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【発明の名称】 輻射照射による海藻激成方法
【発明者】 【氏名】陳家杰

【氏名】陳衍昌

【氏名】陳冠因

【氏名】劉學絢

【氏名】林彬

【氏名】李孟洲

【氏名】郭明朝

【氏名】▲黄▼文松

【氏名】傅應凱

【氏名】林武智

【氏名】沈立漢

【要約】 【課題】輻射照射による海藻激成方法を提供する。

【構成】低供与量の放射線を海藻に照射し、海藻に激成作用して、海藻の生長速度が加速し、海藻の人工養殖の生産量を増加し、また、海藻のバイオマスエネルギーが向上され、新規エネルギーを提供できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、
a、海藻幼生を、海藻培養液が含有される遠心分離管に入れこむステップと、
b、水中において、供与量が5Gy乃至100Gyであるコバルト60ガンマ線を、海藻幼生が収納される遠心分離管に照射し、激成作用を発生させるステップと、
c、遠心分離管内の海藻幼生を、海藻培養液が含有される三角フラスコに入れ込み、当該三角フラスコを植物培養器で培養するステップと、
が含有される、
ことを特徴とする輻射照射による海藻激成方法。
【請求項2】
当該海藻は、アオサであることを特徴とする請求項1に記載の輻射照射による海藻激成方法。
【請求項3】
当該海藻培養液は、滅菌済みの海水で、海水塩度が3.5%で、1リットルの海水に1mlの飽和酸化ゲルマニウム水溶液が添加されることを特徴とする請求項1に記載の輻射照射による海藻激成方法。
【請求項4】
当該遠心分離管の容量は、50mlで、40mlの海藻培養液が含有されることを特徴とする請求項1に記載の輻射照射による海藻激成方法。
【請求項5】
当該ステップbにおいて、植物培養器の培養条件は、温度が20乃至30℃で、光度が145乃至155μEm-2-1で、光周期が12/12時間(光/暗)であることを特徴とする請求項1に記載の輻射照射による海藻激成方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、輻射照射による海藻激成方法に関し、特に、海藻に放射線を照射して、激成作用が発生し、海藻の生長速度とバイオマスエネルギーが向上されるものに関する。
【背景技術】
【0002】
エネルギーは、我々の日常生活において、不可欠のものであり、例えば、食物や衣服、住居、交通、教育及び娯楽は、エネルギーと深い関係を持つ。工業や商業の繁栄と物質文明の高度発展に伴って、人類は、巨大のエネルギーと環境のプレッシャーに面する。
【0003】
既存のエネルギーの大部分は、石炭や石油及び天然ガス等の化石燃料であるが、化石燃料の蓄蔵量が一定であり、インキュベーションが非常に長いから、燃料の生成速度が遅いが、使用速度が速くて、化石エネルギーの無くなることを更に加速する。大量に化石燃料を使用すると、容易に温暖化ガスを生成することにより、酸性雨が発生し、また、地球温暖化等の問題が派生し、そして、自然資源が枯渇になることも無視してはできない状態である。米エネルギー部エネルギー情報局によれば、各初級エネルギーにおいて、石油が40年で、天然ガスが60年で、石炭が200年で、原子エネルギーであるウラニウムが70年で、枯渇になる。一般の百姓は、省エネルギーの意識が薄いため、使用慣習の修正や省エネルギーの啓蒙が重要視され、一方、積極滴に代替エネルギーと再生エネルギーを発展するのも、至急の課題である。
【0004】
