| 【発明の名称】 |
コンテナ袋を利用した植栽器およびその使用方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】安井 宏昭
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| 【要約】 |
【課題】剪定された枝葉等を原料とする堆肥の有効利用を簡単且つ安価に実行することができるようにする。
【構成】資材の輸送に広く用いられている安価なフレキシブルコンテナ袋に代表されるコンテナ袋の外周壁2にスリット状やポケット状等とした植栽用開口部3を上下左右方向に所定間隔をあけて多数形成してなる植栽器本体1に、公園の樹木や街路樹を剪定した際に生ずる枝葉等を原料とする堆肥11を入れ、植栽器本体1の上部開口部1aおよび植栽用開口部3に草花9や野菜等を植えたことを特徴とする植栽器10であって、これを道路や公園等における所定位置まで輸送して設置することで花壇や車止め等として使用する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンテナ袋の外壁に複数の植栽用開口部を形成してなる植栽器本体。 【請求項2】 コンテナ袋が市販のフレキシブルコンテナ袋である、請求項1記載の植栽器本体。 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の植栽器本体内に主として植物系堆肥が収容された、植栽器。 【請求項4】 請求項3記載の植栽器における栽培器本体の上部開口部および植栽用開口部に植物を植え、バリケードまたは車止めとして用いることを特徴とする、植栽器の使用方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、フレキシブルコンテナ袋に代表されるコンテナ袋と堆肥を用いた植栽器およびその使用方法に関する。 【背景技術】 【0002】 公園の樹木や街路樹を剪定した場合、切り落とされた枝葉は公園の花壇における空きスペースや所定の空き地等に集積して堆肥化されるが、剪定のたびに大量の枝葉が生ずるため、これを集積しておく場所の確保が難しくなってきている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従来、前述したような堆肥を有効利用するために、公園や道路わきにおける花壇に前記堆肥を撒いているが、堆肥の輸送の困難性等からその使用場所が近隣に限られるため、堆肥の有効利用が十分に図られていないのが実情である。 【0004】 また、道路わきの美感を向上させるために、草花等を植えたプランターを道路わきに並べることも行われているが、道路施設の一部として設置されるプランターは風雨による転倒や移動を防止するために通常、コンクリート製等の頑強なものが必要となるため、設置に費用がかかるという問題がある。 【0005】 本発明の目的は、剪定された枝葉等を原料とする堆肥の有効利用を簡単且つ安価に実行することができるコンテナ袋を利用した植栽器およびその使用方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 請求項1記載の本発明は、コンテナ袋の外壁に複数の植栽用開口部を形成してなる植栽器本体である。 【0007】 コンテナ袋としては、資材等を運ぶための種々の袋が含まれ、通気性や通水性を有するものが好ましく、網地等であっても良い。また、材質も合成繊維製または天然繊維製、或いはそれらを組み合わせたものであっても良い。 【0008】 請求項2記載の本発明は、請求項1記載の植栽器本体について、コンテナ袋が通称トン袋と呼ばれるフレキシブルコンテナ袋であることを特徴とするものである。 【0009】 請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2記載の植栽器本体内に主として植物系堆肥が収容された植栽器である。 【0010】 本発明において、植物系堆肥とは、樹木の枝葉や草等の植物を堆積して肥料化したものをいい、腐葉土も含まれる。また、植栽器本体内には、植物系堆肥以外にパーライト、バーミキュライト、ピートモスおよびバーク等の土質改良材を加える場合もある。 【0011】 請求項4記載の本発明は、請求項3記載の植栽器における栽培器本体の上部開口部および各植栽用開口部に植物を植え、バリケードまたは車止めとして用いることを特徴とする植栽器の使用方法に関するものである。また、植栽器の設置場所は、植栽器本体の底部から中の堆肥へ雨水が吸い上げられることを促進するために、なるべく低地にするのが好ましい。 【発明の効果】 【0012】 本発明に係る植栽器は、コンテナ袋を利用した植栽器本体内に軽量な植物系堆肥を主に入れたものであるため、その輸送が容易に行えることから、公園の樹木や街路樹の剪定で生ずる枝葉を集積して堆肥化した場所から広範囲の場所まで輸送して設置することが可能となる。そのため、前記剪定枝葉を用いた堆肥の消費が促進され、堆肥の集積場所から大量の堆肥が運び出されることとなり、したがって、既存の枝葉集積場所の有効利用が図られ、別途枝葉集積場所を確保する必要がなくなる。 【0013】 しかも、本発明に係る植栽器は、安価なコンテナ袋と堆肥を用いたものであるため、従来のプランターによる植栽の場合に比べて、大幅に低い費用で道路わきの花壇等をつくることができる。また、外観的にもコンテナ袋の上部開口や各植栽用開口部に植えられた草花等によって植栽器全体が飾られたようになるため、見る人に華やいだ感覚を与える。 【0014】 この他、本発明の植栽器に野菜を植える場合には、簡易な菜園として利用できるため、例えば、当該植栽器が設置された場所の地域住民が地域の菜園として野菜を栽培し、収穫するといったことも可能となる。 