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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】土居原 純二

【氏名】上加 郁朗

【要約】 【課題】貯留された穀粒の表面水分などを乾かせることによって穀粒の滑りを良好なものとし、穀粒の排出速度を高めて穀粒排出作業の能率を向上させる。

【解決手段】走行装置(3)の上側に走行車台(2)を設け、該走行車台(2)の上側に脱穀装置(5)と穀粒貯留タンク(6)とを並設し、該脱穀装置(5)の前側に刈取装置(4)を設け、前記穀粒貯留タンク(6)を形成する左側板(21a)及び右側板(21b)と該左側板(21a)及び右側板(21b)の下端部に接続した左底板(22a)及び右底板(22b)とを空間部(23)を間に挟んだ内外二重の隔壁から形成し、前記左底板(22a)内の空間部(23)又は右底板(22b)内の空間部(23)にエンジン(19)から排出される排気ガスを送り込むパイプ(23a)を接続する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行装置(3)の上側に走行車台(2)を設け、該走行車台(2)の上側に脱穀装置(5)と穀粒貯留タンク(6)とを並設し、該脱穀装置(5)の前側に刈取装置(4)を設け、前記穀粒貯留タンク(6)を形成する左側板(21a)及び右側板(21b)と該左側板(21a)及び右側板(21b)の下端部に接続した左底板(22a)及び右底板(22b)とを空間部(23)を間に挟んだ内外二重の隔壁から形成し、前記左底板(22a)内の空間部(23)又は右底板(22b)内の空間部(23)にエンジン(19)から排出される排気ガスを送り込むパイプ(23a)を接続したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記右側板(21b)及び左側板(21a)の外側の隔壁と左底板(22a)及び右底板(22b)の外側の隔壁とを断熱材で形成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンバインの走行車台の前部に設けた刈取装置で刈取りした穀稈は、この走行車台の上側に載置した脱穀装置へ供給され、この脱穀装置で脱穀され、脱穀する穀粒は、この脱穀装置から横側へ並設した穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留され、この貯留穀粒を機外へ排出する。
【0003】
前記刈取装置で刈取りし、脱穀装置で脱穀する穀稈の乾燥状態が十分でなく、未乾燥状態(湿材)での刈取り作業をしたときには、脱穀済み穀粒の乾燥状態も不十分であり、このために、特開2005−318811号公報で示すように、穀粒貯留タンクの底の部分で穀粒の圧力により、左右両側の略中央部へ向けて傾斜する左・右底板部での穀粒の滑りが悪くなり、穀粒どうしがくっついたりして、穀粒排出が困難になることが発生していた。
【特許文献1】特開2005−318811号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
脱穀装置で脱穀する穀稈の乾燥状態が十分でなく、未乾燥状態(湿材)での刈取り作業をしたときには、脱穀済み穀粒の乾燥状態も不十分であり、このために、穀粒貯留タンクの底の部分で穀粒の圧力により、左右両側の略中央部へ向けて傾斜する左・右底板部での穀粒の滑りが悪くなり、穀粒どうしがくっついたりして、穀粒排出時に、該左・右底板の流下終端部から略中央部に設けたタンク螺旋への流れ込みが悪くなり、又、該タンク螺旋部と、該左・右底板の流下終端部との間に、穀粒の詰りが発生して、排出ができなくなること等が発生していたが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
即ち、請求項1に記載の発明においては、走行装置(3)の上側に走行車台(2)を設け、該走行車台(2)の上側に脱穀装置(5)と穀粒貯留タンク(6)とを並設し、該脱穀装置(5)の前側に刈取装置(4)を設け、前記穀粒貯留タンク(6)を形成する左側板(21a)及び右側板(21b)と該左側板(21a)及び右側板(21b)の下端部に接続した左底板(22a)及び右底板(22b)とを空間部(23)を間に挟んだ内外二重の隔壁から形成し、前記左底板(22a)内の空間部(23)又は右底板(22b)内の空間部(23)にエンジン(19)から排出される排気ガスを送り込むパイプ(23a)を接続したことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0006】