台湾において、化石エネルギーが欠如し、また、原子力電源の発展空間が制限される。膨大の民生や産業エネルギーを提供するために、再生エネルギーの開発や研究が重要視されている。例えば、太陽エネルギーや地熱、風力及び潮汐等の再生や代替性エネルギーの研究は、既に積極的に着手するが、客観の環境条件が不足で、開発コストが高い状態であるため、バイオマスエネルギーの研究や利用は、先見的の思考方向である。地球の生物資源が非常に豊富で、推定によれば、地球において、年に、光合成による生物質が、約1,725億トンである。再生できるエネルギー資源として、これらの生物質が有するエネルギーは、世界エネルギー総消費量の10〜20倍であるが、現在において、僅か、1%〜3%の極めに低い利用率である。そのため、当該生物質エネルギーについて、エネルギー変換技術を開発して、化石エネルギーを代替するものとするのが、最も良い方法である。また、海藻は、バイオマスエネルギー材料の一つであり、化石エネルギーを代替するバイオマスエネルギーとする場合、海藻の生産量を維持することが必要であり、現在において、大型の藻類は、野生が多く、その生長地点が海岸で、磯等に固着し、その品質や生産量は、天候や地域によって制限され、そのため、快速的に海藻を培養し、そして、海藻の生産量を向上する方法を開発する必要があり、これにより、安定的な生産量で高品質の海藻を提供でき、そして、新規のエネルギーをできる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、海藻に放射線を照射し、激成作用により、海藻が快速的に生長でき、海藻の人工養殖の速度と生産量が向上され、そして、海藻のバイオマスエネルギーを向上できる輻射照射による海藻激成方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、a、海藻幼生を、海藻培養液が含有される遠心分離管に入れ込むステップと、b、水中において、供与量が5乃至100Gyであるコバルト-60ガンマ線を、海藻幼生が収納される遠心分離管に照射して、激成作用を発生するステップと、c、遠心分離管にある海藻幼生を、海藻培養液が含有されるより大きい三角フラスコに入れ込み、また、当該三角フラスコを植物培養器に入れ込んで培養するステップと、が含有される輻射照射による海藻激成方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本発明の流れ概念図である。図のように、本発明は、輻射照射による海藻激成方法で、海藻に放射線を照射して、激成作用を発生し、海藻の生長速度と生産量が向上され、少なくとも、ステップa:海藻幼生を、40mlの海藻培養液が含有される遠心分離管に入れ込み、当該海藻幼生が、海藻付着器に付着する生殖細胞から萌芽したもので、海藻幼生の長さが、1乃至1.5mmで、長さが約5乃至7センチメートルである海藻幼生が付着した綿ロープを、40mlの海藻培養液が含有される遠心分離管に入れ込み、当該海藻培養液が、滅菌済みの海水で、海水塩度が3.5%で、1リットルの海水に1mlの飽和酸化ゲルマニウム水溶液を添加することにより調製されるステップと、ステップb:水中において、供与量が5乃至100Gyであるコバルト60ガンマ線を、海藻幼生が収納される遠心分離管に照射するステップと、ステップc:遠心分離管にある海藻幼生を、海藻培養液が含有される三角フラスコに入れ込み、また、当該三角フラスコを植物培養器に入れ込んで培養し、放射線照射された海藻幼生が、当該三角フラスコに入れ込まれ、当該三角フラスコを植物培養器に入れ込み、温度が20乃至30℃で、光度が145乃至155μEm-2-1で、光周期が12/12時間(光/暗)である培養条件で、培養するステップと、が含有される。
【0008】
上記の方法によれば、海藻幼生にコバルト-60輻射を照射することにより、激成作用が発生し、これにより、海藻の生長速度や海藻の人工養殖の生産量が向上され、また、海藻がバイオマスエネルギーの材料で、本発明の方法により、海藻の生長速度と生産量が向上されるため、バイオマスエネルギー材料を新規のエネルギーとする基礎が構築される。
【0009】
以下、実施例を挙げて説明する。
【実施例】
【0010】
海藻幼生がアオサである実施例
