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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】水島 淳

【氏名】宮本 章史

【要約】 【課題】フィードチェンを大きく外側回動させて脱穀装置内の清掃や不具合発生時の対処を容易に行なうことができるものとする。

【構成】刈取装置(4)を刈取り作業状態と非刈取り作業状態とに外側回動自在に支持する刈取支持装置(11)と、該フィードチェン(7a)を受けるチェンレール(8)を脱穀作業状態と非脱穀作業状態とに外側回動自在に支持するチェンレール支持装置(9)とを設ける。チェンレール支持装置(9)には、後方上部から前方下部に傾斜する回動中心(イ)となる上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)を設ける。フィードチェン(7a)を巻き掛ける移送始端部側のスプロケット(10a)の中心位置(ロ)と、該フィードチェン(7a)の移送始端部側の回転軌跡(A)とを、チェンレール支持装置(9)の上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)の回動中心(イ)よりも後側に配置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車台(2)の前方部に立毛穀稈を刈取り移送する刈取装置(4)を設け、該走行車台(2)の上側に刈取り穀稈を脱穀する脱穀装置(5)を設け、該脱穀装置(5)の左側部に刈取り穀稈を受けて該脱穀装置(5)内を挟持移送するフィードチェン(7a)と挟持杆(7b)とを設けると共に、前記刈取装置(4)を刈取り作業状態と非刈取り作業状態とに外側回動自在に支持する刈取支持装置(11)と、該フィードチェン(7a)を受けるチェンレール(8)を脱穀作業状態と非脱穀作業状態とに外側回動自在に支持するチェンレール支持装置(9)とを設け、該チェンレール支持装置(9)には、後方上部から前方下部に傾斜する回動中心(イ)となる上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)を設けて、前記フィードチェン(7a)を巻き掛ける移送始端部側のスプロケット(10a)の中心位置(ロ)と、該フィードチェン(7a)の移送始端部側の回転軌跡(A)とを、前記チェンレール支持装置(9)の前記上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)の回動中心(イ)よりも後側に配置したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記チェンレール支持装置(9)の下軸受部(9b)の下端部を、フィードチェン(7a)の右内側に設けた補助チェン(7c)と、該フィードチェン(7a)との間に位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンバインによる立毛穀稈の収穫作業は、走行車台の前方部に設けた刈取装置で穀稈を刈取り、この取り穀稈を後方上部へ移送し、脱穀装置の左側部に設けたフィードチェンと挟持杆とによって穀稈は引継ぎされて、該脱穀装置内を挟持移送中に脱穀される。
【0003】
前記脱穀装置のフィードチェンは、特開2001−299058号公報で示すように、この脱穀装置より、後方位置に回動支点(A)を有する回動フレームに、該フィードチェンを回動可能に支持して設け、この回動フレームには、このフィィードチェンの後側(移送始端側)に、後方の刈取り前処理装置から回動動力が伝動される受継チェンを支持して設け、該回動フレームは、該フィードチェンの終端部分が平面視において、該脱穀装置の後縁部(穀稈供給口部側)から、左側に延長した仮想延長線の近傍及至後方位置までオープン回動可能に設けている。この発明では、前記回動支点(A)部の構成が記載されていなく不明である。
【特許文献1】特開2001−299058号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
脱穀装置のフィードチェンは、この脱穀装置の後縁部から左側方に延長した仮想延長線の近傍及び後方位置まで回動可能に設けられていると、記載されているが、この回動可能とする回動部の構成が不明であり、このようなフィードチェンを、その移送始端部側を回動中心として外側に回動させても、大きく開放することができず、脱穀装置内の清掃や不具合発生時の対処を容易に行なうことができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上術のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
