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コンバイン - 特開2008−245564 | j-tokkyo
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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】泉 浩二

【氏名】建矢 重好

【氏名】八木 和雄

【氏名】小林 功

【要約】 【課題】非作業状態において、ホッパーを下方回動させて格納状態とし、機体の全高を高くせずに機体の全幅を短縮できるものとして、狭い倉庫への格納やトラックへの搭載を容易に行えるようにする。

【解決手段】脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒を揚穀する一番揚穀筒(7)と、該一番揚穀筒(7)によって揚穀された穀粒を穀粒袋(9)に充填するホッパー(8)とを設けたコンバインにおいて、ホッパー(8)を一番揚穀筒(7)の上部に対して下方回動自在に取り付ける。また、一番揚穀筒(7)とホッパー(8)の排出口となるシュータ(8a)とを、機体の前後方向において所定の間隔(L)をおいて配置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒を揚穀する一番揚穀筒(7)と、該一番揚穀筒(7)によって揚穀された穀粒を穀粒袋(9)に充填するホッパー(8)とを設けたコンバインにおいて、前記ホッパー(8)を一番揚穀筒(7)の上部に対して下方回動自在に取り付けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記一番揚穀筒(7)とホッパー(8)の排出口となるシュータ(8a)とを、機体の前後方向において所定の間隔(L)をおいて配置したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、特許文献1に例示するように、機体の左右方向の一側に脱穀装置を設け、他側に該脱穀装置にて脱穀された穀粒を一番揚穀筒を介して貯留するホッパを設け、該ホッパから穀粒を袋詰めするように構成したコンバインにおいて、一番揚穀筒上部にホッパを上方回動自在に取り付け、このホッパを脱穀装置の上側に回動可能に構成したものがある。
【特許文献1】特許第3356377号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ホッパを脱穀装置の上側に回動させて格納したときには、コンバインの全高が高くなり、このコンバインを納屋内へ収納することが困難であったり、又、ホッパ格納状態での路上走行及び軽トラックへの搭載が困難であったが、これらの問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このために、請求項1に記載の発明においては、脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒を揚穀する一番揚穀筒(7)と、該一番揚穀筒(7)によって揚穀された穀粒を穀粒袋(9)に充填するホッパ(8)とを設けたコンバインにおいて、前記ホッパ(8)を一番揚穀筒(7)の上部に対して下方回動自在に取り付けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0005】
請求項2に記載の発明においては、前記一番揚穀筒(7)とホッパ(8)の排出口となるシュータ(8a)とを、機体の前後方向において所定の間隔(L)をおいて配置したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明においては、ホッパ8を一番揚穀筒7の上部に対して下方回動自在に取り付けたことにより、非作業状態において、このホッパ8を下方回動させて格納状態とし、機体の全高を高くせずに機体の全幅を短縮することができる。これにより、狭い倉庫への格納やトラックへの搭載を容易に行うことができる。
【0007】
請求項2に記載の発明においては、一番揚穀筒7とホッパ8の排出口となるシュータ8aとを、機体の前後方向において所定の間隔Lをおいて配置することにより、ホッパ8を下方回動させる際に、このホッパ8のシュータ8aが一番揚穀筒7に衝突することを防止でき、ホッパ8の下方回動量を大きくとれることによって、機体の全幅をよりコンパクトにすることができきる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行装置2の上側には、走行車台3を設け、この走行車台3の前側に設けた刈取装置4から刈取り穀稈の供給を受け、この刈取り穀稈を脱穀して選別する脱穀処理装置である脱穀装置5を該走行車台3の上側へ載置して設けている。この脱穀装置5の左横側に脱穀済みで選別済み穀粒を機外へ揚送する一番揚穀筒7を設け、この一番揚穀筒7の上部の左側には、穀粒ホッパ(ホッパ)8を下方へ折り畳み回動自在に軸支して設けている。この穀粒ホッパ8の下部には、穀粒を受けて収納する穀粒受袋(穀粒袋)9を設置するスペースを設けている。これら穀粒ホッパ8、及び穀粒受袋9等を主に図示して説明する。
