シート5に接続した給水配管部6を備えており、給水配管部6は接続管7を介して給水ユニット2と接続されている。また、植生基板ユニット1は、複数個を有しており、各パン3に設けられた給水配管部6は接続管7によって互いに接続されているものである。 【0004】 給水配管部6は、中空パイプ状セラミック多孔管10に接続管7を介して給水ユニット2から水が供給されるものであり、多孔管10の外周には導水シート5が複数重に巻かれている。これにより、接続管7を通って多孔管10に導入された水は、多孔内部を伝って導水シート5に滲み出し、毛細管現象によってパン3の内部に一面に広がり土壌8を通じて植物9に吸収され、また、過剰水は保水材4を通じてパン3に形成された排水孔を通じて排水されるのである。 【0005】 提案されたシステムは、セラミック多孔管の孔径を0.0001〜0.1mmの範囲内に設定することにより、植生基板ユニット内への配水と給水のバランスがよく、過剰な水の供給が防止できると説明されているが、水の供給が、給水ユニット2と多孔管10との水頭差によって行われるので、どうしても過剰に供給される傾向にあり改善されることが望まれていた。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明の課題は、ガーデニング用緑化システム等において、植栽容器に供給する水が供給過剰になることなく常に適量を供給できるようにした自動給水調整弁を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 解決手段の第1は、給水調整弁が、植栽容器内に設けた給水カップと給水タンクとを接続した水供給パイプに設けられており、弁体内部に形成した弁室内において、水の注入側に形成した弁座に球体を当接し、水の排出側に設けたコイルバネによって上記球体を上記弁座に押圧し、上記給水タンクと接続した水供給パイプを上記給水調整弁の水注入側に接続し、上記給水カップと接続した水供給パイプを上記給水調整弁の水注出側に接続し、上記給水タンクを上記給水カップよりも高い位置に設置したことを特徴とするものである。 【0008】 解決手段の第2は、第1の解決手段において、給水調整弁が、円筒状に形成された第1の弁ケースと第2の弁ケースとからなり、上記第1の弁ケースの先端側に第1のケース接続雄ネジが形成され、上記第2の弁ケースの基端側に第2のケース接続雌ネジが形成されており、Oリングを介して上記第1の弁ケース及び第2の弁ケースをねじ結合したことを特徴とするものである。 【0009】 解決手段の第3は、第1又は第2の解決手段において、給水カップが、セラミックを素焼きした透水性を有する資材で形成されていることを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0010】 請求項1は、給水調整弁の弁体内に形成した弁室おいて、水の供給側に形成した弁座に球体を当接し、水の排出側に設けたコイルバネによって上記球体を弁座に押圧して調整弁を「閉」状態としたものであって、給水カップから水が排出して弁室内の水圧が低下し、給水タンクから供給される水の圧力が上記コイルバネの付勢力より強くなると、供給される水の圧力が、コイルバネの付勢力に抗して球体を後退させて調整弁を「開」として水を給水カップに供給するものであるから、給水タンクと給水カップの水頭差によって当該給水カップに給水するものであるが、植栽にとって最適な量の水を植栽容器に供給できることの効果を有している。 【0011】 請求項2は、給水調整弁が、円筒状に形成された第1の弁ケースと第2の弁ケースとからなり、第1の弁ケースにケース接続雄ネジを形成し、第2の弁ケースにケース接続雌ネジを形成し、両者がOリングを介してねじ結合されたものであるから、弁体内部に形成する弁室並びに当該弁室内に収容する球体及びコイルバネの組立てが容易となることの効果がある。 【0012】 請求項3は、給水カップが、セラミックを素焼きした透水性を有する資材で形成されているから、給水カップに供給された水は、土壌に含まれる水分によって自動的に出入するので、水の管理が容易に行えるものとなっている。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 図1は本発明の自動給水調整弁を使用した緑化システムを示す側面図、図2は自動給水調整弁の断面図、図3は同部品図である。 【0014】 図1を参照して緑化システムの概要を説明する。例示した緑化システムは、植栽容器1内に設けた給水カップ2が、給水タンク3に水供給パイプ4を介して接続されたものであって、給水カップ2が、例えば、セラミックを素焼きした透水性を有する資材で形成されているものである。また、植栽容器1には土壌が収容されていて、給水カップ2は土壌中に埋設されているものである。 【0015】 給水タンク3から水供給パイプ4を経て給水カップ2に供給された水は、土壌水分の状態により、土壌が乾燥していれば給水カップ2から水が吸出し、逆に土壌水分が多い場合は土壌中の水分がカップ内に吸入される。その後は、土壌水分に応じて給水カップ2内の水が出入し、土壌水分張力に対して平衡状態を維持する。 【0016】 本発明は、土壌水分の状態により給水カップ2から水が出入する時に生ずる水圧差を検出して水の供給路を開閉するものであって、上記した水供給パイプ4に給水調整弁10を設けたものである。