このために、この発明は請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の前方部に立毛穀稈を刈取り移送する刈取装置(4)を設け、該走行車台(2)の上側に刈取り穀稈を脱穀する脱穀装置(5)を設け、該脱穀装置(5)の左側部に刈取り穀稈を受けて該脱穀装置(5)内を挟持移送するフィードチェン(7a)と挟持杆(7b)とを設けると共に、前記刈取装置(4)を刈取り作業状態と非刈取り作業状態とに外側回動自在に支持する刈取支持装置(11)と、該フィードチェン(7a)を受けるチェンレール(8)を脱穀作業状態と非脱穀作業状態とに外側回動自在に支持するチェンレール支持装置(9)とを設け、該チェンレール支持装置(9)には、後方上部から前方下部に傾斜する回動中心(イ)となる上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)を設けて、前記フィードチェン(7a)を巻き掛ける移送始端部側のスプロケット(10a)の中心位置(ロ)と、該フィードチェン(7a)の移送始端部側の回転軌跡(A)とを、前記チェンレール支持装置(9)の前記上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)の回動中心(イ)よりも後側に配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0006】
コンバインによる穀稈の収穫作業は、走行車台(2)の前方部の刈取装置(4)によって穀稈を刈取り、刈取った穀稈を後方上部へ移送し、脱穀装置(5)の左側部に設けたフィードチェン(7a)と挟持杆(7b)とで引継ぎされ、これらフィードチェン(7a)と挟持杆(7b)とで穀稈を挟持して、脱穀装置(5)内を挟持移送中に脱穀、及び選別され、選別済み穀粒は、所定位置に一時貯留される。
【0007】
前記脱穀装置(5)のフィードチェン(7a)を受けて支持するチェンレール(8)を、脱穀作業状態と非脱穀作業状態となる左外側に回動自在に支持するチェンレール支持装置(9)を設け、このチェンレール支持装置(9)には、後方上部から前方下部へ傾斜する回動中心(イ)となる上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)を設けている。このフィードチェン(7a)を巻き掛ける移送始端部のスプロケット(10a)の中心位置(ロ)と、該フィードチェン(7a)の移送始端部側の回転軌跡(A)とを、チェンレール支持装置(9)の前記上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)の回動中心(イ)よりも後側に配置して、このフィードチェン(7a)を外側に回動させても、このフィードチェン(7a)の移送始端部側が、脱穀装置(5)側に入り込みにくくなる。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、前記チェンレール支持装置(9)の下軸受部(9b)の下端部を、フィードチェン(7a)の右内側に設けた補助チェン(7c)と、該フィードチェン(7a)との間に位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【0009】
前記チェンレール支持装置(9)の下軸受部(9b)の下端部が、フィードチェン(7a)の右内側に設けた補助チェン(7c)と、該フィードチェン(7a)との間に位置することにより、該フィードチェン(7a)を左外側に回動移動操作したときに、機体の外側に張り出しにくくなる。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によると、フィードチェン(7a)を外側へ回動させる際に、このフィードチェン(7a)の移送始端側が、該脱穀装置(5)側に入り込みにくくなり、このフィードチェン(7a)を大きく外側回動させることができて、脱穀装置内の清掃や不具合発生時の対処を容易に行なうことができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によると、フィードチェン(7a)を外側回動させた際にこのフィードチェン(7a)が機体外側に張り出しにくく、又、内側の補助チェン(7c)との干渉を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の下側に走行装置3を設け、前方部に立毛穀稈を刈取る刈取装置4を設けると共に、上側の一方側にこの刈取装置4から刈取り穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀装置5と、この脱穀装置5の横側に脱穀済みで選別済みの穀粒の供給を受けて、一時貯留する貯留タンク6とを載置している。該脱穀装置5の左外側部には、穀稈を挟持して、この脱穀装置5内を移送するフィードチェン7aと、挟持杆7bとを設けている。該刈取装置4を刈取り作業状態と、非刈取り作業状態の一方側の外側へ回動自在に支持する刈取支持装置11と、該フィードチェン7aを受けるチェンレール8と、このフィードチェン7aとを脱穀作業状態と、非脱穀作業状態の一方側の外側に回動自在に支持するチェンレール支持装置9を設け、このチェンレール支持装置9には、傾斜する回動中心(イ)を有する上・下軸受部9a、9bを設けている。
【0013】
前記フィードチェン7aを掛け渡しする移送始端部に軸支するスプロケット10aの中心位置(ロ)は、前記チェンレール支持装置9の上・下軸受部9a、9bの回動中心(イ)を後側から前側にかけてまたがないように設ける(スプロケット10aの中心位置(ロ)を、上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)の回動中心(イ)よりも後側に配置する)と共に、該フィードチェン7aの移送始端側の回動軌跡(A)を、同じように後側から前側にかけてまたがないように設けている(フィードチェン(7a)の移送始端部側の回転軌跡(A)を、上軸受部(9a)及び下軸受部(9b)の回動中心(イ)よりも後側に配置する)。これらチェンレール支持装置9と、フィードチェン7aと、チェンレール8等とを主に図示して説明する。