【0009】
前記コンバイン1の走行車台3の下側には、図1、及び図2で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ2aを張設した走行装置2を配設し、該走行車台3の上側面に脱穀装置5を載置している。この走行車台3の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部に移送し、該脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済み穀粒は、該脱穀装置5の左横側に配設した一番揚穀筒7で揚送され、この一番揚穀筒7の上部の左側に設けた穀粒ホッパ8の排穀筒8aを経て機外へ排出される。
【0010】
前記走行車台3の前方部には、図2で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド10、及び各分草体11と、立毛穀稈を引起す複数の引起装置12と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置14と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置15と、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置14の根元・穂先移送装置16・17等からなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ18により、土壌面に対して昇降する。
【0011】
図1〜図3で示すように、前記一番揚穀筒7の上端部には、排穀口7bを有する受具7aを設けている。又、穀粒ホッパ8の右側部には、回動孔8cを有する支持板8bを、回動軸8dで回動自在に軸支して設け、この支持板8bと、該一番揚穀筒7に設けた該受具7aと、該支持板8bとは当接状態に設け、該穀粒ホッパ8と、該一番揚穀筒7とは当接状態、又は開動状態になる構成であり、この穀粒ホッパ8は、該穀粒ホッパ8に設けたピン8jへ装着したワイヤ8hの操作により、下方で該一番揚穀筒7側へ向けて折り畳み自在に回動すべく設けている。該穀粒ホッパ8の下方回動は、キャリヤ3aの収納回動に連動させて設けている。又、脱穀装置5で脱穀済み穀粒の供給を、該穀粒ホッパ8より受ける穀粒受袋9は、前後方向には1袋列の配置であり、左右方向には複数袋列に配置可能である。該穀粒ホッパ8の下端部には、排穀筒(シュータ)8aを設けている。該穀粒ホッパ8内には、仕切板8eを設け、穀粒はこの穀粒ホッパ8内の左側より、順次溜まる構成である。
【0012】
前記脱穀装置5から脱穀済み穀粒の供給を受ける穀粒受袋9を、前後方向には、1袋列で左右方向には、複数袋列に配設すると共に、脱穀済みの穀粒を機外へ排出用の一番揚穀筒7の上部に設けた穀粒ホッパ8は、下方へ向けて折り畳み自在に設けたことにより、コンバイン1の機体全長を短縮することができる。又、軽トラックに搭載時に楽に搭載ができる。収納容量の確保ができる。走行時の機体1aの寸法をコンパクトにできる。
【0013】
脱穀済み穀粒を前記穀粒ホッパ8へ揚送して供給する、図4で示すように、一番揚穀筒7の外周部(イ)と、該穀粒ホッパ8の下部に設けた排穀筒8aの外周部(ロ)とは、所定隙間(L)を設けた構成である。
【0014】
脱穀済み穀粒を前記穀粒ホッパ8へ揚送して供給する、一番揚穀筒7の外周部(イ)と、該穀粒ホッパ8の下部に設けた排穀筒8aの外周部(ロ)とは、所定隙間(L)を設けたことにより、これら(イ)、(ロ)両者の当接の防止ができる。又、折り畳み時にコンパクトになる。
【0015】
前記穀粒ホッパ8の排穀筒8a部には、穀粒受袋9を支持する袋フック9aを設け、この袋フック9aも該穀粒ホッパ8と同じように下方に回動移動する。又、走行車台3に設けて該穀粒受袋9の底部を受けて支持するキャリヤ3aを、図1、及び図3で示すように、上方へ回動移動操作して、機体1aの横側へ折り畳み自在に設けている。このキャリヤ3aに設けた取付板3bには、ワイヤ3cを設け、このワイヤ3cの操作により、折り畳みできる。又、開閉具3dのトルクスプリング3eにより、自動開状態に復元する構成である。
【0016】
これにより、軽トラックに搭載が容易になる。又、機体1aがコンパクトになることにより、路上走行が容易になる。
図1、及び図3で示すように、穀粒ホッパ8の回動中心である回動軸8d位置は、一番揚穀筒7の穀粒排出口である排穀口7bより、下方部に位置させて設けている。
【0017】
これにより、折り畳み構成がコンパクトである。又、作業時の前記排穀口7dと、穀粒ホッパ8とのシール性が容易である。
図1、及び図5で示すように、穀粒ホッパ8の支持板8bは、この穀粒ホッパ8の前後両側に設けて、回動軸8dで軸支している。
【0018】
これにより、強度確保は確実である。