図中、21は給水タンク3と給水調整弁10を接続した水供給パイプ4に設けた第1の開閉コック、22は給水調整弁10と給水カップ2を接続した水供給パイプ4に設けた第2の開閉コックである。 【0017】 図2及び図3を参照して給水調整弁の詳細を説明する。給水調整弁10は、円筒状に形成され、水の注入側となる第1の弁ケース11と、水の排出側となる第2の弁ケース12とを有し、第1の弁ケース11の先端側にケース接続雄ネジ13を形成し、第2の弁ケース12の基端側にケース接続雌ネジ14を形成し、これらのケース接続雄ネジ13及びケース接続雌ネジ14により着脱自在に結合したものである。 【0018】 また、第1の弁ケース11及び第2の弁ケース12には、Oリング15を介して結合した時に、内部に弁室16が形成されるようになっている。弁室16内では、第1の弁ケース11の略中央部に形成した弁座111に球体17を当接すると共に、第2の弁ケース12の略中央部に形成した係合段部121にコイルバネ18を係合し、第1の弁ケース11と第2の弁ケース12をねじ結合した時、上記球体17がコイルバネ18によって弁座111に押圧されるように収容されている。 【0019】 第1の弁ケース11と水供給パイプ4の接続は、当該水供給パイプ4の先端側に設けた第1のパイプ接続ナット31を第1の弁ケース11の基端部に設けた第1のパイプ接続雌ネジ112とねじ結合し、また、第2の弁ケース12と供給パイプ4の接続は、当該水供給パイプ4の基端側に設けた第2のパイプ接続ナット32を第2の弁ケース12の先端部に設けた第2のパイプ接続雌ネジ122とねじ結合して接続されており、給水タンク3からの水は、水供給パイプ4を経て第1の弁ケース11に注入され、弁室16を通って第2の弁ケース12から注出し、水供給パイプ4aを経て給水カップ2に供給される。 【0020】 なお、本明細書において、各部材の「基端側又は基端部」とは、給水タンク3に向う部分をいい、また、「先端側又は先端部」とは、植栽容器1に向う部分をいう。 【0021】 植栽容器1はベランダ又は屋上などに設置し、給水タンク3は懸垂架台30に上記給水カップ2よりも高い位置に設置する。ただし、給水タンク3は設置される位置が給水カップ2よりも高い位置であればよく、懸垂架台30が取付け手段の例示であることは勿論である。給水カップ2への水の供給は、給水タンク3と給水カップ2の水頭差による水圧を利用する。 【0022】 実施形態では、給水タンク3と給水カップ2を接続した水供給パイプ4に給水調整弁10を設けたものであるから、土壌が乾燥状態になって、給水カップ2から水が吸出して弁室16内の水圧が低下すると、給水タンク3からの水の圧力がコイルバネ18に抗して球体17を後退させ、これにより、水調整弁10が「開」となって給水タンク3からの水が弁室16を通って給水カップ2に供給される。 【0023】 また、土壌中に水が満たされている場合は、給水カップ2から水が吸出しないだけでなく、土壌中の水分が給水カップ2内に吸入されるから、たとえ、給水タンク3から供給される水に圧力があっても給水調整弁10は「閉」でなくてはならない。 【0024】 給水調整弁10の弁室16内にコイルバネ18によって弁座111を閉塞している球体17は、弁室16内の水圧が高い場合は、給水タンク3から供給される水の圧力に打勝って弁室16を閉塞して水調整弁10を「閉」状態とする。したがって、土壌水分が必要量だけ確保されている時は植栽容器1に不要な水が供給されることがなく、常に適量の水が供給できるようになっている。 【0025】 また、本発明は、給水調整弁10が、第1の弁ケース11と第2の弁ケース12とからなり、両者をねじ結合したものであるから、弁体内部に形成する弁室並びに当該弁室内に収容した球体及びコイルバネの組立が容易となるものである。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】本発明の自動給水調整弁を使用した緑化システムを示す側面図。 【図2】自動給水調整弁の断面図。 【図3】自動給水調整弁の部品図。 【符号の説明】 【0027】 1 植栽容器 2 給水カップ 3 給水タンク 4 水供給パイプ 10 給水調整弁 11 第1の弁ケース 12 第2の弁ケース 13 第1のケース接続雄ネジ 14 第2のケース接続雌ネジ 15 Oリング 16 弁室 17 球体 18 コイルバネ 21 第1の開閉コック 22 第2の開閉コック 30 懸垂架台 31 第1のパイプ接続雄ネジ 32 第2のパイプ接続雄ネジ 111 弁座 112 第1のパイプ接続雌ネジ 121 係合段部 122 第2のパイプ接続雌ネジ
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| 【出願人】 |
【識別番号】391023530 【氏名又は名称】サンケイ理化株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067770 【弁理士】 【氏名又は名称】中山 清
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| 【公開番号】 |
特開2008−61566(P2008−61566A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−242372(P2006−242372) |
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