【0014】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図4で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、該走行車台2の上側面に脱穀装置5を載置している。この走行車台2の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、該脱穀装置5のフィードチェン7aと、挟持杆7bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、該脱穀装置4の右横側へ配設した穀粒貯留タンク6内へ供給され、一時貯留される。
【0015】
前記走行車台2の前方部には、図4で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び分草体12bと、立毛穀稈を引起す引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置5のフィードチェン7aと挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置14a・14b等からなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して昇降する。
【0016】
前記刈取装置4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると、該支持杆16aと共に、該刈取装置4が上下回動する。
【0017】
前記刈取装置4の穀稈掻込移送装置13によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀装置5への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。該刈取装置4は、刈取支持装置11をチェンレール支持装置9の近傍部に設け、この刈取支持装置11で回動自在に支持している。
【0018】
前記穀粒貯留タンク6側の前部には、図4、図11に示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置17aと、操縦席17bとを設け、この操縦席17bの下側にエンジン18を載置している。
【0019】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けている。
【0020】
前記穀粒貯留タンク6内へ貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク6の後側には、図4で示すように、縦移送螺旋20aを内装した排出支持筒20を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒20の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋21aを伸縮自在に内装した排出オーガ21を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設している。
【0021】
図1〜図3で示すように、移送始端側(後側)に設けた後支持軸10bにスプロケット10aを軸支し、移送終端側(前側)に設けた前支持軸(図示せず)にスプロケット(図示せず)を軸支し、これらスプロケットと、スプロケット10aとにフィードチェン7aを張設している。更に、これらスプロケット10aと、スプロケットとの間には、チェンレール8を設け、該フィードチェン7aを支持して摺動移動案内する。
【0022】
前記チェンレール8には、上下方向に支持板8aを設け、この支持板8aに接続装置8bをボルト、及びナット等によって装置している。この接続装置8bは、パイプ材よりなる支持杆8cの前端部に取付板8dを設けると共に、後端部に後方上部から前方下部へ所定角度(L1)で傾斜する保持板8eを設け、この保持板8eの上下端部には、上・下支持板8f、8hを設け、この上・下支持板8f、8hに上・下支持ピン8j、8mを、該保持板8eと同じ傾斜角度で設けている。
【0023】
チェンレール支持装置9は、図1で示すように、支持メタル9cを後方上部から前方下部に所定角度(L1)で傾斜する回動中心(イ)の上・下軸受部9a、9bを設け、これら上・下軸受部9a、9bには、上・下挿入孔9d、9eを設け、これら上・下挿入孔9d、9eには、接続装置8bの上・下支持ピン8j、8mを回動自在に挿入し、この上・下支持ピン8j、8mを回動中心(イ)として、接続装置8bを介して、チェンレール8、及びフィードチェン7aを左外側部へ回動自在に設けている。
【0024】
前記フィードチェン7aのスプロケット10aの中心位置(ロ)は、チェンレール支持装置9の支持メタル9cに設けた上・下軸受部9a、9bの回動中心(イ)を後側から前側にかけてまたがないように設けている。又、このフィードチェン7aの移送始端側の回転軌跡(A)を、同じように後側から前側にかけてまたがないように設けている。
【0025】
