| 【発明の名称】 |
刈込機 |
| 【発明者】 |
【氏名】三森 豊樹
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| 【要約】 |
【課題】部品点数及び組立工数が削減してコストダウンを図ることができる刈込機を提供すること。
【構成】一方が本体に固定され、対向して配されたホルダプレート5とブレードホルダ6(ホルダ部材)と、これらのホルダプレート5とブレードホルダ6の間に配された上ブレード3と下ブレード4とを有する刈込機において、ブレードホルダ6に、ホルダプレート5に接する複数の凸部6bを設ける。ここで、前記凸部6bはブレードホルダ6にプレス成形等によって一体に突設される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一方が本体に固定され、対向して配された2枚のホルダ部材と、該ホルダ部材の間に配された上ブレードと下ブレードと、を有する刈込機において、 2枚の前記ホルダ部材の一方に、他方に接する複数の凸部を設けたことを特徴とする刈込機。 【請求項2】 前記ホルダ部材に前記凸部を一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の刈込機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、草や木の枝を切断する刈込機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 この種の刈込機は、一方が本体に固定された2枚のホルダ部材を所定距離隔てて上下に配置し、長手方向の両端縁に複数の切刃を形成して成る上ブレードと下ブレードを上下に重ね合わせて前記ホルダ部材間に介装し、これらの上ブレードと下ブレードを互いに逆方向に交互に往復運動させて所要の作業を行うものある。 【0003】 ここで、従来の刈込機のブレード組付構造を図7及び図8に示す。 【0004】 図7は従来の刈込機のブレード組付構造を示す分解斜視図、図8は同ブレード組付構造を示す部分断面図であり、これらの図において、103は上ブレード、104は下ブレードであって、図7に示すように、これらの上ブレード103と下ブレード104の幅方向両端縁には複数の切刃103a,104aが長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。そして、これらの上ブレード103と下ブレード104には複数(図示例では4つ)の長孔103b,104bが長手方向に適当な間隔でそれぞれ形成されている。 【0005】 他方、106は一端が不図示の本体に固定されたブレードホルダ、105は該ブレードホルダ106の上方に配されるホルダプレートであって、前記上ブレード103と下ブレード103は上下に重ね合わされた状態でホルダプレート105とブレードホルダ106との間に往復動可能に介装される。 【0006】 ところで、ホルダプレート105とブレードホルダ106の間で上ブレード103と下ブレード104を往復動させるために必要な空隙をホルダプレート105とブレードホルダ106間に確保するために、上ブレード103と下ブレード104にそれぞれ形成された複数の長孔103b,104bに円筒状のディスタンスリング120をそれぞれ嵌め込み、図8に示すように、ブレードホルダ106に形成された円孔106cに下方から挿通するネジ108をディスタンスピース120とホルダプレート105の円孔105aに通し、該ネジ108のホルダプレート105から上方に突出する上端部に螺合するナット109を締め付けることによって、ホルダプレート105とブレードホルダ106間にディスタンスリング120の高さ分の間隔を確保していた(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平11−243779号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 上記従来のブレード組付構造では、上ブレード103と下ブレード104が摺動しながら往復動するために必要な空隙をホルダプレート105とブレードホルダ106間に確保するために、最低2個のディスタンスリング120が必要であり、又、これらのディスタンスリング120はホルダプレート105とブレードホルダ106とは別体に構成されていたため、部品点数及び組立工数が増加してコストアップを招くという問題があった。 【0008】 本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、部品点数及び組立工数が削減してコストダウンを図ることができる刈込機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、一方が本体に固定され、対向して配された2枚のホルダ部材と、該ホルダ部材の間に配された上ブレードと下ブレードと、を有する刈込機において、2枚の前記ホルダ部材の一方に、他方に接する複数の凸部を設けたことを特徴とする。 