図1、及び図3で示すように、穀粒ホッパ8と、走行車台3の横側へ設けたキャリヤ3aとは、各モータ19aの正逆回転により、折り畳み自在に収納できるように設けている。又、袋フック9aは、スプリングにより上方へ吊り下げ状態になり、所定位置でストップピンでストップされて、所定位置に支持させている。又、下方には、該穀粒ホッパ8で押されて下がる構成である。該キャリヤ3aと、キャリヤ用のモータ19は、ワイヤで接続し、このキャリア3aを折り畳みする。
【0019】
これにより、ワンタッチで収納することができる。
前記コンバイン1に設けた穀粒ホッパ8に設けた二個の排穀筒8a、8aは、図2で示すように、前後所定位置ずらせて設けている。
【0020】
これにより、前記穀粒ホッパ8の各排穀筒8aに設けた、各シャッタ8fを前後方向に分割して設けることができる。
アシストスイッチ19は、図6で示すように、ロックレバー20に設け、駐車ブレーキペタル21の凸部21aへワイヤ22の先端部に設けた噛合部23の爪部23aを噛合させて駐車ブレーキが負荷される。又は、図7で示すように、該駐車ブレーキペタル21の踏み込み位置により、この駐車ブレーキペタル21の回動部に設けたアーム21bが回動され、この回動により、アシストスイッチ19が「入」−「切」され、駐車ブレーキが負荷されたり、又、切り状態になる構成である。この駐車ブレーキペタル21の作動が(H)の範囲で該アシストスイッチ19が作動するように調整する構成である。
【0021】
駐車ブレーキとアシストスイッチ19との関係は、図8で示すように、アシストスイッチ19が「ON」されると、左右両側のブッシュロッド24、24が油圧で同時に押され、左右のサイドクラッチギャー25、25が左右両側のシフター27、27によって、センターギャー26の各爪部26aより抜けて、ブレーキが掛かる構成である。又、車速を検出させて、一定速度以下でないと、アシストスイッチ19が作動しない構成とするもよい。28はブレーキ板であり、29はリタンスプリングである。
【0022】
これにより、坂道等でセンタギャー26と、サイドクラッチギャー25、25の爪部にトルクが掛かり、容易に抜けないときでも、油圧を使用することにより、軽く抜ける。
図9で示すように、油圧ポンプ31には、油圧モータ32を設けると共に、油圧ポンプ31には、トラニオン軸31aを軸支して設け、主変速レバー30は回動軸30aで回動自在に軸支し、該主変速レバー30の下部は回動軸30aより下方へ突出させて設け、この主変速レバー30の下端部と、トラニオン軸31aに設けたトラニオンアーム31bの上端とは、連結杆30cにより接続して設けている。
【0023】
前記油圧ポンプ31に設けたコントロールスプール部32aの下アーム32bと、主変速レバー30の回動軸30aに設けた上アーム30bとは、縦連結杆31cで接続して設けている。これらにより、トラニオン軸31aの動きを主変速レバー30に連動させて、この主変速レバー30は動くが、該トラニオン軸31aが動かなくなったときには、該主変速レバー30が重くなることにより、運転作業者は、故障であることがわかるような構成である。
【0024】
これにより、前記トラニオン軸31aに不具合が発生すると、主変速レバー30と、該トラニオン軸31aとを接続したことにより、この主変速レバー30の操作が重くなり、運転作業者に故障を知らせて、危険を防止することができる。
【0025】
前記一番揚穀筒7側の前部には、図2で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置33と、操縦席34とを設け、この操縦席34の下側にエンジン35を載置している。
【0026】
前記走行車台3の前端部に装架した走行用のミッションケース36内の伝動機構36aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ36bを設けている。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】コンバインの全体背面図
【図2】コンバインの全体右側面図
【図3】コンバインの穀粒ホッパ折り畳み時の全体背面図
【図4】コンバインの全体右側面図
【図5】コンバインの全体右側面図
【図6】駐車ブレーキ部の側面図
【図7】駐車ブレーキ部の側面図
【図8】サイドクラッチ部の背面図
【図9】主変速レバーとトラニオン軸との関係を表わす説明図
【符号の説明】
【0028】
5 脱穀装置
7 一番揚穀筒
8 穀粒ホッパ(ホッパ)
8a 排穀筒(シュータ)
9 穀粒受袋(穀粒袋)
L 所定隙間
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成19年3月30日(2007.3.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−245564(P2008−245564A)
【公開日】 平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願番号】 特願2007−90084(P2007−90084)