前記フィードチェン7aを掛け渡しする移送始端部に軸支したスプロケット10aの中心位置(ロ)は、該フィードチェン7aと、このフィードチェン7aを受けるチェンレール8とを脱穀作業状態と、非脱穀作業状態の一方側の外側に回動自在に支持するチェンレール支持装置9には、後方上部から前方下部に所定角度に傾斜する回動中心(イ)の上・下軸受部9a、9bを設け、フィードチェン7aを掛け渡しする移送始端部(後側)に軸支するスプロケット10aの中心位置(ロ)は、該チェンレール支持装置9の該上・下軸受部9a、9bの回動中心(イ)をまたがないように設けると共に、該フィードチェン7aの移送始端側の回動軌跡(A)を、同じようにまたがないように設けたことにより、該フィードチェン7aと、チェンレール8とを一方側の外側に開状態に操作した時に、このフィードチェン7aの移送始端(先端)部が脱穀装置5の機体側に入り込まなくなり、これにより、開状態にする開状態代を大きく取ることができる。
【0026】
図1〜図3で示すように、前記チェンレール支持装置9の支持メタル9cに設けた下軸受部9bの回動中心(イ)の下端部位置は、フィードチェン7aの右内側に設けた補助チェン7cの外側部と、該フィードチェン7aの内側部との間に位置させて設けている。
【0027】
前記チェンレール支持装置9の支持メタル9cに設けた、下軸受部9bの回動中心(イ)の下端部位置は、フィードチェン7aの右内側へ設けた補助チェン7cと、該フィードチェン7aとの間に位置させて設けたことにより、脱穀装置5の後側に張り出すこともなく、又、この脱穀装置5の機体内側に入り込んでこのチェンレール8を取り外す時に、補助チェン7cと干渉することを防止できる。
【0028】
図1で示すように、前記刈取装置4の刈取入力プーリ4bを軸支した刈取入力軸4c部が、この刈取装置4の回動中心(ハ)であり、この回動中心(ハ)位置は、脱穀装置5に設けた補助チェン7cの移送始端部側の補助後スプロケット7dを軸支した補助軸7eの中心位置(ニ)より、所定寸法(H1)下部位置に設けている。
【0029】
これにより、畦際刈取りなどのときに、前記刈取装置4を上昇操作して刈取り作業をする時、この刈取装置4の刈取移送チェン(図示せず)が補助チェン7cに近づくようになり、移送作用が届きにくくなることを防止できる。
【0030】
図5、及び図6で示すように、左懸架具22aを受ける左懸架台22bと、オープン支点台23とは、一体にして設けている。又、バブル組立品24は、図6で示すように、ベルトカバー24aの内側に設けている。更に、このバルブ組立品24は、図6で示すように、補助チェン7cより、機体内側へ配設した。
【0031】
これにより、少ない部品点数で2つの機能を持たせることで、必要な強度を持ちつつ、安価でコンパクトな構成にすることができる。又、ベルトカバー24aを取り外しすることにより、バルブ組立品24のメンテナンスが可能である。更に、バルブ組立品24に屑藁、及び塵埃の堆積を防止できる。
【0032】
図7及び図8で示すように、前記脱穀装置5を略箱形に形成する左側の左側板5aと、ベルトカバー24aの内側部とは、所定の隙間(L1)を設けると共に、補助ギヤケース26のプーリ26aに掛け渡したベルト26bには、テンション装置25を設けて、該ベルト26bを伸縮自在にしている。このテンション装置25のテンションアーム25aと、後方へ設けた取付板25bとの間には、ロッド25cと、スプリング25dとを設け、このロッド25cには、調節用の各ナット25eを設けている。該ロッド25cには、フィードチェン7aの移送始端部より、前側に配設している。
【0033】
これにより、前記ベルトカバー24aの取り外しにより、テンション装置25の調節操作を容易に行うことができる。又、このテンション装置25に藁屑、及び塵埃の堆積を防止できる。
【0034】
図9及び図10で示すように、二番螺旋軸28aの一方側端部には、二番螺旋プーリ28bを軸支して設けると共に、この二番螺旋軸28aの一方側には、二番メタル28cで軸支している。又、この二番螺旋軸28aの所定距離後側には、一番螺旋軸27aを設け、この一番螺旋軸27aの一方側端部には、一番螺旋プーリ27bを軸支している。
【0035】
前記一番・二番螺旋プーリ27b、28bの外側には、ベルトカバー24aを設けると共に、これら一番・二番螺旋プーリ27b、28bの下側部で走行車台2の外側上部面には、図10で示すように、外側へ所定角度(L2)に傾斜するプレート29の先端を、これら一番・二番螺旋プーリ27b、28bの外側面より、外側に位置させて設けている。又、このプレート29の前後両端部は、これら一番・二番螺旋プーリ27b、28bの外周部より、所定距離前方部(L2)、又後方部(L3)に位置させている。
【0036】
これにより、前記一番・二番螺旋プーリ27b、28bに対する安全性確保が容易である。又、プレート29により、藁屑及び塵埃等を流下排出することができる。
図11、及び図12で示すように、バックブザー32は、穀粒貯留タンク6と、機枠31との間で、この機枠側板31aと、二番揚穀筒30とを接合するセンタフレーム33のステー33aに設けている。この二番揚穀筒30内には、二番揚穀螺旋30aを軸支すると共に、上端部には、二番排出筒30bを設けている。
【0037】
これにより、機体の後方部で機体後側からバックブザー32の音が聞こえやすい、又、剛性の高い既存の部品位置に設置することで、部品点数を増やすことなく、振動や断線を防止できる。
【0038】
図13で示すように、前記刈取装置4の移送終端部の供給移送装置35から脱穀装置5に穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン7aの後側には、補助内側チェン34aと、補助外側チェン34bとの両者を張設している。該補助内側チェン34aのチェン高さは、該補助外側チェン34bより、高くして設け、穀稈の引継ぎ作用をすばやく行うように設けている。