【0010】 請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ホルダ部材に前記凸部を一体に形成したことを特徴とする。 【発明の効果】 【0011】 請求項1記載の発明によれば、上下2枚のホルダ部材の間に所定の間隔(上ブレードと下ブレードを挟持し得る間隔)を確保するための凸部を一方のホルダ部材に設けたため、従来のように別部品としてのディスタンスリングが不要となり、部品点数の削減を図ることができる。又、別部品としてのディスタンスリングを1つずつ組み込む手間が省かれるため、組付工数の削減が図られ、前記部品点数の削減と相挨て当該刈込機のコストダウンを図ることができる。 【0012】 請求項2記載の発明によれば、プレス成形等によってホルダ部材に凸部を一体に形成することによって、部品点数及び組立工数を削減することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 【0014】 図1は本発明に係る刈込機の外観斜視図、図2は同刈込機のブレード組付構造を示す分解斜視図、図3は同ブレード組付構造を示す部分断面図である。 【0015】 図1に示す刈込機1は、本体2から水平に延びる上下の上ブレード3と下ブレード4(図2参照)を備えており、これらの上ブレード3と下ブレード4とは上下に重ね合わせられ、これらは同じく水平に延びる上下のホルダプレート5とブレードホルダ6(図2参照)との間に往復動可能に介装されている。尚、図1に示すように、本体2からは給電用の電源コード7が延びている。 【0016】 ここで、上記上ブレード3と下ブレード4の幅方向両端縁には鋸刃状の複数の切刃3a,4aが長手方向に沿ってそれぞれ形成されており、図2に示すように、これらの上ブレード3と下ブレード4には、長さ方向に長い4つの長孔3b,4bが長さ方向に適当な間隔でそれぞれ形成されている。又、上ブレード3と下ブレード4の本体2側の端部には幅方向に長い長孔状の係合孔3c,4cがそれぞれ形成されている。 【0017】 又、図2に示すように、前記ホルダプレート5は、幅方向両端縁が上方に起立する横断面U字状のチャンネル部材で構成されており、その幅方向中央には4つの円孔5aが長手方向に適当な間隔(上ブレード3と下ブレード4に形成された前記長孔3a,4aと同じ間隔)で形成されている。 【0018】 更に、前記ブレードホルダ6は、平板状に成形され、その本体2側の端部には円形凹部6aが形成され、幅方向中央の前記ホルダプレート5に形成された前記円孔5aと同じ位置には計4つの有底筒状の凸部6bが例えばプレス成形によって一体に突設されている。ここで、各凸部6bの上面は後述のように前記ホルダプレート5の下面に当接するが(図3参照)、この上面には円孔6c(図3参照)がそれぞれ形成されている。又、このブレードホルダ6の本体2側の端部の前記円形凹部6aの周りには4つの円孔6dが形成されている。 【0019】 而して、上ブレード3と下ブレード4は、上下に適当な間隔で配置されるホルダプレート5とブレードホルダ6との間に上下に重ね合わされて往復動可能に介装されるが、以下、それらの組付要領について説明する。 【0020】 先ず、上ブレード3と下ブレード4を、これらに各々形成された長孔3b,4bを合わせた状態で上下に重ね合わせ、上下に重ね合わされた上ブレード3と下ブレード4の各長孔3b,4bにブレードホルダ6に突設された各凸部6bを嵌め込んで上ブレード3と下ブレード4をブレードホルダ6の上に載置する。 【0021】 次に、ブレードホルダ6の凸部6bの上にホルダプレート5を重ね合わせ、該ホルダプレート5に形成された円孔5aとブレードホルダ6に突設された凸部6bの円孔6cとを合わせ、図3に示すように、各凸部6bの内側(下方)からネジ8を円孔6c,5aに通し、該ネジ8のホルダプレート5から上方に突出する上端部に螺合するナット9を締め付ける。すると、ホルダプレート5とブレードホルダ6とが組み付けられ、ブレードホルダ6の凸部6bの上面がホルダプレート5の下面に当接することによって、ホルダプレート5とブレードホルダ6との間隔が凸部6bの高さhに設定され、両者の間に上ブレード3と下ブレード4が上下に重ね合わされた状態で往復動可能に介装される。 【0022】 次に、本発明に係る刈込機1の内部構造と動作を図4及び図5に基づいて説明する。 【0023】 図4は本発明に係る刈込機要部の側断面図、図5は同刈込機のブレードの動作を示すクランクカム部分の底面図である。 【0024】 図4に示すように、刈込機1の本体2には駆動源であるモータ10が縦置き状態で内蔵されており、このモータ10の出力軸(モータ軸)11は図4の垂直下方に延び、その中間部はベアリング12を介してホルダ13に回転可能に支持され、その端部(図4の下端部)にはピニオン14が形成されている。 【0025】 又、前記ホルダ13には、図4において垂直下方に延びるピン15が前記出力軸11と平行に圧入されており、このピン15にはギヤ16とクランクカム17が回転可能に支持されている。