請求項2に記載の発明においては、前記右側板(21b)及び左側板(21a)の外側の隔壁と左底板(22a)及び右底板(22b)の外側の隔壁とを断熱材で形成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によると、穀粒貯留タンク6の左側板21a及び右側板21bと該左側板21a及び右側板21bの下端部に接続した左底板22a及び右底板22bが排気ガスによって加熱されて高温となり、貯留された穀粒の表面水分などが蒸発して乾くことによって穀粒の滑りが良好になり、穀粒の排出を円滑に行うことができ、穀粒の排出速度を高めて穀粒排出作業の能率を向上させることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明によると、上記請求項1に記載の発明の効果に加えて、穀粒貯留タンク6の左側板21a及び右側板21bと該左側板21a及び右側板21bの下端部に接続した左底板22a及び右底板22bの外側面が過剰な高温になることを防止して、手などが接触したときでも、やけど等をすることを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側には、走行装置3を設け、該走行車台2の前側には、立毛穀稈を刈取りする刈取装置4を設けると共に、該走行車台2の上側面には、刈取り穀稈の供給を受け、この穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀装置5を設け、この脱穀装置5の横側には、脱穀済みで選別済みの穀粒の供給を受けて、一時貯留する穀粒貯留タンク6を載置して設けている。この穀粒貯留タンク6を主に図示し説明する。
【0010】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図4で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、該走行車台2の上側面に脱穀装置5を載置している。該走行車台2の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部に移送し、該脱穀装置5のフィードチェン7aと、挟持杆7bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、該脱穀装置5の右横側へ配設した穀粒貯留タンク6内へ供給され、一時貯留される。
【0011】
前記走行車台2の前方部には、図4で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド8、及び複数の分草体9と、立毛穀稈を引起す複数の引起装置10と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置11の各掻込装置11aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12と、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置5のフィードチェン7aと、挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置11の根元・穂先移送装置13・14等からなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して昇降する。
【0012】
前記刈取装置4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを、走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると該支持杆16aと共に、該刈取装置4が上下回動する。
【0013】
前記刈取装置4の穀稈掻込移送装置11によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀装置5への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
【0014】
前記穀粒貯留タンク6側の前部には、図4で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置17と、操縦席18とを設け、この操縦席18の下側にエンジン19を載置している。
【0015】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース20内の伝動機構20aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ20bを設けている。
【0016】
前記穀粒貯留タンク6は、図1〜図3で示すように、穀稈を脱穀する脱穀装置5の右横側に並設した構成である。