【0039】
又、前記補助内側チェン34aの移送終端部の上下高さ位置を、フィードチェン7aの上下高さ位置より、低くして設け、入口漏斗5bに送り込み時にチェンの抵抗を少なくし、移送のスムーズ化を図っている。
【0040】
これにより、前記脱穀装置5への供給がスムーズになる。
図14、及び図15で示すように、前記フィードチェン7aの移送始端側(後側)には、補助内側チェン34aと、補助外側チェン34bとを張設すると共に、トルクスプリング(図示せず)により、自動テンションが可能な構成において、テンションアーム装置37は、テンションアーム37aの一方側にボス37bを設けると共に、他方側にテンションピン37cを設け、該ボス37bには、挿入孔37dを設け、この挿入孔37dに挿入した軸37eを回動中心として、テンションプレート装置36が回動移動する。
【0041】
前記テンションアーム37aのボス37bは、テンションプレート装置36のテンションプレート36aの挿入孔36bへ挿入すると共に、長孔36c部でテンション調節する。該テンションアーム37aのテンションピン37cには、テンションスプロケット37eを軸支している。
【0042】
これにより、前記補助内側・補助外側チェン34a、34bのチェン張りが容易である。
図16で示すように、前記フィードチェン7aで挟持杆7bの取り込み口まで、穀稈を移送する移送角度(L3)と、補助内側・補助外側チェン34a、34bの穀稈を移送する移送角度(L4)とは、略同じ角度に形成して設けている。
【0043】
これにより、移送角度が略同じ角度であることにより、穀稈の引継ぎがスムーズである。
前記フィードチェン7aの移送始端側(後側)には、図17、及び図18で示すように、補助内側・補助外側チェン34a、34bを設け、これら補助内側・補助外側チェン34a、34bの移送始端(後側)には、内後スプロケット34cと、外後スプロケット34dとを後支持軸38aで軸支している。又、該補助内側チェン34aの移送終端部(前側)と、フィードチェン7aの移送始端部(後側)とには、内前スプロケット34eと、後スプロケット9fとを前支持軸38bで軸支している。
【0044】
これにより、前記補助内側・補助外側チェン34a、34bの駆動の簡略化により、コストダウンを図ることができる。
前記フィードチェン7aの移送始端側(後側)には、図19で示すように、補助内側・補助外側チェン34a、34bの移送側面を略平行状態に設けている。
【0045】
これにより、前記脱穀装置5への穀稈の移送を確実に行うことができる。
前記フィードチェン7aの移送始端側(後側)には、図20で示すように、補助内側・補助外側チェン34a、34bを穀稈を移送する移送角度を急傾斜(大きい角度(L5))にして設け、移送された穀稈が該フィードチェン7aへ落とし込むような状態に形成している。
【0046】
これにより、移送される穀稈を前記フィードチェン7aで確実に引継ぎすることができる。
前記フィードチェン7aの移送始端側(後側)には、図21で示すように、補助内側・補助外側チェン34a、34bを設け、これらフィードチェン7aと、補助内側チェン34aとの穀稈を移送する移送角度は、略同じ角度で移送すべく設けている。
【0047】
これにより、穀稈を移送する移送ラインが略同一ラインであることにより、移送がスムーズである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】フィードチェンと、チェンレールとの回動装置部の左側面図
【図2】フィードチェンと、チェンレールとの回動装置部の平面図
【図3】フィードチェンと、チェンレールとの回動装置部の背面図
【図4】コンバインの左全体側面図
【図5】バルブ組立品と、ベルトカバーとの左側面図
【図6】バルブ組立品の装着部の平面図
【図7】ベルトカバー部の背面図
【図8】テンション装置部の左側面図
【図9】二番螺旋プーリ等のプレートの左側面図
【図10】二番螺旋プーロ等のプレートの正面図
【図11】バックブザー取付部の平面図
【図12】バックブザー取付部の右側面図
【図13】脱穀装置の各チェンの関係図
【図14】各補助チェンのテンション装置の左側面図
【図15】テンション装置の分解時の側面斜視図
【図16】フィードチェンと各補助チェンとの左側面図
【図17】フィードチェンと各補助チェンとの左側面図
【図18】フィードチェンと各補助チェンとの平面図
【図19】フィードチェンと各補助チェンとの左側側面
【図20】フィードチェンと各補助チェンとの左側面図
【図21】フィードチェンと各補助チェンとの左側面図
【符号の説明】
【0049】
2 走行車台
4 刈取装置
5 脱穀装置
7a フィードチェン
7b 挟持杆
7c 補助チェン
8 チェンレール
9 チェンレール支持装置
9a 上軸受部
9b 下軸受部
10a スプロケット
11 刈取支持装置
イ 回動中心
ロ 中心位置
A 回転軌跡
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成18年8月3日(2006.8.3)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−35746(P2008−35746A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−212211(P2006−212211)