【0015】 また、本発明に係る植栽器をバリケードまたは車止めとして用いた場合、前述した花壇や菜園として利用すると共に、地域の交通安全にも寄与し得る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。 【0017】 図1および図2に示すように、(1)は植栽器本体であって、市販されている有底円筒状のフレキシブルコンテナ袋における外周壁(2)に植栽用開口部(3)を上下左右方向に所定間隔をあけて多数形成したものである。本実施形態では、植栽用開口部(3)は左右方向に伸びるスリット状となされている。 【0018】 (4)は植栽器本体(1)として利用されているフレキシブルコンテナ袋が有する左右一対の懸吊用ロープであり、これらロープ(4)の両端は、フレキシブルコンテナ袋の外底部(1c)から外周壁(2)にわたって付設された懸吊用帯体(6)の両上端部(6a)に連結されており、また懸吊用帯体(6)は、両端が外周壁(2)に縫着されている方形の取付片(7)によって、フレキシブルコンテナ袋に取り付けられている。 【0019】 なお、図中(8)は取付片(7)と外周壁(2)との間に介在された方形の補強片を示す。 【0020】 図3および図4に示すように、植栽器本体(1)内には、公園の樹木や街路樹を剪定した際に生ずる枝葉を原料とした植物系堆肥(11)が収容されており、植栽器本体(1)の上部開口部(1a)並びに各植栽用開口部(3)には草花(9)が植えられている。また、堆肥(11)を植栽器本体(1)に入れるにあたり、植栽器本体(1)の底部にパーライトやピートモス等の土質改良材を入れておく場合もある。なお、植栽器本体(1)内には土は入れられていない。 【0021】 なお、植栽器本体(1)内に堆肥(11)を入れることで植栽器本体(1)の外周壁(2)に外方向への荷重が加わり、その結果、植栽用開口部(3)が裂けて必要以上に大きくなることを防止するために、植栽用開口部(3)の周囲にその内側または外側、或いは両側から接着剤(図示せず)が塗布されている。また、接着剤を塗布する代わりに同様の目的で植栽用開口部(3)の両端部を縫っても良い。 【0022】 本実施形態の植栽器(10)は、前述したように、フレキシブルコンテナ袋を利用した植栽器本体(1)内に植物系堆肥(11)を入れたものであるため、全体として軽量であり、そのため懸吊用ロープ(4)を用いてフォークリフトやクレーンで容易に吊り上げて所定の設置場所まで簡単に移動することができる。そして、図5に示すように、歩道(R)に本実施形態の植栽器(10)を置くだけで、該植栽器(10)が車止めの役目をすると共に、植栽器(10)に植えられた草花(9)が歩道(R)の美感を高めることとなる。この場合、植栽器(10)は、その内部の堆肥(11)によって、適度の通水性および通気性並びに保水性を有すると共に歩道(R)に降った雨水を植栽器本体(1)の底部から吸い上げるため、別途灌水する必要もない。 【0023】 図6に示す植栽器(2)は、その本体(1)における上部開口部(1a)並びに各植栽用開口部(3)に前記草花(9)に代えてネギ(5)が植えられており、このような植栽器(20)を道路わきに車止め等として置いておけば、その地域の住民が地域の菜園として利用することもできる。 【0024】 図7および図8に示す植栽器本体(21)は、前記スリット状とした植栽用開口部(3)の構造を変更したものであって、外周壁(2)に底部が開口したポケット状の植栽用開口部(23)を設けたものである。本実施形態の植栽器本体(21)についても、上記実施形態と同様に、堆肥を入れ、植物や野菜等を植えることができる。 【0025】 なお、植栽器本体(1)(21)として利用されるフレキシブルコンテナ袋の上部開口縁に蓋が縫着されている場合には、該蓋を開口縁部へ巻いてたたんだ状態するか、或いは蓋部自体を切除しても良い。 【産業上の利用可能性】 【0026】 本発明の植栽器は、安価な市販のコンテナ袋を利用し、その内部に剪定枝葉等を原料とする堆肥を入れたものであるため、費用をかけずに種々の場所に設置することができ、道路や公園等の公共の場所での緑化計画における導入が期待される。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】実施形態に係る植栽器本体の斜視図である。 【図2】同植栽器本体の断面図である。 【図3】草花を植えた状態の植栽器の斜視図である。 【図4】同じく植栽器の断面図である。 【図5】植栽器を車止めとして歩道に設置した例を示す使用参考図である。 【図6】野菜(ネギ)を植えた状態の植栽器の斜視図である。 【図7】植栽用開口部を変更した植栽器本体の斜視図である。 【図8】同植栽器本体の外周壁の断面図である。 【符号の説明】 【0028】 (1) 植栽器本体 (2) 外周壁 (3) 植栽用開口部 (11) 堆肥
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| 【出願人】 |
【識別番号】500489107 【氏名又は名称】グリーンリサイクル株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月21日(2006.8.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100121418 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 修
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| 【公開番号】 |
特開2008−43293(P2008−43293A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−224271(P2006−224271) |
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