前記穀粒貯留タンク6は、平面視略四角形状に形成するか、又は、前後方に長い長方形状に形成した構成であり、左右両側の左・右側板21a、21bの下端部へ接続する左右両側の左・右底板22a、22bで略V字形状に形成して設け、これら左・右側板21a、21bと、左・右底板22a、22bとの間にわたり、内外二重側板構成にして、中間部に空間室23を形成している。これら二重側板構成の前後両側には、前・後側板24a、24bを設けて、略箱形状の箱体25を形成し、この箱体25内に穀粒を一時貯留する構成である。
【0017】
前記箱体25の底部の一方側の空間室23の上下方向所定位置と、エンジン19のマフラ19aのマフラパイプ19bとの間には、このエンジン19から発生する排気ガスを吸入する挿入パイプ23aを設け、この挿入パイプ23aから該エンジン19から発生する排気ガスを吸入して、空間室23へ供給し、この空間室23を形成した二重構成の左・右底板22a、22b、及び左・右側板21a、21bに付着する湿気を乾燥させ、穀粒の滑りを良好にする構成である。
【0018】
前記穀粒貯留タンク6を形成する二重構成の空間室23共には、エンジン19から発生する排気ガスを吸入すると共に、外側部の左・右側板21a、21bと、外側部の左・右底板22a、22bとは、断熱材により形成して設け、これら左・右側板21a、21b、及び左・右底板22a、22bに直接手が触れた時でも、やけどなどの危険を防止した構成である。
【0019】
前記穀粒貯留タンク6を形成する二重構成の空間室23には、排気ガスを吸入すると共に、外側部の左・右側板21a、21bと、外側部の左・右底板22a、22bとは、断熱材により形成して設け、これら外側部の左・右側板21a、21bと、左・右底板22a、22bとの外側部面部が高湿度になることを防止して、手などが接触したときでも、やけど等を防止することができる。又、穀粒が接触する面の水分が蒸発して乾燥することにより、穀粒の滑りが良好になる。更に、穀粒の詰り発生を防止でき、これにより、排出時間の短縮が可能になる。
【0020】
図5、及び図6で示すように、前記脱穀装置5の空間部23へエンジン19から発生する排気ガスを挿入、及び排出するマフラ19aのマフラパイプ19bには、挿入パイプ23a、及び補助パイプ23bを設け、この補助パイプ23bの吸入口部には、回動自在に切換弁23cを軸支して設け、この切換弁23cの切換操作により、この排気ガスを該空間室23内と、機外とに手動により、切換操作可能に設けている。又は、温度感知装置23dと、該切換弁23cにモータ23eとを設け、この温度感知装置23dの所定温度以上の検出により、このモータ23eが始動操作され、切換弁23cが開操作され、排気ガスが機外へ排出される。穀粒貯留タンク6の底部の左右方向略中央部には、タンク螺旋6aを回転自在に軸支している。
【0021】
これにより、穀粒の詰りを防止できると共に、一定温度以上に上昇することを防止できることにより、火災の発生を防止することができる。
前記穀粒貯留タンク6の右側の空間室23内の略全巾には、図7、及び図8で示すように、前後方向に排ガスパイプ6bを設け、この排ガスパイプ6bには、所定間隔に噴出孔6cを設け、この排ガスパイプ6bと、エンジン19のマフラ19aのマフラパイプ19bとの間には、接続パイプ26を設けて接続させ、該排ガスパイプ6bの各噴出孔6cから排気ガスが空間室23へ供給され、この空間室23の下部から上部を経て機外へ排出する構成である。排気ガスのガス排出口6dを、図2で示すように、該貯留タンク6の後端上部に設け、その他の個所は蓋を設けてもよい。
【0022】
これにより、前記貯留タンク6内全体の温度を均一に上げることができる。
これにより、穀粒の詰り、流れ込み不良を防止できる。
前記穀粒貯留タンク6の底部には、図9で示すように、タンク螺旋(軸)6aを軸支し、このタンク螺旋6aの外端部を軸支した排出支持筒27の外側に螺旋用モータ6eを設け、この螺旋用モータ6eで該タンク螺旋6aと、該排出支持筒27に軸支した縦移送螺旋27aと、排出オーガ28に軸支した排出螺旋28aとを回転駆動して、該貯留タンク6内の貯留穀粒を機外へ排出したり、又は、排出オーガ28の循環口28b部に設けた循環弁28cを開状態に操作して、該穀粒貯留タンク6内を循環させる構成である。
【0023】
前記穀粒貯留タンク6内に貯留した穀粒は、この貯留タンク6内に、図6で示すように、設けた温度感知装置23dにより、温度が検出され、この検出温度と、設定温度が比較され、設定温度より、検出温度が低温度の時には、穀粒を循環させる構成である。
【0024】
これにより、前記穀粒貯留タンク6内の貯留穀粒を循環させることにより、貯留する穀粒全体の乾燥が均一になる。又、排出時の詰り防止が可能であり、排出時間の短縮を図ることができる。更に、循環の「ON」−「OFF」により、効率よく乾燥ができる。