ここで、ギヤ16は、出力軸11に形成された前記ピニオン14に噛合しており、このギヤ14には前記クランクカム17が嵌合連結されて両者は一体に回転する。尚、ブレードホルダ6の一端(本体2側の端部)は、これに形成された4つの円孔4d(図2参照)に挿通するボルト18と該ボルト18に螺合するナット19によって本体2側に固定されており、これに形成された円形凹部6aにクランクカム17の一部が収容されている。 【0026】 前記クランクカム17には、ピン15に対して偏心した上下2段の円板状の偏心カム17a,17bが互いに180°の位相差をもって一体に形成されており、図5に示すように、上段の偏心カム17aは、上ブレード3の一端に形成された前記係合孔3cに係合し、下段の偏心カム17bは、下ブレード4の一端に形成された前記係合孔4cに係合している。 【0027】 次に、本発明に係る刈込機1の動作について説明する。 【0028】 駆動源であるモータ10に通電されて該モータ10が駆動されると、その出力軸11の回転はピニオン14とギヤ16を介して減速されてクランクカム17に伝達され、該クランクカム17が回転駆動される。そして、このクランクカム17の回転は、前述のように該クランクカム17の上下の偏心カム17a,17bにそれぞれ係合する上ブレード3と下ブレード4の往復運動に変換される。 【0029】 ここで、クランクカム17の上下の偏心カム17a,17bは、前述のようにピン15に対して偏心した位置に180°の位相差をもって形成されているため、上ブレード3と下ブレード4とは互いに逆方向に交互に往復運動し、これらの幅方向両端縁に長手方向に沿って形成された複数の切刃3a,4a(図2参照)によって草や木の枝が刈り込まれる。 【0030】 以上において、本発明に係る刈込機1においては、前述のように上下のホルダプレート5とブレードホルダ6の間に所定の間隔(上ブレード3と下ブレード4を挟持し得る間隔)hを確保するための凸部6bをブレードホルダ6に一体に突設したため、従来のように別部品としてのディスタンスリング120(図7及び図8参照)が不要となり、部品点数の削減を図ることができる。 【0031】 又、別部品としてのディスタンスリング120を1つずつ組み込む手間が省かれるため、組付工数の削減が図られ、前記部品点数の削減と相挨て当該刈込機1のコストダウンを図ることができる。 【0032】 尚、本実施の形態では、プレス成形等によって凸部6bをブレードホルダ6に一体に突設したが、図6に示すように、凸部20をブレードホルダ6とは別体に構成し、この凸部20をブレードホルダ6に溶接等によって結着する構成を採用しても、前記と同様の効果が得られる。又、本実施の形態では、凸部6bをブレードホルダ6側に形成したが、ホルダプレート5側に凸部を形成しても良いことは勿論である。 【図面の簡単な説明】 【0033】 【図1】本発明に係る刈込機の外観斜視図である。 【図2】本発明に係る刈込機のブレード組付構造を示す分解斜視図である。 【図3】本発明に係る刈込機のブレード組付構造を示す部分断面図である。 【図4】本発明に係る刈込機要部の側断面図である。 【図5】本発明に係る刈込機のブレードの動作を示すクランクカム部分の底面図である。 【図6】本発明に係る刈込機のブレード組付構造の別形態を示す部分断面図である。 【図7】従来の刈込機のブレード組付構造を示す分解斜視図である。 【図8】従来の刈込機のブレード組付構造を示す部分断面図である。 【符号の説明】 【0034】 1 刈込機 2 本体 3 上ブレード 3a 上ブレードの切刃 3b 上ブレードの長孔 3c 上ブレードの係合孔 4 下ブレード 4a 下ブレードの切刃 4b 下ブレードの長孔 4c 下ブレードの係合孔 5 ホルダプレート(ホルダ部材) 5a ホルダプレートの円孔 6 ブレードホルダ 6a ブレードホルダの円形凹部 6b ブレードホルダの凸部 6c,6d ブレードホルダの円孔 7 電源コード 8 ネジ 9 ナット 10 モータ 11 モータ出力軸 12 ベアリング 13 ホルダ 14 ピニオン 15 ピン 16 ギヤ 17 クランクカム 17a,17b 偏心カム 18 ボルト 19 ナット
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005094 【氏名又は名称】日立工機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月14日(2006.7.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092853 【弁理士】 【氏名又は名称】山下 亮一
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| 【公開番号】 |
特開2008−17788(P2008−17788A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−193952(P2006−193952) |
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