本実施例の海藻幼生は、アオサであり、少なくとも、ステップa:アオサの幼生を40mlの海藻培養液が含有される遠心分離管に入れ込み、アオサの幼生が、海藻付着器に付着する生殖細胞から萌芽したもので、長さが約6センチメートルであるアオサの幼生がが付着した綿ロープを、40mlの海藻培養液が含有される遠心分離管に入れ込み、当該海藻培養液が、滅菌済みの海水で、海水塩度が3.5%で、1リットルの海水に1mlの飽和酸化ゲルマニウム水溶液を添加することにより調製されるステップと、ステップb:水中において、供与量が15Gyであるコバルト-60ガンマ線を、アオサの幼生が収納される遠心分離管に照射し、輻射照射によりアオサに激成作用が発生するステップと、ステップc:遠心分離管にあるアオサの幼生を、海藻培養液が含有されるより大きい三角フラスコに入れ込み、また、当該三角フラスコを植物培養器に入れ込んで培養し、当該植物培養器が、温度が24℃で、光度が150μEm-2-1で、光周期が12/12時間(光/暗)である培養条件で、培養するステップと、が含有される。
【0011】
図2は、本発明において、放射線の供与量と海藻の重量との関係図である。図のように、少なくとも一つのアオサの幼生を複数の遠心分離管に入れ込んで、それぞれ、異なる供与量の放射線を照射し、その後、三角フラスコに入れ込んで植物培養器で所定の時間に培養し、また、綿ロープに付着しているアオサを取り出してベーキングし、そして、綿ロープを除去して、アオサの乾物重を測定する。第1の棒グラフ11は、供与量が5Gyである放射線を照射する時、照射された後のアオサの幼生の乾物重が約0.08g/cmであり、第2の棒グラフ12は、供与量が15Gyである放射線を照射する時、照射された後のアオサの幼生の乾物重が約0.1g/cmであり、第3の棒グラフ13は、供与量が25Gyである放射線を照射する時、照射された後のアオサの幼生の乾物重が約0.078g/cmであり、第4の棒グラフ14は、供与量が50Gyである放射線を照射する時、照射さらた後のアオサの幼生の乾物重が約0.038g/cmであり、第5の棒グラフ15は、供与量が100Gyである放射線を照射する時、照射された後のアオサの幼生の乾物重が約0.035g/cmであり、第6の棒グラフ16は、放射線を照射しない時、アオサの幼生の乾物重が約0.06g/cmであり、上記から分かるように、供与量が5乃至25Gyである放射線を照射すると、照射された後のアオサの幼生の乾物重が、放射線を照射していないアオサの幼生の乾物重より重く、その中、供与量が15Gyであるコバルト-60放射線を照射することにより得られた乾物重が最も重い。
【0012】
以上のように、本発明に係わる輻射照射による海藻激成方法によれば、有効に、従来の海岸採集する時、天候や地形による生産量と品質が安定ではない様々の欠点を改善でき、輻射照射された海藻は、激成作用により、生長速度が加速され、海藻の人工養殖の生産量と生長速度が向上されるため、バイオマスエネルギー材料を新規のエネルギーとする基礎が構築され、本発明は、より実用的なものであるため、法に従って特許請求を出願する。
【0013】
以上は、ただ、本発明のよりよい実施例であり、本発明は、それによって制限されず、本発明に係わる特許請求や明細書に従って行う等価の変更や修正は、全てが、本発明に係わる特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の流れ図
【図2】本発明の放射線供与量と海藻乾物重の関係図
【符号の説明】
【0015】
a〜c ステップ
11 第1の棒グラフ
12 第2の棒グラフ
13 第3の棒グラフ
14 第4の棒グラフ
15 第5の棒グラフ
16 第6の棒グラフ
【出願人】 【識別番号】595165656
【氏名又は名称】行政院原子能委員会核能研究所
【出願日】 平成18年7月25日(2006.7.25)
【代理人】 【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎

【識別番号】100106448
【弁理士】
【氏名又は名称】中嶋 伸介

【識別番号】100141379
【弁理士】
【氏名又は名称】田所 淳


【公開番号】 特開2008−22814(P2008−22814A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−201778(P2006−201778)