【0025】
前記穀粒貯留タンク6内の上側には、図9で示すように、循環口28bを設けると共に、排出螺旋28aを軸支内装した排出オーガ28の循環口28bが位置する個所には、開閉自在に循環弁28cを設けると共に、該循環口28bの後方部には、図10で示すように、集塵機29を設け、該循環口28b部から該穀粒貯留タンク6内へ供給される穀粒内に混入する塵埃、及び藁屑等を吸入して機外へ排出する構成である。又、該穀粒貯留タンク6の右横側には、脱穀装置5の揚穀口5bを有する揚穀筒5aを設けている。
【0026】
これにより、前記穀粒貯留タンク6内へ供給される穀粒の選別状態が良好になる。又、循環中に藁屑、及び塵埃が排出されることにより、穀粒の乾燥が向上する。
前記操作装置17には、図11で示すように、穀粒排出レバー17cの「入」−「切」操作により、「ON」−「OFF」する接触センサ17dを設けている。穀粒排出レバー17cの「入」操作により、その時点で穀粒貯留タンク6内の穀粒容量を記憶する構成である。
【0027】
記憶した穀粒量の値と、該穀粒貯留タンク6内の穀粒量の差を計算し、排出した穀粒量を算出する構成である。
これにより、排出した穀粒量を知ることができる。
【0028】
前記脱穀装置5の脱穀室5cの内には、図12、及び図13で示すように、扱胴軸5dで扱胴5eを軸支して設け、該扱胴5eの外周部に多種類で多数本の扱歯5fを植設すると共に、これら各扱歯5fの外周部の下側には、扱室網5hを張設し、この扱室網5hの該扱胴5e中心位置には、突起部材5jを設けると共に、この突起部材5jより、フィードチェン7a側に、更にもう一個の突起部材5jを設けている。これら突起部材5j、5jにより、脱穀する穀稈の穂先部を、該各扱歯5fに近接させる構成である。
【0029】
又、前記脱穀室5のフィードチェン7aの側の前後方向には、押圧装置31aを設け、この押圧装置31aには、切刃ステ30を設け、この切刃ステ30には、複数の切刃31bを設けると共に、前後に所定間隔で支持パイプ30aを設け、この各支持パイプ30aには、上下移動自在に各支持軸30bを軸支し、この各支持軸30bの下端部には、穀稈を押さえる前後両端部を上方へ折曲させたバー30cを設け、このバー30cの上側面と、該各支持パイプ30aの下端部との間には、各スプリング30dを設けて、このバー30cを下方へ折圧した構成であり、穀稈を下方へ押圧する構成である。5mは扱室受板である。
【0030】
これにより、脱穀性能の向上を図ることができる。又、穂切れ発生の防止、各扱歯5fと、穀稈の無駄な接触が低減し、所要動力の低減を図ることができる。
図12で示すように、前記押圧装置31aのバー30cには、逆U字形状の押具31dを設けると共に、一方側の支持パイプ30aに「ON」−「OFF」方式のスイッチ31cを設け、該バー30cが過剰に押し上げられると、押具31dでスイッチ31cが「ON」され、この「ON」にともなって、穀稈を脱穀室5c内へ挿入される挿入量が規制される構成である。この規制は、該脱穀装置5の脱穀室5cの入口部に設けた規制板が下降し、供給する穀稈の供給量が少なくなる構成である。
【0031】
これにより、安定した穀稈量を前記脱穀室5c内へ供給することができて、脱穀性能が安定する。
図12、及び図13で示すような前記脱穀装置5の構成において、操作装置17には、主変速レバー17aを回動自在に設け、この主変速レバー17aの近傍部には、図14、及び図15で示すように、サポートモータ32を設け、このサポートモータ32と、該主変速レバー17aとは、ロット32aで接続し、バー30cが過剰に押し上げられると、このバー30cに設けた支持杆31dにより、「ON」−「OFF」方式のスイッチセンサ31cが押されて「ON」する構成である。
【0032】
前記スイッチセンサ31cが一定時間「ON」(脱穀装置5負荷大)になると、サポートモータ32が始動され、主変速レバー17aを所定位置後退させて、作業速度を一段階落とす。又、一段階落としてから更に、一定時間経過しても、該スイッチセンサ31cが「ON」のときは、更に一段落とす。同称にもう一段設定する。
【0033】
前記スイッチセンサ31cが「OFF」になると、サポートモータ32を元に戻し、オペレータの意志で加速が可能になる構成である。
これにより、前記脱穀装置5に負荷がかかり、この脱穀装置5から異常音が発生したり、エンジン19の回転数が低下すれば、作業速度を落とすように指導するが、自動化により、負荷が表面化する前に調節ができる。又、作業速度を落とす割合を三段階とし、過剰に速度を落として作業効率を損なうことを防止できる。更に、脱穀の詰りを防止し、脱粒、選別精度を高くできる。
【0034】
図16、及び図17で示すように、前記主変速レバー17aと、サポートモータ32とは、スプリング32bで接続した構成である。
これにより、オペレータが主変速レバー17aを前進側に操作しても、該サポートモータ32に無理な力がかからず、離せば減速することができる。
【0035】
図18で示すように、操作装置17の表面板部には、脱穀装置5の脱穀室5c内が過負荷状態になると、点灯する警報ランプ17bを設けている。
これにより、オペレータが脱穀負荷が高くなったことを、認識でき、又、負荷が低下して、該警報ランプ17bが消えると、主変速レバー17aを操作し、速度を上げることができると認識できる。
【0036】
前記穀粒貯留タンク6内には、穀粒貯留タンク6へ供給された穀粒量、又は機外へ排出されて、この穀粒貯留タンク6の残穀粒量を検出する金属材等よりなる金属板33a、33bを、図19、及び図20で示すように設け、この金属板33a、33bを、この穀粒貯留タンク6の側板の内側に設けると共に、この金属板33a、33bには、微弱電流を流し、抵抗値を検出する。
【0037】
前記金属板33a、33bの右端部を導線34a、34bでつなぎ、微弱電流を流し抵抗値を検出する。
検出した抵抗値AD変換し、前記金属板33a、33bどうしが接触している長さを算出する。算出した値と容器底面からの高さを対応させる。又、穀粒貯留タンク6の高さに対応する断面積を予め入力しておき、高さが算出されれば、体積も出力できるようにする。
【0038】
穀粒排出レバーが「入」を感知するセンサを設ける。穀粒の排出が開始されると、排出前の容量から穀粒貯留タンク6の残容量を引き、その差を算出する。この算出した排出量と、貯留量とを操作装置17の該穀粒排出レバーの近傍に設けた、モニタに表示する構成である。
【0039】
前記金属板33aの上端部と、下端部とで抵抗値(イ)を測定する。該金属板33a、33bの上端部をつなぎ抵抗値を測定する。
下端部から接触点高さ=金属板33a、33bの長さ(L)×金属板33a、33b上端どうしをつないだ時の抵抗値/2/金属板33aの抵抗値
これにより、穀粒を排出した容量の情報を得ることができる。
【0040】
前記穀粒貯留タンク6内へ貯留した貯留穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク6の後側には、図4で示すように、縦移送螺旋27aを内装した排出支持筒27を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒27の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋28aを伸縮自在に内装した排出オーガ28を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設している。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】穀粒貯留タンク部と、脱穀装置部との背面図
【図2】穀粒貯留タンク部と、脱穀装置部との側面図
【図3】穀粒貯留タンク部と、脱穀装置部との拡大背面図
【図4】コンバインの左側全体側面図
【図5】穀粒貯留タンク部と、脱穀装置部と、エンジン部との拡大側面図
【図6】穀粒貯留タンク部と、エンジン部との拡大背面図
【図7】穀粒貯留タンク部と、エンジン部との拡大背面図
【図8】穀粒貯留タンク部と、エンジン部との拡大側面図
【図9】穀粒貯留タンク部と、脱穀装置部と、エンジン部との側面図
【図10】排出オーガ部と、穀粒貯留タンク部との拡大側面図
【図11】穀粒排出レバーと、接触センサとの側面傾斜図
【図12】脱穀装置の脱穀室部の正断面図
【図13】脱穀装置の押圧装置部の左側面図
【図14】主変速レバー部と、サポートモータ部との平面図
【図15】主変速レバー部と、サポートモータ部との側面図
【図16】主変速レバー部と、サポートモータ部との平面図
【図17】主変速レバー部と、サポートモータ部との側面図
【図18】操作装置の警報ランプ部の平面図
【図19】金属板部の側面図
【図20】金属板部の作用側面図
【符号の説明】
【0042】
2 走行車台
3 走行装置
4 刈取装置
5 脱穀装置
6 穀粒貯留タンク
19 エンジン
21a 左側板
21b 右側板
22a 左底板
22b 右底板
23 空間室(空間部)
23b 挿入パイプ(パイプ)
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成19年5月31日(2007.5.31)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−295356(P2008−295356A)
【公開日】 平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願番号】 特願2007−144483(P2007−144483)